JP2007050378A - 揮発性有機化合物の回収プロセス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吸着剤を充填した少なくとも3基の吸着塔および揮発性有機化合物を回収する冷却凝縮手段を有し、水分および揮発性有機化合物を含む空気から該揮発性有機化合物を回収するプロセスにおいて、少なくとも、所定の工程を含むとともに、前記吸着塔の内の少なくとも1基の吸着塔を再生工程に、別の少なくとも1基の吸着塔をガード工程に、少なくとも1基以上の残りの吸着塔を吸着工程に供し、これらの工程を順次切り換えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
1)水分および揮発性有機化合物を含む空気から、主として揮発性有機化合物を吸着し、水分を含む空気を系外に放出する吸着工程(A)と、
2)ガード工程(E)にある他の吸着塔からの再生ガスを用いて、主として水分をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(B)と、
3)ガード工程(F)にある他の吸着塔からの再生ガスを用いて、主として揮発性有機化合物をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(C)と、
4)ガード工程(F)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させるとともに、吸着剤の冷却再生処理を行う再生工程(D)と、
5)再生工程(B)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として水分を吸着除去するとともに、吸着剤の冷却処理を行うガード工程(E)と、
6)再生工程(C)あるいは再生工程(D)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として揮発性有機化合物を吸着除去するガード工程(F)と、
を含むとともに、前記吸着塔の内の少なくとも1基の吸着塔を再生工程に、別の少なくとも1基の吸着塔をガード工程に、少なくとも1基以上の残りの吸着塔を吸着工程に供し、これらの工程を順次切り換えることを特徴とする。
つまり、吸着工程、再生工程、ガード工程を担う吸着塔を順に入れ替えることによって、ガード工程に導入された再生ガスは、別の吸着塔での再生工程にそのまま利用できることによって、再生ガスの使用量も大幅に軽減し、加熱手段の配置と相俟って、エネルギー効率の大幅な向上を図ることが可能となった。
さらに、ガード工程は、吸着塔の冷却の後半処理を行うと同時に再生ガスの精製を行い、再生工程にある吸着塔へのVOCを殆ど含まない清浄なガスを供給することにより、上記のように十分な吸着塔の再生処理が可能となった。また、後述するように、吸着塔の加熱再生を工夫することにより、水分とVOCを選択的に脱着することができることに注目し、加熱再生処理を再生工程(B)と再生工程(C)の2つの工程に分ける工夫をしている。なお、「再生ガス」とは、上記再生工程(B)〜(F)において、吸着塔のいずれかを流通したガスをいい、試料空気を用いる場合や系外から導入される不活性ガスなどのガスを用いる場合がある。また「冷却凝縮手段」とは、冷却して凝縮機能を有する手段のみならず、広く、冷却機能を有する手段とさらに冷却して凝縮機能を有する手段を組合せて使用する手段、あるいは、それぞれを独立して使用可能な手段を含むものとする。
従って、VOCの連続回収を図るとともに、吸着剤の効率のよい使用方法および効率のよい再生方法によって、簡便な機能を用い、保守を軽減しエネルギー効率が高くかつ信頼性の高いコンパクトなVOCの回収プロセスを提供することが可能となった。
1)水分および揮発性有機化合物を含む空気から、主として揮発性有機化合物を吸着し、除去処理を行う吸着工程(A)と、
2)ガード工程(E)にある他の吸着塔からの再生ガスを用いて、主として水分をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(B)と、
3)ガード工程(G)にある他の吸着塔を迂回する流路を循環する再生ガスを用いて、主として揮発性有機化合物をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(C)と、
4)ガード工程(F)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させるとともに、吸着剤の冷却再生処理を行う再生工程(D)と、
5)再生工程(B)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として水分を吸着除去するとともに、吸着剤の冷却処理を行うガード工程(E)と、
6)他の吸着塔が再生工程(C)にある間、再生ガスの流通を停止し、該再生ガスを前記迂回路を循環させるガード工程(G)と、
7)再生工程(D)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として揮発性有機化合物を吸着除去するガード工程(F)と、
を含むとともに、前記吸着塔の内の少なくとも1基の吸着塔を再生工程に、別の少なくとも1基の吸着塔をガード工程に、少なくとも1基以上の残りの吸着塔を吸着工程に供し、これらの工程を順次切り換えることを特徴とする。
つまり、循環する再生ガスにおいて、VOC凝縮手段で除去しきれず残るVOCの濃度はVOCの沸点に依存し、低沸点成分ほど濃度が高くなる。再生工程(C)の間、再生ガスをガード工程(G)にある塔をバイパスすると、この間にガード塔に吸着していたであろうVOC量分が吸着せずにVOC凝縮手段で回収することができるので、その分回収効率がよくなる。併せて、ガード工程にある吸着塔へのVOCの再吸着量を少なく押さえることができ、その分吸着塔への吸着剤の充填量を少なくすることができるというメリットがある。
従って、VOCの連続回収を図るとともに、一層吸着剤の効率のよい使用方法および効率のよい再生方法が可能となり、簡便な機能の、エネルギー効率が高くかつ信頼性の高いコンパクトなVOCの回収プロセスを提供することが可能となった。
また、本発明は、再生工程にある吸着塔とガード工程にある吸着塔との間での再生ガスの循環使用を行うことを特徴とする。本発明は、さらに各吸着塔を2つのグループに分け、その一方に少なくとも1つの再生工程を有し、他方に少なくとも1つのガード工程を有するように該吸着塔を機能させるとともに、これら2つのグループを結ぶ流路の中間に加熱手段を配設し、1つの加熱手段で供給される再生ガスを予め加熱することによって、複数の吸着塔含むVOC回収プロセス全体のコンパクト化を図るとともに、接続する流路を設定することによって任意の構成が可能となり汎用性のあるVOC回収プロセスを形成することが可能となる。
本発明に係るVOCの回収プロセスは、吸着剤を充填した少なくとも3基の吸着塔および揮発性有機化合物を回収する冷却凝縮手段を有し、その内の少なくとも1基を再生工程(B)、(C)または(D)のいずれかに、別の少なくとも1基をガード工程(E)、(F)または(G)のいずれかに、少なくとも1基以上の残りを吸着工程(A)に供し、これらの工程を順次切り換えることによって、再生工程において循環使用される再生ガス中の濃縮された揮発性有機化合物を効果的に回収することを特徴とする。
図1に、本発明に係るVOCの回収プロセスの1の構成を例示する(第1構成例)。
ここでは、吸着塔を4基設け加熱手段をその中央に配置した場合について説明する。この配置方法に限定するものではないが、このような配置は切換弁の数を減らすことができて好ましい。特に試料空気の流量が多いときには、多数の吸着塔を使用するほど、吸着工程にある吸着塔の割合が多くなり、より効率的なVOCの回収プロセスを構成することが可能となる。
(1)先ず、偶数(n=2m)の時は、m基ずつの2つのグループに分ける。各々の吸着塔の再生工程の再生ガス入口とガード工程の再生ガス出口を再生ガス中間口と呼ぶと、再生ガス中間口から延ばしてヘッダー管(図1における6aおよび6bに該当)に制御弁Vdを介して接続する。ヘッダー管の中間に加熱手段6を配置する。
(2)また、奇数(n=2m+1)の時は、内2m基は上記、偶数の時と同様に配置し、残り1基はその再生ガス中間口からの再生ガス配管を2つに分岐し、各々を延ばしてヘッダー管の上記加熱手段の両側に弁を介して接続する。特に、3基の場合は、後程より詳しく説明する。
再生工程にある吸着塔に供給される再生ガスを予め加熱することによって、吸着塔自体に加熱機能を有する必要をなくし、複数の吸着塔含むVOC回収プロセス全体のコンパクト化を図るとともに、接続する流路を設定することによって任意の構成が可能となり汎用性のあるVOC回収プロセスを形成することができる。
(1)上記第1構成例に基づくVOCの回収プロセスの動作について、まず、1つの吸着塔(「該吸着塔」という。)における各工程の内容を説明する。
回収プロセス稼動時においては、図1に示す第一ブロア1で昇圧した試料空気を回収プロセスに導入する。このとき、VOCおよび水分を含む試料空気は、まずフィルタ(図示せず)によって清浄され、また必要なら水冷却器(図示せず)により冷却された後、吸着塔S1〜S4のいずれか2基の該吸着塔に導入され、主としてVOCを吸着分離して大気に放出される。該吸着塔においては、温度約20〜40℃程度、圧力約2〜8kPaG程度に設定される。
次に、回収プロセス稼動時には、第二ブロア4で昇圧した再生ガスを回収プロセスにおいて機能させる。ここで、再生ガスは、系外から導入するか、上記VOCを吸着処理した試料空気を使用するかを問わないが、系外から導入する場合は不活性ガスが好ましい。不活性ガスを用いるときは、再生工程の最初に吸着塔内の残留空気を不活性ガスで置換する操作を行うこと多いが、一般的に良く知られたことであるので詳述しない。
このとき、再生ガスを冷却器2に導入し、第二ブロア4で昇圧し、後述するガード工程(E)にある吸着塔に導入して主として水分を除去した後、それを再生ガス用加熱器6によって中温状態約150℃にして該吸着塔に導入することによって、該吸着塔の再生を行う。再生ガスは、回収プロセス内部において循環使用される。なお、加熱状態は図1のように加熱器を通過させることが好ましいが、処理量の少ない場合には、該吸着塔自体を加熱することも可能である。
次に、冷却器2を介して再生ガスをVOC凝縮器3に導入して大半のVOCを除去し、第二ブロア4で昇圧し、約10℃の低温状態でガード工程(F)にある吸着塔において微量の残留VOCを除去された後、その再生ガスを再生ガス用加熱器6によって高温状態約220℃にして該吸着塔に導入することによって、該吸着塔の高度の再生を行う。
このとき、極低温(約−40〜−10℃程度)のVOC凝縮器3においてVOCを凝縮液化させ、溶剤として回収する。また、再生ガスは、上記(1−2)同様、回収プロセス内部において循環使用される。
次に、再生工程(C)と同様に、再生ガスを冷却器2、VOC凝縮器3、第二ブロア4、ガード工程(F)にある吸着塔に導入した後、本工程においては低温状態にして該吸着塔に導入することによって、該吸着塔の冷却を行う。
上記(1−4)によって該吸着塔の再生工程は完了し、該吸着塔はガード工程に移行する。つまり、再生工程(B)にある吸着塔からの再生ガスを、冷却器2に導入した後、該吸着塔に導入して主として残留した水分を除去することによって、再生工程(B)にある吸着塔への清浄な再生ガスの供給を行っている。
上記の機能からみると、ガード工程は、特定の吸着塔における次なる吸着工程の準備段階であるとともに、他の吸着塔の再生工程の補助的機能の役割を果たすものである。
次に、再生ガスは、冷却器2を介してVOC凝縮器3に導入されて大半のVOCが除去された状態で、低温条件で該吸着塔に導入される。ここで、微量の残留VOCを除去された後、それを再生ガス用加熱器6によって中温状態で再生工程にある吸着塔に清浄な再生ガスの供給を行っている。
上記(1−5)同様、特定の吸着塔における次なる吸着工程の準備段階であるとともに、他の吸着塔の再生工程の補助的機能の役割を果たしている。
加熱手段を中央に配置し、吸着塔の並びにS1、S3,S2,S4と名づけることにより、奇数番と偶数番がグループ分けされ、吸着塔S1〜S4が順次循環的に切換え可能であることが理解できる。つまり、P1〜P3のプロセスでは、S3のガード工程(E,F)とS2の再生工程(B,C,D)が対となり、3プロセスの単位でS4とS3、S1とS4、S2とS1と順次循環的に実行される。
次に、本発明に係るVOCの回収プロセスの他の1の構成例として、再生ガスの循環流路に2つの迂回路を設けた場合を図4に例示する(第2構成例)。
(1)上記第2構成例に基づくVOCの回収プロセスの動作について、まず、1つの吸着塔(「該吸着塔」という。)における各工程の内容を説明する。
第1構成例における吸着工程(A)と同様である。
第1構成例における再生工程(B)と同様である。
次に、冷却器2を介して再生ガスをVOC凝縮器3に導入して大半のVOCを除去した後、制御弁VfまたはVgを作動させてガード工程(G)にある吸着塔を迂回するバイパスを形成し、その再生ガスを再生ガス用加熱器6によって高温状態にして該吸着塔に導入することによって、該吸着塔の高度の再生を行う。多量のVOCを含む再生ガスが冷却器2を介してVOC凝縮器3に導入され、ここでVOC凝縮器3においてVOCを凝縮液化させ、溶剤として回収する。また、再生ガスは、上記(1−2)同様、回収プロセス内部において循環使用される。
第1構成例における再生工程(D)と同様である。
第1構成例におけるガード工程(E)と同様である。
次に、制御弁VfまたはVgを作動させて、ガード工程(E)にあった該吸着塔に流通していた再生ガスを停止する状態を作る。つまり、制御弁VfまたはVgを作動させて該吸着塔を迂回するバイパスを形成し、(1−3)に述べたように他塔の再生工程(C)が実行される。
第1構成例におけるガード工程(F)と同様である。
(1)本発明に係るVOCの回収プロセスにおいて、最少である3基の吸着塔を用いた場合の構成を、図6に例示する(第3構成例)。
2 冷却器
3 VOC凝縮器
4 第二ブロア
5 スタック
6 再生ガス用加熱器
7 廃熱回収熱交換器
S1〜S4 吸着塔
V1a〜V1e、V2a〜V2e、V3a〜V3e、V4a〜V4e、Va〜Vg 制御弁
Claims (8)
- 吸着剤を充填した少なくとも3基の吸着塔および揮発性有機化合物を回収する冷却凝縮手段を有し、水分および揮発性有機化合物を含む空気から該揮発性有機化合物を回収するプロセスにおいて、少なくとも、
1)水分および揮発性有機化合物を含む空気から、主として揮発性有機化合物を吸着し、水分を含む空気を系外に放出する吸着工程(A)と、
2)ガード工程(E)にある他の吸着塔からの再生ガスを用いて、主として水分をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(B)と、
3)ガード工程(F)にある他の吸着塔からの再生ガスを用いて、主として揮発性有機化合物をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(C)と、
4)ガード工程(F)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させるとともに、吸着剤の冷却再生処理を行う再生工程(D)と、
5)再生工程(B)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として水分を吸着除去するとともに、吸着剤の冷却処理を行うガード工程(E)と、
6)再生工程(C)あるいは再生工程(D)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として揮発性有機化合物を吸着除去するガード工程(F)と、
を含むとともに、前記吸着塔の内の少なくとも1基の吸着塔を再生工程に、別の少なくとも1基の吸着塔をガード工程に、少なくとも1基以上の残りの吸着塔を吸着工程に供し、これらの工程を順次切り換えることを特徴とする揮発性有機化合物の回収プロセス。 - 吸着剤を充填した少なくとも3基の吸着塔および揮発性有機化合物を回収する冷却凝縮手段を有し、水分および揮発性有機化合物を含む空気から該揮発性有機化合物を回収するプロセスにおいて、少なくとも、
1)水分および揮発性有機化合物を含む空気から、主として揮発性有機化合物を吸着し、除去処理を行う吸着工程(A)と、
2)ガード工程(E)にある他の吸着塔からの再生ガスを用いて、主として水分をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(B)と、
3)ガード工程(G)にある他の吸着塔を迂回する流路を循環する再生ガスを用いて、主として揮発性有機化合物をパージし、吸着剤の加熱再生処理を行う再生工程(C)と、
4)ガード工程(F)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させるとともに、吸着剤の冷却再生処理を行う再生工程(D)と、
5)再生工程(B)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として水分を吸着除去するとともに、吸着剤の冷却処理を行うガード工程(E)と、
6)他の吸着塔が再生工程(C)にある間、再生ガスの流通を停止し、該再生ガスを前記迂回路を循環させるガード工程(G)と、
7)再生工程(D)にある他の吸着塔からの再生ガスを流通させ、主として揮発性有機化合物を吸着除去するガード工程(F)と、
を含むとともに、前記吸着塔の内の少なくとも1基の吸着塔を再生工程に、別の少なくとも1基の吸着塔をガード工程に、少なくとも1基以上の残りの吸着塔を吸着工程に供し、これらの工程を順次切り換えることを特徴とする揮発性有機化合物の回収プロセス。 - 加熱手段を流通した再生ガスの加熱により前記加熱再生工程にある吸着塔の加熱が可能なように、前記3基以上の吸着塔の並びの中央に該加熱手段を配置することを特徴とする請求項1または2記載の揮発性有機化合物の回収プロセス。
- 前記吸着剤として疎水性吸着剤を使用し、再生ガスとして不活性ガスを使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の揮発性有機化合物の回収プロセス。
- 前記冷却凝縮手段において、前記再生工程(C)にある吸着塔からの再生ガスを冷却器で冷却後、冷熱回収手段を経由して凝縮器に導入し、該再生ガス中に含まれる揮発性有機化合物を回収除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の揮発性有機化合物の回収プロセス。
- 前記再生工程(B)の少なくとも一部あるいは全てにおいて、再生工程(B)にある吸着塔からの再生ガスに含まれる水分を水分凝縮器で除去することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の揮発性有機化合物の回収プロセス。
- 吸着工程およびガード工程のガス流れ方向を下から上へ再生工程のガスの流れ方向を上から下へとることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の揮発性有機化合物の回収プロセス。
- 加熱手段を用いた前記加熱再生処理において、廃熱回収熱交換器を介して再生ガスを前記冷却凝縮手段へ導入し、該冷却凝縮手段からの再生ガスを前記廃熱回収熱交換器に導入するとともに、該再生ガスを前記加熱手段に導入することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の揮発性有機化合物の回収プロセス。
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