JP2007064494A - 乾燥装置及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室暖房乾燥機を利用した大能力かつ構造簡易な浴室外乾燥装置を提供する。
【解決手段】乾燥装置1は浴室暖房乾燥機3、隣接して設置された換気ユニット4、脱衣室6内に設置される乾燥庫2を主要構成とする。乾燥庫2と浴室暖房乾燥機3とは往き側ダクトS1及び戻り側ダクトR1で接続されている。乾燥庫2と換気ユニット4とは換気ダクトE1で接続されている。乾燥庫2は、乾燥チャンバー2a及び換気循環チャンバー2bの2つのチャンバーに区画されている。仕切板22の下端部近傍には、ガラリ23が切られている。乾燥チャンバー2a上面には温風導入口24a、換気循環チャンバー2bの上面には温風導出口24b及び換気用排出口24cが設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】乾燥装置1は浴室暖房乾燥機3、隣接して設置された換気ユニット4、脱衣室6内に設置される乾燥庫2を主要構成とする。乾燥庫2と浴室暖房乾燥機3とは往き側ダクトS1及び戻り側ダクトR1で接続されている。乾燥庫2と換気ユニット4とは換気ダクトE1で接続されている。乾燥庫2は、乾燥チャンバー2a及び換気循環チャンバー2bの2つのチャンバーに区画されている。仕切板22の下端部近傍には、ガラリ23が切られている。乾燥チャンバー2a上面には温風導入口24a、換気循環チャンバー2bの上面には温風導出口24b及び換気用排出口24cが設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、乾燥装置及びその運転方法に係り、特に、大能力かつ構造簡易な乾燥装置及びその運転方法に関する。
従来、家庭用の乾燥装置としては、(1)電気式全自動洗濯乾燥機、(2)電気又は温水ドラム式乾燥機、(3)電気又は温水式浴室暖房乾燥機、が実用化されている。このうち、(1)又は(2)については、乾燥中におけるドラム回転による衣類の傷み、縮みの問題がある。(3)については、入浴後の浴室乾燥、浴室内に干された衣類乾燥に用いるものであり、浴室内が高湿度になることから入浴中又は入浴直後の衣類乾燥には適さないという問題がある。
また、浴室暖房乾燥機を用いた浴室外乾燥手段として、浴室と洗面室を仕切る間仕切内に収納スペースを設け、この収納スペースに浴室暖房乾燥機からの温風を送風する技術が公知である(例えば、特許文献1)。しかし、この方式は換気機能を持たないため、乾燥効率が悪いという問題がある。
換気機能と浴室外乾燥手段の双方を備えた浴室暖房乾燥機として、以下の技術が公知である。図12は、このような浴室暖房乾燥機100を示す図である。浴室暖房乾燥機100は、熱交換器101、循環ファン102を主要構成とする浴室暖房循環系統と、熱交換器103、循環ファン104を主要構成とする浴室外(例えば脱衣室等)暖房循環系統を備えている。浴室暖房乾燥機100は浴室の天井部に設置されるが、ダクト107aを介して温風が浴室外に供給される。浴室暖房乾燥機100はさらに切替えダンパー105を備えており、これを開にすることによりダクト107bを経由して戻される脱衣室空気の一部は、換気ファン106により換気ダクト108を介して屋外に排出される。このようにして、浴室外暖房(乾燥)と換気を同時に行うことが可能となる。
特開2005−34511号公報
しかし、従来の浴室外乾燥・換気可能な浴室暖房乾燥機では、浴室外乾燥用として浴室暖房・乾燥用とは独立の熱交換器を持つ必要があるため構造が複雑となり、またコストアップ要因ともなる。さらに、大能力乾燥が困難であるという問題もある。
本発明はこのような問題を解決するためのものであって、浴室暖房乾燥機を利用した大能力かつ構造簡易な浴室外乾燥装置を提供するものである。
本発明は、以下の内容を要旨とする。すなわち、
請求項1の発明は、熱交換器を備え、浴室内空気を温風により乾燥又は暖房する浴室乾燥暖房機と、一又は複数の部屋の空気を導いて外気に排出する換気ユニットと、温風導入口と温風導出口とを備えた乾燥庫と、を含む乾燥装置であって、浴室乾燥暖房機で作られた温風を、温風導入口を介して乾燥庫に供給する往き側ダクトと、乾燥庫内空気を、温風導出口を介して浴室乾燥暖房機に戻す戻り側ダクトと、乾燥庫内空気を、換気ユニットに導く換気手段と、を備えて成ることを特徴とする乾燥装置。
請求項1の発明は、熱交換器を備え、浴室内空気を温風により乾燥又は暖房する浴室乾燥暖房機と、一又は複数の部屋の空気を導いて外気に排出する換気ユニットと、温風導入口と温風導出口とを備えた乾燥庫と、を含む乾燥装置であって、浴室乾燥暖房機で作られた温風を、温風導入口を介して乾燥庫に供給する往き側ダクトと、乾燥庫内空気を、温風導出口を介して浴室乾燥暖房機に戻す戻り側ダクトと、乾燥庫内空気を、換気ユニットに導く換気手段と、を備えて成ることを特徴とする乾燥装置。
請求項2の発明は、前記乾燥庫は換気用排出口をさらに備え、前記換気手段が、乾燥庫内空気を換気用排出口を介して換気ユニットに導く換気ダクトであることを特徴とする。
請求項3の発明は、乾燥庫内空気を、前記浴室乾燥暖房機側に戻すか、又は前記換気ユニット側に戻すかを、適宜切り替える手段を、さらに備えて成ることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記換気手段が、前記浴室乾燥暖房機と前記換気ユニットとを連通する通気口であることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記乾燥庫が、洗面室、クローゼット又は玄関収納スペースと兼用に構成されて成ることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば洗面室を乾燥庫としても利用できるため、住戸スペースの有効利用が可能となる。
請求項6の発明は、前記乾燥チャンバー内に、通電式又は温水式輻射パネルを、さらに備えて成ることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6に記載の乾燥装置において、所定の時間ごとに暖房運転と換気運転を切替えることを特徴とする乾燥装置の運転方法である。
請求項8の発明は、請求項1乃至6に記載の乾燥装置において、前記浴室乾燥暖房機側に戻された乾燥庫内空気の一部を、前記換気ユニット側に戻すことにより乾燥運転と換気運転を同時に行うことを特徴とする乾燥装置の運転方法である。
請求項3の発明は、乾燥庫内空気を、前記浴室乾燥暖房機側に戻すか、又は前記換気ユニット側に戻すかを、適宜切り替える手段を、さらに備えて成ることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記換気手段が、前記浴室乾燥暖房機と前記換気ユニットとを連通する通気口であることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記乾燥庫が、洗面室、クローゼット又は玄関収納スペースと兼用に構成されて成ることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば洗面室を乾燥庫としても利用できるため、住戸スペースの有効利用が可能となる。
請求項6の発明は、前記乾燥チャンバー内に、通電式又は温水式輻射パネルを、さらに備えて成ることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6に記載の乾燥装置において、所定の時間ごとに暖房運転と換気運転を切替えることを特徴とする乾燥装置の運転方法である。
請求項8の発明は、請求項1乃至6に記載の乾燥装置において、前記浴室乾燥暖房機側に戻された乾燥庫内空気の一部を、前記換気ユニット側に戻すことにより乾燥運転と換気運転を同時に行うことを特徴とする乾燥装置の運転方法である。
請求項9の発明は温風導入口を備えた乾燥チャンバーと、温風導出口を備えた換気循環チャンバーと、に区画され、乾燥チャンバーと換気循環チャンバーとを連通する通気手段を備えて成ることを特徴とする乾燥庫である。
請求項10の発明は、請求項9に記載の乾燥庫であって、前記換気循環チャンバーは、さらに換気用排出口を備えて成ることを特徴とする。
本発明により、浴室暖房・乾燥用熱交換器を浴室外乾燥に共用できるため、大能力かつ構造簡易な乾燥装置が可能となった。
また、浴室外乾燥であるため、入浴中であっても衣類乾燥が可能となった。また、浴室外で吊るし乾燥が可能であるため、ドラム回転による衣類の傷み、縮みの問題もなくなった。
また、浴室外乾燥であるため、入浴中であっても衣類乾燥が可能となった。また、浴室外で吊るし乾燥が可能であるため、ドラム回転による衣類の傷み、縮みの問題もなくなった。
また、さらに、既存の換気ユニットと組み合わせることにより、乾燥−換気をサイクリックに行うことができ、効率的な衣類等乾燥が可能となる。
さらに、浴室暖房乾燥機と換気ユニットを接して設置し、さらに連通部を設けることにより、排気ダクト数を減らすことができ、コストダウンに資する。
さらに、浴室暖房乾燥機と換気ユニットを接して設置し、さらに連通部を設けることにより、排気ダクト数を減らすことができ、コストダウンに資する。
以下、本発明に係る乾燥装置の各実施形態について、図1乃至7を参照してさらに詳細に説明する。重複を避けるため、各図において同一構成には同一符号を用いて示している。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る乾燥装置1の全体構成を示す図である。図2は、乾燥庫2の詳細構成を示す図である。図3は、浴室暖房乾燥機3及びこれと隣接して設置される換気ユニット4の平面断面を示す図である。また図4は、浴室暖房乾燥機3の正面断面を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る乾燥装置1の全体構成を示す図である。図2は、乾燥庫2の詳細構成を示す図である。図3は、浴室暖房乾燥機3及びこれと隣接して設置される換気ユニット4の平面断面を示す図である。また図4は、浴室暖房乾燥機3の正面断面を示す図である。
図1を参照して、乾燥装置1は浴室5の天井面に設置された浴室暖房乾燥機3と、これに隣接して設置された換気ユニット4と、脱衣室6内に設置される乾燥庫2と、を主要構成とする。乾燥庫2と浴室暖房乾燥機3とは往き側ダクトS1及び戻り側ダクトR1で接続されており、浴室暖房乾燥機3で作られた温風が浴室暖房乾燥機3と乾燥庫2間を循環するように構成されている。また、乾燥庫2と換気ユニット4とは換気ダクトE1で接続されており、乾燥庫2内の空気が換気ダクトE1を介して換気ユニット4に導かれるように構成されている。なお、トイレ室7の天井面には、換気ユニット4と接続する換気ダクトE2が設けられている。換気ユニット4はさらに他室とも接続しているが、同図では省略してある。
図2を参照して、乾燥庫2は仕切板22により乾燥チャンバー2a及び換気循環チャンバー2bの2つのチャンバーに区画されている。仕切板22の下端部近傍には、両チャンバーの通気を確保するためのガラリ23が切られている。乾燥庫2の上面24は、脱衣室6の天井面に接して設置されている。乾燥チャンバー2a上面には、往き側ダクトS1に接続する温風導入口24aが設けられている。また、換気循環チャンバー2bの上面には、戻り側ダクトR1に接続される温風導出口24b及び換気ダクトE1に接続される換気用排出口24cが設けられている。乾燥チャンバー2a内部には、衣類を吊るすためのポール25が取り付けられている。乾燥庫2の前面には、乾燥衣類の出し入れを行うための開閉可能な扉21が設けられている。
図3、図4(a)を参照して、浴室暖房乾燥機3は筐体3aの内部に配置される二連構成のシロッコファン31、内部を温水が循環する熱交換器32、温風を浴室5又は乾燥庫2に選択的に供給するための切替ダンパー34、吹出しルーバー33a、吸い込みルーバー33bを主要構成とする。熱交換器32には温水配管35a、35bが接続されており、熱源機(図示せず)から供給される温水が熱交換器内部を循環するように構成されている。筐体3aの側面には、戻り側ダクトR1に接続される温風戻り口38、往き側ダクトS1に接続される温風供給口37が設けられている。温風戻り口38とシロッコファン31間には風路38aが形成されており、乾燥庫2内から戻された空気が風路38aを経由してシロッコファン31に導かれるように構成されている。シロッコファン31は共通回転軸31bを持ち、モーター31aの駆動により吸い込んだ空気(浴室内空気又は乾燥庫2内空気)を熱交換器32に送るように構成されている。ダンパー34、温風供給口37間には風路36aが形成されており、ダンパー34が図4(a)の位置のときは、熱交換器32を通過した温風は風路36a→往き側ダクトS1を経由して乾燥庫2に供給されるように構成されている。また、ダンパー34が図4(b)の位置のときは、熱交換器32を通過した温風は風路36b→吹出しルーバー33aを経由して浴室5内に供給されるように構成されている。浴室暖房乾燥機3には戻り側ダクトR1、往き側ダクトS1が接続されており、乾燥庫2から戻り側ダクトR1を介して戻される乾燥庫内空気が通路38aを経由してシロッコファン31に導かれ、風路35を経由して熱交換器32に送られ、ここで循環温水と熱交換して温風となって往き側ダクトS1を介して乾燥庫2に供給されるように構成されている。
なお、図には示さないが浴室暖房乾燥機3は制御部を備えており、浴室暖房・乾燥及び後述する乾燥庫2を用いた浴室外乾燥の制御を行うように構成されている。
換気ユニット4は筐体4a内部にシロッコファン41を備えており、また、側面には換気ダクトE1、E2及び排気ダクトE3が接続されている。これにより、換気ダクトE1、E2を介して換気ユニット4に集められた換気用空気を、排気ダクトE3を介して屋外に排出できるように構成されている。換気ユニット4と換気ダクトE1との結合部にはダンパー42が取り付けられており、乾燥庫2から導かれる換気用空気を導入又は遮断可能に構成されている。なお、換気ユニット4は常時換気を行っている。
換気ユニット4は筐体4a内部にシロッコファン41を備えており、また、側面には換気ダクトE1、E2及び排気ダクトE3が接続されている。これにより、換気ダクトE1、E2を介して換気ユニット4に集められた換気用空気を、排気ダクトE3を介して屋外に排出できるように構成されている。換気ユニット4と換気ダクトE1との結合部にはダンパー42が取り付けられており、乾燥庫2から導かれる換気用空気を導入又は遮断可能に構成されている。なお、換気ユニット4は常時換気を行っている。
乾燥装置1は以上のように構成されており、次に図5乃至7をも参照して乾燥装置1における乾燥フローについて説明する。なお、本実施形態では、運転時間累計120分、かつ、暖房モード運転と換気モード運転を交互に20分ごとに切替えて行う態様とする。なお、本発明において暖房とは、乾燥庫内の衣服等の被乾燥物又は浴室を暖めて乾燥させることをいう(以下の実施形態においても同様)。
図5を参照して、使用者から乾燥庫2を用いた乾燥要求があると(S101)、浴室暖房乾燥機3の切替ダンパー34は乾燥庫側(図4(a)の状態)、ダンパー42閉に切替えられる(S102)。さらに、シロッコファン31駆動、熱交換器32に温水が通水される。これにより暖房モード運転が開始される(S103)。このときの温風循環経路は図6の矢印に示すように、浴室暖房乾燥機3→往き側ダクトS1→乾燥チャンバー2a→換気循環チャンバー2b→戻り側ダクトR1→浴室暖房乾燥機3となる。
この状態で暖房モード運転の所定時間(20分)が経過したか否かが判定される(S104)。経過していないときはその状態が維持される。20分経過したときは、換気モード運転に切替えられる(S105)。モード切替えにより熱交換器32の温水通水停止、シロッコファン31駆動停止、ダンパー42開となる。これにより図7の矢印に示すように、乾燥庫2内の高湿空気は換気ダクトE1を経由して換気ユニット4に送られ、さらに排気ダクトE3を経由して屋外に排出される。
この状態で換気モード運転所定時間(20分)が経過したか否かが判定される(S106)。経過していないときはその状態が維持され、時間経過したときは、次に、運転開始からの累積運転時間が所定の時間(120分)経過したか否かが判定される(S107)。120分経過していないときは、再度暖房モード運転に切替えられる(S103へ)。120分経過したときは運転が停止され(S108)、本制御が終了する。
なお、本実施形態において、暖房モード運転から換気モード運転への切替え時間及び累積運転時間は例示であって、乾燥庫2の容積、熱交換器32の能力等に対応して適宜、任意に選択可能である。
また、換気ファンは浴室内のみを換気する形態としたが、これに限らずトイレ、台所等の換気を含めた全般換気とすることもできる。
また、換気ファンは浴室内のみを換気する形態としたが、これに限らずトイレ、台所等の換気を含めた全般換気とすることもできる。
(第二の実施形態)
次に、図11をも参照して、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、第一の実施形態と同一であるので説明を省略する。本実施形態が第一の実施形態と異なるのは、暖房モード運転と換気モード運転を交互に行うのではなく、暖房運転と換気運転を同時に行う点である。本実施形態における各部の状態は、この状態で使用者から乾燥庫2使用要求があると、浴室暖房乾燥機3の運転が開始され、シロッコファン31駆動、熱交換器32に温水が通水される。また、切替ダンパー34は乾燥庫側(図4(a)の状態)、ダンパー42は開となる。これにより、温風循環経路は図10の矢印に示す通りとなる。すなわち、浴室暖房乾燥機3の暖気は往き側ダクトS1を介して乾燥チャンバー2aに導かれる。そして、乾燥庫2内の高湿空気は換気循環チャンバー2b→戻り側ダクトR1の経路を通って浴室暖房乾燥機3に戻される。さらにダンパー42が開であるから、乾燥庫2内の高湿空気の一部は換気ダクトE1を経由して換気ユニット4に送られ、さらに排気ダクトE3を介して屋外に排出される。このようにして、暖房運転と換気運転が同時に行われる。
次に、図11をも参照して、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、第一の実施形態と同一であるので説明を省略する。本実施形態が第一の実施形態と異なるのは、暖房モード運転と換気モード運転を交互に行うのではなく、暖房運転と換気運転を同時に行う点である。本実施形態における各部の状態は、この状態で使用者から乾燥庫2使用要求があると、浴室暖房乾燥機3の運転が開始され、シロッコファン31駆動、熱交換器32に温水が通水される。また、切替ダンパー34は乾燥庫側(図4(a)の状態)、ダンパー42は開となる。これにより、温風循環経路は図10の矢印に示す通りとなる。すなわち、浴室暖房乾燥機3の暖気は往き側ダクトS1を介して乾燥チャンバー2aに導かれる。そして、乾燥庫2内の高湿空気は換気循環チャンバー2b→戻り側ダクトR1の経路を通って浴室暖房乾燥機3に戻される。さらにダンパー42が開であるから、乾燥庫2内の高湿空気の一部は換気ダクトE1を経由して換気ユニット4に送られ、さらに排気ダクトE3を介して屋外に排出される。このようにして、暖房運転と換気運転が同時に行われる。
(第三の実施形態)
さらに、本発明の他の実施形態について説明する。図8は、本発明の第三の実施形態に係る乾燥装置50の全体構成を示す図である。また、図9は本実施形態に係る浴室暖房乾燥機51を示す図である。本実施形態が上述の各実施形態と異なる点は、乾燥装置50にあっては乾燥庫2と換気ユニット4とを結ぶ換気ダクトを備えていないことである。また、浴室暖房乾燥機51と換気ユニット52との接合部に、開口部54及びダンパー53を備えていることである。すなわち、ダンパー53を開にすることにより浴室暖房乾燥機51を通過する温風の一部をシロッコファン41に吸込み、さらに屋外に排出可能に構成されている。その他の構成は上述の実施形態と同一である。
さらに、本発明の他の実施形態について説明する。図8は、本発明の第三の実施形態に係る乾燥装置50の全体構成を示す図である。また、図9は本実施形態に係る浴室暖房乾燥機51を示す図である。本実施形態が上述の各実施形態と異なる点は、乾燥装置50にあっては乾燥庫2と換気ユニット4とを結ぶ換気ダクトを備えていないことである。また、浴室暖房乾燥機51と換気ユニット52との接合部に、開口部54及びダンパー53を備えていることである。すなわち、ダンパー53を開にすることにより浴室暖房乾燥機51を通過する温風の一部をシロッコファン41に吸込み、さらに屋外に排出可能に構成されている。その他の構成は上述の実施形態と同一である。
乾燥庫2使用時における温風循環及び換気は以下の通りとなる。図8の矢印に示すように、乾燥時においては、温風は浴室暖房乾燥機51→往き側ダクトS1→乾燥チャンバー2a→換気循環チャンバー2b→戻り側ダクトR1→浴室暖房乾燥機51のルートで循環する。一方、換気時においては図10の矢印に示すように、浴室暖房乾燥機51に戻された乾燥庫2内の高湿空気のうちの一部は、開口部54を通過して換気ユニット52に導かれ、さらに排気ダクトE3を経由して屋外に排出される。このように、本実施形態によれば乾燥庫と換気ユニットとを結ぶ換気ダクトを持つことなしに、乾燥と換気をサイクリックに行うことが可能となる。
なお、各実施形態においては、温水式浴室暖房乾燥機を用いた例を示したが、これに限らず他の熱源、例えば電気式の浴室暖房乾燥機を用いることも可能である。
なお、各実施形態においては、温水式浴室暖房乾燥機を用いた例を示したが、これに限らず他の熱源、例えば電気式の浴室暖房乾燥機を用いることも可能である。
また、各実施形態では、洗面室に前記乾燥庫を設置する形態としたが、これに限らず他の部屋に設置してもよい。さらに、洗面室、クローゼット、玄関収納スペース等自体を乾燥庫兼用として利用する形態とすることも可能である。
本発明は、熱源を問わず浴室暖房乾燥機を用いた浴室外乾燥に広く利用可能である。
1、50・・・乾燥装置
2・・・・・・乾燥庫
2a・・・・・乾燥チャンバー
2b・・・・・換気循環チャンバー
3、51・・・浴室暖房乾燥機
4、52・・・換気ユニット
31、41・・シロッコファン
32・・・・・熱交換器
34、39a、42、53・・ダンパー
E1、E2・・換気ダクト
E3・・・・・排気ダクト
R1・・・・・戻り側ダクト
S1・・・・・往き側ダクト
2・・・・・・乾燥庫
2a・・・・・乾燥チャンバー
2b・・・・・換気循環チャンバー
3、51・・・浴室暖房乾燥機
4、52・・・換気ユニット
31、41・・シロッコファン
32・・・・・熱交換器
34、39a、42、53・・ダンパー
E1、E2・・換気ダクト
E3・・・・・排気ダクト
R1・・・・・戻り側ダクト
S1・・・・・往き側ダクト
Claims (10)
- 浴室内空気を温風により乾燥又は暖房する浴室乾燥暖房機と、一又は複数の部屋の空気を導いて外気に排出する換気ユニットと、温風導入口と温風導出口とを備えた乾燥庫と、を含む乾燥装置であって、
浴室乾燥暖房機で作られた温風を、温風導入口を介して乾燥庫に供給する往き側ダクトと、
乾燥庫内空気を、温風導出口を介して浴室乾燥暖房機に戻す戻り側ダクトと、
乾燥庫内空気を、換気ユニットに導く換気手段と、
を備えて成ることを特徴とする乾燥装置。 - 前記乾燥庫は換気用排出口をさらに備え、前記換気手段が、乾燥庫内空気を換気用排出口を介して換気ユニットに導く換気ダクトであることを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
- 乾燥庫内空気を、前記浴室乾燥暖房機側に戻すか、又は前記換気ユニット側に戻すかを、適宜切り替える手段を、さらに備えて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥装置。
- 前記換気手段が、前記浴室乾燥暖房機と前記換気ユニットとを連通する通気口であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の乾燥装置。
- 前記乾燥庫が、洗面室、クローゼット又は玄関収納スペースと兼用に構成されて成ることを特徴とする請求項1乃至4に記載の乾燥装置。
- 前記乾燥チャンバー内に、通電式又は温水式輻射パネルを、さらに備えて成ることを特徴とする請求項1乃至5に記載の乾燥庫。
- 請求項1乃至6に記載の乾燥装置において、所定の時間ごとに暖房運転と換気運転を切替えることを特徴とする乾燥装置の運転方法。
- 請求項1乃至6に記載の乾燥装置において、前記浴室乾燥暖房機側に戻された乾燥庫内空気の一部を、前記換気ユニット側に戻すことにより乾燥運転と換気運転を同時に行うことを特徴とする乾燥装置の運転方法。
- 温風導入口を備えた乾燥チャンバーと、温風導出口を備えた換気循環チャンバーと、に区画され、乾燥チャンバーと換気循環チャンバーとを連通する通気手段を備えて成ることを特徴とする乾燥庫。
- 前記換気循環チャンバーは、さらに換気用排出口を備えて成ることを特徴とする請求項9に記載の乾燥庫。
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WO2018201159A1 (en) * | 2017-04-28 | 2018-11-01 | Daniel Carlson | Heat exchanger and method |
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