JP2007050080A - 避難用ハッチ - Google Patents
避難用ハッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007050080A JP2007050080A JP2005236870A JP2005236870A JP2007050080A JP 2007050080 A JP2007050080 A JP 2007050080A JP 2005236870 A JP2005236870 A JP 2005236870A JP 2005236870 A JP2005236870 A JP 2005236870A JP 2007050080 A JP2007050080 A JP 2007050080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- lock
- hatch
- opening
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
【課題】 上蓋と下蓋とがリンク機構で連結され、常時は上蓋の開放を一定間隔に制限して上階からの転落の危険を防止するロック機構を備えた避難用ハッチにおいて、緊急時に前記上蓋のロック機構を上階、下階のいずれの側からも解除でき、かつ上蓋と下蓋とを連動して開放できる避難用ハッチを提供する。
【解決手段】 建物のベランダや床に穿設された開口部に配設され、リンク機構で連結され連動して開閉する上蓋と下蓋を備えた避難用ハッチにおいて、前記上蓋の裏面に固着された貫通長溝を有するロック金具と、前記ロック金具の貫通長溝に挿入され上蓋を上部に引き上げて開こうとしたときに前記ロック金具の貫通長溝の閉塞部を係止して一定間隔以上開かないようにする係止片を有するロックレバーと、下階からの操作によって前記係止片を前記ロック金具の貫通長溝から離脱させるロック開放用レバーとを備えてなる避難用ハッチによる。
【選択図】 図1
【解決手段】 建物のベランダや床に穿設された開口部に配設され、リンク機構で連結され連動して開閉する上蓋と下蓋を備えた避難用ハッチにおいて、前記上蓋の裏面に固着された貫通長溝を有するロック金具と、前記ロック金具の貫通長溝に挿入され上蓋を上部に引き上げて開こうとしたときに前記ロック金具の貫通長溝の閉塞部を係止して一定間隔以上開かないようにする係止片を有するロックレバーと、下階からの操作によって前記係止片を前記ロック金具の貫通長溝から離脱させるロック開放用レバーとを備えてなる避難用ハッチによる。
【選択図】 図1
Description
建物の上階と下階の間のベランダや床に穿設された四角形の開口部に配設され、リンク機構で連結され連動して開閉する上蓋と下蓋を備えた避難用ハッチにおいて、常時はロック機構によってロックされている上蓋を避難・救助時に上階、下階のいずれの側からも開放できる避難用ハッチに関する。
高層マンション等の建築物においては、火災発生時などの緊急時に住民や居住者等が上階から下階に迅速に避難して安全に屋外に逃げられるようベランダや上階の床などに避難用ハッチが設置される。
この避難用ハッチには、避難用に穿設された開口部が下階の火災を上階に延焼させない防火対策と、上階からの人の転落防止対策のため耐火性に富んだ上蓋を設け、常時は前記ハッチを封鎖しておく必要がある。
この避難用ハッチには、避難用に穿設された開口部が下階の火災を上階に延焼させない防火対策と、上階からの人の転落防止対策のため耐火性に富んだ上蓋を設け、常時は前記ハッチを封鎖しておく必要がある。
また、前記避難用ハッチ内には折りたたみ式の梯子が収納されているので、階下から前記梯子が容易に操作できるようであると、泥棒等が前記梯子を使用して下階から上階に簡単に侵入でき防犯上問題となる。そこで前記避難用ハッチに下蓋を設け、かつ下階からは下蓋の開放操作ができないように上蓋と下蓋をリンク機構で連結し、上蓋の開放に連動して下蓋が開くという構造のものが広く用いられているが、これにも緊急時に消防隊員や救助隊員がこの避難用ハッチを用いて下階から上階に行くしか手段のない場合には前記下蓋を破壊しなければならないという問題があった。
一方、避難用ハッチの上蓋が容易に開放できると、子供等の不用意な操作によってハッチが開かれ転落のおそれがある。したがって、常時は上蓋の裏面に配設した危険防止用金具に、ハッチ函体にその一端が固定されたくさりやリング等を係止しておき、避難時には前記上蓋を持ち上げたときに生じる上蓋とハッチ函体の隙間から手を差し入れて前記危険防止用金具からくさりやリングを外すようにした危険防止ロック機構(チャイルドロック)を採用した避難用ハッチも広く使用されている。しかしこれも、消防隊員や救急隊員が下階から上階に行こうとする場合に、前記危険防止ロック機構(チャイルドロック)が、隊員の頭部後方に位置するためロックを解除する操作が難しいという問題がある。まして上蓋と下蓋とがリンク機構によって連動する構造のものであれば,前述のように下蓋を破壊せねばならず、ロック解除の操作がより困難になるのは想像に難くない。
これらの問題に対する一つの解決策として、特開平10−127796号公報に「ハッチ函体の開口部に上蓋を枢支し、一対の側板の一端部をハッチ函体下面開口縁部に揺動自在に枢支し、該側板には下蓋を枢支する。上蓋と側板とは左右一対のリンク機構で連結し、側板を上蓋の開放動作に連動させる一方、側板に下蓋とは下階からロック解除操作可能なロック機構によってロックし、ロック解除時に下蓋のみの開放可能とする」避難用ハッチの発明が開示されている。すなわち側板と下蓋とのロックを解除することによって上蓋と下蓋の連結を解除し、下蓋のみ下階から開放できるようにしたものである。
特開平10−127796号公報
上記背景技術の特開平10−127796号公報に開示の発明は、前述のとおり側板と下蓋とのロックを解除することによって上蓋と下蓋の連動を解除し、下蓋のみ下階から開放できるようにしたものであり、ロック解除には専用のキーを必要とし、またキーを使用するためには前記避難用ハッチの下蓋に手が届く位置まで登らなければならない。したがって、避難梯子は、避難用ハッチ内に収容できる折り畳み型のものでなく、ハッチ函体の開口内側面の上方部にその上端が固定され、かつ下蓋とハッチ函体開口縁との間の隙間を通って下方に延び、その下方部が建築物の壁面に固定されたものが使用されることとなり、避難用ハッチを設置したベランダ等の利用可能スペースを減少させるだけでなく、幼児が登り降りして遊ぶ危険性を伴う。
また、下階から開放操作ができるのは下蓋のみであり、上蓋は梯子を登って押し上げて開く必要があり、まして危険防止ロック機構を備えた避難用ハッチでは、前述のように、頭部後方上部に位置する前記危険防止ロック機構を後ろ手でかつ片手で解除しなければならない不自然な姿勢での困難な作業を伴ない、緊急を要する救出作業を妨げるおそれがある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、上蓋と下蓋とがリンク機構で連結され、常時は上蓋の開放を一定間隔に制限して上階からの転落の危険を防止するロック機構(チャイルドロック)を備えた避難用ハッチにおいて、火災などの緊急時には前記上蓋のロック機構を、上階、下階のいずれの側から解除でき、かつ上蓋と下蓋とを連動して開放できる避難用ハッチを提供することにある。
また、下階から開放操作ができるのは下蓋のみであり、上蓋は梯子を登って押し上げて開く必要があり、まして危険防止ロック機構を備えた避難用ハッチでは、前述のように、頭部後方上部に位置する前記危険防止ロック機構を後ろ手でかつ片手で解除しなければならない不自然な姿勢での困難な作業を伴ない、緊急を要する救出作業を妨げるおそれがある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、上蓋と下蓋とがリンク機構で連結され、常時は上蓋の開放を一定間隔に制限して上階からの転落の危険を防止するロック機構(チャイルドロック)を備えた避難用ハッチにおいて、火災などの緊急時には前記上蓋のロック機構を、上階、下階のいずれの側から解除でき、かつ上蓋と下蓋とを連動して開放できる避難用ハッチを提供することにある。
本発明者は、上記課題を下記の手段により解決した。
(1)建物の上階と下階の間のベランダや床に穿設された四角形の開口部に配設され、リンク機構で連結され連動して開閉する上蓋と下蓋を備えた避難用ハッチにおいて、
前記上蓋の前方部左右いずれか一方の側端部付近の裏面に固着された貫通長溝を有するロック金具と、
前記ロック金具が固着された側のハッチ函体の内側面前方部に固着されたベースに枢設され、常時は上蓋の前記ロック金具の貫通長溝に挿入され、上蓋を上部に引き上げて開こうとしたとき、前記ロック金具の貫通長溝の閉塞部を係止して一定間隔以上開かないようにする係止片を有するロックレバーと、
前記ロックレバーが枢設された側のハッチ函体の内側面後方部に枢設され、前記ロックレバーを回動して係止片を前記ロック金具の溝から離脱させるためのロック開放用レバーと
を備えてなることを特徴とする避難用ハッチ。
(1)建物の上階と下階の間のベランダや床に穿設された四角形の開口部に配設され、リンク機構で連結され連動して開閉する上蓋と下蓋を備えた避難用ハッチにおいて、
前記上蓋の前方部左右いずれか一方の側端部付近の裏面に固着された貫通長溝を有するロック金具と、
前記ロック金具が固着された側のハッチ函体の内側面前方部に固着されたベースに枢設され、常時は上蓋の前記ロック金具の貫通長溝に挿入され、上蓋を上部に引き上げて開こうとしたとき、前記ロック金具の貫通長溝の閉塞部を係止して一定間隔以上開かないようにする係止片を有するロックレバーと、
前記ロックレバーが枢設された側のハッチ函体の内側面後方部に枢設され、前記ロックレバーを回動して係止片を前記ロック金具の溝から離脱させるためのロック開放用レバーと
を備えてなることを特徴とする避難用ハッチ。
(2)ロック開放用レバーのロックレバーと反対側端部に牽引紐を吊設し、同牽引紐を下方に引っ張ることによって、リンク機構とロック開放用レバーが作動して、上蓋と下蓋が連動して開くことを特徴とする前項(1)に記載の避難用ハッチ。
(3)前記ロックレバーが、
平行四辺形の両鋭角部分を切断した多角形状の直立した板状の駆体部と、
その上辺部から水平方向に突出しその一部が上方に折り曲げられて係止片を構成し、残りの部分が水平方向に延伸されてロック開放用突起をなす板状体と、
さらに駆体部の下辺部中央付近に該ロックレバーをハッチ函体に固着されたベースに枢設するための貫通孔を有する突出部と
が一体に形成されてなることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の避難用ハッチ。
平行四辺形の両鋭角部分を切断した多角形状の直立した板状の駆体部と、
その上辺部から水平方向に突出しその一部が上方に折り曲げられて係止片を構成し、残りの部分が水平方向に延伸されてロック開放用突起をなす板状体と、
さらに駆体部の下辺部中央付近に該ロックレバーをハッチ函体に固着されたベースに枢設するための貫通孔を有する突出部と
が一体に形成されてなることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の避難用ハッチ。
(4)前記ロック開放用レバーが、
溝形断面の棒状体でなる開放用レバー本体と、前記開放用レバー本体の後端部寄りに固設され、前記開放用レバー本体をハッチ函体の側面に枢設するための腕木部とで構成され、
かつ、前記開放用レバー本体の先端部には、前記ロックレバーの下辺部先端を持ち上げて上蓋のロック金具の貫通長溝から前記ロックレバー係止片を離脱させるための下部突起を持つラチェット開放金具と、前記上蓋が前記ロック開放用レバーによってロックが解かれ上方に持ち上げられる際、前記開放用レバー本体の先端と上蓋の裏面との摺動抵抗を減少させるためのローラーとが配設されてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の避難用ハッチ。
溝形断面の棒状体でなる開放用レバー本体と、前記開放用レバー本体の後端部寄りに固設され、前記開放用レバー本体をハッチ函体の側面に枢設するための腕木部とで構成され、
かつ、前記開放用レバー本体の先端部には、前記ロックレバーの下辺部先端を持ち上げて上蓋のロック金具の貫通長溝から前記ロックレバー係止片を離脱させるための下部突起を持つラチェット開放金具と、前記上蓋が前記ロック開放用レバーによってロックが解かれ上方に持ち上げられる際、前記開放用レバー本体の先端と上蓋の裏面との摺動抵抗を減少させるためのローラーとが配設されてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の避難用ハッチ。
(5)前記ロックレバーが、その下辺部先端を前記ラチェット開放金具の下部突起によって持ち上げられた際、前記ロックレバーの回動が敏速、確実に実行できるよう前記ロックレバーの躯体部とベースの間にコイル状バネが配設され、また前記ロックレバーが必要以上に回動しないよう前記ベースにストッパーを備えてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の避難用ハッチ。
(6)前記ハッチ函体の側面に、前記ラチェット開放金具の下部突起が前記ロックレバーの下辺部先端の直下に位置するよう前記開放用レバー本体を保持するための開放用レバー止めを備えてなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の避難用ハッチ。
本発明の避難用ハッチによって次のような効果が期待できる。
(ア)建物の上階と下階の間のベランダや床に穿設された四角形の開口部に配設され、リンク機構で連結され連動して開閉する上蓋と下蓋を備えた避難用ハッチにおいて、
前記上蓋の前方部左右いずれか一方の側端部付近の裏面に固着された貫通長溝を有するロック金具と、前記ロック金具が固着された側のハッチ函体の内側面前方部に固着されたベースに枢設され、常時は上蓋の前記ロック金具の貫通長溝に挿入され、上蓋を上部に引き上げて開こうとしたとき、前記ロック金具の貫通長溝の閉塞部を係止して一定間隔以上開かないようにする係止片を有するロックレバーを備えているので、避難用ハッチを不用意に引き上げても一定間隔以上は開かず、避難用ハッチからの転落する危険を防止することができる。
(ア)建物の上階と下階の間のベランダや床に穿設された四角形の開口部に配設され、リンク機構で連結され連動して開閉する上蓋と下蓋を備えた避難用ハッチにおいて、
前記上蓋の前方部左右いずれか一方の側端部付近の裏面に固着された貫通長溝を有するロック金具と、前記ロック金具が固着された側のハッチ函体の内側面前方部に固着されたベースに枢設され、常時は上蓋の前記ロック金具の貫通長溝に挿入され、上蓋を上部に引き上げて開こうとしたとき、前記ロック金具の貫通長溝の閉塞部を係止して一定間隔以上開かないようにする係止片を有するロックレバーを備えているので、避難用ハッチを不用意に引き上げても一定間隔以上は開かず、避難用ハッチからの転落する危険を防止することができる。
(イ)前記ロックレバーが、ロック開放用突起を備えているので、火災などの緊急時には上蓋の端部を引き上げてできた上蓋とハッチ函体との一定間隔の隙間から手を入れて前記開放用突起を押し下げると、ロックレバーの係止片がロック金具の貫通長溝から離脱するので、係止片が貫通長溝の閉塞部を係止しなくなり、上蓋をさらに引き上げられ、上蓋とこれに連動する下蓋とを上階で同時に開放でき、迅速な避難に役立つ。
(ウ)本避難用ハッチが、ハッチ函体の側面に枢設され、その先端部に前記ロックレバーの下辺部先端を引き上げてロック金具の貫通長溝からロックレバーの係止片を離脱させるための下部突起を持つラチェット開放金具を、また後端部には牽引紐が吊設されたロック開放用レバーを備えているので、下階から前記牽引紐を引き下げることによって、前記係止片がロック金具の貫通長溝から離脱し、さらに前記ロック開放用レバーの先端が上蓋の裏面を押し上げるので、上蓋とこれに連動する下蓋とを、前記牽引紐を引き下げるという一動作で一挙に開放でき、下階からの消防隊員や救助隊員の上階への進出が迅速・容易に行え、迅速な消火、救命活動が可能になる。
また、本避難用ハッチを地階の天井に配設することによって、地階から地上階への迅速な避難も可能になる。
また、本避難用ハッチを地階の天井に配設することによって、地階から地上階への迅速な避難も可能になる。
(エ)前記(ウ)の効果、すなわち、従来下階から消防隊員や救急隊員の上階への進出の際に行われていた下蓋の開放(又は破損)、上蓋ロックの解除、そして上蓋の開放という一連の作業が、牽引紐を引き下げるという一動作ですむことに加えて、下蓋を開放するための足場として必要とされた建物壁面への梯子の設置が不要となり、また、足場の梯子につかまりながら頭部後方上部に位置する上蓋ロック機構を片手で解除するという不自然な姿勢での困難な作業がなくなるので、消防隊員や救助隊員の作業性を高め、かつ危険度の減少に役立つ。
(オ)前記(エ)の効果に加え、下階から消防隊員や救急隊員の上階への進出する際に、下蓋が破壊されないので、下階からの救助訓練が容易に繰り返し行え、住民の安心感の醸成に役立つ。
(カ)前記(エ)で記述したように、上蓋のロック解除と、上蓋と下蓋との開放とが下階から牽引紐を引き下げるという一動作ですむことから足場として建物壁面へ設置されていた梯子が不要となるので、避難用ハッチの設置場所付近の整理が図れ、また幼児などが壁面に設置された梯子を登り降りする危険を皆無にできる。
本発明の避難用ハッチを実施するための最良の形態を、実施例の図面に基づいて説明する。
図1は本発明の避難用ハッチの斜視図、図2は本発明避難用ハッチの上蓋のロック機構及びロック開放機構の構造図、図3はロックレバーの斜視図、図4(a)〜図4(c)は本発明の避難用ハッチを上階から開放する場合の作用説明図、図5は本発明ハッチを下階から開放する場合の作用説明図である。
図において1は避難用ハッチ、2は上蓋、3は下蓋、3aは切り欠き、4はハッチ函体、5はロック金具、6はロックレバー、6aは躯体部、6bは係止片、6cはロック開放用突起、6dは貫通孔、6eは突出部、6fは下辺端部、7はロック開放用レバー、7aは開放用レバー本体、7bは腕木部、8はラチェット開放金具、8aは下部突起、9はローラー、10は牽引紐、11はベース、12はコイル状バネ、13はストッパー、14は開放用レバー止め、15は丸頭ボルト、20はリンク機構である。
図1は本発明の避難用ハッチの斜視図、図2は本発明避難用ハッチの上蓋のロック機構及びロック開放機構の構造図、図3はロックレバーの斜視図、図4(a)〜図4(c)は本発明の避難用ハッチを上階から開放する場合の作用説明図、図5は本発明ハッチを下階から開放する場合の作用説明図である。
図において1は避難用ハッチ、2は上蓋、3は下蓋、3aは切り欠き、4はハッチ函体、5はロック金具、6はロックレバー、6aは躯体部、6bは係止片、6cはロック開放用突起、6dは貫通孔、6eは突出部、6fは下辺端部、7はロック開放用レバー、7aは開放用レバー本体、7bは腕木部、8はラチェット開放金具、8aは下部突起、9はローラー、10は牽引紐、11はベース、12はコイル状バネ、13はストッパー、14は開放用レバー止め、15は丸頭ボルト、20はリンク機構である。
本発明の避難用ハッチ1は、図1及び図2に示すように、ハッチ函体4の上下の開口部にそれぞれ上蓋2及び下蓋3がリンク機構20で連結されて連動して開閉するように枢支されてなり、そして前記上蓋2の前方の左右いずれか一方の側端部付近の裏面には貫通長溝を有するロック金具5が固着されている。
また、前記上蓋2にロック金具5が固着された側のハッチ函体4の内側面には、前記上蓋2を上部に引き上げて開こうとしたときに前記ロック金具5の貫通長溝に挿入された係止片6b(図3参照)が前記ロック金具5の貫通長溝の閉塞部を係止し、前記上蓋2が一定間隔以上開かないようにするロックレバー6が、ベース11を介して枢設されている。
さらに、前記ロックレバー6が枢設された側のハッチ函体4の内側面後方部には、前記ロックレバー6を回動して係止片6bを前記ロック金具5の溝から離脱させるためのロック開放用レバー7が枢設されている。
また、前記上蓋2にロック金具5が固着された側のハッチ函体4の内側面には、前記上蓋2を上部に引き上げて開こうとしたときに前記ロック金具5の貫通長溝に挿入された係止片6b(図3参照)が前記ロック金具5の貫通長溝の閉塞部を係止し、前記上蓋2が一定間隔以上開かないようにするロックレバー6が、ベース11を介して枢設されている。
さらに、前記ロックレバー6が枢設された側のハッチ函体4の内側面後方部には、前記ロックレバー6を回動して係止片6bを前記ロック金具5の溝から離脱させるためのロック開放用レバー7が枢設されている。
前記ロックレバー6は、図3に見られるように、平行四辺形の両鋭角部分を切断したような多角形状の直立した板状体でなる駆体部6aと、その上辺部から水平方向に突出しその一部が上方に折り曲げられて係止片6bを構成し、残りの部分が水平方向に延伸されてロック開放用突起6cをなす板状体と、さらに駆体部6aの下辺部中央付近に該ロックレバーをハッチ函体4に固着されたベース11に枢設するための貫通孔6dを有する突出部6eとが一体に形成されている。
なお、前記ロック開放用突起6cは、本避難用ハッチ1を上階で開放する際、これを押し下げることによって前記ロックレバー6を丸頭ボルト15(図4参照)を中心軸に回動させて前記係止片6bを前記ロック金具5の貫通長溝から離脱させ、上蓋2を全開可能とするためのものである。
なお、前記ロック開放用突起6cは、本避難用ハッチ1を上階で開放する際、これを押し下げることによって前記ロックレバー6を丸頭ボルト15(図4参照)を中心軸に回動させて前記係止片6bを前記ロック金具5の貫通長溝から離脱させ、上蓋2を全開可能とするためのものである。
前記ロック開放用レバー7は、溝形断面の棒状体でなる開放用レバー本体7aと、前記開放用レバー本体7aの中央より後部寄りに固設され、前記開放用レバー本体7aをハッチ函体4の側面に枢設するための腕木部7bとで構成され、かつ、前記開放用レバー本体7aの先端部に、前記ロックレバー6の下辺部先端を持ち上げて上蓋2のロック金具5の貫通長溝から前記ロックレバー6の係止片6bを離脱させるための下部突起8aを持つラチェット開放金具8と、前記上蓋2が前記ロック開放用レバー7によってロックが解かれ上方に持ち上げられる際、前記レバー本体7aの先端と上蓋2の裏面との摺動抵抗を減少させるためのローラー9とが配設され、また、前記開放用レバー本体7aの後端部には下階から前記ロック開放用レバー7を操作するための牽引紐10が下蓋3とハッチ函体4との間に設けた隙間から前記下蓋3の外側に現れるよう吊設されている。
また、前記ラチェット開放金具8の下部突起8aが前記ロックレバー6の下辺部先端の直下に位置するよう前記開放用レバー本体7aを保持するための開放用レバー止め14が前記ハッチ函体4の側面に固着されている。
また、前記ラチェット開放金具8の下部突起8aが前記ロックレバー6の下辺部先端の直下に位置するよう前記開放用レバー本体7aを保持するための開放用レバー止め14が前記ハッチ函体4の側面に固着されている。
そして前記ロックレバー6の下辺部先端が前記ラチェット開放金具8の下部突起8aによって持ち上げられた際、前記ロックレバー6の回動が敏速、確実に実行できるよう前記ロックレバー6の駆体部6aとベース11の間にコイル状バネ12が配設され、また前記ロックレバー6が必要以上に回動しないよう前記ベース11にストッパー13が備えられている。
本発明の避難用ハッチ1の開放方法とその作用について述べる。
本発明の避難用ハッチ1の上階における開放は次による。
〈1〉図4(a)に矢印Aで示すように上蓋2先端部を上方に持ち上げると上蓋2の裏面に固着されたロック金具5も引き上げられ、図4(b)に示すように前記ロック金具5の貫通長溝の閉塞部がロックレバー6の係止片6bによって係止されるので、上蓋2はハッチ函体4から一定間隔以上は開放できない。これによって子供などの不用意な操作によってハッチが開かれて転落事故を起こす危険を防止している。
〈2〉そこで上蓋2を持ち上げたことで生じた上蓋2とハッチ函体4との一定間隔の隙間から手を差し込み、図4(b)に矢印Bで示すように、ロックレバー6の開放用突起6cを下方に押し下げる。するとロックレバー6は図4(c)に見られるように丸頭ボルト15を中心軸として回動し、係止片6bが前記ロック金具5の貫通長溝から離脱するので、ハッチ函体に枢支された上蓋2は全開可能になる。
〈3〉上蓋2を開くことによってリンク機構20(図1参照)で連結された下蓋3も連動して開放され、ハッチ内に折り畳んで収納した梯子の垂下が可能になる。
本発明の避難用ハッチ1の上階における開放は次による。
〈1〉図4(a)に矢印Aで示すように上蓋2先端部を上方に持ち上げると上蓋2の裏面に固着されたロック金具5も引き上げられ、図4(b)に示すように前記ロック金具5の貫通長溝の閉塞部がロックレバー6の係止片6bによって係止されるので、上蓋2はハッチ函体4から一定間隔以上は開放できない。これによって子供などの不用意な操作によってハッチが開かれて転落事故を起こす危険を防止している。
〈2〉そこで上蓋2を持ち上げたことで生じた上蓋2とハッチ函体4との一定間隔の隙間から手を差し込み、図4(b)に矢印Bで示すように、ロックレバー6の開放用突起6cを下方に押し下げる。するとロックレバー6は図4(c)に見られるように丸頭ボルト15を中心軸として回動し、係止片6bが前記ロック金具5の貫通長溝から離脱するので、ハッチ函体に枢支された上蓋2は全開可能になる。
〈3〉上蓋2を開くことによってリンク機構20(図1参照)で連結された下蓋3も連動して開放され、ハッチ内に折り畳んで収納した梯子の垂下が可能になる。
本発明の避難用ハッチ1の下階からの開放は次による。
〈1’〉開放用レバー本体7aの端部に吊設された牽引紐10の下方の下蓋に配設された切り欠き3aから先端に鈎を備えた鈎棒等を挿入して前記牽引紐10に引っ掛け、前記牽引紐10を図5(a)に矢印A’で示したように下方に引くと、開放用レバー本体7aの後端部が引き下げられ、ロック開放用レバー7が腕木部7bの枢支点を軸にして回動し、開放用レバー本体7aの先端は上方に引き上げられる。したがって、開放用レバー本体7aの先端部に固着されたラチェット開放金具8も上方に引き上げられ、同ラチェット開放金具8の下部突起8aが前記ロックレバー6の下辺端部6fを持ち上げるので、前記ロックレバー6は図5(b)に見られるように丸頭ボルト15を中心軸として回動し、係止片6bが前記ロック金具5の貫通長溝から離脱する。
〈2’〉その後も前記牽引紐10を下方に引き下げ続けると、開放用レバー本体7aの先端が図5(b)に示すように上蓋2の裏面に接触して上蓋2を押し上げるので上蓋2を全開することができる。
この場合、上蓋2と下蓋3がリンク機構20で連動可能に連結されていることが、下蓋3が開くときに加わる重力を前記牽引紐10を引き下げる力の減少をもたらしている。
〈1’〉開放用レバー本体7aの端部に吊設された牽引紐10の下方の下蓋に配設された切り欠き3aから先端に鈎を備えた鈎棒等を挿入して前記牽引紐10に引っ掛け、前記牽引紐10を図5(a)に矢印A’で示したように下方に引くと、開放用レバー本体7aの後端部が引き下げられ、ロック開放用レバー7が腕木部7bの枢支点を軸にして回動し、開放用レバー本体7aの先端は上方に引き上げられる。したがって、開放用レバー本体7aの先端部に固着されたラチェット開放金具8も上方に引き上げられ、同ラチェット開放金具8の下部突起8aが前記ロックレバー6の下辺端部6fを持ち上げるので、前記ロックレバー6は図5(b)に見られるように丸頭ボルト15を中心軸として回動し、係止片6bが前記ロック金具5の貫通長溝から離脱する。
〈2’〉その後も前記牽引紐10を下方に引き下げ続けると、開放用レバー本体7aの先端が図5(b)に示すように上蓋2の裏面に接触して上蓋2を押し上げるので上蓋2を全開することができる。
この場合、上蓋2と下蓋3がリンク機構20で連動可能に連結されていることが、下蓋3が開くときに加わる重力を前記牽引紐10を引き下げる力の減少をもたらしている。
以上のように、本発明の避難用ハッチ1は、上蓋2と下蓋3とがリンク機構で連結されてその開閉が連動する避難用ハッチであり、危険防止のために上蓋2をロックする機構を備えるとともに、そのロックを上階、下階いずれの側からも解除でき、かつ下階からは牽引紐10を引き下げるという一操作だけで上下の蓋を一度に開放できるものとなっている。
避難用ハッチ1を避難、救助訓練等で開放した後、元の状態に戻すには、次の手順による。
〈1”〉垂下した折り畳み型避難梯子を巻き上げてハッチ函体4内に収容する。
〈2”〉開放用レバー本体7aを開放用レバー止め14に保持させる。
〈3”〉ロックレバー6を回動し、ロックレバー駆体部6aの下辺端部6fをラチェット開放金具8の下部突起8aの上に、また係止片6bを前記ロック金具5の貫通長溝に挿入される位置に配置させる。
〈4”〉上蓋2と下蓋3とを連動させながらハッチ函体4の開口部を閉鎖する。
この際上蓋2の裏面に固着されたロック金具5の貫通長溝の閉塞部がロックレバー6の係止片6bの上面を摺動して降下するので、ロックレバー6はロック金具5に押されて僅かに回動するが、このロック金具5によってロックレバー6を回動させようとする力をロックレバー6の駆体部6aとベース11との間に配設されたコイル状バネ12(図1参照)が撓むことによって吸収し、前記ロック金具5の貫通長溝の閉塞部が係止片6bの先端を通過した瞬間に前記コイル状バネ12が吸収した力をはき出して係止片6bを前記ロック金具5の貫通長溝に挿入する。
〈1”〉垂下した折り畳み型避難梯子を巻き上げてハッチ函体4内に収容する。
〈2”〉開放用レバー本体7aを開放用レバー止め14に保持させる。
〈3”〉ロックレバー6を回動し、ロックレバー駆体部6aの下辺端部6fをラチェット開放金具8の下部突起8aの上に、また係止片6bを前記ロック金具5の貫通長溝に挿入される位置に配置させる。
〈4”〉上蓋2と下蓋3とを連動させながらハッチ函体4の開口部を閉鎖する。
この際上蓋2の裏面に固着されたロック金具5の貫通長溝の閉塞部がロックレバー6の係止片6bの上面を摺動して降下するので、ロックレバー6はロック金具5に押されて僅かに回動するが、このロック金具5によってロックレバー6を回動させようとする力をロックレバー6の駆体部6aとベース11との間に配設されたコイル状バネ12(図1参照)が撓むことによって吸収し、前記ロック金具5の貫通長溝の閉塞部が係止片6bの先端を通過した瞬間に前記コイル状バネ12が吸収した力をはき出して係止片6bを前記ロック金具5の貫通長溝に挿入する。
本発明の避難用ハッチは、新築建造物はもちろんのこと、既設の避難用ハッチの改修用としても使用できる。
1:避難用ハッチ
2:上蓋
3:下蓋
3a:切り欠き
4:ハッチ函体
5:ロック金具
6:ロックレバー
6a:駆体部
6b:係止片
6c:ロック開放用突起
6d:貫通孔
6e:突出部
6f:下辺端部
7:ロック開放用レバー
7a:開放用レバー本体
7b:腕木部
8:ラチェット開放金具
8a:下部突起
9:ローラー
10:牽引紐
11:ベース
12:コイル状バネ
13:ストッパー
14:開放用レバー止め
15:丸頭ボルト
20:リンク機構
2:上蓋
3:下蓋
3a:切り欠き
4:ハッチ函体
5:ロック金具
6:ロックレバー
6a:駆体部
6b:係止片
6c:ロック開放用突起
6d:貫通孔
6e:突出部
6f:下辺端部
7:ロック開放用レバー
7a:開放用レバー本体
7b:腕木部
8:ラチェット開放金具
8a:下部突起
9:ローラー
10:牽引紐
11:ベース
12:コイル状バネ
13:ストッパー
14:開放用レバー止め
15:丸頭ボルト
20:リンク機構
Claims (6)
- 建物の上階と下階の間のベランダや床に穿設された四角形の開口部に配設され、リンク機構20で連結され連動して開閉する上蓋2と下蓋3を備えた避難用ハッチ1において、
前記上蓋2の前方部左右いずれか一方の側端部付近の裏面に固着された貫通長溝を有するロック金具5と、
前記ロック金具5が固着された側のハッチ函体4の内側面前方部に固着されたベース11に枢設され、常時は上蓋2の前記ロック金具5の貫通長溝に挿入され、上蓋2を上部に引き上げて開こうとしたとき、前記ロック金具5の貫通長溝の閉塞部を係止して一定間隔以上開かないようにする係止片6bを有するロックレバー6と、
前記ロックレバー6が枢設された側のハッチ函体4の内側面後方部に枢設され、前記ロックレバー6を回動して係止片6bを前記ロック金具5の溝から離脱させるためのロック開放用レバー7と、
を備えてなることを特徴とする避難用ハッチ。 - ロック開放用レバー7のロックレバー6と反対側端部に牽引紐10を吊設し、同牽引紐10を下方に引っ張ることによって、リンク機構20とロック開放用レバー7が作動して、上蓋2と下蓋3が連動して開くことを特徴とする請求項1に記載の避難用ハッチ。
- 前記ロックレバー6が、
平行四辺形の両鋭角部分を切断した多角形状の直立した板状の駆体部6aと、
その上辺部から水平方向に突出しその一部が上方に折り曲げられて係止片6bを構成し、残りの部分が水平方向に延伸されてロック開放用突起6cをなす板状体と、
さらに、駆体部6aの下辺部中央付近に該ロックレバー6を、ハッチ函体4に固着されたベース11に枢設するための貫通孔6dを有する突出部6eと
が一体に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の避難用ハッチ。 - 前記ロック開放用レバー7が、
溝形断面の棒状体でなる開放用レバー本体7aと、前記開放用レバー本体7aの後端部寄りに固設され、前記開放用レバー本体7aをハッチ函体4の側面に枢設するための腕木部7bとで構成され、
かつ、前記開放用レバー本体7aの先端部には、前記ロックレバー6の下辺部先端を持ち上げて上蓋2のロック金具5の貫通長溝から前記ロックレバー6の係止片6bを離脱させるための下部突起8aを持つラチェット開放金具8と、前記上蓋2が前記ロック開放用レバー7によってロックが解かれ上方に持ち上げられる際、前記開放用レバー本体7aの先端と上蓋2の裏面との摺動抵抗を減少させるためのローラー9とが配設されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の避難用ハッチ。 - 前記ロックレバー6が、その下辺部先端を前記ラチェット開放金具8の下部突起8aによって持ち上げられた際、前記ロックレバー6の回動が敏速、確実に実行できるよう前記ロックレバー6の躯体部6aとベース11の間にコイル状バネ12が配設され、また前記ロックレバー6が必要以上に回動しないよう前記ベース11にストッパー13を備えてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の避難用ハッチ。
- 前記ハッチ函体4の側面に、前記ラチェット開放金具8の下部突起8aが前記ロックレバー6の下辺部先端の直下に位置するよう前記開放用レバー本体7aを保持するための開放用レバー止め14を備えてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の避難用ハッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005236870A JP2007050080A (ja) | 2005-08-17 | 2005-08-17 | 避難用ハッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005236870A JP2007050080A (ja) | 2005-08-17 | 2005-08-17 | 避難用ハッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007050080A true JP2007050080A (ja) | 2007-03-01 |
Family
ID=37914937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005236870A Pending JP2007050080A (ja) | 2005-08-17 | 2005-08-17 | 避難用ハッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007050080A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009142519A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Yamato Protec Co | 避難用ハッチ |
JP2010110501A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Marunishi:Kk | 避難用ハッチ |
KR200461828Y1 (ko) | 2010-10-29 | 2012-08-07 | 강철 | 피난구의 프레임 구조 |
JP2013162988A (ja) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Naka Corp | 避難ハッチ |
KR102298856B1 (ko) * | 2020-06-01 | 2021-09-07 | 최인환 | 지렛데를 장착 개폐하는 맨홀덮개 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623968A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Refuge device housing apparatus |
JPS59144463A (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-18 | 株式会社ナカ技術研究所 | 建物用避難装置 |
JPH10127796A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-19 | Kadowaki Shiyoubou Setsubi Kk | 建築構造物の避難用ハッチ |
-
2005
- 2005-08-17 JP JP2005236870A patent/JP2007050080A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623968A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Refuge device housing apparatus |
JPS59144463A (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-18 | 株式会社ナカ技術研究所 | 建物用避難装置 |
JPH10127796A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-19 | Kadowaki Shiyoubou Setsubi Kk | 建築構造物の避難用ハッチ |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009142519A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Yamato Protec Co | 避難用ハッチ |
JP2010110501A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Marunishi:Kk | 避難用ハッチ |
KR200461828Y1 (ko) | 2010-10-29 | 2012-08-07 | 강철 | 피난구의 프레임 구조 |
JP2013162988A (ja) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Naka Corp | 避難ハッチ |
KR102298856B1 (ko) * | 2020-06-01 | 2021-09-07 | 최인환 | 지렛데를 장착 개폐하는 맨홀덮개 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8851233B2 (en) | Emergency escape ladder | |
KR101684335B1 (ko) | 피난기능을 구비한 난간 | |
KR102096210B1 (ko) | 건물 외벽에 설치되는 비상대피장치 | |
KR20090060033A (ko) | 고층건물 피난장치 | |
JP2007050080A (ja) | 避難用ハッチ | |
US20070119652A1 (en) | Emergency evacuation rappel line anchor mount apparatus | |
JP2020523507A (ja) | 建築物での火災・災難避難施設 | |
KR20090096594A (ko) | 고층건물 피난장치 | |
KR101043592B1 (ko) | 화재 피난용 안전 난간대 | |
JP2010110501A (ja) | 避難用ハッチ | |
KR20110127349A (ko) | 긴급대피용 피난장치 | |
CN109138827B (zh) | 一种建筑物外墙窗户逃生梯及包含逃生梯的组合防盗窗 | |
JPH10127796A (ja) | 建築構造物の避難用ハッチ | |
KR101702044B1 (ko) | 피난기능을 구비한 난간 | |
KR20000006103U (ko) | 방범을 위한 미닫이창의 열림방지장치 | |
KR101130970B1 (ko) | 고층 건물의 화재 피난장치 | |
JPH043990B2 (ja) | ||
JP2007044326A (ja) | 避難装置 | |
KR200349394Y1 (ko) | 베란다용 피난 사다리 | |
JP2009249105A (ja) | エレベータピット用梯子固定装置 | |
US3670846A (en) | Escape mechanism | |
GB2123470A (en) | Fire escape ladder | |
KR100772972B1 (ko) | 긴급대피용 탈출장치 | |
KR100481693B1 (ko) | 발코니의 난간을 이용한 비상사다리 | |
KR102612618B1 (ko) | 접이식 비상대피장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080805 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110316 |