JP2007065169A - 学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007065169A
JP2007065169A JP2005249418A JP2005249418A JP2007065169A JP 2007065169 A JP2007065169 A JP 2007065169A JP 2005249418 A JP2005249418 A JP 2005249418A JP 2005249418 A JP2005249418 A JP 2005249418A JP 2007065169 A JP2007065169 A JP 2007065169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stored
display
data
cpu
hint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005249418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4566094B2 (ja
Inventor
Hirotaka Akita
博隆 秋田
Kazunori Ikeda
和則 池田
Akira Yasuda
亮 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005249418A priority Critical patent/JP4566094B2/ja
Publication of JP2007065169A publication Critical patent/JP2007065169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4566094B2 publication Critical patent/JP4566094B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)

Abstract

【課題】 よりユーザの学習意欲を向上させることができるような態様でヒントを出すことができる学習機能付き電子機器および学習用プログラムを提供する。
【解決手段】 穴埋め問題文が表示された際に、電子機器の[→]キーが操作されると、解答語句の先頭の1文字が表示され、さらに、[→]キーが操作されると、解答語句の先頭の2文字目までが表示される。また、その状態で[ヒント]キーが操作されると、解答語句とともに、解答語句と同じ文字数を有する語句が、ヒントとして、表示される。
【選択図】 図17

Description

本発明は、学習機能付き電子機器およびヒント表示用プログラムに関し、特に、穴埋め問題文を提示することのできる機器において、当該穴埋め問題文の解答語句に関するヒントを表示する機能を有する学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、記録媒体に関する。
従来から、穴埋め問題文を表示することのできる学習用電子機器に関する技術が、種々、開示されてきた。
たとえば、特許文献1では、語学の学習等に利用される電子学習機において、問題を表示し、さらに、解答語句に類似した綴りの単語を解答選択肢として表示させる技術が開示されている。
また、特許文献2では、学習装置において、問題を表示し、さらに、当該問題の解答語句に関し、所定のキー操作がなされるたびに、1文字ずつ、解答語句を表示させる技術が開示されている。
また、特許文献3には、問題作成装置において、問題文に対して穴埋め問題の穴にヒントを表示させることができる技術が開示されている。
また、特許文献4には、電子辞書において、単語に関する種々の問題を表示し、さらに、問題を音声によって提示する技術が開示されている。
また、特許文献5には、コンピュータを利用した学習システムにおいて、英単語の意味を問う問題を出題する際に、当該英単語を音声で出力したり、当該英単語の発音記号を表示したり、また、当該英単語を構成するアルファベットを表示してユーザにそれらの並べ替えをさせることにより回答させたりする技術が開示されている。
特開平9−330011号公報 特開昭63−229482号公報 特開2000−267553号公報 特開平11−202751号公報 特開平8−50445号公報
なお、このような電子機器において、よりユーザの学習意欲を向上させるように構成されることが常に望まれている。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、よりユーザの学習意欲を向上させるこがができるような態様でヒントを出すことができる学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に従った学習機能付き電子機器は、穴埋め問題からなる複数の問題文を記憶した問題文記憶手段より、問題文データを読み出して、表示手段に表示させる学習機能を備えた電子機器において、複数の見出し語と、各前記見出し語に対応する解説データとを記憶する辞書データ記憶手段と、前記表示制御手段によって前記表示手段に表示された前記穴埋め問題の解答語句と所定の関係にある見出し語を前記辞書データ記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された見出し語を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備え、表示された問題文の解答語句と所定の関係にある見出し語をヒントとして表示することを特徴とする。
また、本発明に従ったヒント表示用プログラムは、穴埋め問題からなる複数の問題文を記憶した問題文記憶手段より問題文データを読み出して表示手段に表示させる電子機器において実行されるヒント表示用プログラムであって、コンピュータに、前記表示手段に穴埋め問題文を表示させるステップと、前記辞書データ記憶手段から、前記表示手段に表示された穴埋め問題文の解答語句と所定の関係にある見出し語を検索するステップと、前記検索手段によって検索された見出し語を前記表示手段に表示させるステップとを実行させることを特徴とする。
また、本発明に従ったプログラムを記録した記録媒体は、上記したヒント表示用プログラムを記録することを特徴とする。
本発明によれば、電子機器においてヒント用のデータを改めて持つ必要がなくなる。これにより、電子機器が記憶することを必要とされるデータ量を削減することができる。
また、本発明によれば、ヒントとして表示する内容の中に、解答語句が含まれる場合、解答語句を見えないようにしてヒントの表示を行なうことができる。そして、解答語句を含まないようにヒントが表示されることにより、ヒントとしての有効性を高めることができる。
また、本発明によれば、解答語句と所定の関係にある見出し語がヒントとして表示されるため、ユーザが期待するヒントを表示させることができる。
(本発明の全体構成)
図1は、本発明の学習用電子機器の一実施の形態である電子機器のシステム構成を示すブロック図である。図1において、このシステムは、表示部11と、入力部13と、CPU(中央演算処理装置)14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16とを含む構成である。入力部13は、文字入力や制御コマンドの入力などを行なうために操作される入力手段であり、ヒントの表示をするための[ヒント]キー、解答を表示させるための[検索/決定]キー、電源キー、カーソルキーなどがこれに含まれる。また、入力手段としては、タッチパネル上で入力するタッチキーやPC(Personal Computer)のようにキーボード上で入力するキー等が考えられる。
表示部11は、入力部13に対してなされたキー操作等に応じて、文字、絵、データ等をCPU14の制御により表示する。CPU14は、入力部13からのキー入力による文字列、制御コマンドのキー操作による入力処理、ROM15に記憶される辞書データや問題データを検索する検索処理、および問題表示画面やヒント画面などを表示部11に表示させる表示処理、ヒント用の関連情報をRAM16に格納する記憶処理などを実行し、電子機器全体の制御を行なう。ROM15は、辞書データ記憶領域151、問題データ領域152、プログラム領域153を有する。
辞書データ記憶部151には、n個の辞書データ(第1辞書151a、・・・、第n辞書151n)が記憶される。辞書データとは、英和辞書や和英辞書や広辞苑といった国語辞書の内容を電子化したものである。なお、本実施の形態では、第1辞書151aは、英和辞書のデータであるものとする。第1辞書151aは、検索インデックス154a、ワードテーブル154b、データ情報テーブル154c、オフセットテーブル154d、および、表示データ記憶部154eから構成される。また、辞書データ記憶領域151内の各辞書データは、それぞれ同様に、検索インデックス、ワードテーブル、データ情報テーブル、オフセットテーブル、および、表示データ記憶部から構成される。
問題データ記憶部152には、英語、国語等のn個の教科について、教科毎の問題データ(第1教科152a・・・第n教科152n)が記憶されている。本実施の形態では、第1教科152aとして、英語の問題データが記憶されているものとする。なお、問題データは、各教科の、複数の穴埋め問題文に関するデータと、各問題文の解答語句に関するデータを電子化したものである。
第1教科152aは、穴埋め問題の問題文のデータが格納されている穴埋め文データ記憶部159a、穴埋め問題文の意味が格納されている問題文意味データ記憶部159b、解答語句の意味が格納されている解答語句データ記憶部159c、解答語句の文字数を記憶する文字数データ記憶部159d、および、問題文の文章の音声データを記憶する問題文音声データ159eから構成されている。なお、問題データ記憶部152内に記憶されている各教科の問題データには、少なくとも、穴埋め文データ記憶部、および、解答語句データ記憶部が含まれる。
ここで、辞書データ記憶部151の各辞書内の記憶内容の一例として、第1辞書151aの記憶内容を図2を参照して説明する。
図2には、第1辞書151a内の、検索インデックス154a、ワードテーブル154b、データ情報テーブル154c、オフセットテーブル154d、および、表示データ記憶部154eの詳細な構造が示されている。
表示データ記憶部154eには、英和辞書を構成する全ての内容が格納されている。英和辞書は、見出し語、発音記号、品詞、意味、例文、熟語、同意語、反対語、および、解説等の解説内容という項目を有している。表示データ記憶部154eでは、各項目に対応するデータは、隣接して記憶される他の内容の区別をつけるために、最後に“区切りコード”を有している。“区切りコード”は、表示データ記憶部154e内の他の文字コードと区別をつけることが出来るものならば、何でも良い。また、“区切りコード”は、隣接して記憶される同じ種類のデータ(同じ項目に対応するデータ)の間で区別をつけるために記憶されることも可能であり、その場合は、区別をつけるデータの最後に“区切りコード”が挿入される。“区切りコード”が記憶されていることにより、ある“区切りコード”から次の“区切りコード”までのデータが、容易に、表示データ記憶部154eから取り出されることが可能となる。これにより、本実施の形態の電子機器では、表示データ記憶部154eのデータの一部をヒントとして表示する処理の高速化を図ることが可能となる。
図2では、表示データ記憶部154eにおいて、“enter”という見出し語が(図2に示された表示部データ記憶部154eの部分の最上部に)格納されている状態が示されている。その後に“区切りコード”が格納され、次行に“enter”の発音記号が格納されている。そして、その後に“区切りコード”が格納され、次行に“enter”の音声データが格納されている。さらに、音声データの最後に“区切りコード”が格納され、次行では、別のデータである“−動”という品詞(動詞)を表すデータが格納されている。そして、“−動”の後にも、“区切りコード”があり、次行には、見出し語“enter”の1つ目の意味の“に入る、入り込む、に浮ぶ”という文字列が、1つ目を表す“1.”という文字列とともに格納されている。1つ目の意味の後には、“区切りコード”があり、次の3行には、“enter the room from the recreation hall 娯楽室から食堂に入る”という、見出し語の1つ目の意味での用例とそれに対応する訳文が格納されている。そして、その後に、“区切りコード”が格納されている。そして、その次の2行には、見出し語“enter”の2つ目の意味の“…に加わる、…の一員となる”という文字列が、2つ目を表す“2.”という文字列とともに格納され、そしてその後には、“区切りコード”が格納されている。そして、その次行には、見出し語“enter”の3つ目の意味の“を差し込む”という文字列が、3つ目を表す“3.”という文字列とともに格納され、そしてその後には、“区切りコード”が格納されている。そして、その次行には、見出し語“enter”の4つ目の意味の文字列(図2中では「・・・・・」と記載)が、4つ目を表す“4.”という文字列とともに格納され、そしてその後には、“区切りコード”が格納されている。
その後、数行に渡り、見出し語“enter”の意味に関する情報が格納されている。
そして、その後の行には、見出し語“enter”が含まれる熟語である“enter into”という文字列と、その意味を表す“<交渉・事業などに>入る,・・・を始める”という文字列が格納され、その後に、“区切りコード”が格納されている。その次行には、見出し語“enter”の反対の意味を有する“exit”という単語が、反対語であることをユーザに示すための文字列“[反対語]”とともに格納され、その後には“区切りコード”が格納されている。その次行には、見出し語“enter”の反対の意味を有する“leave”という単語が、反対語であることをユーザに示すための文字列“[反対語]”とともに格納され、その後には“区切りコード”が格納されている。その次行には、見出し語“enter”と同じ意味を有する“join”という単語が、同意語であることをユーザに示すための文字列“[同意語]”とともに格納され、その後には“区切りコード”が格納されている。
表示データ記憶部154eでは、以下同様にして、各見出し語に対応するデータおよび見出し語に関連した情報に対応するデータが、最後に“区切りコード”を有した態様で、記憶されている。表示データ記憶部154eに記憶された、最後に“区切りコード”を有した各データは、そのデータが存在する表示データ記憶部154e上のアドレスを有している。そのアドレスは、オフセットテーブル154dに、表示データ記憶部154eの各データの並び順通りに格納されている。
また、表示データ記憶部154e上の各データの種類に対応したデータ情報番号が、オフセットテーブル154dと同様の並び順で、データ情報テーブル154cに格納されている。たとえば、見出し語に対応したデータ情報番号は“0000”であり、発音記号に対応したデータ情報番号は“0001”であり、音声データに対応したデータ情報番号は“0009”であり、品詞または意味に対応したデータ情報番号は“0002”であり、例文に対応したデータ情報番号は“0003”であり、熟語に対応したデータ情報番号は“0004”であり、反対語に対応したデータ情報番号は“0005”であり、また、同意語に対応したデータ情報番号は“0006”である。
また、第1辞書151aの検索インデックス154aには、見出し語の文字データがABC順で格納されている。ワードテーブル154bは、各見出し語が、表示データ記憶部154e上の“区切りコード”を有した全データ中の何番目のデータに相当するかという情報を、格納している。表示データ記憶部154eの1つ目のデータを0番目とした場合、例えば、検索インデックス154aの“enter”という見出し語のデータは、表示データ記憶部154eでは452番目に格納されているため、ワードテーブル154bには“000452”が格納されている。なお、本実施の形態では、ワードテーブル154bおよびオフセットテーブル154dでは、16進数(0〜9およびA〜Fで表記する)で、情報が格納されているものとする。
本実施の形態では、後述するように、解答語句と同じ見出し語を有する例文が、ヒントとして表示される場合がある。このような場合には、まず、CPU14は、検索インデックス154aの中から“enter”を検索する。“enter”が検索インデックス154aの200番目だった場合、ワードテーブル154bの200番目の値を参照し、“000452”を取り出す。“000452”は、表示データ記憶部154eの“区切りコード”で区切られたデータ中の452番目のデータ以降に“enter”に関する品詞や意味、その他の解説内容にかかるデータが格納されていることを示している。つまり、データ情報テーブル154cでは、452番目以降に、“enter”に関係するデータ情報番号が格納されていることになる。そして、CPU14は、データ情報テーブル154cの452番目以降の領域において、例文のデータ情報番号である“0003”の値が格納されているかどうかの検索を行なう。図2に示された例では、データ情報テーブル154cで、例文のデータ情報番号“0003”は458番目に格納されている。このことから、CPU14は、458番目という検索結果を得る。そして、CPU14は、さらに、オフセットテーブル154dにおいて、この検索結果と同じ順番で格納されたデータ、つまり、データ情報テーブル154cの458番目のデータ(“000965”)を取り出す。“000965”は、表示データ記憶部154e上のアドレス“000965”以降に、“enter”の例文が格納されていることを意味する。そして、CPU14は、表示データ記憶部154e上で、アドレス“000965”から、次の“区切りコード”までのデータを、例文のデータとして、取り出す。以上の次第で、本実施の形態では、“enter”という単語の例文として、“enter the dining room from the recreation hall 娯楽室から食堂へ入る”というデータが取り出されることになる。
上記のような検索を“enter”が有する全てのデータについて行えば、全ての例文を取り出すことが可能となる。検索を行なう範囲は、“enter”の次の見出し語“enteric”のワードテーブル154b上の値“00052A”の1つ前の529番目までである。
つまり、“enter”が有する全てのデータを検索する際、CPU14は、データ情報テーブル154cにおける検索するアドレスの範囲を決定する。具体的には、CPU14は、データ情報テーブル154cにおける検索するアドレスの範囲として、ワードテーブル154bにおける、検索対象となる見出し語に対応した値を開始アドレスとし、そして、検索対象となる見出し語の次の見出し語に対応した値から1減算した値を最終アドレスとする。
以上説明したように、本実施の形態の辞書データ記憶部151における各辞書では、図2に示されたような構造で、データが記憶されている。
たとえば、第1辞書151aの英和辞書では、検索インデックス154aは、辞書データにおける複数の見出し語を格納している。この見出し語は、通常アルファベット順に並べられている。
表示データ記憶部154eは、辞書データにおける各見出し語に関するデータの全内容を格納していて、見出し語、発音記号、音声、品詞、意味、例文、熟語、解説等の説明内容を格納している。これらの見出し語に関するデータを総称して解説データと呼ぶ。表示データ記憶部154eの構造は、見出し語、発音記号等の各データには、後で詳細に説明するが、例えば図2を参照にすれば理解できると思うが、データの区別をつけるために、各データの最後に“区切りコード”が設けられている。この“区切りコード”で区切られた各データの表示データ記憶部154e上でのアドレスは、“区切りコード”で区切られたデータ順に、オフセットテーブル154dに格納されている。また、“区切りコード”で区切られた各データは、見出し語や発音記号等のデータ種別に対応した固有のデータ情報番号を有しており、この固有のデータ情報番号は、オフセットテーブル154dで格納されているデータの並び順と同様に、“区切りコード”で区切られたデータ順に、データ情報テーブル154cに格納されている。
さらに、ワードテーブル154bには、検索インデックス154aの各見出し語が、表示データ記憶部154e上の“区切りコード”で区切られたデータの何番目に相当するデータであるかという数値情報が格納されている。
以上のように、第1辞書151aが構成されており、辞書データ記憶部151に格納されたその他の辞書(第n辞書151n等)においても、第1辞書151aと同様の構造を有している。
次に、図3を参照して、問題文意味データ記憶部159bの記憶内容を説明する。
問題文意味データ記憶部159bは、穴埋め問題の解答となる解答語句の内容も含めた文全体の意味内容を、問題文毎に記憶している。なお、問題文が記憶される順番は、穴埋め文データ記憶部159aにおける問題文と、解答語句データ記憶部159cにおける解答語句が記憶される順番と同じ順番となっている。図3では、n番目の問題文について記憶されるデータが、n個目の意味データとして、示されている。なお、本実施の形態では、n番目の問題文は、「私は母が台所に入るのを見た。」であるとする。
n個目の意味データは、まず、何番目の問題文に対応するデータであるかを示す「番号コード」として、「n」という数値データを含む。
また、n個目の意味データでは、問題文中の名詞または動詞が、それぞれ、候補コードを付されて、格納されている。具体的には、「私」「母」「台所」「入る」「見た」という語が、それぞれ、その前に候補コードを付されて、格納されている。
また、候補コードを付された各語は、それぞれ、その後に、検索コード、その原形(名詞ならそのまま、動詞なら原形)、区切りコード、問題文中でその語に付された副詞、そして、区切りコード(問題文の最後にあたる場合には、「区切りコード」の代わりに「終了コード」)を付されている。
次に、穴埋め文データ記憶部159aの記憶内容について、説明する。
穴埋め文データ記憶部159aには、穴埋め問題文に対応するデータが格納されている。穴埋め問題文に対応するデータは、穴埋め問題文の穴に解答語句が格納された形式で構成されていて、その穴埋め問題文中の解答語句の前後に“空欄コード”が挿入されている。つまり、たとえば、問題文が、後述する図17(A)に示すように、“I watched my mother 「解答用の空欄」 the kitchen.”である場合には、穴埋め問題文に対応するデータは、図23(A)に示されるように、“I”、“スペース”、“watched”、“スペース”、“my”、“スペース”、“mother”、“スペース”、“空欄コード”、“enter”、“空欄コード”、“スペース”、“the”、“スペース”、“kitchen.”という順番に並んだ文字コードから、構成される。
このように、“空欄コード”が解答語句の前後に存在することにより、本実施の形態の電子機器では、1つの穴埋め問題文のデータを利用することにより、穴埋め問題文を表示することも、解答語句を表示することもできる。つまり、CPU14は、穴埋め問題文を表示する場合には、“空欄コード”で挟まれた部分を空欄として表示し、解答語句を表示する場合には、“空欄コード”で挟まれた部分の文字を表示するように、制御を実行すれば良い。さらに、解答語句に関するヒントを表示させる場合には、CPU14は、穴埋め文データ記憶部159a上の“空欄コード”を検索し、“空欄コード”で挟まれた語句を取り出すことにより、解答語句を得ることができ、そして、CPU14は、取出した解答語句に基づいて、辞書データから、ヒントとなるデータを抽出することができる。
なお、問題文が表示部11に表示されている場合には、空欄コードの位置は、入力部13の[→]キーが操作されるごとに、右方向に移動される。
図23(A)に示された状態から[→]キーが1回操作されると、図23(B)に示されるように、左側にある空欄コードは、1文字分だけ、右方向に移動する。
また、図23(B)に示された状態から[→]キーが1回操作されると、図24(A)に示されるように、左側にある空欄コードは、さらに1文字分だけ、右方向に移動する。
また、図24(A)に示された状態から[→]キーが2回操作されると、図24(B)に示されるように、左側にある空欄コードは、さらに2文字分だけ、右方向に移動する。
また、図24(B)に示された状態から[→]キーが1回操作されると、左側にある空欄コードは、右側にある空欄コードと隣接する位置まで移動されることになる。このような場合には、図24(C)に示されるように、空欄コードは、消去される。
次に、解答語句データ記憶部159cの記憶内容について、説明する。
解答語句データ記憶部159cには、解答語句と同じ見出し語が辞書データ上で持つ複数の意味のうち、穴埋め問題の意味文章中で使用されている意味が格納されている。たとえば、後述する図17(A)で示される穴埋め問題文のように、解答語句が“enter”である場合、“enter”が持つ全ての意味(図2を用いて説明した、1番目、2番目、…の全ての意味)のうち、穴埋め問題文で使用されている“入る”という意味が格納されている。解答語句データ記憶部159cに、解答語句の意味の中の穴埋め問題文で使用されている解答語句の意味が格納されていることにより、解答語句と同じ見出し語を英和辞書から検索した後、その検索結果として得られた見出し語が持つ意味の中で、解答語句が問題文中で使用されている意味と同じ意味の部分を限定することができ、さらに、表示データ記憶部154eに記憶されるデータ中のその解答語句に対応するデータについて、種々の加工処理を行なうことができる。
種々の加工処理としては、例えば、解答語句の全ての意味のうち、穴埋め問題文で使用されている意味以外の意味をヒントとして表示したり、全ての意味をヒントとして表示させる際に穴埋め問題文で使用されている意味のみを遮蔽して表示することが可能となる。
以上、ROM15内の辞書データ記憶部151および問題データ記憶部152の構成について説明したが、ROM15には、本実施の形態の電子機器を制御するためのプログラムを含め、以下に詳細に説明されるような、問題文の表示、表示された問題文の穴埋め部分の解答語句のヒント等の表示、および、解答の表示等の制御を実行するプログラムを記憶している。このプログラムは、プログラム記憶領域153に記憶されており、入力処理を行なう入力処理用プログラム153a、検索処理を行なう検索処理用プログラム153b、および、表示処理を行なう表示処理用プログラム153cを含む。
本発明にかかる穴埋め問題文の表示制御手段は、CPU14、ROM15およびRAM16で構成される。本発明では、後述のように、穴埋め問題文の解答に関するヒントを様々な方法で辞書データから作り出し、表示することを特徴とし、RAM16にはこの特徴を実現するために、次のようなデータを記憶する。
RAM16は、CPU14によるヒント表示の制御を実行するために必要となるデータを記憶するワークエリア167と、本発明のヒントにかかわる内容を記憶するヒント用フラグ163と、検索語句を記憶する検索語句記憶部168および表示手段である表示部11に表示させるデータを記憶する表示用記憶部166等を有し、穴埋め問題文の表示、問題のヒント表示、および、ヒント表示にかかる動作設定のためのに利用されるデータを記憶する。
上述したRAM16を構成する各要素を以下に説明する。
ヒント用フラグ163は、教科ごとに、単数または複数のフラグを含む。第1教科のヒント(第1教科ヒント)164aには、同文字数フラグ165a、類似発音フラグ165b、候補発音フラグ165c、および、単語候補フラグ165dが含まれる。また、第2教科のヒント(第2教科ヒント)164bには、類似問題文ヒント165eが含まれる。なお、ここで言う、第1教科、第2教科とは、問題データ記憶部152における第1教科等に対応する。本実施の形態では、第2教科は、歴史であるとする。
ヒント用フラグ163の各教科のフラグ(上記した同文字数フラグ165a等)は、穴埋め問題文の様々な種類のヒントの中で、それぞれのヒントを表示するか否かを判断する為、“1”または“0”という値が記憶される。
CPU14は、各フラグの値を参照したときに、“1”が記憶されていれば、そのフラグに対応したヒントを表示し、“0”が記憶されていれば、そのフラグに対応したヒントを表示しないように、制御を実行する。
なお、同文字数フラグ165aは、解答語句と同じ文字数を有する単語をヒントとして表示する場合には、“1”の値を記憶している。
また、類似発音フラグ165bは、解答語句と類似する発音(たとえば、発音記号の1文字目と最後の文字とが等しい、または、単語の最初の音節と最後の音節が同じ発音)を有する単語を発音記号とともにヒントとして表示する場合には、“1”の値を記憶している。
また、候補発音フラグ165cは、解答語句と類似する発音(たとえば、最初の音節と最後の音節が同じ発音)を有する単語を発音記号とともにヒントとして表示し、さらに、ヒントとして表示された単語の音声を出力する場合には、“1”の値を記憶している。
また、単語候補フラグ165dは、問題文の任意の語句と同じ意味を有する単語をヒントとして表示する場合には、“1”の値を記憶している。
また、類似問題文フラグ165eは、表示している問題文の解答語句と同じ解答語句を有する別の問題文をヒントとして表示する場合には、“1”の値を記憶している。
表示用画面記憶部166は、表示部11に表示するデータを記憶しており、穴埋め問題文を記憶している第1表示画面記憶部166aとヒントを記憶している第2表示画面記憶部166bから構成されている。CPU14は、このエリアに格納されているデータをもとに、表示部11に情報を表示させる。後述するように、本実施の形態では、表示部11において、その全表示領域を1つの領域として扱って表示を行なう場合と、その全表示領域を上部と下部の2つの領域に分けて表示を行なう場合がある。そして、後者の場合、第1表示画面記憶部166aは、主に、上部の表示領域に表示させる情報を記憶し、第2表示画面記憶部166bは、主に、下部の表示領域に表示させる情報を記憶する。
ワークエリア167は、辞書データからデータを取り出し、そのデータを加工し、ヒント画面を作成する際に使用するエリアであり、A、B、C、D、E、F、n、m、および、Xと称する各領域から構成される。ワークエリア167内の各領域は、以下に説明するような処理が実行される際に、適宜、利用される。
さらに、RAM16には、以下に説明する処理において利用される、検索語句記憶部168、検索開始フラグ1610、ヒントキー回数記憶部1611、検索バッファ1612、音声データバッファ1613、および、発音記号判断情報記憶部1614という領域が含まれる。
図4は、本実施の形態の電子機器において、表示部11に穴埋め問題文が表示された後に、ヒントが表示され、さらに、解答語句が表示されるまでの、制御手順の一例を示したフローチャートである。ここでは、第1教科152aの英語の穴埋め問題文が表示された場合を例として、解答語句が表示される場合を想定し、説明を行なう。
まず、入力部13に対して、ユーザから、穴埋め問題文を表示するためのキー操作入力が行なわれると、CPU14は、ステップ401へ移行する。
(穴埋め問題文の表示制御手順)
ステップ401では、CPU14は、RAM16のワークエリア167のXに0を設定する。
次に、ステップ402では、CPU14は、第1教科152aの穴埋め文データ記憶部159aに格納されている穴埋め問題文の0番目、すなわち“X”番目の穴埋め問題文を第1表示画面記憶部166aに格納する。ここでいう、“X”とは、ワークエリア167のXという領域に格納されている値を意味しており、例えば、本明細書において、単に“A”という表記がなされた場合も、ワークエリア167のAという領域に格納している値を意味している。さらに、第1教科152aの問題文意味データ記憶部159bに格納されている意味データの0番目、すなわち“X”番目の意味データも第1表示画面記憶部166aに格納する。最初のステップでは、Xには0が設定されているので、先頭の穴埋め問題データと先頭の意味データを第1表示画面記憶部166aに格納することになる。
次に、ステップ403では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aに格納されている穴埋め問題とその問題の意味を、表示部11に表示する。なお、ここでは、表示部11には、1つの表示領域のみが定義されている。また、問題文が英文である場合は、英文の穴埋め問題文と、その英文の意味を表示部11に表示することになる。
これにより、図17(A)の画面1701に示すような穴埋め問題文と、その問題文の意味が、表示部11上の1つの画面に表示される。
(問題表示後のヒント表示制御手順)
次に、ステップ404で、CPU14は、ヒントキー回数記憶部1611に記憶される値として、0をセットする。
次に、ステップ405で、キー待ち状態になる。何れかのキーが入力されれば、CPU14は、ステップ406に処理を進める。
ステップ406では、CPU14は、入力されたキーが[ヒント]キーかどうか判断する。もし、[ヒント]キーが入力されれば、ステップ410で、ヒントキー回数記憶部1611におけるカウント値を1加算し、更新した後、ステップ411に処理を進める。
ステップ411では、CPU14は、ヒント用フラグ163内のフラグ(同文字数フラグ165a等)の全てが未設定かどうか判断する。具体的には、第1教科152aの問題文の表示を行なっているときは、第1教科ヒント164a内のヒントフラグ(同文字数フラグ165a、類似発音フラグ165b、候補発音フラグ165c、および、単語候補フラグ165d)の何れかが“1”に設定されているかどうかを判断する。そして、対象となる問題教科のヒント用フラグが全て未設定、すなわち何れも“1”でないならば、ステップ413でヒント設定処理を行なう。
ヒント設定処理では、「ヒント選択肢画面」を表示させる処理であり、また、表示されたヒント選択肢画面の中からユーザのキー入力に基づいて、表示するヒント内容を決定する処理である。そして、CPU14は、ステップ413でのヒント設定処理の後、ステップ412で、設定したヒントのヒント表示処理(1)を行ない、ステップ405のキー待ち状態に戻る。ステップ412のヒント表示処理(1)は、ヒント用フラグ163で、“1”に設定されているフラグに対応したヒントを表示する処理であり、そのヒント表示を行なう詳細は、図5を参照して後述する。
一方、ステップ411で、ヒント用フラグが設定されていると判断すると、CPU14は、直接ステップ412に処理を進め、ヒント表示処理(1)を行なった後、再びステップ405のキー待ち状態に戻る。
また、ステップ406における[ヒント]キーかどうかの判断で、[ヒント]キーでないと判断した場合は、CPU14は、ステップ407で[検索/決定]キーかどうかの判断を行なう。[検索/決定]キーでない場合は、CPU14は、ステップ417で、[→]キーかどうかを判断する。そして、CPU14は、[→]キーではないと判断すると、ステップ418で、入力されたキーに対応したその他の処理を実行し、[→]キーであると判断した場合は、ステップ419で、表示部11に、現在表示部11に表示させている問題文の解答語句の全て(のスペル)を表示部11に表示させているかどうかを判断する。全てを表示させていないと判断すると、ステップ420で、後述するような第1表示画面記憶部166aにおける空欄コードを1つ右に移動させた後、ステップ405のキー待ち状態に戻る。一方、全てを表示させていると判断すると、そのまま、ステップ405のキー待ち状態に戻る。
また、ステップ407において[検索/決定]キーであると判断した場合は、CPU14は、ステップ408で、穴埋め問題文の穴に解答語句が表示されているかどうかの判断を行なう。なお、以下に、ステップ408での穴埋め問題文の穴に解答語句が表示されているかどうかの判断方法を説明する。
表示部11に表示されている穴埋め問題文の表示データは、第1表示画面記憶部166aに格納されており、穴埋め問題文の穴に解答語句を表示しているときは、第1表示画面記憶部166aのデータ中の解答語句の前後に“空欄コード”が格納されている。表示部11への表示処理で、“空欄コード”で挟まれた文字は“空欄文字”で表示するため、前記のような解答語句の前後に“空欄コード”が格納されている場合は、表示部11上では、解答語句は表示されない。この場合は、図17(A)の画面1701に示されるように、解答語句(のすべてのスペル)が表示されていない問題文が表示される。
また、穴埋め問題文の穴に解答語句(のすべてのスペル)が表示されているときは、第1表示画面記憶部166aの解答語句の前後に“空欄コード”は格納されておらず、表示部11上では、解答語句が表示される。この場合は、図17(E)の画面1705に示されるように、解答語句(のすべてのスペル)が表示された問題文が表示される。
第1表示画面記憶部166aは、上記の構造を有しており、第1表示画面記憶部166aの中に、“空欄コード”が存在するかどうかを検索することにより、穴埋め問題の穴に解答語句(のすべてのスペル)が表示されているかどうかの判断を行なっている。
ステップ408において、穴埋め問題文中の解答語句(のすべてのスペル)が表示されていないと判断すると(つまり、第1表示画面記憶部166aに“空欄コード”が存在すると判断すると)、CPU14は、ステップ409で、問題解答処理を行ない、ステップ405のキー待ち状態に戻る。
問題解答処理は、穴埋め問題の穴に解答語句(のすべてのスペル)を表示する処理である。
一方、ステップ408の判断で、穴埋め問題の穴に解答語句(のすべてのスペル)を表示していると判断すると、ステップ414で、ヒント解答フラグ(図1では、図示略)が“1”かどうかの判断を行なう。ヒント解答フラグは、上記したステップ409の問題解答処理で“0”または“1”に設定されている。このヒント解答フラグは、穴埋め問題の穴に解答語句が表示されている状態で、更に、ヒント内容の一部が遮蔽または、一部が表示されていない場合には、“0”が設定されており、ヒント内容の全てが表示されている時には、“1”が設定されている。ヒント回答フラグに“0”が設定されている場合、すなわち、ヒントの一部が表示されていない場合に、[検索/決定]キーが入力されたときは、ヒント内容の全てを表示する動作を行ない、“1”が設定されている場合、すなわち、ヒント内容の全てが表示されている場合に、[検索/決定]キーが入力されたときは、次の問題を表示する動作を行う。これらの2つの異なった動作を行なわせるために、ヒント回答フラグは必要になる。
そして、ステップ414で、ヒント解答フラグが“1”ならば、CPU14は、ステップ416で、次の問題を表示するために、Xに1を加算し、ステップ405でキー待ち状態に戻る。また、ヒント解答フラグが“0”ならば、ステップ415でヒント解答処理を行なった後、ステップ405でキー待ち状態に戻る。ヒント解答処理とは、ヒント内容の中に、解答語句が存在し、ヒントとしての価値がなくなることを避けるため、ヒント内の解答語句を遮蔽または削除し、表示しないようにしている時に、[検索/決定]キーを入力すると、ヒント内容中の表示していない解答語句を表示する処理である。なお、ヒント内容の中で表示していない語句は、解答語句に限ったものではなく、前後を“空欄コード”等に挟まれた語句も含むため、ヒント解答処理は、“空欄コード”等で表示させていないデータを全て表示部11に表示させる処理である。
次に、図5を参照して、ステップ412のヒント表示処理(1)の内容を詳細に説明する。
ヒント表示処理(1)では、CPU14は、まず、ステップ501で、類似問題文フラグ165eに“1”が格納されているかどうかを判断する。そして、格納されていると判断するとステップ502に処理を進め、格納されていないと判断するとステップ503に処理を進める。
ステップ503では、CPU14は、ヒント表示処理(2)に処理を移行させる。なお、ヒント表示処理(2)の内容の詳細は、図6を参照して、後述する。
ステップ502では、CPU14は、類似問題文データ格納処理を実行した後、ステップ504に処理を移行させる。なお、類似問題文データ格納処理の内容の詳細は、図16を参照して、後述する。
ステップ504では、CPU14は、第2表示画面記憶部166bにおいて、“遮蔽コード”を検索する。遮蔽コードとは、本実施の形態において表示に関して利用されるコードである。具体的には、CPU14は、問題文等に関するデータを表示する際、2つの遮蔽コードで挟まれた間の情報は、文字に対応するマス目が黒塗りにされたような遮蔽文字に置換して、表示する。
次に、ステップ505で、CPU14は、第2表示画面記憶部166bに“遮蔽コード”が格納されているかどうかを判断する。そして、遮蔽コードが格納されていると判断すると、CPU14はステップ506に処理を進め、格納されていないと判断すると、CPU14はステップ507に処理を進める。
ステップ506では、CPU14は、第2表示画面記憶部166bに格納されている情報を、表示部11の表示領域中の下部の領域に表示させ、ステップ508に処理を進める。なお、この場合、遮蔽コードに挟まれた文字は、遮蔽文字に置換して、表示させる。ステップ508では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aに格納されている情報を、表示部11の表示領域中の上部の領域に表示させ、処理を終了させる。
ステップ507では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aに格納されている情報を、表示部11の表示領域中の上部の領域に表示させ、また、第2表示画面記憶部166bに格納されている情報を、表示部11の表示領域中の下部の領域に表示させて、処理を終了させる。
次に、図6を参照して、ステップ503のヒント表示処理(2)の内容を詳細に説明する。
ヒント表示処理(2)では、CPU14は、まず、ステップ601で、同文字数フラグ165aに“1”が格納されているかどうか判断する。そして、CPU14は、同文字数フラグ165aに“1”が格納されていると判断すると、ステップ602で同文字数データ格納処理(1)を行なった後、ステップ611に処理を進め、第1表示画面記憶部166aと第2表示画面記憶部166bに格納されている情報を、表示部11に表示させ、全ての処理を終了させる。なお、同文字数データ格納処理(1)の詳細な内容は、図7を参照して、後述する。一方、CPU14は、同文字数フラグ165aに“0”が格納されていると判断すると、ステップ603に処理を進める。
ステップ603では、CPU14は、類似発音フラグ165bに“1”が格納されているかどうか判断する。そして、CPU14は、類似発音フラグ165bに“1”が格納されていると判断すると、ステップ604で類似発音データ格納処理を行なった後、ステップ611に処理を進める。なお、類似発音データ格納処理の詳細な内容は、図9を参照して、後述する。一方、CPU14は、類似発音フラグ165bに“0”が格納されていると判断すると、ステップ605に処理を進める。
ステップ605では、CPU14は、候補発音フラグ165cに“1”が格納されているかどうか判断する。そして、CPU14は、候補発音フラグ165cに“1”が格納されていると判断すると、ステップ606で候補発音ヒント処理を行なった後、処理を終了させる。なお、候補発音ヒント処理の詳細な内容は、図10を参照して、後述する。一方、CPU14は、候補発音フラグ165cに“0”が格納されていると判断すると、ステップ607に処理を進める。
ステップ607では、CPU14は、単語候補フラグ165dに“1”が格納されているかどうか判断する。そして、CPU14は、単語候補フラグ165dに“1”が格納されていると判断すると、ステップ608で単語候補データ格納処理を行ない、さらに、ステップ609で単語候補データ表示処理を行なった後、処理を終了させる。なお、単語候補データ格納処理の詳細な内容は、図13を参照して後述し、また、単語候補データ表示処理の詳細な内容は、図14を参照して後述する。一方、CPU14は、単語候補フラグ165dに“0”が格納されていると判断すると、ステップ610で、その他の処理を実行する。
次に、図7を参照して、ステップ602の同文字数データ格納処理(1)の内容について説明する。
同文字数データ格納処理(1)では、CPU14は、まず、ステップ701で、穴埋め問題文のデータの中の解答語句を、検索語句記憶部168に記憶させる。
次に、ステップ702で、CPU14は、第1表示画面記憶部166aの1つ目の空欄コードからその前のスペース文字までの文字数を、ワークエリア167の領域Eに格納する。
次に、ステップ703で、CPU14は、ワークエリア167の領域Bに「1」を格納する。
次に、ステップ704で、CPU14は、ワークエリア167の領域nに「1」を格納する。
次に、ステップ705で、CPU14は、検索開始フラグ1610に「1」を格納する。
次に、ステップ706で、CPU14は、第1辞書151aから第n辞書151nの中の現在対象となっている辞書の検索インデックス154aにおいて、ワークエリア167の領域Bに格納された数字に対応する順番(つまり、B番目)に格納された見出し語を、領域Dに格納する。
次に、ステップ707で、CPU14は、検索語句記憶部168において、ワークエリア167の領域nに格納された数字に対応する順番(つまり、n番目)に格納された文字が、ワークエリア167の領域Dにおいてn番目に格納された文字と同じであるかどうかを判断する。そして、同じであると判断すると、ステップ708に処理を進め、異なると判断すると、ステップ714に処理を進める。
ステップ708では、CPU14は、領域nに格納された数値と領域Eに格納された数値が同じであるかどうかを判断し、同じであると判断するとステップ709へ、異なると判断するとステップ710へ、それぞれ処理を進める。
ステップ710では、CPU14は、領域nに格納させている数を1加算更新して、ステップ707に処理を戻す。
ステップ709では、CPU14は、検索開始フラグ1610に1を格納して、処理をステップ711に進める。
ステップ711では、CPU14は、領域Dに格納されている見出し語を、検索バッファ1612に格納して、ステップ712に処理を進める。
ステップ712では、CPU14は、検索バッファ1612の中の、ステップ711において見出し語を格納した次の領域に、区切りコードを格納して、ステップ713に処理を進める。
ステップ713では、CPU14は、領域nに「1」を格納して、ステップ707に処理を戻す。
ステップ714では、検索開始フラグ1610に「1」が格納されているかどうかを判断し、「1」が格納されていると判断するとステップ715へ、「0」が格納されていると判断するとステップ717へ、それぞれ処理を進める。
ステップ717では、CPU14は、領域Bに格納される数値を1加算更新して、ステップ706に処理を戻す。
ここまでの処理では、具体的には、穴埋め問題の解答語句の一部の文字が表示されている状態で、その一部の文字と同じ文字を持つ見出し語を辞書データの中から検索し、検索した見出し語を検索バッファ1612に格納し、更に、格納した見出し語の後に、区切りコードを格納する処理を行っている。この処理は、穴埋め問題の解答語句の中で表示している一部の文字と同じ文字を持つ見出し語が、辞書データから検索できなくなるまで繰り返される。
ステップ715では、穴埋め問題の解答語句の中の表示されている一部の文字と同じ文字を持つ辞書データ上の見出し語の検索、及び検索した見出し語の格納が終了したことを示す終了コードを検索バッファ1612の最後に格納している。
次のステップ716では、検索バッファ1612に格納されている見出し語の中で、解答語句と同じ文字数を持つ語句を第2表示画面記憶部166bに格納する処理を行っている。なお、ステップ716の同文字数データ格納処理(2)の詳細は、図8を参照して、後述する。
次に、図8を参照して、ステップ716の同文字数データ格納処理(2)の内容について説明する。
同文字数データ格納処理(2)では、CPU14は、まず、ステップ801で、領域nに「0」を格納させて、ステップ802に処理を進める。
ステップ802では、CPU14は、領域mに「1」を格納して、ステップ803に処理を進める。
ステップ803では、CPU14は、文字数データ記憶部159dに格納されている数値(現在表示されている問題文の解答語句の文字数に対応する数値)をワークエリア167の領域Cに格納して、ステップ804に処理を進める。
ステップ804では、CPU14は、検索バッファ1612に格納されているデータの中で、領域mに格納された数値と領域nに格納された数値との和の順番に格納されている文字、つまり、(m+n)番目の文字が、区切りコードであるかどうかを判断する。そして、区切りコードであると判断するとステップ807へ、区切りコードではないと判断するとステップ805へ、それぞれ処理を進める。
ステップ805では、CPU14は、検索バッファ1612に格納されているデータの中で、(m+n)番目の文字が終了コードであるかどうかを判断する。そして、終了コードであると判断すると処理を終了させ、終了コードではないと判断するとステップ806で領域nに格納されている数値を1加算更新してステップ804に処理を戻す。
ステップ807では、CPU14は、領域nに格納された数値が、領域Cに格納された数値と等しいかどうかを判断し、等しいと判断するとステップ808へ、等しくないと判断するとステップ809へ、それぞれ処理を進める。
ステップ808では、CPU14は、検索バッファ1612に格納されているデータのm文字目から(m+n−1)文字目までの語句を、第2表示画面記憶部166bに格納し、ステップ809に処理を進める。なお、ここで、「m」と「n」は、ワークエリア167の各領域を示すとともに、各領域に格納された数値をも示している。
ステップ809では、CPU14は、領域mに、(m+n+1)という数値を格納させ、ステップ810に処理を進める。
ステップ810では、領域nに格納される情報を「0」に更新して、ステップ804に処理を戻す。
以上に説明した図8の処理により、穴埋め問題の解答語句の一部の表示されている文字と同じ文字を持つ見出し語を格納した検索バッファ1612の中から、解答語句と同じ文字数を持つ見出し語が検索され、第2表示画面記憶部166bに格納される。
具体的には、同文字数データ格納処理(1)および同文字数データ格納処理(2)の処理内容により、図17(D)に示されたように、解答語句(この例では、“enter”)の一部の表示された文字(この例では、“en”)と同じ文字を持ち、さらに、解答語句と同じ文字数を有する語句が、ヒントとして、表示部11の下部の領域に表示されることになる。
なお、ここで、図17(A)から図17(E)に示されたような、表示部11における表示の変化について、説明する。
本実施の形態の電子機器において、入力部13に対し、ユーザから、穴埋め問題文を表示するためのキー操作入力が行なわれると、図17(A)に画面1701として示されるように、表示部11に、穴埋め問題文(“I watched my mother 空欄 the kitchen.”)が、その訳文(「私は母が台所に入るのを見た。」)とともに、表示される。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[→]キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ417、ステップ419、および、ステップ420(図4参照)の処理によって、表示部11には、図17(B)に画面1702として示されるように、空欄に、解答語句の1文字目(“e”)が表示されるようになる。
さらに、ユーザから、入力部13の中の[→]キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ417、ステップ419、および、ステップ420(図4参照)の処理によって、表示部11には、図17(C)に画面1703として示されるように、空欄に、解答語句の1文字目(“e”)および2文字目(“n”)が表示されるようになる。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ410、ステップ411、および、ステップ412(図4参照)の処理によって、表示部11には、さらに、図17(D)に画面1704として示されるように、解答語句の一部の表示されている文字(図17(C)の画面1703に示すような“en”)を持ち、さらに、解答語句と同じ文字数を有する見出し語が、解答語句“enter”とともに、“Enoch”、“enrol(enroll)”および“ensur”が、ヒントとして、表示される。つまり、この状態では、表示部11には、上部の領域に、画面1703として穴埋め問題文が表示され、そして、下部の領域に、画面1704として解答語句およびヒントが表示される。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[検索/決定]キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ407、ステップ408、および、ステップ409(図4参照)の処理によって、表示部11には、図17(E)に画面1705として示されるように、穴埋め問題文において、解答語句のすべてを表示する画面が表示される。つまり、この状態では、表示部11には、上部の領域に画面1705が表示され、下部の領域に画面1703が表示される。
ここで、図26を参照して、図8に示した処理(同文字数データ格納処理(2))において、CPU14が、どのように、検索バッファ1612に格納されたすべての見出し語から、解答語句と同じ文字数を持つ見出し語を検索するのかについて、説明する。
図7に示した処理(同文字数データ格納処理(1))の中のステップ715が実行されたときには、検索バッファ1612には、表示されている解答語句の一部の文字と同じ文字を持つ見出し語が辞書データから検索されて、その検索した見出し語が格納されている。なお、ここで検索バッファ1612に記憶されている語句は、“解答語句と同じ文字を持つ見出し語”という観点で検索された語句であり、検索バッファ1612には、“解答語句と同じ文字数を持つ見出し語”のみが記憶されているわけではない。そのため、検索バッファ1612には、図26に示されるように、“en”で始まる見出し語である、6文字の“enable”と5文字の“enact”とが記憶されている。なお、図26では、検索バッファ1612に記憶されている“enable”と“enact”という見出し語はそれぞれ枠内に記載されている。そして、図26では、さらに、各枠に対して領域nと領域mに格納されている数値に対応する数が、枠外に、それぞれnとmとして記載されている。
上記したように、図8中のステップ808の処理によると、図7のステップ711の処理によって検索バッファ1612に格納された“en”で始まる見出し語の中で、解答語句“enter”と同じ文字数(5文字)を持つ見出し語が、第2表示画面記憶部166bに記憶される。このステップ808の処理を、図26を参照して説明する。
検索バッファ1612の中には、図7のステップ711の処理によって、1つまたは複数の見出し語が格納される。格納されているそれぞれの見出し語は、図26中に「区」で示されるように、区切りコードで区切られている。検索バッファ1612において、nとは、各見出し語の文字数を表す数値となっており、mとは、各語句の先頭の、検索バッファ1612の先頭から各見出し語の先頭までの文字数を表す数値となっている。CPU14は、解答語句“enter”と同じ文字数かどうかを判断するために、ステップ804〜806の処理によって、検索バッファ1612に格納されている各見出し語の文字数であるnをカウントし、そして、区切りコードが検索した時点で、nのカウントをストップする。次に、ステップ807の処理で、領域Cに格納されている解答語句の文字数の値と、領域nに格納されている見出し語の文字数の値を比較し、同じであるなら、ステップ808の処理で、その見出し語を第2表示画面記憶部166bに格納する。また、CPU14は、検索バッファ1612の最後に格納されている終了コードを検出すると、解答語句と同じ文字数を持つ見出し語の検索バッファ1612からの抽出を終了させる(ステップ805)。このようにして、CPU14は、図7の処理で、検索バッファ1612に格納したすべての見出し語から、解答語句と同じ文字数を持つ見出し語を検索するのである。
次に、図9を参照して、ステップ604の類似発音データ格納処理の内容について説明する。
類似発音データ格納処理では、CPU14は、まずステップ901で、穴埋め問題文のデータ内の解答語句を、検索語句記憶部168に格納させる。
次に、CPU14は、ステップ902で、解答語句データと同じ見出し語を、現在対象となっている辞書の検索インデックス154aから、検索する。
次に、CPU14は、ステップ903で、ステップ902の検索結果である見出し語に対応するワードテーブル154b上のデータ(数値)を、ワークエリア167の領域Aに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ904で、データ情報テーブル154cの、“A”番目に格納されている数値が、発音記号に対応する“0001”であるかどうかを判断する。そして、“0001”であると判断するとステップ905へ、そうではないと判断するとステップ907へ、それぞれ処理を進める。
ステップ907では、CPU14は、領域Aに格納される値を1加算更新して、ステップ904に処理を戻す。
ステップ905では、CPU14は、オフセットテーブル154dの、“A”番目に格納されている数値を検索し、そして、検索結果のデータに対応する表示データ記憶部154e中のデータを、領域Bに格納させる。つまり、このとき、領域Bには、解答語句の発音記号が、格納されることになる。
次に、CPU14は、ステップ906で、領域nに“0”を格納させ、ステップ908に処理を進める。
ステップ908では、CPU14は、この時点での領域nに格納されている値に対応する順番で、ワードテーブル154b中に格納されている値を、領域Cに格納させた後、ステップ909に処理を進める。つまり、たとえば、領域nに“0”が格納されている場合には、ステップ908では、ワードテーブル154b中の0番目に(つまり、先頭に)格納されている値が、領域Cに格納される。
ステップ909では、CPU14は、領域Cに格納されている値が、終了コードであるかどうかを判断する。そして、終了コードであると判断すると、類似発音データ格納処理を終了させ、また、終了コードではないと判断すると、ステップ910に処理を進める。
ステップ910では、CPU14は、この時点での領域Cに格納されている値に対応する順番で、オフセットテーブル154d中に格納されている値を取り出し、そして、表示データ記憶部154eにおいて、当該取り出された値に対応した順番で格納されているデータを、領域Dに格納する。この場合、領域Dには、解答語句の見出し語のデータが格納されることになる。
次に、CPU14は、ステップ911で、領域Cに格納されている値を1加算更新して、ステップ912に処理を進める。
ステップ912では、CPU14は、この時点での領域Cに格納されている値に対応する順番で、オフセットテーブル154d中に格納されている値を取り出し、そして、表示データ記憶部154eにおいて、当該取り出された値に対応した順番で格納されているデータを、領域Eに格納する。この場合、領域Eには、解答語句の発音記号のデータが格納されることになる。
次に、CPU14は、ステップ913で、データ情報テーブル154cの、“C”番目に格納されている数値が、発音記号に対応する“0001”であるかどうかを判断する。そして、“0001”であると判断するとステップ914へ処理を進め、そうではないと判断するとステップ911に処理を戻す。
そして、CPU14は、ステップ914で、領域Bに格納された発音記号と、領域Eに格納された発音記号の比較を行なった後、ステップ915で、比較の結果が、類似しているかどうかを判断する。そして、比較の結果が、「類似している」であればステップ916へ、また、「類似していない」であればステップ918へ、それぞれ処理を進める。なお、ステップ914における比較の処理内容の詳細は、図25を参照して後述する。
ステップ916では、CPU14は、領域Dに格納されている文字(見出し語に対応する文字)と、“発音:”という文字と、領域Eに格納されている文字(発音記号に対応する文字)とに対応するデータを、第2表示画面記憶部166bに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ917で、直前で実行したステップ916で格納させたデータの最後に、区切りコードを格納させ、ステップ918に進む。
ステップ918では、CPU14は、領域nに格納されている値を1加算更新させて、ステップ908に処理を戻す。ステップ908の処理により、辞書データ上の次の見出し語の発音記号を取り出し、解答語句の発音記号と比較し、類似していれば、その見出し語と、その見出し語の発音記号を第2表示画面記憶部166bへ格納する処理を、辞書データの上の全ての見出し語において、実施することが可能となる。
ここで、図18(A)から図18(C)に示されたような、表示部11における表示の変化について、説明する。
本実施の形態の電子機器において、入力部13に対し、ユーザから、穴埋め問題文を表示するためのキー操作入力が行なわれると、図18(A)に画面1801として示されるように、表示部11に、穴埋め問題文(“Even if you 空欄 , there’s always another chance.”)が、その訳文(「たとえ失敗しても、チャンスは常にあるものだ。」)とともに、表示される。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ412、ステップ603、ステップ604、ステップ901〜ステップ918、および、ステップ611等の処理によって、表示部11には、図18(B)に画面1802として示されるように、表示部11の下部に、解答語句とその発音記号が、解答語句の発音記号が類似する発音記号を有する単語の語句とその発音記号とともに、表示される。
そして、この状態で、ユーザから、入力部13の中の[検索/決定]キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ407、ステップ408、および、ステップ409(図4参照)の処理によって、表示部11には、図18(C)に画面1803として示されるように、穴埋め問題文において、解答語句のすべてを表示する画面が表示される。つまり、この状態では、表示部11には、上部の領域に画面1803が表示され、下部の領域に画面1802が表示される。
次に、図10を参照して、ステップ606の候補発音ヒント処理の内容について説明する。
候補発音ヒント処理では、CPU14は、まずステップ1001で、ヒントキー回数記憶部1611に格納されている数値を、ワークアリア167の領域nに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1002において、領域nに格納されている値が1であるかどうかを判断し、そうであればステップ1003へ、そうでなければステップ1005へ、それぞれ処理を進める。
ステップ1003では、CPU14は、第1表示画面記憶部166a内に記憶されているデータにおいて、番号コードの次に記憶されている値を、領域Aに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1004で、第1教科152a〜第n教科152nの中の現在問題文を表示させている教科において、領域Aに現在格納されている値と同じ順番の問題文に対応した問題文音声データ記憶部159eに格納されている音声データ(つまり、現在表示されている穴埋め問題文に対応した音声データ)を再生させ、処理を終了させる。
一方、ステップ1005では、CPU14は、領域nに格納されている値が2であるか否かを判断し、そうであればステップ1006へ、そうでなければステップ1008へ、それぞれ処理を移行させる。
ステップ1006では、CPU14は、候補発音データ格納処理を実行し、ステップ1007に処理を進める。なお、候補発音データ格納処理の詳細については、図11を参照して後述する。
ステップ1007では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aと第2表示画面記憶部166bに記憶された情報を表示部11に表示させて、処理を終了させる。
一方、ステップ1008では、CPU14は、領域nに格納された値が3であるどうかを判断し、そうであると判断すると、ステップ1009で、音声データバッファ内の音声データを再生させて処理を終了させ、3ではないと判断すると、そのまま、処理を終了させる。
次に、図11を参照して、ステップ1006の候補発音データ格納処理の内容について説明する。
候補発音データ格納処理では、CPU14は、まずステップ1101で、穴埋め問題文のデータ内の解答語句を、検索語句記憶部168に格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1102で、ステップ1101において検索語句記憶部168に格納された解答語句データと同じ語句を、問題文の表示を行なっている辞書の検索インデックス154aから検索する。
次に、CPU14は、ステップ1103で、ステップ1102において検索結果とされた語句に対応するワードテーブル154b上のデータを、領域Aに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1104で、データ情報テーブル154cの、“A”番目に格納されている数値が、発音記号に対応する“0001”であるかどうかを判断する。そして、“0001”であると判断するとステップ1105へ、そうではないと判断するとステップ1106へ、それぞれ処理を進める。
ステップ1106では、CPU14は、領域Aに格納された値を1加算更新して、ステップ1104に処理を戻す。
一方、ステップ1105では、CPU14は、オフセットテーブル154dの、“A”番目に格納されているデータを検索し、そして、検索結果のデータに対応する表示データ記憶部154e中のデータを、領域Bに格納させる。つまり、このとき、領域Bには、解答語句の発音記号が、格納されることになる。
そして、CPU14は、ステップ1107で、候補発音データ格納処理(2)を実行する。この処理については、図12を参照して、その内容を説明する。
図12を参照して、候補発音データ格納処理(2)では、CPU14は、まずステップ1201で、領域nに“0”を格納させ、ステップ1202に処理を進める。
次に、CPU14は、ステップ1202で、ワードテーブル154bにおいて、領域nに格納されている数値に対応する順番で格納されているデータ(数値)を、ワークエリア167の領域Cに格納させる。
次に、CPU14は、現在領域Cに格納されているデータが、終了コードに対応する数値であるかどうかを判断し、終了コードに対応する数値であると判断すると処理を終了させ、終了コードに対応する数値ではないと判断するとステップ1204に処理を進める。
ステップ1204では、CPU14は、この時点での領域Cに格納されている値に対応する順番で、オフセットテーブル154d中に格納されている値を取り出し、そして、表示データ記憶部154eにおいて、当該取り出された値に対応した順番で格納されているデータを、領域Dに格納する。この場合、領域Dには、辞書データ上の任意の見出し語のデータが格納されることになる。
次に、CPU14は、ステップ1206で、領域Cに格納されている値を1加算更新する。
次に、CPU14は、ステップ1207で、この時点での領域Cに格納されている値に対応する順番で、オフセットテーブル154d中に格納されている値を取り出し、そして、表示データ記憶部154eにおいて、当該取り出された値に対応した順番で格納されているデータを、領域Eに格納する。この場合、領域Eには、辞書データ上の任意の見出し語の発音記号のデータが格納されることになる。
次に、CPU14は、ステップ1208で、データ情報テーブル154cの、現在領域Cに格納される数値と同じ番号のデータが、発音記号に対応する“0001”であるかどうかを判断する。そして、“0001”であると判断するとステップ1209へ処理を進め、そうではないと判断するとステップ1206に処理を戻す。
そして、CPU14は、ステップ1209で、上記したステップ914と同様に、領域Bに格納された発音記号と、領域Eに格納された発音記号の比較を行なった後、ステップ1210で、比較の結果が、類似しているかどうかを判断する。そして、比較の結果が、「類似している」であればステップ1211へ、また、「類似していない」であればステップ1218へ、それぞれ処理を進める。
ステップ1211では、CPU14は、領域Dに格納されている文字(見出し語に対応する文字)と、“発音:”という文字と、領域Eに格納されている文字(発音記号に対応する文字)とに対応するデータを、第2表示画面記憶部166bに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1212で、直前で実行したステップ1211で格納させたデータの最後に、区切りコードを格納させ、ステップ1213に進む。
ステップ1213では、CPU14は、データ情報テーブル154cの、“C”番目に格納されている数値が、音声データに対応する“0009”であるかどうかを判断する。そして、“0009”であると判断するとステップ1215へ処理を進め、そうではないと判断するとステップ1214で領域Cに格納された値を1加算更新してステップ1213に処理を戻す。
ステップ1215では、CPU14は、この時点での領域Cに格納されている値に対応する順番で、オフセットテーブル154d中に格納されている値を取り出し、そして、表示データ記憶部154eにおいて、当該取り出された値に対応した順番で格納されているデータを、領域Fに格納する。この場合、領域Fには、解答語句の見出し語に対応する音声データが格納されることになる。
次に、CPU14は、ステップ1216で、ステップ1215において領域Fに格納された音声データを音声データバッファ1613に格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1217で、ステップ1216で格納した音声データの最後に区切りコードを追加して格納させ、ステップ1218に処理を進める。
ステップ1218では、CPU14は、領域nに格納された値を1加算更新させて、処理をステップ1202に戻す。
以上図12を参照して説明された処理により、解答語句の発音記号と類似した発音記号を持つ見出し語を辞書データから検索し、検索した見出し語とその発音記号を第2表示画面記憶部166bに格納し、更に、検索した見出し語を発音する音声データを、第2表示画面記憶部166bに格納した見出し語の順番に対応した順番で、音声データバッファ1613に格納している。これにより、図19に示すような、ヒント表示が可能となる。
ここで、図19(A)から図19(E)に示されたような、表示部11における表示の変化について、説明する。
本実施の形態の電子機器において、入力部13に対し、ユーザから、穴埋め問題文を表示するためのキー操作入力が行なわれると、図19(A)に画面1901として示されるように、表示部11に、穴埋め問題文(“Even if you 空欄 , there’s always another chance.”)が、その訳文(「たとえ失敗しても、チャンスは常にあるものだ。」)とともに、表示される。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[ヒント」キーに対してキー操作入力がなされると、図19(B)に示されるように、ステップ1003およびステップ1004の処理によって、表示部11における表示は変更されることなく、問題文の音声が出力される。
そして、この状態から、さらに、ユーザから、入力部13の中の[ヒント」キーに対してキー操作入力がなされると、表示部11には、図19(C)に画面1902として示されるように、ステップ1006およびステップ1007の処理によって、表示部11の下部に、解答語句とその発音記号が、解答語句の発音記号に類似する発音記号を有する単語の語句とその発音記号とともに、表示される。
そして、この状態から、さらに、ユーザから、入力部13の中の[ヒント」キーに対してキー操作入力がなされると、図19(D)に示されるように、ステップ1006およびステップ1009の処理によって、表示部11における表示は変更されることなく、画面1902に表示された各単語の音声が出力される。
そして、この状態で、ユーザから、入力部13の中の[検索/決定」キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ407、ステップ408、および、ステップ409(図4参照)の処理によって、表示部11には、図19(E)に画面1903として示されるように、穴埋め問題文において、解答語句のすべてを表示する画面が表示される。つまり、この状態では、表示部11には、上部の領域に画面1903が表示され、下部の領域に画面1902が表示される。
次に、図13を参照して、ステップ608の単語候補データ格納処理の内容について説明する。
単語候補データ格納処理では、CPU14は、まずステップ1301で、ヒントキー回数記憶部1611に格納されている数値を、ワークエリア167の領域nに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1302で、ワークエリア167の領域mに“1”を格納する。
次に、CPU14は、ステップ1303で、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域mに格納されている数値と同じ順番で格納されているデータが検索コードであるかどうかを判断する。つまり、ステップ1303では、たとえば領域mに格納されている数値がmであるとすると、第1表示画面記憶部166aにおいて、m個目に格納されている検索コードがあるかどうかが判断される。そして、CPU14は、そのような検索コードがあると判断するとステップ1305に処理を進め、そのような検索コードがないと判断すると、単語候補データ格納処理を終了させる。
ステップ1305では、CPU14は、領域mに格納されている値と領域nに格納されている値が等しいかどうかを判断する。そして、等しいと判断すると、ステップ1307に処理を進め、そうではないと判断すると、ステップ1306で領域mに格納される値を1加算更新してステップ1303に処理を戻す。
ステップ1307では、CPU14は、上記したm個目に格納されている検索コードの次の文字から区切りコードまでの語句を、検索語句記憶部168に格納させる。
ステップ1301〜1307の処理では、穴埋め問題文の意味文章中の単語において、意味文章中の先頭の単語から数えて、[ヒント]キーを入力した回数分の位置にある単語を取り出し、検索語句記憶部168へ格納している。図20の実施例においては、意味文章中の単語とは、「は」や「が」のような助詞は含まない事として実施しているが、助詞を含んだ形での実施も可能である。
次に、CPU14は、ステップ1308で、現在表示されている問題文の解答語句と同じ語句を、(ROM15内の)和英辞書の、検索インデックスから検索する。なお、本実施の形態では、ROM15には、第1辞書以外の辞書として、和英辞書が格納されているとする。
次に、CPU14は、ステップ1309で、ステップ1308で検索した語句に対応する(和英辞書内の)ワードテーブル上のデータを、領域Aに格納する。
次に、CPU14は、ステップ1310で、ステップ1308で検索した語句の(検索インデックス上の)次の語句についての、ワードテーブル上のデータを、領域Bに格納する。
次に、CPU14は、ステップ1311で、検索語句記憶部168に格納されたデータを、第2表示画面記憶部166bに格納する。
次に、CPU14は、ステップ1312で、ステップ1311で格納されたデータの最後に、改行コードを、追加して、格納する。
次に、CPU14は、ステップ1313で、(和英辞書内の)データ情報テーブルの、“A”番目に格納されているデータが、“0010”であるかどうかを判断する。なお、“0010”は、和英辞書上の日本語の見出し語に対する英語語句であることを意味する情報番号である。そして、“0010”であると判断すると、すなわち、和英辞書上の英語語句データであると判断すると、CPU14は、その語句を、図20(B)の画面2002に示したように、解答語句のヒントとして、ヒント画面に表示するために、ステップ1314以降の処理を行なう。一方、そうではないと判断すると、CPU14は、ステップ1317に処理を進める。
そして、CPU14は、ステップ1314で、オフセットテーブルの、“A”番目に格納されているデータを検索し、領域Cに格納させ、さらに、ステップ1315で、ステップ1314における検索結果のデータに対応する表示データ記憶部中のデータを、領域Bに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1316で、ステップ1315で格納させたデータの後に、区切りコードを、追加して格納する。
次に、CPU14は、ステップ1317で、領域Aに格納されている値を1加算更新して、ステップ1318に処理を進める。
ステップ1318では、CPU14は、領域Aに格納された値と、領域Bに格納された値が等しいかどうかを判断する。そして、CPU14は、等しくないと判断するとステップ1313に処理を戻し、等しいと判断すると、単語候補格納処理を終了させる。
ステップ1308〜1319の処理においては、穴埋め問題文の意味文章中の単語において、意味文章中の先頭の単語から数えて、[ヒント]キーを入力した回数分の位置にある単語と同じ意味を有する見出し語を辞書データから検索し、その検索した見出し語を第2表示画面記憶部166bに格納している。これらの処理により、図20(B)の2002に示したように、ヒント画面に表示している1個以上の見出し語を第2表示画面記憶部166bに格納することが可能となる。
次に、図14を参照して、ステップ609の単語候補データ表示処理の内容を説明する。
単語候補データ表示処理では、CPU14は、まずステップ1401で、第1表示画面記憶部166aに格納された穴埋め問題文のデータと、第2表示画面記憶部166bに格納されたデータとに基づいて、表示部11において、問題文とヒントとを表示させる。
次に、CPU14は、ステップ1402で、ヒントキー回数記憶部1611に格納されている数値を、ワークアリア167の領域nに格納させる。
次に、CPU14は、ステップ1403で、ワークエリア167の領域mと領域Aに“1”を格納し、ステップ1404に処理を移行させる。
ステップ1404では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値と同じ順番で格納されている問題文の意味データ中の文字データ以外の候補コード、検索コード、区切りコード及び終了コード等のコードのみを検索する。
そして、CPU14は、ステップ1405で、ステップ1404の検索結果のコードが、候補コードであるかどうかを判断し、そうであればステップ1406へ、そうでなければステップ1411へ、処理を進める。
ステップ1411では、CPU14は、ステップ1404の検索結果のコードが、区切りコードであるかどうかを判断し、そうであればステップ1412へ、そうでなければステップ1414へ、処理を進める。
ステップ1414では、CPU14は、ステップ1404の検索結果のコードが、検索コードであるかどうかを判断し、そうであればステップ1415へ処理を進め、そうでなければステップ1404に処理を戻す。
ステップ1406では、CPU14は、領域mに格納されている値と領域nに格納されている値が等しいかどうかを判断する。そして、等しいと判断すると、ステップ1409に処理を進め、そうではないと判断すると、ステップ1407に処理を進める。
ステップ1407では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値と同じ順番で格納されている候補コードの次の文字から次の検索コードまでの文字を表示部11に表示させ、ステップ1408に処理を進める。
ステップ1408では、CPU14は、領域mに格納される値を1加算更新して、ステップ1410に処理を進める。
ステップ1409では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値と同じ順番で格納されている候補コードの次の文字から次の検索コードまでの文字を、強調文字で、表示部11に表示させ、ステップ1410に処理を進める。
ステップ1410では、CPU14は、領域Aに格納されている数値を1加算更新して、ステップ1404に処理を戻す。
ステップ1412では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値に1加算した数値と同じ順番で格納されているコードが区切りコードであるかどうかを判断する。そして、区切りコードであると判断するとステップ1413へ、区切りコードではないと判断するとステップ1416へ、それぞれ処理を進める。
ステップ1416では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値に1加算した数値と同じ順番で格納されているコードが終了コードであるかどうかを判断する。そして、終了コードであると判断するとステップ1417へ、終了コードではないと判断するとステップ1418へ、それぞれ処理を進める。
ステップ1418では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値に1加算した数値と同じ順番で格納されているコードが候補コードであるかどうかを判断する。そして、候補コードであると判断するとステップ1415へ、候補コードではないと判断するとステップ1419へ、それぞれ処理を進める。
ステップ1419では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値に1加算した数値と同じ順番で格納されているコードに基づいた処理を行なう。
また、ステップ1413では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、区切りコードから次の区切りコードまでの間で格納されている文字を、表示部11に表示させて、ステップ1410に処理を進める。
また、ステップ1415では、CPU14は、領域Aに格納されている値を1加算更新して、ステップ1404に処理を戻す。
また、ステップ1417では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、区切りコードから次の終了コードまでの間で格納されている文字を、表示部11に表示させて、単語候補データ表示処理を終了させる。
具体的には、図14のステップ1401の処理では、図20(B)の画面2001で示したように、穴埋め問題文(“I watched my mother 空欄 the kitchen.”)と、画面2002のヒント表示中の“I”、“my”及び“me”等が表示される。このステップでは、画面2001に示した穴埋め問題文の訳文(「私は母が台所に入るのを見た。」)はまだ表示されていない。
図14のステップ1409の処理では、第1表示画面記憶部166aの候補コードを数え、[ヒント]キーを入力した回数分に位置する候補コードの後に格納されている単語を強調表示している。これにより、図20(B)の画面2001に示したように、穴埋め問題文の訳文(「私は母が台所に入るのを見た。」)の中において、[ヒント]キーを1回押した回数に対応した、1つ目の候補コードの後に格納されている“私”が強調表示される。
図14の上記以外のステップの処理では、上記の強調表示している単語以外の文字を表示している。これにより、図20(B)の画面2001の穴埋め問題文の訳文(「私は母が台所に入るのを見た。」)が全て表示される。
次に、図20(A)から図20(D)および図21(A)から図21(C)に示されたような、表示部11における表示の変化について、説明する。
本実施の形態の電子機器において、入力部13に対し、ユーザから、穴埋め問題文を表示するためのキー操作入力が行なわれると、図20(A)に画面2001として示されるように、表示部11に、穴埋め問題文(“I watched my mother 空欄 the kitchen.”)が、その訳文(「私は母が台所に入るのを見た。」)とともに、表示される。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、表示部11には、さらに、図20(B)に画面2001として示されるように、問題文中で、1つ目の候補コード(図3参照)に対応した「私」という語句が強調文字で表示され、また、図20(B)に画面2002として示されるように、当該強調文字で表示された語句に対応する英単語および当該語句を意味として持つ英単語が、ヒントとして表示される。
この状態で、ユーザから、さらに入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、表示部11には、さらに、図20(C)に画面2001として示されるように、問題文中で、2つ目の候補コード(図3参照)に対応した「母」という語句が強調文字で表示され、また、図20(C)に画面2003として示されるように、当該強調文字で表示された語句に対応する英単語および当該語句と同じ意味を有する英単語が、ヒントとして表示される。
この状態で、ユーザから、さらに入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、表示部11には、さらに、図20(D)に画面2001として示されるように、問題文中で、3つ目の候補コード(図3参照)に対応した「台所」という語句が強調文字で表示され、また、図20(D)に画面2004として示されるように、当該強調文字で表示された語句に対応する英単語が表示される。なお、「台所」という語句には、当該語句と同じ意味を有する別の英単語が辞書に含まれていなかったため、このような「別の英単語」は表示されない。
この状態で、ユーザから、さらに入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、表示部11には、さらに、図21(A)に画面2001として示されるように、問題文中で、4つ目の候補コード(図3参照)に対応した「入る」という語句が強調文字で表示され、また、図21(A)に画面2105として示されるように、当該強調文字で表示された語句に対応する英単語および当該語句と同じ意味を有する英単語が、ヒントとして表示される。
この状態で、ユーザから、さらに入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、表示部11には、さらに、図21(A)に画面2001として示されるように、問題文中で、5つ目の(最後の)候補コード(図3参照)に対応した「見た」という語句が強調文字で表示され、また、図21(B)に画面2106として示されるように、当該強調文字で表示された語句(の原型、つまり、検索コードの後に格納されている語句)に対応する英単語および当該語句と同じ意味を有する英単語が、ヒントとして表示される。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[検索/決定]キーに対してキー操作入力がなされると、ステップ407、ステップ408、ステップ414、および、ステップ415(図4参照)の処理によって、表示部11には、図21(C)に画面2007として示されるように、穴埋め問題文において、解答語句のすべてを表示する画面が表示される。つまり、この状態では、表示部11には、上部の領域に画面2007が表示され、下部の領域に画面2106が表示される。
次に、図15を参照して、問題文が、英語の教科に関するものではなく、歴史の教科に関するものである場合の、穴埋め文データ記憶部159aの記憶内容を説明する。
穴埋め文データ記憶部159aは、まず、総番号コードエリアを含み、当該エリアには、総番号コードが格納されている。総番号コードとは、対象となる教科の問題文の総個数である。総番号コードは、図16のステップ1615の処理に利用される。なお、この処理は、具体的には、図22(B)に示された画面2202(画面2201に表示された問題文と同じ解答語句を持つ(他の)問題文をヒントとして表示する画面)を表示部11に表示させるための処理の中の、1つ目の問題文から最後の問題文まで、同じ解答語句を持つ問題文の検索が終了したかどうかの判断を行なう処理である。なお、当該処理において、全ての問題文を検索しても、同じ解答語句を持つ他の問題文を見つけられなかった場合は、CPU14は、[ヒント]キーを押されても、ヒントとなるような画面を表示させないか、または、「ヒントがありません」のようなメッセージを表示部11に表示させる処理を実行してもよい。
また、穴埋め文データ記憶部159aは、問題文ごとに付された番号のデータである、番号コード(図15では、“m”または“n”と記載)を有している。
また、穴埋め文データ記憶部159aでは、問題文ごとに、空欄コード、検索コードに続き、年号に対応する数字のデータ(図15では、“1600”と記載)が格納され、その後に、空欄コードが格納され、その後に、当該年号の語呂合わせの中の、年号に対応した部分の読みがな(図15のm個目の穴埋め問題文に対応したものでは、“(ひとむれお)”、また、図15のn個目の穴埋め問題文に対応したものでは、“(いちろおお)”と記載)が格納され、その後、空欄コードと改行コードとが格納されている。
また、穴埋め文データ記憶部159aでは、上記の読み仮名、空欄コードおよび改行コードの後に、空欄コードに続き、上記した語呂合わせの中の年号に対応する部分が漢字を含んで表記された文字列のデータが格納され、さらに、空欄コードの後に、上記した語呂合わせの年号に対応する部分以外の部分のデータが格納され、その後、改行コードが格納されている。
そして、穴埋め文データ記憶部159aでは、検索コードの後に格納されている年号において生じた歴史的事象を表す文字列(図15のm個目の穴埋め問題文に対応したものでは、“●関ヶ原の合戦”、また、図15のn個目の穴埋め問題文に対応したものでは、“●英、東インド会社を設立”と記載)が格納され、最後に、終了コードが格納されている。
次に、図16を参照して、ステップ502の類似問題文データ格納処理の内容を説明する。
類似問題文データ格納処理では、CPU14は、まずステップ1600で、ワークエリア167の領域Aに“1”を格納して、ステップ1601に処理を進める。
ステップ1601では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに現在格納されている値に対応する順番で格納されている穴埋め問題文データ中のコードを検索する。
次に、CPU14は、ステップ1602で、直前に実行されたステップ1601において検索結果とされた穴埋め問題文の番号コードの次に格納されている値を、領域Bに格納する。
そして、CPU14は、ステップ1603で、ステップ1601の検索結果のコードが、空欄コードであるかどうかを判断し、そうであればステップ1607へ、そうでなければステップ1604へ、処理を進める。
ステップ1604では、CPU14は、ステップ1601の検索結果のコードが、終了コードであるかどうかを判断し、そうであれば類似問題文データ格納処理を終了させ、そうでなければステップ1606で領域Aに格納されている値を1加算更新して、ステップ1601に処理を戻す。
ステップ1607では、CPU14は、第1表示画面記憶部166aにおいて、領域Aに格納されている数値に1加算した数値と同じ順番で格納されているデータ中のコードが検索コードであるかどうかを判断する。そして、検索コードであると判断するとステップ1609へ、検索コードではないと判断するとステップ1608で領域Aに格納されている値を1加算更新して、ステップ1601に処理を戻す。
ステップ1609では、CPU14は、ステップ1607で格納されていると判断した検索コードの次の文字から次の空欄コードまでの語句を、検索語句記憶部168に格納させる。
ステップ1600〜1609では、表示している穴埋め問題文の解答語句を、穴埋め文データから取り出し、その語句を検索語句記憶部168に格納する処理を行っている。
具体的には、図22(A)の画面2201に示すような穴埋め問題文が表示されているときは、その穴埋め文データは、図15に示した構造をしており、検索コードの後ろに格納されている解答語句の“1600”が検索語句記憶部168に格納される。
次に、CPU14は、ステップ1610で、領域nに“1”を格納し、ステップ1611に処理を進める。
ステップ1611では、CPU14は、現在表示対象となっている教科の穴埋め問題文のデータ上の、領域nに格納された値の順番で格納された穴埋め問題文のデータの中の、検索コードから空欄コードまでの文字を、領域Aに格納する。つまり、n個目の穴埋め問題文の解答語句を領域Aに格納する処理を行っている。
次に、CPU14は、ステップ1612で、領域Aに格納された文字が、検索語句記憶部168に格納された文字と同じであるか否かを判断する。そして、CPU14は、同じであると判断すると、ステップ1613に処理を進め、同じではないと判断すると、ステップ1615に処理を進める。
ステップ1615では、CPU14は、現在領域nに格納されている値が、総番号コード(図15参照)の次に格納されている値より大きいかまたは等しい値となっているかどうかを判断し、そうであれば、類似問題文データ格納処理を終了させ、そうでなければ、ステップ1616で領域nに格納されている値を1加算更新して、ステップ1611に処理を戻す。
一方、ステップ1613では、CPU14は、ステップ1611において処理対象とした穴埋め問題文(穴埋め文データ記憶部159aにn番目に格納された問題文)の番号コードとステップ1602で領域Bに格納された問題文の番号コードとが等しいかどうかを判断し、等しいと判断すると、ステップ1614で領域nに格納された値を1加算更新してステップ1611に処理を戻す。一方、ステップ1613で、異なると判断すると、CPU14は、ステップ1617に処理を進める。ステップ1613とステップ1614の処理により、ステップ1611で処理の対象とされた問題文が現在表示対象となっている問題文と同じものであれば、穴埋め文データ記憶部159a内の別の問題文が、ステップ1611での処理対象とされる。
そして、ステップ1617では、CPU14は、すべての穴埋め問題文データの中の、領域nに格納された値の順番で格納されている穴埋め問題文のデータを、第2表示画面記憶部166bに格納して、類似問題文データ格納処理を終了させる。
ステップ1610〜1617では、表示している穴埋め問題文の解答語句と同じ解答語句を持つ他の穴埋め問題文を検索し、その穴埋め問題文のデータを第2表示画面記憶部166bに格納する処理を行っている。
ここで、図22(A)から図22(C)に示されたような、表示部11における表示の変化について、説明する。
本実施の形態の電子機器において、入力部13に対し、ユーザから、穴埋め問題文を表示するためのキー操作入力が行なわれると、図22(A)に画面2201として示されるように、表示部11に、穴埋め問題文が表示される。なお、ここでの穴埋め問題文としては、全部で3行の問題文が表示され、その中の1行目は、すべて空欄であり、2行目は、文頭が空欄で、その後に「めく関ヶ原」という文字が表示され、3行目には、歴史的事象である「関ヶ原の合戦」という文字が表示されている。
この状態で、ユーザから、入力部13の中の[ヒント]キーに対してキー操作入力がなされると、図16を用いて説明した類似問題文データ格納処理によって第2表示画面記憶部166bに格納された、画面2201に表示された問題と同じ解答を有する問題文(以下、類似問題文と呼ぶ)が、図22(B)に画面2202として示されるように、表示部11の下部に、表示される。
そして、この状態で、ユーザから、入力部13の中の[検索/決定]キーに対してキー操作入力がなされると、図22(C)に示されるように、表示部11の上部には、画面2203として穴埋め問題文が、解答語句のすべてを表示された状態で、表示され、さらに、表示部11の下部には、画面2204として、上記した類似問題文が、解答語句のすべてを表示された状態で、表示される。
次に、図25を参照して、ステップ914等で実行される、領域Bに格納された発音記号と領域Eに格納された発音記号を比較する処理の内容を説明する。
この処理では、CPU14は、まずステップ2401で、発音記号判断情報記憶部1614に格納された情報を参照することにより、類似の判断のために、現在判断の対象となっている単語の発音記号の中の1文字目と最後の発音記号を使用するかどうかを判断する。なお、発音記号情報記憶部1604には、ユーザの設定により、または、予め設定されることにより、発音が類似しているかどうかの判断に、判断の対象となる単語の発音記号の中の何文字目を使用するか、という情報が格納されている。なお、判断のために使用する、発音記号中の文字数は、すべての単語について同じ文字数(たとえば、1文字目と最後の文字、1文字目のみ、最後の4文字、等)とされてもよいし、単語ごとに決められていてもよい。
ここで、発音記号の中の文字数について、説明する。たとえば、“fail”という単語の発音記号“feil”について考えると、この発音記号の1文字目は、“f”であり、2文字目は、“e”であり、3文字目は、“i”であり、そして、4文字目は、“l”である。
そして、CPU14は、ステップ2401で、発音記号情報記憶部1604に1文字目と最後の発音記号を使用することが格納されていると判断すると、ステップ2402へ、そうではないと判断すると、ステップ2406へ、それぞれ処理を進める。
ステップ2402では、CPU14は、領域Bと領域Eに格納されている発音記号の1文字目が等しいかどうかを判断し、等しいと判断すればステップ2403へ、異なると判断するとステップ2405へ、それぞれ処理を進める。
ステップ2403では、CPU14は、領域Bと領域Eに格納されている発音記号の最後の文字が等しいかどうかを判断し、等しいと判断すればステップ2404へ、異なると判断するとステップ2405へ、それぞれ処理を進める。
ステップ2404では、CPU14は、領域Bに格納された発音記号と領域Eに格納された発音記号とは類似であるという情報を所定のメモリ(たとえば、CPU14内のメモリ)に格納し、処理を終了させる。一方、ステップ2405では、CPU14は、当該所定のメモリに、領域Bに格納された発音記号と領域Eに格納された発音記号とは類似ではないという情報を格納し、処理を終了させる。なお、上記したステップ914のBの発音記号とEの発音記号の比較の処理終了後のステップ915等では、CPU14は、上記の所定のメモリに格納された、類似または類似ではない、という情報を参照することにより、類似しているかどうかの判断を行なう。
一方、ステップ2406では、CPU14は、発音記号判断情報記憶部1614に格納された情報を参照することにより、類似の判断のために、現在判断の対象となっている単語の発音記号の中の1文字目からn文字目(nは、たとえば、単語ごとに異なった値が発音記号判断情報記憶部1614に格納されている)までの発音記号を使用するかどうかを判断する。そして、CPU14は、類似の判断に利用するのが発音記号の1文字目からn文字目までであると判断すると、ステップ2407へ、そうではないと判断すると、ステップ2409へ、それぞれ処理を進める。
ステップ2407では、CPU14は、領域Bと領域Eに格納されている発音記号の1文字目からn文字目が等しいかどうかを判断し、等しいと判断すればステップ2408へ、異なると判断するとステップ2405へ、それぞれ処理を進める。
ステップ2408では、CPU14は、ステップ2404と同様に、領域Bに格納された発音記号と領域Eに格納された発音記号とは類似であるという情報を所定のメモリに格納し、処理を終了させる。
ステップ2409では、CPU14は、発音記号判断情報記憶部1614に格納された情報を参照することにより、類似の判断のために、現在判断の対象となっている単語の発音記号の中の最後のm文字(最後の1文字目からm文字目(mは、たとえば、単語ごとに異なった値が発音記号判断情報記憶部1614に格納されている))を使用するかどうかを判断する。そして、CPU14は、類似の判断に利用するのが発音記号の中の最後のm文字であると判断すると、ステップ2410へ、そうではないと判断すると、ステップ2412へ、それぞれ処理を進める。
ステップ2410では、CPU14は、領域Bと領域Eに格納されている発音記号の最後のm文字が等しいかどうかを判断し、等しいと判断すればステップ2408へ、異なると判断するとステップ2411へ、それぞれ処理を進める。
ステップ2411では、CPU14は、ステップ2405と同様に、領域Bに格納された発音記号と領域Eに格納された発音記号とは類似ではないという情報を所定のメモリに格納し、処理を終了させる。
なお、ステップ2412では、CPU14は、図25を参照して説明した方法とは別の処理で類似しているかどうかを判断するための処理を実行する。
以上説明した本実施の形態の電子機器では、様々な態様でヒントを表示させるための制御を実行させるプログラムは、ROM15のプログラム記憶部153に記憶されている。なお、当該プログラムを記憶する記憶媒体は、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(MO)、および、半導体メモリ(ROM、フラッシュメモリ等)などの様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
穴埋め問題と解答と解答に関するヒント表示手段を有する電子辞書、学習機、PDA、パソコン、携帯電話などの電子機器に適用可能である。
本発明の学習用電子機器の一実施の形態である電子機器の構成を示すブロック図である。 英和辞書のデータ構造を示したブロック図である。 図1の問題文意味データ記憶部に記憶された内容を説明するための図である。 図1の電子機器において、表示部に穴埋め問題文が表示された後に、ヒントおよび解答語句が表示されるまでの、制御手順の一例を示したフローチャートである。 図4のヒント表示処理(1)のサブルーチンのフローチャートである。 図5のヒント表示処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。 図6の同文字数データ格納処理(1)のサブルーチンのフローチャートである。 図7の同文字数データ格納処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。 図6の類似発音データ格納処理のサブルーチンのフローチャートである。 図6の候補発音ヒント処理のサブルーチンのフローチャートである。 図10の候補発音データ格納処理のサブルーチンのフローチャートである。 図11の候補発音データ格納処理(2)のサブルーチンのフローチャートである。 図6の単語候補データ格納処理のサブルーチンのフローチャートである。 図6の単語候補データ表示処理のサブルーチンのフローチャートである。 図1の問題文意味データ記憶部に記憶された内容の他の例を説明するための図である。 図5の類似問題文データ格納処理のサブルーチンのフローチャートである。 図1の電子機器の表示部における表示内容の一例を示す図である。 図1の電子機器の表示部における表示内容の他の例を示す図である。 図1の電子機器の表示部における表示内容のさらに他の例を示す図である。 図1の電子機器の表示部における表示内容の別の例を示す図である。 図1の電子機器の表示部における表示内容の別の例を示す図である。 図1の電子機器の表示部における表示内容のさらに別の例を示す図である。 図1の電子機器の穴埋め文データ記憶部の記憶内容を説明するための図である。 図1の電子機器の穴埋め文データ記憶部の記憶内容を説明するための図である。 図1のCPUが領域Bに格納された発音記号と領域Eに格納された発音記号とが類似しているかどうかを判断する処理のフローチャートである。 図8の同文字数データ格納処理(2)において、CPUが、どのように、検索バッファに格納されたすべての語句から、解答語句と同じ文字数を持つ語句を検索するのかを説明するための図である。
符号の説明
11 表示部、13 入力部、14 CPU、15 ROM、16 RAM、151 辞書データ記憶部(辞書データ記憶手段)、153 プログラム(表示制御手段)、154a 検索インデックス、154b ワードテーブル、154c データ情報テーブル、154d オフセットテーブル、154e 表示データ記憶部、159a 穴埋め文データ記憶部、159b 問題文意味データ記憶部、159c 解答語句データ記憶部、159d 文字数データ記憶部、159e 問題文音声データ記憶部、163 ヒント用フラグ記憶部、164a 第1教科ヒント記憶部、164b 第2教科ヒント記憶部、165a 同文字数フラグ、165b 類似発音フラグ、165c 候補発音フラグ、165d 単語候補フラグ、165e 類似問題文フラグ、166 表示用画面記憶部(格納手段)、166a 第1表示画面記憶部、166b 第2表示画面記憶部、167 ワークエリア、168 検索語句記憶部、1610 検索開始フラグ、1611 ヒントキー回数記憶部、1612 検索バッファ、1613 音声データバッファ、1614 発音記号判断情報記憶部。

Claims (9)

  1. 穴埋め問題からなる複数の問題文を記憶した問題文記憶手段より、問題文データを読み出して、表示手段に表示させる学習機能を備えた電子機器において、
    複数の見出し語と、各前記見出し語に対応する解説データとを記憶する辞書データ記憶手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示手段に表示された前記穴埋め問題の解答語句と所定の関係にある見出し語を前記辞書データ記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された見出し語を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備え、
    表示された問題文の解答語句と所定の関係にある見出し語をヒントとして表示することを特徴とする学習機能付き電子機器。
  2. 前記検索手段は、前記辞書データ記憶手段から、前記解答語句と所定の関係にある見出し語として、前記解答語句の一部と同じ文字を含み、かつ、前記解答語句と同じ文字数からなる見出し語を検索することを特徴とする請求項1に記載の学習機能付き電子機器。
  3. 前記検索手段は、前記辞書データ記憶手段から、前記解答語句と所定の関係にある見出し語として、前記解答語句の発音記号の少なくとも一部と同じ発音記号を有する見出し語を検索することを特徴とする請求項1に記載の学習機能付き電子機器。
  4. 前記検索手段により検索した見出し語の音声データを出力する音声出力手段をさらに含む、請求項3に記載の学習機能付き電子機器。
  5. 前記検索手段は、前記辞書データ記憶手段から、前記穴埋め問題文の任意の語句と同じ意味を有する見出し語を検索することを特徴とする請求項1に記載の学習機能付き電子機器。
  6. 前記検索手段は、前記問題文記憶手段から、前記解答語句と同じ語句を解答語句とする他の問題文を検索し、
    前記表示制御手段は、前記検索手段により検索された問題文を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の学習機能付き電子機器。
  7. 外部からの操作を受け付ける入力手段をさらに含み、
    前記表示制御手段は、問題文を表示させた後に、前記入力手段に対して操作がなされたことに応じて、前記表示手段に対する表示制御を実行する、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の学習機能付き電子機器。
  8. 穴埋め問題からなる複数の問題文を記憶した問題文記憶手段より問題文データを読み出して表示手段に表示させる電子機器において実行されるヒント表示用プログラムであって、
    コンピュータに、前記表示手段に穴埋め問題文を表示させるステップと、
    前記辞書データ記憶手段から、前記表示手段に表示された穴埋め問題文の解答語句と所定の関係にある見出し語を検索するステップと、
    前記検索手段によって検索された見出し語を前記表示手段に表示させるステップとを実行させる、ヒント表示用プログラム。
  9. 請求項8に記載のヒント表示用プログラムを記録した記録媒体。
JP2005249418A 2005-08-30 2005-08-30 学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4566094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249418A JP4566094B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249418A JP4566094B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007065169A true JP2007065169A (ja) 2007-03-15
JP4566094B2 JP4566094B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=37927476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005249418A Expired - Fee Related JP4566094B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4566094B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024184A1 (ja) * 2008-08-26 2010-03-04 日本電気株式会社 風評情報検出システム、風評情報検出方法及びプログラム
CN104064068A (zh) * 2014-06-17 2014-09-24 王岳雄 一种亲子互动学习方法及实现该方法的装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627867A (ja) * 1992-07-10 1994-02-04 Hitachi Ltd パーソナル教育機械及び方法
JPH09330011A (ja) * 1996-06-12 1997-12-22 Casio Comput Co Ltd 電子学習機
JPH11161650A (ja) * 1997-11-27 1999-06-18 Seiko Instruments Inc 電子辞書
JPH11184854A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Seiko Instruments Inc 電子辞書
JPH11202751A (ja) * 1998-01-14 1999-07-30 Seiko Instruments Inc 単語ゲーム付き電子辞書
JP2003029612A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Kaiteki Soft:Kk 学習システム
JP2004341589A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Sharp Corp 情報処理装置、情報処理方法を実現するための情報処理プログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627867A (ja) * 1992-07-10 1994-02-04 Hitachi Ltd パーソナル教育機械及び方法
JPH09330011A (ja) * 1996-06-12 1997-12-22 Casio Comput Co Ltd 電子学習機
JPH11161650A (ja) * 1997-11-27 1999-06-18 Seiko Instruments Inc 電子辞書
JPH11184854A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Seiko Instruments Inc 電子辞書
JPH11202751A (ja) * 1998-01-14 1999-07-30 Seiko Instruments Inc 単語ゲーム付き電子辞書
JP2003029612A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Kaiteki Soft:Kk 学習システム
JP2004341589A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Sharp Corp 情報処理装置、情報処理方法を実現するための情報処理プログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024184A1 (ja) * 2008-08-26 2010-03-04 日本電気株式会社 風評情報検出システム、風評情報検出方法及びプログラム
CN104064068A (zh) * 2014-06-17 2014-09-24 王岳雄 一种亲子互动学习方法及实现该方法的装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4566094B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Silberztein Formalizing natural languages: The NooJ approach
Cougnon et al. Social media, spontaneous writing and dictation. Spelling variation
Albl-Mikasa et al. Professional translations of non-native English:‘before and after’texts from the European Parliament’s Editing Unit
US8165879B2 (en) Voice output device and voice output program
JP4566094B2 (ja) 学習機能付き電子機器、ヒント表示用プログラム、および、プログラムを記録した記録媒体
US7273374B1 (en) Foreign language learning tool and method for creating the same
Conrad Using corpus linguistics to improve the teaching of grammar
JP2009157888A (ja) 音訳モデル作成装置、音訳装置、及びそれらのためのコンピュータプログラム
JP2979475B2 (ja) 単語ゲーム付き電子辞書
JP4689310B2 (ja) 学習機能付き電子機器並びにヒント表示方法、ヒント表示用プログラム、及びプログラムを記録した記憶媒体
Papadima et al. Communication in social media: football clubs, language, and ideology
JPH0612537B2 (ja) かな漢字変換装置
JP2009175941A (ja) 電子辞書装置
JP2007257188A (ja) 辞書検索装置およびその制御プログラム
JP2008140074A (ja) 例文検索装置および例文検索処理プログラム
US20240005101A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable medium
Destiny Lexical and syntactic errors in the written English text uploads and comments of Nigerian facebook users
JP7287412B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2006012188A (ja) 文書処理方法及び装置
JP3327587B2 (ja) 文章作成支援装置
Schwegler Diachronic Applications in Hispanic Linguistics ed. by Eva Núñez Méndez
JPH0635954A (ja) 機械翻訳機
JP2924089B2 (ja) 日本語発音練習機
KR101340511B1 (ko) 한글기반만국발음기호를 이용한 다언어 검색시스템
JP2005293068A (ja) 電子辞書

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4566094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees