JP2007065390A - 現像ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のトナー供給装置内に配置されたトナー搬送部材を1つの駆動源によって駆動させることで、安価な現像ユニットを提供することにある。
【解決手段】 現像器16と、トナー供給装置6と、駆動機構27と、作動機構80とを備える。現像器16は、内部に現像ローラを有する。複数のトナー供給装置6は、トナー搬送用のトナー搬送用スクリュー30とトナー供給口とを有し、それぞれ現像器16に対して接近、離反自在に設けられるとともに現像器16にトナーを供給する。駆動機構27は、トナー供給口が現像器16内に位置するトナー供給位置と、トナー供給口が現像器16外に位置する待避位置とを取り得るように各トナー供給装置6を移動させる。作動機構80は、1つの駆動源を有し、トナーを供給すべき色に対応したトナー供給装置6がトナー供給位置に位置した際に、駆動源によって対応するトナー供給装置6のトナー搬送用スクリュー30を作動させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、現像ユニット、特に、外部からトナーを供給する方式の画像形成装置に用いられる現像ユニットに関する。
電子写真方式による画像形成装置では、像担持体である感光体ドラムの周辺に帯電器、露光器、現像装置、転写装置、クリーニング装置等が設けられている。また、感光体ドラムの転写材下流側には定着装置が設けられている。このような画像形成装置では、まず、帯電器により感光体ドラムの表面が一様に帯電される。その後、画像情報に基づき、露光器によって感光体ドラムが露光され、感光体ドラム表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置によって現像される。ここで、フルカラー画像形成装置の場合は、シアン現像剤、マゼンダ現像剤、イエロー現像剤、ブラック現像剤をそれぞれ収容する4つの現像ユニットが設けられ、それぞれシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4つの色のトナー画像が現像される。その後、現像されたトナー画像は、転写装置により転写材上に転写され、さらに定着装置により定着して排出部に排出される。感光体ドラムに残留した残留現像剤は、クリーニング手段によりクリーニングされる。
このような画像形成過程において、現像に伴い現像ユニット内に収容されているトナーが消費されるので、トナーを供給することが必要である。画像形成に伴い消費されたトナーを供給する方法として、現像ユニットの外部にトナーコンテナを設け、外部からトナーの供給を行う方式がある(特開平10−198149号公報)。特開平10−198149号公報に記載の現像装置では、トナーを供給したい色ごとにトナー供給装置を現像装置に進入させてトナー供給を行っている。また、この公報に記載の現像装置においては、トナー搬送部材を内部に備えたトナー供給装置によってトナーを外部から供給している。トナーを供給するためには、トナー搬送部材を駆動させる必要があり、トナー搬送部材を駆動するための駆動源は直接トナー搬送部材に接続されている。
特開平10−198149号公報
従来の現像装置のように、トナー搬送部材に直接駆動源が接続されている場合には、トナー供給装置と同数の駆動源が必要となるためコストが高くなる。また、駆動源の駆動力を伝達する部材も必要であるため、部品の数も増え小型化が困難である。
本発明の課題は、複数のトナー供給装置内に配置されたトナー搬送部材を1つの駆動源によって駆動させることで、安価な現像ユニットを提供することにある。
本発明の別の課題は、駆動源及び駆動源の駆動力を伝達する部材の数を減らすことによって、現像装置を小型化することにある。
請求項1に係る現像ユニットは、容器本体と、トナー供給装置と、駆動装置と、作動機構とを備える。容器本体は、内部に現像ローラを有する。複数のトナー供給装置は、トナーを搬送するためのトナー搬送用部材とトナー供給口とを有し、それぞれ容器本体に対して接近、離反自在に設けられるとともに容器本体にトナーを供給する。駆動装置は、トナー供給口が容器本体内に位置するトナー供給位置と、トナー供給口が容器本体外に位置する待避位置とを取り得るように各トナー供給装置を移動させる。作動機構は、1つの駆動源を有し、トナーを供給すべき色に対応したトナー供給装置がトナー供給位置に位置した際に、駆動源によって対応するトナー供給装置のトナー搬送用部材を作動させる。
この現像ユニットでは、トナーを容器本体に供給する場合は、供給すべき色に対応したトナー供給装置がトナー供給位置に移動させられる。この状態では、トナー供給装置のトナー供給口は容器本体内に位置している。そして、トナー搬送用部材の作動機構によってトナー搬送用部材が作動し、トナー供給口にトナーが搬送されて容器本体にトナーが供給される。
ここでは、1つの駆動源によって複数のトナー供給装置のトナー搬送用部材を駆動することができるため、駆動源の数及び駆動源の駆動力を伝達する部材の数を削減でき、装置を、安価に構成することができるとともに、小型化することができる。
請求項2に係る現像ユニットは、請求項1に記載された現像ユニットであって、作動機構は、1つの駆動源と、トナー搬送用部材に装着された被駆動部材と、トナー供給位置にトナー供給装置が位置した際に、被駆動部材に駆動力を伝達する駆動部材とを備えている。
この現像ユニットでは、トナー供給位置にトナー供給装置が位置した際に、駆動源の駆動力が、駆動部材を介して被駆動部材に伝達され、被駆動部材と共にトナー搬送用部材が作動する。
請求項3に係る現像ユニットは、請求項1または2に記載の現像ユニットであって、被駆動部材は第1円板状部材であって、駆動部材は第1円板状部材に係合する第2円板状部材である。
この現像ユニットでは、駆動源からの動力によって第2円板状部材が回転し、これに伴って、第2円板状部材に係合する第1円板状部材が回転する。なお、第1円板状部材及び第2円板状部材としては、歯車や摩擦係合可能な円板状部材が含まれる。
請求項4に係る現像ユニットは、請求項3に記載の現像ユニットであって、第1円板状部材は第1かさ歯車であり、第2円板状部材は第2かさ歯車である。
この現像ユニットでは、駆動源の動力が第2かさ歯車を介して第2かさ歯車と互いに噛み合うことによって第1かさ歯車に動力がトナー搬送用部材に伝達される。
請求項5に係る現像ユニットは、請求項4に記載の現像ユニットであって、作動機構は、第1かさ歯車はトナー供給装置にトナー供給装置の移動方向に移動自在に支持されており、第1かさ歯車を第2かさ歯車側に付勢する付勢部材をさらに備えている。
この現像ユニットでは、トナー搬送用部材の作動機構は、第1かさ歯車と第2かさ歯車とが互いに噛み合うことによって駆動源からの動力がトナー搬送用部材に伝達される。このとき、駆動装置によってトナー供給装置が待避位置からトナー供給位置に移動させられる。しかし、トナー供給装置が待避位置からトナー供給位置に移動する際に、第1かさ歯車と第2かさ歯車とがスムーズに噛み合わないことが考えられる。このような場合には、第1かさ歯車は移動自在であるので、第1かさ歯車は第2かさ歯車によって待避位置側に押し上げられる。この状態では、第1かさ歯車は付勢部材によって第2かさ歯車側に付勢されている。その後、第2かさ歯車は駆動源によって回転し、第1かさ歯車と第2かさ歯車とが互いに噛み合い可能となった時に、第1かさ歯車と第2かさ歯車とが互いに噛み合う。
本発明では、1つの駆動源によってトナー搬送用部材を駆動させることができるため安価で構造が簡単になる。また、それぞれのトナー搬送用部材に駆動源を設ける場合と比較して、駆動源の数及び部品数を削減できるため小型化をすることができる。
図1に本発明の一実施形態によるカラー画像形成装置としてのカラープリンタ1を示す。なお、この図1は各構成要素の配置を示すための模式図であり、各部の詳細は省略して示している。
[全体構成]
このカラープリンタ1は、図示しないコンピュータ等に接続されており、コンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいてカラー画像を用紙に印刷可能な装置である。また、このカラープリンタ1は、図1において右側がオペレータが操作する側であり、以下では、図1における装置の右側を手前側、左側を奥側とする。
カラープリンタ1は、感光体ドラム2と、回転現像装置3と、レーザユニット4と、トナー収容部5と、複数のトナー供給装置6と、中間転写ベルト7と、2次転写ローラ8と、定着装置9とを有している。
[感光体ドラム]
感光体ドラム2は、表面に静電潜像が形成されるものであり、装置のほぼ中央に回転自在に設けられ、その回転軸は装置の手前側から見て横方向に延びるように、すなわち図1の紙面に対して垂直に延びるように設けられている。感光体ドラム2の上部には、感光体ドラム2の表面を一様に帯電するための帯電ローラ10が設けられている。また感光体ドラム2の側方には、感光体ドラム2の表面に残留したトナーや付着物を清掃するためのドラムクリーニング装置11が設けられている。
[回転現像装置]
回転現像装置3は、感光体ドラム2に形成された静電潜像を各色のトナーによって現像するものであり、感光体ドラム2に隣接して、中心が感光体ドラム2の中心とほぼ同じ高さ位置になるように設けられている。この回転現像装置3は、回転枠15と、4色のトナーに対応して設けられ回転枠15に支持された4つの現像器16とを有している。回転枠15は、感光体ドラム2の回転軸と平行な軸の回りに回転自在な円筒形状であり、図示しないモータやギヤを含む駆動機構によって回転させられるようになっている。また、回転枠15は、回転軸の中心から放射状に延びる仕切枠によって円周方向に4等分された4つの区画を有しており、各区画にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つのトナー色に対応した現像器16が配置されている。
各現像器16は、それぞれほぼ同様の構成であり、感光体ドラム2に対向配置可能な現像ローラや、トナー攪拌用の攪拌ローラ等が設けられている。また、トナー収容部からトナーを現像器16の内部に供給するために、現像器16のケースの外周側に、トナー供給部が設けられている。このトナー供給部は、ケースの一部に開口を形成するとともに、この開口にスリットが形成された弾性部材を固定してなるものである。
[レーザユニット]
レーザユニット4は、外部のコンピュータ等から送られてきた画像情報に基づいて、感光体ドラム2を走査露光するものであり、感光体ドラム2の上方で、かつ回転現像装置3の回転軸より装置奥側に配置されている。正確には、レーザユニット4の前端(レーザ光が発射される側の端部)が、回転現像装置3の回転軸のほぼ真上に位置し、後端側に行くにつれて下方に傾斜し、後端は回転現像装置3の上端部よりは下方に位置している。なお、レーザユニット4の内部の構成は、従来の構成と同様であり、レーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有している。また、レーザユニット4のレーザ光路の前方には、反射ミラー20が設けられている。したがって、図1の一点鎖線で示すように、レーザユニット4から発射されたレーザ光は、この反射ミラー20によって屈曲し、回転現像装置3の装置手前側上方を通過し、感光体ドラム2の表面に照射されるようになっている。
[トナー収容部]
トナー収容部5は、回転現像装置3の各現像器16に対して供給するトナーを収容する部分であり、感光体ドラム2の上方で、かつレーザユニット4と対向する側(装置手前側)に配置されている。このトナー収容部5は、横方向(図1の紙面垂直方向)に並べて配置されたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのそれぞれの各色のトナーを収容する4つの収容部を有している。また、このトナー収容部5は、装置の手前側に取り出しが可能となっている。
[トナー供給装置]
複数のトナー供給装置6のそれぞれは、トナー収容部5に収容された各色のトナーを、対応する現像器16に供給するためのものであり、感光体ドラム2の上方において、レーザユニット4とトナー収容部5との間のスペースに配置されている。各トナー供給装置6は、図2に示すように、上下方向に移動可能なトナー供給パイプ25と、トナー収容部5の各色のトナーを収容している部分と対応するトナー供給パイプ25とを連結する搬送パイプ26と、トナー供給パイプ25を上下動させるための駆動機構27とを有している。
4つのトナー供給パイプ25はそれぞれ同様の構成となっているため、以下では、1つのトナー供給パイプ25について説明する。
トナー供給パイプ25は、現像器16にトナーを供給するためのものであって、上下方向に長く、上端が装置手前側に、下端が装置奥側に傾斜している。また、このトナー供給パイプ25は、先端が先細形状となっており、下方(トナー供給位置)に移動した際には、先端部に形成されたトナー供給口が現像器16のトナー供給部に形成されたスリットを通って内部に進入可能である。さらに、トナー供給パイプ25の内部にはトナー搬送用スクリュー30が配置されている。このトナー搬送用スクリュー30の上方には第1かさ歯車71が配置され、第1かさ歯車71とトナー搬送用スクリュー30の上端部との間にはスプリング70が配置されている。
トナー搬送用スクリュー30は、図5に示すように、トナーをトナー供給口に搬送するための部材であって、上下方向に長い回転軸30aと、回転軸30aの外周に螺旋状に形成された搬送片30bとからなるスクリュー状部材である。また、図4及び図5に示すように、第1かさ歯車71は、円錐台形状の部材であって、下方側斜面部には歯が形成されている。スプリング70は、第1かさ歯車71を下方に付勢するための部材である。
また、トナー供給パイプ25がトナー供給位置に位置したときに、トナー搬送スクリュー30を駆動するための作動機構80が設けられている。この作動機構80の詳細を図4に示す。
図4では、トナー供給位置と待避位置を示すために2つのトナー供給装置のみを表示している。
作動機構80は、1つのモータ(図示せず)及び駆動軸75を有するとともに、各トナー供給装置6に対応して設けられた駆動ギヤ74、ギヤ列73及び第2かさ歯車72を有している。駆動軸75は、一端からモータの駆動力が入力されるようになっており、回転枠15の回転軸に平行に延びている。駆動ギヤ74は、駆動軸75上の各トナー供給装置6に対応した位置に固定されている。ギヤ列73は、駆動ギヤ74に伝達されたモータの駆動力を第2かさ歯車72に伝達するためのものであって、駆動ギヤ74に噛み合う第1ギヤ73aと、第2かさ歯車72と同軸に固定され第1ギヤ73aに噛み合う第2ギヤ73bとを有する。また、第2かさ歯車72は、第1かさ歯車71と直交するように配置されて、トナー供給パイプ25がトナー供給位置に位置するときに第1かさ歯車と噛み合うように設けられている。
搬送パイプ26は、トナー供給パイプ25の上下動に追従して移動可能なように、可撓性を有するパイプである。そして、内部には、コイルスプリング31が配置されており、図示しない駆動機構によって回転させられて、これによりトナーが搬送パイプ26内を通ってトナー供給パイプ25側に搬送される。トナー供給パイプ25側に搬送されたトナーは、トナー供給パイプ内に配置されたトナー搬送用スクリュー30によってトナー供給口まで搬送される。
駆動機構27は、トナー供給パイプ25の外周部に、軸方向に沿って設けられたラック32と、このラック32に噛み合うピニオンギヤ33とを有している。ピニオンギヤ33は装置のフレームに回転自在に支持されており、図3に示すように、モータ33a及びウォーム、ウォームホイル及び減速ギヤ列によって駆動されるようになっている。そして、この駆動機構27によって、トナー供給パイプ25は、上方の待避位置(図1の実線で示す位置)と、下方で先端部が現像器16の内部に進入した供給位置(図1の二点鎖線で示す位置)とを取り得る。
[中間転写ベルト]
中間転写ベルト7は、感光体ドラム2に形成された各色のトナー画像が順次転写されるものであり、感光体ドラム2及びトナー収容部5の下方に配置されている。この中間転写ベルト7は、駆動ローラ35とバネ38によって駆動ローラ35から離れる側に付勢された従動ローラ36との間に掛け渡されている。また、転写ベルト7の感光体ドラム2と対向する部分は、1対の1次転写ローラ37a,37bによって感光体ドラム2に当接するように構成されている。
なお、駆動ローラ35の装置奥側で、回転現像装置3の下方には、転写ベルト7を清掃するためのベルトクリーニング装置40が設けられている。このベルトクリーニング装置40は、駆動ローラ35と対向する位置に設けられ転写ベルト7の表面に摺接するファーブラシ41と、ファーブラシ41の上方にファーブラシ41と接触するように配置されたクリーニングローラ42と、先端がクリーニングローラ42の表面に接触するように配置されたブレード43と、ブレード43の下方に並べて配置された回収スパイラル44とを有している。
このクリーニング装置40においては、中間転写ベルト7の付着物はファーブラシ41によって掻き取られ、ファーブラシ41に掻き取られた付着物はクリーニングローラ42に回収される。そして、クリーニングローラ42側に回収された付着物は、ブレード43によってクリーニングローラ42の表面から掻き落とされ、回収スパイラル44によって図示しない回収部に回収される。
[2次転写ローラ]
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に転写された画像を、搬送されてきた用紙に転写するためのものであり、駆動ローラ35の下方に駆動ローラ35と対向するように配置されている。そして、この2次転写ローラ8には、図示しない電圧印加手段によって、用紙に対して、画像転写のためのバイアス電圧が印加されている。
[定着装置]
定着装置9は、用紙上に転写されたトナーを溶融定着するためのものであり、回転現像装置3の下方で、かつ装置奥側に配置されている。この定着装置9は、ヒータを内蔵する加熱ローラ9aと加熱ローラ9aに圧接する加圧ローラ9bとを有しており、両ローラ間に用紙を挟持して搬送する。
[排出部]
このプリンタ1では、装置の上部表面、すなわち、レーザユニット4、トナー供給装置6及びトナー収容部5の上方に、画像が形成された用紙を載置するための排出部50が形成されている。この排出部50は、レーザユニット4側(装置奥側)が最も低く、トナー収容部5側(装置手前側)に行くにしたがって徐々に高くなる曲面部と、この曲面部に連続しトナー収容部5の上方に位置する平面部とを有している。
[搬送部]
給紙部51と排出部50との間には、用紙を搬送する搬送部が設けられている。搬送部は、給紙部51から2次転写ローラ8に至る第1搬送路55と、2次転写ローラ8から定着装置9に至る第2搬送路56と、定着装置9から排出部50に至る第3搬送路57とを有している。また、定着装置9の出口には、分岐爪58が設けられており、この分岐爪58と第1搬送路55の途中との間には用紙を第1搬送路55に戻すための戻し搬送路59が設けられている。
第1搬送路55は、給紙カセット52から送り出された用紙を上方に搬送しつつ搬送方向を逆にするための湾曲路55aと、この湾曲路55aから2次転写ローラ8に至る直線路55bとを有している。これらの搬送路は、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で形成されており、所定位置には用紙を検出するためのセンサが設けられている。また、直線路55bには用紙の搬送タイミングを制御するためのレジストローラ対60が配置されている。
第2搬送路56は、ほぼ直線的に形成されており、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で構成されている。また、搬送路の所定位置には用紙を検出するためのセンサが設けられている。
第3搬送路57は、分岐爪58の搬送方向下流側に形成された縦搬送路を有している。すなわち、用紙は、分岐爪58を通過した後は、ほぼ垂直上方に向かって搬送され、排出部50に排出される。この第3搬送路57も、前記同様に、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で構成されている。
戻し搬送路59は、分岐爪58の設けられた部分において第3搬送路57から下方に分岐し、定着装置9、第2搬送路56、2次転写ローラ8及びレジストローラ対60の下方を通り、さらに上方に向かう搬送路であり、第1搬送路55のレジストローラ対60の搬送方向上流側に合流している。すなわち、この戻し搬送路59は、第1搬送路55の直線路55b及び第2搬送路56と給紙カセット52との上下方向の間に設けられ、定着装置9を通過した用紙を、2次転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対60のさらに上流側に戻すための搬送路である。この戻し搬送路59も、前記同様に、用紙を案内しながら搬送するガイド板及びローラ対で構成され、所定位置には用紙検出用のセンサが設けられている。
[給紙トレイ]
トナー収容部5の下方でかつ給紙カセット52の上方には、装置の手前側の側壁を構成するように給紙トレイ65が配置されている。この給紙トレイ65は、下端が第1搬送路55の湾曲路55aの近傍で回動自在(開閉自在)に支持されており、この回動支点65aを中心に、上端を装置手前側に倒すことが可能である。このようにして給紙トレイ65を開いた状態では、給紙トレイ65上に用紙を載置し、この用紙を第1搬送路55の湾曲路55aに給紙することが可能である。
[画像形成動作]
次に画像形成動作について簡単に説明する。まず、カラープリンタに電源が投入されると、各種パラメータが初期化され、定着部の温度設定を行うなどの初期設定が実行される。そして、このプリンタに接続されたコンピュータ等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。なお、この画像形成動作中においては、トナー供給パイプ25は上方の待避位置に移動させられている。したがって、レーザ光路はトナー供給パイプ25によって遮られていない。
まず、帯電ローラ10によって感光体ドラム2が帯電される。その後、この感光体ドラム2に対して、レーザユニット4により画像データに対応した走査露光が行われ、感光体ドラム2には静電潜像が形成される。次に、回転現像装置3が回転されて、対応する色の現像器16が感光体ドラム2に対向させられる。この状態で、感光体ドラム2の静電潜像が対応する色のトナーによって現像される。現像された画像は、中間転写ベルト7に転写される。以上の動作を各色毎に順次繰り返すことによって、中間転写ベルト7上にはフルカラー画像が形成される。なお、感光体ドラム2に残留した残留トナー等は、ドラムクリーニング装置11により清掃されて、図示しない廃トナーコンテナに廃棄される。
一方で、給紙部51において、給紙カセット52から1枚の用紙が前送りコロ54及び重送防止機構55により取り出され、第1搬送路55を介してレジストローラ対60に搬送される。その後、用紙は、レジストローラ対60から中間転写ベルト7上の画像形成にタイミングを合わせて搬送され、2次転写ローラ8に案内される。2次転写ローラ8は中間転写ベルト7に当接し、2次転写ローラ8に印加された転写バイアスにより、中間転写ベルト7上に形成されたフルカラーの画像が用紙に転写される。この用紙は第2搬送路56を介して定着装置9に案内され、この定着装置9による加熱・加圧によって画像が用紙に定着される。そして、片面印刷の場合は、分岐爪58を介して第3搬送路57に案内され、排出部50に排出される。
また、両面印刷の場合は、定着装置9を通過した用紙は、分岐爪58によって戻し搬送路59側に案内され、再び第1搬送路55に戻される。第1搬送路55に戻された用紙はレジストローラ対60で一旦停止させられる。そして、裏面側の画像が前述の動作と同様の動作で中間転写ベルト7に形成された後、レジストローラ対60で待機していた用紙はタイミングを合わせて2次転写ローラ8側に送られる。その後は前記同様の動作が実行され、分岐爪58を介して第3搬送路57側に案内されて排出部50に排出される。
[トナー供給動作]
現像器16に対してトナーを供給する場合は、回転現像装置3を回転させて、トナーを供給すべき現像器16を図1に示すような供給位置に位置させる。回転現像装置3はこの状態で回転がロックされている。
次にトナー供給パイプ25を下方に移動させて供給位置に位置させる。すなわち、モータ33aを駆動すると、ギヤ列を介してピニオンギヤ33が回転し、これによってラック32が固定されたトナー供給パイプ25が下方のトナー供給位置に移動する。トナー供給パイプ25が下方に移動する際に、第1かさ歯車71と第2かさ歯車72とが互いに噛み合い可能な状態の場合には、第1かさ歯車71と第2かさ歯車72とが互いに噛み合い、モータの駆動力は駆動ギヤ74、ギヤ列73、第2かさ歯車72及び第1かさ歯車71を介してトナー搬送スクリュー30に伝達される。一方、トナー供給パイプ25が下方に移動する際に、第1かさ歯車71と第2かさ歯車72とがスムーズに互いに噛み合わない状態、すなわち第1かさ歯車71の歯と第2かさ歯車72の歯とが互いにぶつかりあった位置関係の場合は、第1かさ歯車71は図4における上方向にスプリング70の付勢力に抗して押し上げられる。その後、モータの駆動力によって第2かさ歯車72が回転し、第1かさ歯車71の歯と第2かさ歯車72の歯とが互いに正常に噛み合った状態となったときに、スプリング70の付勢力によって第1かさ歯車71は第2かさ歯車72側に押される。
以上のようにして、トナー供給パイプ25がトナー供給位置に移動する際に、第1かさ歯車71と第2かさ歯車72とが互いにスムーズに噛み合い可能な場合とスムーズに噛み合わない場合のどちらの場合も、トナー搬送スクリュー30にモータの駆動力を伝達することができる。
トナー収容部5からのトナーは、搬送パイプ26内のコイルスプリング31が回転することによってトナー供給パイプ25側に供給される。そして、トナー供給パイプ25側に供給されたトナーは、トナー供給パイプ25の中のトナー搬送用スクリュー30によってトナー供給口に搬送される。
トナー供給が終了すると、搬送パイプ26内のコイルスプリング31は回転を停止する。一方、トナー供給パイプ25の内部に配置されているトナー搬送用スクリュー30はトナー供給パイプ25内のトナーがなくなるまで回転し続ける。その後、モータ33aを前記とは逆に回転させると、ピニオンギヤ33が逆回転し、これによってラック32が固定されたトナー供給パイプ25が上方(待避位置)に移動する。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、1つのモータでトナー搬送用スクリュー30を駆動することができるため、それぞれの色に対応したトナー供給パイプ25内のトナー搬送用スクリュー30にモータをそれぞれ設けた場合と比較して安価で構成が簡単となる。さらに、モータの数及び部品数を削減できるため小型化することができる。また、第1かさ歯車71と第2かさ歯車72とはかさ歯車どうしが噛み合うために、トナー供給パイプ25の先端が現像器16の内部に進入してトナー供給パイプ25の傾きがずれた場合であっても駆動力を伝達することができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、第1円板状部材及び第2円板状部材としてかさ歯車を用いたが、本発明はこれに限らず、円板状の摩擦部材であっても良い。
本発明の一実施形態によるカラープリンタの概略構成図。 トナー供給装置の詳細断面構成図。 トナー供給パイプの駆動器機構の外観図。 トナー搬送用スクリュー30の作動機構の外観図。 トナー供給パイプ25の詳細断面構成図。
符号の説明
1 カラープリンタ
2 感光体ドラム
3 回転現像装置
4 レーザユニット
5 トナー収容部
6 トナー供給装置
7 中間転写ベルト
8 2次転写ローラ
9 定着装置
16 現像器
25 トナー供給パイプ
26 トナー搬送パイプ
30 トナー搬送用スクリュー
80 トナー搬送用スクリューの作動機構

Claims (5)

  1. 内部に現像ローラを有する容器本体と、
    トナーを搬送するためのトナー搬送用部材とトナー供給口とを有し、それぞれ前記容器本体に対して接近、離反自在に設けられるとともに前記容器本体にトナーを供給する複数のトナー供給装置と、
    前記トナー供給装置のそれぞれが、前記トナー供給口が前記容器本体内に位置するトナー供給位置と、前記トナー供給口が前記容器本体外に位置する待避位置とを取り得るように、前記各トナー供給装置を移動させるための駆動装置と、
    1つの駆動源を有し、トナーを供給すべき色に対応した前記トナー供給装置が前記トナー供給位置に位置した際に、前記駆動源によって前記対応するトナー供給装置のトナー搬送用部材を作動させるための作動機構と、
    を備えた現像ユニット。
  2. 前記作動機構は、
    前記トナー搬送用部材に装着された被駆動部材と、
    前記トナー供給位置に前記トナー供給装置が位置した際に、前記被駆動部材に駆動力を伝達する駆動部材と、
    を備えた請求項1に記載の現像ユニット。
  3. 前記被駆動部材は第1円板状部材であって、前記駆動部材は前記第1円板状部材に係合する第2円板状部材である、
    請求項1または2に記載の現像ユニット。
  4. 前記第1円板状部材は第1かさ歯車であり、前記第2円板状部材は第2かさ歯車である、請求項3に記載の現像ユニット。
  5. 前記第1かさ歯車は前記トナー供給装置に前記トナー供給装置の移動方向に移動自在に支持されており、
    前記作動機構は、前記第1かさ歯車を前記第2かさ歯車側に付勢する付勢部材をさらに備えた、
    請求項4に記載の現像ユニット。
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