JP2007066190A - キャンペーン紹介システム - Google Patents

Abstract

【課題】利用するキャンペーンを，ユーザがより容易に決定可能な環境を実現できるキャンペーン紹介システムを提供する。
【解決手段】キャンペーン紹介システムを、キャンペーンを利用してブロードバンド接続サービスの契約をしようとしているユーザに、そのユーザが，現在，インターネットへの接続のために支払っている料金よりも、利用料金が安いキャンペーンを勧める機能を有するシステムとして構成しておく。
【選択図】 図３

Description

本発明は、ブロードバンド接続サービスに関する複数のキャンペーンの中から，ユーザに適したキャンペーンを検索して紹介するキャンペーン紹介システムに関する。

周知のように、近年、ブロードバンド接続サービスに関する，新規契約者を獲得するためのキャンペーンが、さまざまな事業者（プロバイダ，家電量販店）によって行われるようになってきている。

また、そのようなキャンペーンの内容を各種観点から比較しているサイト（以下、キャンペーン紹介サイトと表記する；例えば、非特許文献１参照。）も存在している。このため、多数のキャンペーンの中から、所望する仕様のブロードバンド接続サービスが最もお金がかからない形で利用できるようになるキャンペーンを比較的に簡単に調べることが出来るようになっている。

ただし、既存のキャンペーン紹介サイトは、いずれも、費用関係の情報として、各キャンペーンを利用した場合にかかることになる料金しか示されないものとなっている。このため、キャンペーン紹介サイトにアクセスしたユーザは，調べたキャンペーンにかかる費用と，現在，インターネットへの接続のために支払っている料金とを比較する作業を別途行わなければならなかった。

インターネット＜http://www.provider-navi.jp/campaign.html＞

本発明の課題は、利用するキャンペーンを，ユーザがより容易に決定可能な環境を実現できるキャンペーン紹介システムを提供することにある。

上記課題を解決するために、新規契約者を獲得するための，ブロードバンド接続サービスに関する複数のキャンペーンのそれぞれについて、キャンペーンの利用条件を示す利用条件情報，キャンペーンを利用した場合におけるブロードバンド接続サービスの所定期間分の利用料金を示す利用料金情報，及び，ブロードバンド接続サービスの仕様を示す仕様情報を記憶したキャンペーン情報記憶手段と、複数のユーザのそれぞれについて、ユーザがインターネットへの接続のために支払っている，所定期間分の料金を特定可能な料金関連情報を記憶した料金関連情報記憶手段と、ブロードバンド接続サービスの利用契約を行っている各ユーザから料金を徴収するための料金徴収手段と、ユーザから、そのユーザが希望しているブロードバンド接続サービスの仕様を示す仕様指定情報，そのユーザの環境が各ブロードバンド接続サービスを利用可能なものであるか否かを判定するための環境判定用情報，及び，そのユーザが各キャンペーンの利用条件を満たすか否かを判定するための資格判定用情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段が或るユーザから取得した仕様指定情報，環境判定用情報及び資格判定用情報と，キャンペーン情報記憶手段に各キャンペーンについて記憶されている利用条件情報，利用料金情報及び仕様情報とに基づき、当該ユーザが希望している仕様を満たす，当該ユーザの環境で利用可能なブロードバンド接続サービスに関するキャンペーンであって，当該ユーザが利用可能な，所定期間分の利用料金が最も安いキャンペーンを特定するキャンペーン特定手段と、このキャンペーン特定手段によって或るユーザについて特定されたキャンペーンに関する所定期間分の利用料金が，そのユーザに関するものとして料金関連情報記憶手段に記憶されている料金関連情報から特定される所定期間分の料金以下であった場合に、そのユーザに当該キャンペーンを利用すべきことを勧める情報を通知するキャンペーン推奨手段とを、備える。

すなわち、本発明のキャンペーン紹介システムは、キャンペーンを利用してブロードバンド接続サービスの契約をしようとしているユーザ（情報取得手段が各種情報を取得したユーザ）に、そのユーザが，現在，インターネットへの接続のために支払っている料金よりも、利用料金が安いキャンペーンを勧める構成を有する。従って、このキャンペーン紹介システムを用いれば、各ユーザが、キャンペーンにかかる費用と，現在，インターネットへの接続のために支払っている料金とを比較する作業を別途行わなくても良い分、各ユーザが利用するキャンペーンをより容易に決定できることになる。

本発明のキャンペーン紹介システムを実現する際には、前記キャンペーン特定手段によって或るユーザについて特定されたキャンペーンに関する前記所定期間分の利用料金が，そのユーザに関するものとして前記料金関連情報記憶手段に記憶されている料金関連情報から特定される前記所定期間分の利用料金を超えていた場合に、両利用料金の差額に応じた額（例えば、両利用料金の差額自体）を割引額として算出し、特定されたキャンペーンを利用したブロードバンド接続サービスの利用契約に対してそのユーザが支払う必要がある額が当該割引額だけ安価なものとなるように，前記料金徴収手段を制御すると共に、そのユーザに，当該キャンペーンを利用する場合には前記割引額分だけ料金を割り引く旨を通知する第２キャンペーン推奨手段を付加しておくことが望ましい。

以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。

図１に示したように、本発明の一実施形態に係るキャンペーン紹介システム１０は、管理サーバ１１とキャンペーン紹介サーバ１２とで構成されたシステムである。

このキャンペーン紹介システム１０は、インターネットへの各種接続サービスを提供している事業者によって運用されるシステムである。管理サーバ１１は、当該事業者が提供している接続サービスを利用している各ユーザに関する各種情報を管理するための装置（サーバ）である。

この管理サーバ１１内には、各ユーザのユーザＩＤ，パスワード，氏名等や，各ユーザに対する課金額の算出に必要な各種情報（各ユーザが利用している接続サービスの種類，月額の利用料金，各ユーザの接続サービスの利用時間等）を記憶しておくためのユーザ管理データベースが設けられている。そして、管理サーバ１１は、当該ユーザ管理データベース内の情報を出力／更新する処理，各ユーザへの課金額を算出する処理等を実行可能なように構成された（プログラムされた）装置となっている。

キャンペーン紹介サーバ１２は、キャンペーン情報データベース２０を備えている。

キャンペーン情報データベース２０は、図２に模式的に示したように、各種キャンペーンの終了日，名称，内容，年間総額費想定及び特典金額（以下、これらの情報のことを、キャンペーン情報と表記する）を、ＢＢ種別及びＱ２〜Ｑ５（詳細は後述）の答えに対応づけた形で記憶したデータベースである。なお、このキャンペーン情報データベース２０に記憶されている特典金額は、対応するキャンペーンを利用した場合に支払うことが必要な料金（初年度分の料金）である。また、ＢＢ種別は、仕様（回線速度等）及び利用可能な環境（利用するために必要とされる場所・住居の条件）がほぼ等しい接続サービスに関するキャンペーン情報が容易に（キャンペーン情報の内容を調べることなく）検索できるようにするためのコードである。換言すれば、このキャンペーン情報データベース２０は、仕様及び利用可能な環境がほぼ等しい接続サービスに関するキャンペーン情報のＢＢ種別が同じ値となるように、作成されたデータベースとなっている。

そして、キャンペーン紹介サーバ１２は、所定のＨＴＴＰリクエスト（以下、キャンペーン紹介リクエストと表記する）を受信した際，図３に示した手順の処理を実行する装置として構成されている。

すなわち、キャンペーン紹介リクエストを受信したキャンペーン紹介サーバ１２は、まず、所定のＷｅｂページを提供することにより，アクセス者（キャンペーン紹介リクエストを送信したＰＣの操作者）からユーザＩＤ及びパスワードを取得する(ステップＳ１０１)。

次いで、キャンペーン紹介サーバ１２は、取得したユーザＩＤ及びパスワードを用いて、管理サーバ１１から、アクセス者がインターネット接続のために支払っている料金を算出するための情報を取得する(ステップＳ１０２)。なお、このステップの処理でキャンペーン紹介サーバ１２が取得する情報は、アクセス者がＡＤＳＬユーザであった場合には、当該アクセス者が利用している接続サービスの月額の利用料金であり、アクセス者が通常電話回線ユーザであった場合には、当該アクセス者が利用している接続サービスの月額の利用料金及び接続サービスの先月の利用時間である。

ステップＳ１０２の処理を終えたキャンペーン紹介サーバ１２は、アンケートページを提供することにより、アクセス者から、アクセス者に最適なキャンペーンを特定するために必要な各種の情報を取得する処理(ステップＳ１０３)を行う。

このステップＳ１０３の処理でユーザに提供されるアンケートページは、図４に示したような構成のＷｅｂページである。すなわち、ステップＳ１０３の処理は、アクセス者が希望しているブロードバンド接続サービスの仕様やアクセス者の自宅の場所／種類／状況に関する情報（設問１に分類されている各質問の答え）と、アクセス者が，利用可能な条件が定められている各種キャンペーンを利用可能な者であるか否かを判断するための情報（Ｑ２〜Ｑ５の答え）を取得する処理となっている。

ステップＳ１０３の処理を終えたキャンペーン紹介サーバ１２は、まず、設問１に分類されている各質問に対するアクセス者の答えに応じたＢＢ種別を特定する処理(ステップＳ１０４)を行う。次いで、キャンペーン紹介システム１０は、特定したＢＢ種別と，アクセス者から取得したＱ２〜Ｑ５の答えとに対応付けられているキャンペーン情報をキャンペーン情報データベース２０（図２参照）から検索する処理(ステップＳ１０５)を行う。なお、このステップＳ１０５の処理は、複数のキャンペーン情報が検索された場合、最も特典金額が安いキャンペーン情報を検索結果として出力する処理となっている。

その後、キャンペーン紹介サーバ１２は、ステップＳ１０２の処理で取得した情報に基づき、アクセス者の現年間料金（アクセス者がインターネット接続のために支払っている年間料金）を算出する処理(ステップＳ１０６)を行う。より具体的には、このステップＳ１０６において、キャンペーン紹介サーバ１２は、先月分の料金（１ヶ月分の接続サービスの利用料金、或いは、１ヶ月分の接続サービスの利用料金＋８．５×接続サービスの先月の利用時間[分]）を１２倍した値を現年間料金として算出する処理を行う。

次いで、キャンペーン紹介サーバ１２は、ステップＳ１０５の処理で検索したキャンペーン情報中の特典金額が、算出した現年間料金以下であるか否かを判断する(ステップＳ１０７)。

そして、キャンペーン紹介サーバ１２は、特典金額が現年間料金以下であった場合(ステップＳ１０７；ＹＥＳ)には、第１種キャンペーン紹介ページをアクセス者に提供する処理(ステップＳ１０８)を行う。

このステップＳ１０８の処理にてキャンペーン紹介サーバ１２がアクセス者に提供する第１種キャンペーン紹介ページは、図５に例示したように、検索したキャンペーン（正確には、検索したキャンペーン情報に対応するキャンペーン）の利用を勧めるＷｅｂページである。また、第１種キャンペーン紹介ページは、検索したキャンペーンに関する申し込みページへのリンクである“お申し込み”ボタンを備えたＷｅｂページとなっている。なお、各キャンペーンに関する申し込みページの中には、実際に申し込み手続きが行えるものも、申し込み手続きが行えないもの（申し込み方法等を紹介するためのもの）も存在しており、図５に示した第１種キャンペーン紹介ページ上の“お申し込み”ボタンをクリックした場合に表示されるのは、後者の申し込みページである。

一方、特典金額が現年間料金以下であった場合(ステップＳ１０７；ＮＯ)、キャンペーン紹介サーバ１２は、第２種キャンペーン紹介ページをアクセス者に提供する処理(ステップＳ１０９)を行う。

第２種キャンペーン紹介ページは、第１種キャンペーン紹介ページ（図５参照）と同様に、検索したキャンペーンの利用を勧めるＷｅｂページである。ただし、第２種キャンペーン紹介ページは、図６に例示したように、“特典金額−現年間料金”（図６では、○○）円分の利用権をプレゼントする旨が示されるＷｅｂページとなっている。また、第２種キャンペーン紹介ページは、“お申し込み”ボタンをクリックすると、第２種キャンペーン紹介ページを表示しているＰＣ（Ｗｅｂブラウザ）が、キャンペーン紹介サーバ１２に対して要割引情報（本実施形態では、“所定文字列＋アクセス者のユーザＩＤ”をパラメータとして含むＨＴＴＰリクエスト）を送信する処理と、申し込みページを表示する処理とを行うことになるボタンとなっている。

そして、本実施形態に係るキャンペーン紹介サーバ１２は、このような機能に加えて、要割引情報を受信した際、管理サーバ１１が備えるユーザ管理データベース内に、要割引情報内のユーザＩＤで識別されるユーザが，キャンペーンの利用契約を実際に行った場合に“特典金額−現年間料金”分の利用権の提供が必要な者であることを示す情報を記憶する機能を有する装置として構成されている。

また、本実施形態に係る管理サーバ１１は、キャンペーンの利用契約を行ったユーザに対する課金額を算出する際に、ユーザ管理データベースに、当該ユーザが，キャンペーンの利用契約を実際に行った場合に“特典金額−現年間料金”分の利用権の提供が必要な者であることを示す情報が記憶されているか否かをチェックし、当該情報が記憶されていた場合には、通常の課金額よりも、“特典金額−現年間料金”分，少ない額を，当該ユーザに対する課金額として算出する装置となっている。

以上、説明したように、本実施形態に係るキャンペーン紹介システム１０は、キャンペーンを利用してブロードバンド接続サービスの契約をしようとしているユーザ（キャンペーン紹介リクエストをＰＣに送信させたユーザ）に、そのユーザが，現在，インターネットへの接続のために支払っている年間料金よりも、初年度の利用料金が安いキャンペーンを勧める機能を有するシステムとなっている。従って、このキャンペーン紹介システム１０を用いれば、各ユーザが、キャンペーンにかかる費用と，現在，インターネットへの接続のために支払っている料金とを比較する作業を別途行わなくても良い分、各ユーザが利用するキャンペーンをより容易に決定できることになる。

《変形形態》
上記したキャンペーン紹介システム１０は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、キャンペーン紹介システム１０を、１台のサーバにより構成されたシステム（装置）に変形することが出来る。また、キャンペーン紹介システム１０を、上記したものと具体的な構成が異なるアンケートページを提供するシステム、割引額が、“特典金額−現年間料金”×Ｒ（Ｒ＜１）であるシステム等に変形しても良いことは、当然のことである。

本発明の一実施形態に係るキャンペーン紹介システムの構成、使用形態の説明図である。 実施形態に係るキャンペーン紹介システムを構成するキャンペーン紹介サーバが備えるキャンペーン情報データベースの説明図である。 実施形態に係るキャンペーン紹介サーバが実行可能な処理の流れ図。 実施形態に係るキャンペーン紹介サーバがアクセス者に提供するアンケートページの説明図。 実施形態に係るキャンペーン紹介サーバがアクセス者に提供する第１種キャンペーン紹介ページの説明図。 実施形態に係るキャンペーン紹介サーバがアクセス者に提供する第２種キャンペーン紹介ページの説明図。

符号の説明

１０ キャンペーン紹介システム
１１ 管理サーバ
１２ キャンペーン紹介サーバ
２０ キャンペーン情報データベース

Claims (3)

1. 新規契約者を獲得するための，ブロードバンド接続サービスに関する複数のキャンペーンのそれぞれについて、キャンペーンの利用条件を示す利用条件情報，キャンペーンを利用した場合におけるブロードバンド接続サービスの所定期間分の利用料金を示す利用料金情報，及び，ブロードバンド接続サービスの仕様を示す仕様情報を記憶したキャンペーン情報記憶手段と、
   複数のユーザのそれぞれについて、ユーザがインターネットへの接続のために支払っている，前記所定期間分の料金を特定可能な料金関連情報を記憶した料金関連情報記憶手段と、
   ブロードバンド接続サービスの利用契約を行っている各ユーザから料金を徴収するための料金徴収手段と、
   ユーザから、そのユーザが希望しているブロードバンド接続サービスの仕様を示す仕様指定情報，そのユーザの環境が各ブロードバンド接続サービスを利用可能なものであるか否かを判定するための環境判定用情報，及び，そのユーザが各キャンペーンの利用条件を満たすか否かを判定するための資格判定用情報を取得する情報取得手段と、
   前記情報取得手段が或るユーザから取得した前記仕様指定情報，前記環境判定用情報及び前記資格判定用情報と，前記キャンペーン情報記憶手段に各キャンペーンについて記憶されている前記利用条件情報，前記利用料金情報及び前記仕様情報とに基づき、当該ユーザが希望している仕様を満たす，当該ユーザの環境で利用可能なブロードバンド接続サービスに関するキャンペーンであって，当該ユーザが利用可能な，前記所定期間分の利用料金が最も安いキャンペーンを特定するキャンペーン特定手段と、
   このキャンペーン特定手段によって或るユーザについて特定されたキャンペーンに関する前記所定期間分の利用料金が，そのユーザに関するものとして前記料金関連情報記憶手段に記憶されている料金関連情報から特定される前記所定期間分の料金以下であった場合に、そのユーザに当該キャンペーンを利用すべきことを勧める情報を通知するキャンペーン推奨手段と
   を備えることを特徴とするキャンペーン紹介システム。
2. 前記キャンペーン特定手段によって或るユーザについて特定されたキャンペーンに関する前記所定期間分の利用料金が，そのユーザに関するものとして前記料金関連情報記憶手段に記憶されている料金関連情報から特定される前記所定期間分の利用料金を超えていた場合に、両利用料金の差額に応じた額を割引額として算出し、特定されたキャンペーンを利用したブロードバンド接続サービスの利用契約に対してそのユーザが支払う必要がある額が当該割引額だけ安価なものとなるように，前記料金徴収手段を制御すると共に、そのユーザに，当該キャンペーンを利用する場合には前記割引額分だけ料金を割り引く旨を通知する第２キャンペーン推奨手段を、さらに備える
   ことを特徴とする請求項１記載のキャンペーン紹介システム。
3. 前記第２キャンペーン推奨手段が，両利用料金の差額を、割引額として算出する手段である
   ことを特徴とする請求項２記載のキャンペーン紹介システム。