JP2007048069A - 印刷システムにおける情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷装置が記憶する情報をホスト装置が取得する方法であって、取得する情報量が多くかつ可変である場合にも、適確にかつ効率良く情報の取得を行なうことができる情報取得方法を提供する。
【解決手段】ホスト装置と印刷装置とを備える印刷システムにおいて、ホスト装置が印刷装置に記憶された情報を取得する際の情報取得方法が、前記ホスト装置が、取得する前記情報が印刷装置との通信におけるパケットサイズを用いて幾つのパケットに分割されて送信されるかを示す分割数を、印刷装置に問い合わせる第一の工程と、印刷装置が、前記問い合わせに応答して、分割数を送信する第二の工程と、ホスト装置が、第二の工程の後に、取得する情報のデータを送信するように要求する第三の工程と、印刷装置が、第三の工程の要求に応答して、前記データをホスト装置に送信する第四の工程とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】ホスト装置と印刷装置とを備える印刷システムにおいて、ホスト装置が印刷装置に記憶された情報を取得する際の情報取得方法が、前記ホスト装置が、取得する前記情報が印刷装置との通信におけるパケットサイズを用いて幾つのパケットに分割されて送信されるかを示す分割数を、印刷装置に問い合わせる第一の工程と、印刷装置が、前記問い合わせに応答して、分割数を送信する第二の工程と、ホスト装置が、第二の工程の後に、取得する情報のデータを送信するように要求する第三の工程と、印刷装置が、第三の工程の要求に応答して、前記データをホスト装置に送信する第四の工程とを有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、印刷装置が記憶する情報をホスト装置が取得する方法に関し、特に、取得する情報量が多くかつ可変である場合にも、適確にかつ効率良く情報の取得を行なうことができる情報取得方法に関する。
一般に、パーソナルコンピュータなどのホスト装置とプリンタなどの印刷装置から成る印刷システムにおいては、ホスト装置がマスター、印刷装置がスレーブというマスター・スレーブの関係になっており、マスターであるホスト側から印刷装置にデータを送信することについては、様々な考慮がなされている。
しかしながら、各印刷装置の個体に依存した情報、例えばキャリブレーションデータ等が、印刷処理時にホスト装置側で行なわれる画像処理に必要であり、このような印刷装置の個体固有情報がスレーブである印刷装置側からホスト装置に送信されることも行なわれる。
かかる送信を行なう場合、従来は、送信するデータが固定サイズであり、データを受け取るホスト装置側で受信するデータサイズや送信される際のパケット数などが既知であるため、特別な工夫がなくても問題なく送信を行なうことができた。
また、下記特許文献1では、プリンタから、1つのパケットに格納しきれないキャリブレーションデータなどを、複数パケットに分割してホスト装置に送信し、分割されたデータを再構築することが示されている。
特開2002−140173号公報
しかしながら、近年、印刷システムの高機能化、多機能化に伴って、印刷装置側からホスト装置側へ送信される情報は、その種類も量も増加することが予想される。また、ホスト装置自体及びホスト装置と印刷装置との通信形態も多様化の傾向にあり、通信の際のパケットサイズも都度変更されることになる。従って、今後、印刷装置側からホスト装置側へ1パケットに収まらない情報を送信する機会が増え、また、その際のパケット数も一概に定めておくことができない。
このように、量が多くかつ可変である情報を送信する場合において、前記特許文献1に記載されたデータの分割と再構築では、ホスト装置側がどのように送信されるデータの最後を把握するかなどの具体的な方法が示されておらず、ホスト装置側におけるデータの再構築などを適確に行なうことができない。
また、送信される情報が使用するコードの全ての値を取ることもあり、情報の終了を表す終了コードを設けることも難しい。
従って、マスターであるホスト装置がスレーブである印刷装置から、上述のような情報を取得するには、これまでの提案では不十分であり、適確かつ効率良く取得するための手法が望まれる。
そこで、本発明の目的は、印刷装置が記憶する情報をホスト装置が取得する方法であって、取得する情報量が多くかつ可変である場合にも、適確にかつ効率良く情報の取得を行なうことができる情報取得方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、印刷要求を行なうホスト装置と当該印刷要求に従って印刷を行う印刷装置とを備える印刷システムにおいて、前記ホスト装置が前記印刷装置に記憶された情報を取得する際の情報取得方法が、前記ホスト装置が、取得する前記情報が、前記印刷装置との通信におけるパケットサイズを用いて、幾つのパケットに分割されて前記印刷装置から送信されるかを示す分割数を、前記印刷装置に問い合わせる第一の工程と、前記印刷装置が、前記第一の工程の問い合わせに応答して、前記分割数を前記ホスト装置に送信する第二の工程と、前記ホスト装置が、前記第二の工程の後に、前記取得する情報のデータを送信するように前記印刷装置に要求する第三の工程と、前記印刷装置が、前記第三の工程の要求に応答して、前記情報のデータを前記ホスト装置に送信する第四の工程と、を有することである。従って、本発明によれば、印刷装置から取得する情報のサイズが常に一定でなくても、ホスト装置は、何パケットに分割されて送信されるかを把握しているので、間違えることなく分割された情報の受信と再構築を行なうことができる。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記第三の工程と前記第四の工程は、前記ホスト装置が、前記パケットに分割された前記情報のデータを、順番に、前記パケット毎に前記印刷装置に送信要求し、前記印刷装置が、当該要求に応答して、要求されたパケットの前記分割された情報のデータを前記ホスト装置に送信する、処理を前記分割数の回数行う、ことにより実行されることを特徴とする。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記印刷装置が前記分割された情報のデータを前記ホスト装置に送信する際に、当該送信される情報のデータのサイズを示す情報が、当該送信時に前記ホスト装置に送信されることを特徴とする。これにより、ホスト装置が分割されて送信されたデータの再構築を確実に行なうことができる。
また、上記の発明において、別の態様は、前記使用されるパケットサイズは、前記ホスト装置と前記印刷装置の接続形態に基づいて、前記印刷装置が決定することを特徴とする。これにより、印刷装置が異なる接続形態のホスト装置と共に用いられる場合にも、効率的なデータ送信を行なうことができる。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記第三の工程における前記ホスト装置の要求に、前記使用されるパケットサイズの情報が含まれることを特徴とする。これにより、印刷装置がホスト装置に送信するデータを間違えることなく、ホスト装置への送信を行なうことができる。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記印刷装置に記憶された情報は、当該印刷装置の個体に固有の情報であることを特徴とする。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した印刷システムの実施の形態例に係る構成図である。図1に示す印刷システム1が、ホスト装置2とプリンタ3から成る本実施の形態例に係る印刷システムである。本印刷システム1では、プリンタ3の個体固有情報36をホスト装置2が取得する際に、当該情報がいくつのパケットに分割されて送信されるのかという情報(分割数)をホスト装置2が問い合わせて得た後に、当該分割された個体固有情報36を受信して再構築する、という情報取得方法が採用され、量が多く又可変であるプリンタ3の個体固有情報36が適確に取得される。
図1に示すように、本印刷システム1では、ホスト装置2のインターフェース回路であるI/F部21とプリンタ3のインターフェース回路であるI/F部31とがケーブル4を介して接続される。I/F部21及びI/F部31は、例えば、USBプロトコルに従う通信を行なうインターフェース回路、または、パラレル通信を行なうインターフェース回路である。
ホスト装置2は、プロセッサ22及びホスト記憶域23を備える。ホスト記憶域23は、メモリ及びハードディスクのうちの少なくとも一方が有する記憶領域である。このホスト記憶域23には、図1に示すように、例えば、画像データを出力するアプリケーションソフト24と、プリンタドライバ25が記憶される。プリンタドライバ25は、アプリケーションソフト24より出力される画像データからプリンタ3用の印刷データを生成し、当該データをプリンタ3に送信して印刷要求を行なうためのプログラムである。そして、これらアプリケーションソフト24やプリンタドライバ25は、プロセッサ22(例えばCPU)に読み込まれることにより動作する。
このプリンタドライバ25に従ってプロセッサ22により実行される処理、例えば、前記印刷データを生成する際に行われる画像処理には、プリンタ3の装置個体に依存する個体固有情報36が必要となり、当該個体固有情報36をプリンタ3から取得する処理がなされるが、この取得処理に本印刷システム1における特徴があり、その具体的な処理手順については後述する。
このような構成を有するホスト装置2は、いわゆるパーソナルコンピュータ等で実現することができる。
次に、プリンタ3には、コントローラ32、エンジンコントローラ37、及びエンジン38が備えられる。コントローラ32は、ホスト装置2から送信される印刷データに基いてエンジン38における印刷処理用のデータを生成する部分である。また、エンジンコントローラ37は、当該コントローラ32により生成されたデータに基いてエンジン38を制御する部分である。そして、エンジン38は、画像や文字等のオブジェクトを紙などの印刷媒体に印刷する部分である。
コントローラ32には、図1に示すように、プロセッサ33とプリンタ記憶域34が備えられる。プリンタ記憶域34は、一又は複数の記憶装置(例えば、揮発性のメモリと不揮発性のメモリとのうちの少なくとも一方)により提供される記憶領域である。このプリンタ記憶域34には、例えば、ソフトウェア群35と個体固有情報36とが記憶される。
ソフトウェア群35には、プロセッサ33(例えばCPU)に読み込まれることにより動作する複数のコンピュータプログラムを含んでいる。これらのプログラムに従った処理がプロセッサ33によって実行されることによって、例えば、前記エンジン38における印刷処理用のデータを生成する処理等がなされる。
また、個体固有情報36は、当該プリンタ3の個体に依存する各種情報であり、例えば、工場出荷時に測定される当該装置の特性に基く色補正のためのパラメータデータなどが含まれる。かかる情報は、前述の通り、ホスト装置2における画像処理に用いられるため、印刷処理の前にホスト装置2側へ送信される必要がある。かかる送信の処理は、ホスト装置2側からの要求により、前記プロセッサ33等によって実行されるが、具体的な処理内容については後述する。
このような構成を有するプリンタ3は、どのような種類のプリンタであってもよい。例えば、レーザプリンタであってもよいしインクジェットプリンタであってもよい。
次に、本印刷システム1で行なわれる、ホスト装置2による個体固有情報36の取得処理について具体的に説明する。図2は、当該取得処理の一例を示したフローチャートである。
プリンタ3の電源が投入された際やホスト装置2とプリンタ3とがケーブル4により接続された際等に、前記個体固有情報36の取得処理が開始され、まず、ホスト装置2がプリンタ3に対して分割数の問合せを行なう(ステップS1)。ここで、分割数とは、プリンタ3から取得しようとする、言い換えればプリンタ3から送信される個体固有情報36が、いくつ(のパケット)に分割されてプリンタ3から送信されるかを表している。なお、ここでは、個体固有情報36としてあるパラメータデータが取得されるものとする。また、ここで説明する処理は、主に、ホスト装置2側においては、プリンタドライバ25に従ったプロセッサ22の動作により、プリンタ3側においては、ソフトウェア群35の中の所定のプログラムに従ったプロセッサ33の動作により実行される。
かかる問合せを受けるとプリンタ3は、予め定められている、ホスト装置2との間の通信におけるパケットサイズに基いて、送信するパラメータデータの分割数nを決定し、この分割数nをホスト装置2に対して回答する(ステップS2)。プリンタ3では、送信するパラメータデータのサイズを把握しているので、既知である上記パケットサイズから容易に分割数nを求めることができる。
次に、分割数nを受け取ったホスト装置2は、取得しようとしている当該パラメータデータについて、nの分割されたデータを受信するべく、まず、1番目のデータを送信するようプリンタ3に対してリクエストを送信する(ステップS3)。
当該リクエストを受けたプリンタ3は、要求された1番目のデータと当該データのサイズS1を含む、当該パラメータデータについての1番目のパケットをホスト装置2に送信する(ステップS4)。プリンタ3が送信する当該パケットには、送信しようとしているパラメータデータについて何番目のパケットであるかを示す情報、そのパケット内のパラメータデータのサイズSn、実際のパラメータデータが含まれている。従って、ここでは、1番目のパケットであるという情報、S1、及び分割された1番目のパラメータデータを含むパケットが送信されることになる。なお、このように送信されるパケットには、実際のパラメータデータ以外の情報も含まれるため、パケット内のパラメータデータのサイズSnは、前記予め定められているパケットサイズよりも小さい値となる。
このように1番目のパケットが送信されると、ホスト装置2はそれを受信して、パケット内の前記何番目のパケットであるかを示す情報により、前記リクエスト(S3)に対する応答であることを認識し、次に、2番目のデータを送信するようプリンタ3に対してリクエストを送信する(ステップS5)。なお、ホスト装置2は、取得するパラメータデータの分割数を知っているので、プリンタ3からのパケット受信時に全てのパケットを受信したか否かが判り、未だ全てを受信していない場合には、このように次のパケットについてのリクエストを行なう。
この2番目のデータ送信リクエストを受けたプリンタ3側では、前回と同様に、要求された2番目のデータと当該データのサイズS2を含む、当該パラメータデータについての2番目のパケットをホスト装置2に送信する(ステップS6)。すなわち、2番目のパケットであるという情報、S2、及び分割された2番目のパラメータデータを含むパケットが送信されることになる。
送信された2番目のパケットは、同様に、ホスト装置2に受信される。以降、同様のデータリクエストとそれに応答したデータ送信が、取得対象としているパラメータデータの最後の分割データまで繰り返し行なわれる。なお、最後の一つ前の分割データまでは、前記予め定められたパケットサイズ(ここで使用されている単位パケット)で格納可能な最大のサイズで送信される。すなわち、S1=S2=・・・=Sn-1である。ただし、最後のn番目のデータリクエスト(ステップS7)に応答して返信されるパケットには、n番目のパケットであるという情報、Sn、及び分割されたn番目のパラメータデータが含まれるが(ステップS8)、このパケットにおける分割されたパラメータデータのサイズSnは、前記予め定められたパケットサイズ(ここで使用されている単位パケット)で格納可能なデータのサイズではなく、取得しようとしているパラメータデータの残っているデータのサイズの場合がある。従って、Sn≦S1=S2=・・・=Sn-1である。
このようにして、n番目のデータが送信されてホスト装置2に受信されると、ホスト装置は予め取得した分割数nの情報から、取得しているパラメータデータについて最後のパケットを受信したことを認知でき、当該パラメータデータについてこれ以上のリクエストはせず、これまでに分割して受信したデータを再構築する(ステップS9)。すなわち、取得しようとしているパラメータデータを元の状態に戻す。
具体的には、これまでに受信した1番目〜n番目までの各パケットから、それぞれ、分割されたパラメータデータの部分を取り出し、順番に足し合わせることによって、パラメータデータを元の状態に再構築する。この際、最後のn番目の分割データについてもそのデータサイズSnを把握できるので、データサイズがS1+S2+・・・+Sn-1+Snの当該パラメータデータを、ホスト装置2は間違えることなく適確に構築することができる。
このようにして、ホスト装置2がプリンタ3の個体固有情報36であるパラメータデータを取得する処理が終了する。そして、取得された情報は、前述した画像処理の際などに用いられる。
次に、本実施の形態例に係る印刷システム1における情報取得方法の別の例について説明する。この例では、プリンタ3が接続形態の異なる複数のホスト装置2と接続されて使用されることを想定したものである。図3は、プリンタ3が接続形態の異なる複数のホスト装置2と接続されて使用される場合を例示した図である。図3に示す例では、プリンタ3は、通信時のパケットサイズがSz1である接続形態(1)で接続されるホスト装置2A、及びパケットサイズがSz2である接続形態(2)で接続されるホスト装置2B、2Cから利用される。このような場合、各ホスト装置2がプリンタ3の個体固有情報を取得する際には、その接続形態に応じたパケットサイズで行なうのが効率的であり、従って、かかる情報取得の際のパケットサイズは固定にせず、まず、相応しい送信パケットサイズを決定してからデータの送信を行なう。
図4は、この別法による情報取得処理の手順を例示したフローチャートである。以下、図4に基づいて当該情報取得方法についてその手順を説明する。なお、ここで説明する処理は、前の例と同様に、ホスト装置2側においては、プリンタドライバ25に従ったプロセッサ22の動作により、プリンタ3側においては、ソフトウェア群35の中の所定のプログラムに従ったプロセッサ33の動作により実行される。
プリンタ3の電源が投入された際やホスト装置2とプリンタ3とがケーブル4により接続された際等に、個体固有情報36(ここではパラメータデータ)の取得処理が開始され、まず、ホスト装置2がプリンタ3との接続形態を認識する(ステップS11)。そして、認識した接続形態における可能な最大パケットサイズをプリンタ3に通知すると共に、前述の例と同様の分割数の問合せを行なう(ステップS12)。
かかる通知と問合せを受けて、プリンタ3は、このホスト装置2へデータを送信する際のパケットサイズSzを決定する(ステップS13)。具体的には、プリンタ3が通信用に用意しているデータバッファのサイズや処理のしやすさ等の点から、通知された最大パケットサイズによるデータ送信が可能であるか否かが判断され、可能であれば、当該通知された最大パケットサイズをパケットサイズSzとする。可能でなければ、可能な最大のサイズをパケットサイズSzとする。なお、このパケットサイズSzの決定は、その時点のプリンタ3の運転状況(上記データバッファの使用状況等)を考慮して動的に行なってもよい。
なお、この例では、ホスト装置2とプリンタ3との間の接続形態をホスト装置2が認識したが、プリンタ3側で認識するようにしてもよい。
次に、プリンタ3は、決定したパケットサイズSzに基づいて、送信するパラメータデータの前記例と同様の分割数nを決め、その分割数nと前記パケットサイズSzをホスト装置2に送信する(ステップS14)。
分割数nとパケットサイズSzを受け取ったホスト装置2は、取得しようとしている当該パラメータデータについて、nの分割されたデータを受信するべく、まず、1番目のデータを送信するようプリンタ3に対してリクエストを送信する(ステップS15)。かかるリクエストには、欲しいパケットが何番目のパケットであるかを示す情報と、前記送信されたパケットサイズSzが含まれる。これは、図3に示したように、プリンタ3が複数の接続形態で複数のホスト装置2と接続される場合に、ホスト装置2によって前記パケットサイズSzが異なる場合があるので、プリンタ3に要求するデータを間違えなく確実に知らせるためである。
当該リクエストを受信したプリンタ3は、要求された1番目のデータと当該データのサイズS1と前記パケットサイズSzを含む、当該パラメータデータについての1番目のパケットをホスト装置2に送信する(ステップS16)。プリンタ3が送信する当該パケットには、送信しようとしているパラメータデータについて何番目のパケットであるかを示す情報、そのパケット内のパラメータデータのサイズSn、パケットサイズSz、及び実際のパラメータデータが含まれている。ここで、パケットサイズSzは必ず含めなくてはならない情報ではないが、これを含めることにより、ホスト装置2が受信した際に、要求どおりの間違いないデータが送られたことをより確実に確認することができる。
このように1番目のパケットが送信されると、ホスト装置2はそれを受信して、パケット内の前記情報により、前記リクエスト(S15)に対する応答であることを認識する。その後、前述した例と同様に、当該パラメータデータの最後のn番目のパケットまで、同様のリクエストとパケット送信が繰り返される(ステップS17〜S20)。
なお、各パケットに含まれる分割されたパラメータデータのサイズは、前述の例と同様に、Sn≦S1=S2=・・・=Sn-1である。すなわち、S1、S2、・・・、Sn-1は、パケットサイズSz(ここで使用されている単位パケット)で格納可能なデータのサイズであり、最後のn番目のパケットでは、取得しようとしているパラメータデータの残っているデータのサイズである。
このようにして、n番目のデータが送信されてホスト装置2に受信されると、ホスト装置は予め取得した分割数nの情報から、取得しているパラメータデータについて最後のパケットを受信したことを認知でき、当該パラメータデータについてこれ以上のリクエストはせず、これまでに分割して受信したデータを、前述の例と同様に再構築する(ステップS21)。すなわち、これまでに受信した1番目〜n番目までの各パケットから、それぞれ、分割されたパラメータデータの部分を取り出し、順番に足し合わせることによって、データサイズがS1+S2+・・・+Sn-1+Snの当該パラメータデータを再構築する。
このようにして、当該別法によるホスト装置2がプリンタ3の個体固有情報36を取得する処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態例に係る印刷システム1では、ホスト装置2がプリンタ3からその個体固有情報36(パラメータデータ)を取得する処理において、両者間の通信のパケットサイズに応じて取得するデータが分割されるが、その分割数がホスト装置2に通知されてから実際のデータ送信が行なわれる。また、送信される各パケットに、そこに格納されているパラメータデータのサイズの情報が含まれている。従って、ホスト装置は分割されて送られてくるパラメータデータを間違えることなく適確に再構築可能である。よって、本実施の形態例に係る情報取得方法を用いることにより、ホスト装置2がプリンタ3から取得すべき情報の量が多く1パケットで収まらず、また、その情報量が一定でない場合にも、適確に情報の取得を行なうことができる。
また、ホスト装置2とプリンタ3間の通信形態が一定でない場合にも、可能な最大のパケットサイズが決定されて、すなわち、使用するパケットサイズのネゴシエーションがなされた後に、そのパケットサイズがホスト装置2に知らされ、そのパケットサイズでデータ送信がなされる。従って、このような場合にも、適確な情報取得が通信能力を活かした効率的な方法で実施される。よって、本実施の形態例に係る情報取得方法を用いることにより、多様化するホスト装置やネットワークの環境にも対応することができる。さらに、ホスト装置2は、分割されたパラメータデータをリクエストする際に、何番目のデータが欲しいかという情報と共に上記決定されたパケットサイズも送信する。従って、プリンタ3は、送信するデータを間違えることなく応答することができる。
またプリンタ3から送信されるパケットには、何番目のデータであるかを示す情報が含まれているため、例えばプリンタが通信障害などにより既に送信したデータをホスト装置2に再送信するときであっても、ホスト装置は何番目のデータであるかを示す情報を参照すれば、分割されて送られてくるパラメータデータを間違えることなく適確に再構築可能である。よってプリンタは、最初からデータを再送信するのではなく送信に失敗したパケットから再送信を実行することができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
次に、上記実施の形態および各変形例から把握できる技術的思想を以下に付記する。
(付記1)
接続される印刷装置から受信した情報に基づき印刷データを生成し、前記印刷装置に印刷データを送信するホスト装置の印刷データ送信方法であって、
前記情報が、幾つのパケットに分割されて前記印刷装置から送信されるかを示す分割数を、前記印刷装置に問い合わせる第一の工程と、
前記印刷装置から送信される前記分割数を受信する第二の工程と、
前記第二の工程の後に、前記取得する情報のデータを送信するように前記印刷装置に要求する第三の工程と、
前記印刷装置から前記情報のデータを受信する第四の工程と、
前記情報のデータを用いて印刷データを生成し、前記印刷装置に送信する第五の工程と、
を有することを特徴とする印刷データ送信方法。
接続される印刷装置から受信した情報に基づき印刷データを生成し、前記印刷装置に印刷データを送信するホスト装置の印刷データ送信方法であって、
前記情報が、幾つのパケットに分割されて前記印刷装置から送信されるかを示す分割数を、前記印刷装置に問い合わせる第一の工程と、
前記印刷装置から送信される前記分割数を受信する第二の工程と、
前記第二の工程の後に、前記取得する情報のデータを送信するように前記印刷装置に要求する第三の工程と、
前記印刷装置から前記情報のデータを受信する第四の工程と、
前記情報のデータを用いて印刷データを生成し、前記印刷装置に送信する第五の工程と、
を有することを特徴とする印刷データ送信方法。
(付記2)
接続されるホスト装置に情報を送信し、前記ホスト装置が該情報に基づき生成した印刷データを受信する印刷装置の印刷データ受信方法であって、
該情報を幾つのパケットに分割して前記ホスト装置に送信するかを示す分割数の問い合わせを前記ホスト装置から受信する第一の工程と、
前記第一工程の問い合わせに応答して前記ホスト装置に前記分割数を送信する第二の工程と、
前記ホスト装置から前記送信する情報のデータの送信要求を受信する第三の工程と、
前記第三工程の要求に応答して前記情報のデータを前記ホスト装置に送信する第四の工程と、
前記情報のデータを用いて生成された印刷データを、前記ホスト装置から受信する第五の工程と、
を有することを特徴とする印刷データ受信方法。
接続されるホスト装置に情報を送信し、前記ホスト装置が該情報に基づき生成した印刷データを受信する印刷装置の印刷データ受信方法であって、
該情報を幾つのパケットに分割して前記ホスト装置に送信するかを示す分割数の問い合わせを前記ホスト装置から受信する第一の工程と、
前記第一工程の問い合わせに応答して前記ホスト装置に前記分割数を送信する第二の工程と、
前記ホスト装置から前記送信する情報のデータの送信要求を受信する第三の工程と、
前記第三工程の要求に応答して前記情報のデータを前記ホスト装置に送信する第四の工程と、
前記情報のデータを用いて生成された印刷データを、前記ホスト装置から受信する第五の工程と、
を有することを特徴とする印刷データ受信方法。
1 印刷システム、2 ホスト装置、3 プリンタ、4 ケーブル、21 I/F部、
22 プロセッサ、23 ホスト記憶域、24 アプリケーションソフト、25 プリンタドライバ、31 I/F部、32 コントローラ、33 プロセッサ、34 プリンタ
記憶域、35 ソフトウェア群、36 個体固有情報、37 エンジンコントローラ、38 エンジン
22 プロセッサ、23 ホスト記憶域、24 アプリケーションソフト、25 プリンタドライバ、31 I/F部、32 コントローラ、33 プロセッサ、34 プリンタ
記憶域、35 ソフトウェア群、36 個体固有情報、37 エンジンコントローラ、38 エンジン
Claims (6)
- 印刷要求を行なうホスト装置と当該印刷要求に従って印刷を行う印刷装置とを備える印刷システムにおいて、前記ホスト装置が前記印刷装置に記憶された情報を取得する際の情報取得方法であって、
前記ホスト装置が、取得する前記情報が、前記印刷装置との通信におけるパケットサイズを用いて、幾つのパケットに分割されて前記印刷装置から送信されるかを示す分割数を、前記印刷装置に問い合わせる第一の工程と、
前記印刷装置が、前記第一の工程の問い合わせに応答して、前記分割数を前記ホスト装置に送信する第二の工程と、
前記ホスト装置が、前記第二の工程の後に、前記取得する情報のデータを送信するように前記印刷装置に要求する第三の工程と、
前記印刷装置が、前記第三の工程の要求に応答して、前記情報のデータを前記ホスト装置に送信する第四の工程と、を有する
ことを特徴とする情報取得方法。 - 請求項1において、
前記第三の工程と前記第四の工程は、
前記ホスト装置が、前記パケットに分割された前記情報のデータを、順番に、前記パケット毎に前記印刷装置に送信要求し、前記印刷装置が、当該要求に応答して、要求されたパケットの前記分割された情報のデータを前記ホスト装置に送信する、処理を前記分割数の回数行う、ことにより実行される
ことを特徴とする情報取得方法。 - 請求項2において、
前記印刷装置が前記分割された情報のデータを前記ホスト装置に送信する際に、当該送信される情報のデータのサイズを示す情報が、当該送信時に前記ホスト装置に送信される
ことを特徴とする情報取得方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、
前記使用されるパケットサイズは、前記ホスト装置と前記印刷装置の接続形態に基づいて、前記印刷装置が決定する
ことを特徴とする情報取得方法。 - 請求項4において、
前記第三の工程における前記ホスト装置の要求に、前記使用されるパケットサイズの情報が含まれる
ことを特徴とする情報取得方法。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、
前記印刷装置に記憶された情報は、当該印刷装置の個体に固有の情報である
ことを特徴とする情報取得方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005232217A JP2007048069A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 印刷システムにおける情報取得方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005232217A JP2007048069A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 印刷システムにおける情報取得方法 |
Publications (1)
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JP (1) | JP2007048069A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017045201A (ja) * | 2015-08-25 | 2017-03-02 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置とその制御方法、印刷システム及びプログラム |
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2005
- 2005-08-10 JP JP2005232217A patent/JP2007048069A/ja active Pending
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JP2017045201A (ja) * | 2015-08-25 | 2017-03-02 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置とその制御方法、印刷システム及びプログラム |
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