JP2007047627A - 表示装置、表示装置の制御方法および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、各種表示を立体的に表現することが可能な表示装置、表示装置の制御方法および制御プログラムを提供する。
【解決手段】初期状態では平板形状を有し、湾曲可能な表示パネル11と、表示用信号が入力される端子部12とを備え、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面内に収まるように設けられている。上記構成によれば、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面内に収まるので、表示装置の体積を小さくできる。
【選択図】図2
【解決手段】初期状態では平板形状を有し、湾曲可能な表示パネル11と、表示用信号が入力される端子部12とを備え、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面内に収まるように設けられている。上記構成によれば、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面内に収まるので、表示装置の体積を小さくできる。
【選択図】図2
Description
本発明は、湾曲可能な表示パネルを有する表示装置、表示装置の制御方法および制御プログラムに係り、特に表示において立体的な表現が可能な表示装置、表示装置の制御方法および制御プログラム関する。
従来より、紙に置き換わる表示デバイスとして、電子ペーパーと呼ばれる表示装置が提案されている。
このような表示装置の一態様として、消費電力および薄型化などの観点から、電気泳動現象を利用した電気泳動表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
いわゆる電気泳動現象は、従来から知られており、液体中に分散した帯電粒子が電界印加により泳動する現象である。
この種の電気泳動表示装置にあっては、一対の電極間に、少なくとも1種の電気泳動粒子(帯電粒子)を含む電気泳動分散液が封入され、これらの一対の電極間に電圧を印加して電気泳動分散液に電界を作用させることにより、電気泳動分散液中の電気泳動粒子の分布状態を変化させることによって、表示が行われる。
特開平1−86116号公報
このような表示装置の一態様として、消費電力および薄型化などの観点から、電気泳動現象を利用した電気泳動表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
いわゆる電気泳動現象は、従来から知られており、液体中に分散した帯電粒子が電界印加により泳動する現象である。
この種の電気泳動表示装置にあっては、一対の電極間に、少なくとも1種の電気泳動粒子(帯電粒子)を含む電気泳動分散液が封入され、これらの一対の電極間に電圧を印加して電気泳動分散液に電界を作用させることにより、電気泳動分散液中の電気泳動粒子の分布状態を変化させることによって、表示が行われる。
上記従来の表示装置においては、あくまで紙のように表示を行う点に重点が置かれており、平面的に表示を行うのが一般的であった。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、各種表示を立体的に表現することが可能な表示装置、表示装置の制御方法および制御プログラムを提供することにある。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、各種表示を立体的に表現することが可能な表示装置、表示装置の制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の表示装置は、初期状態では平板形状を有し、湾曲可能な表示パネルと、表示用信号が入力される端子部と、を備え、前記表示パネルを湾曲させて立体形状とした状態で、前記端子部が当該立体形状を構成する面内に収まるように設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、表示パネルを湾曲させて立体形状とした状態で、端子部が当該立体形状を構成する面内に収まるので、表示装置の体積を小さくできる。
上記構成によれば、表示パネルを湾曲させて立体形状とした状態で、端子部が当該立体形状を構成する面内に収まるので、表示装置の体積を小さくできる。
この場合において、前記端子部が当該表示パネルの裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように前記表示パネルの一端と他端とを重なり合わせるようにしてもよい。
また、前記表示パネルは、前記平面状態で、円から当該円の中心を含む扇形を除いた形状あるいはC字形状であり、前記立体形状で円錐あるいは円錐台の錘面形状とされているようにしてもよい。
さらに、前記表示パネルは、前記平面状態で、矩形形状であり、前記立体形状において、回転柱面形状とされているようにしてもよい。
さらにまた、前記端子部は、前記平板形状の状態で、前記表示パネルの一端あるいは他端の外縁形状に対して所定角度をなすように設けられているようにしてもよい。
また、前記表示パネルは、前記平面状態で、円から当該円の中心を含む扇形を除いた形状あるいはC字形状であり、前記立体形状で円錐あるいは円錐台の錘面形状とされているようにしてもよい。
さらに、前記表示パネルは、前記平面状態で、矩形形状であり、前記立体形状において、回転柱面形状とされているようにしてもよい。
さらにまた、前記端子部は、前記平板形状の状態で、前記表示パネルの一端あるいは他端の外縁形状に対して所定角度をなすように設けられているようにしてもよい。
また、表示パネルを湾曲させて立体形状とし、表示用信号が入力される端子部が当該表示パネルの裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように前記表示パネルの一端と他端とを重なり合わせた表示装置の表示制御方法において、前記重なり合わせた部分において、前記表示パネルの一端の表示と、前記他端の表示が連続性を有するように、実際の重ね合わせ状態に応じて表示画像の表示補正量を予め記憶する補正量記憶過程と、前記予め記憶した表示補正量を読み出す補正量読出過程と、前記読み出した表示補正量に基づいて、表示の補正を行う補正過程と、を備えたことを特徴としている。
また、表示パネルを湾曲させて立体形状とし、表示用信号が入力される端子部が当該表示パネルの裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように前記表示パネルの一端と他端とを重なり合わせた表示装置をコンピュータにより制御する制御プログラムにおいて、前記重なり合わせた部分において、前記表示パネルの一端の表示と、前記他端の表示が連続性を有するように、実際の重ね合わせ状態に応じて表示画像の表示補正量を予め記憶させ、前記予め記憶した表示補正量を読み出させ、前記読み出させた表示補正量に基づいて、表示の補正を行わせる、ことを特徴としている。
本発明によれば、表示装置を簡易な構成で、立体的に構成することができ、各種表示を立体的に表現することが可能となる。
次に図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
{1}第1実施形態
図1は、第1実施形態の表示装置を構成する表示デバイスの組み立て前の外観平面である。
表示デバイス10は、湾曲させることが可能であるとともに、平面状態で、C字形状をなす表示パネル11と、表示用信号が入力される端子部12と、を備えている。
図2は、図1の表示デバイスを組み立てた場合の外観斜視図である。
図2においては、表示デバイス10は、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面(錘面)内に収まるように設けられている。このような構成を採ることにより、端子部12が当該立体形状を構成する面(錘面)外に位置する場合と比較して表示装置の体積を減少させることが可能となっている。
{1}第1実施形態
図1は、第1実施形態の表示装置を構成する表示デバイスの組み立て前の外観平面である。
表示デバイス10は、湾曲させることが可能であるとともに、平面状態で、C字形状をなす表示パネル11と、表示用信号が入力される端子部12と、を備えている。
図2は、図1の表示デバイスを組み立てた場合の外観斜視図である。
図2においては、表示デバイス10は、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面(錘面)内に収まるように設けられている。このような構成を採ることにより、端子部12が当該立体形状を構成する面(錘面)外に位置する場合と比較して表示装置の体積を減少させることが可能となっている。
図3は、表示デバイスを用いて表示装置を構成する場合の概要構成ブロック図である。
表示装置20は、大別すると、上述した表示パネル11および端子部12により構成される表示デバイス10と、表示装置10全体を制御するためのコントローラ21と、コントローラ21の制御下で表示デバイス10を駆動するディスプレイドライバ22と、表示装置20全体に電源を供給するバッテリ23と、を備えている。
ここで、コントローラ21は、制御プログラムに基づいて、コントローラ21全体、ひいては、表示装置20全体を制御するMPU25と、制御プログラムを格納したROM26と、各種データを一時的に格納するRAM27と、MPU25、ROM26およびRAM27を相互に接続する図示しないバスと、を備えている。
表示装置20は、大別すると、上述した表示パネル11および端子部12により構成される表示デバイス10と、表示装置10全体を制御するためのコントローラ21と、コントローラ21の制御下で表示デバイス10を駆動するディスプレイドライバ22と、表示装置20全体に電源を供給するバッテリ23と、を備えている。
ここで、コントローラ21は、制御プログラムに基づいて、コントローラ21全体、ひいては、表示装置20全体を制御するMPU25と、制御プログラムを格納したROM26と、各種データを一時的に格納するRAM27と、MPU25、ROM26およびRAM27を相互に接続する図示しないバスと、を備えている。
図4は表示パネルの断面図である。また、図5は表示パネルの部分拡大断面図である。
図4および図5においては、透明電極にのみ斜線を入れ、その他の部材については図面が煩雑になるのを避けるため斜線を省略する。
表示パネル11には、電気泳動ディスプレイパネルが用いられている。図3に示すように、表示パネル11は、一対の透明共通電極50および表示制御電極51と、これら透明共通電極50および表示制御電極51の間に挟み込まれて配置された複数のマイクロカプセル53とを有している。
ここで、透明共通電極50および表示制御電極51は、端子部12に電気的に接続されている。
そして、各マイクロカプセル53には電気泳動分散液60(図4参照)が封入されている。表示制御電極51は、表示パネル11のセグメント(あるいはドット)40ごとに設けられた電極であり、これらの表示制御電極51がフレキシブル基板54上に形成されている。また、透明共通電極50は透明なガラス基板55上に例えばITO(Indium-Tin Oxide)を蒸着して形成された透明な電極であり、表示制御電極51と対向して配置される。この透明共通電極50は全ての表示制御電極51にまたがる1枚の電極として構成され、フレキシブル基板54上に設けられた共通電極56に接続されて、この共通電極56と同電位に維持される。
図4および図5においては、透明電極にのみ斜線を入れ、その他の部材については図面が煩雑になるのを避けるため斜線を省略する。
表示パネル11には、電気泳動ディスプレイパネルが用いられている。図3に示すように、表示パネル11は、一対の透明共通電極50および表示制御電極51と、これら透明共通電極50および表示制御電極51の間に挟み込まれて配置された複数のマイクロカプセル53とを有している。
ここで、透明共通電極50および表示制御電極51は、端子部12に電気的に接続されている。
そして、各マイクロカプセル53には電気泳動分散液60(図4参照)が封入されている。表示制御電極51は、表示パネル11のセグメント(あるいはドット)40ごとに設けられた電極であり、これらの表示制御電極51がフレキシブル基板54上に形成されている。また、透明共通電極50は透明なガラス基板55上に例えばITO(Indium-Tin Oxide)を蒸着して形成された透明な電極であり、表示制御電極51と対向して配置される。この透明共通電極50は全ての表示制御電極51にまたがる1枚の電極として構成され、フレキシブル基板54上に設けられた共通電極56に接続されて、この共通電極56と同電位に維持される。
このような構成の表示パネル11は、ガラス基板55および透明共通電極50を介してマイクロカプセル53が呈する表示色が視認されることとなる。
さて、共通電極56と各表示制御電極51には、フレキシブル基板54に配設(プリント)された図示せぬ電気配線を介して、制御回路基板80側に設けられたドライバIC15から駆動電圧が供給され、マイクロカプセル53に封入された電気泳動分散液60に電界が付与される。マイクロカプセル53内の電気泳動分散液中には、図4に示すように、電気泳動粒子として青色に着色された青粒子61が分散されている(いわゆる1粒子系)。この青粒子61はプラス極性に帯電し、また、電気泳動分散液60が白色に着色されている。
さて、共通電極56と各表示制御電極51には、フレキシブル基板54に配設(プリント)された図示せぬ電気配線を介して、制御回路基板80側に設けられたドライバIC15から駆動電圧が供給され、マイクロカプセル53に封入された電気泳動分散液60に電界が付与される。マイクロカプセル53内の電気泳動分散液中には、図4に示すように、電気泳動粒子として青色に着色された青粒子61が分散されている(いわゆる1粒子系)。この青粒子61はプラス極性に帯電し、また、電気泳動分散液60が白色に着色されている。
したがって、共通電極56が0V電位(アース電位)に保持されて透明共通電極50が0V電位とされるとともに、表示制御電極51にプラス電圧の駆動電圧が供給されてプラス電位とされた場合、表示制御電極51から透明共通電極50に向かう電界が発生し、図4に示すように、マイクロカプセル53内のプラスに帯電した青粒子61が透明共通電極50側に移動し、これに伴って、白色の電気泳動分散液60が表示制御電極51側に移動する。この結果、マイクロカプセル53が青色を呈するため、セグメント40が青を表示する。これとは逆に、共通電極56にプラス電圧の駆動電圧が供給されて透明共通電極50がプラス電位とされるとともに、表示制御電極51が0V電位に保持された場合には、プラスに帯電した青粒子61が表示制御電極51側に移動し、これに伴って、白色の電気泳動分散液60が透明共通電極50側に移動するため、結果として、マイクロカプセル53が白色を呈し、セグメント40が白を表示する。また、透明共通電極50と表示制御電極51との間に電位差を生じない場合には、青粒子61の移動が生じないため、セグメント40の表示色は変化せずに以前の状態が維持される。
以上のようにして、表示パネル11は、情報記憶状態(メモリ状態)で各種情報が表示されることとなる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、平面的な表示のみならず、高さ方向の表現が可能となる。
以上のようにして、表示パネル11は、情報記憶状態(メモリ状態)で各種情報が表示されることとなる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、平面的な表示のみならず、高さ方向の表現が可能となる。
図6は、表示装置を温湿度計として構成した場合の外観斜視図である。
この図6において、表示パネル11は、平面状態で、円から当該円の中心を含む扇形を除いた形状であり、立体形状で円錐錘面形状とされている。
そして、温湿度計として表示装置20を構成した場合には、湿度を高さ方向に表示し、温度を周面方向に表示することにより(図6では、湿度50%〜60%、室温25℃の場合)、湿度の高さがイメージとして理解できる表示装置を構成することができる。
この図6において、表示パネル11は、平面状態で、円から当該円の中心を含む扇形を除いた形状であり、立体形状で円錐錘面形状とされている。
そして、温湿度計として表示装置20を構成した場合には、湿度を高さ方向に表示し、温度を周面方向に表示することにより(図6では、湿度50%〜60%、室温25℃の場合)、湿度の高さがイメージとして理解できる表示装置を構成することができる。
図7は、第1実施形態の変形例の説明図である。
以上の説明では、表示デバイス10は、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面(錘面)内に収まるように設けられていたが、端子部12が外周面に現れる構造となっていたが、図7に示すように、端子部12を当該表示パネル11の裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように表示パネル11の一端と他端とを重なり合わせるようにすれば、さらに美観も向上することとなる。
以上の説明では、表示デバイス10は、表示パネル11を湾曲させて立体形状とした状態で、端子部12が当該立体形状を構成する面(錘面)内に収まるように設けられていたが、端子部12が外周面に現れる構造となっていたが、図7に示すように、端子部12を当該表示パネル11の裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように表示パネル11の一端と他端とを重なり合わせるようにすれば、さらに美観も向上することとなる。
[2]第2実施形態
以上の第1実施形態は、表示パネル11は、平面状態で、円から当該円の中心を含む扇形を除いた形状あるいはC字形状であり、立体形状で円錐あるいは円錐台の錘面形状とされていたが、本第2実施形態の表示パネルは、平面状態で、矩形形状であり、立体形状において、回転柱面形状とされている。
以上の第1実施形態は、表示パネル11は、平面状態で、円から当該円の中心を含む扇形を除いた形状あるいはC字形状であり、立体形状で円錐あるいは円錐台の錘面形状とされていたが、本第2実施形態の表示パネルは、平面状態で、矩形形状であり、立体形状において、回転柱面形状とされている。
図8は、第2実施形態の表示装置を構成する表示デバイスの組み立て前の外観平面である。
表示デバイス30は、湾曲させることが可能であるとともに、平面状態で、矩形形状をなす表示パネル31と、表示用信号が入力される端子部32と、を備えている。
表示デバイス30は、湾曲させることが可能であるとともに、平面状態で、矩形形状をなす表示パネル31と、表示用信号が入力される端子部32と、を備えている。
図9は、図8の表示デバイスの組み立て途中の外観斜視図である。図10は、図8の表示デバイスの組み立て後の外観斜視図である。
図9および図10に示すように、端子部32は、表示パネル31の裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように表示パネル31の一端と他端とを重なり合わせている。
この場合において、理想的には、表示パネル31の重なり合わせ部分の長さL1およびL2は、同一のはずであるが、実際には製造過程における誤差などから異なる。また、表示装置30の個体差によっては、長さL1と長さL2は、等しいとしても、他の表示装置30と比較すると、長すぎたり短すぎたりする場合も存在する。
この結果、図10に示すように、例えば、アルファベット「A」の文字を表示する場合に、重ね合わせの境界線Xにおいて、表示のずれが生じる可能性がある。
図9および図10に示すように、端子部32は、表示パネル31の裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように表示パネル31の一端と他端とを重なり合わせている。
この場合において、理想的には、表示パネル31の重なり合わせ部分の長さL1およびL2は、同一のはずであるが、実際には製造過程における誤差などから異なる。また、表示装置30の個体差によっては、長さL1と長さL2は、等しいとしても、他の表示装置30と比較すると、長すぎたり短すぎたりする場合も存在する。
この結果、図10に示すように、例えば、アルファベット「A」の文字を表示する場合に、重ね合わせの境界線Xにおいて、表示のずれが生じる可能性がある。
そこで、本第2実施形態においては、図2に示したコントローラ21は、ROM26内に実際の重ね合わせ状態に応じた表示補正量として、長さL1およびL2に関する情報を予め記憶しておき、実際の表示の際には、ROM26から表示補正量を読み出して、表示パネル31の一端の表示と、他端の表示が連続性を有するように読み出した表示補正量に基づいて、表示の補正を行うように構成している。
この結果、製造のばらつきなどに起因する表示のずれが無くシームレスな表示を確実に行うことが可能となっている。
以上の説明のように、各実施形態によれば、表示装置を簡易な構成で、立体的に構成することができ、各種表示を立体的に表現することが可能となる。さらに各表示装置の個体差の影響を受けることなく全周(360゜)にわたってシームレスな表示が可能となっている。
この結果、製造のばらつきなどに起因する表示のずれが無くシームレスな表示を確実に行うことが可能となっている。
以上の説明のように、各実施形態によれば、表示装置を簡易な構成で、立体的に構成することができ、各種表示を立体的に表現することが可能となる。さらに各表示装置の個体差の影響を受けることなく全周(360゜)にわたってシームレスな表示が可能となっている。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
図11は、実施形態の第1変形例の説明図である。
以上の説明においては、表示装置を円錐台形状、円錐形状あるいは円筒形状とする場合であったが、図11に示すように、表示装置60を構成する表示パネル61をすり鉢状として内面側に表示(図11では、アルファベット「A」の文字を表示)するように構成することも可能である。
図11は、実施形態の第1変形例の説明図である。
以上の説明においては、表示装置を円錐台形状、円錐形状あるいは円筒形状とする場合であったが、図11に示すように、表示装置60を構成する表示パネル61をすり鉢状として内面側に表示(図11では、アルファベット「A」の文字を表示)するように構成することも可能である。
図12は、実施形態の第2変形例の説明図である。
以上の実施形態においては、端子部12、32は、表示パネル11、31の一端に沿って設けていたが、本第2変形例では、平板形状の状態で、端子部72が表示パネル71の一端71Aあるいは他端71Bの外縁形状に対して所定角度θをなすように設けられている。
この結果、端子部72を表示パネルの一端に沿って設ける場合と比較して、長く形成することが可能となり、信号端子数を増加させたり、小型の表示パネルにおいて所望の信号端子数を確保することができる。
以上の説明においては、電気泳動ディスプレイパネルを用いた場合について説明したが、湾曲可能なディスプレイであれば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなど様々なディスプレイを適用することが可能である。
以上の実施形態においては、端子部12、32は、表示パネル11、31の一端に沿って設けていたが、本第2変形例では、平板形状の状態で、端子部72が表示パネル71の一端71Aあるいは他端71Bの外縁形状に対して所定角度θをなすように設けられている。
この結果、端子部72を表示パネルの一端に沿って設ける場合と比較して、長く形成することが可能となり、信号端子数を増加させたり、小型の表示パネルにおいて所望の信号端子数を確保することができる。
以上の説明においては、電気泳動ディスプレイパネルを用いた場合について説明したが、湾曲可能なディスプレイであれば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなど様々なディスプレイを適用することが可能である。
また例えば、マイクロカプセル53に電気泳動分散液60を封入する構成に限らず、各セグメント40を密閉構造として、それぞれのセグメント40に電気泳動分散液60を注入する構成としても良い。
以上の説明では、2つの表示装置を接続する場合について説明したが、3つ以上の表示装置をシリアルに接続するように構成することも可能である。この場合においては、全ての表示装置で表示制御データを共有したり、隣接する表示装置と表示制御データを共有するように構成することも可能である。
また、上述した実施の形態では、本発明に係る表示装置を床置き型として説明したが、天井につり下げたり、壁にかけて用いる電子機器の表示部に適用するように構成することも可能である。
以上の説明では、2つの表示装置を接続する場合について説明したが、3つ以上の表示装置をシリアルに接続するように構成することも可能である。この場合においては、全ての表示装置で表示制御データを共有したり、隣接する表示装置と表示制御データを共有するように構成することも可能である。
また、上述した実施の形態では、本発明に係る表示装置を床置き型として説明したが、天井につり下げたり、壁にかけて用いる電子機器の表示部に適用するように構成することも可能である。
10、20、30、60…表示装置、11、31、61、71…表示パネル、12、32、72…端子部、20…表示装置、21…コントローラ、22…ディスプレイドライバ、23…バッテリ、25…MPU、26…ROM、27…RAM。
Claims (7)
- 初期状態では平板形状を有し、湾曲可能な表示パネルと、
表示用信号が入力される端子部と、を備え、
前記表示パネルを湾曲させて立体形状とした状態で、前記端子部が当該立体形状を構成する面内に収まるように設けられていることを特徴とする表示装置。 - 請求項1記載の表示装置において、
前記端子部が当該表示パネルの裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように前記表示パネルの一端と他端とを重なり合わせたことを特徴とする表示装置。 - 請求項1または請求項2記載の表示装置において、
前記表示パネルは、前記平面状態で、円から当該円の中心を含む扇形を除いた形状あるいはC字形状であり、前記立体形状で円錐あるいは円錐台の錘面形状とされていることを特徴とする表示装置。 - 請求項1または請求項2記載の表示装置において、
前記表示パネルは、前記平面状態で、矩形形状であり、前記立体形状において、回転柱面形状とされていることを特徴とする表示装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表示装置において、
前記端子部は、前記平板形状の状態で、前記表示パネルの一端あるいは他端の外縁形状に対して所定角度をなすように設けられていることを特徴とする表示装置。 - 表示パネルを湾曲させて立体形状とし、表示用信号が入力される端子部が当該表示パネルの裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように前記表示パネルの一端と他端とを重なり合わせた表示装置の表示制御方法において、
前記重なり合わせた部分において、前記表示パネルの一端の表示と、前記他端の表示が連続性を有するように、実際の重ね合わせ状態に応じて表示画像の表示補正量を予め記憶する補正量記憶過程と、
前記予め記憶した表示補正量を読み出す補正量読出過程と、
前記読み出した表示補正量に基づいて、表示の補正を行う補正過程と、
を備えたことを特徴とする表示装置の制御方法。 - 表示パネルを湾曲させて立体形状とし、表示用信号が入力される端子部が当該表示パネルの裏面側に位置して、表面側から見えない位置となるように前記表示パネルの一端と他端とを重なり合わせた表示装置をコンピュータにより制御する制御プログラムにおいて、
前記重なり合わせた部分において、前記表示パネルの一端の表示と、前記他端の表示が連続性を有するように、実際の重ね合わせ状態に応じて表示画像の表示補正量を予め記憶させ、
前記予め記憶した表示補正量を読み出させ、
前記読み出させた表示補正量に基づいて、表示の補正を行わせる、
ことを特徴とする制御プログラム。
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2005
- 2005-08-12 JP JP2005233975A patent/JP2007047627A/ja active Pending
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