JP2007064099A - 多気筒エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】排気通路から吸気通路へ排気の一部を環流させる外部EGR装置40、または吸気行程中に排気弁を開いて気筒に排気を逆流させる内部EGR装置50、を備える多気筒エンジンにおいて、ポンピングロスを小さく抑えつつ、外部EGRまたは内部EGRに排気パルスを十分に生かせるようにする。
【解決手段】排気行程がオーバラップしない気筒群毎に排気マニホールド23a,23bを分割し、これら排気マニホールド23a,23bの合流部25直上流にそれぞれ先細ノズル形状の流路部26a,26bを設け、各流路部26a,26bの先細ノズル形状の最小流路断面積Aを1気筒あたりの排気弁の最大開口面積Bの約25%に設定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、排気通路から吸気通路へ排気の一部を環流させる外部EGR装置、または吸気行程中に排気弁を開いて気筒に排気を逆流させる内部EGR装置、を備える多気筒エンジンに関する。
エンジンのEGR(排気環流:Exhaust Gas Recirculation)システムとして、排気通路から吸気通路へ排気の一部を環流させる外部EGR装置が良く採用される(特許文献1〜特許文献3)。このようなEGR装置においては、ターボ過給機のタービン上流からターボ過給機のコンプレッサ下流へ排気の一部を還流させる場合、過給圧が排気圧よりも高くなる運転領域が生じやすく、EGRが十分に行えない。特許文献1においては、排気マニホールドが排気行程のオーバラップしない気筒群に分割され、これらマニホールド(ターボ過給機のタービン上流)と吸気通路(ターボ過給機のコンプレッサ下流)との間を個別に接続する各EGR通路の途中にEGRガスの逆流を規制するリードバルブ(逆止弁)が開閉可能に介装される。特許文献2においては、2つの排気コネクタ(排気マニホールド)が備えられ、これらコネクタとターボ過給機のコンプレッサ下流との間を接続するEGR通路の合流部に設定される混合区間により、合流部に臨む各流路間を排気パルスが一方から他方へ逃げることなく下流へ伝わるようになっている。特許文献3においては、吸気行程中の気筒に排気弁を開いて排気を逆流(還流)させる内部EGR装置が備えられる。
特開平09−137754号 特開2003−534488号 特開2001−107810号
特許文献1の場合、気筒群毎の排気マニホールドを結集させる合流部にターボ過給機のタービンを介して排気管が接続される。このため、ターボ過給機については、気筒群毎の排気マニホールドに対応する複数のタービン入口を持つものに制約される。タービン入口が1つの場合(例えば、可変ノズル式ターボチャージャ)、タービンハウジングの内部で排気の圧力どうしが干渉するため、タービン効率が良好に維持しえないばかりでなく、EGR率の向上に排気パルスが十分に生かせなくなる。特許文献2においても、ターボ過給機のタービン入口が1つの場合、2つの排気コレクタ間の排気干渉により、せっかくの混合区間の良好な効果(EGR率の向上)も有効に確保しえなくなってしまう。特許文献3の場合、低負荷域において、内部EGR量を増加させるため、バタフライバルブを用いて排気絞りを行うことが考えられるが、ポンピングロスにより、燃費や出力の大きな低下を招きかねないのである。
この発明は、このような課題を解決するための有効な手段の提供を目的とする。
第1の発明は、排気通路から吸気通路へ排気の一部を環流させる外部EGR装置、または吸気行程中に排気弁を開いて気筒に排気を逆流させる内部EGR装置、を備える多気筒エンジンにおいて、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に排気マニホールドを分割し、これら排気マニホールドの合流部直上流にそれぞれ先細ノズル形状の流路部を設け、各流路部の先細ノズル形状の最小流路断面積Aを1気筒あたりの排気弁の最大開口面積Bの約25%に設定したことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、各排気マニホールドの合流部直下流にターボ過給機のタービンを接続したことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、各排気マニホールドの合流部直下流にディフューザ部を設けたことを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明に係る多気筒エンジンにおいて、先細ノズル形状の流路部は、別体のスペーサに構成したことを特徴とする。
第5の発明は、第2の発明に係る多気筒エンジンにおいて、ターボ過給機は、可変ノズル式ターボチャージャを用いたことを特徴とする。
第6の発明は、第3の発明に係る多気筒エンジンにおいて、ディフューザ部は、別体のスペーサに構成したことを特徴とする。
第1の発明〜第6の発明においては、エンジンの排気は、各排気マニホールドにより、排気行程のオーバラップしない気筒群毎に分けられ、合流部から下流側へ案内される。その際、先細ノズル形状の流路部により、排気の流れが加速され、合流部に吹き出る排気の流速により、動圧が上がり、静圧が下がるので、各マニホールド間を排気パルスが一方からもう一方へ逃げることなく下流へ伝えられる。したがって、タービン入口が1つのターボ過給機においても、外部EGRまたは内部EGRに排気パルスが十分に生かされるようになる。先細ノズル形状の最小流路断面積Aが1気筒あたりの排気弁の最大開口面積Bの約25%に設定することにより、ポンピングロスを小さく抑えつつ、EGR率を十分に向上させることができる。
第2の発明においては、先細ノズル形状の流路部により、 各マニホールド間を排気パルスが一方からもう一方へ逃げることなく下流へ伝えられ、タービン効率の向上も得られる。
第3の発明においては、先細ノズル形状の流路部により、排気の流れが加速され、合流部の動圧が上がり、静圧が下がり、その後、ディフューザ部により、排気の流れが減速され、静圧が回復するため、各マニホールド間を排気パルスが一方からもう一方へ逃げるのを抑えつつ、排気の圧力を下流へ効率よく伝えられる。
第4の発明または第6の発明においては、別体のスペーサを交換することにより、先細ノズル形状の流路部またはディフューザ部について、エンジンの仕様に応じた最適化が容易に図れるようになる。
第5の発明においては、可変ノズル式ターボチャージャを備えるので、可変ノズルの制御により、広い運転領域において、高過給および大量EGRを実現することができる。
図1において、10はエンジン1の吸気通路であり、吸気マニホールド14と吸気管15とから構成される。吸気マニホールド14は、吸気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割される。吸気管15は、インタクーラ13下流側が分岐され、各マニホールド14a,14bに接続される。12aはターボ過給機12のコンプレッサであり、11はエアクリーナである。
20はエンジン1の排気通路であり、排気マニホールド23と排気管22とから構成される。排気マニホールド23は、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に分割され、これらマニホールド23a,23bの合流部25にターボ過給機12のタービン12aを介して排気管22が接続される。21はマフラである。
合流部25は、図2のように構成される。排気マニホールド23a,23bは、互いに下流側が1つのフランジ24に結集され、その接合面に合流部25を開口する。1つのフランジ24に結集する下流側の流路部26a,26bがフランジ24の開口へ向けて先細ノズル形状になっている。30はタービンハウジングであり、排気マニホールド23a,23bのフランジ24に対応するフランジ31が形成され、タービン12bの入口がフランジ31に開口する。排気マニホールド23a,23bのフランジ24にタービンハウジング30のフランジ31が結合され、タービンハウジング30の内部へフランジ24,31の開口(合流部25)を滑らかに延長するディフューザ部33が形成される。
この場合、ターボ過給機12として、可変ノズル式ターボチャージャが用いられ、合流部25の最小流面積はタービンハウジング30の内部に設定され、最小流路面積の下流側(流路)が滑らかに拡張される。合流部25の最小流路面積は、先細ノズル形状の流路部26a,26bの最大流路面積の総和よりも小さく設定され、先細ノズル形状の流路部26a,26bにより、排気パルスが加速され、合流部25において、先細ノズル形状の流路部26a,26bから吹き出る排気の流速によって動圧が上がり、静圧が下げられ、その後、ディフューザ部33により、排気の流れが減速され、可変ノズルへの静圧を上げるようになっている。ターボ過給機12のコンプレッサ12aは、タービン12bの回転により駆動され、各気筒への吸気を過給する。
Aは流路部の先細ノズル形状の最小断面積であり、1気筒あたりの排気弁の最大開口面積Bの約25%に設定される(図3、参照)。最大開口面積Bは、B=n×π×D×L(n:1気筒あたりの排気弁の数 D:排気弁の実質的な直径 L:排気弁の排気行程の最大リフト)に定義される。図3の場合、各気筒に排気弁65が2個ずつ備えられるので、nは2となる。
図1において、40はターボ過給機12のタービン12b上流からターボ過給機12のコンプレッサ12a下流へ排気の一部を環流させる外部EGR装置であり、排気マニホールド23a,23bと吸気管15の分岐部15a,15bとの間を各個に接続するEGR通路40a,40bが備えられる。各EGR通路40a,40bにおいて、EGRガスを冷却するEGRクーラ41,EGRガスの逆流を規制する逆止弁42(リードバルブ),EGR量を調整するEGRバルブ43が介装される。吸気管15の分岐部15a,15bにベンチュリ型のエゼクタ60が設けられ、ベンチュリ部にEGR通路40a,40bが開口される。ベンチュリ部を通過する吸気の流速に応じて負圧が発生するので、この負圧により吸引され、EGRガスがエゼクタ60へ効率よく供給しえるようになる。
このような構成により、エンジンの排気は、各排気マニホールド23a,23bにより、排気行程のオーバラップしない気筒群毎に分けられ、合流部25から下流側へ案内される。その際、先細ノズル形状の流路部26a,26bにより、排気の流れが加速され、合流部25に吹き出る排気の流速により、動圧が上がり、静圧が下がるので、各マニホールド間を排気パルスが一方からもう一方へ逃げることなく下流へ伝えられる。したがって、タービン入口が1つのターボ過給機においても、タービン効率の向上が得られるほか、外部EGRに排気パルスが生かされるようになる。
図4は、吸気マニホールド圧および排気マニホールド圧の測定結果を例示するものである。Aが吸気マニホールド圧、Bが排気マニホールド23a,23bの合流部25に先細ノズル形状の流路部26a,26bを備える場合の排気マニホールド圧、Cがエゼクタ形状の合流部(排気マニホールドの合流部に先細ノズル形状の流路部)を備えない場合の排気マニホールド圧、を表示する。排気マニホールド圧BのP1は、流路部26a,26bの絞り作用により、排気マニホールド圧CのP1’よりも高くなり、排気マニホールド圧BのP2は、合流部25のエゼクタ作用により、排気マニホールド圧CのP2’よりも低くなる。
図5は、筒内圧の測定結果を例示するものである。Dが排気マニホールド23a,23bの合流部25に先細ノズル形状の流路部26a,26bを備える場合の筒内圧、Eがエゼクタ形状の合流部(排気マニホールドの合流部に先細ノズル形状の流路部)を備えない場合の筒内圧、を表示する。排気行程後期において、筒内圧Dは、合流部25のエゼクタ作用により、筒内圧Eよりも低くなる。吸気行程前期において、筒内圧Dは、筒内圧Eよりも高くなる。これは、排気マニホールド23a,23bの合流部25に先細ノズル形状の流路部26a26bを備えることにより、排気パルスが逃げることなく下流へ伝わり、タービン効率が高められるからである。
排気マニホールド23a,23bの合流部25に設けられる流路部26a,26bの先細ノズル形状については、その最小流路断面積Aが1気筒あたりの排気弁の最大開口面積Bの約25%に設定されるので、ポンピングロスを小さく抑えつつ、EGR率を十分に向上させることができる。図6および図7は、(A/B)×100(%)に係る各種の測定結果を例示するものである。◇は、(A/B)×100(%)に応じた結果値であり、実線は、これら結果値の傾向を単純化して表示するものである。●は、エゼクタ形状の合流部を備えない場合において、ターボ過給機のタービン下流に既存のバタフライバルブを用いて実施した排気絞り時の結果値を表示する。エゼクタ形状の合流部を備えない場合、(A/B)×100(%)≒52(%)である。
(A/B)×100(%)≒25(%)よりも小さくなると、排気パルス差圧(図4の「P1−P2」、参照)が大きくなり、EGR率が高くなるが、ポンピングロスが大きくなり、燃料消費率が高くなる(図-a〜図-d、参照)。(A/B)×100(%)≒25(%)よりも大きくなると、NOx量は増えるが、タービン入口温度が低くなり、空気過剰率が大きくなり、スモーク濃度が小さくなる(図-e〜図-h、参照)。(A/B)×100(%)≒25(%)においては、ポンピングロスも小さく、スモークの発生を抑えつつ、NOxも十分に低減しえることになる。(A/B)×100(%)≒25(%)の結果値は、排気絞り時の結果値と比較すると、EGR率およびNOx量以外については、排気絞り時よりも良好な結果が得られるのである。
図1の実施形態においては、可変ノズル式ターボチャージャ12を備えるため、可変ノズルの制御により、広い運転領域において、高過給および大量EGRが可能となり、NOxの低減と燃費やスモークの改善との両立を有効に実現可能となる。ディフューザ部33は、タービンハウジング30と一体に形成するのでなく、図8のように別体のスペーサとしてタービンハウジング30のフランジ31と排気マニホールド23a,23bのフランジ24との間に介装してもよい。先細ノズル形状の流路部26a,26bについても、排気マニホールド23a,23bと一体に形成するのでなく、図9のように別体のスペーサとして排気マニホールド23a,23bのフランジ24とタービンハウジング30のフランジ 31との間に介装してもよい。図8,図9においても、流路部の先細ノズル形状の最小断面積Aについては、(A/B)×100(%)≒25(%)に設定される。
図10は、別の実施形態を説明するものであり、外部EGR装置40のほか、吸気行程中の気筒に排気弁を開いて排気を逆流させる内部EGR装置50が備えられる。吸気行程中の気筒に排気を逆流させる排気弁の開閉については、エンジンに駆動されるカム式の動弁機構(特許文献3、参照)または電磁アクチュエータ式の動弁機構または電磁油圧アクチュエータ式の動弁機構または空気アクチュエータ式の動弁機構により制御される。
外部EGR装置40において、45はEGR通路であり、上流側の分岐路45a,45bと下流側の合流路45cとからなり、分岐路45a,45bがそれぞれ排気マニホールド23a,23bに接続され、合流路45cがインタクーラ13下流の吸気管15に接続される。合流路45cにおいて、EGRガスを冷却するEGRクーラ41、EGR量を調整するEGRバルブ43、EGRガスの逆流を規制するリードバルブ42が介装される。
分岐路45a,45bは、合流部46の直上流が先細ノズル形状の流路部47a,47bに形成され、合流部45の直下流にEGRクーラ42の入口が接続される。合流部45の最小流路面積は、先細ノズル形状の流路部47a,47bの最大流路面積の総和よりも小さく設定され、先細ノズル形状の流路部47a,47bにより、排気の流れが加速され、合流部46において、吹き出る排気の流速によって静圧が下がり、動圧が上がり、その後、排気の流れが減速され、EGRクーラ41への静圧を上げるようになっている。
このような構成により、EGR通路45においても、先細ノズル形状の流路部47a,47bにより、合流部45の静圧が下がり、動圧が上がるので、各マニホールド23a,23bの排気パルスが互いに弱められることがなく、EGRクーラ42へ送り込めるようになる。つまり、EGR通路45においても、排気パルスが分岐路45a,45b間を低圧側へ逃げることがなく、外部EGRおよび内部EGRに排気パルスが十分に生かせるようになる。
内部EGRと外部EGRとの組み合わせにより、広い運転領域において、大量EGRを実現することが可能となる。例えば、内部EGRの排気パルスが十分に得られない低負荷域においては、外部EGR量を増加させる一方、過給圧が排気圧よりも高くなりやすい高負荷域においては、内部EGR量が十分に得られるため、外部EGRを停止させることが考えられる。さらに可変ノズル式ターボチャージャ12の制御が加わるため、流路部26a,26bの先細ノズル形状が(A/B)×100(%)≒25(%)の条件下において、NOxの低減と燃費やスモークの改善との両立を究極的に高めることが可能となる。
図10において、14は吸気マニホールドであり、図1の実施形態と実質的に同一の部品は同一の符号を付ける。
この発明の実施形態を表す全体的な概略構成図である。 同じく排気マニホールドの合流部に係る構成図である。 同じく先端ノズル形状に係る説明図である。 同じく排気マニホールド圧の測定結果を例示する特性図である。 同じく筒内圧の測定結果を例示する特性図である。 同じく各種の測定結果を例示する特性図である。 同じく各種の測定結果を例示する特性図である。 同じく排気マニホールドの合流部に係る構成図である。 同じく排気マニホールドの合流部に係る構成図である。 別の実施形態を表す全体的な概略構成図である。
符号の説明
12 ターボ過給機(可変ノズル式ターボチャージャ)
13 インタクーラ
23,23a,23b 排気マニホールド
25 合流部(排気通路)
26a,26b 先細ノズル形状の流路部(排気通路)
30 タービンハウジング
33 ディフューザ部
40 外部EGR装置
50 内部EGR装置
65 排気弁

Claims (6)

  1. 排気通路から吸気通路へ排気の一部を環流させる外部EGR装置、または吸気行程中に排気弁を開いて気筒に排気を逆流させる内部EGR装置、を備える多気筒エンジンにおいて、排気行程がオーバラップしない気筒群毎に排気マニホールドを分割し、これら排気マニホールドの合流部直上流にそれぞれ先細ノズル形状の流路部を設け、各流路部の先細ノズル形状の最小流路断面積Aを1気筒あたりの排気弁の最大開口面積Bの約25%に設定したことを特徴とする多気筒エンジン。
  2. 各排気マニホールドの合流部直下流にターボ過給機のタービンを接続したことを特徴とする請求項1の記載に係る多気筒エンジン。
  3. 各排気マニホールドの合流部直下流にディフューザ部を設けたことを特徴とする請求項1の記載に係る多気筒エンジン。
  4. 先細ノズル形状の流路部は、別体のスペーサに構成したことを特徴とする請求項1の記載に係る多気筒エンジン。
  5. ターボ過給機は、可変ノズル式ターボチャージャを用いたことを特徴とする請求項2の記載に係る多気筒エンジン。
  6. ディフューザ部は、別体のスペーサに構成したことを特徴とする請求項3の記載に係る多気筒エンジン。
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