JP2007049226A - 画像入力装置、画像入力方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像入力装置において外的要因の影響を低減させ、取り込んだ画像領域において輝度や色のムラが発生しないようにする。
【解決手段】 被写体の上方から撮影し、画像データを生成する撮影部110と、前記画像データの画像処理を行い、輝度分布または色分布の補正データを生成する画像処理回路160と、前記補正データに基づいて画像パターンを生成し、当該画像パターンを前記被写体の上方から投影する画像投影部130を有する画像入力装置において、前記撮影部110、前記画像処理回路160、前記画像投影部130を繰り返し動作させることにより、前記画像データの輝度分布または色分布を所定範囲内に収める。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被写体の撮像処理を行う画像入力装置等に関するものである。
特許文献1の「投影型表示装置」は、画像投影手段と撮影手段の位置調整等が容易であって、投影画像と撮影画像とにパララックス(視差)を生じさせないために、投影手段と撮像手段を同一筐体に内蔵させ、同一な開口部から光の出射と入射を行うように構成したものである。
特開2003−15218号公報
被写体となる紙ドキュメントや書籍、カタログ、チラシ等の被写体を上方から撮影する画像入力装置では、原理的に照明光の不均一さや照明光と被写体間に存在する物体による陰影等の影響により、撮影画像に輝度や色のムラを生じ易い。その一方、上方から撮影する操作は、取り込み面を確認しながら取り込みができるので、ユーザにとって安心感が得られ、使い勝手が良い。フラットベットスキャナのように取り込み面を下向きに伏せた状態で取り込む装置では、操作中において取り込み面の内容を確認することができないからである。特許文献1に開示されている構成を採るだけでは上記輝度や色のムラを所望する程度以上に解消することは困難である。
上記事情を鑑みて、本発明はこのような画像入力装置において外的要因の影響を低減させ、取り込んだ画像領域において輝度や色のムラが発生しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成する本発明の態様は、被写体の上方から撮影し、画像データを生成する撮像手段と、前記画像データの画像処理を行い、輝度分布または色分布の補正データを生成する画像処理手段と、前記補正データに基づいて画像パターンを生成し、当該画像パターンを前記被写体の上方から投影する画像投影手段を有する画像入力装置において、前記撮像手段、前記画像処理手段、前記画像投影手段を繰り返し動作させることにより、前記画像データの輝度分布または色分布を所定範囲内に収めることを特徴とする。
ここで、前記画像データは動画像の画像データであるとき、前記画像処理手段は、当該画像データの間引き処理を行うことを特徴とする。また、前記画像投影手段は、前記撮像手段が前記被写体を撮影している時のみ前記画像パターンを投影することを特徴とする。
そして、上記態様において、前記画像処理手段は、前記撮像手段と前記画像投影手段の位置関係にも基づいて前記補正データを生成すると良い。
また、本発明の他の態様は、被写体の上方から撮影し、画像データを生成する撮像工程と、前記画像データの画像処理を行い、輝度分布または色分布の補正データを生成する画像処理工程と、前記補正データに基づいて画像パターンを生成し、当該画像パターンを前記被写体の上方から投影する画像投影工程と、前記撮像工程、前記画像処理工程、前記画像投影工程を繰り返し動作させることにより、前記画像データの輝度分布または色分布を所定範囲内に収める繰り返し工程を有することを特徴とする画像入力方法に関するものである。
ここで、前記画像データは動画像の画像データであるとき、前記画像処理工程において、当該画像データの間引き処理を行うことを特徴とする。また、前記画像投影工程において、前記撮像工程により前記被写体を撮影している時のみ前記画像パターンを投影することを特徴とする。
そして、上記態様において、前記画像処理において、前記撮像工程を行う撮像手段と前記画像投影工程を行う画像投影手段の位置関係にも基づいて前記補正データを生成すると良い。
また、本発明の他の態様は、コンピュータに、上記画像入力方法を実行させるプログラムに関するものであり、そのプログラムを格納する記録媒体に関するものである。
本発明の画像入力装置は、撮像手段、画像処理手段、画像投影手段を繰り返し動作させ、補正の精度を高めているので、外的要因の影響を低減させることができる。これにより、取り込んだ画像領域において輝度や色のムラが発生しないような高品質の画像を取得することができる。
以下、本発明の画像入力装置を実施するための最良の形態を説明する。説明する際には、本明細書と同時に提出する図面を適宜参照することにする。
図1に本形態の画像入力装置の全体構成を図示する。投影面300、支持装置200、画像投影・撮影装置100、電源供給部400より成り、図では前記投影300面上に置かれた撮影物体として紙原稿を想定し、該紙原稿を撮像手段により撮像し、前記投影面300上に投影手段により投影する。前記撮影物体としては、前記紙原稿に限らず、例えば立体物であっても良い。立体物を撮影する際には、絞り(F値)を大きくし被写界深度が深くなるようにする。撮像タイミングは使用者の意図によりスイッチ等の機械的指示手段を設け、該機械的指示手段の動作やPC(Personal Computer)上のソフトウェアにより指示できるようにする。この画像投影・撮影装置100は撮像物体を撮像する機能と、撮像物体を投影する機能を併せ持っており、撮像するときの撮像領域と投影するときの投影領域は撮影投影領域A1として略同一である。
また、図2に画像投影・撮影装置100の主要素の構成を示すブロック図を図示する。画像投影・撮影装置100は、撮影部(CCD(Charge Coupled Device)111、シャッタ112、撮影レンズ113を含む。)110、ハーフミラープリズム120、画像投影部(投影変倍レンズ134、光量制御部133、ミラー131、LCD(Liquid Crystal Display)132を含む。)130、システム回路150、画像処理回路160、メモリー部170、システム回路150用の電源部191、通信I/O回路180、光源部(ランプ141、フィルタ142、レンズ143を含む。)140、冷却部193、光源部140用の電源部192を有し構成される。
図中では、ハーフミラープリズム120に対して、つまり、撮影・投影面に対して逆方向の所定の位置に各々、撮影レンズ113、撮影変倍レンズ134を設けた構成としている。しかし、例えば、前記ハーフミラープリズム120に対して撮影・投影面側の所定の位置に、前記撮影レンズ113と前記投影変倍レンズ134の少なくとも一つを設ける構成としても良い。ここで、前記撮影レンズ113及び前記投影変倍レンズ134を設ける場合は1個のレンズを共用として用いる。
前記画像投影・撮影装置100において、前記撮影部110で撮影され、CCDにて光電変換されたアナログ信号である画像データはシステム回路150に内蔵したCDS回路(相関2重サンプリング回路)151、A/D変換器152を通してデジタル化される。そして、前記画像処理回路160によりオートホワイトバランス、アパーチャ補正によるエッジ強調、γ(ガンマ)補正回路による階調補正等を行い、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)等の画像圧縮処理、以下に述べる輝度ムラ、色のムラの補正に係る演算処理などを行う。処理された画像データは、内部メモリー171やメモリーカード172等の記録手段(つまり、メモリー部170をいう。)に記録される。
前記画像投影・撮影装置100では、前記撮影部110により撮影した画像を基に輝度ムラを補正する為の投影画像を算出し、投影面300に投影する。前記輝度ムラを補正する為の投影画像の算出は画像投影・撮影装置100の画像処理回路160により行うようにしても良い。しかし、例えば、通信I/O回路180により外部のPCに画像データを送信し、PC上で前記算出をし、計算結果を前記通信I/O回路180により、画像投影・撮影装置100側で受信するようにしても良い。なお、このときPCにはかかる補正用の算出を行うために中央処理制御を行うCPU(Central Processig Unit)と当該CPUが中央処理制御を行うときに読み出すプログラムを格納した記録媒体としてのROM(Read Only Memory)が搭載されている。とはいえ、画像投影・撮影装置100にこのようなプログラム、記録媒体を搭載した構成を採っても良い。
図1、2に図示した画像入力装置の構成ではモノクロ、グレースケールで画像を取り込むことを想定している。図3に示したフローチャートにより、画像入力装置における画像入力の流れを説明する。
まず、キャリブレーションシートを設置する(S01)。該キャリブレーションシートは撮影領域と投影領域のいずれよりも大きい面積のものとし、均一な色、反射率の平面で構成されるものとする。従って、撮影投影領域A1よりもその面積が大きくなる。次に、キャリブレーションシートを設けた状態にて撮影動作を行い、画像1を取得する(S02)。画像1のデータより各画素の輝度を算出、記録した後、画像1のデータを削除する(S03、S04)。その後、前記各画素の輝度から補正用投影画像の画像パターンを算出する(S05)。
例えば、白色の紙面をキャリブレーションシートとして、照明光が障害物等により部分的に遮られ不均一な条件で撮影した場合に図4(a)の画像が取得されるとする。この画像には斜め方向の物体の陰影に起因する暗い領域が存在し、不均一な画像になる。当然、この条件で紙ドキュメントを撮影すれば、この画像が重畳されたものになる。通常のオフィス環境では蛍光灯や白熱灯等が天井に間隔を隔てて配置され、机や床面との間の障害物の影響により、このような陰影の影響による輝度ムラの発生は回避できないものである。
そこで、図4(a)の画像の各画素を例えば8ビットの階調(256)を有するグレースケールデータとして考え、階調を反転させた画像を補正用投影画像として図4(b)を生成する。この関係は予め、キャリブレーションしLUT(Look Up Table)として用意しておいても良い。前記画像投影部130のLCD132に図4(b)の画像を出力し、前記光源部140のランプ141を用いて投影面300上に投影する(S06)。暗い領域はランプ141による光の透過が遮られ、明るい領域はランプ141による光が透過することで、前記図4(a)の輝度ムラを補正する。
撮影部110のCCDに結像する画像と画像投影部130上のLCD132上に出力される画像との画素の相対的な関係は、予め格子模様の画像を投影し、撮影することでキャリブレーションし、関係式を導出し、補正投影画像と撮影画像が対応するようにしておく。また、撮影部110及び画像投影部130の光学系の収差や周辺光量についてもそれぞれ補正するものとする。このように補正用投影画像を算出し、投影した状態で撮影を行い画像2として記録することで、輝度ムラの少ない画像が取得できる(S06〜S08)。
本発明の方法のより詳細な内容を示すフローチャートを図5に示し、また、各画素の対応付けを図6に示し、以下に説明する。先ずは均一な輝度、色の紙等の平面からなる基準被写体を外光のみで撮影し、画像1として記録する(S01)。該画像1の画素毎の輝度を取得し(図6(a)のa11〜amn)(S02)、取得した輝度amnに変換係数Xmnを乗じることで補正輝度分布パターン(図6(b)のb11〜bmn)を算出する(S03)。更に算出した補正輝度分布パターンに変換係数X'mnを乗じ、LCD132に相当する画像パターン照明手段の画像パターン(図6(c)のc11〜cmn)を算出し(S04)、該画像パターンによって画像パターン照明手段を駆動するものとする。ここで算出された画像パターンを記憶し(S05)、前記画像パターン照明手段により算出された画像パターンを照射し(S06)、基準被写体を外光及び、画像パターンの照射状態で画像2として、撮影、記録する(S07)。更に画像2から画素毎の輝度を取得し(S08)、全画素の輝度分布に関する統計量を求め、所定の閾値と比較する(S09)。所定の閾値よりも小さい場合には(S09でYes)、調整終了とするが、大きい場合には(S09でNo)取得した輝度から補正輝度分布パターンを再計算し(S10)、画像パターン照明手段の画像パターンを算出する以降のフローを再度、行うものとする。輝度分布パターンの再演算は、前記少なくとも一つ以上の変換係数X'mnに対する新たな変換係数X''mnを設定し、この新たな変換係数X''mnにより行うものとする。前記閾値以下に収束するまで、変換係数X''mnを段階的に変える。つまり、フィードバック制御する。
次に実際の補正に関して、図7に基づき説明する。まず、(1)基準被写体の輝度測定により、図示した位置と被写体面上の輝度の関係が得られる。ここでは、一方向の位置の輝度分布を示しているが、実際には2次元(2方向)の輝度分布として取り扱うものとする。(1)では、輝度が少なく、下限値になっている領域があり、この領域は光量不足(黒画像)になり画像データが再現できない。この輝度データから、(2)補正照明光の照明における照明光量を求め、実際に被写体を照明する。更に、照明状態で撮像すると、(3)被写体面上の輝度測定により(1)の被写体面上の光量不足の領域が補正されて、CCD111で検出できる範囲になる。(3)の状態でも被写体面上の輝度が位置により一定にならないので、更に(4)補正照明光の照明により補正照明光量の照明を投影面300上に照明し、(5)に示したように投影面300上の輝度が位置に依存せず一定になる。
また、前記CCD111がカラーの場合には撮像画像上の輝度は「Y = 0.299×R + 0.587×G + 0.114×B」等の変換式によりR,G,Bから輝度に変換し、グレースケールとして取り扱う。撮影時以外は、前記撮影部110によりメモリー部170に記録された画像データを読み出し、投影・撮影光軸に投影するようにしても良い。
以上の方法を行うことにより、外光、陰影により生じる投影面300上での輝度ムラを補正する為の照明画像パターンを演算し、そのパターンを照明することで、輝度ムラが少なくなるようにし、より高品質な画像が取得できる。
輝度ムラの補正を行う本形態の画像入力装置の構成は図1、図2に記載された光学系に限定されない。以下、その説明をする。
図8に画像入力装置の他の全体構成を図示する。図1のものと比べると、画像投影部130による画像の出射と撮影部110による画像の入射は別々な光学系により構成する。そのため、出射位置と入射位置とが異なっている。撮影領域はA2となり、投影領域はA3となる。
図9に画像投影・撮像装置100のブロック図を示す。図2のものと比べると、画像投影部130と撮影部110が独立した構成になっていることを特徴とし、ここでは同一の筐体にそれぞれを設けた構成としている。しかし、各々別々なユニットになっている構成のものを組み合わせ、機械的に結合させるような構成であっても良い。例えば、デジタルカメラと液晶プロジェクタの製品をそれぞれ組み付けた構成とするものとすることで、汎用性が向上する。但し、本構成の場合、図1の構成とは異なり、図10に示すように撮影領域A2と投影領域A3のうち、少なくとも一方に台形歪を生じる為、補正が必要になる。射影変換により幾何的な関係から変換のパラメータを求めても良いが、撮影光軸と投影光軸が定まっている為、予め関係をLUTにより用意しておくようにする。
上記のように照明光や陰影の影響による輝度ムラを補正する代わりに、色成分のムラの補正を行い、高品質な画像を取得する方法もある。以下、その説明をする。
全体の装置構成としては、図1や図8に示すものと同様である。また、この構成における画像投影・撮影装置100の主要素の構成を示すブロック図を図示したものを図11、図12に図示する。図11、図12に示した画像投影・撮像装置100の画像投影部130の構成がR(赤)成分、G(緑)成分、B(青)成分の三色の色フィルタを具備したLCD群136、その他ミラー群135、集光レンズ群137により光源を分光してカラー画像を投影できるようにした点が図2、図9のものと異なる。この構成において、撮影部110と画像投影部130の光線をハーフミラープリズム120により同一の開口部で撮像と投影を行うことができるようにしても良いし、撮影部110と画像投影部130が分離した構成に適用しても良い。また、撮影部110は静止画像と動画像の取り込みが可能であるものとする。
色成分のムラの補正を行うときの処理方法について図13により説明する。キャリブレーションを設置し(S01)、設置環境において画像投影部130による投影を行わずに設置環境の照明条件で、静止画像4を撮像する(S02)。該静止画像から各画素の各色(R,G,B)の階調を求める(S03)。次に、各色の階調の最大値を1として、各画素の階調を規格化する(S04)。規格化された各色の階調から各画素において、各色の最大の階調を有する画素に対して、どの色成分がどの程度、低い階調になっているかの特性を取得する。該特性を算出する目的で前記静止画像4を取得する為、特性が取得できたら必要に応じて画像データを削除する(S05)。
次に前記撮影部110による動画取り込みを開始する(S06)。各画素の階調を算出し(S07)、階調分布に関する統計量Qを算出する(S08)。前記特性値を基に、各画素において低い階調になっている色成分を考慮して補正用投影画像を算出する(S09)。該補正用投影画像を投影し(S10)、階調分布の統計量Rを算出し(S11)、閾値Yとの大小を比較する(S12)。閾値Yよりも大きい場合には(S12でNo)、補正用投影画像を補正し(S13)、補正した補正用投影画像の投影を、閾値Yよりも小さくなるまで繰り返し補正用投影画像の補正を行うようにする。閾値Yよりも小さくなったことを確認し(S12でYes)、画像5を静止画像として撮影し、記録する(S14、S15)。
以上の方法を行うことにより、外光、陰影により生じる投影面300上での色ムラを補正する為の照明画像パターンを演算し、そのパターンを照明することで、色ムラが少なくなるようにし、より高品質な画像が取得できる。
ここで、撮影部110が動画像の入力ができる場合、該動画像の入力データを用いて、画像投影部130により輝度ムラ補正用の補正画像を求め、更に該補正画像を用いた実際の画像を前記動画像によりフィードバック制御することで前記補正画像により、より高精度に輝度ムラの補正ができる。以下、その詳細な説明をする。
具体的には、動画像としては静止画像で取得する画素を画像処理回路160により間引き処理し、処理する画素数を少ないものとし、例えば通常のビデオレート(30フレーム/秒)にてDRAMやVRAM等で構成されるフレームメモリコントローラLSIに取り込み、処理を行う。取り込み速度は前記ビデオレートに限定されるものではないものとする。また、動画像を取得する際のCCDの位置と画像投影部130の位置は、画素サイズの大きい方のデータ(撮影部110または画像投影部130)により画素サイズの小さい方の複数の画素データ(撮影部110または画像投影部130)を埋めるような処理を行い、撮影部110または画像投影部130の関係を保持するようにするものとする。
図14により、動画像の入力データを用いた輝度ムラの補正の処理内容を説明する。まず、キャリブレーションシートを設置する(S01)。該キャリブレーションシートは撮影領域と投影領域のいずれよりも大きい面積のものとし、均一な色、反射率の平面で構成されるものとする。次に前記撮像手段による動画像の取り込みを開始し(S02)、各画素の輝度をリアルタイムに算出し(S03)、画素全体の輝度分布の分散、標準偏差等、データの変動に関する統計量Qを求める(S04)。前記静止画像の場合と同様に任意の1フレームのデータから補正用投影画像を求める(S05)。該補正用投影画像を投影し(S06)、その際の動画像から前記統計量Qを求め(S07)、所定の閾値と比較する(S08)。所定の閾値Xよりも大きい場合には(S08でYes)、再度、補正用投影画像を求め直し(S09)、前記閾値よりも小さくなるまで、補正を続ける。閾値よりも小さくなることを確認し(S08でNo)、画像3を静止画像として撮影し、記録する(S10、S11)。
以上の説明により、撮影部110が静止画像だけでなく動画像を取得可能なものとし、動画像は前記静止画像の2次元画素データを間引き処理して取得する。補正処理の際には動画像を用いるようにすることで、補正処理の高速化を実現することができる。
またここで、撮影部110により画像を取り込む際にのみ、画像投影部130による補正用の画像パターンを投影する制御手段を設けると良い。本形態ではシステム回路150が制御手段の役割を担う。これにより、画像投影部130を照明として用いるだけではなく、投影面300上が表示面としても利用できるようになる。
具体的な構成としては、前記キャリブレーションシートを装置本体に収納可能な機構を有するもので良い。例えば、図15に図示した画像入力装置の他の全体構成のように、キャリブレーションシート500が支持装置200側の端で回転可能な回動機構を有するものとし、使用しない時には支前記回転機構により支持装置200に押し付け、固定治具(不図示)により動かないように固定されるものとする。キャリブレーションシート500を着脱可能にし、投影面300に収納用スペースを設けることで収納可能にしても良い。また、キャリブレーションシート500を柔らかく曲げやすい材質とし、前記支持装置200の中に巻き込むようなものであっても構わない。
また、光源部140の光源を、キセノン等による瞬間的に発光させるストロボ光源とすることで、常時、発光するハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、水銀ランプ等を用いる構成と比較して、低消費電力化が実現できる。本構成は前記画像投影・撮影装置100をストロボ付きデジタルスチルカメラに置き換えることで実現できるので、簡易な構成になる。
このように撮影部110により画像を取り込む際にのみ画像投影部130による補正用の前記画像パターンを投影することにより、通常は任意の画像の投影を可能にし、投影面300を表示面としても用いることができるようにし、新たな付加価値(ディスプレイとしての利用)を実現することができる。
また、上述した輝度ムラ、色のムラの補正処理において、LCDであるパターン照射手段の照射位置と撮影部110の撮影位置の関係を画像処理回路160による当該補正処理に反映させると良い。パターン照射手段の既知の位置に所定の形状、大きさの画像パターンを形成し、そのパターンを基準被写体に対して照射する。一方、撮像部110で2次元画素データとして取得し、前記パターン照射手段の照射位置(Xp,Yp)と前記撮像手段による撮像位置(Xi,Yi)の関係を求める。この位置関係を補正処理に用いることにより、輝度や色ムラの補正処理の精度を向上させ、より高品位な画像が取得できる。
なお、上記形態は本発明を実施するための最良のものであるがこれに限定する趣旨ではない。従って、本発明の要旨を変更しない範囲においてその実施形式を種々変形することが可能である。
本形態の画像入力装置の全体構成を図示したものである。 画像投影・撮影装置100の主要素の構成を示すブロック図を図示したものである。 画像入力装置における画像入力の流れを説明するフローチャートである。 照明光が不均一な条件で撮影したときに取得される画像(a)と、補正用投影画像として生成した画像(b)である。 本発明の方法のより詳細な内容を示すフローチャートである。 各画素の輝度パターン(a)、補正輝度分布パターン(b)、画像投影部130に相当する照明手段による画像パターン(c)を図示したものである。 輝度補正の様子をグラフ(1)〜(5)で示したものである。 画像入力装置の他の全体構成を図示したものである。 図8の構成において、画像投影・撮影装置100の主要素の構成を示すブロック図を図示したものである。 撮影領域A2と投影領域A3を図示したものである。 図1の構成において、画像投影・撮影装置100の主要素の構成を示すブロック図を図示したものである。 図8の構成において、画像投影・撮影装置100の主要素の構成を示すブロック図を図示したものである。 色成分のムラの補正を行うときの処理方法を表すフローチャートである。 動画像の入力データを用いた輝度ムラの補正の処理内容を表すフローチャートである。 画像入力装置の他の全体構成を図示したものである。
符号の説明
100 画像投影・撮影装置
200 支持装置
300 投影面
400 電源供給部
500 キャリブレーションシート
110 撮影部
111 CCD
112 シャッタ
113 撮影レンズ
120 ハーフミラープリズム
130 画像投影部
131 ミラー
132 LCD
133 光量制御部
134 投影変倍レンズ
135 ミラー群
136 LCD群
137 集光レンズ群
140 光源部
141 ランプ
142 フィルタ
143 レンズ
150 システム回路
151 CDS回路
152 A/D変換器
160 画像処理回路
170 メモリー部
171 内部メモリー
172 メモリーカード
180 通信I/O回路
191 電源部
192 電源部
193 冷却部

Claims (10)

  1. 被写体の上方から撮影し、画像データを生成する撮像手段と、
    前記画像データの画像処理を行い、輝度分布または色分布の補正データを生成する画像処理手段と、
    前記補正データに基づいて画像パターンを生成し、当該画像パターンを前記被写体の上方から投影する画像投影手段を有する画像入力装置において、
    前記撮像手段、前記画像処理手段、前記画像投影手段を繰り返し動作させることにより、前記画像データの輝度分布または色分布を所定範囲内に収めることを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記画像データは動画像の画像データであり、
    前記画像処理手段は、当該画像データの間引き処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 前記画像投影手段は、前記撮像手段が前記被写体を撮影している時のみ前記画像パターンを投影することを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記撮像手段と前記画像投影手段の位置関係にも基づいて前記補正データを生成することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像入力装置。
  5. 被写体の上方から撮影し、画像データを生成する撮像工程と、
    前記画像データの画像処理を行い、輝度分布または色分布の補正データを生成する画像処理工程と、
    前記補正データに基づいて画像パターンを生成し、当該画像パターンを前記被写体の上方から投影する画像投影工程と、
    前記撮像工程、前記画像処理工程、前記画像投影工程を繰り返し動作させることにより、前記画像データの輝度分布または色分布を所定範囲内に収める繰り返し工程を有することを特徴とする画像入力方法。
  6. 前記画像データは動画像の画像データであり、
    前記画像処理工程において、当該画像データの間引き処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像入力方法。
  7. 前記画像投影工程において、前記撮像工程により前記被写体を撮影している時のみ前記画像パターンを投影することを特徴とする請求項5に記載の画像入力方法。
  8. 前記画像処理において、前記撮像工程を行う撮像手段と前記画像投影工程を行う画像投影手段の位置関係にも基づいて前記補正データを生成することを特徴とする請求項5から7の何れかに記載の画像入力方法。
  9. コンピュータに、請求項5から8の何れかに記載の画像入力方法を実行させるプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを格納する記録媒体。
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