JP2007054462A - 固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で、取付強度も十分あり、被固定部と物品の間の接続長さを自由に変化させられる固定具を提供する。
【解決手段】少なくとも片面に面ファスナ(41)を有するテープ(4)と、 合成樹脂により一体成形された容器(31)と上蓋(32)からなる固定具本体(3)とを有する。前記固定具本体(3)は、前記テープ(4)を通過させることのできる窓(39)を有すると共に、前記容器(31)上面には前記テープ(4)の面ファスナ(41)と付着可能な面ファスナ(36)が設けられている。前記容器(31)底部に粘着剤層(38)が設けられている。前記容器の面ファスナ(36)は前記容器(31)と一体成形されたものであることが好ましい。
【選択図】図2
【解決手段】少なくとも片面に面ファスナ(41)を有するテープ(4)と、 合成樹脂により一体成形された容器(31)と上蓋(32)からなる固定具本体(3)とを有する。前記固定具本体(3)は、前記テープ(4)を通過させることのできる窓(39)を有すると共に、前記容器(31)上面には前記テープ(4)の面ファスナ(41)と付着可能な面ファスナ(36)が設けられている。前記容器(31)底部に粘着剤層(38)が設けられている。前記容器の面ファスナ(36)は前記容器(31)と一体成形されたものであることが好ましい。
【選択図】図2
Description
本発明は、電気器具や家具が地震等の振動により転倒したり位置がずれたりするのを防止するための固定具に関する。
日本は地震国であり、古くから家具等の転倒防止技術が開発され、実用化されている(例えば、下記特許文献1及び2参照)。
特許文献1の発明は、計算機本体の底面と載置面とを連結して固定する第1の機器固定具と、前記第1の機器固定具と別体に設けられ前記計算機本体と該計算機本体と別体に設けられたディスプレーとを連結して固定する第2の機器固定具とにより構成される機器固定具である。前記第1の機器固定具は、前記載置面と前記計算機本体の底面との間に配設されるファスナー機構を具備するとともに、前記第2の機器固定具は、前記計算機本体と前記ディスプレーとを緊締する固定ベルトを具備している。
特許文献2の発明は、板状部材の表面に、凹部が形成された凹状係止板と、前記板状部材と別体の板状部材の表面に、前記凹部に嵌合する凸部が形成された凸状係止板とを具備した係止具である。前記凹部の底面には、所定の保持力で相互に係止される一組の面ファスナの一方が設けられ、前記凸部の先端表面には、該一組の面ファスナの他方が設けられている。
特許第2778541号
実用新案登録第3069793号
特許文献1の固定具は、デスクトップ型パソコンと、その上に載置したディスプレーとを机上に固定するためのものであり、それ以外のタイプのパソコンや電気器具には転用が難しい。
その点、特許文献2の係止具は汎用であり、本願発明と同様である。しかし、凹状係止板と凸状係止板という2つの部品を使用し、そのそれぞれに対して裁断した面ファスナを取り付けるため、製作費が上昇する。また、面ファスナ同士の接触面積は比較的に少ないため、強度面でやや難がある。さらに、被固定部と物品の間をつなぐ可撓帯の長さ調節が可能かどうか不明である。
本発明は、構造が簡単で、取付強度も十分あり、被固定部と物品の間の接続長さを自由に変化させられる固定具を提供することを目的とする。
本発明の固定具は、少なくとも片面に面ファスナを有するテープと、合成樹脂により一体成形された容器と上蓋からなる固定具本体とを有し、前記固定具本体は、前記テープを通過させることのできる窓を有すると共に、前記容器上面には前記テープの面ファスナと付着可能な面ファスナが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、固定具本体は合成樹脂により一体成形された容器と上蓋からなるので、安価に製作出来る。また、固定具本体はテープを通過させることのできる窓を有するので、販売時にはテープと固定具本体を別体としておくことが可能である。そのため、テープを目的に併せていろいろ裁断したりして長さの調節が出来る。さらにテープと容器の面ファスナとを接合させるには単に上蓋を容器に押し付けるだけでよい。
テープは、少なくとも片面に面ファスナを有するものであれば、どのようなものでもよい。例えば天然繊維又は合成繊維からなる織物や編物、合成樹脂からなる細幅シートである。天然繊維としては、綿、麻、生糸、羊毛などがあり、合成樹脂としては、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、アセテート、レーヨンなどがある。
固定具本体の容器は浅い皿状のものであることが容器を小型化する上で好ましい。合成樹脂により一体成形されているので、両者の接合線を基線として折り畳むことが出来る。折り畳んだ状態では、上蓋の爪と皿状容器の外壁にある窪みとが係合して密着するようにすることが好ましい。
面ファスナとしては、例えば次のようなものを使用することができる。
(1)容器と一体成形されたもの。例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、塩化ビニル系重合体、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化性樹脂を成形して得たシート状基材の一面に鈎状、きのこ状、膨頭状、角状、棒状などの係合素子群を有する成形面ファスナ。
(2)容器上面に接着されたもの。例えば、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン系繊維、塩化ビニル系繊維などから選ばれた合成繊維を編織して得た編織製基材の一面に鈎状、きのこ状、ループ状の係合素子群を有する織製または編製面ファスナ。
(1)容器と一体成形されたもの。例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、塩化ビニル系重合体、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化性樹脂を成形して得たシート状基材の一面に鈎状、きのこ状、膨頭状、角状、棒状などの係合素子群を有する成形面ファスナ。
(2)容器上面に接着されたもの。例えば、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン系繊維、塩化ビニル系繊維などから選ばれた合成繊維を編織して得た編織製基材の一面に鈎状、きのこ状、ループ状の係合素子群を有する織製または編製面ファスナ。
前記容器底部には取付面に容易に取り付けられるように、粘着剤層を設けることが好ましい。その場合、固定具の販売時にはこの粘着剤層は剥離紙により、保護すべきである。粘着剤層としては、付着性能のあるものならどのようなものでもよい。エネルギー吸収性に優れた耐震ウレタンゲルを使用することもできる。
粘着剤層では不十分なときには、固定具本体を取付面にねじで取り付けることもできる。その目的のために、前記容器にはねじ取付用の補強孔を設けるのが好ましい。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1は、テレビディスプレイ1の正面図である。本発明の固定具2は、このテレビディスプレーの脚部11を床又は置き台に固定するのに用いられている。この図から分かるように、この固定具2は取付面に固着させる複数の固定具本体3と、これらの固定具本体の間をつなぐテープ4からなる。図1では、固定具2は、ディスプレイを2個所で抑えており、それぞれ取付面(例えば、置き台)に2個、脚部に1個設けている。
固定具本体3は、図2及び図3に示すように、皿状容器31と上蓋32からなり、上蓋32は開閉可能である。大きさは異なるが、化粧用品のコンパクトのような形状である。皿状容器31と上蓋32は合成樹脂により一体成形されており、両者の接合線33を基線として折り畳むことが出来る。折り畳んだ状態では、上蓋の爪34と皿状容器の外壁にある窪み35とが係合して密着する。
皿状容器31は、中央上面に面ファスナ36が設定され、四隅にねじ設定用の補強孔37が設定されている。面ファスナ36は、皿状容器31と一体成形させるのが好ましいが、事後的に接着剤で固定してもよい。皿状容器31の底面には粘着剤層38(図3参照)が設けられていて、これにより取付面に皿状容器31を付着させることができる。固定具の販売時には粘着剤層は剥離紙(図示せず)により、保護されている。取付面に傷を付けてもよいのであれば、前記補強孔37を利用してねじ止めすることもできる。壁などに取り付けるときにはねじ止めが必要であろう。
皿状容器31の両側部にはテープ通過用の細い窓39があり、図2に示すように、この窓39を通過する形でテープ4が設置される。テープ4は、図3に示すように、下面が面ファスナ41となっている。皿状容器31に上蓋32を折り畳んで押し付けたとき、テープ下面の面ファスナ41も皿状容器の面ファスナ36に押し付けられ、相互に接合する。
本発明の固定具を使用するには、固定すべきディスプレイ脚部11周辺の取付面の適当な位置に固定具本体3を付着させる。付着させるには、上記したように、粘着剤層38を利用するか又はねじ止めする。その後、テープ4を適当な長さに切断し、固定具本体の上蓋32を開け、テープ通過用の窓39にテープ4を通過させる。固定具本体3がテープの末端位置(図1参照)にあるときは片側の窓からテープを露出させる必要はない。テープ4を緩みのないように張り終わった後で、図3(a)に示すように、上蓋32を閉める。この作業により、テープ下面の面ファスナ41が皿状容器の面ファスナ36に押し付けられ、固定が完成する(図3(b)参照)。固定具を解除するには、逆の操作をすればよい。
1 テレビディスプレイ
11 脚部
2 固定具
3 固定具本体
31 皿状容器
32 上蓋
33 接合線
34 爪
36 面ファスナ
37 補強孔
38 粘着剤層
39 窓
4 テープ
41 面ファスナ
11 脚部
2 固定具
3 固定具本体
31 皿状容器
32 上蓋
33 接合線
34 爪
36 面ファスナ
37 補強孔
38 粘着剤層
39 窓
4 テープ
41 面ファスナ
Claims (6)
- 少なくとも片面に面ファスナ(41)を有するテープ(4)と、
合成樹脂により一体成形された容器(31)と上蓋(32)からなる固定具本体(3)とを有し、
前記固定具本体(3)は、前記テープ(4)を通過させることのできる窓(39)を有すると共に、前記容器(31)上面には前記テープ(4)の面ファスナ(41)と付着可能な面ファスナ(36)が設けられていることを特徴とする固定具。 - 前記容器(31)底部に粘着剤層(38)が設けられている請求項1記載の固定具。
- 前記粘着剤層(38)が耐震ウレタンゲルである請求項2記載の固定具。
- 前記容器(31)にねじ取付用の補強孔(37)が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の固定具。
- 前記容器の面ファスナ(36)が前記容器(31)と一体成形されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の固定具。
- 前記容器の面ファスナ(36)が前記容器(31)上面に接着されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005245307A JP2007054462A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | 固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005245307A JP2007054462A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | 固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007054462A true JP2007054462A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37918447
Family Applications (1)
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JP2005245307A Pending JP2007054462A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | 固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0369793U (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-11 | ||
JPH09317721A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-09 | Hiromi Hizume | 帯状物用固定具 |
JP2006334024A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Inoac Corp | 吸振用下敷き材 |
-
2005
- 2005-08-26 JP JP2005245307A patent/JP2007054462A/ja active Pending
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JPH09317721A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-09 | Hiromi Hizume | 帯状物用固定具 |
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