JP2007047436A - 遠隔指示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔端末側において被写体の任意の領域を変倍して観察できると共に小型化されて低コストの遠隔指示システムを提供する。
【解決手段】カメラ20及びプロジェクタ40を備え、撮像画像を遠隔端末100に送信すると共に遠隔端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像を被写体200へ投影させる遠隔指示システムであって、カメラ20の撮像倍率を変更するズーム機能と、被写体200とカメラ20との間の光路中に設けられて撮像方向を変更する全反射ミラー261を含む方向変更機構260を有し、遠隔端末100からの指示に応じてカメラ20のズーム機能及び方向変更機構260を制御する。これにより、システムを小型化しつつ遠隔端末側において被写体の任意の領域を変倍して観察できる。
【選択図】図1
【解決手段】カメラ20及びプロジェクタ40を備え、撮像画像を遠隔端末100に送信すると共に遠隔端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像を被写体200へ投影させる遠隔指示システムであって、カメラ20の撮像倍率を変更するズーム機能と、被写体200とカメラ20との間の光路中に設けられて撮像方向を変更する全反射ミラー261を含む方向変更機構260を有し、遠隔端末100からの指示に応じてカメラ20のズーム機能及び方向変更機構260を制御する。これにより、システムを小型化しつつ遠隔端末側において被写体の任意の領域を変倍して観察できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、被写体の撮像画像を遠隔から観察しつつ遠隔端末から被写体への画像投影による指示が可能な遠隔指示システムに関する。
例えば、遠隔修理システム、遠隔保守システム、遠隔医療システム、遠隔会議システム等においては、遠隔側から実物体側へ向けて作業手順の指示等の各種指示を行う必要がある。このような、遠隔側から実物体側への指示を行うことができる遠隔指示システムとしては、例えば、実物体側に存在する被写体をビデオカメラで撮像しつつその撮像画像を遠隔端末に送信すると共に、遠隔端末において撮像画像に基づいて指示されたアノテーション画像を実物体側でプロジェクタにより被写体へ投影する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許公開2004/0070674号公報
ところで、上記した遠隔指示システムでは、遠隔端末において被写体のより詳細な画像を見たい場合には、被写体をカメラに近づけるようにカメラ遠隔端末から被写体側のオペレータ等へ音声等により指示を出す必要がある。このような操作の煩雑さを解消するには、例えば、カメラにズーム機能を設けて遠隔端末側からの指示に応じてズームアップさせて被写体の拡大画像を見ることが考えられる。
しかしながら、固定されたカメラに単にズームレンズを設けて被写体の拡大画像を見ようとすると、被写体のうち、画面の中央部に位置する領域のみが拡大され、被写体の任意の領域を拡大することができない。被写体の任意の領域を拡大するには、カメラ及びプロジェクタをパンチルトステージに設置して被写体に対する観察方向を遠隔操作する構成とする、あるいは、被写体を2軸方向に移動可能な移動ステージに載せて被写体のカメラに対する位置を遠隔操作する構成等を採用する必要がある
しかしながら、上記のような構成を採用したでは、システムが大規模化すると共に高コストになるという問題がある。
しかしながら、固定されたカメラに単にズームレンズを設けて被写体の拡大画像を見ようとすると、被写体のうち、画面の中央部に位置する領域のみが拡大され、被写体の任意の領域を拡大することができない。被写体の任意の領域を拡大するには、カメラ及びプロジェクタをパンチルトステージに設置して被写体に対する観察方向を遠隔操作する構成とする、あるいは、被写体を2軸方向に移動可能な移動ステージに載せて被写体のカメラに対する位置を遠隔操作する構成等を採用する必要がある
しかしながら、上記のような構成を採用したでは、システムが大規模化すると共に高コストになるという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、被写体の撮像画像を遠隔端末で観察しつつ遠隔端末からの撮像画像に基づく被写体へのアノテーション画像の投影による指示が可能な遠隔指示システムにおいて、遠隔端末側において被写体の任意の領域を変倍して観察できると共に小型化されて低コストの遠隔指示システムを提供することにある。
本発明の第1の観点に係る遠隔指示システムは、被写体を撮像する撮像手段と、被写体に画像を投影する投影手段と、撮像手段の撮像画像を遠隔端末に送信すると共に遠隔端末でなされた撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像を投影手段により被写体へ投影させる遠隔指示システムであって、撮像手段の撮像倍率を変更する倍率変更手段と、被写体と撮像手段との間の光路中に設けられると共に前記撮像手段の前記被写体に対する撮像方向を変更する方向変更手段とを有し、前記遠隔端末からの指示に応じて倍率変更手段及び方向変更手段を制御することを特徴としている。
この構成によれば、撮像手段の被写体に対する撮像方向を変更する方向変更手段を被写体と撮像手段との間の光路中に設けることにより、被写体と撮像手段との位置関係を変更することなく、被写体の撮像領域を変更でき、倍率変更手段により撮像倍率が変更された撮像領域が拡大又は縮小されて拡大画像又は縮小画像を遠隔端末で観察できる。
この構成によれば、撮像手段の被写体に対する撮像方向を変更する方向変更手段を被写体と撮像手段との間の光路中に設けることにより、被写体と撮像手段との位置関係を変更することなく、被写体の撮像領域を変更でき、倍率変更手段により撮像倍率が変更された撮像領域が拡大又は縮小されて拡大画像又は縮小画像を遠隔端末で観察できる。
上記構成において、倍率変更手段は、撮像手段の光学系を構成する可変焦点レンズを含む、構成を採用できる。
この構成によれば、倍率変更手段としてCCD(charge coupled device)カメラ等に備わる可変焦点レンズを用いることにより、新たに倍率変更手段を用意する必要がなく、システムの低コスト化が可能となる。
この構成によれば、倍率変更手段としてCCD(charge coupled device)カメラ等に備わる可変焦点レンズを用いることにより、新たに倍率変更手段を用意する必要がなく、システムの低コスト化が可能となる。
上記構成において、方向変更手段は、被写体からの光を撮像手段に導くように反射させると共に投影手段の投影画像を被写体に向けて反射するミラーと、ミラーの向きを変更する駆動機構とを含む、構成を採用できる。
この構成によれば、ミラーの角度を適宜変更するだけで、撮像手段の撮像方向を変更できるので、比較的簡易な構成で方向変更手段を実現でき、システムの低コスト化が可能となる。
この構成によれば、ミラーの角度を適宜変更するだけで、撮像手段の撮像方向を変更できるので、比較的簡易な構成で方向変更手段を実現でき、システムの低コスト化が可能となる。
上記構成において、倍率変更手段は、前記撮像手段の撮像倍率の変更に応じて前記投影手段の投影倍率を変更する、構成を採用できる。
この構成によれば、被写体と撮像手段及び投影手段との位置関係を変更することなく、被写体の撮像領域及び投影領域を同時に変更できると共に、倍率変更手段により撮像領域及びアノテーション画像の拡大、縮小が同時にできて、被写体の拡大、縮小にあわせて拡大、縮小されたアノテーション画像を遠隔端末で観察できる。
この構成によれば、被写体と撮像手段及び投影手段との位置関係を変更することなく、被写体の撮像領域及び投影領域を同時に変更できると共に、倍率変更手段により撮像領域及びアノテーション画像の拡大、縮小が同時にできて、被写体の拡大、縮小にあわせて拡大、縮小されたアノテーション画像を遠隔端末で観察できる。
上記構成において、倍率変更手段は、被写体と撮像手段及び投影手段との間の光路中に設けられたズームレンズを含む、構成を採用できる。
この構成によれば、ズームレンズを被写体と撮像手段及び投影手段との間の光路中に配置することにより、撮像倍率及び投影倍率を同時に変更できる。
この構成によれば、ズームレンズを被写体と撮像手段及び投影手段との間の光路中に配置することにより、撮像倍率及び投影倍率を同時に変更できる。
本発明によれば、遠隔端末側において被写体の任意の領域を変倍して観察できると共に小型化されて低コストの遠隔指示システムが得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施形態を示す図であって、図1は遠隔指示システムの構成図、図2は撮像投影ユニットの外観斜視図、図3は撮像投影ユニットの内部を上方から見た図、及び、図4は方向変更手段としての方向変更機構の構造を示す図である。
図1ないし図4は、本発明の一実施形態を示す図であって、図1は遠隔指示システムの構成図、図2は撮像投影ユニットの外観斜視図、図3は撮像投影ユニットの内部を上方から見た図、及び、図4は方向変更手段としての方向変更機構の構造を示す図である。
この遠隔指示システムは、図1に示すように、被写体側装置10、遠隔端末100等を備えており、被写体側装置10と遠隔端末100とはネットワーク300により相互に通信可能に接続されている。尚、図1においては、遠隔端末100を一台のみ示しているが、複数の遠隔端末100がネットワーク300を通じて被写体側装置10の後述するサーバ50へ接続される。
被写体側装置10は、撮像投影ユニット11、制御手段としてのサーバ50、被写体200を回転させる回転テーブル250等から構成される。
撮像投影ユニット11は、図1ないし図3に示すように、撮像手段としてのカメラ20、投影手段としてのプロジェクタ40、方向変更手段として方向変更機構260、ハーフミラー30、反射防止用の光トラップ280等から構成されており、これらの構成要素は筐体内に内蔵されている。
カメラ20は、例えば、CCDカメラ等で構成され、図3に示すように、方向変更機構260の後述する全反射ミラー261及びハーフミラー30により反射された被写体200の光学像を撮像可能な位置に配置されていると共に、その撮像画像はサーバ50に取り込まれる。また、カメラ20は、その光学系に図示しない可変焦点レンズで構成される撮像倍率を変更する倍率変更手段としてのズーム機能を備えている。
プロジェクタ40は、その画角が被写体200上でカメラ20の画角に略一致するように配置されており、ハーフミラー30に向けて画像を投影する。このプロジェクタ40には、液晶プロジェクタ等が使用される。
光トラップ280は、ハーフミラー30を介してカメラ20に対向配置されており、プロジェクタ40が投影した画像光のうちハーフミラー30で反射した反射光が再び被写体200とカメラ20との間の光路中に戻るのを防止するために設けられている。
方向変更機構260は、図3に示すように、全反射ミラー261、駆動機構262等から構成されており、サーバ50により制御されて、被写体200とカメラ20との間の光路中に設けられると共にカメラ20の被写体200に対する撮像方向及びプロジェクタ40の被写体200に対する投影方向を変更する。
全反射ミラー261は、被写体200からの光をハーフミラー30を介してカメラ20に導かれるように反射すると共に、プロジェクタ40の投影画像を被写体200に向けて反射する。
駆動機構262は、図4に示すように、全反射ミラー261を保持するゴニオステージ262A、ゴニオステージ262Aを保持する回転ステージ262B等から構成されている。
ゴニオステージ262Aは、モータにより駆動されて、軸CT1を中心に全反射ミラー261のチルト方向(垂直方向)の向きを変更する。
回転ステージ262Bは、モータにより駆動されて、軸CT2を中心に全反射ミラー261のパン方向(水平方向)の向きを変更する。
したがって、駆動機構262は、ゴニオステージ262A及び回転ステージ262Bを組み合わせることにより、全反射ミラー261の向きを任意の向きに変更できる。
駆動機構262は、図4に示すように、全反射ミラー261を保持するゴニオステージ262A、ゴニオステージ262Aを保持する回転ステージ262B等から構成されている。
ゴニオステージ262Aは、モータにより駆動されて、軸CT1を中心に全反射ミラー261のチルト方向(垂直方向)の向きを変更する。
回転ステージ262Bは、モータにより駆動されて、軸CT2を中心に全反射ミラー261のパン方向(水平方向)の向きを変更する。
したがって、駆動機構262は、ゴニオステージ262A及び回転ステージ262Bを組み合わせることにより、全反射ミラー261の向きを任意の向きに変更できる。
サーバ50は、図1に示すように、カメラ20,プロジェクタ40、方向変換機構260等と接続されてこれらの動作を制御すると共に、ネットワーク300を介して遠隔端末100との間で各種情報を授受する。
また、サーバ50は、カメラ20の撮像画像を遠隔端末100へ送信すると共に遠隔端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像をプロジェクタ40により被写体200へ投影させる。尚、アノテーション画像には、線、文字、図形等のあらゆる形態の画像が含まれる。
さらに、サーバ50は、遠隔端末100からの指示に応じて方向変更機構260及びカメラ20のズーム機能を制御する。
また、サーバ50は、カメラ20の撮像画像を遠隔端末100へ送信すると共に遠隔端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像をプロジェクタ40により被写体200へ投影させる。尚、アノテーション画像には、線、文字、図形等のあらゆる形態の画像が含まれる。
さらに、サーバ50は、遠隔端末100からの指示に応じて方向変更機構260及びカメラ20のズーム機能を制御する。
遠隔端末100は、図1に示すように、液晶表示装置やCRT等からなる表示装置110、ネットワーク300に接続されたコンピュータ120、コンピュータ120に接続されたポインティングデバイス(マウスまたはペンタブレット)130等から構成されている。
表示装置110は、その表示画面に被写体側装置10から送信される画像を表示する。
ポインティングデバイス(マウスまたはペンタブレット)130は、撮像画像が表示された表示画面においてポインタで各種ボタン等を操作することにより、被写体200へ投影するアノテーション画像を描画する指示、被写体200における所望の領域を拡大させるズームアップ指示、被写体200を縮小表示させるズームダウン指示、被写体200を回転させる指示などである。
表示装置110は、その表示画面に被写体側装置10から送信される画像を表示する。
ポインティングデバイス(マウスまたはペンタブレット)130は、撮像画像が表示された表示画面においてポインタで各種ボタン等を操作することにより、被写体200へ投影するアノテーション画像を描画する指示、被写体200における所望の領域を拡大させるズームアップ指示、被写体200を縮小表示させるズームダウン指示、被写体200を回転させる指示などである。
ここで、図5は、表示装置110の表示画面上での操作の一例を説明するための図である。
遠隔端末100のオペレータは、被写体200へアノテーション画像を投影させる場合には、図5に示すように、被写体200の撮像画像に基づいてマウス130や表示画面上の各種ボタンBTを操作して被写体200に対する描画指示を実行する。コンピュータ120は、オペレータの描画指示に応じた描画コマンドを発行し、サーバ50へ送信する。サーバ50では、描画コマンドに応じたアノテーション画像を形成し、このアノテーション画像を被写体200に向けてプロジェクタに投影させる。このときのカメラ20による撮像画像は、サーバ50からコンピュータ120へ送られ、表示装置110の表示画面には、図5(A)に示すように、アノテーション画像DRが投影された被写体200が映し出される。
遠隔端末100のオペレータは、被写体200へアノテーション画像を投影させる場合には、図5に示すように、被写体200の撮像画像に基づいてマウス130や表示画面上の各種ボタンBTを操作して被写体200に対する描画指示を実行する。コンピュータ120は、オペレータの描画指示に応じた描画コマンドを発行し、サーバ50へ送信する。サーバ50では、描画コマンドに応じたアノテーション画像を形成し、このアノテーション画像を被写体200に向けてプロジェクタに投影させる。このときのカメラ20による撮像画像は、サーバ50からコンピュータ120へ送られ、表示装置110の表示画面には、図5(A)に示すように、アノテーション画像DRが投影された被写体200が映し出される。
表示装置110の表示画面に被写体200の所望の領域を拡大させて表示させたい場合には、遠隔端末100のオペレータは、マウス130や各種ボタンBTを操作して図2(A)に示すように、表示画面上で被写体のズームアップしたい領域を指示する。
遠隔端末100では、オペレータによる操作により指示された領域のズームアップを指令するコマンドを生成してサーバ50へ送信する。
サーバ50は、ズームアップを指令するコマンドを受けて、方向変更機構260及びカメラ20のズーム機能を制御する。具体的には、サーバ50は、ゴニオステージ262A及び回転ステージ262Bを制御して図2(A)に示す被写体200のズームアップしたい領域が画面の中心部にくるように全反射ミラー261の向きを変更すると共に、指定された領域のサイズ等から必要な撮像倍率を決定してカメラ20のズーム機能を制御する。
これにより、カメラ20はオペレータの指示した被写体200の領域を適切な撮像倍率で拡大して撮像し、カメラ20の撮像画像は、サーバ50から遠隔端末100へ送信されて、図2(B)に示すように、表示装置110の表示画面に被写体200の指示領域の拡大画像が表示される。
遠隔端末100では、オペレータによる操作により指示された領域のズームアップを指令するコマンドを生成してサーバ50へ送信する。
サーバ50は、ズームアップを指令するコマンドを受けて、方向変更機構260及びカメラ20のズーム機能を制御する。具体的には、サーバ50は、ゴニオステージ262A及び回転ステージ262Bを制御して図2(A)に示す被写体200のズームアップしたい領域が画面の中心部にくるように全反射ミラー261の向きを変更すると共に、指定された領域のサイズ等から必要な撮像倍率を決定してカメラ20のズーム機能を制御する。
これにより、カメラ20はオペレータの指示した被写体200の領域を適切な撮像倍率で拡大して撮像し、カメラ20の撮像画像は、サーバ50から遠隔端末100へ送信されて、図2(B)に示すように、表示装置110の表示画面に被写体200の指示領域の拡大画像が表示される。
以上のように、本実施形態によれば、カメラ20と被写体200との間の光路中に向きを変更可能な全反射ミラー261を設けることにより、カメラ20と被写体200との相対位置を変更せずに、カメラ20の被写体200に対する撮像方向を遠隔端末100からの要求に応じて変更できると共に、カメラ20に備わるズーム機能を利用することにより、被写体200の所望の領域の撮像倍率を変更できる。この結果、カメラ20と被写体200との間の位置関係を変更するための大掛かりな装置が必要なく、システムを簡易構成できると共に低コスト化できる。
図6及び図7は、上記した撮像投影ユニットの変形例を示す図であって、図6は外観斜視図、及び、図7は撮像投影ユニットの内部を横から見た図である。尚、図6及び図7において、上記実施形態と同一構成部分については同一の符号を使用している。
この撮像投影ユニット11Aと、上記した撮像投影ユニット11Aとの間で異なる点は、各構成要素の配置である。
上記撮像投影ユニット11は、カメラ20、ハーフミラー30、プロジェクタ40、方向変更機構260等を平面上に配置したが、撮像投影ユニット11Aでは、カメラ20、ハーフミラー30、方向変更機構260等を縦方向に沿って配置して、撮像及び画像投影をプロジェクタ40の上方に形成される空間を利用して行う。
このような縦型の配置とすることにより、撮像投影ユニットの設置スペースを小面積化できる。
この撮像投影ユニット11Aと、上記した撮像投影ユニット11Aとの間で異なる点は、各構成要素の配置である。
上記撮像投影ユニット11は、カメラ20、ハーフミラー30、プロジェクタ40、方向変更機構260等を平面上に配置したが、撮像投影ユニット11Aでは、カメラ20、ハーフミラー30、方向変更機構260等を縦方向に沿って配置して、撮像及び画像投影をプロジェクタ40の上方に形成される空間を利用して行う。
このような縦型の配置とすることにより、撮像投影ユニットの設置スペースを小面積化できる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る遠隔指示システムに用いられる撮像投影ユニットの内部構成を示す図である。尚、図8において、上記実施形態と同一構成部分については同一の符号を使用している。
この撮像投影ユニット11Bと、図7に示した撮像投影ユニット11Aとで異なる点は、撮像投影ユニット11Bは、ハーフミラー30と全反射ミラー261との間に倍率変更手段としてのズームレンズ270を備えている点である。すなわち、ズームレンズ270は、被写体200とカメラ20及びプロジェクタ40との間の光路中に設けられている。
この撮像投影ユニット11Bと、図7に示した撮像投影ユニット11Aとで異なる点は、撮像投影ユニット11Bは、ハーフミラー30と全反射ミラー261との間に倍率変更手段としてのズームレンズ270を備えている点である。すなわち、ズームレンズ270は、被写体200とカメラ20及びプロジェクタ40との間の光路中に設けられている。
ズームレンズ270は、アクチュエータ271により駆動され、アクチュエータ271は、遠隔端末100からの指示に応じてサーバ50により制御される。
上記実施形態では、カメラ20のズーム機能を用いて被写体200の撮像倍率を変更した場合であっても、プロジェクタ40から投影されるアノテーション画像の投影倍率は一定である。
本実施形態では、ズームレンズ270を被写体200とカメラ20及びプロジェクタ40との間の光路中に設けることにより、被写体200の撮像倍率の変更に合わせてプロジェクタ40の投影倍率を変更することができる。
上記実施形態では、カメラ20のズーム機能を用いて被写体200の撮像倍率を変更した場合であっても、プロジェクタ40から投影されるアノテーション画像の投影倍率は一定である。
本実施形態では、ズームレンズ270を被写体200とカメラ20及びプロジェクタ40との間の光路中に設けることにより、被写体200の撮像倍率の変更に合わせてプロジェクタ40の投影倍率を変更することができる。
上記実施形態では、遠隔端末100がサーバ50にネットワーク300により接続されている場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、他の手段により遠隔端末100をサーバ50に接続することもできるし、また、遠隔端末100を被写体200の側に配置することも可能である。
上記実施形態では、被写体200を回転させる回転ステージを設けて被写体200と撮像投影ユニットとの相対位置を変更できるシステムについて説明したが、これに限定されるわけではなく、回転ステージが存在しなくても本発明を適用できる。
上記実施形態では、投影手段としてプロジェクタを用いた場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、レーザ光の光をガルバノミラーで走査することで、目標物に照射して画像を形成することも可能である。
上記実施形態では、駆動機構を回転ステージとゴニオステージで構成した場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、全反射ミラー261の向きを変更できる機構であれば他の機構を採用できる。
上記実施形態では、サーバにより駆動機構を制御する場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、専用のコントローラを設けてもよい。
10…被写体側装置
20…カメラ(撮像手段)
40…プロジェクタ(投影手段)
50…サーバ
100…遠隔端末
110…表示装置
111…表示画面
120…コンピュータ
130…ポインティングデバイス
200…被写体
260…方向変更機構(方向変更手段)
270…ズームレンズ(倍率変更手段)
300…ネットワーク
DR…アノテーション画像
20…カメラ(撮像手段)
40…プロジェクタ(投影手段)
50…サーバ
100…遠隔端末
110…表示装置
111…表示画面
120…コンピュータ
130…ポインティングデバイス
200…被写体
260…方向変更機構(方向変更手段)
270…ズームレンズ(倍率変更手段)
300…ネットワーク
DR…アノテーション画像
Claims (5)
- 被写体を撮像する撮像手段と、被写体に画像を投影する投影手段と、前記撮像手段の撮像画像を遠隔端末に送信すると共に遠隔端末でなされた前記撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像を前記投影手段により前記被写体へ投影させる遠隔指示システムであって、
前記撮像手段の撮像倍率を変更する倍率変更手段と、
前記被写体と前記撮像手段との間の光路中に設けられると共に前記撮像手段の前記被写体に対する撮像方向及び前記投影手段の前記被写体に対する投影方向を変更する方向変更手段と、を有し、
前記遠隔端末からの指示に応じて前記倍率変更手段及び方向変更手段を制御することを特徴とする遠隔指示システム。 - 前記倍率変更手段は、前記撮像手段の光学系を構成する可変焦点レンズを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔指示システム。 - 前記方向変更手段は、前記被写体からの光を前記撮像手段に導くように反射させると共に前記投影手段の投影画像を前記被写体に向けて反射するミラーと、前記ミラーの向きを変更する駆動機構とを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔指示システム。 - 前記倍率変更手段は、前記撮像手段の撮像倍率の変更に応じて前記投影手段の投影倍率を変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔指示システム。 - 前記倍率変更手段は、前記被写体と前記撮像手段及び前記投影手段との間の光路中に設けられたズームレンズを含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の遠隔指示システム。
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2005
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