JP2007048649A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常の気液混合流体の時は勿論のこと、気体と液体との混合流量が多く、気体の流量に対して液体の量が少ない気液混合流体が流入した場合であっても、当該気液混合流体に含有された不純物を確実に除去することが可能な不純物除去器が配設されてなる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 燃料電池100から排出される流体Fが流通する排出通路に、流体Fに混入する不純物を除去する不純物除去器(イオン交換樹脂部材20)を配設してなり、不純物除去器に流入した流体Fの通過速度を低下させる流速低下手段を備えてなる燃料電池システム1である。
【選択図】 図2
【解決手段】 燃料電池100から排出される流体Fが流通する排出通路に、流体Fに混入する不純物を除去する不純物除去器(イオン交換樹脂部材20)を配設してなり、不純物除去器に流入した流体Fの通過速度を低下させる流速低下手段を備えてなる燃料電池システム1である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、燃料電池システムにかかり、特に、燃料電池から排出される流体が流通する排出通路に、当該流体に混入する不純物を除去する不純物除去器を配設してなる燃料電池システムに関する。
従来から、燃料電池を含む燃料電池システムでは、供給された水素の全てが電池反応に使用されるわけではない。したがって、排出された未反応の水素を再度燃料電池に戻して有効利用する循環システムが採用されており、燃料電池から排出される排出ガス(気体)と、燃料電池の電池反応により生成された水(生成水)とが混合して存在する気液混合流体から水分を除去するための気液分離器が配設されている。
ここで、前記水素循環系内を流れるガスや水には、僅かではあるが、燃料電池やシステムの配管部品等から溶出した不純物が存在している。また、カソード系の外気より吸い込んだ空気からも不純物が入り込み、燃料電池の構成要素である電解質膜を通過して水素循環系に混入することもある。特に燃料電池やシステムの配管部品等から溶出した不純物中に金属イオンが存在している場合は、燃料電池自身の機能低下や寿命低下に通じる虞がある。また、燃料電池内で生成される水が酸性になる場合もある。そこで、従来から、水素循環系内にイオン交換器を配設し、生成水やガス等による燃料電池の劣化を抑制する方法が採用されている。
近年では、燃料電池の生成水が排出される少なくとも一方の排出管の固体高分子型燃料電池側に設けられ、前記排出ガスに同伴する前記生成水中に含まれるイオンを除去する固体高分子型燃料電池システムが紹介されている。この固体高分子型燃料電池システムでは、前記生成水中に含まれるイオンを除去する手段として、イオン交換樹脂を利用し、フッ素イオンを除去することが開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料電池のエア側排気マニホールドに、不純物除去部材を配置した燃料電池発電装置もある。(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−313404号公報
特開平9−312166号公報
しかしながら、前述した従来の固体高分子型燃料電池システムや燃料電池発電装置等では、気体と液体との混合流量が多く、気体の流量に対して液体の量が少ない気液混合流体が不純物除去部材(イオン交換樹脂)に流入し、当該不純物除去部材を通過する場合、液体が気体の流れにのって不純物除去部材に接触する時間が短くなる。すなわち、不純物除去部材を通過する単位面積当たりの液体通過速度が、不純物除去部材が有している不純物除去のために必要な液体通過速度よりも速くなる。したがって、不純物除去部材による不純物除去性能を十分に発揮させることが困難になる虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、通常の気液混合流体の時は勿論のこと、気体と液体との混合流量が多く、気体の流量に対して液体の量が少ない気液混合流体が流入した場合であっても、当該気液混合流体に含有された不純物を確実に除去することが可能な不純物除去器が配設されてなる燃料電池システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、燃料電池から排出される流体が流通する排出通路に、当該流体に混入する不純物を除去する不純物除去器を配設してなる燃料電池システムであって、前記不純物除去器に流入(浸入)または通過中の流体の通過速度を低下させる流速低下手段を備えてなる燃料電池システムを提供するものである。
この構成を備えた燃料電池システムは、気体と液体との混合流量が多く、気体の流量に対して液体の量が少ない流体(気液混合流体)が不純物除去器に流入した場合であっても、流速低下手段により、この流体が不純物除去器に流入するまたは通過する速度を低下させることができる。したがって、不純物除去器による不純物除去性能を十分に発揮させることができ、当該流体に含有された不純物を確実に除去することができる。
本発明にかかる燃料電池システムの一態様としては、前記流速低下手段は、前記不純物除去器の流体出口面積が、当該不純物除去器の流体入口面積よりも小さい構成にすることができる。
また、本発明にかかる燃料電池システムの他の一態様としては、前記不純物除去器を気液分離器内に配設してもよい。この場合、前記流速低下手段は、前記不純物除去器の流体入口面積を、前記気液分離器の流体入口面積よりも大きくした構成にすることもできる。
そしてまた、本発明にかかる燃料電池システムの他の一態様としては、前記流速低下手段は、前記気液分離器の流体入口面積を、前記不純物除去器の流体出口面積よりも大きくした構成を備えていてもよい。
さらにまた、本発明にかかる燃料電池システムの他の一態様としては、前記流速低下手段は、前記気液分離器の流体入口面積を、当該気液分離器の気体出口面積以上にした構成を備えていてもよい。
本発明にかかる燃料電池システムは、不純物除去器に流入(浸入)した流体の通過速度を低下させる流速低下手段を備えているため、通常の気液混合流体の時は勿論のこと、気体と液体との混合流量が多く、気体の流量に対して液体の量が少ない気液混合流体が不純物除去器に流入した場合であっても、流速低下手段により、この流体が不純物除去器を通過する速度を低下させることができる。この結果、不純物除去器による不純物除去性能を十分に発揮させることができ、当該流体に含有された不純物を確実に除去することができる。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる燃料電池システムについて図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施例にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる燃料電池システムの概略構成図、図2は、図1に示す燃料電池システムの気液分離器及びこれに内蔵された不純物除去器としてのイオン交換樹脂部材付近を示す断面図である。
なお、本実施の形態では、燃料電池から排出される流体が流通する排出通路として、水素循環系に配設された循環通路を例にとって説明する。
図1に示す燃料電池システム1の燃料電池100は、電解質膜と、この電解質膜の一方の面に配置されたアノード電極と、前記電解質膜の他方の面に配置されたカソード電極と、からなる膜−電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly、以下、単に「MEA」という)と、このMEAの両側に各々配設されたセパレータと、を重ね合わせたセルを複数備えてなるスタックを内蔵した構成を備えている。
この燃料電池100の空気供給口101には、酸化ガスとしての空気を供給する空気供給通路102が接続され、空気排出口103には、燃料電池100から排出される空気及び水が排出される空気排出通路104が接続されている。また、燃料電池100の水素供給口105には、水素循環系10の一端が接続され、水素排出口106には、水素循環系10の他端が接続されている。
水素循環系10は、燃料電池100から排出された未反応の水素と生成水のうち、未反応の水素を循環させて、新たな水素と共に再び燃料電池100内に供給し、生成水は外部に排出するものである。この水素循環系10は、一端が水素排出口106に接続された循環通路11と、循環通路11の他端に接続され、循環通路11から導入される水素と水とを分離する気液分離器12と、気液分離器12内に配設された不純物除去器としてのイオン交換樹脂部材20と、気液分離器12から排出された気体が導入される循環通路13と、循環通路13の下流側に接続され、水素循環系10の循環動力として働く循環ポンプ15と、一端が水素供給口105に接続されて燃料電池100に水素を供給すると共に、他端側が循環通路13の下流側端部と合流点Aにおいて接続された水素供給通路16と、を備えている。なお、符号24は、燃料電池100に水素を供給する際に、水素の圧力を調整する弁である。
気液分離器12は、図2に示すように、中空の略円筒形を備え、循環通路11から排出される水素と水を導入するための流体入口18と、気液分離器12内で分離されたガス(気体)を排出するガス排出口19が形成されている。このガス排出口19は、気液分離器12の前記中空を画定する円筒形の気体通路23に連通していると共に、循環通路13に接続されており、気液分離器12によって流体Fから分離された水素を循環通路13へと通過させる。なお、本実施の形態では、流体入口18の開口面積(SIN)と、ガス排出口19の開口面積(SOUT)とが等しく(SIN=SOUT)なるようにした。
また、気液分離器12の下部には、流体Fから分離された水を収容し、外部に排出する排水口17が連通形成されている。この排水口17には、気液分離器12で分離された水のみを外部に排出させ、水素は外部に出さない構造のドレイン弁(図示せず)が配設されている。
なお、本実施の形態では、気液分離器12として、流体入口18から導入された流体F(気液混合流体)を旋回させることによって、気体(ガス)と液体とに分離するサイクロン式気液分離器を使用した。
イオン交換樹脂部材20は、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を含み、このイオン交換樹脂部材20は、ケース30内に収容されて気液分離器12の内壁に接して配設されている。そして、流体入口18から導入された流体Fは、イオン交換樹脂部材20の流体入口31から浸入してイオン交換樹脂部材20を通過した後、イオン交換樹脂部材20の流体出口36から気液分離器12の下部39に到達し、ここで水素(ガス)と液体とに分離される。分離された液体は、排水口17に到達して、ここから外部に排出され、分離された水素は、ガス排出口19から循環通路13に排気されることになる。
ケース30は、気体通路23が略中央となるように、気体通路23を囲んで配設され、その内部にイオン交換樹脂部材20の構成要素である前述したカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂を収容する空間が形成された中空の略円筒形状を有している。このケース30の上面32は、図2に示すように、外周部から気体通路23に向けて、すり鉢状に下方に向けて窪む(凹状となった)傾斜面となっている。そしてまた、このケース30の上面32には、複数の貫通孔33が、気体通路23からケース30の外周部に向けて放射状に形成されており、これらの貫通孔33によって、イオン交換樹脂部材20の流体入口31が構成されている。
一方、このケース30の下面34は、図2に示すように、気体通路23から外周部に向けて下方に傾斜した、すなわち、気体通路23から離間するにしたがって、重力方向に向かうよう傾斜した傾斜面となっている。この傾斜面は、イオン交換樹脂部材20に流入した流体Fのうち、特に液体を前記外周部側に向けて移動するように誘導し、この部分に液体を集中させる役割を果たしている。また、ケース30の下面34には、複数の貫通孔35が形成されており、これらの貫通孔35によって、イオン交換樹脂部材20の流体出口36が構成されている。
また、ケース30の下面34の気体通路23との境界部分には、気体通路23から離れる方向に湾曲した偏向ガイド部37が形成されている。この偏向ガイド部37は、この部分に到達した流体の流れを気体通路23から離れる方向に偏向させて誘導する役割を果たしている。
なお、ケース30の上面32に複数形成された貫通孔33と、下面34に複数形成された貫通孔35は、貫通孔33の合計開口面積が、貫通孔35の合計開口面積よりも大きくなるように形成されている。すなわち、イオン交換樹脂部材20は、イオン交換樹脂部材20の流体入口31の面積(IIN)は、イオン交換樹脂部材20の流体出口36の面積(IOUT)よりも大きい(IIN>IOUT)構成を備えている。また、貫通孔33の合計開口面積(すなわち、イオン交換樹脂部材20の流体入口31の面積(IIN))は、気液分離器12の流体入口18の開口面積(SIN)よりも大きく(IIN>SIN)なるように形成されている。さらにまた、気液分離器12の流体入口18の開口面積(SIN)は、貫通孔35の合計開口面積(すなわち、イオン交換樹脂部材20の流体出口36の面積(IOUT))よりも大きく(SIN>IOUT)なるように形成されている。
ここで、イオン交換樹脂部材20の流体入口31の面積(IIN)、イオン交換樹脂部材20の流体出口36の面積(IOUT)、気液分離器12の流体入口18の開口面積(SIN)及び気液分離器12のガス排出口19の開口面積(SOUT)の関係をまとめると、
IIN>SIN=SOUT>IOUT
となる。本実施の形態では、上記関係が、イオン交換樹脂部材20浸入した流体の通過速度を低下させる流速低下手段を構成している。
IIN>SIN=SOUT>IOUT
となる。本実施の形態では、上記関係が、イオン交換樹脂部材20浸入した流体の通過速度を低下させる流速低下手段を構成している。
この構成を備えた燃料電池システム1は、燃料電池100に水素及び空気が供給され、電気反応を開始すると、
アノード電極側では、 H2→2H++2e-
カソード電極側では、 (1/2)O2+2H++2e-→H2O
燃料電池全体としては、 H2+(1/2)O2→H2O
の反応が起こる。この電気化学反応により、アノード電極側では、生成水と共に、未反応の水素が水素排出口106を介して循環通路11に排出される。
アノード電極側では、 H2→2H++2e-
カソード電極側では、 (1/2)O2+2H++2e-→H2O
燃料電池全体としては、 H2+(1/2)O2→H2O
の反応が起こる。この電気化学反応により、アノード電極側では、生成水と共に、未反応の水素が水素排出口106を介して循環通路11に排出される。
循環通路11に排出された流体F(生成水と未反応の水素)は、循環ポンプ15の動力によって、気液分離器12に移動し、イオン交換樹脂部材20の流体入口31(貫通孔33)からイオン交換樹脂部材20に浸入する。イオン交換樹脂部材20に浸入した流体Fでは、水(液体)が水素(ガス)の流れにのってイオン交換樹脂部材20に接触しながら不純物が除去されながらイオン交換樹脂部材20の流体出口36に向けて進む。流体出口36から排出された流体Fは、気液分離器12の下部39で、サイクロンにより、水素(ガス)と液体とに分離され、液体は、排水口17に到達して、ここから外部に排出され、水素は、ガス排出口19から循環通路13に排気される。
この時、気液分離器12とイオン交換樹脂部材20との間には、前述したように、
IIN>SIN=SOUT>IOUT
の関係が成立している。このため、イオン交換樹脂部材20に浸入した流体Fの通過速度を低下させることができる。したがって、流体Fが、水素と水との混合流量が多く、水素の流量に対して水の量が少ないという条件であっても、この流体Fがイオン交換樹脂部材20を通過する速度が低下するため、流体Fがイオン交換樹脂部材20内に留まる時間を長くすることができる。この結果、イオン交換樹脂部材20による不純物除去性能を十分に発揮させることができる、流体Fに含有されていた不純物を確実に除去することができる。
IIN>SIN=SOUT>IOUT
の関係が成立している。このため、イオン交換樹脂部材20に浸入した流体Fの通過速度を低下させることができる。したがって、流体Fが、水素と水との混合流量が多く、水素の流量に対して水の量が少ないという条件であっても、この流体Fがイオン交換樹脂部材20を通過する速度が低下するため、流体Fがイオン交換樹脂部材20内に留まる時間を長くすることができる。この結果、イオン交換樹脂部材20による不純物除去性能を十分に発揮させることができる、流体Fに含有されていた不純物を確実に除去することができる。
さらに、本実施の形態では、気液分離器12内にもともと存在している空間内にイオン交換樹脂部材20を配設した構成としたため、燃料電池システム1の小型化に貢献でき、また、イオン交換樹脂部材20を配設するための部品も必要最低限ですみ、コストの増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、イオン交換樹脂部材20に浸入(流入)した流体Fの通過速度を低下させるため、IIN>SIN=SOUT>IOUTの関係を成立させた場合について説明したが、これに限らず、イオン交換樹脂部材20の流体入口31の面積(IIN)を、イオン交換樹脂部材20の流体出口36の面積(IOUT)よりも大きく設定する、前記流速低下手段は、イオン交換樹脂部材20の流体入口31の面積(IIN)を、気液分離器12の流体入口18の開口面積(SIN)よりも大きくする、気液分離器12の流体入口18の開口面積(SIN)を、気液分離器12のガス排出口19の開口面積(SOUT)よりも大きくする、気液分離器12の流体入口18の開口面積(SIN)を、気液分離器12のガス排出口19の開口面積(SOUT)以上にする、の少なくとも一つを満足させれば、流体Fがイオン交換樹脂部材20を通過する速度を低下させることが可能である。
また、本実施の形態では、気液分離器12として、サイクロン式の気液分離器を使用した場合について説明したが、これに限らず、イオン交換樹脂部材20は、他の方式の気液分離器を用いた場合にも適用可能であることは勿論である。
そしてまた、本実施の形態では、気液分離器12内に収容されたイオン交換樹脂部材20を水素循環系10の循環通路に配設した場合について説明したが、これに限らず、本発明にかかるイオン交換樹脂部材20は、酸化ガス(空気)供給系に配設してもよく、また、他の配管系に配設してもよい。さらに、イオン交換樹脂部材20(不純物除去器)は、気液分離器12内に収容せずに配設してもよい。
また、本実施の形態では、不純物除去器として、イオン交換樹脂部材20を配設した場合について説明したが、これに限らず、不純物除去器は、流体中の不純物を除去することが可能であれば、イオン交換樹脂を主体とした構成を備えていなくてもよい。
そしてまた、イオン交換樹脂部材20を収容するケース30は、イオン交換樹脂部材20(不純物除去器)の移動を制限する筐体であってもよい。この場合、筐体のうち、鉛直方向上方から流体が供給され、下方から流体が排出されるように構成することもできる。そして、前記流体が筐体から排出される部分の抵抗が、供給される部分の抵抗よりも大きくなるように構成することができる。
また、本発明にかかる流速低下手段における流体の流れの抵抗は、不純物除去器での流れの抵抗よりも大きくすることができる。
1…燃料電池システム、10…水素循環系、11…循環通路、12…気液分離器、13…循環通路、16…水素供給通路、17…排水口、18…流体入口、19…ガス排出口、20…イオン交換樹脂部材、23… 気体通路、30…ケース、31… 流体入口、33、35…貫通孔、36…流体出口、100…燃料電池
Claims (6)
- 燃料電池から排出される流体が流通する排出通路に、当該流体に混入する不純物を除去する不純物除去器を配設してなる燃料電池システムであって、
前記不純物除去器に流入または通過中の流体の通過速度を低下させる流速低下手段を備えてなる燃料電池システム。 - 前記流速低下手段は、前記不純物除去器の流体出口面積が、当該不純物除去器の流体入口面積よりも小さい構成を備えてなる請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記不純物除去器を、気液分離器内に配設してなる請求項1または請求項2記載の燃料電池システム。
- 前記流速低下手段は、前記不純物除去器の流体入口面積を、前記気液分離器の流体入口面積よりも大きくした構成を備えてなる請求項3記載の燃料電池システム。
- 前記流速低下手段は、前記気液分離器の流体入口面積を、前記不純物除去器の流体出口面積よりも大きくした構成を備えてなる請求項3または請求項4記載の燃料電池システム。
- 前記流速低下手段は、前記気液分離器の流体入口面積を、当該気液分離器の気体出口面積以上にした構成を備えてなる請求項3ないし請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005233020A JP2007048649A (ja) | 2005-08-11 | 2005-08-11 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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2005
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