JP2007067818A - 通信端末装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線通信手段のデータの送受信を維持しながら非接触通信手段の送信データとの相互の無線干渉を防止し、かつ、効率的に相互の通信を行うことができる通信端末装置、通信システム及び通信方法を提供すること。
【解決手段】 無線部112は、対向する基地局との間で定期的にデータの間欠送受信を行う。無線制御部115は、無線部112が間欠送受信周期に移行されたことを間欠休止区間検出部140に通知する。間欠休止区間検出部140は、無線制御部115より通知された間欠送受信周期からデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する。制御部130は、間欠休止区間検出部140で検出された間欠休止区間に非接触通信部121にデータの送信を行わせるように制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無線部112は、対向する基地局との間で定期的にデータの間欠送受信を行う。無線制御部115は、無線部112が間欠送受信周期に移行されたことを間欠休止区間検出部140に通知する。間欠休止区間検出部140は、無線制御部115より通知された間欠送受信周期からデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する。制御部130は、間欠休止区間検出部140で検出された間欠休止区間に非接触通信部121にデータの送信を行わせるように制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、基地局と無線通信を行い、かつ、近接したリーダライタと非接触で無線通信を行う通信端末装置、通信システム及び通信方法に関する。
従来、非接触通信システムに対応した携帯端末装置として、非接触ICカード及び非接触ICタグ等のRFID(Radio Frequency IDentification)システムを利用した非接触式のデータ送受機能を備えた携帯端末装置が提案されている(特許文献1)。
例えば、このような非接触ICタグとしては、内蔵された電池等からのエネルギーにより情報をやりとりするアクティブタイプと、携帯端末装置からの電波のエネルギーにより非接触ICタグに電力を供給し情報をやりとりするパッシブタイプとがある。今後パッシブタイプの非接触ICタグは、小型軽量化が容易である等の点で、携帯端末装置に組み込まれるものとして普及しつつある。
パッシブタイプの非接触ICタグは、非接触通信部からアンテナを介し無線信号を受信し、電力が供給され起動する。起動した非接触ICタグは前記非接触通信部からのコマンドを解釈し、このコマンドに応じてIDコード等の情報を前記非接触通信部に無線で返信する。
しかし、非接触式のデータ送受機能が組み込まれた携帯端末装置において、通話又はデータ通信と非接触通信とを同時に行うとすると、携帯電話側の電波と非接触通信側の電波とが干渉を起こし相互の通信が正しくできないという問題が起こる。
そこで、従来の非接触通信機能を組み込んだ携帯端末装置は、相互無線干渉を防止するために非接触通信の開始を検出し、携帯電話の送信データの送信出力レベルを低減する。
図5は従来の携帯端末装置の構成の一例を示す図である。
この携帯端末装置1は、携帯電話部2、非接触通信部3、外部インターフェース(I/F)4及び制御部5を備える。携帯電話部2は、携帯電話等の移動体通信を行う。非接触通信部3は、リーダライタを有する非接触通信装置6と非接触通信を行う。
携帯電話部2は、携帯電話用アンテナと、受信部及び送信部を含む無線部と、受信制御部及び送信制御部を含む無線制御部と、を有している。送信制御部には、送信部の送信出力レベルを可変させる送信レベル制御部が備えられている。
携帯電話部2の通信中に非接触通信信号が検知された場合、非接触通信期間中は送信レベル制御部が予め設定したレベルだけ携帯電話部2の送信出力レベルを低下させるように送信部の送信レベルを制御することにより、携帯電話部2の送信信号と非接触通信部3の通信信号との相互干渉を低減させている。
特開2004−282485号公報
しかしながら、上記従来の携帯端末装置では、単に非接触通信の開始を検出し携帯電話側の送信出力レベルを低減させるため、携帯電話部がデータを受信している時の受信電波と非接触通信側の電波との相互の無線干渉を充分に防止することができないから、携帯電話部の受信電波と非接触通信の送信電波が干渉を起こし相互の通信が正しくできなくなる問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、非接触通信機能が組み込まれた通信端末装置において、無線通信手段のデータの送受信を維持しながら非接触通信手段の送信データとの相互の無線干渉を防止し、かつ、効率的に相互の通信を行うことができる通信端末装置、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、基地局と無線通信を行う無線通信手段と、近接したリーダライタと非接触で無線通信を行う非接触通信手段と、前記無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する間欠休止区間検出手段と、検出された前記間欠休止区間において前記非接触通信手段にデータの送信を実行させる制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、無線通信手段のデータの送受信と非接触通信手段の通信相互の無線干渉を防止し、かつ無線通信手段のデータの送受信を維持すると共に効率的に非接触通信手段の通信を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る通信システムは、携帯電話等の通信端末装置100と、この通信端末装置100と近接して配置される非接触通信装置200と、を有している。
図1は本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る通信システムは、携帯電話等の通信端末装置100と、この通信端末装置100と近接して配置される非接触通信装置200と、を有している。
通信端末装置100は、携帯電話部110、アンテナ120、非接触通信部121、リーダライタ122、外部インターフェース(I/F)123、制御部130及び間欠休止区間検出部140を有している。
携帯電話部110は、無線通信手段の一つであり、基地局と通話又はデータ通信等の無線通信を行う。非接触通信部121は、通信端末装置100と近接して配置される非接触通信装置200と無線で非接触通信を行う。制御部130は、携帯電話部110、外部インターフェース123及び間欠休止区間検出部140を制御する。間欠休止区間検出部140は、携帯電話部110の通信状態より間欠休止区間を検出し制御部130に通知する。
携帯電話部110は、無線部112及び無線制御部115並びに図示しない通話部、表示部、操作部及び電池を有している。無線部112は、アンテナ111、送信部113及び受信部114を有している。無線制御部115は、送信制御部116及び受信制御部117を有している。
送信部113は、図示しない基地局にアンテナ111を介してデータを送信する。また、受信部114は、基地局からアンテナ111を介してデータを受信する。送信制御部116及び受信制御部117は送信部113及び受信部114をそれぞれ制御する。
制御部130は、入出力部131及びCPU132を有している。入出力部131は、携帯電話部110、外部インターフェース123及び間欠休止区間検出部140から必要な情報を受け取ってCPU132に伝える。CPU132は、受け取った情報をもとに入出力部131を介して各部に必要な処理を実行させる。
無線部112は、対向する基地局との間で定期的に間欠送受信を行う。無線制御部115は、無線部112が間欠送受信周期に移行されたことを間欠休止区間検出部140に通知する。
間欠休止区間検出部140は、無線制御部115より通知された間欠送受信周期からデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する。制御部130は、間欠休止区間検出部140で検出された間欠休止区間において非接触通信部121にデータの送信を行わせるよう制御する。
リーダライタ122は、外部インターフェース123を介し制御部130からの制御情報を受けてこの制御情報に基づいて制御部130及び非接触通信部121との間でデータの送受信を行う。また、リーダライタ122は、非接触通信部121からの制御情報に基づいて非接触通信部121及び制御部130との間でデータの送受信を行う。
非接触通信装置200は、アンテナ201、非接触通信部202及びリーダライタ203を有している。非接触通信装置200は、非接触通信部121からの無線信号(電波)を受けて電力を生成する電力生成回路(図示せず)を有し、この電力生成回路が非接触通信部202及びリーダライタ203に電力を供給する。つまり、非接触通信装置200は、非接触通信部121からアンテナ120、201を介し無線信号を受信し、電力が供給され起動する。
なお、非接触通信装置200は、上述したパッシブタイプに限定されるものではなく、内蔵された電池からのエネルギーにより情報のやりとりを行うアクティブタイプ又は前記パッシブタイプと前記アクティブタイプを組み合わせたセミパッシブタイプでも構わない。
非接触通信部202は、アンテナ201、120を介して非接触通信部121との間で無線でデータの送受信を行う。また、リーダライタ203は、非接触通信部202からの制御情報に基づいて非接触通信部202との間でデータの送受信を行う。
図2は通信端末装置100の携帯電話部110と非接触通信部121の各動作を説明するタイミングチャートである。図2(a)は、間欠送受信時の携帯電話部110の送受信データを示している。図2(b)は、間欠送受信時の非接触通信部121の非接触通信データを示している。なお、図2(a)は、携帯電話部100の送受信データとして説明しているが、送信データ又は受信データのみの場合でも同じである。
図2(a)の間欠送受信周期中の区間(t0-t1)、(t4-t5)、(t8-t9)及び(t12-t13)は、携帯電話部110が間欠的に送受信データを送受信している間欠送受信区間(間欠送信区間及び間欠受信区間)を示している。この間欠送受信区間においては、携帯電話部110によるデータの送受信が優先される、つまり、携帯電話部110によるデータの送受信が維持され、かつ、非接触通信部121はデータの送信を行わない。
携帯電話部110の間欠送受信区間(t0-t1)が終了すると、図2(b)に示すように、間欠休止区間検出部140が検出した間欠休止区間(t1-t4)における区間(t2-t3)で非接触通信部121はデータの送信を実行する。
そして、非接触通信部121の通信が終了後、再び間欠送受信区間(t4-t5)に移行する。その後も同様に、間欠休止区間検出部140が検出した間欠休止区間(t5-t8)及び(t9-t12)における区間(t6-t7)及び(t10-t11)で、非接触通信部121はデータの送受信を行う。
例えば、間欠受信の場合、待ち受け受信状態にある通信端末装置100は、対向する基地局と定期的に同期を取りつつ受信をしながら、基地局から送られる信号を必要なときだけ受信部を起動させ受信を行うことにより{図2(a)で示す区間(t0-t1)、(t4-t5)、(t8-t9)及び(t12-t13)}、省電力化(バッテリーセービング)を図っている。このように、携帯電話部110がデータの送受信を休止している間欠休止区間(t1-t4)、(t5-t8)及び(t9-t12)を非接触通信部121が有効に利用することにより、効率的にデータの送信を行う。
このように、本実施の形態1によれば、間欠休止区間検出部140が携帯電話部110の通信状態から間欠休止区間を検出し、検出した間欠休止区間の間に非接触通信部121がデータの送信を行うようにするため、携帯電話部110のデータの送受信を維持しながら非接触通信部121の送信データとの相互の無線干渉を防止し、かつ、効率的に相互の通信を行うことができる。
なお、上記実施の形態1においては、間欠休止区間検出部140は、通信端末装置100内に独立して備えるものとしたが、例えば携帯電話部110又は制御部130の内部に設けるようにしても良い。
また、上記実施の形態1においては、通信端末装置100にリーダライタ122を備えるものとしたが、例えばリーダライタ122の機能を携帯電話部110内の機能で代替し、リーダライタ122を削除するようにしても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施の形態2の特徴は、非接触通信部がデータの送信途中の時において、携帯電話部の通信状態が間欠休止区間から間欠送受信区間に切り替わる時に非接触通信部のデータの送信を待機させ、かつ、携帯電話部のデータの送受信が終了した時に待機していた非接触通信部のデータ送受信を再開する点である。
図3は、本発明の実施の形態2に係る通信システムの構成を示す図である。図3に示す通信システムにおいて、図1に示す通信システムと同じ部分については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3に示すように、本発明の実施の形態2に係る通信システムは、通信端末装置300及び非接触通信装置200を具備している。
通信端末装置300は、携帯電話部110、アンテナ120、非接触通信部121、リーダライタ122、外部インターフェース(I/F)123、制御部301及び間欠休止区間検出部140を有している。
上記構成において、無線制御部115は、携帯電話部110のデータの通信状態が間欠休止区間から間欠送受信区間に切り替わる時に、間欠休止区間の終了を制御部301に通知する。制御部301は、無線制御部115からの間欠休止区間の終了の通知を受けると、外部インターフェース123を介して非接触通信部121のデータの送信を待機させる。
そして、携帯電話部110のデータの送受信が終了すると、間欠休止区間検出部140は間欠休止区間を検出して制御部301に通知する。そして、制御部301は、データの送信を待機していた非接触通信部121のデータの送信を間欠休止区間において再開させる。
次いで、上記のように構成された通信端末装置300の動作を説明する。図4は通信端末装置300の携帯電話部110と非接触通信部121の各動作を説明するタイミングチャートである。
図4(a)及び(b)に示すように、t20の時点で携帯電話部110は間欠休止区間であるため、非接触通信部121は非接触通信装置200へデータの送信を実行する{区間(t20-t21)}。
そして、t21の時点で携帯電話部110の送受信データが間欠送信区間及び間欠受信区間に切り替るときに非接触通信部121が送信途中であるため、制御部301は非接触通信部121の送信処理を待機させ(t21)、かつ、携帯電話部110はデータの送受信を実行する{区間(t21-t22)}。
そして、携帯電話部110の間欠送信区間及び間欠受信区間が終了したとき(時点t22)、制御部301は、非接触通信部121にデータの送信を再開するよう指示を送り、非接触通信部121は待機したため送信できなかったデータについて送信を再開する{区間(t22-t23)}。
このように、本実施の形態2によれば、携帯電話部110が間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時に非接触通信部121がデータの送信途中であれば、制御部301は非接触通信部121のデータの送信を待機させ、携帯電話部110の間欠送信区間又は間欠受信区間が終了した時に非接触通信部121のデータの送信を再開させるので、携帯電話部110のデータの送受信を維持しながら非接触通信部121の送信データとの相互の無線干渉を防止し、かつ、効率的に相互の通信を行うことができる。
また、送信途中で待機させられた非接触通信部121のデータの送信についても、携帯電話部110の間欠送信区間又は間欠受信区間の終了後にデータの送信を再開するので、非接触通信部121は残りのデータの全てを確実に送信することができる。
なお、本発明の通信システムにおいては、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式及びW−CDMA(Wideband−CDMA)方式等の無線通信システムで決められた処理方式に基づいた通信が実行される。
本発明の第1の態様に係る通信端末装置は、基地局と無線通信を行う無線通信手段と、近接したリーダライタと非接触で無線通信を行う非接触通信手段と、前記無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する間欠休止区間検出手段と、検出された前記間欠休止区間において前記非接触通信手段にデータの送信を実行させる制御手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、間欠休止区間検出手段が検出した無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間に非接触通信手段がデータの送信を行うため、無線通信手段の送受信電波と非接触通信手段の送信電波相互の無線干渉を防止すると共に、無線通信手段のデータ送受信を優先させかつ非接触通信手段の通信を行うことができる。
また、この構成によれば、無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を利用して非接触通信手段にデータの送信を実行させるため、効率的に相互の通信を行うことが可能となる。
本発明の第2の態様に係る通信端末装置は、上記第1の態様において、前記制御手段は、前記無線通信手段が前記間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時において前記非接触通信手段が前記データの送信途中である時に前記非接触通信手段の前記データの送信を待機させた後に前記無線通信手段の前記間欠送信区間又は前記間欠受信区間が終了した時に前記非接触通信手段に前記データの送信を再開させる、構成を採る。
この構成によれば、無線通信手段が間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時において、非接触通信手段がデータの送信途中である時に非接触通信手段のデータ送信を待機させた後に、無線通信手段の間欠送信区間又は間欠受信区間が終了した時に非接触通信手段のデータの送信を再開させるので、無線通信手段の送受信電波と非接触通信手段の送信電波相互の無線干渉を防止すると共に、無線通信手段のデータの送受信を優先させることができる。
また、この構成によれば、送信途中で待機させられた非接触通信手段のデータの送信についても、無線通信手段の間欠送信区間又は間欠受信区間の終了後にデータ送信を再開するので、非接触通信手段は残りのデータの全てを確実に送信することができる。
本発明の第3の態様に係る通信システムは、通信端末装置と非接触通信装置を具備し、前記通信端末装置は、基地局との間で無線通信を行う無線通信手段と、前記非接触通信装置との間で非接触で無線通信を行う第一の非接触通信手段と、を具備し、前記非接触通信装置は前記通信端末装置と非接触で無線通信を行う第二の非接触通信手段を具備する通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する間欠休止区間検出手段と、検出された前記間欠休止区間において前記第一の非接触通信手段にデータの送信を実行させる制御手段と、を具備し、前記非接触通信装置は、前記第一の非接触通信手段との間で無線でデータの送受信を行う前記第二の非接触通信手段と、前記第二の非接触通信手段とデータの送受信を行うリーダライタと、を具備する構成を採る。
この構成によれば、間欠休止区間検出手段が検出した無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間に第一の非接触通信手段がデータの送信を行うため、無線通信手段の送受信電波と第一の非接触通信手段の送信電波相互の無線干渉を防止すると共に、無線通信手段のデータ送受信を優先させかつ第一の非接触通信手段の通信を行うことができる。
また、この構成によれば、無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を利用して第一の非接触通信手段にデータの送信を実行させるため、効率的に相互の通信を行うことが可能となる。
本発明の第4に係る通信システムは、上記第3の態様において、前記制御手段は、前記無線通信手段が前記間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替わる時において前記第一の非接触通信手段が前記データの送信途中である時に前記第一の非接触通信手段の前記データの送信を待機させる待機手段と、前記無線通信手段の前記間欠送信区間又は前記間欠受信区間が終了した時に前記第一の非接触通信手段に前記データの送信を再開させる再開手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、無線通信手段が間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時において、非接触通信手段がデータの送信途中である時に非接触通信手段のデータ送信を待機させた後に、無線通信手段の間欠送信区間又は間欠受信区間が終了した時に非接触通信手段のデータの送信を再開させるので、無線通信手段の送受信電波と非接触通信手段の送信電波相互の無線干渉を防止すると共に、無線通信手段のデータの送受信を優先させることができる。
また、この構成によれば、送信途中で待機させられた非接触通信手段のデータの送信についても、無線通信手段の間欠送信区間又は間欠受信区間の終了後にデータ送信を再開するので、非接触通信手段は残りのデータの全てを確実に送信することができる。
本発明の第5の態様に係る通信方法は、基地局と無線通信を行う無線通信手段と近接したリーダライタと非接触通信を行う非接触通信手段とを具備する通信端末装置における通信方法において、前記無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する間欠休止区間検出ステップと、検出された前記間欠休止区間において前記非接触通信手段にデータの送信を実行させる制御ステップと、を具備する。
この方法によれば、間欠休止区間検出ステップで検出された無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間に非接触通信手段がデータの送信を行うため、無線通信手段の送受信電波と非接触通信手段の送信電波相互の無線干渉を防止すると共に、無線通信手段のデータ送受信を優先させかつ非接触通信手段の通信を行うことができる。
また、この方法によれば、無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を利用して非接触通信手段にデータの送信を実行させるため、効率的に相互の通信を行うことが可能となる。
本発明の第6の態様に係る通信方法は、上記第5の態様において、前記制御ステップは、前記無線通信手段が前記間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時において前記非接触通信手段が前記データの送信途中である時に前記非接触通信手段の前記データの送信を待機させる待機ステップと、前記無線通信手段の前記間欠送信区間又は前記間欠受信区間が終了した時に前記非接触通信手段に前記データの送信を再開させる再開ステップと、を具備する。
この方法によれば、無線通信手段が間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時において、非接触通信手段がデータの送信途中である時に非接触通信手段のデータ送信を待機させた後に、無線通信手段の間欠送信区間又は間欠受信区間が終了した時に非接触通信手段のデータの送信を再開させるので、無線通信手段の送受信電波と非接触通信手段の送信電波相互の無線干渉を防止すると共に、無線通信手段のデータの送受信を優先させることができる。
また、この方法によれば、送信途中で待機させられた非接触通信手段のデータの送信についても、無線通信手段の間欠送信区間又は間欠受信区間の終了後にデータ送信を再開するので、非接触通信手段は残りのデータの全てを確実に送信することができる。
本発明は、基地局と無線通信を行い、かつ、近接したリーダライタと非接触で無線通信を行う通信端末装置、通信システム及び通信方法として有用である。
100、300 通信端末装置
110 携帯電話部
111、120、201 アンテナ
112 無線部
113 送信部
114 受信部
115 無線制御部
116 送信制御部
117 受信制御部
121、202 非接触通信部
122、203 リーダライタ
123 外部インターフェース(I/F)
130、301 制御部
140 間欠休止区間検出部
200 非接触通信装置
110 携帯電話部
111、120、201 アンテナ
112 無線部
113 送信部
114 受信部
115 無線制御部
116 送信制御部
117 受信制御部
121、202 非接触通信部
122、203 リーダライタ
123 外部インターフェース(I/F)
130、301 制御部
140 間欠休止区間検出部
200 非接触通信装置
Claims (6)
- 基地局と無線通信を行う無線通信手段と、
近接したリーダライタと非接触で無線通信を行う非接触通信手段と、
前記無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する間欠休止区間検出手段と、
検出された前記間欠休止区間において前記非接触通信手段にデータの送信を実行させる制御手段と、
を具備する通信端末装置。 - 前記制御手段は、前記無線通信手段が前記間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時において前記非接触通信手段が前記データの送信途中である時に前記非接触通信手段の前記データの送信を待機させた後に前記無線通信手段の前記間欠送信区間又は前記間欠受信区間が終了した時に前記非接触通信手段に前記データの送信を再開させる請求項1に記載の通信端末装置。
- 通信端末装置と非接触通信装置を具備し、
前記通信端末装置は、
基地局との間で無線通信を行う無線通信手段と、
前記非接触通信装置との間で非接触で無線通信を行う第一の非接触通信手段と、を具備し、
前記非接触通信装置は前記通信端末装置と非接触で無線通信を行う第二の非接触通信手段を具備する通信システムにおいて、
前記通信端末装置は、
前記無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する間欠休止区間検出手段と、
検出された前記間欠休止区間において前記第一の非接触通信手段にデータの送信を実行させる制御手段と、を具備し、
前記非接触通信装置は、
前記第一の非接触通信手段との間で無線でデータの送受信を行う前記第二の非接触通信手段と、
前記第二の非接触通信手段とデータの送受信を行うリーダライタと、
を具備する通信システム。 - 前記制御手段は、
前記無線通信手段が前記間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替わる時において前記第一の非接触通信手段が前記データの送信途中である時に前記第一の非接触通信手段の前記データの送信を待機させる待機手段と、
前記無線通信手段の前記間欠送信区間又は前記間欠受信区間が終了した時に前記第一の非接触通信手段に前記データの送信を再開させる再開手段と、
を具備する請求項3に記載の通信システム。 - 基地局と無線通信を行う無線通信手段と近接したリーダライタと非接触通信を行う非接触通信手段とを具備する通信端末装置における通信方法において、
前記無線通信手段がデータの送受信を休止する間欠休止区間を検出する間欠休止区間検出ステップと、
検出された前記間欠休止区間において前記非接触通信手段にデータの送信を実行させる制御ステップと、
を具備する通信方法。 - 前記制御ステップは、
前記無線通信手段が前記間欠休止区間から間欠送信区間又は間欠受信区間に切り替る時において前記非接触通信手段が前記データの送信途中である時に前記非接触通信手段の前記データの送信を待機させる待機ステップと、
前記無線通信手段の前記間欠送信区間又は前記間欠受信区間が終了した時に前記非接触通信手段に前記データの送信を再開させる再開ステップと、
を具備する請求項5に記載の通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005251113A JP2007067818A (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 通信端末装置、通信システム及び通信方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008228098A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Sony Corp | 携帯電話装置及び携帯電話装置の通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラム |
JP2014207604A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 株式会社東海理化電機製作所 | 情報転送システム |
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JP2021510041A (ja) * | 2018-01-09 | 2021-04-08 | シグニファイ ホールディング ビー ヴィSignify Holding B.V. | デュアルモード電子デバイス |
-
2005
- 2005-08-31 JP JP2005251113A patent/JP2007067818A/ja active Pending
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