JP2007048178A - 購入比率決定装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 資金流入時にタイミングリスクとマーケットインパクトの観点から最適な購入時間帯別の株の購入量を求める。
【解決手段】 購入比率決定装置1に、株の総購入金額を各時間帯別に配分する購入金額配分手段5と、配分された各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出するマーケットインパクト算出手段7と、配分された各時間帯別の購入量からタイミングリスクを算出するタイミングリスク算出手段6と、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクが所定の条件を満たすときの各時間帯別の購入量の情報を出力する結果出力手段8と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時間帯別の株の購入量を決定する購入比率決定装置及び方法に関する。
従来、株取引のシミュレーションを行う装置がある。例えば、特許文献1には、株買い注文あるいは売り注文及び株の現値情報をほぼリアルタイムで入力して順次仮想取引を実行することにより、利用者が実際の株取引とほぼ同様の株取引のシミュレーションを行うことができる仮想投資シミュレーション装置について記載されている。
特開2002−049759号公報
株取引においては、取引量が大きい場合、自らの取引により約定価格を不利な方向に動かしてしまうおそれがある。しかし、取引を数回に分けて行うと、基準時点から購入するまでに値動きのリスクが生じてしまう。自らの取引により約定価格を不利な方向に動かしてしまう値動きの幅をマーケットインパクトといい、基準時点から購入するまでの値動きのリスクをタイミングリスクという。例えば、基準に近い時点において総購入金額の大半を購入するとタイミングリスクは小さくなるが、購入量が大きくなるためマーケットインパクトは大きくなる。通常、マーケットインパクトとタイミングリスクの間にはこのようなトレードオフの関係が想定される。そのため、大きな資金を運用する企業等では、マーケットインパクトやタイミングリスク等を考慮した最適な取引量及び取引回数等の執行パターンを知りたいという要求があった。しかし、特許文献1の技術では、実際の株取引とほぼ同様の株取引のシミュレーションを行うことができるが、最適な取引の執行パターンを即座に求めるものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、タイミングリスクとマーケットインパクトの観点から最適な購入時間帯別の株の購入量を求めることができる購入比率決定装置及び方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、株の総購入金額を各時間帯別に配分する購入金額配分手段と、配分された各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出するマーケットインパクト算出手段と、配分された各時間帯別の購入量からタイミングリスクを算出するタイミングリスク算出手段と、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクが所定の条件を満たすときの各時間帯別の購入量の情報を出力する結果出力手段と、を備えることを特徴とする購入比率決定装置である。
また、本発明は、上述する購入比率決定装置であって、前記結果出力手段は、タイミングリスクがリスク許容水準以下の範囲においてマーケットインパクトが最小となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する購入比率決定装置であって、前記結果出力手段は、リスク拒否度と、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクとから効用を算出し、算出した効用が最大となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する購入比率決定装置であって、前記購入金額配分手段は、前記総購入金額を株先物及び現物株について各時間帯別に配分し、前記マーケットインパクト算出手段は、株先物及び現物株について各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した株先物及び現物株の各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出し、前記結果出力手段は、株先物及び現物株の各時間帯別の購入量の情報を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する購入比率決定装置であって、前記タイミングリスク算出手段は、各時間帯に配分された購入量の配分比率と、各時間帯における株の値動きの分散及び共分散を用いてタイミングリスクを算出する、ことを特徴とする。
また、本発明は、購入比率決定装置に用いられる購入比率決定方法であって、株の総購入金額を各時間帯別に配分する購入金額配分ステップと、配分された各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出するとともに、配分された各時間帯別の購入量からタイミングリスクを算出する算出ステップと、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクが所定の条件を満たすときの各時間帯別の購入量の情報を出力する結果出力ステップと、を有することを特徴とする購入比率決定方法である。
また、本発明は、上述する購入比率決定方法であって、前記結果出力ステップにおいては、タイミングリスクがリスク許容水準以下の範囲においてマーケットインパクトが最小となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する購入比率決定方法であって、前記結果出力ステップにおいては、リスク拒否度と、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクとから効用を算出し、算出した効用が最大となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する購入比率決定方法であって、前記購入金額配分ステップにおいては、前記総購入金額を株先物及び現物株について各時間帯別に配分し、前記マーケットインパクト算出ステップにおいては、株先物及び現物株について各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した株先物及び現物株の各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出し、前記結果出力ステップにおいては、株先物及び現物株の各時間帯別の購入量の情報を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述する購入比率決定方法であって、前記算出ステップにおいては、各時間帯に配分された購入量の配分比率と、各時間帯における株の値動きの分散及び共分散を用いてタイミングリスクを算出する、ことを特徴とする。
上記発明によれば、購入基準時点が明確に定義できるファンドにおいて、資金流入時にタイミングリスクとマーケットインパクトの観点から、総購入価格に対して最適な現物株と株先物の時間帯別の購入量を求めることができる。
以下、図面を参照し、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による購入比率決定装置1の構成を示すブロック図であり、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。購入比率決定装置1には、例えば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置を用いることができ、制御手段2、入力手段3、記憶手段4、購入金額配分手段5、タイミングリスク算出手段6、マーケットインパクト算出手段7、結果出力手段8、及び、表示手段9を備える。
制御手段2は、CPU(central processing unit)及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。入力手段3は、キーボードやマウスなどであり、ユーザが入力した情報を取得するための機能を有する。あるいは、記録媒体から情報を読み取ったり、ネットワークを介して接続されるコンピュータ装置から情報を受信することでもよい。記憶手段4は、各種データを記憶する。表示手段9は、例えば、CRT(cathode ray tube)やLCD(liquid crystal display)などのディスプレイであり、情報を表示する。
購入金額配分手段5は、入力手段3を用いて入力された総購入金額データにより示される株の総購入金額を、株先物(株価指数先物、以下、単に「先物」とも記載)及び現物株(単に「現物」とも記載)について所定の条件を満たす全ての配分パターンにより各時間帯別に配分する。タイミングリスク算出手段6は、購入金額配分手段5により配分された各時間帯別の購入量の配分比率と、各時間帯における株の値動きの分散、共分散を用いてタイミングリスクを算出する。タイミングリスクとは、基準時点から株を購入するまでの株の値動きのリスクである。マーケットインパクト算出手段7は、購入金額配分手段5により配分された先物及び現物についての各時間帯別の購入量から先物及び現物の各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した先物及び現物の各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出する。マーケットインパクトとは、自らの取引により約定価格を不利な方向に動かしてしまう値動きの幅である。結果出力手段8は、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出されたマーケットインパクト及びタイミングリスクが所定の条件を満たすときの先物及び現物の各時間帯別の購入量の情報を表示手段9により出力する。以下、購入量は、購入金額として説明する。
次に、購入比率決定装置1の処理手順について説明する。
購入比率決定装置1は、取引執行パターンの最適化の方法として、(1)ユーザが指定するタイミングリスクの範囲内においてマーケットインパクトが最小になる先物及び現物の各時間帯別の購入量を求める、(2)ユーザが指定するリスク拒否度のもとで効用が最大になる先物及び現物の各時間帯別の購入量を求める、の2つを実行する。なお、リスク拒否度とは、タイミングリスクと、マーケットインパクトのコストの換算比率であり、タイミングリスクをどれぐらい回避したいかのかを示す。現物と先物には、それぞれ異なった購入量とマーケットインパクトの関係があると仮定するが、現物、先物のマーケットインパクトは、それぞれ第三者の推定結果を利用する。なお、ここでは、買う対象の株は予め決まっているものとする。また、先物は、必ず後で現物に交換(EFP:Exchange For Physical)することを前提とする。
図2は、ユーザが指定するタイミングリスクの範囲内においてマーケットインパクトが最小になる先物及び現物の各時間帯別の購入量を求める場合の購入比率決定装置1の処理フローを示す図である。
ユーザは、購入比率決定装置1の入力手段3を用いて、株の総購入金額を示す総購入金額データを入力し(ステップS105)、さらに、リスク許容水準を示すリスク許容水準データを入力する(ステップS110)。続いて、ユーザは、購入比率決定装置1の入力手段3を用いて処理実行の指示を入力する(ステップS115)。
購入比率決定装置1の購入金額配分手段5は、記憶手段4内に記憶されている制約条件データを読み出す。制約条件データとは、総購入金額を、先物及び現物の各時間帯別の購入量に配分するときの制約条件を示す。購入金額配分手段5は、制約条件データの示す制約条件に従って、ステップS105において入力された総購入金額データにより示される株の総購入金額を、先物及び現物の各時間帯別の購入量へ配分する(ステップS120)。配分は、(条件1)各時間帯の購入量は正の値、(条件2)配分した購入量の合計が総購入金額に等しくなる、の両条件を少なくとも満たすものとする。
タイミングリスク算出手段6は、各時間帯別に配分された購入量、タイミングリスク分散共分散行列(以下、単に「分散共分散行列」と記載)、EFPボラティリティを用いてタイミングリスクを算出する(ステップS125)。分散共分散行列は、時間帯毎の株の値動きの相関関係を反映させるための行列であり、詳細は後述する。タイミングリスク算出手段6は、算出したタイミングリスクが、ステップS110において入力されたリスク許容水準データの示すリスク許容水準以内であるか否かを判断する(ステップS130)。算出したタイミングリスクがリスク許容水準以内ではない場合(ステップS130:NO)、購入金額配分手段5は、これまでとは異なる配分パターンにより株の総購入金額を先物及び現物の各時間帯別の購入量へ配分し(ステップS120)、タイミングリスク算出手段6が、この配分された購入量についてタイミングリスクを算出(ステップS125)し、許容水準以内であるかを判断する(ステップS130)の処理を実行する。
一方、タイミングリスク算出手段6が算出したタイミングリスクが、リスク許容水準以内である場合(ステップS130:YES)、マーケットインパクト算出手段7は、現物の各時間帯別の購入量から現物のマーケットインパクトを算出し(ステップS135)、先物の各時間帯別の購入量から先物のマーケットインパクトを算出する(ステップS140)。マーケットインパクト算出手段7は、各時間帯別の現物及び先物のマーケットインパクトを合算して全体のマーケットインパクトを算出する。結果出力手段8は、マーケットインパクトとタイミングリスクのトレードオフの関係から、制約条件ならびに上述した(条件1)及び(条件2)を満たす他の配分パターンにより、全体のマーケットインパクトが軽減可能であるかを判断する(ステップS145)。マーケットインパクトが軽減可能であると判断した場合(ステップS145:YES)、ステップS120に戻り、購入金額配分手段5は、制約条件ならびに(条件1)及び(条件2)に従ったこれまでとは異なる配分パターンにより、株の総購入金額を先物及び現物の各時間帯別の購入量へ配分する(ステップS120)。そして、再びタイミングリスクを算出するステップS125からの処理を実行する。
ステップS145において、全体のマーケットインパクトを軽減できないと判断した場合(ステップS145:NO)、結果出力手段8は、これまでに算出されたマーケットインパクトの最小値と、マーケットインパクトが最小値となるときの先物及び現物の各時間帯別の購入量及びタイミングリスク等を表示手段9に出力し、処理を終了する(ステップS150)。
図3は、ユーザが指定するリスク拒否度のもとで効用が最大になる先物及び現物の各時間帯別の購入量を求める場合の購入比率決定装置1の処理フローを示す図である。
ユーザは、購入比率決定装置1の入力手段3を用いて、株の総購入金額を示す総購入金額データ入力し(ステップS205)、さらに、リスク拒否度を示すリスク拒否度データを入力する(ステップS210)。続いて、ユーザは、購入比率決定装置1の入力手段3を用いて処理実行の指示を入力する(ステップS215)。
購入比率決定装置1の購入金額配分手段5は、図2のステップS120と同様に、記憶手段4内に記憶されている制約条件データの示す制約条件、ならびに、(条件1)及び(条件2)に従って、ステップS205において入力された総購入金額データにより示される株の総購入金額を、先物及び現物の各時間帯別の購入量へ配分する(ステップS220)。
マーケットインパクト算出手段7は、現物の各時間帯別の購入量から現物のマーケットインパクトを算出し(ステップS225)、先物の各時間帯別の購入量から先物のマーケットインパクトを算出する(ステップS230)。さらに、タイミングリスク算出手段6は、各時間帯別の購入量、分散共分散行列、EFPボラティリティを用いてタイミングリスクを算出する(ステップS235)。
結果出力手段8は、ステップS225において算出された現物のマーケットインパクト、及び、ステップS230において算出された先物のマーケットインパクトを合算した全体のマーケットインパクトと、ステップS235において算出されたタイミングリスクと、ステップS210において入力されたリスク拒否度データの示すリスク拒否度とから効用を算出する(ステップS240)。
結果出力手段8は、制約条件ならびに(条件1)及び(条件2)を満たす他の配分パターンにより、効用が増大可能であるかを判断する(ステップS245)。効用が増大可能であると判断した場合(ステップS245:YES)、ステップS220に戻り、購入金額配分手段5は、制約条件ならびに(条件1)及び(条件2)に従ったこれまでとは異なる配分パターンにより、株の総購入金額を、先物及び現物の各時間帯別の購入量へ配分する(ステップS220)。そして、再び現物及び先物のマーケットインパクト、タイミングリスク、効用を算出し、効用が増大可能であるかを判断するステップS225からの処理を実行する。
ステップS245において、効用を増大できないと判断した場合(ステップS245:NO)、結果出力手段8は、これまでに算出された効用が最大のときの先物及び現物の各時間帯別の購入量、マーケットインパクト、タイミングリスク等を表示手段9に出力し、処理を終了する(ステップS250)。
ここで、タイミングリスクの定義について説明する。
本実施の形態においては、先物を購入する場合は、一定時間後に現物と交換するため、基準時点以降交換するまでのEFPボラティリティを、先物購入分だけ広義のタイミングリスクとして加算する。また、現物と先物の値動きの連動性は高いため、タイミングリスク(狭義)は現物を前提に過去の値動きを基に算出する。また、EFPボラティリティについても、現物と先物の過去の値動きのデータから算出する。
本実施の形態におけるタイミングリスクとは、基準時点より、総購入金額分全てが市場で約定する間に、どの程度、基準時点の価格から変動する可能性があるかを示したものである。各時間帯での約定金額は異なるため、加重平均的なイメージで計算がなされる。
EFPボラティリティを含めた広義のタイミングリスクは、以下の(式1)ように示される。但し、TRは狭義のタイミングリスク、wは先物のウェイト、SPは現物/先物のスプレッドの2日間のボラティリティである。この2日間とは、基準時点からEFP実行時点までに想定している時間である。狭義のタイミングリスクは、平均購入価格と基準時点の価格との変動(リターン)の標準偏差である。
Figure 2007048178
狭義のタイミングリスクの算出方法を以下に示す。
説明を簡単にするために、3時点t、t、tにおいて現物や先物等の資産を購入する場合を想定する。時間t、t、tにおけるそれぞれの購入ウェイト(購入比率)をw、w、w、各時点の価格をp、p、p、基準時点の価格をpとする。このときの狭義のタイミングリスクTRは(式2)のようになる。但し、Varは分散を示す。
TR=Var{(w+w+w−p)/p} …(式2)
ここで、(p−p)/p=Δp、(p−p)/p=Δp、(p−p)/p=Δpとすると、w+w+w=1であるから、(式2)は、以下の(式3)のようになる。
Figure 2007048178
図4は、上述した3時点t、t、tにおいて資産を購入した場合のタイミングリスクのメージを示す図である。Δpの分のタイミングリスクは、全ての購入ウェイト(w、w、w)にかかり、Δpの分のタイミングリスクは、w及びwの購入ウェイトにだけかかり、Δpの分のタイミングリスクは、wの購入ウェイトにだけにかかっている。
(式3)より、t〜tのn時点に分けて購入する場合は、(式4)が成り立つ。ただし、時間帯tにおける購入ウェイトw=(x+y)/(総購入金額)である。また、Covは、共分散を示す。Δpは、(p−pi−1)/pにより算出されるが、p(i=1〜n)は、ある日の時間帯tにおける株価である。
Figure 2007048178
上記分散共分散行列により、異なる時間帯の間の市場の値動きの相関関係を反映させることができる。Cov(i,j)は、時間帯tとtの値動きの大きさとそれらの相関関係の積である。タイミングリスク算出手段6は、予め記憶手段4しておいたCov(i,j)の値、または、予め記憶手段4に記憶しておいた各時点の価格p〜pから算出したCov(i,j)の値を用いた分散共分散行列により、タイミングリスクを算出する。なお、異なる時間帯の間の相関関係を無視してもよい場合には、分散共分散行列を使用しないタイミングリスクの算出モデルを用いてもよい。
図5は、購入比率決定装置1が用いるマーケットインパクト、及び、タイミングリスクの算出モデルの概要を示す図である。
現物のマーケットインパクトMI(現)は、現物の各時間帯の購入量と、既存の執行戦略分析サービスであるESAS(登録商標)(イーサス: Execution Strategy Analysis Service)モデル内の固定コスト、ticインパクト、Bid/Askスプレッド(以下、「B/Aスプレッド」と記載)ととから算出する。先物のマーケットインパクトMI(先)は、先物の各時間帯の購入量と、ESAS(登録商標)類似モデル内の固定コスト、ticインパクト、B/Aスプレッドと、現先スプレッド水準とから算出する。本実施の形態においては、MI(現)及びMI(先)は、金額対マーケットインパクトのデータを元にした近似式を用いて算出する。また、現先スプレッド水準とは、論理的に想定される現物と先物の価格差以上の価格の開きである。
一方、現物のタイミングリスクTR(現)は、現物の各時間帯の購入量と、市場リターンの標準偏差を用いたタイミングリスクとから算出する。また、先物のタイミングリスクTR(先)は、先物の各時間帯の購入量と、市場リターンの標準偏差を用いたタイミングリスクと、EFPボラティリティとから算出する。EFPボラティリティとは、(現先スプレッド−EFPコスト)のボラティリティ(価格の変動率)、すなわち、先物〜現物交換のために必要なコストであり、過去の現先スプレッドとEFPコストを元に算出する。ただし、将来のスプレッド(利鞘)の大きさ、EFPコストは予測不可能であるとし、一種のタイミングリスクとして捉える。
次に、マーケットインパクトの算出方法について説明する。
マーケットインパクトMIは、以下の(式5)により算出される。ただし、F1は、先物マーケットインパクトモデルの近似式であり、F2は現物マーケットインパクトモデルの近似式である。なお、添え字i(i=1〜n)は、i番目の時間帯の意味である。また、時間帯tにおける先物の購入量をx、現物の購入量をyとする。
MI=ΣMI(先)+ΣMI(現)
=F1(x)+F1(x)+…+F1(x)+F2(y)+F2(y)+…+F2(y) …(式5)
先物のマーケットインパクトMI(先)は、既存の先物マーケットインパクトモデルの推定値を近似し、寄付き・引けは0.3945x(bp)、ザラ場は0.2089xとする。また、B/Aスプレッドは、0.5÷2をその時点の先物価格で除算した値とする。先物価格は、予め記憶手段4内に記憶しておく。
現物のマーケットインパクトMI(現)は、以下の(式6)に示す近似式を用いることができる。
MI(現)=F2(y)=a+b×y+c×y …(式6)
具体的には、現物のマーケットインパクトMI(現)を算出するための金額は、既存の執行戦略分析サービスの推定値を近似し、以下の(式7)とすることができる。また、B/Aスプレッドも、既存の執行戦略分析サービスの推定値から7bpかかるとした。
Figure 2007048178
また、効用は、マーケットインパクトMI及びタイミングリスクTRを用いて、以下の(式8)により算出される。λはリスク拒否度であり、マーケットインパクトをより強く回避したいときは小さい値を、タイミングリスクの影響を抑えたい場合は大きな値を設定する。
効用=−MI−λ×TR …(式8)
図6は、総購入金額の配分の例を示す図である。
同図において、前場の寄り付きを時間帯t、9:00〜9:30を時間帯t、9:30〜10:00を時間帯t、10:00〜10:30を時間帯t、10:30〜11:00を時間帯t、前場の分けを時間帯t、後場の寄り付きを時間帯t、12:30〜13:00を時間帯t、13:00〜13:30を時間帯t、13:30〜14:00を時間帯t10、14:00〜14:30を時間帯t11、14:30〜15:00を時間帯t12、後場の分けを時間帯t13とする。
購入比率決定装置1の購入金額配分手段5は、総購入金額を各時間帯t〜t13における先物と現物の購入量に配分する。このとき、x、x、…、x13、y、y、…、y13はそれぞれ正の値であり(条件1)、x+x+…+x13+y+y+…+y13は、総購入金額に等しく(条件2)、かつ、制約条件データの示す制約条件を満たしている。
図7は、制約条件データの設定例である。
同図において、制約条件データは、各時間帯における先物と現物の購入量の上限、先物と現物それぞれについて購入する場合の最低金額を示す最小ロット、及び、購入量に対する最低ウェイトの情報を含む。
本実施の形態においては、制約条件を以下の(制約条件1)〜(制約条件4)とする。(制約条件1)総購入金額のうち10%は先物で買う。これは、可変、資金ショートを防ぐためである。(制約条件2)時間帯別の購入量の下限は0とする。(制約条件3)時間帯別の購入量の上限は、執行許容量とユーザが入力した上限金額のうち小さい方とする。ただし、執行許容量は、現物については、マーケットインパクトを近似した金額の範囲、先物については、既存のマーケットインパクトモデルの執行許容量とする。(制約条件4)時間帯毎の購入量の最小金額は1億円以上とする。
図8は、総購入金額の配分の例と、そのときの購入比率及び比率累積、ならびに、分散共分散行列の要素の例を示す。ここでは、総購入金額を100億とする。同図において、時間帯tにおける購入ウェイトwは、(時間帯tにおける先物の購入量x+時間帯tにおける現物の購入量y)/(総購入金額)=(10億+49.7億)/100億=0.597となる。また、時間帯tにおける購入ウェイトwは、(時間帯tにおける先物の購入量x+時間帯tにおける現物の購入量y)/(総購入金額)=(19.1億+0億)/100億=0.091となる。
比率累積は、総購入価格に対する、これから買わなければならない残りの購入量の割合を示す。時間帯tにおける比率累積は、(x+x+…+x13+y+y+…+y13)/(総購入金額)=(総購入金額)/(総購入金額)=1となる。時間帯tにおける比率累積は、(x+…+x13+y+…+y13)/(総購入金額)=時間帯tにおける比率累積−時間帯tにおける購入ウェイトw=1−0.597=0.403となる。
また、時間帯tと時間帯tとに対応したカラムの数値がCov(i,j)を示す。
図9は、マーケットインパクトの算出例を説明するための図である。総購入金額の配分パターンは、図8と同様であるとする。先物価格を1029.5とすると、先物のBA/2は、0.5/2/1029.5=2.43(bp)となる。そして、時間帯tは寄付きであるため、時間帯tの先物のマーケットインパクトMI(先)は、(0.3945x+先物のBA/2)×(時間帯tにおける先物の購入ウェイト)により算出される。また、時間帯tの先物のマーケットインパクトMI(先)は、(0.2089x+BA/2)×(時間帯tにおける先物の購入ウェイト)により算出される。このようにして算出されたMI(先)〜MI(先)13の総計が、MI(先)である。
また、時間帯tの現物のマーケットインパクトMI(現)は、(yについての対金額+現物のBA/2)×(時間帯tにおける現物の購入ウェイト)により算出される。yについての対金額は、上述した(式7)を用いて算出される。このようにして算出されたMI(現)〜MI(現)13の総計が、MI(現)である。
同図において、全体のマーケットインパクトMIは、MI(先)+MI(現)=2.1+3.9=6.0となる。
なお、タイミングリスク及びマーケットインパクトの算出モデルは多数存在する。上記実施の形態におけるタイミングリスク及びマーケットインパクトの算出モデルは一例であり、他の算出モデルを用いることができる。
上記実施の形態においては、現物株の取引については証券会社を通じて取引所で取引する市場取引を前提としているが、証券会社との間の相対取引についても、(1)時間帯に制限を加え、(2)相対取引用の購入量とマーケットインパクトの関係の前提を置く、の2つにより、購入比率決定装置1を用いて最適な取引の執行パターンを求めることが可能である。この場合、資産の区分は、市場取引の現物株、相対取引の現物株、株先物の3種類となる。
また、例えば、基準時点が2時点(2時点の価格の平均値)等の場合であっても、平均価格と平均購入価格の変動性をタイミングリスクと定義することにより、購入比率決定装置1により対応可能である。
また、上記実施の形態においては、国内株を対象にしているが、タイミングリスクの推定や、購入量とマーケットインパクトの関係の推定が可能であれば、原理的には国内債券、外国株、外国債券についても同様に最適な取引の執行パターンを求めることが可能である。
上記実施の形態によれば、購入基準時点が明確に定義できるファンドにおいて、資金流入時にタイミングリスクとマーケットインパクトの観点から、総購入価格に対して最適な現物と株先物の時間帯別の購入量を求めることができる。また、総購入金額の各時間帯への配分比率と、各時間帯の値動きの分散、共分散(時間帯間の相関)を反映させるための分散共分散行列とを用いて、異なる時間帯の間の市場の動きの相関関係を考慮したタイミングリスクを算出することができる。
なお、上述の購入比率決定装置1は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した購入比率決定装置1の購入金額配分手段5、マーケットインパクト算出手段7、タイミングリスク算出手段6及び結果出力手段8の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明の一実施形態による購入比率決定装置の構成を示すブロック図である。 同実施の形態による購入比率決定装置の処理フローを示す図である。 同実施の形態による購入比率決定装置の処理フローを示す図である。 3時点において資産を購入した場合のタイミングリスクのイメージを示す図である。 同実施の形態による購入比率決定装置が用いるマーケットインパクト、及び、タイミングリスクの算出モデルの概要を示す図である。 同実施の形態による総購入金額の配分例を示す図である。 同実施の形態による制約データの設定例を示す図である。 同実施の形態による総購入金額の配分、購入比率及び比率累積、ならびに、分散共分散行列の要素の例を示す。 同実施の形態によるマーケットインパクトの算出例を説明するための図である。
符号の説明
1・・・購入比率決定装置
2・・・制御手段
3・・・入力手段
4・・・記憶手段
5・・・購入金額配分手段
6・・・タイミングリスク算出手段
7・・・マーケットインパクト算出手段
8・・・結果出力手段
9・・・表示手段

Claims (10)

  1. 株の総購入金額を各時間帯別に配分する購入金額配分手段と、
    配分された各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出するマーケットインパクト算出手段と、
    配分された各時間帯別の購入量からタイミングリスクを算出するタイミングリスク算出手段と、
    同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクが所定の条件を満たすときの各時間帯別の購入量の情報を出力する結果出力手段と、
    を備えることを特徴とする購入比率決定装置。
  2. 前記結果出力手段は、タイミングリスクがリスク許容水準以下の範囲においてマーケットインパクトが最小となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の購入比率決定装置。
  3. 前記結果出力手段は、リスク拒否度と、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクとから効用を算出し、算出した効用が最大となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の購入比率決定装置。
  4. 前記購入金額配分手段は、前記総購入金額を株先物及び現物株について各時間帯別に配分し、
    前記マーケットインパクト算出手段は、株先物及び現物株について各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した株先物及び現物株の各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出し、
    前記結果出力手段は、株先物及び現物株の各時間帯別の購入量の情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の購入比率決定装置。
  5. 前記タイミングリスク算出手段は、各時間帯に配分された購入量の配分比率と、各時間帯における株の値動きの分散及び共分散を用いてタイミングリスクを算出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の購入比率決定装置。
  6. 購入比率決定装置に用いられる購入比率決定方法であって、
    株の総購入金額を各時間帯別に配分する購入金額配分ステップと、
    配分された各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出するとともに、配分された各時間帯別の購入量からタイミングリスクを算出する算出ステップと、
    同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクが所定の条件を満たすときの各時間帯別の購入量の情報を出力する結果出力ステップと、
    を有することを特徴とする購入比率決定方法。
  7. 前記結果出力ステップにおいては、タイミングリスクがリスク許容水準以下の範囲においてマーケットインパクトが最小となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の購入比率決定方法。
  8. 前記結果出力ステップにおいては、リスク拒否度と、同一の配分された各時間帯別の購入量を使用して算出したマーケットインパクト及びタイミングリスクとから効用を算出し、算出した効用が最大となるときの各時間帯別の購入量の情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の購入比率決定方法。
  9. 前記購入金額配分ステップにおいては、前記総購入金額を株先物及び現物株について各時間帯別に配分し、
    前記マーケットインパクト算出ステップにおいては、株先物及び現物株について各時間帯別の購入量から各時間帯のマーケットインパクトを算出し、この算出した株先物及び現物株の各時間帯のマーケットインパクトを合計して全体のマーケットインパクトを算出し、
    前記結果出力ステップにおいては、株先物及び現物株の各時間帯別の購入量の情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかの項に記載の購入比率決定方法。
  10. 前記算出ステップにおいては、各時間帯に配分された購入量の配分比率と、各時間帯における株の値動きの分散及び共分散を用いてタイミングリスクを算出する、
    ことを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかの項に記載の購入比率決定方法。

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