JP2007069872A - 輝度調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、設計コスト及び製造コストが低減されると共に、輝度調節を容易に行うことが可能な輝度調整装置を提供する。
【解決手段】 輝度調整装置10は、バスバー44が配設される取付け部材41と、取付け部材41に着脱可能であると共に取付け部材41に取付けられることでバスバー44に接続される調整モジュール42とを備えてなる。調整モジュール42は、抵抗素子53を含んでなり、取付け部材41に選択的に取付け、又は取付けないことでLED18に流れる電流を調整して、光源ユニット12の輝度を容易に調節可能となっている。また、仕様の異なる光源ユニット12に対しても、取付け部材41と調整モジュール42とを設計すればよいから、設計コストを低減できる。さらに、取付け部材41と調整モジュール42という共通部材により輝度調整装置10を製造できるから製造コストを低減できる。
【選択図】 図10
Description
本発明は、半導体発光素子が配設されてなる車両用光源ユニットの輝度を調整するための輝度調整装置に関する。
近年、例えばリヤコンビネーションランプ等の車両用光源ユニットとして、半導体発光素子を光源とするものがある。半導体発光素子を光源として使用する場合、半導体素子の輝度は電流により制御されることから、半導体発光素子に流れる電流を調節することで光源ユニットの輝度を調整する輝度調整装置が必要となる。このような輝度調整装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、1つの回路基板に形成された輝度調整回路に各種電子部品が実装されてなり、光源ユニットを構成する半導体発光素子に流れる電流を調整可能になっている。
特開2000−243110公報(第2図、第8図)
車両用光源ユニットとしては、例えば複数の半導体発光素子が配設されたものがある。このような光源ユニットにおいては、異なる車種に使用される場合や、同一車種において設計変更がなされた場合など、仕様の差異により光源ユニットに配設される半導体発光素子の数が異なる場合がある。半導体発光素子の数が異なる場合に、光源ユニットとして所定の輝度を得ようとすると、仕様の異なる各光源ユニットに対し、個別に輝度調整装置が必要となるため、設計コスト及び製造コストが増大するという問題点があった。
また、同一の光源ユニットにおいても、例えば、破損等により半導体発光素子を交換した場合、半導体発光素子の順方向電圧にはばらつきが大きいため、交換の前後により光源ユニット全体の順方向電圧が変動し、これにより各半導体発光素子に流れる電流も大きく変動する場合がある。この場合、交換後も光源ユニットが所定の輝度を有するように調節するためには、各半導体発光素子に流れる電流を交換前後で一定に保つ必要があり、輝度調整装置の調整が必要となる。この場合、上記の従来技術においては、回路基板に実装された電子部品を付け替えることが必要となるため、輝度調節が面倒であるという問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、設計コスト及び製造コストが低減されると共に、輝度調節を容易に行うことが可能な輝度調整装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として請求項1の発明は、半導体発光素子が配設されてなる車両用光源ユニットの輝度を調整するための輝度調整装置であって、前記輝度調整装置は、電源側及び前記光源ユニット側に接続される導電部材と、前記導電部材が配設される取付け部材と、前記取付け部材に着脱可能であると共に前記取付け部材に取付けられることで前記導電部材に接続される調整モジュールとを備えてなり、前記調整モジュールは、抵抗素子を含んでなると共に、前記取付け部材に選択的に取付け、又は取付けないことで前記半導体発光素子に流れる電流の調整をすることが可能になっていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記調整モジュールは、複数の前記調整モジュールの端縁部同士が切り離し可能に連結された調整モジュール連結プレートから切り離されることで、前記取付け部材に取付け可能となっていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、複数の前記調整モジュールを前記取付け部材に取付けることで、前記各調整モジュールは並列に接続されるようになっていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記取付け部材は、絶縁部材からなると共に前記両導電部材が組み付けられるボックスを備えており、前記ボックスには、前記調整モジュールを挿抜可能な差込み口が形成されており、前記差込み口には、前記導電部材に形成された接続部が臨むように配されており、前記調整モジュールには、前記接続部に対応する位置に端子部が形成されており、前記調整モジュールが前記差込み口に差し込まれた状態で、前記端子部は前記接続部に接触することを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、輝度調整装置を製造するためには、まず、導電部材と、取付け部材と、調整モジュールとを設計し、続いて、これらの部品により取付け部材及び調整モジュールを製造する。そして、仕様の異なる光源ユニットに対して上述の輝度調整装置を適用する場合には、調整モジュールを取付け部材に取付け又は取付けないことで、輝度調整装置の内部抵抗を任意に調整し、半導体発光素子に流れる電流を調整すればよい。また同様に、同一の光源ユニットにおいて、半導体発光素子の交換後の輝度を調節をする場合も、調整モジュールを取付け部材に取付け又は取付けないことで調節可能となる。
請求項1の発明によれば、輝度調整装置を製造するためには、まず、導電部材と、取付け部材と、調整モジュールとを設計し、続いて、これらの部品により取付け部材及び調整モジュールを製造する。そして、仕様の異なる光源ユニットに対して上述の輝度調整装置を適用する場合には、調整モジュールを取付け部材に取付け又は取付けないことで、輝度調整装置の内部抵抗を任意に調整し、半導体発光素子に流れる電流を調整すればよい。また同様に、同一の光源ユニットにおいて、半導体発光素子の交換後の輝度を調節をする場合も、調整モジュールを取付け部材に取付け又は取付けないことで調節可能となる。
このように、請求項1の発明によれば、仕様の異なる光源ユニット毎に、個別に輝度調整装置を設計しなくてもよいから、設計コストの低減を図ることができる。また、仕様の異なる光源ユニットに適用される輝度調整装置を、導電部材、取付け部材、及び調整モジュールという共通の部品で構成することができるから、製造コストの削減も図ることができる。さらに、調整モジュールを取付け部材に取付け又は取付けないという簡便な手法により、光源ユニットの輝度の調節を容易に行うことができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、調整モジュールは調整モジュール連結プレートに連結された状態で一括して製造されるから、個別に製造する場合に比べて生産効率を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、調整モジュールは調整モジュール連結プレートに連結された状態で一括して製造されるから、個別に製造する場合に比べて生産効率を向上させることができる。
また、調整モジュールの製造現場から光源ユニットの組付け作業現場へは、調整モジュール連結プレートを積層してまとめた状態で輸送すればよいから、個別の調整モジュールを箱や袋に詰めて輸送する場合に比べて、輸送時の振動により調整モジュール同士がぶつかり合って破損することを防止できるし、また、省スペース化を図ることができる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、取付け部材に取付けられた複数の調整モジュールは並列に接続されるようになっているから、取付け部材に取付けられる調整モジュールの個数に比例して、半導体発光素子に流れる電流を調整できる。
請求項3の発明によれば、取付け部材に取付けられた複数の調整モジュールは並列に接続されるようになっているから、取付け部材に取付けられる調整モジュールの個数に比例して、半導体発光素子に流れる電流を調整できる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、入力側接続部と出力側接続部とが臨むように配された差込み口に調整モジュールを挿入することで、入力側及び出力側接続部と、調整モジュールの端子部とが接続される。また、調整モジュールを差込み口から引き抜くことで、調整モジュールと入力側及び出力側導電部材との接続を切断することができる。このように請求項4の発明によれば、光源ユニットの輝度の調節が一層容易となる。
請求項4の発明によれば、入力側接続部と出力側接続部とが臨むように配された差込み口に調整モジュールを挿入することで、入力側及び出力側接続部と、調整モジュールの端子部とが接続される。また、調整モジュールを差込み口から引き抜くことで、調整モジュールと入力側及び出力側導電部材との接続を切断することができる。このように請求項4の発明によれば、光源ユニットの輝度の調節が一層容易となる。
本発明の一実施形態を図1ないし図10によって説明する。本実施形態に係る輝度調整装置10は、電源11と、光源ユニット12を備えた車両用灯具13との間に接続されると共に、電源11より供給される電流を調節することで光源ユニット12の輝度を調整するものである。
灯具13は、表面側(図1では下側)が開口された浅い箱形をなす合成樹脂製のベース14(図2参照)と、ベース14内に収容された光源ユニット12と、ベース14の表面開口に嵌められたレンズ15とを備えてなる。ベース14の底壁には、図1における右端側に、光源ユニット12が配設されている。
光源ユニット12は、円盤状の基台16と、基台16の表面に貼着されると共に基台16よりも一回り小さい円形をなすバスバー17と、バスバー17の表面に接続される半導体発光素子18(以下、LED18という)と、基台16の表面側から配設される反射板19とを備えてなる。バスバー17は間に隙間を空けて4枚に分割されており(図1参照)、図2に示すように、図示9個のLED18が全体として円形をなすように配されて、各LED18に設けられた一対のリード端子20が、所定の分割されたバスバー17に対して半田付け等によって接続されている。なお、各LED18は図5に示すように直列に接続されている。
各分割されたバスバー17の周縁からは、接続端子21Aが裏面側に向けて立設されており、各接続端子21Aの突出端には、図4に示すように圧接刃22が形成されている。一方、ベース14における一段裏面側に引っ込んだ面上には、同図に示すように、圧接刃22との間で被覆電線23を圧接することに機能する受け台24が設置されている。
ベース14の裏面側には、図1における左端側に、調整ボックス25が装着されるようになっている。この調整ボックス25は、基盤26の上方に、下面開放の箱状をなす蓋体27が被着された構造であり、その内部に回路基板28が収容されている。
図3に示すように、基盤26の一側面には、図示4個の端子収容部29が設けられており、この端子収容部29には、それぞれ接続端子21Bが装着されている。この接続端子21Bは、途中で直角曲げされたL字をなしており、一端側に弾性接触片30が形成されていると共に、他端側には圧接刃22が形成されている。端子収容部29には、回路基板28の裏面に設けられた各導電路から引き出された外部接続端子31がまとめて配されている。これらの外部接続端子31は、アース側外部接続端子、及びLED18への入力側外部接続端子とされる。
各接続端子21Bが端子収容部29に収容された状態では、図1に示すように、弾性接触片30が対応する外部接続端子31に弾性的に接触して電気的接続が取られる一方、各圧接刃22が表面側を向いて立ち上がった状態とされる。
また、蓋体27の表面にはコネクタ部34が設けられている。このコネクタ部34は、筒状のハウジング35が蓋体27から一体に突設され、回路基板28の各導電路と接続されたタブ状端子36がこのハウジング35内に臨んでいる。このコネクタ部34には電源11側から引き出された電線37の端末に固着されたコネクタ38が嵌合可能となっている。
回路基板28のアース側外部接続端子と接続された接続端子21Bから、光源ユニット12のアース用接続端子21Aとにわたって、被覆電線23からなるアース線39が布線され、各接続端子21A,21Bの圧接刃22に圧接されて接続されている。また、入力側外部接続端子と接続された接続端子21Bから、光源ユニット12の入力用接続端子21Aに向けて被覆電線23からなる入力線40がそれぞれ布線され、圧接によって接続されている。
さて、図3に示すように、回路基板28には輝度調整装置10が装着されている。輝度調整装置10は、取付け部材41と、取付け部材41に着脱可能に取り付けられる調整モジュール42とを備えてなる。
図6に示すように、取付け部材41は、絶縁性を有する合成樹脂材料からなると共に細長い略直方体形状をなすボックス43と、ボックス43に配設される2つのバスバー44(本発明に係る導電部材に相当)と、ボックス43に着脱可能に取り付けられる調整モジュール42とを備えてなる。図6におけるボックス43の上面には、下方に引っ込んで形成される共に調整モジュール42を挿抜可能な差込み口45が、ボックス43の長手方向に図示4つ並んで形成されている。各差込み口45の断面は、ボックス43の長手方向に細長く延びる略長方形をなしている。差込み口45のうち図6における右手前側の側面には、後述する接続部46を収容可能な接続部収容溝47が、ボックス43の長手方向に図示2つ並ぶと共に、ボックス43の図6における上下面を貫通して形成されている。詳細には図示しないが、差込み口45内には、差込み口45の内壁面から突出すると共に下方に延びる係止爪が形成されており、後述する調整モジュール42の係止部48と係合するようになっている。
各バスバー44は、金属板材をプレス成形することで細長い板状をなすと共に断面が略L字状に曲げ形成されてなる。バスバー44のうち図6における左側のバスバー44は、電源11側と接続される第1バスバー44Aとされ、右側のバスバー44は、光源ユニット12側に接続される第2バスバー44Bとされる。第1バスバー44Aのうち図6における下側の板面は、第2バスバー44Bの下側の板面よりも幅広に形成されている。第1バスバー44Aのうち図6における下側の板面の端縁部には、右手前側に突出した後、上方に曲げ形成され、さらに左奥側から下方に折り返されると共に、下方に折り返された部分が側方から見て略山形に曲げ形成されてなる接続部46が、長手方向に4つ並んで形成されている。また、第2バスバー44Bのうち図6における下側の板面の端縁部には、左奥方に突出した後、上方に曲げ形成され、さらに左奥側から下方に折り返されると共に、下方に折り返された部分が側方から見て略山形に曲げ形成されてなる接続部46が、長手方向に4つ並んで形成されている。第1及び第2バスバー44A,44Bの接続部46のうち、略山形に曲げられた部分の頂点部は、後述する調整モジュール42の端子部49と接続する接点部50とされる。第1及び第2バスバー44A,44Bを、図6に示すように、下側の板面が互いに対向するような姿勢で配置すると、第1バスバー44Aの接続部46と第2バスバー44Bの接続部46とは、長手方向について交互に配される共に、接点部50が左奥側に位置するようになっている。
両バスバー44A,44Bは、図6におけるボックス43の下面側から、接続部46が差込み口45の接続部収容溝47に挿入されるようにして組み付けられる。これにより、差込み口45の内部には、接続部46が臨むようになっており、各接続部46の接点部50が図6における左奥側を向いて、差込み口45側に位置するようになっている。第1バスバー44Aは、ボックス43に組み付けられた状態では、図6において、ボックス43のうち底壁の左奥側と、左奥側の側壁とを外側から覆うようになっている。一方、第2バスバー44Bは、ボックス43に組み付けられた状態では、図6において、ボックス43のうち底壁の右手前側と、右手前側の側壁とを外側から覆うようになっている(図10参照)。
取付け部材41は、第1及び第2バスバー44A,44Bが、上述した回路基板28の表面に形成された導電路に、半田付け等により接続されることで取り付けられるようになっている。このとき、第1バスバー44Aは、回路基板28に形成された導電路のうち、コネクタ部34のタブ状端子36と接続された導電路と接続されるようになっており、一方、第2バスバー44Bは、回路基板28に形成された導電路のうち、LED18への入力側外部接続端子と接続された導電路と接続されるようになっている。
調整モジュール42は、略矩形状をなす絶縁基板51の両面に、プリント配線技術により導電路52が形成されると共に、この導電路52に抵抗素子53及び保護用のダイオード54が実装されてなる。図6における調整モジュール42の下部は、やや幅狭に形成されており、差込み口45に差し込まれる挿入部55とされる。図6における挿入部55の左側面の下端部には、差込み口45に形成された係止爪と係合する係止部48が左方に突設されている。調整モジュール42の一方の面(図6における手前側の面)には、2つの抵抗素子53が導電路52を介して直列に接続されている(図7参照)。図7に示すように、挿入部55の一方の面には、調整モジュール42が差込み口45に挿入されたときに接続部46と接続可能な端子部49が、図7における上下方向に延びると共に、左右方向に2つ並んで形成されている。このうち左側の端子部49は、抵抗素子53と接続された導電路52と連なっている。一方、右側の端子部49の上端部56には、詳細には図示しないが、絶縁基板51を貫通すると共に導電材料が充填されたバイアホールが形成されており、調整モジュール42の他方の面(図6における奥側の面)に形成された導電路52と電気的に接続されている。また、導電路52のうち、図7における上端部57にも、詳細には図示しないが、絶縁基板51を貫通すると共に導電材料が充填されたバイアホールが形成されており、調整モジュール42の他方の面(図6における奥側の面)に形成された導電路52と電気的に接続されている。
図8には、調整モジュール42の他方の面(図6における奥側の面)を示す。調整モジュール42の他方の面には、上側に抵抗素子53が実装されると共に、抵抗素子53の下方に保護用のダイオード54が、導電路52を介して抵抗素子53と直列に接続されている。ダイオード54を接続された導電路52の下端部58は、上述したバイアホールにより、調整モジュール42の一方の面側に形成された端子部49と電気的に接続されている。また、導電路52のうち、図8における上端部59も、上述したバイアホールにより、一方の面側の導電路52と電気的に接続されている。これにより、図5に示すように、各調整モジュール42においては、ダイオード54と抵抗素子53とは直列に接続されるようになっている。
調整モジュール42の挿入部55が、ボックス43の差込み口45に挿入された状態では、差込み口45の係止爪が、挿入部55の係止部48と弾性的に係合することで、調整モジュール42の上方への抜け止めがなされるようになっている。また、第1バスバー44Aに形成された接続部46の接点部50が、図7における右側の端子部49と弾性的に接触することで、第1バスバー44Aと調整モジュール42との電気的接続がなされる。同様に、第2バスバー44Bに形成された接続部46の接点部50が、図7における左側の端子部49と弾性的に接触することで、第2バスバー44Bと調整モジュール42との電気的接続がなされる。
図5に示すように、複数の調整モジュール42が取付け部材41に取り付けられた状態(図10参照)では、各調整モジュール42は、第1及び第2バスバー44A,44Bに接続されることで、並列に接続されるようになっている。このように、取付け部材41に調整モジュール42が取り付けられることにより、輝度調整回路が形成される。
図9に示すように、調整モジュール42は、複数の調整モジュール42の端縁部が切り離し可能に連結されてなる調整モジュール連結プレート60として、一括して製造されるようになっている。具体的には、調整モジュール42に対応する形状の部材が切り離し可能に連結した形状をなす絶縁基板51を成形する。その後、プリント配線手段により絶縁基板51の表面及び裏面に導電路52を形成すると共に、導電路52の所定位置に公知の手段によりバイアホールを形成し、絶縁基板51の表裏に形成された導電路52を電気的に接続する。続いて、導電路52の所定位置に抵抗素子53及びダイオード54を載置し、公知の手段によりリフロー半田付けを行う。このようにして、調整モジュール連結プレート60が製造される。
上記のようにして製造された調整モジュール42は、調整モジュール連結プレート60から個別に切り出されることで、取付け部材41に取り付け可能となっている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。輝度調整装置10を製造するためには、まず、第1及び第2バスバー44A,44B、ボックス43、及び調整モジュール42を設計する。
次に、調整モジュール42を、上述したように、調整モジュール連結プレート60の形態で一括して製造する。これにより、個別に調整モジュール42を製造する場合に比べて製造コストを低減させることができる。
製造現場で製造された調整モジュール42は、複数の調整モジュール連結プレート60が積層してまとめられた状態で、光源ユニット12の組付け現場に輸送される。これにより、個別の調整モジュール42を箱や袋に詰めて輸送する場合に比べて、輸送時の振動により調整モジュール42同士がぶつかり合って破損することを防止できるし、また、輸送時における省スペース化を図ることができる。
一方、金属板材を所定形状に切り出して曲げ形成することで第1及び第2バスバー44A,44Bを製造し、この第1及び第2バスバー44A,44Bを、合成樹脂を成形することで形成したボックス43に取り付けることにより、取付け部材41を製造する。
上記のようにして製造された取り付け部材41を回路基板28に配設し、この回路基板28を、灯具13に装着された調整ボックス25に取付ける。
そして、仕様の異なる光源ユニット12に対して本実施形態に係る輝度調整装置10を適用する場合や、同一の光源ユニット12において、LED18の交換後の輝度を調節をする場合など、光源ユニット12の輝度を調節する必要がある場合には、以下のようにすればよい。
まず、取付け部材41の差込み口45に、調整モジュール42が装着されていない場合には、第1バスバー44Aと第2バスバー44Bとは電気的に接続されないようになっている。
つづいて、調整モジュール42を調整モジュール連結プレート60から切り離し、調整モジュール42の挿入部55を差込み口45の1つに装着すると、係止爪が係止部48と係合することで調整モジュール42の抜け止めがなされる。このとき、第1及び第2バスバー44A,44Bの接続部46が、調整モジュール42の端子部49と接続することで、第1及び第2バスバー44A,44Bと調整モジュール42とが電気的に接続される。これにより、電源11と、光源ユニット12との間に輝度調整回路が形成され、調整モジュール42に含まれる抵抗素子53により光源ユニット12の輝度調整が可能となる。仮に、調整モジュール42を1つ装着しただけでは光源ユニット12の輝度が不足する場合、さらに、他の差込み口45に調整モジュール42を装着する。すると、これらの調整モジュール42は並列に接続されるから、輝度調整装置10の内部抵抗は、調整モジュール42を1つだけ装着した場合の二分の一になる。これにより、光源ユニット12に流れる電流は、調整モジュール42が1つだけ装着された場合の2倍となる。この状態でも光源ユニット12の輝度が不足する場合は、さらに調整モジュール42を差込み口45に装着することで、光源ユニット12に流れる電流を、調整モジュール42が1つだけ装着された場合の3倍にすることができる。このように、光源ユニット12の輝度が不足する場合は、調整モジュール42を差込み口45に装着するという簡便な手法により、光源ユニット12の輝度を増大させることができる。そして、光源ユニット12に流れる電流は、調整モジュール42を取り付ける個数に比例して調整できるから、輝度の調整が容易である。
一方、光源ユニット12の輝度が大きすぎる場合には、図示しない治具等により係止爪と係止部48との係合を解除することで調整モジュール42を差込み口45から引き抜く。すると、調整モジュール42と取付け部材41との電気的接続が切断される。このとき、調整モジュール42同士は並列に接続されているから、全ての調整モジュール42が引き抜かれない限り、第1バスバー44Aと第2バスバー44Bとの電気的接続が切断されることはない。そして、取付け部材41に取り付けられた調整モジュール42の数に比例して光源ユニット12に流れる電流を減少させることができるから、光源ユニット12の輝度を低下させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、仕様の異なる光源ユニット12毎に、個別に輝度調整装置10を設計しなくてもよいから、設計コストの低減を図ることができる。また、仕様の異なる光源ユニット12に適用される輝度調整装置10を、第1及び第2バスバー44A,44B、ボックス43及び調整モジュール42という共通の部品で構成することができるから、製造コストの削減も図ることができる。さらに、接続部46が臨むように配された差込み口45に調整モジュール42を挿入することで、接続部46と、調整モジュール42の端子部49とが接続され、LED18に流れる電流が増大し、光源ユニット12の輝度を増大させることができる。また、調整モジュール42を差込み口45から引き抜くことで、調整モジュール42と第1及び第2バスバー44A,44Bとの接続を切断することができるから、LED18に流れる電流を減少させて光源ユニット12の輝度を減少させることができる。このように本実施形態によれば、光源ユニット12の輝度の調節を容易に行うことができる。
また、取付け部材41に取付けられた複数の調整モジュール42は並列に接続されるようになっているから、取付け部材41に取付けられる調整モジュール42の個数に比例して、LED18に流れる電流を調整でき、光源ユニット12の輝度調節が一層容易となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、輝度調整装置10は、1つの取付け部材41に対して4つの調整モジュール42が着脱可能な構成とされていたが、これに限られず、2つ、3つ、又は5つ以上の複数の調整モジュール42が着脱可能とされる構成でもよい。
(2)本実施形態では、導電部材としては、バスバー44を用いる構成としたが、これに限られず、導電部材は、電線でもよい。
(3)本実施形態では、光源ユニット12には9個のLED18が配設される構成としたが、これに限られず、光源ユニット12には2〜8個又は10個以上のLED18が配設される構成としてもよいし、また、1つのLED18が配設される構成としてもよい。
(4)本実施形態では、回路基板28には1つの取付け部材41が配設される構成としたが、これに限られず、回路基板28には、2つ以上の複数の取付け部材41が配設される構成としてもよい。
(5)本実施形態では、被覆電線23と、接続端子21A及び接続端子21Bとの接続には圧接刃22を用いたが、半田付け等、任意の手段を用いることができる。
10…輝度調整装置
11…電源
12…光源ユニット
18…LED(半導体発光素子)
41…取付け部材
42…調整モジュール
43…ボックス
44A…第1バスバー(導電部材)
44B…第2バスバー(導電部材)
45…差込み口
46…接続部
49…端子部
53…抵抗素子
60…調整モジュール連結プレート
11…電源
12…光源ユニット
18…LED(半導体発光素子)
41…取付け部材
42…調整モジュール
43…ボックス
44A…第1バスバー(導電部材)
44B…第2バスバー(導電部材)
45…差込み口
46…接続部
49…端子部
53…抵抗素子
60…調整モジュール連結プレート
Claims (4)
- 半導体発光素子が配設されてなる車両用光源ユニットの輝度を調整するための輝度調整装置であって、
前記輝度調整装置は、電源側及び前記光源ユニット側に接続される導電部材と、前記導電部材が配設される取付け部材と、前記取付け部材に着脱可能であると共に前記取付け部材に取付けられることで前記導電部材に接続される調整モジュールとを備えてなり、
前記調整モジュールは、抵抗素子を含んでなると共に、前記取付け部材に選択的に取付け、又は取付けないことで前記半導体発光素子に流れる電流の調整をすることが可能になっていることを特徴とする輝度調整装置。 - 前記調整モジュールは、複数の前記調整モジュールの端縁部同士が切り離し可能に連結された調整モジュール連結プレートから切り離されることで、前記取付け部材に取付け可能となっていることを特徴とする請求項1記載の輝度調整装置。
- 複数の前記調整モジュールを前記取付け部材に取付けることで、前記各調整モジュールは並列に接続されるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の輝度調整装置。
- 前記取付け部材は、絶縁部材からなると共に前記両導電部材が組み付けられるボックスを備えており、
前記ボックスには、前記調整モジュールを挿抜可能な差込み口が形成されており、
前記差込み口には、前記導電部材に形成された接続部が臨むように配されており、
前記調整モジュールには、前記接続部に対応する位置に端子部が形成されており、前記調整モジュールが前記差込み口に差し込まれた状態で、前記端子部は前記接続部に接触することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の輝度調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005262496A JP2007069872A (ja) | 2005-09-09 | 2005-09-09 | 輝度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005262496A JP2007069872A (ja) | 2005-09-09 | 2005-09-09 | 輝度調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007069872A true JP2007069872A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37931684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005262496A Pending JP2007069872A (ja) | 2005-09-09 | 2005-09-09 | 輝度調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007069872A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109539154A (zh) * | 2017-09-21 | 2019-03-29 | 重庆新湘江科技发展有限公司 | 一种三轮车自动调节亮度的led车灯 |
-
2005
- 2005-09-09 JP JP2005262496A patent/JP2007069872A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109539154A (zh) * | 2017-09-21 | 2019-03-29 | 重庆新湘江科技发展有限公司 | 一种三轮车自动调节亮度的led车灯 |
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