JP2007055669A - 製函用段ボールシート - Google Patents

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JP2007055669A
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卓朗 池田
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Abstract


【課題】 段ボール箱を連続して製函機で製函する時に、常に安定した段ボール箱が製函できる製函用段ボールシートを提供する。
【解決手段】 主に桃、梨等の果物を入れる製函機で製函をする段ボール箱の身であって、胴部分が内側板3と外側板2、内妻板8と外妻板7で二重となる形状が国際規格0425に準ずる製函前の段ボールシートにおいて、内側板3と内側板連結板5の罫線に、内側板3と内側板連結板5のそれぞれの外側より罫線に向けて任意の寸法の切欠12を設けると共に、内妻板外側横寸法Bを内妻板罫線寸法Cより任意の寸法短くして内妻板8を梯形としてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、製函機で製函する段ボールシートに関し、製函機で安定した段ボール箱を連続製函ができる製函用段ボールシートに関する。
従来の製函用段ボールシートは、製函機の機能が一定であっても、段ボールシートの製造時又は保管状態での水分変化により反り等が発生した場合には、製函の最終工程において製函機が対応できず、関係する各板が互いに干渉し内側角部分に皴が生じたり、正常な製函が出来ない場合が多発しているが、連続しての製函が前提である為に箱の形状が保たれていれば、不完全な形状であってもそのまま使用されるのが通常である。
上記において、最悪の場合は段ボールシートが箱にならず製函機が停止する。この場合には、段ボールシートを取り除き、正常に作動させる為の操作が必要であり、対応も一定ではないので多発すれば製函機操作の熟練者を必要とし生産計画にも影響する。
解決しようとする問題点は、製函用段ボールシートが製函の最終工程で、製造時又は、保管状態での品質変化により、箱の内妻板の端部分が内側板と内側板連結板の折り曲げ部分と干渉した場合には内側角部分に皴が生じ不完全な成形箱となる。又、内妻板の係止用突起が内妻板係止用穴に中途半端な入り方をした場合には、不完全な箱になるか、内妻板が開いて成形されず箱にならない点である。
主に桃、梨等の果物を入れる製函機で製函をする段ボール箱の身であって、胴部分が内側板と外側板、内妻板と外妻板で二重となる形状が国際規格0425に準ずる製函前の段ボールシートにおいて、内側板と内側板連結板の罫線に、内側板と内側板連結板のそれぞれの外側より罫線に向けて任意の寸法の切欠を設けると共に、内妻板外側横寸法を内妻板罫線寸法より任意の寸法短くして内妻板を梯形としてなる。
上記において、任意の寸法の切欠の形状は、V字形又はU字形とする。
本発明の製函用段ボールシートは、内側板と内側板連結板の罫線に外側より罫線に向けて任意の寸法の切欠を設けると共に、内妻板外側横寸法を内妻板罫線寸法より短くして梯形にすることにより、製函時において内側板と内側板連結板を折り曲げた内側角部分と、内妻板端部分の干渉がなくなるので、段ボールシートの品質変化に影響されることなく安定した段ボール箱を連続して製函できる。
上記形態の製函用ダンボールシートは手でも容易に組み立てることができる。他に、同
形の製函品となる手折の段ボールシートがあるが、これは通常、内側連結板の左右に設けてある切り込みを互いに差し込んで連結し、内妻板の端部突起を内側板と内側板連結板の切欠に係止させて箱とするものであるが、ほとんどの箱は内側板と内妻板の係止用突起がないので完成度が低く組み立てにも製函用段ボールシートよりも時間がかかる。従って、製函用ダンボールシートを手折用に流用すれば全ての面において好結果が得られる。
製函用段ボールシートにおいて、品質変化に影響されることなく製函の最終工程で内側板と内側板連結板を折り曲げた内側角部分と内妻板端部分が干渉せず、更に、内妻板の突起が係止用穴に確実に入り込むようにする為に、内側板と内側板連結板の罫線の外側より罫線に向けて任意の寸法の切欠を設ける共に、内妻板外側横寸法が内妻板罫線寸法より任意の寸法短い梯形とした形態とする。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係わる製函用段ボールシートの平面図、図2は第1製函工程の斜視図、図3は第2製函工程の斜視図、図4は製函された段ボール箱の斜視図である。国際規格0425に準ずる段ボールシートは底板1に側板係止用穴10と妻板係止用穴11を設け、それぞれの罫線(点線で表示、以下同じ)で連接する外側板2と外側板連結板4、係止用突起6付の内側板3と内側板連結板5、外妻板7、係止用突起9付の内妻板8で構成されているが、内側板3と内側板連接結板5の罫線に、内側板3と内側板連結板5の外側それぞれより罫線に向けて切欠12を設けて切欠付罫線Aとすると共に、内妻板8の内妻板外側横寸法Bを内妻板罫線寸法Cより短くして梯形とする。
切欠12の形状は、内側板3と内側板連結板5が切欠付罫線Aで折り曲げられた時に内妻板8の端部との干渉を少なくするものであるのでV字形、U字形どちらでも対応できるが実施例においてはV字形とした。
図2の第1製函工程、図3の第2製缶工程で、内側板3と内側板連結板5が折り曲げ時には、切欠12により罫線の端がなくなるので確実な内側角部分が形成される。
図4において内妻板8の係止用突起9が係止用穴11に係止して段ボール箱が完成するが、この場合、外側板3と外側板連結板5の切欠12が確実な内側角部分を形成すると共に、内妻板8が梯形である為に、内側角部分の干渉が回避されるので常に安定した段ボール箱を連続して製函することができる。
内妻板8の内妻板外側横寸法Bと内妻板罫線寸法Cの差は、内妻板8の外側両端が両方の内側板3と内側板連結板5の折り曲げ部分と干渉しなければよいので1ミリ以下で十分と考えられる。従って、製函された状態では、段ボールシートには反発性があるので従来の内妻板8が四角形の場合の製函品と比較しても見分けることはほとんど出来ず強度にも影響しない。
製函用段ボールシートの平面図である。 製函用段ボールシートの製函機第1工程の斜視図である。 製函用段ボールシートの製函機第2工程の斜視図である。 製函用段ボールシートの製函した完成品の斜視図である。
符号の説明
1 底板
2 外側板
3 内側板
4 外側板連結板
5 内側板連結板
6 係止用突起
7 外妻板
8 内妻板
9 係止用突起
10 側板係止用穴
11 妻板係止用穴
12 切欠
A 切欠付罫線
B 内妻板外側横寸法
C 内妻板罫線寸法

Claims (3)

  1. 主に桃、梨等の果物を入れる製函機で製函をする段ボール箱の身であって、胴部分が内側板と外側板、内妻板と外妻板で二重となる形状が国際規格0425に準ずる製函前の段ボールシートにおいて、内側板と内側板連結板の罫線に、内側板と内側板連結板のそれぞれの外側より罫線に向けて任意の寸法の切欠を設けると共に、内妻板外側横寸法を内妻板罫線寸法より任意の寸法短くして内妻板を梯形としたことを特徴とする製函用段ボールシート。
  2. 任意の寸法の切欠の形状をV字形とした請求項1の製函用段ボールシート。
  3. 任意の寸法の切欠の形状をU字形とした請求項1の製函用段ボールシート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115666A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Kobe Steel Ltd 溶接用ワイヤの収納パック
CN105015882A (zh) * 2015-07-29 2015-11-04 天津商业大学 一种展示功能强的包装盒

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