JP2007050502A - トルク限定保護機構付き伝動具 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルク限定保護機能を正常に発揮でき、外部の部材に影響されないトルク限定保護機構付き伝動具を提供する。
【解決手段】第一伝動部20と、第二伝動部30と、第一係り部40と、第二係り部50と、弾性部60と、回転限定部80とを含む。第二伝動部30は、第一伝動部20から予定距離で離間するように維持されている。第一係り部40は、第一伝動部20に対応して連接され、第二伝動部30に向く第一係止端を有する。第二係り部50は、第二伝動部30と摺動可能に連接され、係止位置とリリース位置との間で直線に移動可能であり、第二係止端を有する。弾性部60は、第二係り部50を係止位置に弾性的に位置させる。回転限定部80は、第二係り部50と第二伝動部30との間に設けられ、第二係り部50と第二伝動部30との相対回転を限定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力工具の伝動技術に係り、特に、トルク限定保護機構付き伝動具に関するものである。
目下、動力工具で回転してワークをねじ込み、又は、ねじ出す場合には、一般に、必要とする定格トルク値の調整または限定は調整機構または限定機構を持つ動力工具により作業することができ、しかし、このような調整機構または限定機構を持つ動力工具は今まで少数であり、且つ実際の作業に適用することはできず、したがって、特許文献1の提案において、定格トルク値が設定されたブッシュが開示され、前記ブッシュの内部の戻り止めとばねとの作用により、ブッシュが過大のトルクを受けた場合には、戻り止めの噛合が弾性的に分離し、ワークを保護する効果を達成できる。
台湾特許第092128742号
しかしながら、出願者は、前記ブッシュによりワークをねじ込むときに、戻り止めの互いの離脱は確実でなく、トルク限定保護機能を正常に発揮できない欠点を発見した。
その原因は、上記の特許では、噛み合った二つの戻り止めが互いに逆方向に移動して離脱状態になることによりトルクを限定し、すなわち、この離脱状態において、前記二つの戻り止めの相対距離は増加することが必要であるが、上記の特許では、前記二つの戻り止めの反対側面が動力工具の出力端と作業しようとするワークとにそれぞれ係合するので、上記特許に係るブッシュを動力工具の出力端とワークとの間に設置してワークをねじ込む場合には、動力工具の出力端とワークとの間の距離は一定であり、二つの戻り止めが互いに逆方向に移動するスペースがなく、そうすると、トルク限定保護機能を正常に発揮できない欠点がある。
本発明の主な目的は、トルク限定保護機能を正常に発揮でき、外部の部材に影響されないトルク限定保護機構付き伝動具を提供する。
本発明の次の目的は、限定されるトルク値がワークの性質によって便利に調整できるトルク限定保護機構付き伝動具を提供する。
本発明の別の目的は、弾性疲労の欠点を回避でき、定格弾性力を長期間で維持することができるトルク限定保護機構付き伝動具を提供する。
上記目的を達成するためになされた本発明は、一つの第一伝動部と、一つの第二伝動部と、一つの第一係り部と、一つの第二係り部と、一つの弾性部と、一つの回転限定部とを含むトルク限定保護機構付き伝動具において、前記第二伝動部は前記第一伝動部から予定距離で離間するように維持され、前記第一係り部は前記第一伝動部に対応して連接され、前記第二伝動部に向く第一係止端を有し、前記第二係り部は前記第二伝動部と摺動可能に連接され、係止位置とリリース位置との間で直線に移動可能であり、第二係止端を有し、前記第二係り部が前記係止位置に位置するときには、前記第二係止端が前記第一係止端と係止する状態になり、なお、前記第二係り部が前記リリース位置に位置するときには、前記第二係止端が前記第一係止端と係止しない状態になり、前記弾性部は前記第二係り部を前記係止位置に弾性的に位置させるものであり、前記回転限定部は前記第二係り部と前記第二伝動部との間に設けられ、前記第二係り部と前記第二伝動部との相対回転を限定することを特徴とするトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第一伝動部は、予定長さを持つチューブを有し、第一伝動端が前記チューブの一端に設けられることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第一伝動端は、六角穴であり、前記チューブと同軸に対応することを特徴とする請求項2に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第二伝動部は、前記チューブの他端に収容されて位置決めされ、前記チューブの軸心を中心として自転可能であることを特徴とする請求項2に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、更に一つの位置決め部を含み、前記位置決め部は二つの環状溝を有し、前記二つの環状溝は、前記チューブの他端の裏壁面と、前記第二伝動部の前記裏壁面と対向する端面とにそれぞれ凹設され、前記二つの環状溝で形成される空間内に位置決めリングが設けてあることを特徴とする請求項4に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第二伝動部は、一つのロッドを有し、一端が前記チューブと同軸に収容されて位置決めされ、且つ第二伝動端が前記ロッドの他端に設けられることを特徴とする請求項4に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第二伝動端は、矩形穴であり、前記ロッドの他端で前記ロッドと同軸に凹設されることを特徴とする請求項6に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第二伝動部は、一つのロッドと、前記ロッドの一端から内側へ前記第二伝動部の軸心を中心として開設されたスライド穴とを有し、前記第二係り部は予定長さを持つスライドロッドを有し、前記スライドロッドが前記スライド穴を同軸にスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記回転限定部は、互いに補う非丸形断面形状を持つ前記スライド穴とスライドロッドとから構成されることを特徴とする請求項8に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記弾性部は、前記スライドロッドに嵌められたばねであり、その両端は前記第二係止端と前記ロッドの一端とにそれぞれ当接することを特徴とする請求項8に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、更に前記第二係止端と前記ロッドの一端との間の距離を調整する調整部を含むことを特徴とする請求項10に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記調整部は、一つの調整ねじ軸と、一つの調整ナットとを有し、前記調整ねじ軸は前記スライドロッドの一端から外側に伸びて前記スライド穴に挿入され、前記調整ナットは前記ロッドの他端に位置し、前記調整ねじ軸と同軸に螺接し、前記スライドロッドの前記スライド穴から突出する長さを調整するものであることを特徴とする請求項11に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第一係り部は、予定形状を持つ係りブロックを有し、前記係りブロックが前記第一伝動部の予定位置に係られて第二係り部と連接することを特徴とする請求項10に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記調整部は、前記第一係り部の前記第一伝動部に係られる位置を変化することにより、前記第二係止端と前記ロッドの一端との間の距離を変化させるものであることを特徴とする請求項13に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第一伝動部は、予定長さを持つチューブを有し、一つの凸縁が前記チューブの裏壁面から立設され、前記第一係り部の一端面が前記凸縁の一側面に当接し、なお、前記調整部は一つの調整ねじ穴を有し、前記凸縁が貫入し、一つの調整ボルトは前記凸縁の他側面から前記調整ねじ穴に螺入されて、その末端が前記第一係り部に当接することを特徴とする請求項14に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第一係止端と前記第ニ係止端とは、互いに嵌合する戻り止めであることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記第一係止端と前記第ニ係止端とはそれぞれ互いに係合する係り条と係り溝であることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記弾性部は、予定形状を持つベースと、前記ベース内に設けられ、予定容積を持つ収容空間と、前記ベースの一端から内側へ開設されて前記収容空間と連通する軸穴と、前記収容空間内にスライド可能に設けられ、その周面が前記収容空間の裏壁面に当接し、前記軸穴の軸方向に予定ストローク内で直線に移動自在なスライド体と、流体、半流体又は流体と半流体との混合物のうちの何れか一つを採用し、前記収容空間内に収容され、前記スライド体に仕切られて前記収容空間内に密封されて前記軸穴へ侵入不能である充填物とを含むことを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記ベースは、ロッド形状の身部を有し、前記身部の一端には前記身部の軸心を中心として内側へ伸びた軸穴が開設してあり、前記軸穴が前記身部内に位置する収容空間と連通することを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記ベースは、更に前記身部の他端面に設けられた一つの戻り止め部を含むことを特徴とする請求項19に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記軸穴の内径は前記収容空間の内径よりも小さいことを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記軸穴の内径は前記収容空間の内径と同様であることを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記スライド体は、予定厚さを持つスライド体を含み、前記スライド体は前記収容空間内にスライド可能に設けられ、一端面が前記軸穴に隣接し、第一密封パッキンが前記スライド体の他端面に貼り付けられていることを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、更に一つの長形の押上体を含み、前記押上体は前記軸穴と同軸に前記軸穴内に収容され、一端が前記スライド体に当接することを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、更に一つの調整ねじ穴と、一つの密封体と、調整ブロックとを含み、前記調整ねじ穴は前記ベースの他端から内側へ伸びて前記収容空間と連通し、前記密封体は前記収容空間内に設けられて前記収容空間を密封するものであり、前記調整ねじ穴に隣接し、前記スライド体と仕切られ、前記充填物が前記スライド体と密封体との間の収容空間内に収容され、前記調整ブロックは前記調整ねじ穴内に設けられ、一側面が前記密封体に当接して前記密封体を位置決めすることを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記調整ブロックと前記調整ねじ穴とは、螺合で結合することを特徴とする請求項25に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記調整ねじ穴の穴径は前記収容空間の内径よりも大きいことを特徴とする請求項25に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明では、前記密封体は、更に一つの密封ブロックを含み、前記密封ブロックは前記収容空間内に設けられて前記収容空間を塞ぎ、一端面が前記調整ブロックに当接し、第二密封パッキンは前記密封ブロックの他端面に貼り付けられ、前記第一密封パッキンに対向することを特徴とする請求項25に記載のトルク限定保護機構付き伝動具であることを要旨としている。
本発明のトルク限定保護機構付き伝動具によれば、トルク限定保護機能を正常に発揮でき、外部の部材に影響されず、限定されるトルク値がワークの性質によって便利に調整でき、且つ弾性疲労の欠点を回避でき、定格弾性力を長期間で維持することができる効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1から図4を参照する。本発明の実施例1のトルク限定保護機構付き伝動具10は、一つの第一伝動部20と、一つの第二伝動部30と、一つの第一係り部40と、一つの第二係り部50と、一つの弾性部60と、一つの位置決め部70と、一つの回転限定部80とを含む。
前記第一伝動部20は、予定長さを持つチューブ21を有し、六角穴を呈する前記第一伝動端22が前記チューブ21の一端に設けられる。
前記第二伝動部30は、一つのロッド31を有し、一端が前記チューブ21の他端にある穴と同軸に収容されて位置決めされ、前記チューブ21の軸心を中心として自転可能であり、第二伝動端32は矩形穴であり、前記ロッド21の他端で前記ロッド21と同軸に凹設され、スライド穴33が前記ロッド31の一端面から内側へ伸びて前記第二伝動端32の裏側まで貫通する。
前記第一係り部40は、適当な長さを持つ係り条41であり、前記チューブ21の内部を横たわって前記第一伝動端22の適当な位置に隣接し、なお、前記係り条41の前記第二伝動部30に対向する対応側には第一係止端42が形成される。
前記第二係り部50は、前記チューブ21の内部に収容され、一つのスライドロッド51を有し、前記スライドロッド51の一端は前記スライド穴33を同軸にスライド可能であり、なお、丸形状の第二係りブロック52の一側面が前記スライドロッド51の他端に固定され、係り溝で形成された第二係止端53が前記第二係りブロック52の他側面に設けられて前記第一係止端42に対向して係合する。
前記弾性部60は、適当な弾性力を提供できるコイルばねであり、前記スライドロッド51に嵌め設けられ、その両端は前記第二係りブロック52の一端面と前記ロッド31とにそれぞれ当接する。
前記位置決め部70は、二つの環状溝71を有し、前記二つの環状溝71は前記チューブ21の他端の裏壁面と、前記第二伝動部30の前記裏壁面と対向する端面とにそれぞれ凹設され、前記二つの環状溝71で形成される空間内にC型位置決めリング72が設けられ、これにより、前記ロッド31と前記チューブ21との軸方向への相対移動が制限される。
前記回転限定部80は、互いに補う矩形断面形状を持つ前記スライド穴33とスライドロッド51とから構成され、これにより、前記スライドロッド51と前記スライド穴33とは相対回転が制限され、軸方向へだけ直線的に移動可能である。
上記のような構成によれば、前記弾性部60の弾性力を受けたときに、前記第二係り部50は第一係り部40へ移動して、前記第一係止端42と前記第二係止端52との係止位置でストップし、これにより、前記第二伝動部30が前記回転限定部80によって前記第二係り部50に連動され、且つ前記第一係止端42と前記第二係止端52との適当な係合により、パワーが前記第二伝動部30から前記第一伝動部20に伝達する。
また、動力トルク工具の出力端を前記第二伝動端32にはめ込んで、前記第二伝動端32を回転して作業を実施する場合には、上記のような構成により、パワーが第一伝動部20を通じてワークをねじ込んだり、ねじ出したりすることができ、なお、トルク限定保護機構付き伝動具の伝動具10の受けるトルク値が前記弾性部60の弾性力をオーバーするときに、前記第二係り部50が前記係止位置からリリース位置に後退し、これにより、前記第二係止端52は前記第一係止端42と係合しなくなり、過大なトルクによるワークの損壊を回避することができる。
これにより、トルク限定保護機構付き伝動具の伝動具10は、ワークを保護する機能を達成すると共に、過大なトルクによるワークの損壊を回避する機能を第二係り部50の前記伝動具10の内部における位置の変化によって達成するので、第一伝動部20と第二伝動部30との離間距離は変化しなくなり、実際の作業状態は合理的になり、従来のものの欠点を解消することができる。
特に、実施例1では、前記第一係り部40の係止端42と第二係り部50の係止端52とは戻り止め構造を採用しているが、本発明はこの技術内容に限定されず、同じ効果を有する技術(例えば、ボール技術など)であれば、全て本発明の特許請求範囲に属する。
また、図5から図8を参照する。本発明の実施例2のトルク限定保護機構付き伝動具10’は、構造が実施例1とほぼ同様であるが、異なる箇所は、第一係止端42’と第ニ係止端52’との構造が変更されただけであり、具体的には、実施例2では、第一係止端42’と第ニ係止端52’との構造が互いに補って嵌合する戻り止め構造であり、これにより、実施例1と同様な効果を達成することができ、また、更に、戻り止めの両側面の角度を一つの鈍角と一つ鋭角とにそれぞれすると、実際の作業では、トルク保護を必要とするのは正回転のねじ込み状態であり、逆回転のねじ出し状態である場合には、第一係止端42’と第ニ係止端52’との直角係合構造によって全トルクを出力することができ、しかし、これらの戻り止めの形状や角度の設計は従来の技術に基づいて推論できるので、その説明は省略する。
また、図9から図13を参照する。本発明の実施例3のトルク限定保護機構付き伝動具10”は、構造が実施例2とほぼ同様であるが、異なる箇所は、トルク限定保護機構付き伝動具10”は更にトルク限定保護機構付き伝動具10”の伝達可能の最大トルク値を調整可能な調整部90”を含む。
前記調整部90”は、一つの調整ねじ軸91”と、一つの調整ナット92”とを有し、前記調整ねじ軸91”は前記スライドロッド51”の一端から外側に伸びて前記スライド穴33”に挿入され、前記調整ナット92”は前記第二伝動端32”の裏側の穴壁に埋め込まれ、前記調整ねじ軸91”の自由端の末端と螺着し、これにより、前記スライドロッド51”の前記スライド穴33”から突出する長さを調整することができ、前記弾性部60”を圧縮またはリリースすると、伝達可能のトルク値を変化させることができ、なお、前記スライドロッド51”の突出長さの変化に伴って、第二伝動部30”のチューブ21内における位置も変化され、しかし、この変化は適当な位置決め構造を追加するだけで十分であり、なお、この位置決めの技術内容は本発明の付属技術内容に属し、且つ従来の技術に基づいて推論可能であるので、その説明は省略する。
また、図14から図18を参照する。本発明の実施例4のトルク限定保護機構付き伝動具10”’は、構造が実施例3とほぼ同様であり、達成できる効果も同様であるが、異なる箇所は、調整部90”’が実施例3の調整部90”と異なっている。
すなわち、実施例4では、第一係り部40”’の位置を変更することにより、伝達可能のトルク値を間接に調整する。
具体的には、第一伝動部20”’には、チューブ21”’の内部の第一伝動端”’に隣接する位置に適当な厚さを持つ凸縁23”’が設けてある。
なお、第一係り部40”’は適当な形状を持つ第一係りブロック41”’を有し、前記第一係りブロック41”’は前記チューブ”’の内部に係合し、一側面が前記凸縁23”’に当接する。
前記調整部90”’は、一つのねじ穴91”’と、一つの調整ねじ軸92”’とを有し、前記ねじ穴91”’が前記凸縁23”’に開設されて前記チューブ21”’と同軸し、前記調整ねじ軸92”’は前記ねじ穴91”’に螺着され、一端が伸び出して前記係りブロック41”’に枢着し、これにより、前記調整ねじ軸92”’によって前記係りブロック41”’のチューブ21”’における位置を変化するときに、スライドロッド51”’のスライド穴33”’から突出する長さが同期に調整され、これにより、実施例3と同様な調整効果を達成することができる。
また、図19から図22を参照する。本発明の実施例5のトルク限定保護機構付き伝動具10””は、構造が実施例4とほぼ同様であるが、異なる箇所は下記に説明する。
(イ)実施例5では、第一係り部40””とチューブ21””との係合構造は、第一係りブロック41””の一端面に矩形突起43””が同軸に設けられ、且つ前記矩形突起43””がチューブ21””に開設された矩形穴211””に係合して連接し、これにより、実施例4と同様な回転限定効果を達成することができる。
(ロ)実施例5では、調整部90””は、前記チューブ21””に同軸に螺着する第一調整ねじブッシュ91””と第ニ調整ねじブッシュ92””とを有し、前記第ニ調整ねじブッシュ92””の一端の端面が前記矩形突起43””に当接し、前記調整部90””を正逆に回転することより、耐えられるトルク範囲が調整され、これにより、実施例4と同様な回転限定効果を達成することができる。
また、図23から図27を参照する。本発明の実施例6のトルク限定保護機構付き伝動具10””’は、構造が実施例5とほぼ同様であるが、異なる箇所は、弾性部60””’の構成にある。
具体的には、実施例6の弾性部60””’は、ベース61””’と、収容空間62””’と、軸穴63””’と、スライド体64””’と、調整部65””’と、充填物66””’とを含む。
前記ベース61””’は、ほぼロッド形状を呈する。
前記収容空間62””’は、前記ベース61””’内に設けられ、適用な容積を持つ円柱空間を有する。
前記軸穴63””’は、前記ベース61””’の一端から内側へ開設されて前記収容空間62””’と連通し、その穴径が前記収容空間62””’の内径よりも小さい。
前記スライド体64””’は、前記収容空間62””’内にスライド可能に設けられ、前記収容空間62””’の軸方向に沿って移動可能であり、適当な厚さを持つ丸形のスライドブロック641””’を有し、その周面が前記収容空間62””’の裏壁面に当接し、その一端面642””’が前記軸穴63””’に対応し、前記スライドブロック641””’の他端面には円盤形状の第一密封パッキン643””’が貼り付けてある。
前記調整部65””’は、一つの調整ねじ穴651””’と、一つの丸形密封体652””’と、調整ブロック653””’とを含み、前記調整ねじ穴651””’は前記ベース61””’の他端から内側へ伸びて前記収容空間62””’と連通し、前記丸形密封体652””’は前記収容空間62””’内に設けられて前記収容空間62””’を塞ぐものであり、前記スライド体64””’と適当な距離で離間し、前記調整ブロック653””’は前記調整ねじ穴651””’内に螺着され、その一端が前記密封体652””’に当接し、これにより、前記密封体652””’の前記収容空間62””’における位置を調整することができ、更に、前記密封体652””’は丸形状シール6521””’と円盤形状の第二密封パッキン6522””’とから構成され、前記第二密封パッキン6522””’の円盤形状の開口は前記第一密封パッキン643””’の円盤形状の開口に対向する。
前記充填物66””’は、流体、半流体又は流体と半流体との混合物のうちの何れか一つを採用し、実施例6では、半流体であるグリースを採用し、前記収容空間62””’内の前記第一密封パッキン643””’と第二密封パッキン6522””’とに形成されたスペースに前記グリースを充分に注入し、そうすると、前記密封体652””’が圧迫されて前記充填物66””’と前記調整ブロック653””’との間に挟まれ、前記スライドブロック641””’が圧迫されると、その一端面642””’が前記収容空間62””’の軸方向の一端の壁面に当接する。
これにより、外力を受けている状態では、前記弾性部60””’を構成する各部品が上記の位置に位置し、なお、外力が前記スライドブロック641””’の一端面642””’に加えられると、前記外力の大きさによって弾性部60””’の圧縮程度が異なり、具体的には、前記外力の大きさが前記充填物66””’を圧縮して縮小する程度になるときに、前記スライド体64””’が前記軸穴63””’の軸方向に沿って移動し、なお、前記外力がなくなると、前記充填物66””’が元体積に戻り、このとき、前記スライド体64””’が元位置に復帰し、これにより、ばねなどの従来の素子と同様な弾性効果を達成することができ、なお、前記弾性部60””’の弾性力は採用される充填物66””’の圧縮係数、充填量および収容空間の容積比などによって変化するが、これは効果の達成に影響しない。
また、図28から図29を参照する。本発明の実施例7のトルク限定保護機構付き伝動具10”””は、構造が実施例6とほぼ同様であるが、異なる箇所は、弾性部60”””がロッド31”””の内部に設けられ、前記ロッド31”””が実施例6のベース61””’に相当することにあり、なお、その作動方式および効果は実施例6と同様である。
最後に、図30から図33を参照する。本発明の実施例8のトルク限定保護機構付き伝動具10”””’は、構造が実施例5の具体的な技術内容とほぼ同様であるが、異なる箇所は、弾性部60”””’の技術内容にある。
具体的には、前記弾性部60”””’は、ベース61”””’と、収容空間62”””’と、軸穴63”””’と、スライド体64”””’と、押上体65”””’と、充填物66”””’とから構成される。
前記ベース61”””’は、スライドロッド51”””’である。
前記収容空間62”””’は、前記スライドロッド51”””’の内部に位置し、円柱形状の空間を呈する。
前記軸穴63”””’は、前記スライドロッド51”””’の他端面から内側へ軸方向に沿って開設されて前記収容空間62”””’と連通し、且つ前記軸穴63”””’の内径および断面形状は前記収容空間62”””’の内径および断面形状と一致し、すなわち、前記軸穴63”””’と前記収容空間62”””’とは同じ加工プロセスで作製されたものである。
また、スライド体64”””’と充填部66”””’は実施例6と同様であるので、その説明を省略する。
前記押上体65”””’は、ロッド形状を呈し、その外径が前記軸穴63”””’の内径と同様であり、その一端が前記軸穴63”””’にスライド可能に同軸に挿入され、その末端が前記スライド体64”””’のスライドブロック641に当接する。
前記弾性部60”””’により、実施例7のトルク限定保護機構付き伝動具10”””’の受けるトルクが過大になったときに、前記充填物66”””’の圧縮効果によって、前記押上体65”””’の前記軸穴63”””’に挿入される長さが増加し、したがって、第二係り部50”””’と第一係り部40”””’との係止が解除されるようになり、パワーの伝達が中断する。
本考案の実施例1によるトルク限定保護機構付き伝動具の分解斜視図である。 本考案の実施例1によるトルク限定保護機構付き伝動具の組合状態を示す斜視図である。 本考案の実施例1によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部が係止位置に位置する状態の図2をa−a線で切断した断面図である。 本考案の実施例1によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部がリリース位置に位置する状態の図2をa−a線で切断した断面図である。 本考案の実施例2によるトルク限定保護機構付き伝動具の分解斜視図である。 本考案の実施例2によるトルク限定保護機構付き伝動具の組合状態を示す斜視図である。 本考案の実施例2によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部が係止位置に位置する状態の図6をb−b線で切断した断面図である。 本考案の実施例2によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部がリリース位置に位置する状態の図6をb−b線で切断した断面図である。 本考案の実施例3によるトルク限定保護機構付き伝動具の分解斜視図である。 本考案の実施例3によるトルク限定保護機構付き伝動具の組合状態を示す斜視図である。 本考案の実施例3によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部が係止位置に位置する状態の図10をc−c線で切断した断面図である。 本考案の実施例3によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部がリリース位置に位置する状態の図10をc−c線で切断した断面図である。 本考案の実施例3によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部が調整されて係止位置に位置する状態の図10をc−c線で切断した断面図である。 本考案の実施例4によるトルク限定保護機構付き伝動具の分解斜視図である。 本考案の実施例4によるトルク限定保護機構付き伝動具の組合状態を示す斜視図である。 本考案の実施例4によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部が係止位置に位置する状態の図15をd−d線で切断した断面図である。 本考案の実施例4によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部がリリース位置に位置する状態の図15をd−d線で切断した断面図である。 本考案の実施例4によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部が調整されて係止位置に位置する状態の図15をd−d線で切断した断面図である。 本考案の実施例5によるトルク限定保護機構付き伝動具の分解斜視図である。 本考案の実施例5によるトルク限定保護機構付き伝動具の組合状態を示す斜視図である。 本考案の実施例5によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部が係止位置に位置する状態の図6をe−e線で切断した断面図である。 本考案の実施例5によるトルク限定保護機構付き伝動具の第二係り部がリリース位置に位置する状態の図6をe−e線で切断した断面図である。 本考案の実施例6によるトルク限定保護機構付き伝動具の弾性部の分解斜視図である。 本考案の実施例6によるトルク限定保護機構付き伝動具の弾性部の組合状態を示す斜視図である。 図24をf−f線で切断した断面図である。 本考案の実施例6によるトルク限定保護機構付き伝動具の弾性部が圧縮されていない状態を示す断面図である。 本考案の実施例6によるトルク限定保護機構付き伝動具の弾性部が圧縮された状態を示す断面図である。 本考案の実施例7によるトルク限定保護機構付き伝動具の弾性部が圧縮されていない状態を示す断面図である。 本考案の実施例7によるトルク限定保護機構付き伝動具の弾性部が圧縮されていない状態を示す断面図である。 本考案の実施例8によるトルク限定保護機構付き伝動具の分解斜視図である。 本考案の実施例8によるトルク限定保護機構付き伝動具の組合状態を示す斜視図である。 本考案の実施例8によるトルク限定保護機構付き伝動具の充填物が圧縮されていない状態の図31をg−g線で切断した断面図である。 本考案の実施例8によるトルク限定保護機構付き伝動具の充填物が圧縮された状態の図31をg−g線で切断した断面図である。
符号の説明
10 伝動具、10’ 伝動具、10’” 伝動具、10”” 伝動具、10””’ 伝動具、10””” 伝動具、10”””’ 伝動具、20 第一伝動部、20’” 第一伝動部、21 チューブ、21” チューブ、21’” チューブ、21”” チューブ、22 第一伝動端、22’” 第一伝動端、23’” 凸縁、30 第二伝動部、30” 第二伝動部、31 ロッド、31””” ロッド、32 第二伝動端、32” 第二伝動端、33 スライド穴、33” スライド穴、33’” スライド穴、40 第一係り部、40’” 第一係り部、40”” 第一係り部、40”””’ 第一係り部、41 係り条、41’” 第一係りブロック、41”” 第一係りブロック、42 第一係止端、42’ 第一係止端、43”” 矩形突起、50 第二係り部、50”””’ 第二係り部、51 スライドロッド、51” スライドロッド、51’” スライドロッド、51”””’ スライドロッド、52 第二係りブロック、52’ 第二係止端、60 弾性部、60” 弾性部、60””’ 弾性部、60””” 弾性部、60”””’ 弾性部、61””’ ベース体、61””” ベース体、61”””’ ベース体、62””’ 収容空間、62”””’ 収容空間、63””’ 軸穴、63”””’ 軸穴、64””’ スライド体、64”””’ スライド体、65””’ 調整部、65”””’ 押上体、66””’ 充填物、66”””’ 充填物、70 位置決め部、71 環状溝、72 C型位置決めリング、80 回転限定部、90” 調整部、90’” 調整部、90”” 調整部、91” 調整ねじ軸、91’” ねじ穴、91”” 調整ナット、92” 調整ねじブッシュ、92’” 調整ねじブッシュ、92”” 調整ナット、211”” 矩形穴、641””’ 丸形状スライド体、641”””’ スライドブロック、642””’ 端面、643””’ 第一密封パッキン、651””’ 調整ねじ穴、652””’ シール、653””’ 調整ブロック、6521””’ 丸形状シール、6522””’ 第二密封パッキン

Claims (28)

  1. 一つの第一伝動部と、一つの第二伝動部と、一つの第一係り部と、一つの第二係り部と、一つの弾性部と、一つの回転限定部とを含むトルク限定保護機構付き伝動具において、
    前記第二伝動部は前記第一伝動部から予定距離で離間するように維持され、
    前記第一係り部は前記第一伝動部に対応して連接され、前記第二伝動部に向く第一係止端を有し、
    前記第二係り部は前記第二伝動部と摺動可能に連接され、係止位置とリリース位置との間で直線に移動可能であり、第二係止端を有し、前記第二係り部が前記係止位置に位置するときには、前記第二係止端が前記第一係止端と係止する状態になり、前記第二係り部が前記リリース位置に位置するときには、前記第二係止端が前記第一係止端と係止しない状態になり、
    前記弾性部は前記第二係り部を前記係止位置に弾性的に位置させるものであり、
    前記回転限定部は前記第二係り部と前記第二伝動部との間に設けられ、前記第二係り部と前記第二伝動部との相対回転を限定することを特徴とするトルク限定保護機構付き伝動具。
  2. 前記第一伝動部は、予定長さを持つチューブを有し、第一伝動端が前記チューブの一端に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  3. 前記第一伝動端は、六角穴であり、前記チューブと同軸に対応することを特徴とする請求項2に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  4. 前記第二伝動部は、前記チューブの他端に収容されて位置決めされ、前記チューブの軸心を中心として自転可能であることを特徴とする請求項2に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  5. 更に一つの位置決め部を含み、前記位置決め部は二つの環状溝を有し、前記二つの環状溝は前記チューブの他端の裏壁面と、前記第二伝動部の前記裏壁面と対向する端面とにそれぞれ凹設され、前記二つの環状溝で形成されている空間内に位置決めリングが設けてあることを特徴とする請求項4に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  6. 前記第二伝動部は、一つのロッドを有し、一端が前記チューブと同軸に収容されて位置決めされ、第二伝動端が前記ロッドの他端に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  7. 前記第二伝動端は、矩形穴であり、前記ロッドの他端に前記ロッドと同軸に凹設されていることを特徴とする請求項6に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  8. 前記第二伝動部は、一つのロッドと、前記ロッドの一端から内側へ前記第二伝動部の軸心を中心として開設されているスライド穴とを有し、前記第二係り部は予定長さを持つスライドロッドを有し、前記スライドロッドは前記スライド穴を同軸でスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  9. 前記回転限定部は、互いに補う非丸形断面形状を持ち、前記スライド穴とスライドロッドとから構成されていることを特徴とする請求項8に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  10. 前記弾性部は、前記スライドロッドに嵌められたばねであり、その両端は前記第二係止端と前記ロッドの一端とにそれぞれ当接することを特徴とする請求項8に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  11. 更に前記第二係止端と前記ロッドの一端との間の距離を調整する調整部を含むことを特徴とする請求項10に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  12. 前記調整部は、一つの調整ねじ軸と、一つの調整ナットとを有し、前記調整ねじ軸は前記スライドロッドの一端から外側に伸びて前記スライド穴に挿入され、前記調整ナットは前記ロッドの他端に位置し、前記調整ねじ軸と同軸に螺接し、前記スライドロッドの前記スライド穴から突出する長さを調整するものであることを特徴とする請求項11に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  13. 前記第一係り部は、予定形状を持つ係りブロックを有し、前記係りブロックが前記第一伝動部の予定位置に係られて第二係り部と連接することを特徴とする請求項10に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  14. 前記調整部は、前記第一係り部の前記第一伝動部に係られる位置を変化させることにより、前記第二係止端と前記ロッドの一端との間の距離を変化させるものであることを特徴とする請求項13に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  15. 前記第一伝動部は、予定長さを持つチューブを有し、一つの凸縁が前記チューブの裏壁面から立設され、前記第一係り部の一端面が前記凸縁の一側面に当接し、前記調整部は一つの調整ねじ穴を有し、前記凸縁が貫入し、一つの調整ボルトは前記凸縁の他側面から前記調整ねじ穴に螺入されて、その末端が前記第一係り部に当接することを特徴とする請求項14に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  16. 前記第一係止端と前記第ニ係止端とは、互いに嵌合する戻り止めであることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  17. 前記第一係止端と前記第ニ係止端とは、それぞれ互いに係合する係り条と係り溝であることを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  18. 前記弾性部は、
    予定形状を持つベースと、
    前記ベース内に設けられ、予定容積を持つ収容空間と、
    前記ベースの一端から内側へ開設されて前記収容空間と連通する軸穴と、
    前記収容空間内にスライド可能に設けられ、周面が前記収容空間の裏壁面に当接し、前記軸穴の軸方向に予定ストローク内で直線に移動自在なスライド体と、
    流体、半流体又は流体と半流体との混合物のうちの何れか一つを採用し、前記収容空間内に収容され、前記スライド体に仕切られて前記収容空間内に密封され、前記軸穴に侵入不能である充填物とを含むことを特徴とする請求項1に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  19. 前記ベースは、ロッド形状の身部を有し、前記身部の一端には前記身部の軸心を中心として内側へ伸びた軸穴が開設してあり、前記軸穴が前記身部内に位置する収容空間と連通することを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  20. 前記ベースは、更に前記身部の他端面に設けられている一つの戻り止め部を含むことを特徴とする請求項19に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  21. 前記軸穴の内径は、前記収容空間の内径よりも小さいことを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  22. 前記軸穴の内径は、前記収容空間の内径と同様であることを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  23. 前記スライド体は、予定厚さを持つスライド体を含み、前記スライド体は前記収容空間内にスライド可能に設けられ、一端面が前記軸穴に隣接し、第一密封パッキンが前記スライド体の他端面に貼り付けられていることを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  24. 更に一つの長形の押上体を含み、前記押上体は前記軸穴と同軸で前記軸穴内に収容され、一端が前記スライド体に当接することを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  25. 更に一つの調整ねじ穴と、一つの密封体と、調整ブロックとを含み、前記調整ねじ穴は前記ベースの他端から内側へ伸びて前記収容空間と連通し、前記密封体は前記収容空間内に設けられて前記収容空間を密封するものであり、前記調整ねじ穴に隣接し、前記スライド体と仕切られ、前記充填物が前記スライド体と密封体との間の収容空間内に収容され、前記調整ブロックは前記調整ねじ穴内に設けられ、一側面が前記密封体に当接して前記密封体を位置決めすることを特徴とする請求項18に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  26. 前記調整ブロックと前記調整ねじ穴とは、螺合で結合することを特徴とする請求項25に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  27. 前記調整ねじ穴の穴径は、前記収容空間の内径よりも大きいことを特徴とする請求項25に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
  28. 前記密封体は、更に一つの密封ブロックを含み、前記密封ブロックは前記収容空間内に設けられて前記収容空間を塞ぎ、一端面が前記調整ブロックに当接し、第二密封パッキンは前記密封ブロックの他端面に貼り付けられ、第一密封パッキンに対向することを特徴とする請求項25に記載のトルク限定保護機構付き伝動具。
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