JP2007050445A - 金属成形機の材料押出供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 溶解筒内の残余の金属材料の排出を、必要に応じて押出プランジャに延長ロッドを継ぎ足すことにより、押出プランジャの移動ストロークを変えることなく、先端位置を前進限位置から先方に移動可能となす。
【解決手段】 外周囲に加熱手段を有し、後部上に短柱状の金属材料の投入口を有する溶解筒と、溶解筒の後端から内部に先端部を挿入し、該先端部により溶解筒内の金属材料を先方に押圧移動する押出プランジャと、その射出プランジャの後端を着脱自在に連結したベースプレート上の進退自在な押圧板とからなる。その押圧板と押出プランジャとの間に介在し、かつその両方と連結して押出プランジャの先端位置を、前進限位置から溶解筒内の金属材料の全量を排出するところまで移動する長さの延長ロッドを備える。
【選択図】 図4

Description

この発明は、マグネシウム又はその合金等の短柱状の低融点金属材料を溶融して金型に射出する金属成形機の材料押出供給装置に関するものである。
短柱状の金属材料を溶融して金型に射出する成形機の材料押出供給装置としては、溶融装置の融解シリンダの後部に供給装置と挿入装置とを備え、供給装置内に投入された金属材料を挿入装置のプッシャにより融解シリンダに挿入し、その融解シリンダ内で先に融解して生じた溶湯を、後の半溶融状態の金属材料を介して射出スリーブに押出供給するものがある。
また加熱筒の後部に棒状の金属材料の供給装置を設け、その供給装置から加熱筒後部に落下供給された棒状材料を、材料押込ロッドにより加熱筒内に押込み、加熱筒内で先に融解して生じた溶湯又は半溶融の金属材料を後の金属料材料を介して射出加熱筒内に押出供給するものもある。
特開2001−167499号公報 特開2005−40807号公報
融解シリンダ又は加熱筒(以下融解シリンダという)に短柱状又は棒状の金属材料を挿入して溶融し、これをプッシャやロッド(以下プッシャという)により融解シリンダに押出供給する装置では、プッシャの移動ストロークは1本の金属材料の全長を若干越える程度であればよいとされている。この範囲であれば融解シリンダやプッシャの長さも短く済むので、装置全体をコンパクトに構成することができる。しかし、プッシャのストロークが融解シリンダの先端まで及ばぬために、融解シリンダ内に溶融して残った金属材料をプッシャにより押し出して完全に排出することはできない。このため融解シリンダ内に溶融材料を残したまま成形終了となり、次回の成形はその残量を溶融してから開始されることになる。したがって、成形開始までに時間を要するという課題を有する。
この発明は、上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、金属材料を射出加熱筒に押出供給する押出プランジャの移動ストロークを変えることなく、延長ロッドの採用により必要時に溶解筒内の金属材料を押出プランジャをもって排出でき、これによりメンテナンスの容易性と、次回の成形開始までの時間の短縮とを図ることができる新たな金属成形機の材料押出供給装置を提供することにある。
上記目的によるこの発明は、外周囲に加熱手段を有し、後部上に短柱状の金属材料の投入口を有する溶解筒と、その溶解筒の後端から内部に先端部を挿入し、該先端部により溶解筒内の金属材料を先方に押圧移動する押出プランジャと、その押出プランジャの後端を着脱自在に連結したベースプレート上の進退自在な押圧板とからなり、その押圧板と押出プランジャとの間に介在し、かつその両方と連結して押出プランジャの先端位置を、前進限位置から溶解筒内の金属材料の全量を排出するところまで移動する長さの延長ロッドを備える、というものである。
また上記溶解筒は、射出加熱筒と一体で内部に射出路と連通した供給路を有する接続ブロックに先端面を当接してジョイントにより水平に連結され、その供給路の金属材料を射出路に排出する長さの延長ロッドを備えるというものであり、上記延長ロッドは、上記押出プランジャの後端内に設けたねじ孔と螺合するねじ軸を先端に有し、後端に押出ロッドの後端の連結手段と同一の連結手段を有する、というものである。
また上記押出プランジャは、軸部が中空で後端に一対の半部材による止め金具を着脱自在に有し、その止め金具と係合する環状溝を先端部と後端の連結用の環状溝の手前の後部に有する延長ロッドを、後端の開口から軸部内に収納して備える、というものである。
上記構成では、延長ロッドの採用により押出プランジャの移動ストロークを変えずに、押出プランジャの先端位置を延長ロッドの長さ分だけ前進限位置から更に先方に変えることができるので、残量を全て排出して成形作業の終了又は停止が行え、これにより次回の成形開始時の立上げ時間を短縮して成形効率を上げることができる。また押出プランジャによる排出を可能とするために、押出プランジャの長さを余分に設ける必要もないので装置の長さにも変わりはなく、排出機能を有する材料押出供給装置をコンパクトに構成することができる。
また延長ロッドの継ぎ足しは必要に応じて行えばよく、その継ぎ足し作業も、設定ストロークの移動後に押出プランジャを押圧板から外し、押圧板を後退移動して延長ロッドの長さに適合したスペースを空けてから、押出プランジャと押圧板との間に延長ロッドを入れて両方と連結するだけでよいから簡単に済み、また延長ロッドの取外しも同様に行えるので延伸ロッドの継ぎ足しに長時間を要しない。
図中1は型締装置、2は射出装置、3は材料押出供給装置である。
上記型締装置1は、受圧盤11と、その受圧盤11と所要間隔を置いて対設した連結盤12と、両盤間の中央に配置した型置盤13とを、四隅部に挿通したクランプシャフト14.14により連結して備え、その受圧盤11と型置盤13との間に、可動盤15をクランプシャフト14.14に挿通支持して進退自在に有する。この可動盤15の背面には、受圧盤11の中央部にシリンダ16aを一体に設けた型締機構16の型締ラム16bが連結してあり、その型締ラム16bの伸縮作動により可動盤15が進退移動して、該可動盤15と型置盤13とに分割して取付けた金型の可動型17aと固定型17bの型開閉及び型締とを行う構造からなる。
連結盤12の外側盤面には、上記射出装置2の射出シリンダ21が、ピストンロッド22を連結盤12に穿設した穴に進退自在に挿通して固設してある。また型置盤13には両端が開口した射出加熱筒18が、型取付面側の盤面から先端が若干突出するところまで、周囲に断熱材を施して盤体に穿設した穴に連結盤側から挿通し、先端周囲に嵌合した割りリングとボルトにより止着してある。この先端部のみ型置盤13に固定して他を自由状態となした射出加熱筒18では、型置盤13に拘束されることなく軸方向に熱膨張するようになる。
上記射出加熱筒18は、型置盤13から突出した後側面に、上記材料押出供給装3の接続ブロック19を一体に有し、その接続ブロック19と共に射出加熱筒18を加熱する手段(図では省略)が設けてある。接続ブロック19は斜め後方に向け突出しており、その内部中央に射出加熱筒内の射出路18aと所要角度で交差する供給路19aが、ブロック端面から後退限位置の射出プランジャ20の先端に近接した射出路18aの壁面まで穿設してある。また図では省略したが、射出加熱筒18には、射出路18aをアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気となすガス供給手段が接続されている。なお、図では供給路19aを45°の角度で交差させているが、その角度は任意とするものである。
上記ブロック端面は供給路19aに対し直角な垂直面で、そこに材料押出供給装置3の前部に位置する溶解筒31が先端面を当接してジョイント31aにより水平に連結してある。この溶解筒31は、長さ300mm、直径60mmの短柱状(棒状ともいう)の金属材料M(マグネシウム合金)を、供給路19aを含めて3〜5本収容できる長さを有し、その内部に材料押出用の押出プランジャ30が挿入してある。また後部上側には金属材料Mの投入口31bが軸方向に長く開設してあり、投入口31bを除く筒体周囲にはバンドヒータ31cが取付けてある。
上記射出路18aには、先端面が平らな射出プランジャ20が射出加熱筒18の後端から挿入してある。この射出プランジャ20は、図4及び図12に鎖線で示すように、プランジャ先端部20aの直径を、摺動可能な範囲で射出路18aの内径とほぼ同径に形成して、射出時に周囲のクリアランスからバックフローする溶融金属材料を少なくしている。また最前進状態で供給路19aの開口に位置する中間部位20bの直径を、プランジャ先端部20aよりも若干小径に形成し、さらに他のプランジャ軸部を中間部位20bよりも小径に形成して、そこに生じた段差によりクリアランスからバックフローした小径軸部の周囲の溶融金属材料を、プランジャ後退時に射出加熱筒18の後端の開口から掻き出して、溶融金属材料による摺動抵抗が減少するようにしてある。
上記型締装置1と射出装置2は、互いに連結したそれぞれの機台4,5に設置してある。型締装置1では受圧盤11と型置盤13とを機台4に固定して設置し、連結盤12と可動盤15は機台4に固定せずに設置している。また射出装置2は機台5に油圧駆動部23を載置固定し、射出シリンダ21の前部を支持材51により支持して機台5に設置している。この機台5の連結盤12と型置盤13との間の側部に上記材料押出供給装置3の台フレーム7が張り出して設けてあり、その台フレーム7の上面板6にベースプレート32を載せて上記材料押出供給装置3が設置してある。
上記材料押出供給装置3の上面板6には、前後複数のリニアガイド61が射出加熱筒18と平行に敷設してあり、そのリニアガイド61に裏側面のガイド部材を嵌合して、ベースプレート32が上面板6に可動自在に載置してある。このベースプレート32は射出加熱筒18に対し45°の角度で、上記接続ブロック内の供給路19aの延長線上に水平に位置し、射出加熱筒18の熱膨張に対応して溶解筒31と共に熱膨張方向に動くようにしてある。
ベースプレート32には、上記押出プランジャ30の進退駆動機構が設けてあり、その進退駆動機構より前のベースプレート上に溶解筒31のサポート32aが立設してある。進退駆動機構は油圧駆動によるもので、上記溶解筒31と平行にベースプレート32の上面に敷設した左右一対のリニアガイド33,33と、その両方のリニアガイド33,33に嵌合した固定台板34a,34aに取付けて、ベースプレート32の前部上に並設した駆動部設置板35及び溶解筒後端の支持板37と、両方のリニアガイド33,33に裏面のガイド部材を嵌合した可動台板34b,34bに取付けて、ベースプレート上に進退自在に設けた押圧板38とを有し、その押圧板38の中央に上記押出プランジャ30の後端が着脱自在に連結してある。
上記駆動部設置板35は固定台板34a,34aの前側に、支持板37は後側に互いに平行に載置固定してあり、その両方は駆動部設置板35の前面に取付けた部材32bによりベースプレート32に固定してある。また駆動部設置板35の上部中央は溶解筒後部が間隔を置いて位置する凹所に形成してあり、その両側に一対の油圧シリンダ36,36が溶解筒31と平行に前方に長く水平に取付けてある。上記支持板37の溶解筒後端に臨む板面には、押出プランジャ30の挿通穴37aが設けてある。この挿通穴37aの前面周囲には溶解筒31の後端支持リング37bが上下調節ボルト37cを設けて取付けてあり、その後端支持リング37bに上記凹所を越えて位置する溶解筒31の後端が、支持板37の板面との間に熱膨張スペースSを空けて摺動自在に挿入してある。
上記押圧板38の両側には上記油圧シリンダ36,36のピストンロッド36a,36aが後端を上下に可動自在にピン止めして連結してあり、そのピストンロッド36a,36aの伸縮動作とリニアガイド33,33とにより、押圧板38が押出プランジャ30と共に上記支持板37まで、ベースプレート上を進退移動するようにしてある。この押圧板38の移動ストロークは、図では金属材料Mの2本分の長さ(600mm)よりも若干長く設定してあり、その移動ストロークを、投入口31bよりも後の後退限位置に待機した押出プランジャ30とともに複数回に分けて前進移動し、その前進移動ごとに押出プランジャ30が、溶解筒内に投入した短柱状の金属材料Mを溶解筒先方に順に押し送り、先方の半溶融した金属材料を供給路19aから射出路18aに押出すことができるようにしてある。
押出プランジャ30は後端の外周囲に環状溝30bを有し、後端内にねじ孔30cを軸方向に有する。この押出プランジャ30と押圧板38の連結は、図8に示すように、穴部38aを設けた押圧板38の上部を薄板に形成して後面側に段部を形成し、その段部上に当て板38bを止着して、当て板中央の受け筒38cを穴部38aに挿入する一方、止めリングの一端周囲にフランジを有する内押え金具39aを、プランジャ後端に嵌挿して環状溝30bに割りリング39bを嵌め、その割りリング39bと一緒にプランジャ後端を受け筒38cに挿入したのち、当て板38bの外側開口を外押え金具39cにより塞いで、内押え金具39aの止めリングを受け筒38cに嵌合し、内外の押え金具39a,39cを止めねじにより一体に締め着して行ってる。これにより押出プランジャ30は後端の内外の押え金具39a,39cと割りリング39bとにより、当て板38bを介して押圧板38に連結され、止めねじを外すだけで押圧板38から取り外すこともできる。
図9は、押出プランジャ30の延長ロッド40で、先端にねじ軸40aを有し、後端に連結用の環状溝40bを有する。この延長ロッド40は押出プランジャ30に継ぎ足して、溶解筒31内の全ての金属材料を供給路19aから射出路18aに排出するときに使用される。継ぎ足しは押出プランジャ30の上記ねじ孔30cにねじ軸40aを螺合し、後端を押圧板38に連結して行われる。継ぎ足しにより押出プランジャ30の先端部30aが、図14に示すように、射出路18aと接する供給路19aの開口端まで達するようになる。また押圧板38と延長ロッド40の連結は上記押出プランジャ30の場合と同様に行い得る。
図10は、延長ロッド40を内部に収納した押出プランジャ30の他の実施形態を示すものである。押出プランジャ30は先端部30aを除く軸部を中空に形成したものからなり、その軸部後端に突条41aを内周囲に突設した一対の半部材による止め金具41がボルトにより着脱自在に取付けてある。また延長ロッド40は後端に形成した連結用の環状溝40bに加えて、先端部と環状溝40bより手前の後部とに係合用の環状溝40c,40dを有する。
この延長ロッド40は、後部の環状溝40dが止め金具41の突条41aに位置するところまで押出プランジャ30に収納されており、その環状溝40dと突条41aとの嵌合により押出プランジャ30と一体に結合されて、止め金具41から突出した後端が押出プランジャ30と上記支持板38の連結部を構成している。また必要時には止め金具41を外して、先端部の環状溝40cがプランジャ後端から露出するところまで延長ロッド40を引出し、その環状溝40cに突条41aを嵌合して止め金具41をロッド周囲に当接したのち、止め金具41をプランジャ後端に再び止着する。これにより延長ロッド40が止め金具41に固定されて押出プランジャ30の後端に長く連なり、図11に示すように、押出プランジャ30の長さが伸びるようになる。
上記構成の材料押出供給装置3では、材料がマグネシウム合金で、半溶融によりチクソトロピー性状を呈する短柱状の金属素材Mの場合、溶解筒31の加熱温度は、金属素材Mが半溶融状態(550°〜590℃)となる温度に設定している。半溶融状態の金属素材Mは、完全溶融した場合と異なって、溶解筒31と供給路19aが水平でも射出路18aに流動することなく、全体が膨張して均一に軟化した状態にあって、短柱状の形態を保っている。
射出路18aへの半溶融状態の金属材料の押出供給は、上記射出プランジャ20の先端部20aが、後退退位置にあって供給路19aが射出路18aと連通しているときに、上記油圧シリンダ36のピストンロッド36aを予め設定したストロークだけ縮小作動して行われる。ピストンロッド36aの縮小により上記押出プランジャ30が押圧板38と一緒に設定ストロークを前進移動して、そのストローク分だけ溶解筒31内の半溶融状態の金属材料Mを押圧する。これにより押圧移動した分量の金属材料Mが、1ショット分として供給路19aから射出路18aに押出供給される。したがって、射出路18aにおける材料供給量は押出プランジャ30の移動量により計量されることになる。
押出プランジャ30が前進限位置に達すると、油圧シリンダ36がピストンロッド36aの伸長作動に切換わり、押圧板38が押出プランジャ30と一緒に元の後退限位置まで後退移動する。この後退移動により押出プランジャ30の先端部30aが溶解筒31の投入口31bより後の溶解筒後端に位置するので、新たな金属材料Mの投入が行えるようになる。
補給材料の投入は射出プランジャ20が最前進位置に停止していて、中間部位20bにより供給路19aの開口が塞がれている時に行うのが好ましい。材料補給は1ショットごとに行う必要がなく、溶解筒内に少なくとも1本分の金属材料の補給スペースが生じてから行えば材料不足を来すようなことはない。挿入後に油圧シリンダ36を縮小作動して押出プランジャ30をプランジャ先端30aが金属材料Mと接するところまで前進移動し、その先端で金属材料Mを押さえる。
成形作業の終了又は停止等により、溶解筒31及び供給路19aの半溶融材料の全部を排出する必要が生じた場合には、上記延長ロッド40を押出プランジャ30の後に継ぎ足す。この継ぎ足しは、押圧板38と押出プランジャ30とを、そこに採用された延長ロッド40の長さから予め設定された移動ストロークを、移動してから行うことができる。
移動停止後に、先ず押出プランジャ30と押圧板38とを連結している内押え金具39aと外押え金具39cの締め付けボルトを外し、外押え金具39cを当て板38bから取除く。そして油圧シリンダ36を伸長作動して押圧板38を後退移動すると、押出プランジャ30の後端が内押え金具39aと後端周囲の割りリング39bと共に受け筒38cから抜け出し、図13に示すように押圧板38だけが元の後退限位置まで移動して、そこに延長ロッド40の長さに適合したスペースが生ずる。
次に、準備しておいた延長ロッド40を押出プランジャ30の後端にねじ着して継ぎ足し、延長ロッド後端を押出プランジャ30と同様な手段により押圧板38に連結する。これにより押圧板38の移動ストロークは変わらないが、押出プランジャ30では延長ロッドの長さが移動ストロークに加算されて、図14に示すように、先端部30aが前進限位置から射出路18aに突出するところまで供給路19aを移動するようになる。この結果、溶解筒31及び供給路19aの全ての半溶融材料を、押出プランジャ30と上記射出プランジャ20を交互に往復動して、射出路18aから排出することができる。排出作業が終了したら、後退限位置で戻して延長ロッド40を押出プランジャ30と押圧板38から取外し、その後に押圧板38を押出プランジャ30の後端まで前進移動して再連結する。
図15は、電動モータ8を駆動源とする押圧板38の他の進退駆動機構の実施形態を示すもので、ベースプレート32の上に対設した前部固定盤81及び後部固定盤82と、両盤間に配置した上記押出プランジャ30の押圧板38と、その押圧板38を貫通して両盤の対角線上の隅部にわたり設けた一対のガイドロッド84と、押圧板38に内設したボールナット部材85と螺合して、両盤の他の対角線上の隅部にわたり回転自在に設けた一対のボールねじ軸86と、そのボールねじ軸86を回転する後部固定盤82に取付けた上記電動モータ8と、電動モータ8の回転を一対のボールねじ軸86に同時に伝達する駆動ベルト87とからなる。
上記溶解筒31は、前部固定盤81に後端を支持して盤体前面に水平に配置され、その後端内に押出プランジャ30の先端部30aが挿入してある。この押出プランジャ30は、ボールねじ軸86の回転とガイドロッド84とによる押圧板38の前進移動により、溶解筒内を前進移動して上記油圧駆動による実施形態と同様に、溶解筒内の半溶融状態の金属材料を図示しない射出路に押出供給する。
この発明の材料押出供給装置を備えた金属形成機の一部を断面で示す平面図ある。 図1のA−A線における背面図である。 この発明の材料押出供給装置の側面図である。 同上の一部を断面で示す平面図である。 材料押出供給装置の前面図である。 溶解筒後部の支持状態を示す支持板上部の半部縦断側面図である。 押圧板の後面図である。 押出プランジャを連結した押圧板上部の縦断側面図である。 延長ロッドの側面図である。 延長ロッドを収納した押出プランジャの縦断側面図である。 同上の延長ロッド引出し時の押出プランジャの縦断側面図である。 押出プランジャの前進限位置を示す材料押出供給装置の一部を断面で示す平面図である。 延長ロッド継ぎ足し時の材料押出供給装置の一部を断面で示す平面図である。 材料排出時の材料押出供給装置の一部を断面で示す平面図である。 材料押出供給装置の電動モータを駆動源とする押出駆動手段の側面図である。 同上の後面図である。
符号の説明
1 型締装置
2 射出装置
3 材料押出供給装置
4 機台
6 上面板
7 台フレーム
13 型置盤
18 射出加熱筒
18a 射出路
19 接続ブロック
19a 供給路
20 射出プランジャ
30 押出プランジャ
30b 後端の環状溝
30c ねじ孔
31 溶解筒
32 ベースプレート
32a 溶解筒のサポート
33 リニアガイド
34a 固定台板
34b 可動台板
35 駆動部設置板
36 油圧シリンダ
36a ピストンロッド
37 支持板
38 押圧板
40 延長ロッド
40a 先端のねじ軸
40b 後端の環状溝

Claims (4)

  1. 外周囲に加熱手段を有し、後部上に短柱状の金属材料の投入口を有する溶解筒と、その溶解筒の後端から内部に先端部を挿入し、該先端部により溶解筒内の金属材料を先方に押圧移動する押出プランジャと、その押出プランジャの後端を着脱自在に連結したベースプレート上の進退自在な押圧板とからなり、その押圧板と押出プランジャとの間に介在し、かつその両方と連結して押出プランジャの先端位置を、前進限位置から溶解筒内の金属材料の全量を排出するところまで移動する長さの延長ロッドを備えることを特徴とする金属成形機の材料押出供給装置。
  2. 上記溶解筒は、射出加熱筒と一体で内部に射出路と連通した供給路を有する接続ブロックに先端面を当接してジョイントにより水平に連結され、その供給路の金属材料を射出路に排出する長さの延長ロッドを備えることを特徴とする請求項1記載の金属成形機の材料押出供給装置。
  3. 上記延長ロッドは、上記押出プランジャの後端内に設けたねじ孔と螺合するねじ軸を先端に有し、後端に押出ロッドの後端の連結手段と同一の連結手段を有することを特徴とする請求項1記載の金属成形機の材料押出供給装置。
  4. 上記押出プランジャは、軸部が中空で後端に一対の半部材による止め金具を着脱自在に有し、その止め金具と係合する環状溝を先端部と後端の連結用の環状溝の手前の後部に有する延長ロッドを、後端の開口から軸部内に収納して備えることを特徴とする請求項1記載の金属成形機の材料押出供給装置。
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