JP2007067596A - 平面アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】誘電性基板に接地導体板及び放射導体板を設けた平面アンテナであって、従来の同種の平面アンテナと比べると、設計の自由度が高く、送受信可能の電波周波数の広帯域化が可能である平面アンテナを提供する。
【解決手段】誘電性基板10に接地導体板12及び放射導体板13を設けた平面アンテナAであり、誘電性基板10は第1誘電性基板11と第2誘電性基板21とを積層した積層基板であり、第1誘電性基板11は一方の面に接地導体板12を、反対側の他方の面に放射導体板13を有しており、第2誘電性基板21は第1誘電性基板11の該他方の面に積層されており、該第1、第2の誘電性基板11、21のそれぞれは、複数の誘電体(a1、a2、b)(c1、c2、d)を配列して構成されており、該複数の誘電体群は比誘電率が異なる少なくとも2種類の誘電体からなっている平面アンテナA。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体通信用の送受信用小型アンテナ等として利用できる平面アンテナ、特に、誘電性基板に接地導体板及び放射導体板を設けた平面アンテナに関する。
誘電性基板に接地導体板及び放射導体板を設けた平面アンテナは、一般的には、誘電性基板の一方の面に接地導体板が、反対側の他方の面に放射導体板が設けられたものである。かかる平面アンテナは、GPSナビゲーションシステムや無線LAN等においてパッチ状アンテナ或いは平面状アンテナとして今日広く採用されており、今後とも広く用いられると考えられる。
かかる平面アンテナにおける誘電性基板は、要求されるアンテナ特性に応じて基板材料、基板厚み等が適宜選択されて形成されるのであるが、従来、一般的には、誘電性基板として、セラミックスの単純焼結体、プレプリグ等を適宜積層してなる積層板が採用されてきた。また、一方では平面アンテナ用基板材料についてさらなる研究が進められ、例えば特許第2873541号公報は、高周波帯域電波にも対応できる基板材料として有用な高誘電率及び低誘電正接を有する樹脂組成物を開示している。
特許第2873541号公報
しかしながら、いずれにしてもこれまでの平面アンテナにおける誘電性基板は、積層構造のものであれ、単層構造のものであれ、アンテナ特性を決定する比誘電率等が各部一定であり、従って、アンテナ設計者は、その一定の比誘電率等を前提としてアンテナ設計を行わなければならず、その結果、アンテナ設計の自由度が小さくなり、また、アンテナ特性、特に、送受信可能の電波周波数帯域が、その一定の比誘電率に支配される狭い範囲のものに限定されていた。
かかる誘電性基板は、近年の移動体通信の発展に伴って要求される高度化、複雑化したアンテナ特性等に対応できない。特に、送受信可能な電波周波数の広帯域化の要求に応じ難い。
そこで本発明は、誘電性基板に接地導体板及び放射導体板を設けた平面アンテナであって、従来の同種の平面アンテナと比べると、設計の自由度が高く、送受信可能の電波周波数の広帯域化が可能である平面アンテナを提供することを課題とする。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意研究を重ね、次のことに着目するに至った。
誘電性基板の一方の面に接地導体板を、反対側にある他方の面に放射導体板を設けた平面アンテナにおいては、少なくとも誘電性基板について、その構造や各部の比誘電率につきアンテナ設計者の自由な設計に委ねることができれば、それだけアンテナ設計の自由度を高くすることができる。また、送受信可能の電波周波数帯域に影響する比誘電率について、誘電性基板の各部の比誘電率につきアンテナ設計者の自由な設計に委ねることができれば、送受信可能の電波周波数の広帯域化が可能になる。
本発明者は、さらに研究を重ね、このことの実現には、誘電性基板として、比誘電率が異なる少なくとも2種類の誘電体を含む複数の誘電体を配列して構成されるものを採用すればよいこと、かかる誘電性基板を積層して用いれば、一層、送受信可能の電波周波数の広帯域化が可能になることを見いだした。
かかる着目、知見に基づき本発明は、誘電性基板に接地導体板及び放射導体板を設けた平面アンテナにおいて、該誘電性基板は第1誘電性基板と第2誘電性基板とを積層した積層基板であり、該第1誘電性基板は一方の面に接地導体板を、反対側の他方の面に放射導体板を有しており、該第2誘電性基板は該第1誘電性基板の該他方の面に積層されており、該第1、第2の誘電性基板のそれぞれは、複数の誘電体を配列して構成されており、該複数の誘電体群は比誘電率が異なる少なくとも2種類の誘電体からなっている平面アンテナを提供する。
本発明に係るこの平面アンテナによると、誘電性基板は、第1誘電性基板と第2誘電性基板とを積層した積層基板であり、第1、第2の各誘電性基板は、誘電率が異なる少なくとも2種類の誘電体を含む複数の誘電体を配列して構成されるものであるため、それだけアンテナ設計の自由度が高く、また、送受信可能の電波周波数の広帯域化が可能である。
特に、誘電性基板は、第1誘電性基板と第2誘電性基板とを積層した積層基板であり、その誘電体基板構造により、誘電率が異なる少なくとも2種類の誘電体を含む複数の誘電体を配列して構成された一層構造の誘電体基板に接地導体及び放射導体を設けただけの場合より、送受信可能の電波周波数の、一層の広帯域化が可能である。
第1、第2の誘電性基板のそれぞれについて、その基板を構成する複数の誘電体の配列は、基板を構成するうえで代表的には平面的な配列となるが、かかる平面的配列状態としては、複数の誘電体の縞(ストライプ)状配列、複数の誘電体の同心リング状配列など、求められるアンテナ特性に応じて適宜選択採用できる。
第1、第2のいずれの誘電性基板についても、該誘電性基板を構成する複数の誘電体のそれぞれについては、積層構造のものでもよいし、単層構造のものでもよい。従って、第1、第2の各誘電性基板としては、それぞれが積層構造を示す複数の誘電体を配列してなるもの、それぞれが単層構造を示す複数の誘電体を配列してなるもの、少なくとも一つの誘電体は積層構造のものであり、他の誘電体は単層構造のものである複数の誘電体を配列してなるものを例示できる。
比誘電率の点について言えば、送受信可能な電波周波数の広帯域化のうえで、
前記第1誘電性基板については、それを構成している複数の誘電体のうち、該第1誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率が、該第1誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率より高い場合を例示できる。
前記第2誘電性基板については、それを構成している複数の誘電体のうち、該第2誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率が、該第2誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率より低い場合を例示できる。
なお、第1、第2の各誘電体基板において、外側領域に位置する誘電体の比誘電率は各部一定でもよいし、各部で異なっていてもよい。
第1誘電性基板について、外側領域に位置する誘電体の比誘電率が各部一定である例として、該第1誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該第1誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率がεrb、該第1誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率がεraであり、εrb>εraの関係を満たす場合を挙げることができる。この場合、広域化をより達成する条件として、該比誘電率εra及びεrbは、εrb>εra且つ概ねεrb<2.3×εraの関係にある場合を例示できる。
同様に第2誘電性基板についても、外側領域に位置する誘電体の比誘電率が各部一定である例として、該第2誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該第2誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率がεrd、該第2誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率がεrcであり、εrc>εrdの関係を満たす場合を挙げることができる。この場合、広帯域化をより達成する条件として、該比誘電率εrc及びεrdは、εrc>εrd且つ概ねεrc<4×εrdの関係にある場合を例示できる。
第1誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率が、該誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率より高い場合のより具体的な例として、誘電性基板を構成している複数の誘電体が縞状(ストライプ状)に配列されており、該複数の誘電体のうち中央部の誘電体の比誘電率がεrb、該比誘電率εrbの誘電体の両外側に位置する誘電体の比誘電率がεraであり、εrb>εraの関係にある場合を挙げることができる。
この場合も、該比誘電率εra及びεrbは、例えばεrb>εra且つ概ねεrb<2.3×εraの関係を満たす場合を例示できる。
第2誘電性基板については、第2誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率が、該誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率より低い場合のより具体的な例として、誘電性基板を構成している複数の誘電体が縞状(ストライプ状)に配列されており、該複数の誘電体のうち中央部の誘電体の比誘電率がεrd、該比誘電率εrdの誘電体の両外側に位置する誘電体の比誘電率がεrcであり、εrc>εrdの関係にある場合を挙げることができる。
この場合も、該比誘電率εrc及びεrdは、例えばεrc>εrd且つ概ねεrc<4×εrdの関係を満たす場合を例示できる。
第1誘電性基板の前記他方の面に設ける前記の放射導体板は、アンテナ設計条件を満たす限りは該基板面のうちいずれの部位に設けてもよいが、代表例として、該基板面の中央部に設ける場合を挙げることができる。
さらに言えば、第1誘電性基板を構成する複数の誘電体を前記のように縞状に配列する場合であれ、或いは、同心リング状配列等の他の配列状態で配列する場合であれ、第1誘電性基板の中央部を形成する誘電体の比誘電率が、該第1誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率より高い場合において、前記放射導体板を基板面の中央部に設ける場合を例示できる。
第1、第2のいずれの誘電性基板についても、該誘電性基板を構成している複数の誘電体のそれぞれの材質については、所望の誘電率等が得られるのであれば特に制限はなく、例えば、複数の誘電体のうち少なくとも一つを誘電性樹脂から形成する場合を挙げることができる。
また、例えば第2の誘電性基板について言えば、中央部を形成する誘電体は空気からなる誘電体でもよい。この場合は、第2誘電性基板の空気からなる誘電体部分(空気雰囲気空間部分)から第1誘電性基板上の放射導体板を外部へ覗かせることが可能になる。
また、第1、第2のいずれの誘電性基板についても、それが、例えば、複数の誘電体が縞状に配列されてなる誘電性基板である場合、各誘電体材料として誘電性樹脂を採用すれば、これらを押し出し成形による2色成形法と同様の手法で押し出し成形して容易に該誘電性基板を得ることができる。
以上説明したように本発明によると、誘電性基板に接地導体板及び放射導体板を設けた平面アンテナであって、従来の同種の平面アンテナと比べると、設計の自由度が高く、送受信可能の電波周波数の広帯域化が可能である平面アンテナを提供することができる。
<本発明の実施形態>
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る平面アンテナの1例Aの斜視図であり、図2は該平面アンテナAの平面図である。平面アンテナAは、誘電性基板10を含んでいる。誘電性基板10は、積層された第1誘電性基板11と第2誘電性基板21からなっている。図3は第1誘電性基板11の斜視図であり、図4は第2誘電性基板21の斜視図である。
第1誘電性基板11の下面には接地導体板12が設けられており、上面に放射導体板13が設けられている。第1誘電性基板11は、直方体形状を呈しており、平面から見ると四角形を呈するXY平面のX軸方向の長さはL1、Y軸方向の長さはW1、Z軸方向の長さ(厚み)はt1である。
接地導体板12は、図1〜図3の例では、基板1の下面に全面的に設けられており、放射導体板13は基板1の上面の中央部に設けられている。放射導体板13は平面から見ると四角形を呈しており、該四角形を呈するXY平面のX軸方向の長さはLo、Y軸方向の長さはWoである。点Pは放射導体板13の中央における給電点である。
第1誘電性基板11は、本例では縞状に配列され、一体化されている中央部の誘電体bとその両外側の誘電体a1、a2からなっている。この誘電性基板11は、例えば、誘電体a1、a2、bのそれぞれの材料として誘電性樹脂を採用し、これら樹脂を押し出し成形による2色成形法と同様の手法で押し出し成形して得ることができる。
基板11の中央部の誘電体bはY軸方向の幅がd1であり、誘電体a1、a2のそれぞれのY軸方向の幅はここでは同一である。各誘電体のX軸方向の長さはL1であり、Z軸方向の長さ(厚み)はt1である。
誘電体a1、a2の比誘電率は、本例ではいずれもεraであり、誘電体bの比誘電率はεrbである。εrb>εra且つ概ねεrb<2.3×εraの関係にある。
なお、誘電体a1、a2の比誘電率は同一である必要はないが、送受信可能の電波周波数の広帯域化のためには、誘電体bの比誘電率εrbを、誘電体a1、a2の比誘電率のいずれよりも大きくするとよい。
接地導体板12や放射導体板13は、それを基板11に接着剤で貼着したり、基板11に対し各種薄膜形成技術を利用して導体板を形成する等により基板に設けることができる。
第2誘電性基板21も、直方体形状を呈しており、平面から見ると四角形を呈するXY平面のX軸方向の長さはL2、Y軸方向の長さはW2、Z軸方向の長さ(厚み)はt2である。図1〜図4に示す例では、第2誘電性基板12は第1誘電性基板11と全体的には同一寸法のものである。すなわち、L1=L2、W1=W2、t1=t2である。
第2誘電性基板21は、本例では、第1誘電性基板11における誘電体a1、a2、bの長手方向に対し直角をなす方向に縞状に配列され、一体化されている中央部の誘電体dとその両外側の誘電体c1、c2からなっている。この誘電性基板21も、例えば、誘電体c1、c2、dのそれぞれの材料として誘電性樹脂を採用し、これら樹脂を押し出し成形による2色成形法と同様の手法で押し出し成形して得ることができる。
基板21の中央部の誘電体dはX軸方向の幅がd2であり、誘電体c1、c2のそれぞれのX軸方向の幅はここでは同一である。各誘電体のY軸方向の長さはW2である。
誘電体c1、c2の比誘電率はいずれもεrcであり、誘電体dの比誘電率はεrdである。εrc>εrd且つ概ねεrc<4×εrdの関係にある。
なお、誘電体c1、c2の比誘電率は同一である必要はないが、送受信可能の電波周波数の広帯域化のためには、誘電体dの比誘電率εrdを、誘電体c1、c2の比誘電率のいずれよりも小さくするとよい。
誘電体dについては後ほど説明する、図14に示すアンテナにおけるように、空気であってもよい。換言すれば、誘電体c1、c2を距離d2離して配置し、誘電体c1、c2の間の空気が存在する空間を誘電体dとしてもよい。
平面アンテナAによると、誘電性基板10を構成する第1誘電性基板11、第2誘電性基板21は、いずれも、送受信可能な電波周波数帯域に影響する比誘電率が異なる2種類の誘電体を含む複数の誘電体(基板11ではa1、a2とb、基板21ではc1、c2とd)を縞状に配列して構成されたものであるため、それだけアンテナ設計の自由度が高く、また、送受信可能の電波周波数の広帯域化が可能である。
特に、平面アンテナAによると、誘電性基板10は、第1誘電性基板11と第2誘電性基板21とを積層した積層基板であり、平面アンテナとして接地導体板12及び放射導体板13を設けた第1誘電性基板11(図3の構造体からなるアンテナ)だけを採用する場合と比べると、送受信可能の電波周波数の、一層の広帯域化が可能である。
<アンテナ性能のFDTD解析による評価>
図3に示す一層構造のアンテナと、図1及び図2に示す本発明に係るアンテナAのそれぞれにつき、FDTD(Finite Difference Time Domain)法、すなわち、電磁気の基本方程式であるMaxwell 方程式を差分化(Finite Difference)し、時間領域(Time Domain) で解く方法により、アンテナ性能を解析し、評価した。
FDTD法による解析においては、セルサイズを0.5mm、タイムステップを0.963ps(0.963×10-12 秒)、タイムステップ数を6000とし、吸収境界条件はLiaoを採用した。
アンテナ性能の評価には、平面アンテナの反射係数S11特性と比帯域を用いた。比帯域は以下のとおりである。
比帯域〔%〕=(S11が−10dB以下となる帯域幅)
÷(S11が−10dB以下となる帯域の中心周波数)×100
(1)図3に示すアンテナについて
図3に示すアンテナの解析においては、いずれも、
誘電性基板11の寸法をL1×W1×t1=64mm×64mm×3mm
放射導体板13の寸法を32mm×32mm
接地導体板12の寸法を64mm×64m
の一定とした。
(1-1) 誘電体bの幅d1を変化させた場合
誘電体a1、a2の比誘電率をεra=3
誘電体bの比誘電率をεrb=5
の一定とし、誘電体bの幅d1を変化させた。
S11特性は図5に示すとおりであった。なお、図5においては、d1は単にdと示してある。
比帯域については以下のとおりであった。

d1〔mm〕 0 10 20 22 25 30 35 64
比帯域〔%〕 4.33 3.48 8.15 8.96 9.09 5.45 0.00 1.20
d1=20mmから二つ目の共振周波数があらわれ、帯域が広くなっている。d1=25mmで比帯域が最も高く、それは、d1=0、すなわち、基板11が誘電体a1、a2のみからなり、誘電体bが無い場合の2.1倍、d1=64mm、すなわち、基板11が誘電体bのみからなる場合の8倍程度となり、異なる比誘電率を有する誘電体を縞状に配列した場合の方が、送受信可能の周波数帯域が広くなることが分かる。
(1-2) 誘電体bの比誘電率εrbを変化させた場合
誘電体bの幅をd1=22mm、
誘電体a1、a2の比誘電率をεra=3
の一定とし、誘電体bの比誘電率εrbを変化させた。
S11特性は図6に示すとおりであった。
比帯域については以下のとおりであった。

εrb 2 3 4 4.5 5 6
比帯域〔%〕 4.13 4.33 5.11 7.54 8.96 1.66/3.88
εrbが5までは、εrbが大きくなるほど、送受信可能の周波数帯域が広くなっている。しかし、εrbが6になると、帯域が二つに分かれ、広帯域ではなく2周波共用アンテナとなっている。この例では、εrb<2×εraであることが好ましいことが分かる。
(1-3) 誘電体a1、a2の比誘電率(いずれも同じεra)を変化させた場合
誘電体bの幅をd1=22mm、
誘電体bの比誘電率をεrb=5
の一定とし、誘電体a1、a2の比誘電率εraを変化させた。
S11特性は図7に示すとおりであった。なお、図7ではεraが3.5の場合のS11特性曲線の図示を省略している。
比帯域については以下のとおりであった。

εra 2 3 3.5 4 5 6
比帯域〔%〕 3.79/4.24 8.96 6.84 4.26 1.20 0.00.
εraが小さくなるにつれアンテナの送受信可能の周波数帯域が広くなっている。しかし、εraが小さくなりすぎると(例えばεra=2)、帯域が二つに分かれ、広帯域ではなく2周波共用アンテナとなっている。
(1-4) 指向性について
誘電体a1、a2の比誘電率をいずれもεra=3、誘電体bの比誘電率をεrb=5、誘電体bの幅をd1=22mmとしたときのアンテナ指向性を図8に示す。このアンテナは給電点を中心に配置しているため、2次モードでの共振となる。そのため、θ=0°と180°でnull点となっている。
(1-5) 全体評価
以上の解析により、異なる比誘電率の誘電体を縞状に配列した誘電体基板を用いると、アンテナの送受信可能の周波数帯域が広がることが分かる。また、εra=3、εrb=5、d1=25mmのとき比帯域は最大の9.09%となる。これは誘電体a1(a2)や誘電体bのみを採用した誘電性基板によるアンテナの場合の2.1倍から8倍程度である。
また、εra<εrbのとき帯域は広くなり、これら二つの比誘電率の差が大きくなるにつれ、比帯域が増加する。しかし、その差が大きくなりすぎると帯域が二つに分かれ、広帯域アンテナではなく、2周波共用アンテナとなる。従って、例えば、概ねεrb<2×εra程度であることが好ましい。
(2)図1、図2に示すアンテナAについて
アンテナAの解析においては、いずれも、
誘電性基板11の寸法をL1×W1×t1=64mm×64mm×3mm
放射導体板13の寸法を32mm×32mm
接地導体板12の寸法を64mm×64mm
の一定とするとともに、第1誘電性基板11の誘電体(a1、a2)、bの比誘電率εra、εrb及び誘電体bの幅d1については、既述の解析で最も帯域の広い
εra=3、εrb=5、d1=25mm の一定とした。
また、第2誘電性基板21の寸法をL2×W2×t2=64mm×64mm×3mm
の一定とした。
(2-1) 第2誘電性基板21の誘電体dの幅d2を変化させた場合
誘電体c1、c2の比誘電率をεrc=3
誘電体dの比誘電率をεrd=1
の一定とし、誘電体dの幅d2を変化させた。
S11特性は図9に示すとおりであった。なお、図9においては、d2は単にdと示してある。また、d2=10mm、35mmについては図示を省略している。
比帯域については以下のとおりであった。

d2〔mm〕 0 1 0 20 30 35 50 64
比帯域〔%〕 9.34 9.30 10.04 10.69 10.13 8.96 8.96
d2が大きくなるにつれ比帯域は高くなり、d2=30mmで比帯域は最大となる。しかし、d2が放射導体板13の幅32mmより大きくなってくると、比帯域は減少し、放射導体板13の上部に誘電体がない場合に近づいていく。
(2-2) 誘電体dの比誘電率εrdを変化させた場合
誘電体dの幅をd2=30mm、
誘電体c1、c2の比誘電率をεrc=3
の一定とし、誘電体dの比誘電率εrdを変化させた。
S11特性は図10に示すとおりであった。
比帯域については以下のとおりであった。

εrd 1 2 3 4
比帯域〔%〕 10.7 10.0 9.34 8.22

εrdが大きくなると、高い方の共振周波数が低くなり、帯域が狭くなっている。εrd=1のとき、帯域は最も広くなっている。
(2-3) 誘電体c1、c2の比誘電率(いずれも同じεrc)を変化させた場合
誘電体dの幅をd2=30mm、
誘電体dの比誘電率をεrd=1
の一定とし、誘電体c1、c2の比誘電率εrcを変化させた。
なお、空気の誘電率は略1であるから、εrd=1の誘電体dは空気からなる誘電体と見なして差し支えない。
S11特性は図11に示すとおりであった。
比帯域については以下のとおりであった。

εrc 1 2 3 4
比帯域〔%〕 8.96 9.77 10.69 4.33/3.35
εrcが大きくなるにつれ、低域側の共振周波数が低くなり、アンテナの帯域は広くなっていく。しかし、低域側の共振周波数が低くなりすぎると、帯域が二つに分かれ、2周波共用アンテナとなる。また、この例では、比帯域から、概ねεrc<4×εrdが好ましいと言える。
(2-4) 指向性について
誘電体c1、c2の比誘電率をいずれもεrc=3、誘電体dの比誘電率をεrd=1、誘電体dの幅をd2=30mmとしたときのアンテナ指向性を図12に示す。このアンテナは給電点を中心に配置しているため、2次モードでの共振となる。そのため、θ=0°と180°でnull点となっている。
(2-5) 全体評価
以上の解析により、εrcを大きくすると低域側の共振周波数が低くなり、εrdを小さくすると高域側の共振周波数が高くなる。従って、第1誘電性基板11からなるアンテナの放射導体板13の上に第2誘電性基板21を積層すると、アンテナの二つの共振周波数を個別に制御することが可能となり、それにより、アンテナの送受信可能周波数帯域をそれだけ広くできることが分かる。
また、第2誘電性基板21については、εrc>εrdが好ましく、さらには、例えば、概ねεrc<4×εrdであることが好ましいと言える。
<アンテナ性能の実験による評価>
図3に示す一層構造アンテナと同タイプのアンテナと、図1及び図2に示す本発明に係るアンテナAと同タイプのアンテナのそれぞれにつき、実験によりアンテナ性能を評価した。
実験においては、図3に示す一層構造アンテナと同タイプのアンテナとして図13に示す構造のアンテナを採用した。このアンテナは、誘電性基板(第1誘電性基板)の全体寸法(L1×W1×t1)が50mm×66mm×3mmである。中央部の誘電体bの幅d1は22mmである。両側の誘電体a1、a2の幅もそれぞれ22mmである。誘電体a1、a2の比誘電率は同じとした。
接地導体板12は64mm×64mm×(厚さ0.5mm)の真鍮板からなっている。 放射導体板13は、32mm×32mm×(厚さ0.1mm〜0.2mm)の銅テープからなっている。誘電体a1、b、a1は瞬間接着剤により縞状に貼り合わせ、接地導体板12は瞬間接着剤により誘電体a1、b、a1からなる誘電性基板に貼り付けた。放射導体板13は銅テープの粘着剤にて貼り合わせた。
また、図1及び図2に示す本発明に係るアンテナAと同タイプのアンテナとして、図14に示す構造のアンテナを準備した。
図14に示す2層構造のアンテナは、図13に示すアンテナに第2の誘電性基板を積層したごとき構造のものである。図13に示すアンテナの放射導体板13が設けられている面に間隔d2=30mmをおいて誘電体c1、c2を瞬間接着剤で貼り合わせてある。
誘電体c1、c2はいずれも、長手方向寸法Wo=50mm、短手方向寸法L’=20mm、厚さt2=3mmのものであり、比誘電率は両者同一とした。誘電体c1、c2とその間の空気からなる誘電体dとで縞状の第2誘電性基板が形成されている、とみることができる。
図13に示すアンテナとして次の2種類のアンテナYW−3aと、YW−4aとを作製し、図14に示すアンテナとして次のアンテナYW−3aEXを作製した。

アンテナYW−3a:誘電体a1、a2の比誘電率εra=3.4(公称値)
誘電体bの比誘電率εrb=5.1(公称値)

アンテナYW−4a:誘電体a1、a2の比誘電率εra=3.4(公称値)
誘電体bの比誘電率εrb=7.8(公称値)
(εrb<略2.3×εra)

アンテナYW−3aEX:
誘電体a1、a2の比誘電率εra=3.4(公称値)
誘電体bの比誘電率εrb=5.1(公称値)
誘電体c1、c2の比誘電率εrc=3.4(公称値)
誘電体d(空気)の比誘電率εrd=1
アンテナYW−3aについてのS11特性は図15に示すとおり、
アンテナYW−4aについてのS11特性は図16に示すとおり、
アンテナYW−3aEXについてのS11特性は図17に示すとおりであった。
図15には、誘電性基板を比誘電率が3.4の誘電体αのみで形成した比較例アンテナのS11特性、誘電性基板を比誘電率が5.1の誘電体βのみで形成した比較例アンテナのS11特性も併せて示してある。
図16には、誘電性基板を比誘電率が3.4の誘電体αのみで形成した比較例アンテナのS11特性、誘電性基板を比誘電率が7.8の誘電体γのみで形成した比較例アンテナのS11特性も併せて示してある。
図17には、アンテナYW−3aについてのS11特性も併せて示してある。
比帯域は、アンテナYW−3aについては6.35%、アンテナYW−4aについては8.39%と良好であり、本発明に係る2層構造のアンテナYW−3aEXでは10.6%とであり、YW−3aと比べると1.7倍であり、本発明に係る2層構造のアンテナでは、送受信可能の周波数帯域が一層、広域化することが確認できた。
図18に、アンテナYW−3aについて、実験により確認したS11特性とFDTD解析によるS11特性とを併せ示す。
図19に、アンテナYW−4aについて、実験により確認したS11特性とFDTD解析によるS11特性とを併せ示す。
図20に、アンテナYW−3aEXについて、実験により確認したS11特性とFDTD解析によるS11特性とを併せ示す。
図21に、アンテナYW−3aについて、実験により確認したアンテナ指向性とFDTD解析によるアンテナ指向性とを併せて示す。
図22に、アンテナYW−3aEXについて、実験により確認したアンテナ指向性とFDTD解析によるアンテナ指向性とを併せて示す。
これら図から、実験結果とFDTD解析結果とは略同じ傾向を示していることがわかる。
本発明は、移動体通信用の送受信用小型アンテナ等として利用する平面アンテナを提供することに利用できる。
本発明に係る平面アンテナの1例の斜視図である。 図1に示す平面アンテナの平面図である。 図1に示すアンテナの第1誘電性基板部分の斜視図である。 図1に示すアンテナの第2誘電性基板部分の斜視図である。 図3に示すアンテナについて、縞状配列誘電体のうち中央部誘電体幅を変化させた場合の、FDTD解析によるS11特性を示す図である。 図3に示すアンテナについて、縞状配列誘電体のうち中央部誘電体の比誘電率を変化させた場合の、FDTD解析によるS11特性を示す図である。 図3に示すアンテナについて、縞状配列誘電体のうち中央部誘電体の両側に位置する誘電体の比誘電率を変化させた場合の、FDTD解析によるS11特性を示す図である。 図3に示す平面アンテナの、FDTD解析による指向性を示す図である。 図1に示すアンテナについて、第2誘電性基板の縞状配列誘電体のうち中央部誘電体幅を変化させた場合の、FDTD解析によるS11特性を示す図である。 図1に示すアンテナについて、第2誘電性基板の縞状配列誘電体のうち中央部誘電体の比誘電率を変化させた場合の、FDTD解析によるS11特性を示す図である。 図1に示すアンテナについて、第2誘電性基板の縞状配列誘電体のうち中央部誘電体の両側に位置する誘電体の比誘電率を変化させた場合の、FDTD解析によるS11特性を示す図である。 図1に示す平面アンテナの、FDTD解析による指向性を示す図である。 実験に用いた一層構造平面アンテナの構造を示す斜視図である。 実験に用いた2層構造アンテナの構造を示す斜視図である。 図13に示すタイプのアンテナの1例及び比較例アンテナのS11特性を示す図である。 図13に示すタイプのアンテナの他の例及び比較例アンテナのS11特性を示す図である。 図14に示すタイプのアンテナの1例及び図13に示すタイプのアンテナの1例のS11特性を示す図である。 図13に示すタイプのアンテナの1例の実験及びFDTD解析によるS11特性を示す図である。 図13に示すタイプのアンテナの他の例の実験及びFDTD解析によるS11特性を示す図である。 図14に示すタイプのアンテナの1例の実験及びFDTD解析によるS11特性を示す図である。 図13に示すタイプのアンテナの1例の実験及びFDTD解析による指向性を示す図である。 図14に示すタイプのアンテナの1例の実験及びFDTD解析による指向性を示す図である。
符号の説明
A 平面アンテナ
10 誘電性基板
11 第1誘電性基板
12 接地導体板
13 放射導体板
P 給電点
a1、a2、b 誘電体
21 第2誘電性基板
c1、c1、d 誘電体

Claims (5)

  1. 誘電性基板に接地導体板及び放射導体板を設けた平面アンテナにおいて、該誘電性基板は第1誘電性基板と第2誘電性基板とを積層した積層基板であり、該第1誘電性基板は一方の面に接地導体板を、反対側の他方の面に放射導体板を有しており、該第2誘電性基板は該第1誘電性基板の該他方の面に積層されており、該第1、第2の誘電性基板のそれぞれは、複数の誘電体を配列して構成されており、該複数の誘電体群は比誘電率が異なる少なくとも2種類の誘電体からなっていることを特徴とする平面アンテナ。
  2. 前記第1誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該第1誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率が、該第1誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率より高く、前記第2誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該第2誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率が、該第2誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率より低い請求項1記載の平面アンテナ。
  3. 前記第1誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該第1誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率がεrb、該第1誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率がεraであり、εrb>εraの関係にあり、前記第2誘電性基板を構成している複数の誘電体のうち、該第2誘電性基板の中央部を形成している誘電体の比誘電率がεrd、該第2誘電性基板中央部を形成している誘電体の外側領域に位置する誘電体の比誘電率がεrcであり、εrc>εrdの関係にある請求項2記載の平面アンテナ。
  4. 前記第1誘電性基板を構成している複数の誘電体が縞状に配列されており、該複数の誘電体のうち中央部の誘電体の比誘電率がεrb、該誘電率εrbの誘電体の両外側に位置する誘電体の比誘電率がεraであり、εrb>εraの関係にあり、前記第2誘電性基板を構成している複数の誘電体が縞状に配列されており、該複数の誘電体のうち中央部の誘電体の比誘電率がεrd、該誘電率εrdの誘電体の両外側に位置する誘電体の比誘電率がεrcであり、εrc>εrdの関係にある請求項1記載の平面アンテナ。
  5. 前記第1、第2の誘電性基板のそれぞれを構成している複数の誘電体のうち、少なくとも一つは誘電性樹脂から形成されている請求項1から4のいずれかに記載の平面アンテナ。
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