JP2007056948A - 等速自在継手用フレキシブルブーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブーツの取付作業および製造工程を簡略化すること。
【解決手段】外側継手部材2aと内側継手部材2bとの間にトルク伝達部材2cを収容し、内側継手部材2bに連結されたシャフト2eが継手外へ延在してなる等速自在継手の、外側継手部材2aの外周とシャフト2eの中間部外周との間に配設されるフレキシブルブーツ1であって、外側継手部材2aの外周面に固定される筒状の大径部1a1、シャフト2eの外周面に固定される筒状の小径部1a2、および大径部1a1と小径部1a2との間を接続する断面U字形の屈曲部1a5で構成されるベローズ1aと、ベローズ1aの大径部1a1から屈曲部1a5の端部にかけてベローズ1a内に加硫一体化された金属製円筒状の補強用アダプタ1bとを備え、アダプタ1bの一端をベローズ1aの大径部1a1側に延在させ、この延在部分1b1を、大径部1a1の外周に装着するブーツバンド4によって、大径部1a1と共に、外側継手部材2aの外周面に加締め固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロペラシャフト用に好適な等速自在継手用フレキシブルブーツに関する。
等速自在継手用フレキシブルブーツは、継手内部に封入されたグリースの漏れ出しや継手内部への異物侵入防止を目的として、等速自在継手の円筒状外側継手部材の開口端外周と、内側継手部材にスプライン結合されるシャフト外周に、それぞれ固定される。フレキシブルブーツには、蛇腹状の屈曲部を有するものと、断面U字形の屈曲部を有するものとがあり、それぞれ、用途に応じて使い分けられている。
プロペラシャフト用等速自在継手は、ドライブシャフト用等速自在継手と比較して常用回転域がかなり高速である。このため、プロペラシャフト用等速自在継手に使用されるフレキシブルブーツは、回転膨張しにくいU宇型の屈曲部を有すものが使用される。
図4に従来のプロペラシャフト用の等速自在継手を示す。この等速自在継手のブーツ11は本体がゴム等の可撓性材料からなり、金属製円筒状の補強用アダプタ13を介して等速自在継手12の外側継手部材12aに固定される大径部11aと、等速自在継手12のシャフト12bにブーツバンド15で固定される小径部11bと、大径部11aと小径部11bとを接続する断面U字形の屈曲部11cとを備える。アダプタ13の一端部はブーツ11の大径部11aを抱込み把持し、他端部は外側継手部材12aに対するシール性と抜け止め強度を確保するために、外側継手部材12aの端部外周面にOリング14を介して圧入された後、ローリング加締等によって加締固定される。ブーツ11の略U字形の屈曲部11cは、アダプタ13の内周面とシャフト12bの外周面との間の空間部に介挿され、継手が作動角をとって回転する際、半径方向の屈伸動作を繰り返す。
この種のブーツは、前述したように、回転膨張しにくい断面U字形であることと、屈曲部11cの膨張変位がアダプタ13によって規制されることから、蛇腹状ブーツに比べて耐回転膨張性に優れる。しかしながら、図4に示すブーツでは、外側継手部材12aへの取付けに際し、Oリング14の装着や、アダプタ13の圧入、加締作業、さらには防錆処理が必要であり、取付作業に手間と熟練を要する。また、製造工程においても、外側継手部材の外周面に対するOリング溝の加工と、アダプタ圧入に際しての寸法公差管理等が非常に複雑であった。
そこで、図5のように、やや小型化したアダプタ13aをブーツと共に加硫一体化し、OリングとOリング溝を不要にし、大径部11dはブーツバンド16で外側継手部材12aに固定するようにしたブーツ11が提案されている(特許文献1)。
特開平11−159538号公報
しかし、この改良型フレキシブルブーツはアダプタ13aが一体成形されるために、加硫成形型内でのアダプタ13aの位置決め不良等に起因して、アダプタ13aの回転中心位置とブーツ11ないしベローズの回転中心位置とが微妙にズレて製造されてしまう場合がある。プロペラシャフト用等速自在継手は常用回転域が高速であるため、製造時に上記ズレ量が僅かでも発生すると、ブーツ11が遠心力で振れ回る可能性がある。ブーツ11が振れ回ると振動や騒音の発生原因となり、ひどい場合はブーツ11が外れる事態ともなる。
本発明はかかる課題を解決するものであって、加硫一体型アダプタを有するブーツの振れ回りやブーツ外れを抑制することを目的とする。
本発明の等速自在継手用ブーツは、外側継手部材と内側継手部材との間にトルク伝達部材を収容し、前記内側継手部材に連結されたシャフトが継手外へ延在してなる等速自在継手の、前記外側継手部材の外周と前記シャフトの中間部外周との間に配設されるフレキシブルブーツであって、前記外側継手部材の外周面に固定される筒状の大径部、前記シャフトの外周面に固定される筒状の小径部、および前記大径部と小径部との間を接続する断面U字形の屈曲部で構成されるベローズと、前記ベローズの大径部から屈曲部の端部にかけてベローズ内に加硫一体化された金属製円筒状の補強用アダプタとを備え、前記アダプタの一端を前記ベローズの大径部側に延在させ、この延在部分を、前記大径部の外周に装着するブーツバンドによって、大径部と共に、前記外側継手部材の外周面に加締め固定したことを特徴とする。
従来の加硫一体型アダプタを有するブーツの振動やブーツ外れの問題は、ブーツの回転中心位置(可僥性部分)とアダプタの回転中心位置とがずれることにより、高速回転時にアンバランスを生じることが原因であった。本発明では、アダプタの一端をベローズの大径部側に延在させ、この延在部分を、大径部の外周に装着するブーツバンドによって、大径部と共に、外側継手部材の外周面に加締め固定することにより、ブーツの振れ回りを抑制する。
前記アダプタの延在部分は、アダプタの円周方向に連続して形成してもよいが、アダプタの円周方向複数箇所に間欠的に形成してもよい。アダプタに作用する力はそれほど大きくないことを考慮すると、前記延在部分をアダプタの円周方向複数箇所に間欠的に形成する方がブーツの重量軽減と材料節約に資することになる。また、延在部分をアダプタの円周方向複数箇所に間欠的に形成しておく方が、外側継手部材の外径との厳密寸法合わせが不要で組付性の点でより好ましい。
外側継手部材の外周面には、望ましくは、アダプタの延在部分を加締め固定するための凹部を形成して固定を確実にするのがよい。この凹部は、Oリング圧入溝のような厳密な加工精度が不要であるから、簡単に形成することができる。
本発明は以上のように、アダプタの一端をベローズの大径部側に延在させ、この延在部分をブーツバンドによって外側継手部材の外周面に加締め固定するので、製造時にベローズとアダプタとの中心位置が多少ずれていたとしても、外側継手部材に対する前記延在部の加締め固定によって両者の中心位置が正確に整合され、この結果、等速自在継手が高速回転してもブーツが振れ回りすることがなく、振れ回りに伴う振動や騒音の発生、さらにはブーツ外れといった問題を解消することができる。また、本発明のブーツは、外側継手部材との間にOリングを使用しないので、外側継手部材に対するOリング溝加工や、アダプタの圧入に際しての寸法公差管理等、複雑で煩わしい作業が一切なく、従来のブーツと比較して簡単低コストに製造可能である。
以下、本発明の実施形態を図1および図2に基づき説明する。図1は、本発明に係るフレキシブルブーツ1をプロペラシャフト用の固定型等速自在継手2に取付けた状態を示す。等速自在継手2は、内周面に複数の曲線状の案内溝2a1を軸方向に形成した外側継手部材2a、外周面に複数の曲線状の案内溝2b1を軸方向に形成した内側継手部材2b、外側継手部材2aの案内溝2a1と内側継手部材2bの案内溝2b1とが協働して形成されるボールトラックに配されたボール2c、ボール2cを作動角の角度2等分面内に保持する保持器2d、および、内側継手部材2bにセレーション(又はスプライン)嵌合されたシャフト2eを備える。
ブーツ1は、クロロプレンゴム(CRゴム)等からなる可撓性のベローズ1aと、金属製円筒状の補強用アダプタ1bで構成される。ベローズ1aは、筒状の大径部1a1と、筒状の小径部1a2と、大径部1a1から内径側に連続して延びた段部1a3と、段部1a3から軸方向に連続して延びた筒部1a4と、筒部1a4から略U字形に屈曲して小径部1a2に連続した屈曲部1a5とを備える。そして、大径部1a1から筒部1a4を含む領域に、金属製円筒状の補強用アダプタ1bが加硫一体化にて埋設されている。なお、小径部1a2の構成は図5および図6に示す従来のブーツ11と同じであって、ブーツバンド15でシャフト2eに固定される。
以上のように、アダプタ1bは加硫一体化によりベローズ1a内に埋設されているが、その一端は、図4の従来のものよりもブーツ1の大径部1a1側に所定長延在させている。外側継手部材2aの外周面には、この延在部分1b1に対応する位置に平らな底を有する凹部2a2が形成されている。そして、ブーツ1の大径部1a1を外側継手部材2aの凹部2a2に嵌合させた後、アダプタ1bの延在部分1b1を図2のようにブーツバンドの締付力によって凹部2a2に対して加締め固定する。延在部分1b1の長さは、凹部2a2に完全に重なる長さでもよいし、図2のように、凹部2a2の中間まで延在する長さでもよい。要は、ブーツバンド4で凹部2a2に対して加締め固定できる程度の延在長さがあればよい。
アダプタ1bの延在部分1b1は、円周方向全周に沿って形成してもよいが、その場合、外側継手部材2aに対する取付性と加締め変形性をよくするために、円周方向数箇所に切込みを入れておくとよい。また、図3(A)(B)のように、アダプタ1bの延在部分1b1を円周方向数箇所(図示例では3箇所)に間欠的に形成してもよい。アダプタ1bにはそれほど大きな力は作用しないため、このように間欠的に形成しても十分な固定力が得られる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明のブーツは図1の固定型等速自在継手に限らず、摺動型等速自在継手、ダブルオフセット型、クロスグルーブ型、トリポード型等、他形式の等速自在継手にも同様に適用することができる。また、プロペラシャフト用等速自在継手に限らず、ドライブシャフト用等速自在継手にも適用可能なことは勿論である。
本発明の実施形態のブーツを等速自在継手に取付けた状態を示す断面図。 ベローズ大径部の拡大断面図。 (A)はフレキシブルブーツの一部切欠き斜視図、(B)はそのフレキシブルブーツのアダプタのみの斜視図。 従来のフレキシブルブーツを装着した等速自在継手の断面図。 従来の別のフレキシブルブーツを装着した等速自在継手の断面図。
符号の説明
1 フレキシブルブーツ
1a ベローズ
1a1 大径部
1a2 小径部
1a3 段部
1a4 筒部
1a5 屈曲部
1b アダプタ
1b1 延在部分
2 固定型等速自在継手
2a 外側継手部材
2a1 案内溝
2a2 凹部
2b 内側継手部材
2b1 案内溝
2c ボール
2d 保持器
2e シャフト
4 ブーツバンド
11 ブーツ
11a 大径部
11b 小径部
11c 屈曲部
11d 大径部
12 等速自在継手
12a 外側継手部材
12b シャフト
13 アダプタ
13a アダプタ
14 Oリング
15 ブーツバンド
16 ブーツバンド

Claims (3)

  1. 外側継手部材と内側継手部材との間にトルク伝達部材を収容し、前記内側継手部材に連結されたシャフトが継手外へ延在してなる等速自在継手の、前記外側継手部材の外周と前記シャフトの中間部外周との間に配設されるフレキシブルブーツであって、前記外側継手部材の外周面に固定される筒状の大径部、前記シャフトの外周面に固定される筒状の小径部、および前記大径部と小径部との間を接続する断面U字形の屈曲部で構成されるベローズと、前記ベローズの大径部から屈曲部の端部にかけてベローズ内に加硫一体化された金属製円筒状の補強用アダプタとを備え、前記アダプタの一端を前記ベローズの大径部側に延在させ、この延在部分を、前記大径部の外周に装着するブーツバンドによって、大径部と共に、前記外側継手部材の外周面に加締め固定したことを特徴とする等速自在継手用フレキシブルブーツ。
  2. 前記アダプタの延在部分を、前記アダプタの円周方向複数箇所に間欠的に形成したことを特徴とする等速自在継手用フレキシブルブーツ。
  3. 前記外側継手部材の外周面に、前記アダプタの延在部分を加締め固定する凹部を形成したことを特徴とする等速自在継手用フレキシブルブーツ。
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