JP2007050423A - 金属円管の口絞り加工方法および口絞り加工用ダイス - Google Patents

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Abstract

【課題】 設備機構がシンプルなダイス方式を適用し、金属円管の先端部を高い口絞り率で口絞り加工しつつ、この先端部に皺等の欠陥が発生する確率を低減させる金属円管の口絞り加工方法および口絞り加工用ダイスを提供する。
【解決手段】 金属円管4を口絞加工する口絞部2を有するダイス1を用いて口絞加工する口絞工程を有する金属円管4の口絞り加工方法において、ダイス1の長軸方向を中心軸とし、この軸を中心に円錐状に設けられる口絞部2の斜面に少なくとも2個以上の凹形状を有する逃げ部3が設けられているダイス1に、金属円管4の一方の端を挿入配置し、ダイス1を金属円管4に対して相対的に円周方向に回転させながら同時に金属円管4を軸方向に相対的に移動させて押圧加工する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属円管の先端部を高い口絞率で加工する金属円管先端部の口絞り加工方法および口絞り加工用ダイスに関する。
現在、ボンベ、排気管、エアバック容器、飲料缶等で用いる金属円管の先端部を口絞り加工して胴管部の径より口細りさせる口絞り加工方法がある。この口絞り加工の代表的な方式としてダイス方式とスピニング方式とが挙げられる。
ダイス方式は、金属円管の先端部を、予め円錐状の加工用穴が形成されたダイスに押し当て口絞りする方式である。この方式においては、金属円管の肉厚等の条件に応じて金属円管内側に円柱状のプラグを配する場合とプラグを配さない場合とがあり、飲料缶のように薄肉の金属円管を口絞りする場合は、口絞りする先端に皺が発生する可能性があることから、皺の発生を抑制する目的でプラグを配置する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されているように、口絞り加工する先端部を階段状の複雑な口絞り形状に成形する場合は、金属円管とプラグとの接触が滑らかになるように予め工夫されたプラグを適用し、成形加工の進行方向に合わせてプラグを軸方向に移動させることで階段状の複雑な口絞り形状の成形を実現している。
一方、スピニング方式は、回転自在なローラや回転しないヘラ等を金属円管の先端開口部周縁に押し当てて成形する方式である。スピニング方式も薄肉の金属円管(例えば、アルミニウムやそれを含む合金などの軽金属)または比較的肉厚比の大きい金属円管の口絞り加工に適用される方式である(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−309461号公報 特開平11−114640号公報
しかしながら、スピニング方式は、薄肉厚の金属円管であれば口絞り率90%を実現できるという利点を有するものの、設備機構がダイス方式に比べて複雑になるため設備コストが増加する、という問題がある。またローラや回転しないヘラに複雑な加工経路を与える場合が多いため、ダイス方式に比べて加工時間が増大する、という問題も有している。
一方、ダイス方式は、口絞り加工用の設備構造が比較的シンプルで、加工時間が短い、すなわち加工能率が高いという利点を有するが、その一方で先端部の口絞り率が胴管の直径に対して20%を越える高口絞り率を実現しようとすると、金属円管の先端部又は胴管部に口辺皺等の欠陥が発生する場合がある、という問題を有している。特に、肉厚比(金属円管胴管部の肉厚/金属円管の素管外径)3%以下の薄肉厚では皺が発生しやすい。
尚、口絞り率とは、金属円管の素管外径をD0、口絞り加工後の口絞り先端外径をD1とすると、次式で表される。
口絞り率=(D0−D1)/D0
ここで図9を参照して、上記各種口絞り方式で先端加工を行った場合に、金属円管の先端部又は胴管部に発生し得る欠陥の一例を説明する。図9(a)は、正常な口絞り加工が施された理想的な先端101を有する金属円管(胴管部100)の外観図である。これに対して図9(b)に示した金属円管の先端101の周縁には口辺皺102が発生している。また図9(c)に示した金属円管の先端101の周縁には口辺割れ103が発生している。さらに図9(d)に示した金属円管には先端101と胴管部100の境界に境界座屈104が発生している。またさらに図9(e)に示した金属円管の胴管部100には胴管部座屈105が発生している。
ここで図9(d)に示した境界座屈部104がどのようにして発生するか、図10を参照して説明する。図10(a)は、金属円管100をダイス110とチャック106と中子107を用いて口絞り加工中の縦断面図である。ダイス110には円錐状の加工用穴111が削切されており、ダイス軸と加工用穴111の傾斜は角度αをなしている。この加工用穴111に金属円管100の先端部を挿入し、他方の端部にチャック106と中子107を着設して矢印方向に力Pで押し込む。すると金属円管100の先端部が口絞りされると同時に押圧方向と逆方向に摩擦力Fが働く。これにより図10(b)に示すように胴管部100と先端部101の境界に境界座屈104が発生する。
また図9(b)に示した口辺皺102がどのように発生するか、図11を参照して説明する。図11(a)は、金属円管100をダイス110とチャック106と中子107を用いて口絞り加工している際中の縦断面図であり、(b)は(a)におけるA−A横断面図、(c)は加工後の金属円管先端部の外観図である。
ダイス、チャック106および中子107は図10の部材と同じものであるが、ダイス軸と傾斜のなす角度αが図10(a)の角度より大きく形成されている。このようなダイスに金属円管100の先端部を押し込むと、押圧方向に向かって急峻な角度で口絞りを行うため、この急激な変化に追随できず、また押圧力と回転力により先端部の口辺に負荷が掛かり、(c)に示すように口辺皺102が発生する。すなわち、口辺皺の発生要因は、傾斜角度αが大きいために押出方向に向かって急激に口絞り率が高くなることから、この変化に追随して金属板の変形が伴わない点にある。
尚、口辺皺102が発生した場合には、プラグとダイスの隙間を小さく固定した状態で口絞り加工する方法で行うが、この方法であると今度は胴管部座屈105が発生する可能性がある、という相反関係の問題が生じる。
そこで本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、設備機構がシンプルなダイス方式を適用し、金属円管の先端部を高い口絞り率で口絞り加工しつつ、この先端部に皺等の欠陥が発生する確率を低減させる金属円管の口絞り加工方法および口絞り加工用ダイスを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1記載の金属円管の口絞り加工方法は、金属円管を口絞加工する口絞部を有するダイスを用いて口絞加工する口絞工程を有する金属円管の口絞り加工方法において、ダイスの長軸方向を中心軸とし、この軸を中心に円錐状に設けられる口絞部の斜面に少なくとも2個以上の凹形状を有する逃げ部が設けられているダイスに、金属円管の一方の端を挿入配置する挿入配置工程と、ダイスを金属円管に対して相対的に円周方向に回転させながら同時に金属円管を軸方向に相対的に移動させる回転押込工程とを有することを特徴とする。
また請求項2記載の金属円管の口絞り加工方法は、請求項1記載の金属円管の口絞り加工方法であって、回転押込工程により口絞り加工された金属円管の先端部を、成形用ダイスに設けられた円錐状の成形溝に配置し、更にこの金属円管の内側にこの金属円管の内側から成形溝の周面に対し挟圧させるためのプラグを配置してこの金属円管の先端部をしごき成形する成形工程を有することを特徴とする。
請求項3記載の金属円管の口絞り加工用ダイスは、円柱状のダイスの長軸方向を中心軸とし、この軸を中心に円錐状に設けられる口絞部の斜面に少なくとも2個以上の凹形状を有する逃げ部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、円錐状の傾斜面に少なくとも2個以上の逃げ部を有するため、金属円管の外側面とダイスの傾斜面の接触面積が減少し、これに伴い摩擦力も低下するため、境界座屈の発生を抑制することができる。またダイスの中心軸と口絞部の傾斜面とがなす角αを大きくしても(すなわち口絞り率を上げても)口辺皺や口辺割れの発生を抑制できる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る口絞り加工用ダイスの構造図であり、(a)はダイスの上面図、(b)はA−A断面図、(c)は斜視図である。
(口絞り加工用ダイス)
この口絞り加工用ダイス1は、円柱形状を有するダイスの長軸方向を中心軸とし、この軸を中心に円錐状に掘削形成された口絞り用加工用穴の斜面に、この軸を中心として対称な位置に設けられる少なくとも2個以上の逃げ部3を有するものである。この口絞り用加工穴は、口絞部2と逃げ部3が交互に配置された構成を有している。
逃げ部3の形状は、円錐の下方(先細っている方)から上方に向かって扇状に広がる形状を有し、更にこの逃げ部3は凹状をなしている。逃げ部3の個数は、少なくとも2個以上とし上限は特に規定しない。
(口絞り加工方法)
次に、図2、図3を参照して、本発明に係る口絞り加工用ダイス1を用いた口絞り加工方法を説明する。
図1に示した口絞り加工用ダイス1と、被加工物である金属円管4を用意し、ダイス1の口絞り加工用穴に金属円管4の一方の端を挿入配置し、金属円管4の他端にチャック6と中子7を配する。そしてダイス1及び金属円管4の中心軸を軸にして、金属円管4を矢印A方向若しくは矢印B方向から相対的に押圧する。またこの押圧と同時にダイス1を円周方向に回転させる。若しくはダイス1を固定して金属円管4を回転させる。
これにより金属円管4は、口絞り加工用穴の口絞部2に対して押圧により中心軸方向に縮管される。ここで角度αは25°≦α≦60°と設定されている。また口絞部2に逃げ部3が設けられているため、口絞部2と金属円管4の接触面積が小さくなり、その結果、押込み荷重を抑制できることから境界座屈の発生を抑制することもできる。
また相対的に金属円管4をダイス1に対して回転させると逃げ部3において金属円管4が外側に張り出すので、この状態で相対的な回転運動を与えることにより、口絞部2と逃げ部3の境界部8において金属円管4は縮管加工を受け、金属円管4の先端は、口辺皺や口辺割れを発生させることなく目標とする形状に加工することができる。
次に、図4を参照して、上記口絞り加工方法で作製された金属円管先端部の外側面及び内側面の成形方法について説明する。図4において、図1〜図3で説明した部材と同部材については同符号を付し、その説明を省略する。
まず図4(a)に示すように、図1で説明した逃げ部3を有するダイス1に金属円管4の一方の端を挿入する。そして図4(b)に示すように、金属円管4を矢印方向に押圧し(若しくはダイスを矢印逆方向に移動させ)ながら、同時にダイス1を円周方向に回転させ、先端部を縮径加工する。
この加工により作製された金属円管先端部の外側面又は内側面は、この金属円管の材質や加工条件により微小な凹凸や皺が発生する場合がある。そこで図4(c)に示すように、円錐状の成形溝が形成されているダイス10(逃げ部3は設けられていない。)を用意し、この成形溝に口絞り加工後の金属円管先端部を挿入配置し、更に金属円管4の内面にプラグ9を配置する。そして金属円管4の内側から成形溝の周面に対して挟圧させながらある一定の荷重Qで軸方向(矢印方向)に押し込むことで金属円管先端部の外側面及び内側面を同時に成形加工する。
このように円錐状の成形溝を有するダイス10に金属円管を配置し、金属円管の内側から成形溝の周面に対し挟圧させるようにプラグ9を配置することで、例えば金属円管4の外側面又は内側面に微小な凹凸や皺が生じた場合であっても、これを成形加工して更に精度の高い金属円管の先端部を作製することができる。
次に、図5を参照して、口絞り加工用ダイスの他の構造例を説明する。図5は、本発明に係る口絞り用加工ダイスの各種上面図である。
図5(a)に示すように、このダイス1aは、円錐状の口絞り用加工穴に少なくとも2個の逃げ部3aを有している。この逃げ部3aは、ダイス1aの長軸方向を中心軸としてこの軸を対称に配置されている。ここで図1(a)と異なる点は、扇状に広がる逃げ部3bが下方端(口絞り開口部の先端)にまで連続して掘削形成されていない点にある。
この構成によれば、金属円管を挿入し押圧回転加工を開始すると導入部分の逃げ部3aが設けられている部分では口辺皺や口辺割れの発生を抑制することができ、ダイス1aの下方端の逃げ溝3aが形成されていない部分では金属円管4の先端をより精度良く真円に成型することができる。
図5(b)に示すダイス1bは、上記同様に逃げ部3bが少なくとも2個以上設けられ、この逃げ部3bが軸対称位置に配置されている。この逃げ部3bは、上記逃げ部3aの構成とは逆に、逃げ部3bが上方端にまで連続して掘削形成されていない点が上記構成とは異なる。
この構成によれば、ダイス1bの導入部分には逃げ部3bが設けられていないため胴管部をより精度良く真円に成形することができる。またダイス1bの下方端に向かって逃げ部3bが設けられていることから口辺皺や口辺割れを発生させずに口絞り加工を行うことができる。
図5(c)に示すダイス1cは、上記同様に逃げ部3bが少なくとも2個以上設けられ、この逃げ部3bは軸対称位置に配置されている。そしてこの逃げ部3cは、図5(a)の特徴と図5(b)の特徴の両方を兼ね備え、すなわち下方端及び上方端に達することなく円錐状の口絞部2cに扇状の凹部を形成した構造を有している。
この構成によれば、口絞り加工した際に、金属円管の先端の成形精度と、胴管部の成形精度の両方を向上させることができる、という効果を有する。
図5(d)に示すダイス1dは、円錐状の口絞り用加工穴に少なくとも2個以上、具体的には4個以上の逃げ部3dを設け、これらが軸対称になるように配置されている。口絞り加工において口辺皺や口辺割れを発生させないためには、できるだけ口絞部2dの面積を小さくして接触面積を小さくすることが肝要である。従って、逃げ部3dの面積を多くすること、または逃げ部3dの個数を多くすることが本発明の効果を奏する為に望ましい。尚、本実施の形態では、逃げ部の個数を偶数個としたが、個数は偶数個に限らず2個以上であれば奇数個でも良い。また逃げ部の配置は軸対象としたが、配置場所は軸対象に限定されるものではない。
次に図6を参照して、口絞部2及び逃げ部3の形状について説明する。図6(a)〜(c)は、口絞部2及び逃げ部3の形状例を示すためのダイス断面図である。
図6(a)に示すダイス1eは、図1で説明したダイスと同じ形状を有している。すなわち円錐状に掘削形成された加工穴において、口絞部2eは平らな傾斜面で構成されており、図示していない逃げ部はこの傾斜面より窪んだ形状を有している。そしてこのような口絞部2eと逃げ部が交互に配置されることにより円錐状を構成している。この構成によれば、逃げ部3が構成されていることにより金属円管4と口絞部4の接触面積が小さくなるので、境界座屈の発生を抑制することができる。
また図6(b)に示すダイス1fは、口絞部2fが緩やかな凹状の曲面を有している。一方、図示していない逃げ部は、この口絞部2fの窪みよりも更に深い凹状の窪みで構成されている。この構成の場合も上記効果と同様に、金属円管4との接触面積が小さいので境界座屈の発生を抑制することができる。また口絞部2fが曲面化しているので、口絞り加工後の金属円管4の先端も緩やかな曲面を有する成形加工がなされる。
図6(c)に示すダイス1gは、上記2つの場合と異なり、口絞部2gが凸状の曲面を有している。このような構成を有するダイス1gによれば、口絞り加工後の金属円管4の先端を先鋭加工することができる。
次に図7を参照して、本発明に係る口絞り加工方法に適用可能な金属円管の一例を示す。図7(a)の金属円管4aは横断面形状が真円の円筒管である。図7(b)に示す金属円管4bは横断面形状が楕円形を有する円筒管である。また図7(c)に示す金属円管4cは横断面形状が四角形を有する筒状の金属管である。ここに例示した形状は一例であるが、本発明の口絞り加工によれば、これら多種多様な金属円管の先端を口絞り加工することができる。
(実施例)
次に図8を参照して、本発明の口絞り加工用ダイスを用いて口絞り加工を行ったときの実験結果を示す。
実験条件を表1に示す。
Figure 2007050423
表1に示す条件で本発明の効果を実験により検証した。
本実験では、ダイス半角αを25〜45°に設定し、従来のダイス方式による口絞り加工と、本発明による逃げ部を有する非軸対称ダイスを用いて、加工物である金属円管を回転させながら押し込むことによる口絞り加工の限界口絞り率を比較した。
その結果、従来加工方法による限界口絞り率は最高でも0.3(すなわち30%の口絞り率)であり、角度が大きくなるにつれその限界口絞り率は低下した。しかし本発明の加工方法によれば、従来の限界口絞り率を全体的に大きく上回り、口辺割れや境界部座屈が高口絞り率でも発生しにくくなった。特に半角αが30度以上の場合において、その効果が顕著に現れていることが図8から読み取れる。
尚、軽金属などの変形能が高い材料を対象とした口絞り率の大きい口絞り加工では、従来、加工の中でもスピニング加工などの逐次加工が有効と考えられており、この逐次加工は、生産能率が劣る場合が多いという問題を有していたが、本発明を適用することにより、大幅な生産能率を向上させる効果も期待できる。
本発明の実施の形態に係る口絞り加工用ダイスの構造図である。 本発明の実施の形態に係る口絞り加工方法を説明するためのダイス及び金属円管の断面図である。 本発明の実施の形態に係る口絞り加工方法における作用を説明するためのダイス及び金属円管の外観図及びダイスのB−B断面図である。 本発明の実施の形態に係る口絞り加工方法で作製した金属円管先端部を成形加工するための各工程を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る口絞り加工用ダイスの形状例を示すための上面図である。 本発明の実施の形態に係る口絞り加工用ダイスの形状例を示すための縦断面図である。 本発明に係る口絞り加工方法に適用可能な金属円管の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る口絞り加工用ダイスを用いて加工を行った場合の実験結果を示すグラフである。 従来の口絞り加工方法で加工した場合に生じる欠陥の一例を示す図である。 従来の口絞り加工を行うための加工装置の断面構造図(a)、およびこの加工装置で加工された金属円管の外観図(b)である。 従来の口絞り加工を行うための加工装置の断面構造図(a)、この断面構造図のA−A横断面図(b)、およびこの加工装置で加工された金属円管の外観図(c)である。
符号の説明
1、10…ダイス
2…口絞部
3…逃げ部
4…金属円管
6…チャック
7…中子
8…境界部
9…プラグ
10…ダイス
100…金属円管
101…金属円管の口絞り成形部
102…口辺皺
104…境界座屈部
105…胴管部座屈
106…チャック
107…中子
110…ダイス
111…加工用穴

Claims (3)

  1. 金属円管を口絞加工する口絞部を有するダイスを用いて口絞加工する口絞工程を有する金属円管の口絞り加工方法において、
    前記ダイスの長軸方向を中心軸とし、当該軸を中心に円錐状に設けられる口絞部の斜面に少なくとも2個以上の凹形状を有する逃げ部が設けられているダイスに、前記金属円管の一方の端を挿入配置する挿入配置工程と、
    前記ダイスを前記金属円管に対して相対的に円周方向に回転させながら同時に金属円管を軸方向に相対的に移動させる回転押込工程と、
    を有することを特徴とする金属円管の口絞り加工方法。
  2. 前記回転押込工程により口絞り加工された金属円管の先端部を、成形用ダイスに設けられた円錐状の成形溝に配置し、更に該金属円管の内側に該金属円管の内側から前記成形溝の周面に対し挟圧させるためのプラグを配置して該金属円管の先端部をしごき成形する成形工程を有することを特徴とする請求項1記載の金属円管の口絞り加工方法。
  3. 円柱状のダイスの長軸方向を中心軸とし、当該軸を中心に円錐状に設けられる口絞部の斜面に少なくとも2個以上の凹形状を有する逃げ部が設けられていることを特徴とする口絞り加工用ダイス。






























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