JP2007056707A - 圧縮着火内燃機関及びその制御方法 - Google Patents

圧縮着火内燃機関及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】軽量であり、単一燃料で広範囲の要求負荷に対処できる圧縮着火内燃機関及びその制御方法を提供する。
【解決手段】エタノールと液体炭化水素との混合燃料Aを収容し第1の大気開放弁9を備える第1のタンク1と、水Bを収容する水タンク2と、混合燃料Aと水Bとを混合し、エタノールと水Bとが混合された混合液Cと液体炭化水素Dとを分離し第2の大気開放弁44を備える第2のタンク3と、液体炭化水素Dを収容し第3の大気開放弁50を備える第3のタンク4と、混合液Cを収容し、第4の大気開放弁56を備える第4のタンク5と、各タンク3,4,5の内部を減圧する減圧手段7とを備える。要求負荷が低いほど液体炭化水素Dの供給量を増加し、高いほど混合液Cの供給量を増加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮着火内燃機関と、その制御方法とに関するものである。
近年、内燃機関の燃費を向上し、排出物を低減するために、予混合圧縮着火内燃機関に代表される圧縮着火内燃機関が検討されている。圧縮着火内燃機関は、酸素含有気体と圧縮自着火可能な燃料とをシリンダ内に導入し、圧縮して自着火させるものである。
ところが、圧縮着火内燃機関は、火花点火方式の内燃機関と異なり着火のタイミングを制御することが難しく、安定に運転することができる運転領域が狭いとの問題がある。さらに詳しくは、前記圧縮着火内燃機関は、着火性の高い燃料を用いると該機関の要求負荷が高くなったときにノッキングを起こしやすく、着火性の低い燃料を用いると該機関の要求負荷が低くなったときに失火しやすいとの問題がある。
前記問題を解決するために、従来、着火性の高い燃料と、着火性の低い燃料とを備え、両燃料を混合して該機関に供給する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。前記技術によれば、前記圧縮着火内燃機関の要求負荷に対応して、両燃料の混合比を調整することにより、広い範囲の要求負荷に対して安定して運転することができる。しかし、前記技術では、着火性の高い燃料と、着火性の低い燃料とを、予めそれぞれ別に準備し収容しておく必要がある。
これに対して、単一の燃料を用い、前記圧縮着火内燃機関の要求負荷が高くなったときには、該燃料の一部を部分酸化して着火性抑制物質を生成させる技術も知られている(例えば特許文献2参照)。前記技術は、具体的には、軽油等の炭化水素系燃料の一部を部分酸化してホルムアルデヒド等の着火性抑制物質を生成させるものである。
ところが、前記軽油等の炭化水素を部分酸化してホルムアルデヒドを生成させるには、高温で長時間の反応が必要になるという問題がある。
前記問題を解決するために、エタノールと液体炭化水素とを所定の割合で混合した混合燃料に対して、水を混合し、該水が該エタノールと混合して生成する混合液が、該液体炭化水素と容易に分離することを利用した圧縮着火内燃機関が考えられる。前記圧縮着火内燃機関によれば、単一の前記混合燃料に水を混合するだけで、着火性の高い前記液体炭化水素と、着火性の低い前記水と前記エタノールとの混合液とを容易に得ることができる。
ここで、前記混合燃料を前記液体炭化水素と前記混合液とに分離するために、前記混合燃料を収容する第1のタンクと、前記水を収容する水タンクと、該混合燃料と該水とを混合し、該液体炭化水素と該混合液とに分離する第2のタンクと、該第2のタンクから抽出された該液体炭化水素を収容する第3のタンクと、該第2のタンクから抽出された該混合液を収容する第4のタンクとを備える燃料分離システムが考えられる。
前記燃料分離システムは、例えば、前記第2のタンクと、前記第1のタンク、前記水タンク、前記第3のタンク、前記第4のタンクとをそれぞれ導管で接続し、各導管にそれぞれ定量ポンプを設ける構成とすることができる。前記構成によれば、前記各定量ポンプにより、前記第1のタンクに収容されている前記混合燃料、前記水タンクに収容されている前記水を前記第2のタンクに供給することができ、該第2のタンクに収容されている前記液体炭化水素と、前記混合液とを、それぞれ前記第3のタンク、前記第4のタンクに供給することができる。
しかしながら、前記燃料分離システムでは相当の重量を有する定量ポンプを4基必要とするので、自動車等の移動体に積載するには不利であり、さらに軽量化することが望まれる。
特開2001−355471号公報 特開2000−213444号公報
本発明は、かかる事情に鑑み、軽量で、単一の燃料により、広い範囲の要求負荷に対して容易に対処することができる圧縮着火内燃機関を提供することを目的とする。
また、本発明の目的は、前記圧縮着火内燃機関の制御方法を提供することにもある。
前記目的を達成するために、本発明は、要求負荷が低いときには液体炭化水素を燃料に添加し、要求負荷が高いときにはエタノールと水との混合液を燃料に添加する圧縮着火内燃機関であって、気密に密閉されていて、エタノールと液体炭化水素とを所定の割合で混合した混合燃料を収容すると共に、第1の大気開放弁を備える第1のタンクと、水を収容する水タンクと、気密に密閉されていて、該第1のタンクから供給される該混合燃料と、該水タンクから供給される該水とを混合し、該エタノールと該水とが混合された混合液と、該液体炭化水素とに分離すると共に、第2の大気開放弁を備える第2のタンクと、気密に密閉されていて、該第2のタンクから抽出された該液体炭化水素を収容すると共に、第3の大気開放弁を備える第3のタンクと、気密に密閉されていて、該第2のタンクから抽出された該混合液を収容すると共に、第4の大気開放弁を備える第4のタンクと、第2乃至第4の各タンクの内部を減圧する減圧手段と、第1の給液開閉弁を介して第1のタンクと第2のタンクとを接続し、第1の給液開閉弁が開弁されたときに第1のタンクに収容されている該混合燃料を第2のタンクに供給自在とする第1の給液管と、第2の給液開閉弁を介して該水タンクと第2のタンクとを接続し、第2の給液開閉弁が開弁されたときに該水タンクに収容されている該水を第2のタンクに供給自在とする第2の給液管と、第3の給液開閉弁を介して第2のタンクと第3のタンクとを接続し、第3の給液開閉弁が開弁されたときに第2のタンクに収容されている該液体炭化水素を抽出して第3のタンクに供給自在とする第3の給液管と、第4の給液開閉弁を介して第2のタンクと第4のタンクとを接続し、第4の給液開閉弁が開弁されたときに第2のタンクに収容されている該混合液を抽出して第4のタンクに供給自在とする第4の給液管と、第1の吸気開閉弁を介して第2のタンクと該減圧手段とを接続し、第1の吸気開閉弁が開弁されたときに第2のタンクの内部を減圧する第1の吸気管と、第2の吸気開閉弁を介して第3のタンクと該減圧手段とを接続し、第2の吸気開閉弁が開弁されたときに第3のタンクの内部を減圧する第2の吸気管と、第3の吸気開閉弁を介して第4のタンクと該減圧手段とを接続し、第3の吸気開閉弁が開弁されたときに第4のタンクの内部を減圧する第3の吸気管とを備えることを特徴とする。
まず、本発明によれば、前記第1のタンクにエタノールと液体炭化水素とを所定の割合で混合した前記混合燃料を収容しておき、該混合燃料と、前記水タンクに収容されている前記水とを前記第2のタンクに供給して混合する。このようにすると、前記エタノールは前記水と相溶性があり混合液を形成するが、前記液体炭化水素は水に不溶であるため、該混合液と該液体炭化水素とが分離する。
ここで、前記混合液と前記液体炭化水素とでは、比重が異なるので、該混合液と該液体炭化水素とは重力により容易に分離する。この結果、前記液体炭化水素がガソリン等であるときのように、該液体炭化水素の方が前記混合液より比重が小さい場合には、前記第2のタンクの下層には前記混合液層、上層には前記液体炭化水素層が形成され、該混合液と該液体炭化水素とはこのように分離した状態で前記第2のタンクに収容されている。
ただし、前記液体炭化水素が軽油、オレイン酸メチル等であるときのように、該液体炭化水素の方が前記混合液より比重が大きい場合には、前記第2のタンクの下層に前記液体炭化水素層、上層に前記混合液層が形成される。
そこで、前記第2のタンクから抽出された前記液体炭化水素を前記第3のタンクに収容しておくと共に、該第2のタンクから抽出された該混合液を前記第4のタンクに収容しておく。このようにすることにより、前記液体炭化水素と、前記エタノールと前記水との混合液とを、1種類の前記混合燃料から容易に得ることができる。そして、要求負荷が低いときには前記第3のタンクから前記液体炭化水素を燃料に添加することができ、要求負荷が高いときには前記第4のタンクからエタノールと水との混合液を燃料に添加することができる。
また、本発明の圧縮着火内燃機関では、第1乃至第4の大気開放弁、第1乃至第4の給液開閉弁、第1乃至第4の吸気開閉弁の開閉を組み合わせると共に、前記減圧手段により第1乃至第4のタンクの内部を減圧する。この結果、前記第1のタンクに収容されている前記混合燃料、前記水タンクに収容されている前記水を前記第2のタンクに供給することができ、該第2のタンクに収容されている前記液体炭化水素と、前記混合液とを、それぞれ前記第3のタンク、前記第4のタンクに供給することができる。従って、本発明の圧縮着火内燃機関によれば、相当の重量を有する定量ポンプを全く必要とすることなく、装置を軽量化することができる。
また、本発明の圧縮着火内燃機関において、前記第1乃至第4の各タンクと、前記水タンクとは、それぞれ収容する液体の液面を検知する液面検知手段を備えることを特徴する。前記第1乃至第4の各タンクと、前記水タンクとは、それぞれ前記液面検知手段を備えることにより、各液体の移動を過不足なく行うことができる。
さらに、本発明の圧縮着火内燃機関において、前記第2のタンクは、前記液体炭化水素と前記混合液との分離を検知する分離検知手段を備えることを特徴とする。前記第2のタンクは、前記分離検知手段を備えることにより、前記混合燃料と前記水とを混合した後、前記液体炭化水素と前記混合液との分離の完了を確実に検知することができ、該液体炭化水素の抽出と、該混合液との抽出を確実に行うことができる。前記分離検知手段としては、例えば、アルコール濃度センサ、前記液体炭化水素の屈折率、誘電率、光吸収等を評価するセンサ等を用いることができる。
本発明の圧縮着火内燃機関の制御方法は、前記構成の圧縮着火内燃機関において、要求負荷が低くなるほど該第3のタンクから供給される該液体炭化水素の燃料に対する添加量を増加し、要求負荷が高くなるほど該第4のタンクから供給される該混合液の燃料に対する添加量を増加することにより実施することができる。
本発明の制御方法によれば、単一の燃料により、広い範囲の要求負荷に対して容易に対処することができ、要求負荷が高くなったときにノッキング等を起こしたり、要求負荷が低くなったときに失火等を起こすことがないので、圧縮着火内燃機関を安定して運転することができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の圧縮着火内燃機関の装置構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態の圧縮着火内燃機関は、エタノールと、ヘプタン等の液体炭化水素とを所定の割合で混合した混合燃料Aを収容する第1タンク1と、水Bを収容する水タンク2と、第1タンク1から供給される混合燃料Aと、水タンク2から供給される水Bとを混合する第2タンク3とを備えている。第2タンク3は、混合燃料Aと水Bとを混合し、前記エタノールと水Bとの混合液Cと液体炭化水素Dとに分離し、混合液Cと液体炭化水素Dとを相互に分離した状態で収容する。
また、本実施形態の圧縮着火内燃機関は、第2タンク3から抽出された液体炭化水素Dを収容する第3タンク4と、第2タンク3から抽出された混合液Cを収容する第4タンク5とを備え、第1タンク1に混合燃料Aを供給する燃料タンク6を備えている。
さらに、本実施形態の圧縮着火内燃機関は、第1タンク1、第2タンク3、第3タンク4、第4タンク5の内部を減圧にする減圧手段としての真空ポンプ7を備えている。
第1タンク1は、気密に密閉されている一方、第1大気開放管8を備えている。第1大気開放管8は、先端に第1大気開放弁9を備えると共に、途中には第1大気開放弁9が開いたときに第1タンク1内に大気が流入自在となるようにされている第1逆止弁10を備えている。また、第1タンク1は、途中に第1流量調整弁11、第1給液開閉弁12を備える第1給液管13を介して第2タンク3に接続されている。また、第1タンク1は、収容される混合燃料Aの上限液位を検知するレベルセンサ14aと、混合燃料Aの下限液位を検知するレベルセンサ14bとを備えている。第1タンク1内で、第1大気開放管8はレベルセンサ14aよりも上方に開口しており、第1給液管13はレベルセンサ14bよりも下方に開口している。
水タンク2は、大気が流入自在となるようにされている第2逆止弁15を備える水タンク大気開放管15aにより大気に開放されており、途中に第2流量調整弁16、第2給液開閉弁17を備える第2給液管18を介して第2タンク3に接続されている。また、水タンク2は、収容される水Bの上限水位を検知するレベルセンサ19aと、水Bの下限水位を検知するレベルセンサ19bとを備えている。水タンク2内で、水タンク大気開放管15aはレベルセンサ19aよりも上方に開口しており、第2給液管18はレベルセンサ19bよりも下方に開口している。
第2タンク3は、気密に密閉されており、途中に第3給液開閉弁20、第3流量調整弁21を備える第3給液管22を介して第3タンク4に接続されており、途中に第4給液開閉弁23、第4流量調整弁24を備える第4給液管25を介して第4タンク5に接続されている。第2タンク3は、下部に撹拌装置26を備えている。撹拌装置26は、例えばマグネティックスターラーであり、第2タンク3内に配置されたスターラーバー26aを磁気により回転駆動することにより、混合燃料Aと水Bとを混合し、前記エタノールと水Bとの混合液Cと液体炭化水素Dとに分離するようになっている。
また、第2タンク3は、収容される液体の合計の上限液位を検知するレベルセンサ27aと、液体炭化水素Dの下限液位を検知するレベルセンサ27bと、混合液Cの下限液位を検知するレベルセンサ27cとを備えている。第2タンク3内で、第3給液管22はレベルセンサ27bよりも下方、液体炭化水素Dの存在する位置に開口しており、第4給液管25はレベルセンサ27cよりも下方に開口している。
さらに、第2タンク3は、第3給液管22の開口部と第4給液管25の開口部との間に、混合液Cと液体炭化水素Dとの分離を検知する分離検知センサ28を備えている。本実施形態では、分離検知センサ28は、混合液Cと液体炭化水素Dとが分離したときに混合液C内に位置するようにされている。
第3タンク4は、気密に密閉されており、途中に第5給液開閉弁29、送液ポンプ30を備える第5給液管31を介して図示しないインジェクタに接続されている。また、第3タンク4は、収容される液体炭化水素Dの上限液位を検知するレベルセンサ32aと、液体炭化水素Dの下限液位を検知するレベルセンサ32bとを備えている。第3タンク4内で、第5給液管31はレベルセンサ32bよりも下方に開口している。
第4タンク5は、気密に密閉されており、途中に第6給液開閉弁33、送液ポンプ34を備える第6給液管35を介して図示しないインジェクタに接続されている。また、第4タンク5は、収容される混合液Cの上限液位を検知するレベルセンサ36aと、混合液Cの下限液位を検知するレベルセンサ36bとを備えている。第4タンク5内で、第6給液管35はレベルセンサ36bよりも下方に開口している。
燃料タンク6は、大気が流入自在となっている第3逆止弁37を備える燃料タンク大気開放管37aにより大気に開放されており、燃料タンク大気開放管37aは混合燃料Aの液面の上方に開口している。また、燃料タンク6は、途中に第7給液開閉弁38を備える第7給液管39を介して第1タンク1に接続されている。
真空ポンプ7は、途中に第1吸気開閉弁40、第4逆止弁41を備える第1吸気管42を介して第2タンク3に接続されている。第2タンク3内で、第1吸気管42はレベルセンサ27aの開口部より上方に開口しており、第4逆止弁41は第1吸気開閉弁40が開いたときに第2タンク3内の空気が真空ポンプ7により吸引自在となるようにされている。また、第1吸気管42の第4逆止弁41と第2タンク3との間からは、第2大気開放管43が分岐している。第2大気開放管43は、先端に第2大気開放弁44を備えると共に、途中には第2大気開放弁43が開いたときに第2タンク3内に大気が流入自在となるようにされている第5逆止弁45を備えている。
第1吸気管42の第1吸気開閉弁40と真空ポンプ7との間からは、途中に第2吸気開閉弁46、第6逆止弁47を備える第2吸気管48が分岐しており、真空ポンプ7は第2吸気管48を介して第3タンク4に接続されている。第3タンク4内で、第2吸気管48はレベルセンサ32aの開口部より上方に開口しており、第6逆止弁47は第2吸気開閉弁46が開いたときに第3タンク4内の空気が真空ポンプ7により吸引自在となるようにされている。また、第2吸気管48の第5逆止弁47と第3タンク4との間からは、第3大気開放管49が分岐している。第3大気開放管49は、先端に第3大気開放弁50を備えると共に、途中には第3大気開放弁50が開いたときに第3タンク4内に大気が流入自在となるようにされている第7逆止弁51を備えている。
また、第2吸気管48の第1吸気開閉弁46と第1吸気管42からの分岐点との間からは、途中に第3吸気開閉弁52、第8逆止弁53を備える第3吸気管54が分岐しており、真空ポンプ7は第3吸気管54を介して第4タンク5に接続されている。第4タンク5内で、第3吸気管54はレベルセンサ36aの開口部より上方に開口しており、第8逆止弁53は第3吸気開閉弁52が開いたときに第4タンク5内の空気が真空ポンプ7により吸引自在となるようにされている。また、第3吸気管54の第8逆止弁53と第4タンク5との間からは、第4大気開放管55が分岐している。第4大気開放管55は、先端に第4大気開放弁56を備えると共に、途中には第4大気開放弁56が開いたときに第4タンク5内に大気が流入自在となるようにされている第9逆止弁57を備えている。
さらに、第1吸気管42の第1吸気開閉弁40と真空ポンプ7との間からは、途中に第4吸気開閉弁58、第10逆止弁59を備える第4吸気管60が分岐しており、第4吸気管60は第1大気開放管8の第1逆止弁10と第1タンク1との間に接続されている。この結果、真空ポンプ7は第4吸気管60、第1大気開放管8を介して第1タンク1に接続されている。そして、第10逆止弁59は、第4吸気開閉弁58が開いたときに第1タンク1内の空気が真空ポンプ7により吸引自在となるようにされている。
本実施形態では、各大気開放弁9,44,50,56、各給液開閉弁12,17,20,23,29,33,38、吸気開閉弁40,46,52,58としては、例えば小型の電磁弁などを用いることができる。また、各逆止弁10,15,37,41,45,47,51,53,57,59としては、チェックバルブを用いることができ、各流量調整弁11,16,21,24としては、ニードルバルブ等を用いることができる。
また、各レベルセンサ14a,14b,19a,19b,27a,27b,27c,32a,32b,36a,36bとしては、小型の光ファイバーセンサ等を用いることができる。また、分離検知センサ28としては、例えば、アルコール濃度センサ、混合液Cの屈折率、誘電率、光吸収等を評価するセンサ等を用いることができる。
次に、本実施形態の圧縮着火内燃機関の作動について説明する。
本実施形態の圧縮着火内燃機関では、まず、第3タンク4内に収容されている液体炭化水素Dの液位が上限を下回っていることがレベルセンサ32aにより検知され、かつ、第4タンク5内に収容されている混合液Cの液位が上限を下回っていることがレベルセンサ36aにより検知されると、第1タンク3内の混合燃料Aと、水タンク2内の水Bとを第2タンク3に供給する操作が行われる。前記操作は、真空ポンプ7を作動させ、第1吸気管42の第1吸気開閉弁40、第1給液管13の第1給液開閉弁12、第2給液管18の第2給液開閉弁17、第1大気開放管8の第1大気開放弁9を開き、他の開閉弁、大気開放弁は全て閉じた状態とすることにより行われる。
このようにすると、真空ポンプ7により第2タンク3内が減圧される一方、第1タンク1は第1大気開放管8の大気開放弁9を介して大気に開放される。また、水タンク2は水タンク大気開放管15aの逆止弁15を介して大気に開放されている。この結果、第1タンク1と第2タンク3との圧力差により、第1タンク1に収容されている混合燃料Aが第1給液管13を介して第2タンク3に供給される。また、水タンク2と第2タンク3との圧力差により、水タンク2に収容されている水Bが第2給液管18を介して第2タンク3に供給される。
そして、第2タンク3内に収容されている液体の合計の液位が上限に達したことがレベルセンサ27aにより検知されたならば、第1吸気開閉弁40、第1給液開閉弁12、第2給液開閉弁17、第1大気開放弁9が閉じられ、真空ポンプ7が停止されて、前記操作が終了される。前記操作終了後、第2タンク3は、第2大気開放弁44を開くことにより、内部の圧力が大気圧に戻される。
ところで、第1タンク1に収容されている混合燃料Aを第2タンク3に供給する操作中、混合燃料Aの液位が下限に達したことがレベルセンサ14bにより検知されたときは、燃料タンク6内の混合燃料Aを第2タンク3に供給する操作が行われる。前記操作は、第1給液開閉弁12、第1大気開放弁9が閉じられ、代わって第4吸気管60の第4吸気開閉弁58、第7給液管39の第7給液開閉弁38が開かれることにより行われる。
このようにすると、真空ポンプ7により第1タンク1内が減圧される一方、燃料タンク6は燃料タンク大気開放管37aの第3逆止弁37を介して大気に開放されているので、燃料タンク6と第1タンク1との圧力差により、混合燃料Aが燃料タンク6から第7給液管39を介して第1タンク1に供給される。前記操作は、第1タンク1に収容されている混合燃料Aの液位が上限に達したことがレベルセンサ14aにより検知されると終了し、第4吸気開閉弁58、第7給液開閉弁38が閉じられる。そして、再び、第1給液開閉弁12、第1大気開放弁9が開かれ、第1タンク1に収容されている混合燃料Aを第2タンク3に供給する操作が再開される。
また、水タンク2に収容されている水Bを第2タンク3に供給する操作中、水Bの水位が下限に達したことがレベルセンサ19bにより検知されたときは、水タンク2に給水する操作が行われる。前記操作は、第2給液開閉弁17が閉じられると共に、図示しない給水手段により水タンク2に給水することにより行われる。
前記給水は、水タンク2に収容されている水Bの水位が上限に達したことがレベルセンサ19aにより検知されると終了する。そして、再び、第2給液開閉弁17が開かれ、水タンク2に収容されている水Bを第2タンク3に供給する操作が再開される。
次に、第2タンク3に対する混合燃料Aと水Bとの供給が終了したならば、撹拌装置26が作動され、第2タンク3内に配置されたスターラーバー26aを磁気により回転駆動することにより、混合燃料Aと水Bとの混合が行われる。尚、このとき、第2タンク3内に混合液C、液体炭化水素Dが残っている場合には、混合液C、液体炭化水素Dも、混合燃料Aと水Bと共に混合される。
ここで、混合燃料Aを形成している前記エタノールは水Bと相溶性があり、液体炭化水素Dは水に不溶である。従って、前記のように混合すると、前記エタノールと水Bとにより混合液Cが形成される一方、液体炭化水素Dが分離される。
また、混合液Cと液体炭化水素Dとでは、液化炭化水素がヘプタンの場合には混合液Cの方が比重が大であるので、混合液Cと液体炭化水素Dとは、混合液Cが第2タンク3内の下層、液体炭化水素Dが上層となり、上下2層に分離した状態となる。第2タンク3では、撹拌装置26による撹拌を停止した後、混合液Cと液体炭化水素Dとが上下2層に分離したことが分離検知センサ28により検知されるまで、所定時間放置する。
次に、第3タンク4内に収容されている液体炭化水素Dの液位が上限を下回っていることがレベルセンサ32aにより検知されている場合には、混合液Cと液体炭化水素Dとが第2タンク3内で上下2層に分離した後、第2タンク3内の液体炭化水素Dを第3タンク4に供給する操作が行われる。前記操作は、真空ポンプ7を作動させ、第2吸気管48の第2吸気開閉弁46、第3給液管22の第3給液開閉弁20、第2大気開放管43の第2大気開放弁44を開き、他の開閉弁、大気開放弁は全て閉じた状態とすることにより行われる。
このようにすると、真空ポンプ7により第3タンク4内が減圧される一方、第2タンク3は第2大気開放管43の大気開放弁44を介して大気に開放される。この結果、第2タンク3と第3タンク4との圧力差により、第2タンク3に上下2層に分離した状態で収容されている混合液Cと液体炭化水素Dとのうち、上層の液体炭化水素Dが抽出され、第3給液管22を介して第3タンク4に供給される。
そして、第3タンク4内に収容されている液体炭化水素Dの液位が上限に達したことがレベルセンサ32aにより検知されたならば、第2吸気開閉弁46、第3給液開閉弁20、第2大気開放弁44が閉じられ、真空ポンプ7が停止されて、前記操作が終了される。前記操作終了後、第3タンク4は、第3大気開放管49の第3大気開放弁50を開くことにより、内部の圧力が大気圧に戻される。
前記操作は、第3タンク4に収容されている液体炭化水素Dの液位が上限に達したことがレベルセンサ32aにより検知されるまで、混合燃料Aと水Bとの混合、液体炭化水素Dと混合液Cとの分離が何度でも繰り返されてよい。
また、第4タンク5内に収容されている混合液Cの液位が上限を下回っていることがレベルセンサ36aにより検知されている場合には、混合液Cと液体炭化水素Dとが第2タンク3内で上下2層に分離した後、第2タンク3内の混合液Cを第4タンク5に供給する操作が行われる。前記操作は、真空ポンプ7を作動させ、第3吸気管54の第3吸気開閉弁52、第4給液管25の第4給液開閉弁23、第2大気開放管43の第2大気開放弁44を開き、他の開閉弁、大気開放弁は全て閉じた状態とすることにより行われる。
このようにすると、真空ポンプ7により第4タンク5内が減圧される一方、第2タンク3は第2大気開放管43の大気開放弁44を介して大気に開放される。この結果、第2タンク3と第4タンク5との圧力差により、第2タンク3に上下2層に分離した状態で収容されている混合液Cと液体炭化水素Dとのうち、下層の混合液Cが抽出され、第4給液管25を介して第4タンク5に供給される。
そして、第4タンク5内に収容されている混合液Cの液位が上限に達したことがレベルセンサ36aにより検知されたならば、第3吸気開閉弁52、第4給液開閉弁23、第2大気開放弁44が閉じられ、真空ポンプ7が停止されて、前記操作が終了される。前記操作終了後、第4タンク5は、第4大気開放管55の第3大気開放弁56を開くことにより、内部の圧力が大気圧に戻される。
前記操作は、第4タンク5に収容されている混合液Cの液位が上限に達したことがレベルセンサ36aにより検知されるまで、混合燃料Aと水Bとの混合、液体炭化水素Dと混合液Cとの分離が何度でも繰り返されてよい。
本実施形態の圧縮着火内燃機関では、前述のようにして第3タンク4に収容されている液体炭化水素Dと、第4タンク5に収容されている混合液Cとを、該圧縮着火内燃機関の要求負荷に応じて図示しないインジェクタに供給する。即ち、前記圧縮着火内燃機関の要求負荷が低くなるほど第3タンク4に収容されている液体炭化水素Dの前記インジェクタに対する供給量を増加させ、要求負荷が高くなるほど第4タンク5に収容されている混合液Cの前記インジェクタに対する供給量を増加させる。
前記インジェクタには、主燃料として混合燃料Aが別途供給されている。従って、前述のようにすることにより、前記圧縮着火内燃機関の要求負荷が低くなるほど前記主燃料に対する液体炭化水素Dの添加量を増大させることができ、要求負荷が高くなるほど前記主燃料に対する混合液Cの添加量を増大させることができる。
前記ヘプタン等の液体炭化水素Dは着火性が高いので、前記圧縮着火内燃機関の要求負荷が低くなるほど液体炭化水素Dの供給量を増加させることにより失火等を防止することができる。また、前記エタノールは着火性が低いので、前記圧縮着火内燃機関の要求負荷が高くなるほど混合液Cの供給量を増加させることにより、ノッキング等を防止することができる。また、混合液Cに含まれる水により、燃焼温度が低下するため、前記ノッキングを防止することができるとともに、NOxの生成を抑制することができる。
第3タンク4内の液体炭化水素Dを前記インジェクタに供給する操作は、第3大気開放弁50と、第5給液管31の第5給液開閉弁29とを開き、他の開閉弁、大気開放弁は全て閉じた状態として、送液ポンプ30を作動させることにより行われる。前記操作により、第3タンク4内の液体炭化水素Dが第5給液管31を介して前記インジェクタに供給される。
また、第4タンク5内の混合液Cを前記インジェクタに供給する操作は、第4大気開放弁56と、第6給液管35の第6給液開閉弁33とを開き、他の開閉弁、大気開放弁は全て閉じた状態として、送液ポンプ34を作動させることにより行われる。前記操作により、第4タンク5内の混合液Cが第6給液管35を介して前記インジェクタに供給される。
尚、第3タンク4内の液体炭化水素Dを前記インジェクタに供給する操作と、第4タンク5内の混合液Cを前記インジェクタに供給する操作とは、同時に行うこともできる。
本実施形態では、第1大気開放管8は第4吸気管60と接続されており、第2乃至第4大気開放管43,49,55は第1乃至第3吸気管42,48,54から分岐されているが、各大気開放管8,43,49,55は各吸気管42,48,54,60と独立に設けられていてもよい。また、本実施形態では、第3タンク4内の液体炭化水素Dまたは第4タンク5内の混合液Cを直接前記インジェクタに供給するようにしているが、液体炭化水素D、混合液Cのそれぞれに図示しない予備タンクを設け、第3タンク4内の液体炭化水素Dまたは第4タンク5内の混合液Cを一旦該予備タンクに供給し、該予備タンクから前記インジェクタに供給するようにしてもよい。
本発明の圧縮着火内燃機関の一装置構成を示すシステム構成図。
符号の説明
1…第1のタンク、 2…水タンク、 3…第2のタンク、 4…第3のタンク、 5…第4のタンク、 7…減圧手段、 9…第1の大気開放弁、 12…第1の給液開閉弁、 13…第1の給液管、 14a,14b…液面検知手段、 17…第2の給液開閉弁、 18…第2の給液管、 19a,19b…液面検知手段、 20…第3の給液開閉弁、 22…第3の給液管、 23…第4の給液開閉弁、 25…第4の給液管、 27a,27b,27c…液面検知手段、 28…分離検知手段、 32a,32b…液面検知手段、 36a,36b…液面検知手段、 40…第1の吸気開閉弁、 42…第1の吸気管、 44…第2の大気開放弁、 46…第2の吸気開閉弁、 48…第2の吸気管、 50…第3の大気開放弁、 52…第3の吸気開閉弁、 54…第3の吸気管、 56…第4の大気開放弁、 A…混合燃料、 B…水、 C…混合液、 D…液体炭化水素。

Claims (4)

  1. 要求負荷が低いときには液体炭化水素を燃料に添加し、要求負荷が高いときにはエタノールと水との混合液を燃料に添加する圧縮着火内燃機関であって、
    気密に密閉されていて、エタノールと液体炭化水素とを所定の割合で混合した混合燃料を収容すると共に、第1の大気開放弁を備える第1のタンクと、
    水を収容する水タンクと、
    気密に密閉されていて、該第1のタンクから供給される該混合燃料と、該水タンクから供給される該水とを混合し、該エタノールと該水とが混合された混合液と、該液体炭化水素とに分離すると共に、第2の大気開放弁を備える第2のタンクと、
    気密に密閉されていて、該第2のタンクから抽出された該液体炭化水素を収容すると共に、第3の大気開放弁を備える第3のタンクと、
    気密に密閉されていて、該第2のタンクから抽出された該混合液を収容すると共に、第4の大気開放弁を備える第4のタンクと、
    第2乃至第4の各タンクの内部を減圧する減圧手段と、
    第1の給液開閉弁を介して第1のタンクと第2のタンクとを接続し、第1の給液開閉弁が開弁されたときに第1のタンクに収容されている該混合燃料を第2のタンクに供給自在とする第1の給液管と、
    第2の給液開閉弁を介して該水タンクと第2のタンクとを接続し、第2の給液開閉弁が開弁されたときに該水タンクに収容されている該水を第2のタンクに供給自在とする第2の給液管と、
    第3の給液開閉弁を介して第2のタンクと第3のタンクとを接続し、第3の給液開閉弁が開弁されたときに第2のタンクに収容されている該液体炭化水素を抽出して第3のタンクに供給自在とする第3の給液管と、
    第4の給液開閉弁を介して第2のタンクと第4のタンクとを接続し、第4の給液開閉弁が開弁されたときに第2のタンクに収容されている該混合液を抽出して第4のタンクに供給自在とする第4の給液管と、
    第1の吸気開閉弁を介して第2のタンクと該減圧手段とを接続し、第1の吸気開閉弁が開弁されたときに第2のタンクの内部を減圧する第1の吸気管と、
    第2の吸気開閉弁を介して第3のタンクと該減圧手段とを接続し、第2の吸気開閉弁が開弁されたときに第3のタンクの内部を減圧する第2の吸気管と、
    第3の吸気開閉弁を介して第4のタンクと該減圧手段とを接続し、第3の吸気開閉弁が開弁されたときに第4のタンクの内部を減圧する第3の吸気管とを備えることを特徴とする圧縮着火内燃機関。
  2. 前記第1乃至第4の各タンクと、前記水タンクとは、それぞれ収容する液体の液面を検知する液面検知手段を備えることを特徴する請求項1記載の圧縮着火内燃機関。
  3. 前記第2のタンクは、前記液体炭化水素と前記混合液との分離を検知する分離検知手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の圧縮着火内燃機関。
  4. エタノールと水との混合液または液体炭化水素を燃料に添加する圧縮着火内燃機関の制御方法であって、
    気密に密閉されていて、エタノールと液体炭化水素とを所定の割合で混合した混合燃料を収容すると共に、第1の大気開放弁を備える第1のタンクと、
    水を収容する水タンクと、
    気密に密閉されていて、該第1のタンクから供給される該混合燃料と、該水タンクから供給される該水とを混合し、該エタノールと該水とが混合された混合液と、該液体炭化水素とに分離すると共に、第2の大気開放弁を備える第2のタンクと、
    気密に密閉されていて、該第2のタンクから抽出された該液体炭化水素を収容すると共に、第3の大気開放弁を備える第3のタンクと、
    気密に密閉されていて、該第2のタンクから抽出された該混合液を収容すると共に、第4の大気開放弁を備える第4のタンクと、
    第1乃至第4の各タンクの内部を減圧する減圧手段と、
    第1の給液開閉弁を介して第1のタンクと第2のタンクとを接続し、第1の給液開閉弁が開弁されたときに第1のタンクに収容されている該混合燃料を第2のタンクに供給自在とする第1の給液管と、
    第2の給液開閉弁を介して該水タンクと第2のタンクとを接続し、第2の給液開閉弁が開弁されたときに該水タンクに収容されている該水を第2のタンクに供給自在とする第2の給液管と、
    第3の給液開閉弁を介して第2のタンクと第3のタンクとを接続し、第3の給液開閉弁が開弁されたときに第2のタンクに収容されている該液体炭化水素を抽出して第3のタンクに供給自在とする第3の給液管と、
    第4の給液開閉弁を介して第2のタンクと第4のタンクとを接続し、第4の給液開閉弁が開弁されたときに第2のタンクに収容されている該混合液を抽出して第4のタンクに供給自在とする第4の給液管と、
    第1の吸気開閉弁を介して第2のタンクと該減圧手段とを接続し、第1の吸気開閉弁が開弁されたときに第2のタンクの内部を減圧する第1の吸気管と、
    第2の吸気開閉弁を介して第3のタンクと該減圧手段とを接続し、第2の吸気開閉弁が開弁されたときに第3のタンクの内部を減圧する第2の吸気管と、
    第3の吸気開閉弁を介して第4のタンクと該減圧手段とを接続し、第3の吸気開閉弁が開弁されたときに第4のタンクの内部を減圧する第3の吸気管とを備える燃料分離システムを用い、
    要求負荷が低くなるほど該第3のタンクから供給される該液体炭化水素の燃料に対する添加量を増加し、要求負荷が高くなるほど該第4のタンクから供給される該混合液の燃料に対する添加量を増加することを特徴とする圧縮着火内燃機関の制御方法。
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