JP2007058300A - 料金収受システム、上位装置、利用証明書発行装置および利用明細書発行方法 - Google Patents

料金収受システム、上位装置、利用証明書発行装置および利用明細書発行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有料道路において無線通信により料金収受処理を行った後、利用明細書を早く受け取れるようにする。
【解決手段】このETCシステムは、ETC車載器との無線通信により有料道路の利用料金を収受しその収受結果のデータを送信するETC路側機器と、このETC路側機器から受信された料金収受結果のデータを2次元コードに変換しそれを事前登録されたメールアドレスへ送信する上位装置20と、前記メールアドレスを有し、上位装置20から受信された2次元コードを画面に表示する携帯電話機3と、携帯電話機3の画面に表示された2次元コードを読み取るバーコードリーダ41と、このバーコードリーダ41により読み取られた2次元コードの情報を上位装置20へ送信し、上位装置20にて正当なデータと判定された料金収受結果のデータを利用明細書として発行するプリントユニット44とを備えた利用証明書発行装置4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば有料道路に導入されているノンストップ自動料金収受システム(ETCシステム:Electronic Toll Collection S料金収受システムstem)などの料金収受システム、上位装置、利用証明書発行装置および利用明細書発行方法に関する。
近年、有料道路には、交通渋滞の緩和を目的として、ETCシステムと呼ばれる自動料金収受システムが導入されている。
ETCシステムは、有料道路の料金所の料金収受用の車線(以下レーンと称す)に設置された、車両の進入や発進を検知する車両検知装置、レーン内への進入が検知された車両の車載器と無線通信を行う路側アンテナを備え、車両に対する通行料金の収受動作を無線通信で行うシステムである(たとえば特許文献1参照)。
このETCシステムでは、車両に搭載されている車載器とレーンに配置された路側アンテナとの無線通信で料金収受が行われるため、車両は料金所をノンストップで通行できるという利便性から利用者が増えつつあるがノンストップ通行のための弊害も出てきている。
特許3256642号公報
ノンストップ通行では、その場で領収書などの利用証明書が発行されず、以下のような問題が生じる。
例えばETCシステムを利用する車両が業務用車両、例えば運送業の車両の場合、月毎の利用明細書がクレジット会社から送られてくるまで、ETCシステムをどの程度利用したか、運送会社で把握できないという遅延の問題が生じる。なお、この問題は、個人利用の場合も同じく生じる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、有料道路において無線通信により料金収受を行った後、利用明細書を早い段階で受け取ることができる料金収受システム、上位装置、利用証明書発行装置および利用明細書発行方法を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明の料金収受システムは、ICカードがセットされた車両の車載器またはICカードとの無線通信により取得したICカード固有情報に基づいて有料道路を利用した利用料金を収受し料金収受結果のデータを送信する無線収受手段と、前記無線収受手段から受信した料金収受結果のデータを暗号化コードに変換する暗号化手段、および変換した暗号化コードを予め登録されたメールアドレスへ送信する送信手段を有する上位装置と、前記メールアドレスが付与され、前記上位装置から送信された暗号化コードを受信する携帯端末と、前記携帯端末が受信した暗号化コードを前記携帯端末から読み取る読み取り手段、前記上位装置へ送信して前記上位装置に印刷可否を問い合わせする問合せ手段、および前記上位装置から印刷の指示があった料金収受結果のデータを利用明細書として発行する発行手段を有する利用証明書発行装置とを具備したことを特徴とする。
なお、上記料金収受システムにおいて、利用証明書発行装置の読み取り手段は、暗号化コードが表示された前記携帯端末の画面から暗号化コードを読み取るものである。
利用証明書発行装置は、読み取り手段により読み取られた暗号化コードの情報に含まれるICカード固有情報を上位装置へ送信し、上位装置にて既に受信済みの料金収受結果のデータのカード固有情報と照合して正当なものと判定された料金収受結果のデータを利用明細書に印刷して発行する。
上位装置の暗号化手段は、ICカードにより生成された乱数とカード固有情報とから生成した一時鍵を用いて料金収受結果のデータを暗号化する。
上位装置は、無線収受手段から受信された料金収受結果のデータを記憶すると共に、該当データ毎に印刷済みを示すフラグの設定領域を設けた記憶部と、利用証明書発行装置からの問い合わせに対して、記憶部に記憶された該当データにフラグが設定されているか否かによって印刷の可否を判定する判定手段とを備える。
上位装置は、判定手段により印刷可能と判定されたデータについて利用証明書発行装置に対して印刷を指示しフラグを設定する手段を備えるので、利用証明書の多重発行を防止できる。
本発明の上位装置は、ICカードがセットされた車両の車載器またはICカードとの無線通信により取得したICカード固有情報に基づいて有料道路の利用料金を収受する無線収受装置から送信される料金収受結果のデータを、この料金収受結果のデータごとに印刷済みか否かを識別する識別情報とともに記憶する記憶手段と、前記料金収受結果のデータを暗号化コードに変換する暗号化手段と、変換した暗号化コードを予め登録されたメールアドレスへ送信する送信手段と、利用証明発行装置からの問合せに対して、前記記憶部に記憶された該当料金収受結果データに対応する識別情報によって印刷の可否を判定する判定手段と、前記判定手段により印刷可と判定された料金収受結果データについて前記利用証明書発行装置に対して印刷を指示する指示手段と、前記指示手段にて印刷指示した料金収受結果データの識別情報を印刷済みに設定する手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の利用明細書発行装置は、携帯端末が受信した料金収受結果のデータを前記携帯端末から読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた料金収受結果のデータに対する利用証明書の印刷可否を上位装置へ問い合わせる問合せ手段と、当該料金収受結果のデータに関する利用証明が既に発行されたか否かの判定結果に基づく上位装置からの印刷指示に従い、印刷可とされた料金収受結果のデータに関する利用明細書を発行する発行手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の利用明細書発行方法は、ICカードがセットされた車両の車載器またはICカードと無線収受手段との無線通信により取得したICカード固有情報に基づいて有料道路を利用した利用料金を収受し料金収受結果のデータを上位装置へ送信するステップと、前記上位装置が受信した料金収受結果のデータを、予め登録されたメールアドレスを持つ携帯端末へ送信するステップと、前記上位装置から携帯端末が受信した料金収受結果のデータを利用証明書発行装置が読み取るステップと、前記利用証明書発行装置が読み取った料金収受結果のデータの情報を前記上位装置へ送信して前記上位装置に印刷可否を問い合わせ、印刷の指示があった料金収受結果のデータを利用明細書に印刷して発行するステップとを有することを特徴とする。
本発明では、無線収受手段が利用料金を収受した料金収受結果のデータを上位装置へ送信すると、上位装置は受信した料金収受結果のデータまたはそのデータを暗号化した暗号化コードを予め登録されたメールアドレスを持つ利用者の携帯端末へ送信する。
利用者は、携帯端末が受信した料金収受結果のデータまたは暗号化コードを画面に表示させた状態で、その画面を利用証明書発行装置にかざすと、利用証明書発行装置は、画面の料金収受結果のデータまたは暗号化コードを読み取ってその情報を上位装置へ送信して上位装置に印刷可否を問い合わせ、印刷の指示があった料金収受結果のデータを利用明細書に発行するので、利用者は、最寄りの利用証明書発行装置の設置場所で利用証明書を受け取ることができる。
以上説明したように本発明によれば、有料道路において無線通信により料金収受処理を行った後、利用明細書を早い段階で受け取ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一つの実施形態に係る料金収受システムの構成を示す図である。
図1に示すように、この料金収受システムは、無線収受用の媒体1、ETC路側機器10、上位装置20、携帯端末の一例である携帯電話機3、利用証明書発行装置4およびコンピュータ8(以下PC8と称す)を備えている。
無線収受用の媒体1は、ETCシステム用のICカードであるETCカードがセットされた無線通信装置(以下ETC車載器と称す)、または非接触ICカード(以下PICCと称す)などである。ETCカードは、料金後納式、つまりクレジット会社から発行されるクレジット方式のICカードである。PICCは、料金前納式、つまりプリペイド方式のICカードである。
携帯電話機3の他の携帯端末としては、例えばインターネット接続機能を備えたPDAなどもある。
ETC路側機器10は、アンテナ11、車線制御装置12などを有している。アンテナ11、車線制御装置12などは、無線収受手段であり、有料道路の料金所の料金収受用の車線(以下レーンと称す)に設置されている。この他、ETC路側機器10としては、処理状況を表示する路側表示器、レーンにおける車両の位置を検知する車両検知器などがある。
アンテナ11は、料金所のレーンにおいて所定の無線通信エリア(例えば3m程度の範囲の通信エリア)を形成するように電波を発信し、この無線通信エリア内に車両が進入した場合に、無線収受用の媒体1と無線通信を行う。
車線制御装置12は、アンテナ11と無線収受用の媒体1との無線通信により無線収受用の媒体1から得られたICカードの情報(以下カード情報と称す)を基に料金計算を実施して料金収受処理を行う。
無線収受用の媒体1がETC車載器の場合、カード情報にはETCカードの固有情報であるカード番号が含まれる。無線収受用の媒体1がプリペイド方式のPICCの場合、カード情報には、カード番号、カード残額が含まれる。
すなわち、ETC路側機器10は、無線収受用の媒体1との無線通信により取得したカード情報を用いて有料道路の利用料金を収受しその収受結果のデータを上位装置20へ送信する。収受結果のデータとしては、入口料金所番号、出口料金所番号、カード番号、利用金額(通行料金)などが含まれる。
上位装置20は、専用回線7を介して利用証明書発行装置4およびETC路側機器10と接続されている。上位装置20は、ホストコンピュータなどであり、記憶部21、画像メール送信部22、Webサーバ23、通信部24、処理部25などを有している。これら各部は、CPU、メモリ、ハードディスク装置などのハードウェアと、ハードディスク装置にインストールされるソフトウェアとの協動により実現される。
記憶部21は、ETC路側機器10から受信された料金収受結果のデータを記憶する。記憶部21には、データ毎に印刷済みを示すフラグの設定領域が設けられている。
画像メール送信部22は、処理部25により生成された2次元コード付の電子メールを事前登録された携帯電話機3のメールアドレスへ送信する。
Webサーバ23は、記憶部21に記憶された料金収受結果のデータを利用者毎に集計し、利用明細閲覧のための専用のホームページを公開する。
処理部25は、ETC路側機器10から受信された料金収受結果のデータを暗号化する暗号化手段と、暗号化手段により暗号化されたデータを2次元コードに変換する手段として機能する。
暗号化手段である処理部25は、ICカードにより生成された乱数とカード固有情報であるカード番号とから生成した一時鍵を用いて料金収受結果のデータを暗号化する。
処理部25は、無線通信による料金収受結果のデータのうち、支払った料金および利用区間などの利用証明に必要なデータを2次元コード、つまり暗号化コードに変換(暗号化)して携帯電話機3へ送信する。
処理部25は、カード番号を含む利用証明書発行装置4からの問い合わせに対して、記憶部21に記憶された該当データにフラグが設定されているか否かによって印刷の可否を判定する判定手段として機能する。
処理部25は、無線収受手段から受信した料金収受結果のデータを暗号化コードに変換する暗号化手段、および変換した暗号化コードを予め登録されたメールアドレスへ送信する送信手段として機能する。
すなわち、上位装置20は、ETC路側機器10から受信された料金収受結果のデータを暗号化し、それを事前登録されたメールアドレスへ送信する機能を有している。
携帯電話機3には、メールアドレスが付与されており、電子メール受信機能およびインターネットアクセス機能を備えている。携帯電話機3は、上位装置20から電子メールで受信された2次元コードを画面に表示する。
利用証明書発行装置4は、有料道路内の施設、例えばサービスエリア(以下SAと称す)やパーキングエリア(以下PAと称す)に設置されている。利用証明書発行装置4は、表示部40、バーコードリーダ41、CPU42、通信部43、プリントユニット44などを備えている。
表示部40は、CPU42により制御されて、ユーザ操作用のガイダンス画面や利用証明書発行に関するメッセージ(上位装置20と通信中、既に発行済みのため発行不可など)を表示する。
バーコードリーダ41は、携帯電話機3の画面に表示されたコード情報、例えば2次元コードなどを読み取るCCDカメラなどの読取部を有している。2次元コードは、水平と垂直方向、つまり二次元方向に情報を持つバーコードであり、白黒2値の画像である。
2次元コードとしては、例えばコード49、ピーディーエフ417、ウルトラコード、データマトリックス、ベリコード、QRコード、マキシコード、CPコード、コードワン、ボックス図形コード、アズテックコードなどがあり、1つのシンボルで2000バイト前後の容量を持つ。本発明はこれら2次元コードを適用できる。
また、コード情報としては、この他、JAN、標準ITF、コード128、コード39、コーダーバー(NW-7)などの1次元バーコードもあり、利用明細のデータが、例えば20文字程度の少ない場合には、1次元バーコードも利用できる。
CPU42は、バーコードリーダ41により読み取られた2次元コードの情報を通信部43より上位装置20へ送信する。また、CPU42は、上位装置20にて正当なデータと判定されて印刷の指示が通信部43により受信された場合、プリントユニット44を制御して料金収受結果のデータ(利用証明に必要なデータ)を利用明細書として発行させる制御を行う。
すなわち、CPU42は、携帯電話機3の画面に表示された2次元コードを読み取って得た2次元コードの情報を上位装置20へ送信して上位装置20に印刷可否を問い合わせ、上位装置20から印刷の指示があった料金収受結果のデータを利用明細書として発行する。
通信部43は、上位装置20と通信を行う。プリントユニット44は、このシステム専用の印刷装置であり、CPU42により制御されて、料金収受結果の明細データを利用明細として利用明細書に印字し利用明細書を発行する。
PC8は、利用者の自宅や会社などに設置されるコンピュータであり、バーコードリーダ41aが接続されている。またPC8には、インターネット9へ接続するための通信環境が備えられている。バーコードリーダ41aは、このシステム専用のものであり、バーコードリーダ41と同じ機能を有している。
以下、図2のフローチャートを参照してこの料金収受システムの動作を説明する。
有料道路の料金システムとしては、対距離課金制のシステムと均一料金制のシステムとがある。対距離課金制のシステムの出口の料金所、均一料金制のシステムの入口または出口のうちいずれか一方の料金所などに車両が進入し、ETC用のレーンを通行し、無線通信エリアにおいて、車両の無線収受用の媒体1とETC路側機器10との無線通信によりETC処理が正常に終了、つまり料金の支払いが完了すると(図2のS101)、レーンの路側部に設置された車線制御装置12から、ETC処理結果のデータである明細データが上位装置20へ送信される(S102)。
明細データの一例として、対距離課金制のシステムの場合、入口料金所番号、出口料金所番号、ETCカード番号、ETCカード内のICチップにより生成された乱数、料金所の通過日時などである。
車線制御装置12から送信されたデータが上位装置20により受信されると、上位装置20では、処理部25が受信データを記憶部21に記憶すると共に暗号化を行う。
具体的には、処理部25は、車線制御装置12から受信されたETCカード番号と乱数を用いて一時鍵を生成し(S103)、生成した一時鍵により所定の暗号化ルールに従って明細データを暗号化する(S104)。暗号化ルールは、例えばDES(Data Encryption Standard)、RAS、PGPなど、鍵の公開/非公開の違いによりいくつかの方式があるが本実施形態には、これらのうち一つが利用される。
そして、処理部25は、暗号化したデータを2次元コードに変換し(S105)、変換した2次元コードを、事前登録されていた携帯電話機3のメールアドレスへ送信する(S106)。
このようにして処理部25は、変換した2次元コードを、メールアドレスが事前登録された携帯電話機3へ送信する。
携帯電話機3により2次元コードが受信されると、携帯電話機3の画面に表示されるが、2次元コードの表示を見ただけでは、利用明細は判らない。
そこで、本料金収受システムでは、図3に示すフローチャートの処理で利用明細書を発行する。
利用者は、例えば均一料金制のシステムの場合に、有料道路の入口の料金所で一定の料金をETC処理で支払って有料道路内に入った場合、有料道路内の施設、例えばSAまたはPAなどに立ち寄り、SA/PAに設置された利用証明書発行装置4の設置場所まで行く。そして、利用者は、まず、携帯電話機3の画面に2次元コードを表示させる。
その画面を利用証明書発行装置4の読取部にかざすことで、利用証明書が発行されるので、その場所で利用証明書を受け取ることができる。
なお、有料道路以外の、例えばコンビニエンスストア、駅などの施設に利用証明書発行装置4を設置することで、利用者は有料道路に入ることなく、利用証明書を受け取ることができる。
より詳細には、利用者は、電子メールで受信された2次元コードを携帯電話機3の画面に表示させた状態で、その画面を利用証明書発行装置4のバーコードリーダ41の読取部にかざす。
すると、待ち受けていたバーコードリーダ41が2次元コードを読み取り(図3のS201)、2次元コードから得られたカード番号および暗号化データをCPU42に渡す。
CPU42は、受け取ったカード番号および暗号化データを含めた正当性確認要求を、通信部43から専用回線7を通じて上位装置20へ送信する(S202)。
利用証明書発行装置4から送信された正当性確認要求が上位装置20に受信されると、上位装置20では、処理部25が、正当性確認要求に含まれるカード番号を抽出し、そのカード番号をキーにして記憶部21を検索し、過去の印刷履歴を確認する(S203)。
つまり処理部25は、正当性確認対象の利用証明書が既に発行されたものかどうかを、カード番号でヒットした明細データのフラグ領域にフラグが付与されているか否かでチェックする。
このチェックの結果、フラグ領域にフラグが付与されていない場合、処理部25は、印刷済みではないものと判定し(S203のNo)、カード番号から鍵の生成に使用した乱数を記憶部21から検索して、カード番号と乱数を用いて一時鍵を生成する(S204)。
そして、処理部25は、生成した一時鍵を使って、受信された暗号化データを復号し(S205)、復号後の明細データと記憶部21の該当明細データとを比較し、互のデータが一致するか否かによって(S206)、データが改ざんされたものでないかどうかを確認する。
例えば互のデータが一致した場合(S206のYes)、処理部25は、利用証明書発行装置4に対して、明細データを含んだ印刷指示を行う共に、記憶部21の該当明細データのフラグ領域に印刷済みフラグを設定する(S207)。
この印刷指示を受けた利用証明書発行装置4のCPU42は、プリントユニット44を制御して、明細データを印字した利用証明書45を発行する(S208)。
なお、互のデータが不一致の場合(S206のNo)、処理部25は、利用証明書発行装置4に対して印刷中止の指示を出し(S209)、利用証明書発行装置4は、表示部40に発行済みのメッセージを表示して処理を終了する。
このように利用証明書45を発行するにあたり、多重発行を防止するために、上位装置20へ正当性確認要求を送って、データの正当性を確認するので、利用証明書45を1回限り発行することが可能になる。
なお、ETC利用者が利用証明を閲覧(確認)するだけであれば、利用証明書発行装置4が設置されているSA/PAに出向く必要はなく、自宅で閲覧(確認)が可能である。
すなわち、専用のスキャナー等のバーコードリーダ41aを接続した自宅のコンピュータ8(以下PC8と称す)をインターネット9に接続し、ETC利用の詳細データを閲覧することができる。
この場合、携帯電話機3の画面に表示した2次元コードをバーコードリーダ41aで読み取り、その2次元コードの情報に含まれるURLを用いて、PCにインストールされているウェブブラウザなどのソフトウェアでWebサーバ23が公開する専用のホームページにアクセスすることにより、ETC利用の詳細データ(ETC利用履歴や口座引き落とし予定のデータなど)の閲覧をすることも可能である。
このようにこの実施形態の料金収受システムによれば、有料道路においてETC処理を終了すると、その処理結果のデータが上位装置20へ送られて2次元コードに変換された後、利用者がメールアドレスを事前登録しておいた携帯電話機3へ電子メールの添付ファイルとして送信されるので、利用者は、途中のSA/PAなどの施設に立ち寄って携帯電話機3の画面に2次元コードを表示して、利用証明書発行装置4のバーコードリーダ41にかざすことで、利用証明書発行装置4から利用明細書を受け取ることができる。
この際、2次元コードは、バーコードリーダ41で単に読み取っただけでは解読不能なデータとして暗号化されているので、秘匿性も確保できる。
また、上位装置20では、一度印刷した利用明細のデータには印刷済みを示すフラグを立て、新たな発行要求に対してフラグを確認してフラグが存在するデータは印刷しないようにするので、1回だけの印刷が可能になり利用明細書の多重発行などの不正行為を防止できる。
本発明の一つの実施形態の料金収受システムの構成を示す図である。 図1の料金収受システムの動作を示すフローチャートである。 この料金収受システムにおいて有料道路のSA/PAにおける利用明細書発行動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…無線収受の媒体、3…携帯電話機、4…利用証明書発行装置、7…専用回線、8…コンピュータ(PC)、9…インターネット、10…路側機器、11…アンテナ、12…車線制御装置、20…上位装置、21…記憶部、22…画像メール送信部、23…Webサーバ、24…通信部、25…処理部、41…バーコードリーダ、41a…バーコードリーダ、43…通信部、44…プリントユニット、45…利用証明書。

Claims (9)

  1. ICカードがセットされた車両の車載器またはICカードとの無線通信により取得したICカード固有情報に基づいて有料道路を利用した利用料金を収受し料金収受結果のデータを送信する無線収受手段と、
    前記無線収受手段から受信した料金収受結果のデータを暗号化コードに変換する暗号化手段、および変換した暗号化コードを予め登録されたメールアドレスへ送信する送信手段を有する上位装置と、
    前記メールアドレスが付与され、前記上位装置から送信された暗号化コードを受信する携帯端末と、
    前記携帯端末が受信した暗号化コードを前記携帯端末から読み取る読み取り手段、前記上位装置へ送信して前記上位装置に印刷可否を問い合わせする問合せ手段、および前記上位装置から印刷の指示があった料金収受結果のデータを利用明細書として発行する発行手段を有する利用証明書発行装置と
    を具備したことを特徴とする料金収受システム。
  2. 請求項1記載の料金収受システムにおいて、
    前記利用証明書発行装置の読み取り手段は、暗号化コードが表示された前記携帯端末の画面から暗号化コードを読み取るものであることを特徴とする料金収受システム。
  3. 請求項1記載の料金収受システムにおいて、
    前記暗号化手段は、
    前記ICカードにより生成された乱数とカード固有情報とから生成した一時鍵を用いて前記料金収受結果のデータを暗号化することを特徴とする料金収受システム。
  4. 請求項1記載の料金収受システムにおいて、
    前記上位装置は、
    前記無線収受手段から受信された料金収受結果のデータを記憶すると共に、前記該当データ毎に印刷済みを示すフラグの設定領域を設けた記憶部と、
    前記利用証明書発行装置からの問い合わせに対して、前記記憶部に記憶された該当データにフラグが設定されているか否かによって印刷の可否を判定する判定手段と
    を具備したことを特徴とする料金収受システム。
  5. 請求項4記載の料金収受システムにおいて、
    前記上位装置は、
    前記判定手段により印刷可能と判定されたデータについて前記利用証明書発行装置に対して印刷を指示し前記フラグを設定する手段を具備したことを特徴とする料金収受システム。
  6. 請求項1記載の料金収受システムにおいて、
    前記利用証明書発行装置は、
    前記読み取り手段により読み取られた暗号化コードの情報に含まれるICカード固有情報を前記上位装置へ送信し、前記上位装置にて既に受信済みの料金収受結果のデータのカード固有情報と照合して正当なものと判定された料金収受結果のデータを利用明細書に印刷して発行することを特徴とする料金収受システム。
  7. ICカードがセットされた車両の車載器またはICカードと無線収受手段との無線通信により取得したICカード固有情報に基づいて有料道路を利用した利用料金を収受し料金収受結果のデータを上位装置へ送信するステップと、
    前記上位装置が受信した料金収受結果のデータを、予め登録されたメールアドレスを持つ携帯端末へ送信するステップと、
    前記上位装置から前記携帯端末が受信した料金収受結果のデータを利用証明書発行装置が読み取るステップと、
    前記利用証明書発行装置が読み取った料金収受結果のデータの情報を前記上位装置へ送信して前記上位装置に印刷可否を問い合わせ、印刷の指示があった料金収受結果のデータを利用明細書に印刷して発行するステップと
    を有することを特徴とする利用明細書発行方法。
  8. ICカードがセットされた車両の車載器またはICカードとの無線通信により取得したICカード固有情報に基づいて有料道路の利用料金を収受する無線収受装置から送信される料金収受結果のデータを、この料金収受結果のデータごとに印刷済みか否かを識別する識別情報とともに記憶する記憶手段と、
    前記料金収受結果のデータを暗号化コードに変換する暗号化手段と、
    変換した暗号化コードを予め登録されたメールアドレスへ送信する送信手段と、
    利用証明発行装置からの問合せに対して、前記記憶部に記憶された該当料金収受結果データに対応する識別情報によって印刷の可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段により印刷可と判定された料金収受結果データについて前記利用証明書発行装置に対して印刷を指示する指示手段と、
    前記指示手段にて印刷指示した料金収受結果データの識別情報を印刷済みに設定する手段と
    を具備したことを特徴とする上位装置。
  9. 携帯端末が受信した料金収受結果のデータを前記携帯端末から読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた料金収受結果のデータに対する利用証明書の印刷可否を上位装置へ問い合わせる問合せ手段と、
    当該料金収受結果のデータに関する利用証明が既に発行されたか否かの判定結果に基づく上位装置からの印刷指示に従い、印刷可とされた料金収受結果のデータに関する利用明細書を発行する発行手段と
    を具備することを特徴とする利用証明書発行装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011049758A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Denso Wave Inc 情報伝達システム
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