JP2007071232A - バルブ構造 - Google Patents

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Takayuki Ogawa
小川  貴之
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Abstract

【課題】 均一なバルブの製造を容易とし製造時間を短縮可能なバルブ構造を提供することである。
【解決手段】 弁座3を備えた中空部2を有するバルブハウジング1と、中空部2内に収容される弁体10と、中空部2に螺着されるバネ座15と、弁体10とバネ座15との間に介装されて中空部2内に収容され弁体10を弁座3に向けて附勢するスプリング20とを備えたバルブ構造において、中空部2がバネ座15の中空部2側の端部に当接する当接部5を備えていることとを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バルブ構造の改良に関する。
従来、この種バルブ構造にあっては、たとえば、特に高減衰力を発生する緩衝器のピストン部等に具現化されており、図2に示すような、弁座Aを備えた中空部Bを有するバルブハウジングCと、中空部B内に収容される弁体Dと、中空部Bに螺着されるバネ座Eと、弁体Dとバネ座Eとの間に介装されて中空部B内に収容され弁体Dを弁座Aに向けて附勢するスプリングFとを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このバルブ構造にあっては、バネ座Eを中空部Bに対して螺子回しの要領で進退させることでスプリングFの初期荷重を調節するようになっており、このように調節された初期荷重を維持するためにバネ座EのバルブハウジングCに対する回り止めを施す必要がある。
そして、このバルブ構造では、図3に示すように、バネ座Eのフランジ部Gの外端周縁を中空部Bの内周面に対して複数箇所でポンチ止めPすることによってバネ座EのバルブハウジングCに対して回ってしまうことを阻止している。
特開2000−46088号公報(第4頁左欄第9行目から同第27行目まで、図1および図2)
しかしながら、上述のようなバルブ構造にあっては、以下の不具合があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記バネ座Eを中空部Bに対し進退させてスプリングFの初期荷重を調節していたので、初期荷重の調整が難しく、その調整もバルブ組立加工に従事する者の感覚に頼りとなり、結果、製品毎にスプリングFの初期荷重にバラツキが出てしまい均一な製品を製造することが難しかった。
また、上記初期荷重の調整後に、バネ座Eの回り止めのために、ポンチ止め加工を施す必要があるので、組立工数が多く、バルブの製造に時間かかかってしまう。
さらに、ポンチ止めによる衝撃によってバネ座Eの座面とスプリングFの軸線の直角度を出すことが困難で、弁体Dの円滑な移動を実現できない恐れがある。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、均一なバルブの製造を容易とし製造時間を短縮可能なバルブ構造を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、弁座を備えた中空部を有するバルブハウジングと、中空部内に収容される弁体と、中空部に螺着されるバネ座と、弁体とバネ座との間に介装されて中空部内に収容され弁体を弁座に向けて附勢するスプリングとを備えたバルブ構造において、中空部がバネ座の中空部側の端部に当接する当接部を備えていることとを特徴とする。
本発明のバルブ構造によれば、当接部を設ける位置によってスプリングの初期荷重があらかじめ任意に設定される値に一義的に決せられることから、組立加工従事者は、中空部内に弁体およびスプリングを収容した後、所定トルクでバネ座を回転不能となるまで螺合するのみで、組立加工を終了することができ、かつ、スプリングの初期荷重は、組立加工従事者の感覚によらないで一定となり、均一な開弁圧のバルブを製造することができるのである。
また、組立加工が上記のように簡単であり、バネ座を進退させてスプリングの初期荷重を調整するという手間が省け、さらに、ポンチ止め加工を施す必要もないので、組立工数が省略され、バルブの製造時間を飛躍的に短縮することが可能となり、その結果、バルブ製造コストも低減されることになる。
以下、本発明のバルブ構造を図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態におけるバルブ構造が具現化されたバルブの縦断面図である。
一実施の形態におけるバルブ構造が具現化したバルブは、図1に示すように、弁座3を備えた中空部2を有するバルブハウジング1と、中空部2内に収容される弁体10と、中空部2に螺着されるバネ座15と、弁体10とバネ座15との間に介装されて中空部2内に収容され弁体10を弁座3に向けて附勢するスプリング20とを備えて構成されている。
以下、バルブ構造について詳しく説明すると、バルブハウジング1は、その上下端を貫通する孔で形成される中空部2を備えており、この中空部2の上端開口部近傍には環状の弁座3が設けられている。
さらに、中空部2は、下端部側に大径部4を備えており、この大径部4より図1中上方側の中空部2の内径は、該大径部4より小径とされて、中空部2の内周面に対して直角な面を備えた当接部たる段部5が形成されている。また、上記大径部4の内周は螺子部とされ、この大径部4には、バネ座15が螺着される。すなわち、中空部2のバネ座15が螺着される部位は段部5を境として大径部4とされ、他方、弁体10が収容される部位は大径部4より小径とされている。
弁体10は、弁本体11と、弁本体11の図1中上端に形成の略円錐状の弁頭12と、弁頭12の側部から放射状に突出される複数のバネ受け13とを備えており、バネ受け13の図1中上端を弁座3の図1中下面に当接させると、弁頭12の側部が弁座3の図1中下端内周縁に着座して、中空部2を閉塞しバルブハウジング1の上方と下方との連通を断つことができるようになっている。
このように、弁体10は、上方へのバネ受け13を弁座3に当接させることによって移動が規制されるので、弁頭12と弁座3の当接面が長年の使用によって変形してしまい、バルブの特性が変化してしまうような事態の発生を防止することができる。
そして、上記大径部4の内周に形成した螺子部には、バネ座15が螺着され、中空部2内に収容されてバネ座15と弁体10のバネ受け13との間に介装されるスプリング20によって、上記弁体10は、通常時には弁座3に着座し、上方側からの圧力が開弁圧に達すると弁座3から図中下方に後退して中空部2を開放しバルブハウジング1の上方と下方とを連通させることができ、このバルブは、常閉型の減衰バルブとして機能する。
上記したバネ座15は、底部16と、底部16から立上がる筒部17とを備えて構成され、底部16には、その図中下端側にバネ座15を螺旋回し等の工具で回転させることを容易とするために溝18が設けられるととも、この溝18と底部16の内面とを連通する通孔19が設けられ、さらに、筒部17の外周は螺子部とされている。なお、バネ座15は、他の形状、たとえば、単純に円盤形状とされてもよいが、上記形状とすることで弁体10およびスプリング20のストローク長を確保でき、また、筒部17の内周でスプリング20の径方向への移動を規制することができる利点がある。
そして、中空部2内に、弁体10、スプリング20の順に収容し、バネ座15の筒部17を中空部2の大径部4に螺着することによって、弁体10、スプリング20およびバネ座15がバルブハウジング1に固定されるが、バネ座15は、バネ座15の中空部2側端部である筒部17の図1中上端面が当接部たる上記段部5に当接するまで大径部4内に回転侵入させられ、さらに、その状態でそれ以上大径部4内に侵入する方向に回転不能となるように所定トルクで締め付けられ、大径部4に螺合される。
このようにして、バルブの組立加工が終了すると、バネ座15は所定トルクで大径部4に締め付けられて固定されているので、緩んでバルブハウジング1から脱落することなく、バネ座15はバルブハウジング1に強固に固定されることになる。すると、バネ座15の回り止めとして、ポンチ止めを行う必要がなく、組立加工が非常に簡単となる。
そして、このバルブ構造の場合、当接部である段部5を設ける位置によってスプリング20の初期荷重があらかじめ任意に設定される値に一義的に決せられることから、組立加工従事者は、中空部2内に弁体10およびスプリング20を収容した後、所定トルクでバネ座15を大径部4に回転不能となるまで螺合するのみで、組立加工を終了することができ、かつ、スプリング20の初期荷重は、組立加工従事者の感覚によらないで一定となり、均一な開弁圧のバルブを製造することができるのである。
また、組立加工が上記のように簡単であり、バネ座15を進退させてスプリング20の初期荷重を調整するという手間が省け、さらに、ポンチ止め加工を施す必要もないので、組立工数が省略され、バルブの製造時間を飛躍的に短縮することが可能となり、その結果、バルブ製造コストも低減されることになる。
さらに、当接部である段部5が中空部2の内周面に対し直角な面を備えており、この面にバネ座15が当接されるので、バネ座15を大径部4に螺着する際に、筒部17および大径部4に設けた螺子部のガタによってバネ座15のスプリング20の一端を支承する底部16が傾くようなことがなく、スプリング20の軸線に対し底部16の直角を維持でき、スプリング20の初期荷重を狙った値に調節することができ、より一層製品毎のバラツキをなくすことができる。
また、当接部となる段部5のバネ座15との当接面と弁座3の図1中左端面とを平行に加工しておくことで弁体10の円滑な移動を容易に実現することが可能である。
そして、さらに、当接部が段部5によって形成されることで、当接部を中空部2内に形成する加工が非常に容易となり、バネ座15の無理な侵入による当接部の過大な塑性変形の心配もなく、スプリング20の初期荷重を一定値に安定させることが可能となる。
なお、当接部は、段部5以外にも、たとえば、中空部2の内周から環状に突出する凸部で構成されてもよいが、上述のように、段部5とされることで、上記した利点を享受することができる。
以上でバルブ構造の実施の形態についての説明を終えるが、本発明のバルブ構造は、緩衝器その他の油圧機器のバルブに具現化可能であることは勿論であり、特に、緩衝器の場合、ピストン部以外にもベースバルブ部に具現化することも可能である。
なお、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されない。
一実施の形態におけるバルブ構造が具現化されたバルブの縦断面図である。 従来のバルブ構造が具現化されたバルブの縦断面図である。 従来のバルブ構造が具現化されたバルブの正面図である。
符号の説明
1 バルブハウジング
2 中空部
3 弁座
4 大径部
5 当接部たる段部
10 弁体
11 弁本体
12 弁頭
13 バネ受け
15 バネ座
16 底部
17 筒部
18 溝
19 通孔
20 スプリング

Claims (3)

  1. 弁座を備えた中空部を有するバルブハウジングと、中空部内に収容される弁体と、中空部に螺着されるバネ座と、弁体とバネ座との間に介装されて中空部内に収容され弁体を弁座に向けて附勢するスプリングとを備えたバルブ構造において、中空部がバネ座の中空部側の端部に当接する当接部を備えていることとを特徴とするバルブ構造。
  2. 当接部は、中空部の内周面に対し直角な面であることを特徴とする請求項1に記載のバルブ構造。
  3. 当接部は、中空部のバネ座が螺着される部位における内径を弁体が収容される部位における内径より大きくして形成された段部であることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブ構造。
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