JP2007063612A - 連続溶融めっき設備 - Google Patents

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一正 三原
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秀昭 末盛
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Abstract

【課題】 二種の金属からなる溶融金属を帯板に連続溶融めっきしても、常に目的とする組成の被覆層を容易に形成できる設備を提供する。
【解決手段】 亜鉛101を空中ポット11へ供給する第一の組成金属供給手段14a〜14cと、アルミニウム102を空中ポット11へ供給する第二の組成金属供給手段15a〜15cと、空中ポット11内の溶融金属100の組成金属濃度を計測する分析装置18と、帯板1の表面に形成される被覆層中のアルミニウムの濃度が目的の値となる空中ポット11内の溶融金属100のアルミニウム102の濃度を予め求められた相関関係から求め、求められた濃度となるように、分析装置18からの情報に基づいて、第一,二の組成金属供給手段14a〜14c,15a〜15cを制御して空中ポット11内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整する制御装置19とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶融した金属中に帯板を連続的に流通させて当該帯板の表面に被覆層を形成する連続溶融めっき設備に関する。
溶融した金属中に帯板を連続的に流通させて当該帯板の表面に被覆層を形成する従来の連続溶融めっき設備の一例の要部の概略構成を図7に示す。
図7に示すように、溶融金属100を貯留する空中ポット111の本体容器111aの底部には、帯板1を通過させるチャンネル111bが形成されている。空中ポット111のチャンネル111bの周囲には、電磁誘導コイル111cが設けられている。空中ポット111のチャンネル111aの下方には、デフレクタロール112aが配設されている。デフレクタロール112aと空中ポット111のチャンネル111aとの間には、ガイドロール112bが配設されている。空中ポット111の上方には、通過する帯板1を挟んで対をなすエアノズル113が設けられている。
このような従来の連続溶融めっき設備110においては、帯板1がデフレクタロール112a及びガイドロール112bを介して空中ポット111内にチャンネル111bから入り込んで本体容器111a内を通過すると、空中ポット111の本体容器111a内の溶融金属100が帯板1の表面に付着し、エアノズル113から噴出するエアが、帯板1の表面に付着した余剰の溶融金属100aを除去することにより、帯板1の表面に溶融金属100からなる被覆層を形成することができるようになっている。
なお、空中ポット111の本体容器111a内の溶融金属100は、電磁誘導コイル111cから生じるローレンツ力により、チャンネル111bから下方に流出することなく保持されている。
特許第2814306号公報 特開平8−333664号公報
ところで、例えば、亜鉛とアルミニウムとを混合した溶融金属100を帯板1に連続溶融めっき処理するにあたって、帯板1の溶融金属100との接触時間が短くなる、すなわち、帯板1の走行速度が速くなる、又は、空中ポット111の本体容器111a内の溶融金属100の貯留高さが低くなると、帯板100の表面に形成される被覆層のアルミニウムの組成割合が小さくなってしまうことが明らかとなった。
このため、溶融金属100の組成割合が同じであっても、帯板1の溶融金属100との接触時間によって、帯板1に形成される被覆層のアルミニウムの組成割合に相違を生じてしまい、目的とする組成を有するアルミニウム合金の被覆層を形成することができないことが明らかとなった。
このような問題は、亜鉛とアルミニウムとを混合した溶融金属を帯板に連続溶融めっき処理する場合に限らず、二種の金属を混合した溶融金属を帯板に連続溶融めっき処理する場合でも、起こり得ることである。
このようなことから、本発明は、二種の金属を混合した溶融金属を帯板に連続溶融めっき処理する場合であっても、常に目的とする組成を有する被覆層を容易に形成することができる連続溶融めっき設備を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、溶融金属中に帯板を連続的に流通させて当該帯板の表面に被覆層を形成する連続溶融めっき設備において、前記溶融金属を内部に貯留すると共に、前記帯板を内部に流通させるめっき槽と、前記溶融金属を構成する第一の組成金属を前記めっき槽へ供給する第一の組成金属供給手段と、前記溶融金属を構成する第二の組成金属を前記めっき槽へ供給する第二の組成金属供給手段と、前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を計測する溶融金属組成計測手段と、前記帯板の表面に形成される前記被覆層中の前記組成金属の構成割合が目的の値となる前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を予め求められた相関関係から求め、求められた当該構成割合となるように、前記溶融金属組成計測手段からの情報に基づいて、前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段を制御して当該めっき槽内へ供給する当該第一の組成金属及び当該第二の組成金属の供給量を調整する制御手段とを備えていることを特徴とする。
第二番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、溶融金属中に帯板を連続的に流通させて当該帯板の表面に被覆層を形成する連続溶融めっき設備において、前記溶融金属を内部に貯留すると共に、前記帯板を内部に流通させるめっき槽と、前記溶融金属を構成する第一の組成金属を前記めっき槽に供給する第一の組成金属供給手段と、前記溶融金属を構成する第二の組成金属を前記めっき槽に供給する第二の組成金属供給手段と、前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を計測する溶融金属組成計測手段と、前記めっき槽内を流通する前記帯板周辺の前記溶融金属の流量を調整する流量調整手段と、前記溶融金属組成計測手段からの情報に基づいて、当該めっき槽内の当該溶融金属の当該組成金属の構成割合から、前記帯板の表面に形成される前記被覆層中の前記組成金属の構成割合が目的の値となる前記めっき槽内の前記帯板周辺の前記溶融金属の流量を予め求められた相関関係から求め、求められた当該流量となるように、前記流量調整手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
第三番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第二番目の発明において、前記流量調整手段が、前記溶融金属を前記帯板の表面に噴き付ける溶融金属噴射手段を備えていることを特徴とする。
第四番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第二番目又は第三番目の発明において、前記制御手段が、前記溶融金属組成計測手段からの情報に基づいて、さらに、前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を規定範囲内とするように、前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段を制御して当該めっき槽内へ供給する当該第一の組成金属及び当該第二の組成金属の供給量を調整するものであることを特徴とする。
第五番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第一番目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記帯板の前記溶融金属との接触時間に基づいて、当該接触時間ごとに予め入力された前記マップから求めるものであることを特徴とする。
第六番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第一番目から第五番目の発明のいずれかにおいて、前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを計測する溶融金属貯留高さ計測手段を備え、前記制御手段が、前記溶融金属貯留高さ計測手段からの情報に基づいて、前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを調整するように、前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段を制御するものであることを特徴とする。
第七番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第一番目から第五番目の発明のいずれかにおいて、前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段から前記組成金属をそれぞれ供給されて、前記めっき増内の前記組成金属を循環給排させる溶融金属循環給排手段を備えていることを特徴とする。
第八番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第七番目の発明において、前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを計測する溶融金属貯留高さ計測手段を備え、前記制御手段が、前記溶融金属貯留高さ計測手段からの情報に基づいて、前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを調整するように、前記溶融金属循環給排手段を制御するものであることを特徴とする。
第九番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第一番目から第八番目の発明のいずれかにおいて、前記組成金属供給手段が、溶解した前記組成金属を貯留するタンクと、前記タンクから前記めっき槽に送給する前記組成金属の流量を調整する流量調整手段とを備えていることを特徴とする。
第十番目の発明に係る連続溶融めっき設備は、第一番目から第八番目の発明のいずれかにおいて、前記組成金属供給手段が、ワイヤ状の前記組成金属を巻き取ったリールと、前記リールを回転駆動させるリール回転駆動手段とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る連続溶融めっき設備によれば、二種の金属を混合した溶融金属を帯板に連続溶融めっき処理する場合であっても、常に目的とする組成を有する被覆層を容易に形成することができる。
本発明に係る連続溶融めっき設備の実施形態を図面に基づいて以下に説明するが、本発明は以下に説明する実施形態の場合のみに限定されるものではない。
[第一番目の実施形態]
本発明に係る連続溶融めっき設備の第一番目の実施形態を図1,2に基づいて説明する。図1は、連続溶融めっき設備の要部の概略構成図、図2は、予め求められて制御装置に入力される溶融金属中のアルミニウム濃度と被覆層中のアルミニウム濃度との相関関係図の一部である。
図1に示すように、溶融金属100を貯留するめっき槽である空中ポット11の本体容器11aの底部には、帯板1を通過させるチャンネル11bが形成されている。空中ポット11のチャンネル11bの周囲には、電磁誘導コイル11cが設けられている。空中ポット11の本体容器11aには、内部の温度を一定に保持する図示しない温度調整器が設けられている。
前記空中ポット11のチャンネル11aの下方には、デフレクタロール12aが配設されている。デフレクタロール12aと空中ポット11のチャンネル11aとの間には、ガイドロール12bが配設されている。空中ポット11の上方には、通過する帯板1を挟んで対をなすエアノズル13が設けられている。
前記空中ポット11の近傍には、溶融金属100を構成する第一の組成金属である溶融した亜鉛101を貯留するタンク14aと、溶融金属100を構成する第二の組成金属である溶融したアルミニウム102を貯留するタンク15aとがそれぞれ配設されている。タンク14aには、当該タンク14a中の亜鉛101を空中ポット11の本体容器11aへ送給する送給管14bが接続している。タンク15aには、当該タンク15a中のアルミニウム102を空中ポット11の本体容器11aへ送給する送給管15bが接続している。これら送給管14b,15bの途中には、流量を調整する流量調整弁14c,15cがそれぞれ設けられている。これらタンク14a,15aや送給管14b,15bには、内部の温度を一定に保持する図示しない温度調整器が設けられている。
前記空中ポット11の本体容器11aの上方には、当該本体容器11a内の溶融金属100中の亜鉛101とアルミニウム102との組成割合を計測する、すなわち、溶融金属100中のアルミニウム102の濃度を計測する溶融金属組成計測手段である蛍光X線分析器等の溶融金属濃度分析装置18の測定プローブ18aと、当該本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さを計測する溶融金属貯留高さ計測手段である超音波距離計測器等の溶融金属貯留高さ計測装置19の測定プローブ19aとが配設されている。溶融金属濃度分析装置18の測定プローブ18aは、溶融金属濃度分析装置18の本体18bに接続している。溶融金属貯留高さ計測装置19の測定プローブ19aは、溶融金属貯留高さ計測装置19の本体19bに接続している。
前記溶融金属濃度分析装置18の本体18b及び前記溶融金属貯留高さ計測装置19の本体19bは、制御手段である制御装置10Aの入力部に電気的に接続している。制御装置10Aの出力部は、前記流量調整弁14c,15cに電気的に接続しており、当該制御装置10Aは、帯板1の表面に形成される被覆層中の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合が目的の値となる空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合を予め求められた図2に示すような相関関係から求め、求められた当該構成割合となるように、前記溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)に基づいて、前記流量調整弁14c,15cを制御して前記タンク14a,15aから空中ポット11の本体容器11a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整するようになっている(詳細は後述する。)。
なお、本実施形態では、送給管14b,流量調整弁14c等により第一の組成金属供給手段の流量調整手段を構成し、当該流量調整手段,タンク14a等により第一の組成金属供給手段を構成し、送給管15b,流量調整弁15c等により第二の組成金属供給手段の流量調整手段を構成し、当該流量調整手段,タンク15a等により第二の組成金属供給手段を構成している。
このような本実施形態に係る連続溶融めっき設備10の作用を次に説明する。
始めに、帯板1の材質、被覆層の種類、帯板1の走行速度、空中ポット11の本体容器11a中の溶融金属100の貯留高さ、帯板1及び溶融金属100の温度を制御装置10Aにそれぞれ入力すると、制御装置10Aは、まず、帯板1の材質ごとに予め入力された相関関係図から対応する相関関係図(図2参照)を選択すると共に、帯板1の走行速度及び空中ポット11の本体容器11a中の溶融金属100の貯留高さから、帯板1の溶融金属100との接触時間を算出して、対応する時間領域(例えば、1秒未満の短時間領域又は1秒以上の長時間領域)を求めると共に、入力された前記温度から対応する温度領域(例えば、500℃未満の低温領域又は500℃以上の高温領域)を求めて、対応する時間領域及び温度領域の相関関係をさらに選択する。
続いて、前記制御装置10Aは、被覆層の種類ごとに予め設定されている当該被覆層中のアルミニウム102の濃度から、選択した上記相関関係に基づいて、当該濃度の被覆層が形成される空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度を求める。
次に、前記制御装置10Aは、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度が求められた上記値となると共に、当該本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さが入力された上記値となるように、前記流量調整弁14c,15cを制御して前記タンク14a,15aから空中ポット11の本体容器11a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整する。
そして、連続溶融めっき設備10は、従来の場合と同様にして、デフレクタロール12a及びガイドロール12bを介して帯板1を空中ポット11のチャンネル11bから本体容器11a内に流通させて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100を帯板1の表面に付着させ、エアノズル13から噴出するエアによって、帯板1の表面に付着した余剰の溶融金属100aを除去することにより、目的とするアルミニウム102の濃度の被覆層を帯板1の表面に形成することができる。
なお、空中ポット11内の溶融金属100は、電磁誘導コイル12から生じる電磁力により、チャンネル11aから下方に流出することなく保持される。
また、帯板1の表面への被覆層の形成に伴って、前記空中ポット11の本体容器11a内のアルミニウム102の濃度が変化して、求めた上記値から規定値以上に相違を生じると、前記制御装置10Aは、前記溶融金属貯留高さ計測装置19からの情報に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さを入力された上記値に維持しつつ、前記溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度が求めた上記値となるように、前記流量調整弁14c,15cを制御して前記タンク14a,15aから空中ポット11の本体容器11a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整する。
これにより、帯板1の表面に形成される被覆層は、アルミニウム102の濃度が常に目的とする値となる。
したがって、本実施形態に係る連続溶融めっき設備10によれば、亜鉛101とアルミニウム102とを混合した溶融金属100を帯板1に連続溶融めっき処理する場合であっても、常に目的とする組成を有する被覆層を容易に形成することができる。
[第二番目の実施形態]
本発明に係る連続溶融めっき設備の第二番目の実施形態を図3に基づいて説明する。図3は、連続溶融めっき設備の要部の概略構成図である。ただし、前述した第一番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一番目の実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図3に示すように、空中ポット11の近傍には、溶融金属100を構成する第一の組成金属であるワイヤ状の亜鉛101を巻き取ったリール24aと、溶融金属100を構成する第二の組成金属であるワイヤ状のアルミニウム102を巻き取ったリール25aとがそれぞれ配設されている。
前記リール24aと空中ポット11の本体容器11aとの間には、当該リール24aに巻き取られているワイヤ状の亜鉛101を空中ポット11の本体容器11aへ案内するガイドロール24bが配設されている。前記リール25aと空中ポット11の本体容器11aとの間には、当該リール25aに巻き取られているワイヤ状のアルミニウム102を空中ポット11の本体容器11aへ案内するガイドロール25bが配設されている。
前記リール24aには、当該リール24aを回転駆動させるリール回転駆動手段であるリール駆動装置24cが設けられている。前記リール25aには、当該リール25aを回転駆動させるリール回転駆動手段であるリール駆動装置25cが設けられている。
そして、制御装置10Aの出力部は、前記リール駆動装置24c,25cに電気的に接続しており、当該制御装置10Aは、帯板1の表面に形成される被覆層中の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合が目的の値となる空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合を予め求められた図2に示すような相関関係から求め、求められた当該構成割合となるように、溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)に基づいて、前記リール駆動装置24c,25cを制御して前記リール24a,25aから空中ポット11の本体容器11a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整するようになっている。
つまり、前述した第一番目の実施形態に係る連続溶融めっき設備10では、溶融した亜鉛101及びアルミニウム102を空中ポット11の本体容器11aへ供給するようにしたが、本実施形態に係る連続溶融めっき設備20では、ワイヤ状の亜鉛101及びアルミニウム102を空中ポット11の本体容器11aへ供給するようにしたのである。
なお、本実施形態では、リール24a,ガイドロール24b,リール駆動装置24c等により第一の組成金属供給手段を構成し、リール25a,ガイドロール25b,リール駆動装置25c等により第二の組成金属供給手段を構成している。
このような本実施形態に係る連続溶融めっき設備20においては、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、帯板1の材質、被覆層の種類、帯板1の走行速度、空中ポット11の本体容器11a中の溶融金属100の貯留高さ、帯板1及び溶融金属100の温度を制御装置10Aにそれぞれ入力すると、制御装置10Aは、前述した第一番目の実施形態の場合と同様にして、本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さを入力された上記値で維持しつつ、目的とするアルミニウム濃度の被覆層が形成される空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度となるように、前記リール駆動装置24c,25cを制御して前記リール24a,25aから空中ポット11の本体容器11a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整する。
以下、連続溶融めっき設備20は、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に作動することにより、目的とするアルミニウム102の濃度の被覆層を帯板1の表面に形成することができる。
また、帯板1の表面への被覆層の形成に伴って、前記空中ポット11の本体容器11a内のアルミニウム102の濃度が変化して、前記濃度と規定値以上に相違を生じると、制御装置10Aは、前述した第一番目の実施形態の場合と同様にして、溶融金属貯留高さ計測装置19からの情報に基づいて、前記貯留高さを維持しつつ、溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)に基づいて、前記濃度となるように、前記リール駆動装置24c,25cを制御して前記リール24a,25aから空中ポット11の本体容器11a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整する。
これにより、帯板1の表面に形成される被覆層は、アルミニウム102の濃度が常に目的とする値となる。
したがって、本実施形態に係る連続溶融めっき設備20によれば、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、亜鉛101とアルミニウム102とを混合した溶融金属100を帯板1に連続溶融めっき処理する場合であっても、常に目的とする組成を有する被覆層を容易に形成することができる。
[第三番目の実施形態]
本発明に係る連続溶融めっき設備の第三番目の実施形態を図4に基づいて説明する。図4は、連続溶融めっき設備の要部の概略構成図である。ただし、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一,二番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一,二番目の実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図4に示すように、空中ポット11の本体容器11aには、配管36baの一端側が連絡している。配管36baの他端側は、貯留槽36aに連絡している。この配管36baには、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100を貯留槽36a内へ向けて送給する送給ポンプ36caが設けられている。貯留槽36aには、配管36bbの一端側が連絡している。配管36bbの他端側は、上記空中ポット11の本体容器11aに連絡している。この配管36bbには、貯留槽36a内の溶融金属100を空中ポット11の本体容器11a内へ向けて送給する送給ポンプ36cbが設けられている。これら貯留槽36aや配管36ba,36bbには、内部の温度を一定に保持する図示しない温度調整器が設けられている。
前記貯留槽36aには、タンク14a,15aが、流量調整弁14c,15cを設けられた送給管14b,15bを介してそれぞれ接続している。流量調整弁14c,15c及び前記送給ポンプ36ca,36cbは、制御装置10Aの出力部に電気的に接続している。
つまり、前述した第一,二番目の実施形態に係る連続溶融めっき設備10,20では、亜鉛101及びアルミニウム102を空中ポット11の本体容器11aへ直接的に供給するようにしたが、本実施形態に係る連続溶融めっき設備30では、亜鉛101及びアルミニウム102を貯留槽36aへ一旦供給してから、空中ポット11の本体容器11aへ循環供給するようにしているのである。
なお、本実施形態では、貯留槽36a,配管36ba,36bb,送給ポンプ36ca,36cb等により溶融金属循環給排手段を構成している。
このような本実施形態に係る連続溶融めっき設備30においては、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様に、帯板1の材質、被覆層の種類、帯板1の走行速度、空中ポット11の本体容器11a中の溶融金属100の貯留高さ、帯板1及び溶融金属100の温度を制御装置10Aにそれぞれ入力すると、制御装置10Aは、前述した第一番目の実施形態の場合と同様にして、目的とするアルミニウム濃度の被覆層が形成される空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度となるように、前記流量調整弁14c,15cを制御して前記タンク14a,15aから貯留槽36a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整すると共に、前記溶融金属貯留高さ計測装置19からの情報に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さが入力された上記値となるように、前記送給ポンプ36ca,36cbを制御して前記貯留槽36a内の溶融金属100の空中ポット11の本体容器11a内への送給量を調整する。
そして、連続溶融めっき設備30は、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様に作動することにより、目的とするアルミニウム102の濃度の被覆層を帯板1の表面に形成することができる。
このとき、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100は、送給ポンプ36caにより、配管36baを介して貯留槽36a内に送給され、前記タンク14a,15aから供給された亜鉛101及びアルミニウム102と混合された後、送給ポンプ36cbにより、配管36bbを介して前記空中ポット11の本体容器11a内に再び送給される。
このようにして帯板1の表面へ被覆層を形成していくにしたがって、前記空中ポット11の本体容器11a内のアルミニウム102の濃度が変化して、前記濃度と規定値以上に相違を生じると、制御装置10Aは、前述した第一番目の実施形態の場合と同様にして、溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度が求めた上記値となるように、前記流量調整弁14c,15cを制御して前記タンク14a,15aから前記貯留槽36a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整すると共に、前記溶融金属貯留高さ計測装置19からの情報に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さが入力された上記値で維持されるように、前記送給ポンプ36ca,36cbを制御して前記貯留槽36a内の溶融金属100の空中ポット11の本体容器11a内への送給量を調整する。
これにより、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100は、常に目的とするアルミニウム濃度の被覆層を形成可能な貯留高さ及びアルミニウム102の濃度となり、帯板1の表面に形成される被覆層は、アルミニウム102の濃度が常に目的とする値となる。
したがって、本実施形態に係る連続溶融めっき設備30によれば、前述した第一,二番目の実施形態の場合と同様に、亜鉛101とアルミニウム102とを混合した溶融金属100を帯板1に連続溶融めっき処理する場合であっても、常に目的とする組成を有する被覆層を容易に形成することができると共に、さらに、めっき処理に伴って生成するAl23,FeZn7,AlxZny等のドロスを容易に回収することができる。
[第四番目の実施形態]
本発明に係る連続溶融めっき設備の第四番目の実施形態を図5,6に基づいて説明する。図5は、連続溶融めっき設備の要部の概略構成図、図6は、予め求められて制御装置に入力される溶融金属中のアルミニウム濃度と流速との相関関係図の一部である。ただし、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一〜三番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一〜三番目の実施形態での説明と重複する説明を省略する。
図5に示すように、空中ポット11の本体容器11aの内部には、帯板1を挟むようにして対をなす噴射ノズル47が先端を当該帯板1に向けるようにして配設されている。これら噴射ノズル47の基端側は、配管36bbの他端側にそれぞれ連絡している。
そして、制御装置10Aは、溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合から、帯板1の表面に形成される被覆層中の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合が目的の値となる空中ポット11の本体容器11a内の帯板1周辺の溶融金属100の流量を予め求められた図6に示すような相関関係から求め、求められた当該流量となるように、前記送給ポンプ36ca,36cbを制御すると共に、さらに、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合を規定範囲内とするように、前記流量調整弁14c,15cを制御して、前記タンク14a,15aから貯留槽36a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整することができるようになっている(詳細は後述する。)。
つまり、本実施形態に係る連続溶融めっき設備40は、前述した第三番目の実施形態に係る連続溶融めっき設備30において、前記噴射ノズル47を前記配管36bbに接続すると共に、前記制御装置10Aが前記送給ポンプ36ca,36cbを上述したように制御できるようにしたものなのである。
なお、本実施形態では、溶融金属循環給排手段を構成している貯留槽36a,配管36ba,36bb,送給ポンプ36ca,36cb等、及び、前記噴射ノズル47等により、流量調整手段である溶融金属噴射手段を構成している。
このような本実施形態に係る連続溶融めっき設備40の作用を次に説明する。
始めに、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様に、帯板1の材質、被覆層の種類、帯板1の走行速度、空中ポット11の本体容器11a中の溶融金属100の貯留高さ、帯板1及び溶融金属100の温度を制御装置10Aにそれぞれ入力すると、制御装置10Aは、まず、帯板1の材質及び被覆層の種類ごとに予め設定されている当該被覆層中のアルミニウム102の濃度に対応した相関関係図(図6参照)を選択した後、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様にして、対応する時間領域及び温度領域の相関関係をさらに選択する。
続いて、前記制御装置10Aは、選択した上記相関関係に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度が上限値Hとなるように、前記流量調整弁14c,15cを制御して前記タンク14a,15aから前記貯留槽36a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整すると共に、空中ポット11の本体容器11a内の帯板1周辺の溶融金属100が当該濃度に対応する流量となるように、前記送給ポンプ36cbを制御して貯留槽36a内の溶融金属100を前記噴射ノズル47から噴射供給すると同時に、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さが入力された上記値となるように、前記送給ポンプ36caを制御して前記空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留槽36a内への回収量を調整する。
そして、連続溶融めっき設備40は、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様に作動することにより、目的とするアルミニウム102の濃度の被覆層を帯板1の表面に形成することができる。
このようにして帯板1の表面へ被覆層を形成していくにしたがって、前記空中ポット11の本体容器11a内のアルミニウム102の濃度が減少していくと、制御装置10Aは、溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)から、前記相関関係に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度に対応する前記流量となるように、前記送給ポンプ36cbを作動させて貯留槽36a内の溶融金属100を前記噴射ノズル47から噴射供給すると同時に、前記溶融金属貯留高さ計測装置19からの情報に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さが入力された上記値で維持されるように、前記送給ポンプ36caを制御して前記空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留槽36a内への回収量を調整する。
そして、前記空中ポット11の本体容器11a内のアルミニウム102の濃度がさらに減少して、下限値Lとなると、制御装置10Aは、前述した第三番目の実施形態の場合と同様にして、溶融金属濃度分析装置18からの情報(分析結果)に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100中のアルミニウム102の濃度が上限値Hとなるように、前記流量調整弁14c,15cを制御して前記タンク14a,15aから前記貯留槽36a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整する。
このとき、制御装置10Aは、溶融金属100のアルミニウム102の濃度調整に伴う空中ポット11の本体容器11a内のアルミニウム102の濃度変化に対応する流量となるように、前記相関関係に基づいて、前記送給ポンプ36cbを制御して貯留槽36a内の溶融金属100を前記噴射ノズル47から噴射供給すると同時に、前記溶融金属貯留高さ計測装置19からの情報に基づいて、空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留高さが入力された上記値で維持されるように、前記送給ポンプ36caを制御して前記空中ポット11の本体容器11a内の溶融金属100の貯留槽36a内への回収量を調整する。
以下、連続溶融めっき設備40は、上述した作動を繰り返し行う。これにより、帯板1の表面に形成される被覆層は、アルミニウム102の濃度が常に目的とする値となる。
つまり、前述した第一〜三番目の実施形態に係る連続溶融めっき設備10,20,30では、空中ポット11の本体容器11a内へ供給する亜鉛101及びアルミニウム102の供給量を調整することにより、帯板1の表面に形成される被覆層中の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合が目的の値となるようにしたが、本実施形態に係る連続溶融めっき設備40では、空中ポット11の本体容器11a内の帯板1周辺の溶融金属100の流量を調整する、すなわち、溶融金属100中のアルミニウム102の帯板1に対する物質伝達率(拡散量)を調整することにより、帯板1の表面に形成される被覆層中の亜鉛101とアルミニウム102との構成割合が目的の値となるようにしたのである。
したがって、本実施形態に係る連続溶融めっき設備40によれば、前述した第一〜三番目の実施形態の場合と同様に、亜鉛101とアルミニウム102とを混合した溶融金属100を帯板1に連続溶融めっき処理する場合であっても、常に目的とする組成を有する被覆層を容易に形成することができる。
[他の実施形態]
なお、前述した第三,四番目の実施形態では、タンク14a,15a,送給管14b,15b,流量調整弁14c,15c等からなる組成金属供給手段を適用したが、これに代えた他の実施形態として、例えば、前述した第二番目の実施形態に係るリール24a,25a,ガイドロール24b,25b,リール駆動装置24c,25c等からなる組成金属供給手段を適用することも可能である。
また、前述した第一〜四番目の実施形態では、溶解した亜鉛101及びアルミニウム102や、ワイヤ状の亜鉛101やアルミニウム102を必要量ずつ供給するようにしたが、これに代えた他の実施形態として、例えば、所定の重量のブロック状の亜鉛101やアルミニウム102を必要量ずつ供給するようにすることも可能である。
また、前述した第四番目の実施形態では、貯留槽36a,配管36ba,36bb,送給ポンプ36ca,36cb,噴射ノズル47等からなる流量調整手段を適用したが、これに代えた他の実施形態として、例えば、空中ポット11の本体容器11a内に配設された撹拌翼と、当該撹拌翼を回転駆動させる駆動手段とを備えた流量調整手段を適用することも可能である。
また、前述した第一〜四番目の実施形態では、空中ポット11やデフレクタロール12aやガイドロール12b等により帯板1に連続溶融めっきを施す場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、内部に回転駆動可能なシンクロールを配設した溶融めっき浴等により帯板1に連続溶融めっきを施す場合であっても、前述した第一〜四番目の実施形態の場合と同様にして適用することが可能である。
また、前述した第一〜四番目の実施形態では、亜鉛101とアルミニウム102とを混合した溶融金属100を帯板1に連続溶融めっき処理する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、二種の金属を混合した溶融金属を帯板に連続溶融めっき処理する場合であれば、前述した第一〜四番目の実施形態の場合と同様にして適用することが可能である。
本発明に係る連続溶融めっき設備は、金属産業等において極めて有益に利用することができる。
本発明に係る連続溶融めっき設備の第一番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る連続溶融めっき設備の第一番目の実施形態の予め求められて制御装置に入力される溶融金属中のアルミニウム濃度と被覆層中のアルミニウム濃度との相関関係図の一部である。 本発明に係る連続溶融めっき設備の第二番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る連続溶融めっき設備の第三番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る連続溶融めっき設備の第四番目の実施形態の要部の概略構成図である。 本発明に係る連続溶融めっき設備の第四番目の実施形態の予め求められて制御装置に入力される溶融金属中のアルミニウム濃度と被覆層中のアルミニウム濃度との相関関係図の一部である。 従来の連続溶融めっき設備の一例の要部の概略構成図である。
符号の説明
1 帯板
10 連続溶融めっき設備
10A 制御装置
11 空中ポット
11a 本体容器
11b チャンネル
11c 電磁誘導コイル
12a デフレクタロール
12b ガイドロール
13 エアノズル
14a,15a タンク
14b,15b 送給管
14c,15c 流量調整弁
18 溶融金属濃度分析装置
18a 測定プローブ
18b 本体
19 溶融金属貯留高さ計測装置
19a 測定プローブ
19b 本体
20 連続溶融めっき設備
24a,25a リール
24b,25b ガイドロール
24c,25c リール駆動装置
30 連続溶融めっき設備
36a 貯留槽
36ba,36bb 配管
36ca,36cb 送給ポンプ
40連続溶融めっき設備
47 噴射ノズル
100,100a 溶融金属
101 亜鉛
102 アルミニウム

Claims (10)

  1. 溶融金属中に帯板を連続的に流通させて当該帯板の表面に被覆層を形成する連続溶融めっき設備において、
    前記溶融金属を内部に貯留すると共に、前記帯板を内部に流通させるめっき槽と、
    前記溶融金属を構成する第一の組成金属を前記めっき槽へ供給する第一の組成金属供給手段と、
    前記溶融金属を構成する第二の組成金属を前記めっき槽へ供給する第二の組成金属供給手段と、
    前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を計測する溶融金属組成計測手段と、
    前記帯板の表面に形成される前記被覆層中の前記組成金属の構成割合が目的の値となる前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を予め求められた相関関係から求め、求められた当該構成割合となるように、前記溶融金属組成計測手段からの情報に基づいて、前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段を制御して当該めっき槽内へ供給する当該第一の組成金属及び当該第二の組成金属の供給量を調整する制御手段と
    を備えていることを特徴とする連続溶融めっき設備。
  2. 溶融金属中に帯板を連続的に流通させて当該帯板の表面に被覆層を形成する連続溶融めっき設備において、
    前記溶融金属を内部に貯留すると共に、前記帯板を内部に流通させるめっき槽と、
    前記溶融金属を構成する第一の組成金属を前記めっき槽に供給する第一の組成金属供給手段と、
    前記溶融金属を構成する第二の組成金属を前記めっき槽に供給する第二の組成金属供給手段と、
    前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を計測する溶融金属組成計測手段と、
    前記めっき槽内を流通する前記帯板周辺の前記溶融金属の流量を調整する流量調整手段と、
    前記溶融金属組成計測手段からの情報に基づいて、当該めっき槽内の当該溶融金属の当該組成金属の構成割合から、前記帯板の表面に形成される前記被覆層中の前記組成金属の構成割合が目的の値となる前記めっき槽内の前記帯板周辺の前記溶融金属の流量を予め求められた相関関係から求め、求められた当該流量となるように、前記流量調整手段を制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする連続溶融めっき設備。
  3. 請求項2において、
    前記流量調整手段が、前記溶融金属を前記帯板の表面に噴き付ける溶融金属噴射手段を備えている
    ことを特徴とする連続溶融めっき設備。
  4. 請求項2又は請求項3において、
    前記制御手段が、前記溶融金属組成計測手段からの情報に基づいて、さらに、前記めっき槽内の前記溶融金属の前記組成金属の構成割合を規定範囲内とするように、前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段を制御して当該めっき槽内へ供給する当該第一の組成金属及び当該第二の組成金属の供給量を調整するものである
    ことを特徴とする連続溶融めっき設備。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかにおいて、
    前記制御手段が、前記帯板の前記溶融金属との接触時間に基づいて、当該接触時間ごとに予め求められた前記相関関係から求めるものである
    ことを特徴とする連続溶融めっき設備。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかにおいて、
    前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを計測する溶融金属貯留高さ計測手段を備え、
    前記制御手段が、前記溶融金属貯留高さ計測手段からの情報に基づいて、前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを調整するように、前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段を制御するものである
    ことを特徴とする連続溶融めっき設備。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかにおいて、
    前記第一の組成金属供給手段及び前記第二の組成金属供給手段から前記組成金属をそれぞれ供給されて、前記めっき槽内の前記組成金属を循環給排させる溶融金属循環給排手段を備えている
    ことを特徴とする連続溶融めっき設備。
  8. 請求項7において、
    前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを計測する溶融金属貯留高さ計測手段を備え、
    前記制御手段が、前記溶融金属貯留高さ計測手段からの情報に基づいて、前記めっき槽内の前記溶融金属の貯留高さを調整するように、前記溶融金属循環給排手段を制御するものである
    ことを特徴とする連続溶融めっき設備。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかにおいて、
    前記組成金属供給手段が、
    溶解した前記組成金属を貯留するタンクと、
    前記タンクから前記めっき槽に送給する前記組成金属の流量を調整する流量調整手段と
    を備えていることを特徴とする連続溶融めっき設備。
  10. 請求項1から請求項8のいずれかにおいて、
    前記組成金属供給手段が、
    ワイヤ状の前記組成金属を巻き取ったリールと、
    前記リールを回転駆動させるリール回転駆動手段と
    を備えていることを特徴とする連続溶融めっき設備。
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JP2012508824A (ja) * 2008-11-14 2012-04-12 シーメンス ヴェ メタルス テクノロジーズ エスアーエス スチールストリップを被覆するのに適した液体金属の化学組成を測定するための方法及び装置
US20210292872A1 (en) * 2010-01-25 2021-09-23 Bluescope Steel Limited Method of forming an alloy coating on a strip

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