JP2007071613A - 光ファイバ圧力センサ及び重量測定装置 - Google Patents

光ファイバ圧力センサ及び重量測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で安価に製造することが可能な光ファイバ圧力センサ及び圧力検出装置を提供する。
【解決手段】光ファイバ1に圧力に応じた局部的な曲げを付与して、光ファイバ1の光損失から圧力を求める光ファイバ圧力センサで、光ファイバ1を受ける枕部材2と、光ファイバ1を枕部材2に押しつけ光ファイバ1に局部的な曲げを付与する押圧部材3とを備える。枕部材2はベース部材4に支持され、押圧部材3は圧力に応じてベース部材に対して位置が変位する圧力伝達部材5により押圧されるように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体等の圧力に応じて光ファイバに曲げを与え、光ファイバの曲げにより生じる光損失を計測することにより、圧力を検出する光ファイバ圧力センサ、及び、それを用いた重量測定装置に関する。
光ファイバに、局部的な曲げを加えることにより光損失が生じ、この光損失量は光ファイバの曲げ撓みの程度によって変化することが知られている。そして、この現象を利用して、流体等の圧力で光ファイバを局部的に曲げ、これによる光損失から圧力を検出する光ファイバ圧力センサが知られている。例えば、特許文献1には、ガス圧力の変化をベローズ、連結棒、作動板等の伝達機構を介して凸状の突子の位置を変位させ、この突子を受ける凹状の固定部とにより光ファイバに曲げを付与する圧力センサが開示されている。これによる、光損失増加の状態をODTR等で測定することにより、ガス圧力の変化を検出することが開示されている。
また、特許文献2には、圧力によってダイヤフラムを撓ませて膜位置を変位させ、このダイヤフラムに一体に設けた突起で、光ファイバに曲げたわみを付与する圧力センサが開示されている。そして、光ファイバに初期曲げたわみを設定しておき、この初期曲げたわみに圧力変化に応じた曲げたわみを加えて、光ファイバを透過する光量の変化で圧力変化を検出することが開示されている。
特開平10−48084号公報 特開平11−264778号公報
前記の特許文献1、2に開示の光ファイバ圧力センサは、いずれも流体等の圧力で光ファイバに曲げを付与して、曲げにより生じる光ファイバの光損失から圧力を推定するものである。特許文献1に開示の圧力センサは、光ファイバに弛みが生じないように光ファイバに張力を付与して精度の高い圧力測定を可能としたもので、製造コストが高く、また、測定手段にもOTDR(後方散乱光検出装置)等の高価な装置を用いる必要がある。また、特許文献2においては、光ファイバを透過する光量(光強度)で測定する形態の圧力センサであるが、初期設定たわみを与えるための突起部の設定とダイヤフラムの成型及びダイヤフラムの取付けに精度を必要とし、製造コストが高いものとなっている。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で安価に製造することが可能な光ファイバ圧力センサ及びそれを用いた重量測定装置の提供を課題とする。
本発明による光ファイバ圧力センサは、光ファイバに圧力に応じた局部的な曲げを付与して、光ファイバの光損失から圧力を求める光ファイバ圧力センサで、光ファイバを受ける枕部材と、光ファイバを枕部材に押しつけ光ファイバに局部的な曲げを付与する押圧部材とを備える。枕部材はベース部材に支持され、押圧部材は圧力に応じてベース部材に対して位置が変位する圧力伝達部材により押圧されるように配置される。
圧力伝達部材は、例えば、可撓性のダイヤフラムで形成され、枕部材及び押圧部材は、例えば、光ファイバと接する面が滑らかで、ピン又は棒状とされ、V溝台により位置決めされる。また、枕部材は、ベース部材と一体的に形成され、押圧部材は、圧力伝達部材と一体的に形成する構成とすることもできる。さらに、ダイヤフラムとベース部材との間に、液体が充填する封止した構成、ダイヤフラムとベース部材との間に、低ヤング率の充填材を充填した構成、枕部材及び押圧部材が低ヤング率の材料でモールドした構成とすることができる。また、光ファイバが局部的な曲げを受ける領域部分のモードフィールド径を、他の光ファイバの領域部分より大きくして検出感度を高めるようにしてもよい。なお、上述の光ファイバ圧力センサを、複数個直列接続する使用形態としてもよい。
本発明によれば、ベース部材に光ファイバを挟んで枕部材と押圧部材を配置し、圧力により変位するダイヤフラム等の作動部材で押圧部材を押圧するという簡単な構成で、流体等の圧力を容易に測定することができる。また、枕部材と押圧部材の太さを変えたり、間隔を変えたり、本数を変えることで、測定感度を容易に変えることができ、これによる製造設備の大きな変更はなく、種々の特性のものを製造することができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の概略を説明する図、図2は圧力伝達部材をダイヤフラムで形成した例を説明する図、図3はピンアレイの一例を説明する図である。図中、1は光ファイバ、2は枕部材、3は押圧部材、4はベース部材、4aは基壁、4bは側壁、5は圧力伝達部材、6は光源、7は受光器、8はダイヤフラム、9は補助部材、10はV溝台、10aは平坦部、10bは台部、11a,11bはV溝を示す。
本発明による光ファイバ圧力センサの実施形態は、図1(A)に示すように、光ファイバ1を受ける枕部材2と、光ファイバ1を枕部材2に押しつけて光ファイバ1に曲げを与える押圧部材3を備えている。枕部材2と押圧部材3は、例えば、少なくとも光ファイバ1と接する面が円弧状のピン又は棒状に形成され、ベース部材4の基壁4a側に配置するものを枕部材2と称し、光ファイバ1を挟んで圧力伝達部材5側に配置されるものを押圧部材3と称する。図2(A)においては、枕部材2として1本のピンを配し、押圧部材3として2本のピンを配し、枕部材2を2本の押圧部材3の中間に位置するように配置する。
図1(B)は、枕部材2側を2本のピンとし、この2本の枕部材2の中間に1本の押圧部材3を配置した例で、図1(A)と図1(B)は、枕部材2と押圧部材3の配置を入れ替えた形態で、いずれの形態でもよいことを示すものである。光ファイバ1は、ベース部材4の両側の側壁4bで支持するようにして取付け固定される。光ファイバ1の取付け固定は、例えば、側壁4bに設けた通し孔に挿通させて接着固定してもよく、ベース部材4を光ファイバ1が貫通する部分で半割した2分割構造とし、接合部分で把持固定するようにしてもよい。枕部材2及び押圧部材3は、光ファイバ1と直交するように平行に並べて、光ファイバ1に曲げを与えるように配置され、その両端を接着又は把持により位置決めして固定される。位置決めの方法については、後述する図3に示すようなV溝台を用いることができる。
枕部材2及び押圧部材3のピンとしては、例えば、外径0.5mm程度の円形ピンで、光ファイバ1との接触で光ファイバに傷がつかないように、光ファイバ1の外被に用いている被覆材と同等な硬度を持つプラスチック材料で形成されていることが望ましい。光ファイバ1には、例えば、コア部のモードフィールド径が5〜12μm程度で、ガラス外径が125μm、被覆外径が250μm程度のシングルモード光ファイバを用いることができる。その他、プラスチックファイバ(POF、HPCF等)を用いることもできる。
光ファイバ1の一方の端部には、連続発信ガスレーザ(CW)、レーザ発光ダイオード(LED)等の光源6を接続し、他方の端部にはフォトダイオード等の受光器7を接続し、光ファイバ1内を透過する光量(光強度)を測定できるようにされる。圧力伝達部材5は、圧力発生部からメカニカル的な伝動機構を介して位置変位されるか、又は圧力流体(気体、液体)により伝達される圧力により直接変位されるように構成することができる。後者の流体により直接変位させる圧力伝達部材としては、後述する図2に示すようなダイヤフラムを用いることができる。
以上のように構成された光ファイバ圧力センサは、圧力伝達部材5に伝達される圧力が変化することで、その作用位置が変位する。圧力伝達部材5の作用位置が変位すると、押圧部材3の位置が変位し、枕部材2との間に配されている光ファイバ1の曲げ状態が変化し、光損失が変動する。この光損失と圧力の関係は、図1(C)に示すような所定の関係(広い範囲でほぼリニアな関係)にあり、光損失を測定することにより圧力を決定することができる。この結果、変化前の圧力と変化後の圧力から、圧力変差を求めることができる。
図2は、上述の圧力伝達部材5として、可撓性の薄い膜(例えば、厚さ0.2mm程度のニトリルゴム)で形成されたダイヤフラム8を用いた例を示し、検出される圧力変化はダイヤフラム8に直接伝達され、押圧部材3を変位させる。図2(A)は、図1(A)に対応する例で、枕部材2側として1本のピンを配し、押圧部材3側として2本のピンを配し、枕部材2を2本の押圧部材3の中間に位置するように配置する。この場合、ダイヤフラム8の圧力が2本の押圧部材3に均等に作用するように硬質の補助部材9を介して押圧する。
図2(B)は図1(B)に対応する例で、枕部材2側を2本のピンとし、この2本の枕部材2の中間に1本の押圧部材3を配置した例である。この図2(B)においては、押圧部材3がダイヤフラム8の中心部に位置することから、ダイヤフラム8の変位力の全てを受けることができるので、図2(A)で用いたような補助部材9は不要であるが、ダイヤフラム8の中心に応力が集中して変形を生じるのを抑制するために硬質の補助部材は残しておいてもよい。
図2(C)は、枕部材2側を2本のピンとし、押圧部材3側として3本のピンを配した例で、枕部材2と押圧部材3のピンは、任意の本数で形成することができることを示すものである。なお、枕部材2と押圧部材3のピンの本数は1本の差があれば、ダイヤフラム中心に対して左右均等な押圧状態とすることができるが、多少の左右の押圧状態が不均等であっても問題がないような場合は、枕部材2と押圧部材3のピンの本数は同数としてもよい。
枕部材2と押圧部材3のピンの本数を増加させることにより、光ファイバの曲げ個所が増加するので、その増加分だけ光損失が大きくなる。この結果、圧力センサとしての感度を高めることができる。ただ、圧力センサの受圧面積も増加するので、その分だけ圧力センサとしては大型となる。また、この他、ピンの太さや配列ピッチを変えることにより、光ファイバの曲げ径を変化させることができ、これによって、圧力センサとしての感度を調整することができる。
図3は、枕部材2及び押圧部材3のピンの支持形態の一例を示す図で、V溝台10を用いてピンアレイを作成する。V溝台10には、樹脂、セラミック、金属等の加工容易な材料を用い、平坦部10aの中央に枕部材2の全長を位置決めするV溝11aを形成する。平坦部10aの四隅部分には平坦部10aの面より、高さを高くした台部10bを形成し、押圧部材3を位置決めするV溝11bを形成する。枕部材2用のピンは、中央のV溝11aに入れられてピン全長が位置決めされて保持される。押圧部材3用のピンは、両端を四隅のV溝11bに入れられてピン両端のみが位置決めされ、中間部は弾性的に変位可能に保持される。V溝台10の両端でのピンの固定は、ピンの両端を押えブロック等で押え、接着材等で固定する。
これにより、枕部材2は全長に亘って固定され、押圧部材3は両端が固定でき、中間部分はダイヤフラムの圧力で弾性的に撓み可能とされる。なお、図1(B),図2(B)のように、枕部材2が2本で、押圧部材3を中央部に1本配した構成の場合は、V溝台10の両端中央に台部10bを形成してV溝11bを設け、中央に1本の押圧部材3を配置する。そして、V溝台10の両側は、平坦部10aとして枕部材2の全長を位置決めするV溝11aを設ける。光ファイバ1は、枕部材2と押圧部材3の間の間隙部分に直交するように通して保持させる。上記のように、枕部材2と押圧部材3をV溝台10に取付け固定してピンアレイとして1つの部品として予め組立てておくことにより、ベース部材への組込みが容易で製造が簡単となる。
図4は、他の実施形態を説明する図で、枕部材をベース部材に、押圧部材を圧力伝達部材に一体に形成する例である。図4(A)は、1つの枕部材2aをベース部材4の基壁4aの中央に一体成型で形成し、2つの押圧部材3aは補助部材9に一体成型で形成した例である。また、図4(B)は2つの枕部材2aをベース部材4の基壁4aに一体成型で形成し、1つの押圧部材3aをダイヤフラム8の中央に一体成型で形成した例である。
枕部材2a及び押圧部材3aは、図1〜図3で説明した枕部材2及び押圧部材3と同様な機能を有し、枕部材2aと押圧部材3aの間に光ファイバ1が配され、光ファイバ1の一方の端部には光源6を接続し、他方の端部には受光器7を接続し、光ファイバ1内を透過する光量(光強度)を測定できるようにされる。この例においても、図2で説明したのと同様に、ダイヤフラム8に伝達される圧力が変化することで、その作用位置が変位する。ダイヤフラム8の作用位置が変位すると、押圧部材3aの位置が変位し、枕部材2との間に配されている光ファイバ1の曲げ状態が変化し、光損失が変化する。そして、光損失と圧力の関係から、光損失を測定することにより圧力を推定することができる。この結果、変化前と圧力の変化後の圧力から、圧力変差を求めることができる。
なお、図4の実施形態は、枕部材2a及び押圧部材3aをベース部材4及びダイヤフラム8や補助部材9に一体成型で形成する例で説明したが、断面円形又は半円形のピン或いは棒状に形成したものを、ベース部材4及びダイヤフラム8や補助部材9に接着剤で接着して一体的な形態とするようにしてもよい。また、枕部材2a及び押圧部材3aは、平面から突き出る凸状となる例で説明したが、枕部材2a及び押圧部材3aを一体成型で形成する場合、凸部と凹部が滑らかに連続する波型の形状になるように形成し、波型の凸部と凹部の間で光ファイバ1を挟む形態としてもよい。
図5は、本発明のその他の実施形態を説明する図である。図5(A)は、ダイヤフラムとベース部材の間に液体を充填した例を示す図、図5(B)は、ダイヤフラムとベース部材の間に低ヤング率の充填材を充填した例を示す図、図5(C)は、枕部材、押圧部材、光ファイバを低ヤング率の材料でモールドした例を示す図である。図中、12は液体、13は充填材、14はモールドで、その他の符号は図1〜4で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
図5(A)に示すように、ベース部材4とダイヤフラム8との間に、例えば、シリコンオイルのような液体12を充填して、光ファイバ1の曲げ部分を封止構造とすることができる。液体12を封入することで、光ファイバ1と枕部材2及び押圧部材3との滑りをスムーズにし、圧力変化に対する応答性を高めることができる。また、液体12を封止することで、ダイヤフラム8の変位は、ダイヤフラム8の両側の圧力差で生じることになるが、液体12の封入側の圧力変化を一定にする緩衝部(図示せず)を設けることにより、ダイヤフラム8の変位を容易にし、圧力変化に応じた変位を許容させることができる。
図5(B)では、図5(A)の液体封入に変えて、低ヤング率で弾性的に自由に変形しうる固体状の充填材で充填している。充填材としては、シリコンゴムのような弾性ゴムやスポンジのような多孔材料を用いることにより実現することができる。この構成によれば、枕部材2及び押圧部材3と光ファイバ1を低ヤング率の充填材13により保持することができ、図3で説明したようなV溝台を用いて、枕部材2及び押圧部材3を保持する構成を省略することが可能となる。
また、図5(C)に示すように、枕部材2及び押圧部材3並びに光ファイバ1を低ヤング率の材料で所定の配置を保ってモールドすると、モールド14の上面14aにダイヤフラムとしての機能を持たせることが可能となる。この結果、図5(B)と同様にV溝台等を用いて枕部材2及び押圧部材3を保持する構成を省略することが可能であると共に、ダイヤフラム8を省略することも可能となる。
図6は、本発明のその他の実施形態を示す図で、光ファイバ1のコア部1aのモードフィールド径を大きくすることにより、検出感度を高めるようにする例を説明する図である。光ファイバのモードフィールド径が小さいと曲げによる光損失が小さく、モードフィールド径が大きくなると曲げによる光損失も大きくなることはよく知られている。したがって、圧力検出に寄与する曲げ領域Mのモードフィールド径が大きい光ファイバを用いることが好ましく、これにより、光損失の検出感度を高めることができる。
その他の部分Sは、光ファイバ1を外部装置に接続するため、狭いスペース内で光コネクタを取り付ける必要があることから、許容曲げ径が小さいものが好ましく、この結果、モードフィールド径が小さいものが選ばれる。そこで、光ファイバ1の全体としては、モードフィールド径が小さいものを用い、この光ファイバ1の曲げ領域Mの部分のみ、加熱処理して、この部分のモードフィールド径を拡大する。なお、曲げ領域Mの部分にモードフィールド径の大きい光ファイバを融着する方法も考えられるが、融着部の補強が必要となるため、補強部の保持スペースが十分確保できる場合に限られる。
図7は、上述の如くに構成された光ファイバ圧力センサ20を複数個直列接続して使用する形態を示す図である。光ファイバ圧力センサ20による圧力検出を複数箇所で行い、その平均値を求める場合がある。このような場合、光ファイバ圧力センサ20の光ファイバ1の端部に取り付けられた光コネクタ21を用いて、複数個を直列に接続する。この結果、個別に圧力検出する場合と比べて、光ファイバの光損失のトータル量も積算されて検出感度を高め、また、平均値の算出も簡単に行うことができる。
図8は、流体を封入した袋体24、袋体24内の流体の圧力を光学的に求める圧力センサ20を有する荷重測定装置を示す図である。図8において、荷重測定装置は車両シート22に取り付けられており、車両乗員の体重測定に使われる。圧力センサ20としては、例えば、本発明の光ファイバ式圧力センサを使うことができる。車両乗員の体重測定に使われる場合、車の加速度状態や傾きにより袋体内に圧力分布を生じる場合があるため、図7の光ファイバ圧力センサを使い複数箇所で圧力を検出すると、精度がより良くなる。
車両の乗員の体重がわかれば、エアバックの膨らまし量の設定等が可能となり、乗員の体重に対応じた状態で脹らませて、より適切な状態での保護を図ることができる。乗員の体重は、車両シート22に人が座った時に、座部クッション23内に配設した流体を封入した袋体24を圧し、封入されている流体の圧力を変化させる。例えば、座る前の圧力と座った時の圧力を計測することにより、その圧力変差から乗員の体重を推定することができる。流体を封入した袋体24による圧力は、上述した光ファイバ圧力センサ20を用いて光ファイバの光損失として計測装置25により測定され、この測定値を圧力差及び体重に変換することにより、車両シートに座った人の体重を推定することができる。
本発明の概略を説明する図である。 本発明の圧力伝達部材をダイヤフラムで形成した例を説明する図である。 本発明におけるピンアレイの一例を説明する図である。 本発明による他の実施形態を説明する図である。 本発明によるその他の実施形態を説明する図である。 本発明によるその他の実施形態を説明する図である。 本発明によるその他の実施形態を説明する図である。 本発明による光ファイバ圧力センサを用いて、車両乗員の体重測定する例を説明する図である。
符号の説明
1…光ファイバ、1a…コア部、2,2a…枕部材、3,3a…押圧部材、4…ベース部材、4a…基壁、4b…側壁、5…圧力伝達部材、6…光源、7…受光器、8…ダイヤフラム、9…補助部材、10…V溝台、10a…平坦部、10b…台部、11a,11b…V溝、12…液体、13…充填材、14…モールド、20…光ファイバ圧力センサ、21…光コネクタ、22…車両シート、23…座部クッション、24…流体を封入した袋体、25…計測装置。

Claims (13)

  1. 光ファイバに圧力に応じた局部的な曲げを付与して、前記光ファイバの光損失から圧力を求める光ファイバ圧力センサであって、
    前記光ファイバを受ける枕部材と、前記光ファイバを前記枕部材に押しつけ前記ファイバに局部的な曲げを付与する押圧部材とを備え、前記枕部材はベース部材に支持され、前記押圧部材は圧力に応じて前記ベース部材に対して位置が変位する圧力伝達部材により押圧されるように配置されていることを特徴とする光ファイバ圧力センサ。
  2. 前記圧力伝達部材は、可撓性のダイヤフラムで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ圧力センサ。
  3. 前記枕部材及び前記押圧部材は、前記光ファイバと接する面がなめらかで、ピン又は棒状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ圧力センサ。
  4. 前記枕部材及び前記押圧部材は、V溝台により位置決めされていることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ圧力センサ。
  5. 前記枕部材は、前記ベース部材と一体又は一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ圧力センサ。
  6. 前記押圧部材は、前記圧力伝達部材と一体又は一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ圧力センサ。
  7. 前記ダイヤフラムと前記ベース部材との間に、液体が充填されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の光ファイバ圧力センサ。
  8. 前記ダイヤフラムと前記ベース部材との間に、低ヤング率の充填材が充填されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の光ファイバ圧力センサ。
  9. 前記枕部材及び押圧部材が低ヤング率の材料でモールドされていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の光ファイバ圧力センサ。
  10. 前記光ファイバが局部的な曲げを受ける領域部分のモードフィールド径を、他の光ファイバの領域部分より大きくしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の光ファイバ圧力センサ。
  11. 請求項1〜10に記載の光ファイバ圧力センサを複数個直列接続したことを特徴とする光ファイバ圧力センサ。
  12. 請求項1〜10に記載の光ファイバ圧力センサを、流体を封入した袋体に組付けたことを特徴とする重量測定装置。
  13. 前記袋体は、車両シート部に配置されており、車両乗員の体重推定を行うことを特徴とする請求項12に記載の重量測定装置。
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