JP2007068325A - 電流差動リレー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電流差動リレー相互のデータ伝送に係る上り/下り伝送遅延時間差を補正してサンプリング同期制御の精度を向上させる。
【解決手段】 送電線の保護区間を画成する複数の端子にそれぞれ設けられた電流差動リレーを備え、各電流差動リレーは、自端子と相手端子における送電線の電流又は電圧のサンプリングデータの位相差を求め、求めた位相差に合わせてサンプリング電流を移相して、サンプリング電流の伝送遅延時間によるサンプリング同期誤差を補正する補正手段(制御1A〜1C)とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 送電線の保護区間を画成する複数の端子にそれぞれ設けられた電流差動リレーを備え、各電流差動リレーは、自端子と相手端子における送電線の電流又は電圧のサンプリングデータの位相差を求め、求めた位相差に合わせてサンプリング電流を移相して、サンプリング電流の伝送遅延時間によるサンプリング同期誤差を補正する補正手段(制御1A〜1C)とを有することを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電流差動リレー装置に係り、具体的には、複数の電流差動リレー間で相互に伝送路を介してサンプリングデータを伝送する際の伝送遅延時間差によるサンプリング同期誤差を補正する技術に関する。
例えば、PCM電流差動リレー装置は、送電線の所定の保護区間を画成する複数の端子にそれぞれ電流差動リレーを設置し、各端子における送電線電流を検出し、PCM信号に変換して相互に伝送し、自端子のPCM信号と相手端子のPCM信号とを比較し、許容値範囲内で一致していれば当該区間の送電線は正常であると判定する。一方、許容値を超えて不一致の場合は、当該区間の送電線事故であると判定し、当該区間の両端に設けられた遮断器を開放して、事故区間の送電線を切り離すようにしている。このようなPCM電流差動リレーは、各端子における送電線電流を、絶対時刻が一致した同期時刻にサンプリングすることが必要である。
例えば、特許文献1に記載されたPCM電流作動リレーにおいては、同期サンプリングのために、情報伝送装置を介して自端子の基準信号を相手端子に相互に伝達するとともに、その送信時刻を記憶しておく。次に、相手端子から送信された基準信号の受信時刻を計時し、自端子が基準信号を送信してから相手端子の基準信号を受信するまでの時間差を求める。そして、その時間差を相互に伝送し、その時間差を同一にするようにサンプリングクロックを調整して、サンプリング同期を図るようにしている。
ところで、PCM電流差動リレー装置は、一般に、専用の高速伝送路(例えば、伝送速度:54kbps/1.5Mbps)を用いて、自端子の各相電流及び零相電流と相手端子の各相電流及び零相電流の差電流を相互に伝送することが行われている。
しかし、最近、情報伝送装置などの通信装置の設備投資の抑制などから、新規に信頼性の高い専用の光伝送路を構築することが困難な場合もあり、専用ではなく共用の一般的な低速伝送路(例えば、伝送容量:9.6kbps)等の適用が検討されている。
一方、自端子から相手端子への伝送遅延時間(以下、上り伝送遅延時間という。)と、相手端子から自端子への伝送遅延時間(以下、下り伝送遅延時間という。)との差(以下、上り/下り伝送遅延時間差という。)が生ずることがある。このような、上り/下り伝送遅延時間差が所定値(例えば、±20μs)を超えると、差電流が保護リレーの整定値を超えるおそれがあるから、サンプリング同期を補正する必要がある。
しかし、メタル通信線等の低速伝送路は、伝送速度が遅く、また伝送エラーが多いことから、サンプリング同期制御に時間がかかり過ぎて、保護リレーの不動作時間が増大して、系統事故を有効に保護ができないおそれがある。
本発明は、各端子相互のデータ伝送に係る上り/下り伝送遅延時間差を補正してサンプリング同期制御の精度を向上させることを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、送電線の保護区間を画成する複数の端子にそれぞれ設けられた電流差動リレーを備え、該各電流差動リレーは、前記送電線のサンプリング電流を伝送路を介して相互に伝送して差電流を求めて前記保護区間内の事故を検出する演算手段と、基準信号に基づいて自端子と相手端子のサンプリング同期を制御するサンプリング同期制御手段とを備えてなる電流差動リレー装置において、自端子と相手端子における前記送電線の電流又は電圧のサンプリングデータの位相差を求め、該求めた位相差に合わせて前記サンプリング電流を移相して、前記サンプリング電流の伝送遅延時間によるサンプリング同期誤差を補正する補正手段を設けたことを特徴とする。
すなわち、本発明は、保護区間を画成する複数の端子における系統の電流又は電圧の位相は同一であることに鑑みなされたものである。つまり、自端子と相手端子の電流又は電圧のサンプリングデータを比較し、それらに差があるときは、上り/下り伝送遅延時間に差があることになる。その上り/下り伝送遅延時間差はサンプリングデータの位相差として現れる。そこで、電流又は電圧のサンプリングデータの位相差を求め、その位相差を低減するように、自端子又は例えば相手端子のサンプリング電流(アナログに換算したデータ)を移相することにより、伝送遅延時間差によるサンプリング同期誤差を補正することができる。これにより、例えば、サンプリング同期誤差を、±20μS以下に補正することができる。
ここで、上り/下り伝送遅延時間差は、伝送路及び通信モデムなどの通信設備が変わらない場合は変動しない。そこで、補正手段は、自端子と相手端子における送電線の電流又は電圧の位相差を予め求めて、サンプリング電流の移相量を記憶しておけば、電流又は電圧のサンプリングデータの位相差をその都度求める必要はない。
本発明によれば、低速伝送路等を適用した場合で伝送エラーが専用の光伝送路より多く、信頼性の低い伝送路の場合、あるいは伝送速度が遅いためにサンプリング誤差の補正が高速に実施できない通信設備を適用している場合、更に伝送設備や伝送路の性能上から上り/下り伝送遅延時間差が発生する場合でも精度良く同期制御が可能であり、保護区間の事故時に高速に精度良く保護可能である。
なお、本発明は、低速伝送路等を適用した場合に限らず、光伝送路等に適用した場合でも同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、各端子相互のデータ伝送に係る上り/下り伝送遅延時間差を補正してサンプリング同期制御の精度を向上させることができる。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。図1に、本発明の一実施形態のPCM電流差動リレー装置が適用された三相交流送電線を単線図で示す。図示のように、本実施形態は、3端子系統の送電線に本発明のPCM電流差動リレー装置を適用した例である。同図に示すように、3端子系統の送電線11の各端子A,B,Cは、それぞれ三相交流電源12A、12B、12Cに接続された電源端となっている。各端子A,B,Cの送電線には、それぞれ遮断器13A,13B,13Cが設けられ、遮断器13A,13B,13Cが「入」の時に、電源系統に接続されることとなる。
また、遮断器13A,13B,13Cの電源側に、各端子A,B,Cにおける送電線の電圧を検出する電圧変成器14A,14B,14Cと、送電線の電流を検出する変流器15A,15B,15Cが設けられ、これらにより検出された電圧及び電流はそれぞれ対応するPCM電流差動リレー装置16A,16B,16Cに入力されている。PCM電流差動リレー装置16A,16B,16Cは、PCM電流差動リレーと通信装置を備えて構成されている。PCM電流差動リレー装置16Aの通信装置は、PCM電流差動リレー装置16Bの通信装置と伝送路17を介して、またPCM電流差動リレー装置16Cの通信装置と伝送路18を介して接続されている。また、PCM電流差動リレー装置16Bの通信装置は、伝送路19を介してPCM電流差動リレー装置16Cの通信装置と接続されている。
また、PCM電流差動リレー装置16A,16B,16Cは、図2に示すように、それぞれ、2つの制御1と1つの制御2のブロックを備えて構成されている。PCM電流差動リレー装置16Aの制御1Bは、伝送路17を介してPCM電流差動リレー装置16Bの制御1Aと接続され、A端子とB端子が同じくロックになるようにTm=Ts1の制御演算を実施している。PCM電流差動リレー装置16Aの制御1Cは、伝送路18を介してPCM電流差動リレー装置16Cの制御1Aと接続され、Tm=Ts2の制御演算を実施している。PCM電流差動リレー装置16Aの制御2は、制御1A,1Bの演算結果に基づき、自装置のアナログ入力のサンプリングクロックを制御している。PCM電流差動リレー装置16Bの制御1Cは、伝送路19を介してPCM電流差動リレー装置16Cの制御1Bと接続されている。ここで、Tmは、図2に示すように、代表端子(基準となる端子)であるA端子が基準信号を出力した後、相手端子からの基準信号を受信するタイミングまでの計測時間であり、Ts1、Ts2は、それぞれB端子、C端子が基準信号を出力した後、相手端子からの基準信号を受信するタイミングまでの計測時間である。したがって、Tm=Ts1=Ts2になるように各端子におけるサンプリングクロックを制御することによって、PCM電流差動リレー装置16A、16B、16Cの全端におけるサンプリングを同期化することができる。
また、このようにしてサンプリング同期制御が確立された後、制御2のブロックは、それぞれ、対応する電圧変成器14A,14B,14Cから送電線の電圧を取り込み、送電線11の事故が短絡事故か地絡事故かを判別するための電圧演算を実施するように構成されている。そして、送電線内部で故障が発生した場合、変流器15A,15B,15Cから電流を取り込み、各端子A,B,Cに流れる電流IA、IB、ICのベクトル和を算出し、そのベクトル和IA−IB−IC=0でなければ、送電線11の保護区間内における故障と判断して、遮断器13A,13B,13Cを「切」にして、送電線系統を保護するようになっている。
また、本実施形態では、PCM電流差動リレー装置16A,16B,16Cに対して、図2に示すように、PCM電流差動リレー装置16Aを代表端子とし、PCM電流差動リレー装置16B,16Cとの間で、同時にサンプリング同期処理を実行するようにしている。すなわち、PCM電流差動リレー装置16Aと16B間で、Tm=Ts1となるように、同時に、PCM電流差動リレー装置16Aと16C間で、Tm=Ts2となるように、サンプリング同期処理を実行する。また、これと同時に、PCM電流差動リレー装置16B、16Cは、PCM電流差動リレー装置16Bを代表端子とし、PCM電流差動リレー装置16Cとの間で、サンプリング同期処理を実行するようにしたことにある。すなわち、PCM電流差動リレー装置16Bと16C間で、Ts1=Ts2となるように、サンプリング同期処理を実行する。
このように、本実施形態によれば、各PCM電流差動リレー装置に、相手端子の数よりも1つ少ない制御1のサンプリング同期制御回路を設けることにより、PCM電流差動リレー装置16A,16B,16Cの3者間で、同時にサンプリング同期処理を実行することができる。その結果、伝送エラーがあっても高速で同期引込みをすることができ、伝送エラー復帰時の同期引込時間を最短とすることが可能であり、伝送エラーの発生の可能性が高い伝送路を適用しても差電流演算により送電線の事故を精度良く検出可能である。
ここで、上述のサンプリング同期処理は、自端子から相手端子への上り伝送遅延時間と、相手端子から自端子への下り伝送遅延時間が同等であることが条件である。しかしながら、各伝送路17〜19は、伝送路自体及び通信装置の構成に応じて、自端子から相手端子への上り伝送遅延時間と、相手端子から自端子への下り伝送遅延時間とに差が生ずることがある。この上り/下り伝送遅延時間(TA―B/TB―A、TB―C/TC―B、TC―A/TA―C)の差ΔTは、上述したTm=Ts1=Ts2を確立するサンプリング同期処理では排除することができない。つまり、計測したTm、Ts1、Ts2の値に、上り/下り伝送遅延時間差ΔTが含まれるため、Tm=Ts1=Ts2が成立しても、上り/下り伝送遅延時間差ΔTだけサンプリング同期がずれることになる。
そこで、本実施形態では、制御1A、制御1B、制御1Cに、上り/下り伝送遅延時間差ΔTによるサンプリング同期誤差を補正する補正手段を設けたことを特徴とする。本実施形態の補正手段は、同一の送電線11の各端子A,B,Cにおける系統の電流(又は電圧)は、位相が同一であることに鑑み、自端子と相手端子の電流(又は電圧)のサンプリングデータを比較したときに、それらに差があるときは、上り/下り伝送遅延時間に差があることになる。この上り/下り伝送遅延時間差ΔTは、図4に示すように、サンプリングデータの位相差として現れる。なお、図4では、電気角30°毎にサンプリングしている例を示している。
すなわち、Tm=Ts1の同期が成立してサンプリングしても、図4に示すように、A端子とB端子で上り/下り伝送遅延時間差ΔTがあると、送電線11が健全であっても、電流IのA端子とB端子におけるサンプリングデータIAsin(ωt)、IBsin(ωt)に差が生じ、非同期と同じ状態になる。図4において、位相差θは上り/下り伝送遅延時間差ΔTにより生じたものである。したがって、送電線電流Iの零クロス点とサンプリング電流IAsin(ωt)との位相差θ1と、零クロス点とサンプリング電流IBsin(ωt)との位相差θ2を求めることにより、上り/下り伝送遅延時間差ΔTにより生じた位相差θ(θ=θ2−θ1)を求めることができる。つまり、上り/下り伝送遅延時間差ΔTに起因する同期誤差は、健全時のA端子とB端子の代表電流の波形比較を実施することにより求めることができる。
そこで、制御1Bにおいて、サンプリング位相差θを求め、例えば、B端子の各サンプリングデータの位相を、アナログデータの位相に相当するθだけ移相することにより、上り/下り伝送遅延時間差ΔTによるサンプリング同期誤差を精度良く補正することができる。なお、健全時に、一度、サンプリング位相差θを演算すれば、上り/下り伝送遅延時間差ΔTは、電流差動リレー装置の電源を停止した場合、伝送路及び通信モデムなどの通信設備が変わらない場合など、再同期が必要な場合を除き固定された値である。したがって、例えば、A端子のアナログデータを基準に補正演算を実施する場合、IAsin(θ1)=IBsin(θ2−θ)にて補正することにより、A端子のデータとB端子のデータが同期したサンプリングデータとして扱うことができる。つまり、制御1A〜1Cの補正手段に、自端子と相手端子における送電線の電流I(又は電圧)のサンプリング位相差θを予め求めて、サンプリング電流の移相量を記憶しておけば、電流I(又は電圧)のサンプリングデータの位相差をその都度求める必要はない。
図5に、サンプリング同期処理、サンプリング同期補正処理及び電流差動リレーの処理手順をフローチャートにして示す。図示フローチャートは、PCM電流差動リレー装置16Aの処理を示している。先ず、ステップS1にて、制御1Bは、図3に示したように、端子Aと端子BのPCM電流差動リレー装置のサンプリング同期制御を実施する。つまり、B端子のTs1を受信して、自端のTmがTs1に一致するように同期制御を実施する。同時に、ステップS2にて、制御1Cは、端子Aと端子CのPCM電流差動リレー装置のサンプリング同期制御を実施する。つまり、C端子のTs2を受信して、自端のTmがTs2に一致するように同期制御を実施する。次いで、ステップS3、S4で、制御したサンプリング同期が確立したかを、Tm、Ts1、Ts2の差が規定値以内であるか否かにより確認する。いずれも同期正常であれば、ステップS5、S6にて、上り/下り伝送遅延時間差ΔTを補正するサンプリング同期の補正処理を行う。つまり、図4で説明したサンプリング位相差θに基づいて、対応するサンプリングデータの位相をシフトする補正処理を実施してIA−IB=0及びIA−IC=0であることを確認する。ステップS5、S6で上り/下り伝送遅延時間差ΔTに起因する同期誤差が補正され、同期が正常であれば、制御2のブロックにより、87リレーの演算を実施する(ステップS7)。次いで、ステップS8で、送電線11内の事故か否かを判別し、送電線11内の事故であればステップS9において、遮断器13Aに遮断指令を出力する。なお、他のPCM電流差動リレー装置16B,16Cにおいても、図5と同様の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、低速伝送路や高速伝送路(54kbps、1.544Mbps)においても、高速でサンプリング同期の確立が可能となるとともに、上り/下り伝送遅延時間差ΔTに起因する同期誤差を高速に補正できる。その結果、PCM電流差動リレーの稼働率が向上し、保護リレーの信頼性が向上する。
また、上述した実施形態では、3端子系統にて説明したが、本発明はこれに限らず、4端子以上の送電線系統の電流差動リレー装置に適用できる。
また、電流又は電圧のサンプリング位相差θを、電流Iの零クロス点とIAsin(ωt)との位相差θ1と、零クロス点とIBsin(ωt)との位相差θ2の差により求める例を説明したが、これに限らず、母線電圧の零クロス点の位相差(時間差)から求めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、低速伝送路など伝送エラー発生の可能性が高い伝送路においても、区間判定能力の高いPCM電流差動保護リレーが適用可能であり、その稼働率の向上に期待でき、安定した電力の供給が可能である。
11 送電線
12A,12B,12C 三相交流電源
13A,13B,13C 遮断器
14A,14B,14C 電圧変成器
15A,15B,15C 変流器
16A,16B,16C PCM電流差動リレー装置
17,18,19 信号伝送路
12A,12B,12C 三相交流電源
13A,13B,13C 遮断器
14A,14B,14C 電圧変成器
15A,15B,15C 変流器
16A,16B,16C PCM電流差動リレー装置
17,18,19 信号伝送路
Claims (4)
- 送電線の保護区間を画成する複数の端子にそれぞれ設けられた電流差動リレーを備え、該各電流差動リレーは、前記送電線のサンプリング電流を伝送路を介して相互に伝送して差電流を求めて前記保護区間内の事故を検出する演算手段と、基準信号に基づいて自端子と相手端子のサンプリング同期を制御するサンプリング同期制御手段とを備えてなる電流差動リレー装置において、
自端子と相手端子における前記送電線の電流又は電圧のサンプリングデータの位相差を求め、該求めた位相差に合わせて前記サンプリング電流を移相して、前記サンプリング電流の伝送遅延時間によるサンプリング同期誤差を補正する補正手段を設けたことを特徴とする電流差動リレー装置。 - 前記補正手段は、自端子と相手端子における前記送電線の電流又は電圧の位相差を予め求めて、前記サンプリング電流の移相量を記憶してなることを特徴とする請求項1に記載の電流差動リレー装置。
- 前記伝送遅延時間によるサンプリング同期誤差は、自端子から相手端子への伝送遅延時間と、相手端子から自端子への伝送遅延時間の差により生ずることを特徴とする請求項1又は2に記載の電流差動リレー装置。
- 前記サンプリング同期誤差を、±20μS以下に補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電流差動リレー装置。
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- 2005-08-31 JP JP2005251100A patent/JP2007068325A/ja active Pending
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