JP2007047899A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 仕切り板3の前端面30に開口する切欠部33が形成され、配線束22を気密的に包囲するスポンジ状部材40が切欠部33に充填され、前端面30に設置された押え板50によって押さえられている。パッキン34が前端面30の全長にわたって配置され、押え板50が設置される範囲を除いて両面接着テープ35によって接着固定され、補助パッキン54が押え板50の前面に両面接着テープ55によって接着固定されている。よって、内扉が閉じた際、パッキン34および補助パッキン54は内扉と仕切り板3との間に挟圧され、空気の移動が抑制される。また、補助パッキン54を複数列にしたり、より厚くしたりして、空気の移動をさらに抑制する。
【選択図】 図2
Description
図8および図9において、自動販売機(以下「自販機」と称す)900は、商品収納庫2と、機械室20と、電装品収納室21を有する本体筐体1によって形成されている。
なお、仕切り板3は、本体筐体1の前面から背面に向かう方向で底板23に設置されたレール(図示しない)上に取り付けられ、天井24にネジ止めして固定されている。そして仕切り板3の背面側の端面(以下「後端面」と称す)は本体筐体1の内側壁に当接し、前面側の端面(以下「前端面」と称す)30は、商品補充扉4および内扉5が閉じられた際、その内面に当接する。
また、商品室7の商品誘導板10の下方で底板23の上方が庫内部品収納室11であって、庫内部品収納室11には、冷却ユニットの蒸発器12と、商品Sを加熱するためのヒータ13と、蒸発器12やヒータ13の熱を商品に伝達するための庫内ファン14と、庫内ファン14を固定するためのシュラウド15と、庫内風洞16と、庫内温度をセンシングする庫内温度センサー17と、が配置されている。
そして、商品室7の背面には、商品室7の上方の庫内空気を吸い込んで、庫内部品収納室11(蒸発器12等)に吹き出すための背面ダクト18が設置されている。
しかしながら、メインテナンス等で配線束22を移動させる場合、押え板50を仕切り板3から一時的に撤去する必要があるため、パッキン34を押え板50に接着固定することができない。すなわち、両面接着テープ35は、押え板50が固定される位置(切欠部33の位置に略相当する)よりも上の範囲(位置「A」と位置「B」との間に同じ)に限り、パッキン34を仕切り板3に接着固定するものの、これを除く範囲(位置「B」と位置「C」との間に同じ)ではパッキン34はフリーの状態になっている。
特に、隣接する商品室7の一方がホット販売モード(加熱運転)で他方がコールド販売モード(冷却運転)の場合、加熱された空気と冷却された空気が隙間Gから相互に出入りして消費電力が増加するという問題があった。
また、自動販売機900はこのような空気の出入りがないことを前提に商品Sの温度が設定温度範囲内になるように調整されているため、ホット販売モードの商品室7に隣接するコールド販売モードの商品室7から、冷却された空気が侵入すると、加熱側の商品Sが冷却されて設定範囲外になるおそれ、あるいは、コールド販売モードの商品室7に隣接するホット販売モードの商品室7から、加熱された空気が侵入すると、冷却側の商品Sが加熱されて設定範囲外になるおそれがあるという問題があった。
前記仕切り板が、前端面30に開口する切欠部と、該切欠部の開口部を覆う押え板と、前記切欠部に充填された切欠部シール部材と、前端面30の前記押え板を除く範囲に接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、を有し、
前記配線束が前記切欠部シール部材を貫通すると共に、前記押え板に前記内扉に当接自在な押え板シール部材が設置されることを特徴とする。
前記仕切り板が、前端面30の全長にわたって接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な仕切り板側コネクタとを有することを特徴とする。
前記仕切り板が、前端面30の全長にわたって接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、気密的に貫通する引き出し用配線束と、を有し、
該引き出し用配線束に前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な仕切り板側コネクタが設置されることを特徴とする。
前記仕切り板が、前端面30に開口する切欠部と、該切欠部に気密的に設置された配線ブロックと、前端面30の前記配線ブロックを除く範囲および前記配線ブロックの前端面30に接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、を有し、
該配線ブロックに前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な配線ブロック側コネクタが設置されることを特徴とする。
前記仕切り板が、前端面30に開口する切欠部と、該切欠部に気密的に設置された配線ブロックと、前端面30の前記配線ブロックを除く範囲および前記配線ブロックの前端面30に接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、を有し、
該配線ブロックに気密的に貫通する引き出し用配線束が設置され、該引き出し用配線束に前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な配線ブロック側コネクタが設置されることを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態1に係る自動販売機における仕切り板の構成を示す模式図であって、(a)は全体斜視図、(b)および(c)はこれを構成する部材の斜視図である。
図1の(a)において、自動販売機(図示しない)に設置される仕切り板3には前端面30に開口した切欠部33が形成され、前端面30の全長にわたって仕切り板シール部材(以下「パッキン」と称す)34が配置されている。パッキン34は、仕切り板3の前端面30の位置「A」と位置「B」との間(以下「範囲A−B」と称す)に両面接着テープ35によって仕切り板3に接着固定されている。範囲A−Bは、仕切り板3の前端面30の全長から後記押え板50が設置される範囲を除いた範囲に相当している。
そして、押え板50を仕切り板3に設置した際、前面側になる面に押え板シール部材(以下「補助パッキン」と称す)54が両面接着テープ55によって接着固定されている。補助パッキン54は押え板50よりも上下方向で長い構成になっている。なお、接着固定は両面接着テープ55によるものに限定するものではなく、接着剤等何れによってもよい。
さらに、仮に、パッキン34の仕切り板3に接着固定されていない範囲(範囲B−Cに同じ)の一部が押え板50から遊離して隙間Gが生じたとしても、当該範囲においては、仕切り板3に接着固定された補助パッキン54が内扉5に当接しているから、商品室7間で空気の移動が抑制されている。
さらに、補助パッキン54の前縁がパッキン34の前縁よりも前面側に突出する(補助パッキン54の厚さをパッキン34の厚さよりも大きくするに相当する)ようにしておけば、内扉5に当接した際に、補助パッキン54は、内扉と仕切り板3の前端面30との間で挟圧され、隙間Fが消失することになる。また、かかる挟圧によって補助パッキン54は変形するから、補助パッキン54の側面とパッキン34の側面とが近接または当接し、空気の流路抵抗は極めて大きなものになる。
図4の(a)および(b)において、一対の補助パッキン54a、54bが平行して押え板50に、両面接着テープ55a、55bによって接着固定されている。なお、押え板50が平板であるものを示しているが、断面U字状や断面L字状であってもよい。
図6は、本発明の実施形態2に係る自動販売機における仕切り板の構成部材を模式的に示す斜視図である。図6の(a)において、引き出し用配線束61が仕切り板3を気密的に貫通し、その両端部に仕切り板側コネクタ60が設置されている。また、パッキン34は、仕切り板3の前端面30の全長(A−Cの範囲に同じ)にわたって両面接着テープ35によって接着固定されている。したがって、パッキン34の一部が仕切り板3から遊離して隙間が生じることがなく、商品室7間の空気の移動が抑制される構成になっている。
なお、引き出し用配線束61は仕切り板3に設けられた配線用穴36に挿入された後、引き出し用配線束61と配線用穴36との隙間に、例えばパテや発泡性断熱材が充填されている。また、配線束22には配線束側コネクタ(図示しない)が設置され、該配線束側コネクタが仕切り板側コネクタ60に接続されるものであるから、両者を引き離せば、配線束22ないし仕切り板3を容易に移動することができる。
なお、両面に接続手段を具備するコネクタ(引き出し用配線束61を不要にするもの)を、該接続手段が表面に表れるように仕切り板3に埋設してもよい。
図7は、本発明の実施形態3に係る自動販売機における仕切り板を説明する模式図であって、(a)は全体斜視図、(b)および(c)はこれを構成する部材の斜視図である。
図7の(a)において、仕切り板3に形成された切欠部33に、断熱材によって形成された気密性を有する配線ブロック70が気密的に設置されている。そして、仕切り板3の前端面30には前面にわたってパッキン34が配置され、前端面30の配線ブロック70を除く範囲(A−Bの範囲に相当する)および配線ブロック70の範囲(B−Cの範囲に相当する)が、両面接着テープ35によって接着固定されている。したがって、パッキン34が仕切り板3または配線ブロック70から遊離して隙間が生じることが抑制される。
さらに、両面に接続手段を具備するコネクタ(引き出し用配線束61を不要にするもの)を、該接続手段が表面に表れるように配線ブロック70に埋設したり、切欠部33の大きさを該コネクタの大きさにして、配線ブロック70を介さないで該コネクタのみを仕切り板3に直接埋設したりしてもよい。
2 商品収納庫
3 仕切り板
4 商品補充扉
5 内扉
6 前扉
7 商品室
8 商品収納ラック
9 商品取り出し口
10 商品誘導板
11 庫内部品収納室
12 蒸発器
13 ヒータ
14 庫内ファン
15 シュラウド
16 庫内風洞
17 庫内温度センサー
18 背面ダクト
19 コンデンシングユニット
20 機械室
21 電装品収納室
22 配線束
23 底板
24 天井
30 前端面
31 断熱材
32 破損防止用板金
33 切欠部
34 パッキン
35 両面接着テープ
36 配線用穴
40 スポンジ状部材
50 押え板
51 ネジ固定用穴
54 補助パッキン
55 両面接着テープ
60 仕切り板側コネクタ
61 引き出し用配線束
70 配線ブロック
76 配線用穴
Claims (7)
- 前面を開閉する内扉が設置された商品収納庫と、
該商品収納庫を複数の商品室に仕切る仕切り板と、
該仕切り板を貫通して配置された配線束と、
前記商品室に収納された商品に冷風または温風を供給する商品温度調整手段と、を有する自動販売機であって、
前記仕切り板が、前端面に開口する切欠部と、該切欠部の開口部を覆う押え板と、前記切欠部に充填された切欠部シール部材と、前端面の前記押え板を除く範囲に接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、を有し、
前記配線束が前記切欠部シール部材を貫通すると共に、前記押え板に前記内扉に当接自在な押え板シール部材が設置されることを特徴とする自動販売機。 - 前記内扉が開いた状態で、前記押え板シール部材の前縁部が前記仕切り板シール部材の前縁部よりも前面側に突出することを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
- 前記内扉が閉じた状態で、前記押え板シール部材の側部と前記仕切り板シール部材の側部とが近接または当接することを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
- 前面を開閉する内扉が設置された商品収納庫と、
該商品収納庫を複数の商品室に仕切る仕切り板と、
該仕切り板を貫通して配置された配線束と、
前記商品室に収納された商品に冷風または温風を供給する商品温度調整手段と、を有する自動販売機であって、
前記仕切り板が、前端面の全長にわたって接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な仕切り板側コネクタとを有することを特徴とする自動販売機。 - 前面を開閉する内扉が設置された商品収納庫と、
該商品収納庫を複数の商品室に仕切る仕切り板と、
該仕切り板を貫通して配置された配線束と、
前記商品室に収納された商品に冷風または温風を供給する商品温度調整手段と、を有する自動販売機であって、
前記仕切り板が、前端面の全長にわたって接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、気密的に貫通する引き出し用配線束と、を有し、
該引き出し用配線束に前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な仕切り板側コネクタが設置されることを特徴とする自動販売機。 - 前面を開閉する内扉が設置された商品収納庫と、
該商品収納庫を複数の商品室に仕切る仕切り板と、
該仕切り板を貫通して配置された配線束と、
前記商品室に収納された商品に冷風または温風を供給する商品温度調整手段と、を有する自動販売機であって、
前記仕切り板が、前端面に開口する切欠部と、該切欠部に気密的に設置された配線ブロックと、前端面の前記配線ブロックを除く範囲および前記配線ブロックの前端面に接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、を有し、
該配線ブロックに前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な配線ブロック側コネクタが設置されることを特徴とする自動販売機。 - 前面を開閉する内扉が設置された商品収納庫と、
該商品収納庫を複数の商品室に仕切る仕切り板と、
該仕切り板を貫通して配置された配線束と、
前記商品室に収納された商品に冷風または温風を供給する商品温度調整手段と、を有する自動販売機であって、
前記仕切り板が、前端面に開口する切欠部と、該切欠部に気密的に設置された配線ブロックと、前端面の前記配線ブロックを除く範囲および前記配線ブロックの前端面に接着固定されて前記内扉に当接自在な仕切り板シール部材と、を有し、
該配線ブロックに気密的に貫通する引き出し用配線束が設置され、該引き出し用配線束に前記配線束に設置された配線束側コネクタに接続自在な配線ブロック側コネクタが設置されることを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005229179A JP2007047899A (ja) | 2005-08-08 | 2005-08-08 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005229179A JP2007047899A (ja) | 2005-08-08 | 2005-08-08 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=37850690
Family Applications (1)
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JP2005229179A Withdrawn JP2007047899A (ja) | 2005-08-08 | 2005-08-08 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007047899A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012073710A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
RU2484394C2 (ru) * | 2008-02-01 | 2013-06-10 | Бсх Бош Унд Сименс Хаусгерете Гмбх | Холодильный аппарат с уплотнением в форме пустотелого профиля |
US10132557B2 (en) * | 2016-11-29 | 2018-11-20 | Bsh Hausgeraete Gmbh | Home appliance device |
CN108961543B (zh) * | 2018-08-31 | 2024-05-24 | 深兰机器人产业发展(河南)有限公司 | 商品出售机器人和舱门驱动机构 |
-
2005
- 2005-08-08 JP JP2005229179A patent/JP2007047899A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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