JP2007066389A - トレイを備えたディスクユニット及び該ディスクユニットを内蔵する電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスクユニット及びこのディスクユニットを内蔵する電子機器において、簡単かつ安価で、しかも、薄型化の妨げにならない構造により、破損したディスクの破片飛び出しを確実に防止し、併せて、トレイの収納状態における防塵を図る。
【解決手段】トレイ5の前端部5aには延出部5bを一体に形成し、また、本体フレーム3のトレイ開口6には上縁枠体3aを一体に形成して、トレイ5がユニットケース2内に搬入したとき、延出部5bと上縁枠体3aとが前後に重合して形成する2重構造により、ディスク開口6をほぼ隙間なく塞いで破損したディスクの破片飛び出し防止機能と防塵機能とを兼ねる。
【選択図】図1
【解決手段】トレイ5の前端部5aには延出部5bを一体に形成し、また、本体フレーム3のトレイ開口6には上縁枠体3aを一体に形成して、トレイ5がユニットケース2内に搬入したとき、延出部5bと上縁枠体3aとが前後に重合して形成する2重構造により、ディスク開口6をほぼ隙間なく塞いで破損したディスクの破片飛び出し防止機能と防塵機能とを兼ねる。
【選択図】図1
Description
本発明は、記憶媒体であるディスクを搬送するためのトレイを備えたディスクユニット及びこのディスクユニットを内蔵する電子機器に関し、詳しくは、ディスクユニット内で破損したディスクが前記ディスクユニットの外部へと飛び出すのを防止するためのディスク飛び出し防止構造と、前記ディスクユニット内部の防塵構造とを兼ね備えたディスクユニット及び前記ディスクユニットを内蔵する電子機器に関する。
従来、DVDやCD等のディスクの再生を可能とする、或いはディスクの記録及び再生を可能とするディスクユニットがあり、ディスクを載置するためのトレイを備えたものには、そのユニットごと機器ケースに収容した内蔵タイプのものがある。
そして、内蔵タイプの電子機器製品として、例えば、DVD(デジタル・バーサタイル・デイスク)の再生装置(DVDプレーヤ)や記録再生装置(DVDレコーダ)、或いは、これらの装置とVCR(ビデオカセットレコーダ)やカセットテープレコーダ、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)等とを組み合わせた複合型の映像音響装置のような電子機器などがある。
ところで、前記内蔵タイプのディスクユニットを有する電子機器には、トレイが出入りするユニットケースの前面に形成されたトレイ開口の前方位置に前記トレイの搬送動作と連動して開閉動作を行うトレイ扉があり、このトレイ扉は前記電子機器の前方側の外観となるフロントパネルに設けてある。その結果、前記トレイが前記ユニットケースに収納された状態においては、前記電子機器の外部から前記ディスクユニットが見えないようになっている。
ディスクユニットによってディスクに情報を書き込み記録する、或いはディスクに記録されている情報を読み込み再生する場合には、はじめに前記ディスクユニットのユニットケース内部に収納されているトレイを電子機器の外部へと搬出して前記電子機器の外部より前記ディスクを前記ユニットケース内部へと搬入する動作が必要となる。そのため、フロントパネルに配置された操作ボタンのうち、ユーザーが前記トレイを搬出するための「オープン/クローズ」のボタンを選択して押すことで、前記ディスクユニットのユニットケース内部に設けたトレイ駆動機構が前記トレイを電子機器の外部へと搬出する方向に動作し、前記トレイの搬出動作に連動して前記フロントパネルに備えたトレイ扉が開く。そして、前記ユニットケース内部にあるトレイは、前記ユニットケースの前面に形成したトレイ開口と、前記フロントパネルに備えたトレイ扉の連動動作により開いた開口部分とを介して前記電子機器の外部へと搬出される。
電子機器の外部へと搬出されたトレイにディスクを載置した後、ユーザーが前記トレイの前端部を軽く押すか、或いはフロントパネルに配置された「オープン/クローズ」の操作ボタンを押すことで前記トレイ駆動機構が前記トレイを電子機器に内蔵するディスクユニットのユニットケース内部へと搬入する方向に動作し、トレイ扉が開いた状態にあるフロントパネルの開口部分と、前記ユニットケースの前面に形成したトレイ開口とを介して、前記トレイはユニットケース内部に引き込まれて収納される。なお、前記フロントパネルに備えたトレイ扉は、トレイの搬入動作に連動して前記開口部分を閉じる。
電子機器の内部へと搬入されたトレイ上のディスクは、ディスクユニットのユニットケース内部に備えたターンテーブルによって前記トレイより僅かに持ち上げられた状態で回転し、周知の光学的手法により前記ディスクへの情報の書き込み、若しくは前記ディスクに記録された情報の読み込みが行なわれる。
そして、ディスクへの記録、或いはディスクの再生が終了したときには、前述したトレイの搬出動作により前記ディスクを載置した状態のトレイを電子機器の外部へと搬出することで前記ディスクの取出しや交換を行うことができ、その後、前述したトレイの搬入動作によって前記トレイをディスクユニットのユニットケース内部へと搬入して収納状態とすることができる。
ところで、この種のディスクユニットは、図5又は図6で示すように、ディスクユニット100の外観を形成するユニットケース101の前面が底面と両側壁とを有する略U字形状に形成してあり、横長で且つ上方が開放されたトレイ開口102が形成してある。そして、このトレイ開口102から出入り可能にディスクを載置して搬送するトレイ103が前記ユニットケース101に組み付けてある。
一方、前記ディスクユニットの内部に備えるターンテーブルの回転速度は、例えば、再生専用のDVDプレーヤではおおよそ2000rpm(回転数/分)あれば十分であるが、記録及び再生を可能とするDVDレコーダではおおよそ9000rpmもの回転速度が必要となり、近年のデジタル処理の高速化等に伴って一層高速となる傾向にある。
そして、このような高速状態で前記ターンテーブルのディスクが回転するとき、極めて稀な事態ではあるが、回転するディスクの損傷が原因となって回転中のディスクが割れてしまうことがある。回転中のディスクが破損すると、図5、図6に示す構造ではトレイ開口102から遠心力によって極めて高速で飛散したディスクの破片がディスクユニット100の外部へと飛び出し、さらには、前方のフロントパネルに備えたトレイ扉(図示せず)から電子機器外部にまで飛び出すおそれがある。
とくに、小型化及びコストダウンを図るため、ディスクユニット100のユニットケース101は合成樹脂により形成されており、また前記ユニットケース101の前面上方部分が開放されたトレイ開口102を有する形状としているため、前記トレイ開口102からディスクの破片がトレイ103等に当接することなく飛び出し易い構造となっている。
そこで、この種のディスクユニットにおいて、トレイ表面にディスク外周縁に沿うように弧状に湾曲した第一の突条を形成し、天板の内面に第一の突条に積み重なるように下方に突出した第二の突条を形成し、トレイがユニットケース内に引き込まれる収納状態時において、第一、第二の突条の壁によって回転中のディスクが破損してもディスクの破片飛び出しを防止できる構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−133852号公報(要約書、段落[0015]−[0016]、[0023]−[0025]、[0041]−[0048]、図1、図3、図4)
前記特許文献1に記載のように、ディスク載置用のトレイに第一の突条を形成し、この第一の突条に合わせてユニットの天板に第二の突条を形成することは、部品の加工や組み立ての面から煩雑で容易ではなく、しかもコストアップにつながり、また、ユニットを極力薄く小型に形成する上からも好ましくない。その上、前記の第一及び第二の突条を形成するのみでは、トレイの収納状態において、トレイ開口の隙間からユニットケース内への塵埃の進入を防止することは困難であり、防塵のための別途対策を講じる必要もある。
本発明は、この種のディスクユニット及びこのディスクユニットを内蔵する電子機器において、簡単かつ安価で、しかも、薄型化の妨げにならない構成により、ターンテーブルによって回転するディスクが破損して前記ディスクの破片がディスクユニットの外部へと飛び出すのを確実に防止し、併せて、トレイの収納状態における防塵効果も図れるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のディスクユニットは、少なくとも、上面開放の本体フレームと前記本体フレームの開放した上面を覆うプレートとにより構成するユニットケースと、ディスクを載置して搬送するトレイとを備え、前記本体フレームの前面には横長に切り欠いた前記トレイが出入りするトレイ開口を形成し、前記ユニットケース内から前記トレイ開口を介して前記トレイを前記ユニットケースの前方へと押し出すディスク搬出動作と、前記トレイ開口を介して前記トレイを前記ユニットケース内に引き込み収納するディスク搬入動作とを行うトレイを備えたディスクユニットにおいて、前記本体フレームの前面には前記トレイ開口の上方に横長の上縁枠体を設け、前記トレイの前端部には前記トレイ開口の上縁より高い突起状の延出部を設け、前記トレイを搬入した状態で前記上縁枠体と前記延出部とにより前記トレイ開口を閉塞することを特徴としている(請求項1)。
さらに、本発明のディスクユニットは、上記請求項1のディスクユニットにおいて、トレイと延出部、及び本体フレームと前記上縁枠体を、それぞれ一体成形により形成することを特徴としている(請求項2)。
つぎに、本発明のディスクユニットを内蔵する電子機器は、上記請求項1又は請求項2に記載のディスクユニットを内蔵する電子機器において、本体フレームに形成するトレイ開口の前方位置にトレイの搬送動作に連動して開閉するトレイ扉を設け、前記トレイ扉は外観を構成する機器ケースのフロントパネルに備えることを特徴としている(請求項3)。
請求項1に係るディスクユニットによれば、ディスクを載置して搬送するトレイがユニットケース内に搬入されると、前記トレイの前端に設けた延出部と本体フレームの前面に設けた上縁枠体とが、前記延出部を前側にして前記本体フレームに形成したトレイ開口において前後に重合し、この状態では前記トレイの前端部に設けた延出部が前記本体フレームの外側から覆うようにトレイ開口を閉塞するため、例えば、おおよそ9000rpmの高速回転でディスクが回転しているときに前記ディスクの破損が生じ、そのディスクの破片が極めて高速で飛散しても、前記の延出部と上縁枠体との2重構造によって前記ディスクの破片がディスクユニットの外部へと飛び出すのを確実に防止することができる。
又、前記延出部と前記上縁枠体との2重構造により、トレイがユニットケース内部へと搬入された収納状態においては、前記トレイとトレイ開口との間に従来のような隙間が生じることもなくなることから、ユニットケース内部における防塵効果を奏することが可能となる。
さらに、延出部と上縁枠体とが前後に重合する簡単な構造であるため、部品の加工や組み立ても簡単かつ容易に行なうことができ、その上、前後に重なる延出部や上縁枠体はディスクユニットの高さに影響せず、簡単かつ安価で、しかも薄型化の妨げにならない構成により、この種のディスクユニットにおける破損したディスクの破片飛び出しを確実に防止でき、併せて、トレイの収納状態における防塵効果を奏することが可能となる。
請求項2に係るディスクユニットによれば、トレイと前記トレイの前端に設ける延出部とを例えば樹脂の一体成形で形成し、又、本体フレームと前記本体フレームの前面に設ける上縁枠体とを例えば樹脂の一体成形で形成するため、部品点数が増加することなく、一層安価で実用的な構成によって請求項1と同様の効果を奏するディスクユニットを提供することができる。
請求項3に係るディスクユニットを内蔵する電子機器によれば、トレイの搬送動作に連動して開閉可能なトレイ扉を備えたフロントパネルを含む機器ケースの内部に前記請求項1又は請求項2に記載のディスクユニットを配置するため、前記請求項1又は請求項2と同様の効果を得ることができ、安価で安全性及び防塵性能を著しく向上したディスクユニットを内蔵する電子機器を提供することができる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その一実施形態について、図1〜図4にしたがって詳述する。
図1はディスクユニットのトレイが搬出した状態を示しており、図1(a)はディスクユニットのトレイ搬出状態を示す斜視図、図1(b)はディスクユニットのトレイ搬出状態を示す側面図である。図2はディスクユニットのトレイが搬入した状態(収納状態)を示しており、図2(a)はディスクユニットのトレイ搬入状態を示す斜視図、図2(b)ディスクユニットのトレイ搬入状態を示す側面図である。図3はトレイの収納状態における本体フレームの前面を拡大して示す側面断面図である。また、図4はディスクユニットを内蔵する電子機器を示しており、図4(a)はトレイの搬出状態を示す電子機器の斜視図、図4(b)はトレイの搬入状態を示す電子機器の斜視図である。
そして、ディスクユニット1はDVD、CD等のディスクの光学的な再生或いは記録及び再生の機能を有し、図1(a)、図1(b)、及び図2(a)、図2(b)に示すように扁平な箱体状のユニットケース2を備え、このケース2は、上面が開放した合成樹脂の本体フレーム3と、その上面を覆う天板としての金属の薄いプレート4とによって構成され、前記本体フレーム3と前記プレート4により前記ディスクユニット1の外観形状を担う構成としている。
本体フレーム3には、周知のディスクユニットと同様、ディスクの搬入、搬出の際にトレイ駆動機構によって前後方向に直線往復運動可能に組み付けられたディスクを載置するためのトレイ5と、このトレイ5の前記直線往復運動に連動して前記トレイ5の移動方向と直交する方向に摺動動作するラックローディング(図示せず)と、このラックローディングの摺動動作に連動してユニットケース2の内部で傾動動作するシャーシ(図示せず)と、このシャーシに取り付けられたディスク回転用のターンテーブル(図示せず)と、このターンテーブルに装着されて回転するディスクの光学的な記録、或いは再生を行うためのピックアップユニット(図示せず)と、このピックアップユニットをターンテーブル上にあるディスクの面横断方向に往復直線移動するガイド機構(図示せず)等が設けられている。
そして、この実施形態の本体フレーム3は、ディスクユニット1のコストや重量、加工の容易さ等を考慮して合成樹脂の樹脂成形により形成され、また、ディスクを搬送するトレイ5についても、本体フレーム3と同様の理由に加え、トレイ5の駆動伝達機構等への負担も考慮して合成樹脂の樹脂成形により形成される。
さらに、本体フレーム3の前面上端部には水平な横長の切り欠きが形成され、この切り欠きにより、トレイ5が出入りするトレイ開口6が形成される。
プレート4は、本体フレーム3の強度向上及びディスクユニット1に対する不要輻射対策等を考慮して金属としたものであり、本体フレーム3の上部内側に形成された図3の段部3aに支持されて本体フレーム3の上部にはめ込まれ、四隅部がねじ7によって本体フレーム3にねじ止めされている。このとき、図3に示すように、プレート4の前端部はその両端を除き下方に屈曲加工されて後述の上縁枠体の内側(背面側)に位置し、補強用の裏当てとしての屈曲部4aを形成する。
また、プレート4の前寄りの前記ターンテーブルと対向する位置にクランパ(ディスククランパ)8が取り付けてある。このクランパ8は、前記シャーシに取り付けられたターンテーブルがシャーシの傾動動作により上昇し、トレイ5上に載置されたディスクを持ち上げた際に、このターンテーブルとともにディスクを挟持するものであり、一般的なディスククランパと同様、回転自在であって、前記クランパ8の内部に収納される磁石とターンテーブルの磁性体との磁気的な吸引力によって回転中のディスクをターンテーブル上にクランプする。なお、前記クランパ8は、回転中にディスクの反り等に応じて微小な上下動も可能なように、上下方向の微小な隙間(遊び)を設けてプレート4に取り付けてある。
つぎに、トレイ5は図5、図6に示す従来のトレイ103とは異なり、図3に示すように、その前端部5aに一体に、上縁がトレイ開口6の上縁より高くなるように前端部5a全体から一様に上方に延出した突起状の延出部5bが形成してある。
また、本体フレーム3と一体に、トレイ開口6の上縁枠体3aが形成され、この上縁枠体3aは下端部が前記本体フレーム3の内側(図3に示す後方側)に折曲した断面視略L字状をなしている。
そして、トレイ5がユニットケース2内に引き込まれて収納状態(搬入状態)になると、このトレイ5の前端5aに形成した延出部5bがトレイ開口6を外側から覆うように閉塞し、このとき、トレイ5の延出部5bと本体フレーム3の上縁枠体3aとが前記延出部5bを前側にしてトレイ開口6の上縁部分で前後に重合し、この前後に重合した2重構造によって回転中に破損したディスクの破片が前記トレイ開口6から飛び出すことを防止する機能とユニットケース2内部の防塵機能とを兼ねる。しかも、本実施形態の場合、上縁枠体3aの裏側には金属のプレート4の屈曲部4aが補強的に設けてあり、この屈曲部4aによって破損したディスクの破片がトレイ開口6から飛び出すことの一層の防止が図れる。
すなわち、トレイ5の延出部5bと本体フレーム3の上縁枠体3aとが、トレイ5の収納状態において、前後に重合した2重構造を形成してトレイ開口6を確実に塞ぐため、例えば、ユニットケース2の内部においておおよそ9000rpmの高速回転するターンテーブル上にクランプされたディスクが損傷等の原因により破損し、この破損したディスクの破片が極めて高速に飛散しても、延出部5bと上縁枠体3aとが重合した2重構造によってディスク破片の外部への飛び出しを確実に防止でき、しかも、本実施形態の場合、前記上縁枠体3aの裏側に配置される金属製の屈曲部4aによって前記ディスク破片の衝突力からさらに強固な構造として保護できるため、その防止効果が一層確実になる。
その上、トレイ5の収納状態においては、前記2重構造によって前記トレイ5とディスク開口6との隙間からの塵埃の侵入も阻止でき、防塵効果も奏することができる。
つぎに、上記のディスクユニット1を内蔵する電子機器の一例について説明する。本体フレーム3の下部四隅に形成された取り付け片9が、図4(a)及び図4(b)に示す電子機器10の外装ケースとしての機器ケース11内の所定の個所にねじ止め等で固定される。なお、電子機器10は、例えば、前記のDVDプレーヤ、DVDレコーダ、或いは、これらとVCRやカセットテーブレコーダ、HDD等とを組み合わせた複合型の映像音響装置である。
そして、機器ケース11の前面側を担うフロントパネル11aには、そのほぼ中央部に前記機器ケース11内に固定したディスクユニット1の本体フレーム3に形成したトレイ開口6と重合する位置にトレイ出入用の開口部分12を形成し、この開口部分12に化粧用のトレイ扉13が取り付けられ、このトレイ扉13はトレイ5が出入する際に上端部が垂直状態から手前に倒れるように開き、或いはその逆に閉じるように回動可能としている。なお、常時は、図示しない付勢手段によりトレイ扉13が閉じて電子機器10の外側からはディスクユニット1が見えないようになっている。
さらに、前記フロントパネル11aの右側下部には、トレイ5の搬入/搬出動作や、ディスクユニット1に収納されたディスクの記録或いは再生等に必要な複数個の操作ボタン14が設けられている。
そして、ディスクの再生あるいは記録を行なうため、ユーザーがフロントパネル11aに設けられたトレイ5の「オープン/クローズ」の操作ボタンを押すと、電子機器10に内蔵されたディスクユニット1のトレイ駆動機構が動作して前記トレイ5はユニットケース2の外側へと移動を開始する。前記トレイ5の動作に連動してトレイ扉13が開き、ディスクユニット1のユニットケース2から押し出されたトレイ5は、トレイ開口6、及びフロントパネル11aに形成されたトレイ出入用の開口部分12を介して電子機器10の前方へと搬出される。
この状態で、ユーザーがトレイ5にディスクを載置した後、例えば前述したトレイ5の「オープン/クローズ」の操作ボタンを再度押すことによって、ディスクを載置した状態のトレイ5が電子機器10に内蔵するディスクユニット1へと引き込まれて搬入され、前記トレイ5の引き込み動作に連動してトレイ扉13がフロントパネル11aに形成されたトレイ出入用の開口部分12を閉じる方向へと回動する。
そして、本例におけるディスクユニット1の動作をさらに詳述すると、トレイ5の搬入動作に連動して、前記トレイ5と連結されたラックローディング(図示せず)が前記トレイ5の移動方向と直交する方向へと摺動し、前記ラックローディングの摺動動作に連動して本体フレーム3に取付けられたシャーシ(図示せず)が前記本体フレーム3と連結された後端部を支点としてその前端部が上方へと傾動し、トレイ5が搬出されたときには傾斜状態にあった前記シャーシは、前記トレイ5が搬入されたときには水平状態となる。
また、このシャーシにはターンテーブルやピックアップユニット等が取付けてあり、前記シャーシの傾動動作により、トレイ5に載置されたディスクが前記ターンテーブルによって僅かに持ち上げられ、また、ターンテーブルとクランパ8とによって前記デイスクが回転自在に挟持される。このときのディスクの位置は、図3に2点差線で示す仮想のディスクDKの位置、すなわち、前述した延出部5bと上縁枠体3aの2重構造の高さの位置になる。
そして、ターンテーブルが回転駆動されることによってディスクが、例えば9000rpmで高速回転し、ディスクの記録面に前記ピックアップユニットより照射されるレーザー光により、周知の光学的手法でディスクの情報の読み取り(再生)或いは書き込み(記録)が行なわれる。
トレイ5が収納状態にあって、ディスクの記録、或いは再生が行われるときには、前述したように、トレイ5の前端に形成された延出部5bと、本体フレーム3の前面に形成された上縁枠体3aとが前後に重合し、この重合による2重構造によってトレイ開口6をほぼ隙間なく確実に塞ぐことができるため、万が一、ディスクユニット1の内部で高速回転するデイスクが破損しても、その破片がディスクユニット1の外部に飛び出すことはなく、そのため、トレイ扉13から電子機器10の前方に突然破損したディスクの破片が飛び出すような危険性がなく、極めて安全性が高い構造となっている。また、本実施形態の場合、前記上縁枠体の裏側にプレート4の屈曲部4aを設けた構造としているため、前記ディスクユニット1から外部への破損したディスクの破片飛び出しを一層確実に防止することができ、安全性が一層向上することとなる。
さらに、延出部5bと上縁枠体3aの2重構造により、トレイ5の収納状態においてトレイ開口6をほぼ隙間のない状態とすることができるため、破損したディスクの破片飛び出し防止効果に加え、ディスクユニット1内部の防塵効果も兼ねることができる。その結果、とくに前記ピックアップユニットのレーザー光の照射レンズヘの塵芥等の付着を確実に防ぐことができ、製品寿命の向上、信頼性の向上等を図ることができる。
そして、前記の延出部5b、上縁枠体3a、及び屈曲部4aは、ディスクユニット1の必須の構成部材であるトレイ5、本体フレーム3、及び、プレート4のそれぞれに一体に形成していることから、部品点数が増加することがなく、組み立ても従来と変わらず容易であり、しかも、前述の2重構造がディスクユニット1の高さに影響せず、ディスクユニット1の薄型化の妨げになることもない。
そのため、簡単かつ安価で、しかも、薄型化の妨げにならない構成により、破損したディスク破片のトレイ開口6からの飛び出し防止兼防塵手段を形成し、ディスクユニット1からのディスク破片の飛び出しを確実に防止し、併せて、トレイの収納状態におけるディスクユニット1の防塵も図ることができ、結果として、安価な構成により、ディスクユニット1を内蔵した電子機器10の安全性・信頼性等を向上することができる。
ところで、本実施形態の場合、トレイ5と延出部5b、本体フレーム3と上縁枠体3aを、それぞれ合成樹脂の一体成形によって形成したため、実用的で一層安価になる利点もある。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、前記のトレイ5や本体フレーム3が金属等の樹脂以外の材料で形成されている場合にも同様に適用することができ、また、本体フレーム3の天板がフレーム3に一体或いは別体の樹脂製等の天板であってもよい。
さらに、延出部5bと上縁枠体3aの前記の2重構造が十分な強度を有する場合等には、特に前記の屈曲部4aを設けなくてもよいのは勿論である。
また、ディスクユニット1は、トレイ5に設ける延出部5bや本体フレーム3に設ける上縁枠体3aを除き、外観や内部の構造がどのようであってもよく、また、種々の機器の外装ケースに収容されて内蔵されるものであってよいのも勿論である。
さらに、電子機器10は、その機器ケース11やトレイ扉13の形状・構造等がどのようであってもよい。
1 ディスクユニット
2 ユニットケース
3 本体フレーム
3a 上縁枠体
4 プレート
5 トレイ
5a 前端部
5b 延出部
6 トレイ開口
10 電子機器
11 機器ケース
13 トレイ扉
2 ユニットケース
3 本体フレーム
3a 上縁枠体
4 プレート
5 トレイ
5a 前端部
5b 延出部
6 トレイ開口
10 電子機器
11 機器ケース
13 トレイ扉
Claims (3)
- 少なくとも、上面開放の本体フレームと前記本体フレームの開放した上面を覆うプレートとにより構成するユニットケースと、ディスクを載置して搬送するトレイとを備え、前記本体フレームの前面には横長に切り欠いた前記トレイが出入りするトレイ開口を形成し、前記ユニットケース内から前記トレイ開口を介して前記トレイを前方へと押し出すディスク搬出動作と、前記トレイ開口を介して前記トレイを前記ユニットケース内に引き込み収納するディスク搬入動作とを行うトレイを備えたディスクユニットにおいて、前記本体フレームの前面には前記トレイ開口の上方に横長の上縁枠体を設け、前記トレイの前端部には前記トレイ開口の上縁より高い突起状の延出部を設けて、前記トレイを搬入した状態で前記上縁枠体と前記延出部とにより前記トレイ開口を閉塞することを特徴としたトレイを備えたディスクユニット。
- トレイと延出部、及び本体フレームと上縁枠体を、それぞれ一体成形により形成することを特徴とした請求項1に記載のトレイを備えたディスクユニット。
- 本体フレームに形成するトレイ開口の前方位置にトレイの搬送動作に連動して開閉するトレイ扉を設け、前記トレイ扉は外観を構成する機器ケースのフロントパネルに備えることを特徴とした請求項1又は請求項2に記載のトレイを備えたディスクユニットを内蔵する電子機器。
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