JP2007059224A - 液体容器の検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体容器が使用可能な状態であるか否かの検査を容易にする。
【解決手段】 開口部にバルブ4を備えた容器本体2と、容器本体2内部に摺動自在に配設され、容器本体2内部を、液体Fを収容する空間11と、液体Fを押し出すための押出手段Gを収容する空間12とに区画する隔壁部材3とを備えてなる液体容器1が、使用可能な状態であるか否かを検査するための方法は、バルブ4から本体2内部へ所定圧力の加圧流体を供給する第一の処理と、該第一の処理後に隔壁部材3の摺動方向の位置を測定する第二の処理と、該第二の処理により得られた測定位置が、前記隔壁部材の摺動方向の所定の良否判定基準位置範囲内にあるときに、前記液体容器が使用可能な状態であると判定する第三の処理とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば直接メタノール型燃料電池(以下、DMFC(Direct Methanol Fuel Cell)という)などの燃料電池に供給する液体燃料を収容する液体容器の検査方法に関するものである。
燃料電池は、水素と酸素を反応させることで電気を発生させるエネルギー変換装置であり、作動温度が低く、装置の小型化が期待できることから、現在さまざまな用途に使用され、例えばノートパソコンや携帯電話の連続動作時間を長時間化させることができるモバイル機器用電源などの分野で開発が進められている。
燃料電池の燃料には、天然ガス、都市ガス、石炭ガスなどのガスやメタノール、エタノールといった液体があり、前者は専ら家庭に固定されている状態で常に燃料が供給される家庭用発電機などに、そして後者は大掛かりなボンベを使わず、個人でも燃料の補充が容易にできることから、上記したモバイル機器用電源などに使用されている。
後者のモバイル機器用電源などに使用される燃料電池に燃料を補充するには、液体燃料を供給する液体容器(例えば燃料カートリッジ)が必要とされる。この液体容器は小型軽量であって、燃料電池を利用する機器本体の補機類、特に吸引ポンプを省略させることが望ましいことから、燃料を収容する燃料容器自体が自力で燃料を吐出供給する機構の検討がされている(例えば、特許文献1など参照)
そして、このような液体容器は環境保護の観点から、使い捨てではなく繰り返し使用可能なものが望まれている。
特開2003−176899号公報
しかしながら、繰り返し使用可能な液体容器は、例えば燃料電池等から液体容器を外し、該液体容器に液体を再充填するとき、該液体容器が何回使用されたもので、どのような環境下に置かれていたものなのかを知ることは困難であり、前記液体容器が何度も使用されたものであって、耐久性等が損なわれている場合には、該液体容器に所定量の液体を再充填できない虞がある。また、前記液体容器が1回以上使用されたものであれば、内部にまだ液体が残存していることもあり、残存する液体が汚れたものである等、状況も様々である。
そのため、液体容器を繰り返し使用するためには、該液体容器が使用可能な状態であるか否かを判定する必要がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、液体容器が使用可能な状態であるか否かを容易に判定することができる液体容器の検査方法及び検査装置を提供することを目的とするものである。
本発明の液体容器の検査方法は、開口部に加圧流体の流通を開放または遮断するバルブを備えた容器本体と、
該容器本体内部に摺動自在に配設され、該容器本体内部を、液体を収容する空間と該液体を押し出すための押出手段を収容する空間とに区画する隔壁部材とを備えてなる液体容器が、使用可能な状態であるか否かを検査するための方法であって、
前記バルブから前記本体内部へ所定圧力の加圧流体を供給する第一の処理と、
該第一の処理後に前記隔壁部材の摺動方向の位置を測定する第二の処理と、
該第二の処理により得られた測定位置が、前記隔壁部材の摺動方向の所定の良否判定基準位置範囲内にあるときに、前記液体容器が使用可能な状態であると判定する第三の処理とを備えてなることを特徴とするものである。
なお、本発明の液体容器の検査方法は、前記第一の処理前に、前記バルブから前記液体容器内に残存する液体を破棄する処理を備えることが好ましい。
また、本発明の液体容器の検査装置は、開口部に加圧流体の流通を開放または遮断するバルブを備えた容器本体と、
該容器本体内部に摺動自在に配設され、該容器本体内部を、液体を収容する空間と該液体を押し出すための押出手段を収容する空間とに区画する隔壁部材とを備えてなる液体容器が、使用可能な状態であるか否かを検査するための装置であって、
前記バルブから前記本体内部へ所定圧力の加圧流体を供給する供給手段と、
前記隔壁部材の摺動方向の位置を測定する測定手段と、
該測定手段により得られた測定位置が、前記隔壁部材の摺動方向の所定の良否判定基準位置範囲内にあるときに、前記液体容器が使用可能な状態であると判定する判定手段とを備えてなることを特徴とするものである。
なお、本発明の液体容器の検査装置は、前記バルブから前記液体容器内に残存する液体を破棄する破棄手段を備えることが好ましい。
本発明の液体容器の検査方法及び検査装置においては、前記液体容器が、前記バルブと連通する円筒状の内容器を、前記内部にさらに備えたものとすることができる。
ここで、本発明において所定の良否判定基準位置範囲とは液体容器内に供給された加圧流体の圧力に応じて定められるものとする。
本発明の液体容器の検査方法は、バルブから本体内部へ所定圧力の加圧流体を供給する第一の処理と、第一の処理後に隔壁部材の摺動方向の位置を測定する第二の処理と、第二の処理により得られた測定位置が、隔壁部材の摺動方向の所定の良否判定基準位置範囲内にあるときに、液体容器が使用可能な状態であると判定する第三の処理とを備えているので、液体容器が使用可能な状態であるか否かを容易に判定することができる。
また、第一の処理前に、前記バルブから前記液体容器内に残存する液体を破棄する処理を備えている場合には、例えば検査対象である液体容器が1回以上使用されていたときに、汚れ等が混入している可能性がある液体を破棄できるため、液体容器が使用可能な状態であるか否かをより正確に判定することができる。
本発明の検査方法により検査を行えば、液体容器が使用可能な状態であるか否かを容易に判定することができ、液体容器に液体を充填する前に、使用不可能な液体容器を除くことができるので、充填不良率を低減することができ、それによってコストを低減することができる。
本発明の液体容器の検査装置は、バルブから本体内部へ所定圧力の加圧流体を供給する供給手段と、隔壁部材の摺動方向の位置を測定する測定手段と、測定手段により得られた測定位置が、隔壁部材の摺動方向の所定の良否判定基準位置範囲内にあるときに、液体容器が使用可能な状態であると判定する判定手段とを備えているので、液体容器が使用可能な状態であるか否かを、特別な装置を使用することなく容易に検査することができる。
また、バルブから液体容器内に残存する液体を破棄する破棄手段を備えている場合には、例えば検査対象である液体容器が1回以上使用されていたときに、汚れ等が混入している可能性がある液体を破棄できるため、該汚れ等の原因により、液体の供給先である例えばDMFC等が破損するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
まず本発明の液体容器の検査方法及び検査装置により検査される被検査対象となる液体容器ついて、一実施の形態を説明する。
本実施形態の液体容器は、液体燃料Fを収容し、不図示の圧力調整器を介してノートパソコン、PDA(Personal Data Assistant)等の小型の携帯端末に装着されることで、該携帯端末に内蔵されたDMFCに液体燃料Fを供給する燃料電池用燃料容器1である。
図1は本実施形態における燃料電池用燃料容器1の中央断面図、図2は図1の閉状態のバルブ部位の拡大断面図である。本実施形態においては便宜上、燃料電池に接続する側(バルブ側)を上側(紙面上方)とする。
図1、図2に示す如く、燃料電池用燃料容器1は内部に液体燃料Fと液体燃料Fを押し出すための押出手段である圧縮ガスGとを収容し、上端に圧力調整器(図示しない)に接続するための接続口23aを有する容器本体2と、容器本体2内部に摺動自在に配設され、液体燃料Fと圧縮ガスGとを区画する隔壁部材3と、接続口23aに設けられ、容器本体2に収容された液体燃料Fの流通を開放または遮断するバルブ4とから概略構成されている。
なお本実施形態において液体燃料FはDMFCに供給するものであるため、メタノールと純水の混合液である。ただし、本発明においてはこれに限られるものではなく、例えばエタノールと純水等の所定濃度のアルコールと純水の混合液等、燃料電池の種類に応じて便宜変更可能である。
また、本実施形態において圧縮ガスGは、燃料電池での反応に悪影響を及ぼす酸素が液体燃料Fへ混入することを防ぐという観点から、さらには液体燃料Fが酸化することを防ぐという観点から、窒素、炭酸ガス、脱酸素空気等の酸素を含まないガスを用いることが好ましい。
容器本体2は、図1、図2に示す如く、両端部が開放した略円筒状の外容器21と、外容器21の下端に着脱自在に装着され、底部を密閉する蓋体22と、外容器21の上端に装着され、上端の略中央に前記接続口23aを有し、圧力調整器(図示しない)と接続される供給接続具23と、外容器21の内部に二重構造に配設された内容器24とから構成されている。
容器本体2内部には、図2に示す如く、内容器24の内部に形成された液体燃料Fを収容する燃料貯蔵室11と、主に内容器24の外面と外容器21の内面との間に形成され、液体燃料Fを押し出すための応力を生じさせる圧縮ガスGを収容する圧縮ガス室12と、内容器24に上下に摺動可能に配設され、燃料貯蔵室11と圧縮ガス室12とを区画するピストン状の隔壁部材3と、隔壁部材3が下降移動した際に容器本体2の底部との間で圧縮される弾性体25とが備えられている。なお燃料貯蔵室11と圧縮ガス室12は、隔壁部材3の位置によって容積比率が変動するものであり、液体燃料Fが消費されて隔壁部材3が上昇すると、圧縮ガス室12の一部が内容器24の内部に位置することになる。
内容器24は下端が開放した略円筒状であり、下端部が蓋体22と接することなく配設されている。また、下端側周面には縦方向に延びる複数の切欠き241が形成されていて、隔壁部材3が弾性体25の圧縮によって下降移動した際に、内容器24の内部と外容器21の内部が連通可能になっている。(後に詳細に説明する。)内容器24の上端部には略中央に後述するバルブ4と連通する透孔242が開口され、バルブ4を介して燃料貯蔵室11内の液体燃料Fの供給が行えるようになっている。透孔242の外周側には上方に向かって円筒部243が突設されており、円筒部243内部にはナット244が備えられている。
供給接続具23は、下端の略中央に後述するバルブ4が挿通するための挿通口231を有し、挿通口231の外周側には上方に向かって接続筒部232が突設されていて、該接続筒部232の上端には圧力調整器(図示しない)に接続するための接続口23aが設けられている。
バルブ4は、図2に拡大図示する如く、供給接続具23への固定部材及び圧力調整器への嵌着部材としてのハウジング41と、圧力調整器(図示しない)との接続に応じて移動するステム42と、ステム42を閉方向に付勢するスプリング43と、液体燃料Fの流通を開放または遮断する弁体44(Oリング)と、圧力調整器との接続時にシール部材として作用する接続シール部材45とから概略構成され、これらは好ましくは非金属材料で形成されてなる。
ハウジング41は略筒状に形成され、中間部で外側に向けて突出した環状段部41aと、該環状段部41aの下面から下方に向かって延長された装着筒部41bと、中間部で内方に突出する環状突起41cを備える。ハウジング41は上述した供給接続具23の挿通口231に挿通されて、環状段部41aの下面が挿通口231の上端縁と接するよう配置され、装着筒部41bの下端が内容器24の透孔242と連通し、外周が上述したナット244によって締結されて容器本体2に取り付けられている。またハウジング41の上端外周には前記接続シール部材45が嵌装されている。
ステム42は棒状に形成され、上端に外側に広がる大径部42aと、該大径部42aの下方に延びる軸部42bとを備えている。大径部42aは上面略中央に、圧力調整器が当接可能である凹部42cを備えている。そしてステム42はハウジング41内に軸方向に移動可能に挿入され、大径部42aの下面と環状突起41cの上面との間にはスプリング43が配設され、上方に付勢されている。ステム42の軸部42bの先端は、環状突起41cの内孔を挿通して突出し、軸部42bの先端外周部に装着されたOリングによる弁体44が環状突起41cの下端部に圧接することで、その内孔を閉塞して液体燃料Fの流通を遮断している。また、凹部42cが下方に押し込まれると、スプリング43が縮んでステム42が下方に移動し、弁体44が環状突起41cから離れることによって、内孔が開口し、燃料貯蔵室11内の液体燃料Fの流通が開放される。そして、液体燃料Fは軸部42bと環状突起41cとの隙間から大径部42aとハウジング41との間を通って圧力調整器を介してDMFCに供給される。
なお、バルブ4は弁体44をOリングによる弾性材で構成し、この弾性材を弁開閉方向(軸方向)に膨潤変形しないように、軸部42bの周溝によって規制して配置しているので、液体燃料Fに接する弁体44(弾性材)が膨潤等で体積膨張したとしても、その体積変化は弁開閉移動方向に垂直な方向に規制されているため、弁開閉動作および燃料流量の変化に影響を与えない。
隔壁部材3は、略円柱状で外周面に溝31aを有する本体部材31と、該溝31aに嵌合するゴム等の弾性を有する材料から形成された弾性シール部材32(Oリング)とで構成され、弾性シール部材32は、外周が内容器24の内面に気密に接触し、内容器24内部を上下に摺動可能となるように配設されている。隔壁部材3は、上面と接する空間を燃料貯蔵室11、底面と接する空間を圧縮ガス室12とにそれぞれ区画する移動隔壁として機能し、底面に作用する圧縮ガスGの圧力によって上面の液体燃料Fを加圧し、ステム42が開作動した際に、液体燃料Fを押し出すように作用する。
また、容器本体2と隔壁部材3とが摺接する面、すなわち弾性シール部材32の外表面及び内容器24の内壁面の少なくとも一方に、液体燃料Fに対して非溶出性のポリパラキシレン系樹脂、特にパリレンN(日本パリレン株式会社の登録商標;ポリパラキシリレンを示す)で形成された被覆層を施すことによって、隔壁部材3の移動抵抗を低減し、圧縮ガスGの圧力が低くても確実で良好な作動を確保するように構成されている。なお、上記のような被覆層を施すことによって、容器本体2と隔壁部材3すなわち内容器24と弾性シール部材32とが摺接する面に生じる摺動摩擦力(移動抵抗力)が10N以下になる。ここで摺動摩擦力が10N以下とは、外表面に前記被覆層を施した弾性シール部材32を本体部材31に嵌合した隔壁部材3を内容器24に配設した後、内容器24に液体燃料Fを充填し、上端を開放した状態で、隔壁部材3を5mm移動させるのに要した力の値の最大値が10N以下であるものとする。このとき内容器24はPP製成型品、液体燃料Fは純水70wt%とメタノール30wt%の混合液、弾性シール部材32はEPDM製サイズP−11を使用し、被覆層は膜厚1μmのパリレンNから形成されたものを用いて行った。
また、摺動性を向上させるという点から、バルブ4の上端外周に嵌装された接続シール部材45の外表面にも前記被覆層が施されている。
なお、本実施形態においては燃料電池用燃料容器1を2重容器構造としたが、本発明においてはこれに限られるものではなく、便宜に設計変更可能であり、例えば1重容器構造としてもよい。
また、本実施形態においては液体容器を燃料電池用燃料容器1としたが、本発明においてはこれに限られるものではなく、便宜に変更可能であり、例えば燃料以外の液体を収容する容器であってもよい。
また、本実施形態の燃料電池用燃料容器1は、圧力調整器を介して液体燃料FをDMFCに供給するものとしたが、圧力調整器は、DMFCに所定の2次圧力の液体燃料Fが供給できるものであれば何れを使用してもよい。
次に圧縮ガス室12への圧縮ガスGの封入及び燃料貯蔵室12への液体燃料Fの注入について、図3を参照して説明する。図3は燃料電池用燃料容器1の圧縮ガス室12に圧縮ガスGを封入する一実施形態を示す模式図である。なお、圧縮ガスGの封入は燃料貯蔵室12に流体Fを注入する前に行うものとする。
まず図示しない燃料充填装置のガス注入口を接続口23aに結合し、押し込み作動によりステム42を開作動させ、バルブ4を通して、圧縮ガスGを燃料貯蔵室11に注入する。これに応じて隔壁部材3が下降し、弾性体25が自然長である位置から、さらに圧縮ガスGを注入することによって、隔壁部材3は、図3(a)の如く、弾性体25を押圧変形させて容器本体2の底部に向かってさらに移動する。隔壁部材3が最下降した状態において、切欠き241の上端部が隔壁部材3の弾性シール部材32より上方となり、切欠き241を通して燃料貯蔵室11から圧縮ガス室12へ圧縮ガスGが注入される(図中矢印)。そして、圧縮ガス室12が所定圧力P1に達すると、隔壁部材3は弾性体25の反発力によって上昇し、燃料貯蔵室11を密封する状態に戻る。このとき隔壁部材3には下方向に隔壁部材3の摺動摩擦力と燃料貯蔵室11内の圧力P1’(=P1)、上方向に圧縮ガス室12内の圧力P1と前記反発力とがそれぞれ加わっているので、これらの力がつり合うように、圧縮ガス室12内の圧力は圧力P1dropに減圧され、図3(b)に示す如く、これらの力がつり合う位置にて停止する。なお、このとき弾性体25は自然長である位置より押圧変形された状態にある。
次に、圧縮ガスGの注入を停止し、ステム42を閉作動(開放)する。このときバルブ近傍の僅かな圧縮ガスGがステム42の閉作動に伴って燃料貯蔵室11から排出されるため、燃料貯蔵室11は減圧され、圧力P2’となる。これに伴って隔壁部材3は上述した如く、力がつり合うように若干上昇する。これによって圧縮ガス室12内の圧力もP2に減圧される。(図3(c)参照)
次に、ステム42を再び開作動させて燃料貯蔵室11の圧縮ガスGを排出する。これに応じて隔壁部材3は弾性体25の反発力によって上昇し、その後、さらなる圧縮ガスGの排出で隔壁部材3は下面に圧縮ガス室12の圧縮ガスGの圧力が作用した状態で内容器24の上端にまで上昇移動し(図3(d)参照)、燃料貯蔵室11内の圧縮ガスGを全て排出することで、圧縮ガス室12に所定圧力P3の圧縮ガスGが封入される。
その後、図3(e)に示す如く、注入手段を供給接続具23に接続し、バルブ4を介して燃料貯蔵室11へ液体燃料Fを注入することによって隔壁部材3を下降させ、燃料貯蔵室11に所定量の液体燃料Fを収容することによって燃料電池用燃料容器1が構成できる。このとき液体燃料Fは、安全上の理由から隔壁部材3の弾性体25が燃料電池用燃料容器1の下端に接しないように注入するものとする。
上記のように構成された燃料電池用燃料容器1は圧力調整器を介して、DMFCに接続され、DMFCに液体燃料Fを供給する。ここで図4に燃料電池用燃料容器1のリサイクルのフローチャートを示す。
燃料電池用燃料容器1は、図4に示す如く、液体燃料Fの供給に伴って、燃料貯蔵室11の液体燃料Fが無くなるか、もしくは少なくなると、DMFCから取り外されて(s1)、後述する本発明の検査装置及び検査方法によって、燃料電池用燃料容器1が使用可能な状態であるか否か判定される。(s2)そこで燃料電池用燃料容器1が使用可能な状態ではないと判定されると、燃料電池用燃料容器1は不良品としてみさされ、使用可能な状態であると判定されると、燃料電池用燃料容器1は、該容器1の内部、特に供給接続具23付近及びバルブ4が良く洗浄され(s3)、バルブ4の上端の接続シール部材45が取り外されて、新しいものと交換される(s4)。この接続シール部材45はDMFCとの接続時及び取外し時に摺動するため、破損し易い。従って、燃料電池用燃料容器1の品質を保証するために新しいものと交換するものとする。そして、燃料電池用燃料容器1は、燃料貯蔵室11内に液体燃料Fが充填され(s5)、DMFCに取り付けられて使用される(s6)。そして燃料電池用燃料容器1は、液体燃料Fの供給に伴って燃料貯蔵室11の液体燃料Fが無くなるか、もしくは少なくなると、DMFCから取り外されて(s1)、上記の如く、繰り返し使用されるものである。
ここで本発明は、燃料電池用燃料容器1に液体燃料Fを充填する前に、燃料電池用燃料容器1が使用可能な状態であるか否かを、以下に示す検査装置を使用して、以下に示す方法によって検査するものである。図5に本発明の実施形態にかかる検査装置の概略構成図、図6に上述した燃料電池用燃料容器の検査方法の模式図を示す。
検査装置100は、図5に示す如く、バルブ4から燃料電池用燃料容器1内に残存する液体燃料Fを破棄する破棄手段101と、バルブ4から容器本体2内部へ所定圧力の加圧流体を供給する供給手段102と、隔壁部材3の摺動方向の位置を測定する測定手段103と、測定手段103により得られた測定位置が、隔壁部材3の摺動方向の所定の良否判断基準位置内にあるときに、燃料電池用燃料容器1が使用可能な状態であると判定する判定手段104とを備えている。なお、破棄手段101は、特に限定されるものではないが、例えば液体燃料Fを吸い上げるポンプ等を使用することができる。また、供給手段102によって供給される加圧流体は燃料貯蔵室11内部が一定圧力となるものであれば、何れを使用してもよく、例えば、窒素等の気体、または液体等が挙げられる。供給手段102は、特に限定されるものではないが、前記窒素等を加圧して供給する空気圧縮機等を使用することができる。測定手段103は、特に限定されるものではないが、例えば一般的なレーザ光線の反射を利用した三角測距方式等を使用することができる。
以下、図6を参照して、本実施形態の検査装置100を使用した燃料電池用燃料容器1の検査方法を説明する。
燃料電池用燃料容器1は、検査をする際に、未使用であるのか1回以上使用されたものであるのか不明であり、燃料貯蔵室11に液体燃料Fが残存していることがあるため、先ず、ステム42を開作動させ、破棄手段101を使用して、バルブ4から該液体燃料Fを破棄する。なお、残存している液体燃料Fは、燃料電池用燃料容器1がどのような環境下に置かれていたものであるのか不明であるため、汚れ等が混入している可能性があるので、該汚れ等の原因により、DMFCが破損するのを防止するために、液体燃料Fを再充填する際は、燃料貯蔵室11に収容する液体燃料Fは全て入れ替えるものとする。このとき、燃料電池用燃料容器1内の例えば部品間の空間等に、僅かながらも液体燃料Fが残存してしまう可能性があるため、液体燃料Fは可能な限り破棄するものとする。
次に、上述した圧縮ガスGの封入方法と同様にして、供給手段102を使用して、所定圧力P4’の加圧流体を燃料貯蔵室11に注入すると図6に示す状態となる。このとき圧力P4’は、隔壁部材3が内容器の上端と下端の間に位置するように設定する。
次に、上記状態においての、隔壁部材3の摺動方向の位置を、測定手段103を使用して測定する。このとき位置を測定する部分は、隔壁部材の摺動方向の位置を比較できる部分であれば特に限定されるものではないが、本実施形態においては図6に示す如く、弾性シール部材32(Oリング)の前記摺動方向の中心から、内容器24の上面までの距離を測定するものとする。
次に、上記測定により得られた測定位置H4が、前記摺動方向の良否判定基準位置範囲内であるか否かを、判定手段104を用いて調べる。ここで良否判定基準位置範囲について詳細に説明する。良否判定基準位置範囲とは燃料貯蔵室11に注入される加圧流体の圧力P4’に応じて定められるものである。
前記圧力P2及びP3は、圧縮ガス内の圧力であり、隔壁部材3の底面にかかる圧力であって、該底面積は一定なので、隔壁部材3を上方向に動かす力は圧縮ガス内の圧力Pと比例関係にある。よって前記圧力P2及びP3のときの隔壁部材3の測定位置をそれぞれH2及びH3とすると、圧縮ガス室内圧力Pと位置Hの関係は、図7に示す如く、比例関係で示すことができる。
一方、燃料電池用燃料容器1では、上述したように隔壁部材3が内容器24内部を上下に摺動する際には摺動摩擦力(移動抵抗力)が生じる。該摺動摩擦力を、前記底面積の値から、隔壁部材3を上下に摺動させるために必要な圧力に換算したものを圧力損失ΔPとすると、圧力損失ΔP(すなわち移動抵抗)は隔壁部材3の摺動方向と逆の向きに生じるものとなる。よって、隔壁部材3を上方向に移動させると、圧力損失ΔPは下向きに作用するので、燃料電池用燃料容器1の内部において隔壁部材3は下記式(1)が成立する位置において停止する。
圧縮ガス室12内の圧力P−ΔP=燃料貯蔵室11内の圧力P’・・・(1)
また、隔壁部材3を下方向に移動させると、圧力損失ΔPは上向きに作用するので、燃料電池用燃料容器1の内部において隔壁部材3は下記式(2)が成立する位置において停止する。
圧縮ガス室12内の圧力P+ΔP=燃料貯蔵室11内の圧力P’・・・(2)
このように、隔壁部材3の摺動方向の位置と、燃料貯蔵室11内の圧力との関係は隔壁部材の摺動方向(上下方向)によって異なるものとなる。
従って上記のように圧力P4’の加圧流体を燃料貯蔵室11に注入すると、注入に伴って隔壁部材3は下方向に移動するので、上記式(2)により、圧縮ガス室12内の圧力P4は下記式(3)となる。
P4=P4’−ΔP・・・(3)
この圧力P4の値によって、図7のグラフから位置H4’を得ることができる。
そして前記測定位置H4が該算出した位置H4’よりも大きい値の場合すなわち隔壁部材3が位置H4’よりも下方に位置した場合には、燃料貯蔵室11内の圧力がP4’よりも低下していることを意味し、これは隔壁部材3のシール性の衰え等によって、燃料貯蔵室11に注入した加圧流体が、圧縮ガス室12に漏れる等の原因が挙げられる。
逆に前記測定位置H4が該算出した位置H4’よりも小さい値の場合すなわち隔壁部材3が位置H4’よりも上方に位置した場合には、隔壁部材3(Oリング32)に施された前記被覆層の剥がれや、ゴム等の弾性を有する材料から形成されたOリング32が膨潤等によって、隔壁部材3の摺動性が損なわれて、前記摺動摩擦力すなわち圧力損失ΔPが増大する等の原因が挙げられる。
しかしながら、上述した燃料電池用燃料容器1によって液体燃料FをDMFCに供給する際、隔壁部材3は内容器24内部をゆっくりと上方向に移動し、液体燃料Fを押し出しながら排出するため、前記摺動性が若干損なわれているものであっても、液体燃料Fが隔壁部材3により押し出しながら全て排出することができるものであれば、燃料電池用燃料容器1は使用可能である。よって上記条件と隔壁部材3の安定動作とを考慮して定めたΔPの上限値をΔP’とし、上記算出した位置H4’を位置H4’max、上記式(3)に前記ΔP’を代入し算出した位置H4’を位置H4’minとする。
これにより、燃料貯蔵室11に加圧流体の圧力P4’が 注入されたときの 良否判定基準位置範囲Rは、図8に示す如く、H4’min以上H4’max以下、すなわち下記式(4)で示される。
H4’min ≦ R ≧ H4’max ・・・(4)
従って、上述した測定位置H4が上記式(4)の範囲内であれば、燃料電池用燃料容器1は使用可能な状態であると判定される。
上記のような液体容器の検査方法によれば、特別な装置を使用することなく、容易に液体容器が使用可能な状態であるか否かを判定することができる。
また、液体容器が使用可能な状態であるか否かを判定することができれば、液体容器に液体を充填する前に、使用不可能な液体容器を除くことができるので、充填不良率を低減することができ、それによってコストを低減することができる。
なお本実施形態においては燃料電池用燃料容器1を2重容器構造としたが、本発明においてはこれに限られるものではなく、便宜に設計変更可能であり、例えば1重容器構造としてもよい。
上記実施形態で説明した燃料電池用燃料容器1を使用して、上記検査方法を用いて燃料電池用燃料容器1が使用可能な状態であるか否か検査を行った。
なお燃料電池用燃料容器1は、燃料貯蔵室11の最大充填量が6cc、隔壁部材3が内容器24の上端に位置したときの圧縮ガス室12の充填量が12cc、及び下端に位置したときの圧縮ガス室12の充填量が6ccのものとし、外容器21、内容器24及び本体部材31はPP製成型品、OリングはEPDM製成型品の外表面に膜厚1μmのパリレンN被覆層を形成し、未使用時での摺動摩擦力が10Nのものとする。このとき隔壁部材3の底面積が約195mmであることから、圧力損失ΔPは50kPaとした。
また、燃料電池用燃料容器1は、上述した方法によって(図3参照)圧縮ガスGとして窒素を圧力P1=400kPaで充填し、隔壁部材3が内容器24の下端に位置したとき(図3(b)参照)の圧縮ガス室12内の圧力がP2=350kPaとなり、隔壁部材3が内容器24の上端に位置したときの圧縮ガス室12内の圧力がP3=150kPaとなるように設定したものである。そして隔壁部材3の摺動方向の位置は、隔壁部材3が内容器24の上端に位置したときの弾性シール部材32(Oリング)の中心部を基準(H3=0mm)として測定すると、隔壁部材3が下端に位置したとき、すなわちP2のときの測定位置はH2=30mmとなった。
上記のような構成の燃料電池用燃料容器1について、バルブ4から燃料貯蔵室11内部に残存する液体燃料Fを破棄した後に、バルブ4から圧力P4’=300kPaの窒素を燃料貯蔵室11へ注入した。次いで、隔壁部材3の摺動方向の位置を測定し、H4=14mmを得た。
このとき(P4’=300kPa)の良否判定基準範囲Rを求めると、上述したように圧力P2、P3、位置H2、H3及びΔPの値が得られているので図7のグラフと上記式(1)、(2)により、隔壁部材3の位置H、圧縮ガス室12内の圧力P、燃料貯蔵室11内の圧力P’の値が得られた。この値を表1に示す。
Figure 2007059224
ここで上記式(3)により、P4’=300kPaのときの圧縮ガス室12内の圧力はP4=250kPaと求められたので、表1からP4=250kPaのときの隔壁部材3の位置はH4’=15mmとなった。よってH4’max=15mmとした。
また、圧力損失がΔP’=150kPaまで増大した場合を考えると、上記と同様にして表2が得られ、圧縮ガス室12内の圧力はP4=150kPaと求められたので、表2からP4=150kPaのときの隔壁部材3の位置はH4’=0mmとなった。
Figure 2007059224
しかし、隔壁部材3の位置がH4’=0mmのときの隔壁部材3の上方向移動時燃料貯蔵室11内の圧力は、表2からP4’=0kPaとなり、この値では燃料貯蔵室11内部に充填された液体燃料Fを全て排出することが出来ない。従って、隔壁部材3の安定動作を考慮して、圧力損失はΔP’=100kPaまで増大可能とした。すると、上記と同様にして表3が得られ、圧縮ガス室12内の圧力はP4=200kPaと求められたので、表3からP4=200kPaのときの隔壁部材3の位置はH4’=7.5mmとなった。
Figure 2007059224
よってH4’min=7.5mmとした。これによりP4’=300kPaのときの良否判定基準範囲Rは、上記式(4)から7.5mm<R<15mmとなった。
従って、前記測定位置H4=14mmは良否判定基準範囲R内にあるので、該燃料電池用燃料容器1は使用可能な状態であると判定された。
本発明にかかる一実施形態における燃料電池用燃料容器の中央断面図である。 図1の閉状態のバルブ部位の拡大断面図である。 図1の燃料電池用燃料容器の圧縮ガス室に圧縮ガスGを封入する一実施形態を示す模式図である。 図1の燃料電池用燃料容器のリサイクルの流れを示すフローチャート図である。 本発明にかかる一実施形態における検査装置の概略構成図である。 図1の燃料電池用燃料容器の検査方法を示す模式図である。 図1の燃料電池用燃料容器の圧縮ガス室内の圧力Pと隔壁部材の位置Pの関係を示すグラフである。 図1の燃料電池用燃料容器の良否判定基準範囲を示す図である。
符号の説明
1 燃料電池用燃料容器
11 燃料貯蔵室
12 圧縮ガス室
2 容器本体
21 外容器
22 蓋体
23 供給接続具
23a 接続口
24 内容器
241 切欠き
25 弾性体
3 隔壁部材
31 本体部材
32 弾性シール部材
4 バルブ
41 ハウジング
42 ステム
43 スプリング
100 検査装置
101 破棄手段
102 供給手段
103 測定手段
104 判定手段
F 液体燃料
G 圧縮ガス
P 圧縮ガス室内の圧力
P’ 燃料貯蔵室内の圧力
H 測定位置
H’ 算出による位置
R 良否判定基準位置

Claims (6)

  1. 開口部に加圧流体の流通を開放または遮断するバルブを備えた容器本体と、
    該容器本体内部に摺動自在に配設され、該容器本体内部を、液体を収容する空間と該液体を押し出すための押出手段を収容する空間とに区画する隔壁部材とを備えてなる液体容器が、使用可能な状態であるか否かを検査するための方法であって、
    前記バルブから前記本体内部へ所定圧力の加圧流体を供給する第一の処理と、
    該第一の処理後に前記隔壁部材の摺動方向の位置を測定する第二の処理と、
    該第二の処理により得られた測定位置が、前記隔壁部材の摺動方向の所定の良否判定基準位置範囲内にあるときに、前記液体容器が使用可能な状態であると判定する第三の処理とを備えてなることを特徴とする液体容器の検査方法。
  2. 前記第一の処理前に、前記バルブから前記液体容器内に残存する液体を破棄する処理を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の液体容器の検査方法。
  3. 前記液体容器が、前記バルブと連通する円筒状の内容器を、前記内部にさらに備えたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の液体容器の検査方法。
  4. 開口部に加圧流体の流通を開放または遮断するバルブを備えた容器本体と、
    該容器本体内部に摺動自在に配設され、該容器本体内部を、液体を収容する空間と該液体を押し出すための押出手段を収容する空間とに区画する隔壁部材とを備えてなる液体容器が、使用可能な状態であるか否かを検査するための装置であって、
    前記バルブから前記本体内部へ所定圧力の加圧流体を供給する供給手段と、
    前記隔壁部材の摺動方向の位置を測定する測定手段と、
    該測定手段により得られた測定位置が、前記隔壁部材の摺動方向の所定の良否判定基準位置範囲内にあるときに、前記液体容器が使用可能な状態であると判定する判定手段とを備えてなることを特徴とする液体容器の検査装置。
  5. 前記バルブから前記液体容器内に残存する液体を破棄する破棄手段を備えてなることを特徴とする請求項4に記載の液体容器の検査装置。
  6. 前記液体容器が、前記バルブと連通する円筒状の内容器を、前記内部にさらに備えたものであることを特徴とする請求項4または6に記載の液体容器の検査装置。
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