JP5721045B2 - プロジェクタ装置及びプロジェクタシステム - Google Patents

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本発明は、プロジェクタ装置及びプロジェクタシステムに係り、更に詳しくは、机上投影に好適なプロジェクタ装置及び該プロジェクタ装置を備えるプロジェクタシステムに関する。
壁面などに至近距離から画像を投影するため、ミラー等を用いて投射距離を短くした至近投射用のプロジェクタ装置が知られている。また、例えば、机上にプロジェクタ装置を載置し、その載置面に投影する、いわゆる机上投影も知られている(例えば、特許文献1参照)。
その際、通常の壁面投影と異なり、机上投影では、被投影面の大きさが限られていることが多いため、全画面を投影できない場合があった。
そこで、デジタルズームなどにより画像サイズを縮小し、被投影面に全画面を投影することが考えられた。
また、プロジェクタ装置は、画像を形成する画像形成素子、及び該画像形成素子で形成された画像を被投影面に投射する投射光学系などを有している。この画像形成素子は形状が長方形であることがほとんどなので、いわゆる縦長の画像及び横長の画像が形成される。
例えば、特許文献2には、通常の横長の画像を投影するための通常の使用状態の他に、縦横が逆転した画像を縦長画像として投影するために投射型映像表示装置自体を通常の使用状態から90度回転させた状態で使用可能である投射型映像表示装置が開示されている。
ところで、画像の全体を被投影面に投影しようとすると、横長の画像を投影するときのデジタルズーム倍率と縦長の画像を投影するときのズーム倍率は異なる。そして、机上投影において、被投影面の周囲を複数の観察者が囲っている場面で使用する場合、被投影面での画像の向きを縦長画像と横長画像とにこまめに切り替える必要があり、切り替えるたびにそのズーム倍率を適切な値に変更しなければならないという煩雑さがあった。
しかしながら、特許文献2に開示されている投射型映像表示装置では、上記煩雑さに関しては、何ら考慮されていなかった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その目的は、操作性に優れたプロジェクタ装置を提供することにある。
本発明は、画像が形成される領域が第1の方向を長手方向とする長方形状の画像形成素子と;前記画像形成素子上の画像の拡大像を被投影面に投影する光学系と;前記被投影面に投影される画像として、長手方向が前記第1の方向に平行な第1投影画像、及び長手方向が前記第1の方向と異なる第2の方向に平行な第2投影画像のいずれかを選択するための選択手段と;前記選択手段での選択結果に応じて、前記被投影面に前記第1投影画像が投影されるときの倍率である第1倍率、及び前記被投影面に前記第2投影画像が投影されるときの倍率である第2倍率のいずれかに基づいて前記画像形成素子上の画像サイズを変更する処理装置と;を備え、前記第1倍率は、利用者が設定した倍率であり、前記第2倍率は、前記第2投影画像の長手方向が前記画像形成素子の画像が形成される領域の第2の方向いっぱいに表示される倍率であるプロジェクタ装置である。
これによれば、操作性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタ装置の使用形態を説明するための図(その1)である。 本発明の一実施形態に係るプロジェクタ装置の使用形態を説明するための図(その2)である。 プロジェクタ装置の構成を説明するための図(その1)である。 プロジェクタ装置の構成を説明するための図(その2)である。 主制御装置を説明するためのブロック図である。 照明系を説明するための図である。 レンズ系を説明するための図である。 横長画像倍率を説明するための図(その1)である。 横長画像倍率を説明するための図(その2)である。 縦長画像倍率を説明するための図(その1)である。 縦長画像倍率を説明するための図(その2)である。 CPUの処理を説明するための図(その1)である。 CPUの処理を説明するための図(その2)である。 CPUの処理を説明するための図(その3)である。 CPUの処理を説明するための図(その4)である。 CPUの処理を説明するための図(その5)である。 プロジェクタ装置の変形例を説明するための図である。 図17のプロジェクタ装置における主制御装置を説明するためのブロック図である。 倍率演算装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図16に基づいて説明する。図1及び図2には、一実施形態に係るプロジェクタ装置1000がテーブル面上に載置され、外部装置(例えば、パソコン)2000の指示に基づいて、テーブル面を被投影面として画像を投影している様子が示されている。なお、以下では、被投影面において、画像の投影が可能な領域を「投影可能領域」と略述する。また、被投影面に投影される画像を「投影画像」という。また、被投影面における画像が投影されている領域を「画像投影領域」という。
なお、ここでは、XYZ3次元直交座標系において、テーブルが設置されている床面に直交する方向をZ軸方向として説明する。また、プロジェクタ装置1000は、テーブル面の−X側端部近傍に載置されているものとする。そこで、投影可能領域は、プロジェクタ装置1000の+X側に位置することとなる。
このプロジェクタ装置1000は、一例として図3及び図4に示されるように、照明系100、画像形成パネル230、レンズ系300、2つの凹面鏡(210、410)、平面鏡430、主制御装置600(図3及び図4では図示省略、図5参照)などを備えている。そして、それらは、筐体1010内に収容されている。
また、プロジェクタ装置1000には、投影画像を時計回りに90°回転させるためのボタン(以下では、「+回転ボタン710」という)と、反時計回りに90°回転させるためのボタン(以下では、「−回転ボタン720」という)とが設けられている。各回転ボタンがユーザによって押されると、主制御装置600に通知されるようになっている。なお、これらの回転要求は、リモコンを用いて行えるようにしても良い。
また、プロジェクタ装置1000は、デジタルズームの倍率をユーザが指定するための倍率入力装置730(図5参照)も有している。倍率入力装置730は、ユーザによって指定された倍率データを主制御装置600に通知する。
また、プロジェクタ装置1000は、画面サイズに応じて歪調整及びフォーカス調整が可能であり、装置外部から調整できるように、調整用のつまみが設けられている。
主制御装置600は、一例として図5に示されるように、CPU610、該CPU610にて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているフラッシュメモリ620、作業用のメモリであるRAM630、及び各種入出力インターフェース(図示省略)などを有し、外部装置2000からの画像に関する情報に応じて、各部を統括的に制御する。
筐体1010には、被投影面に向かう光束が通過する開口が設けられている。この開口は、プロジェクタ装置1000が未使用の際に、開口カバー(図示省略)によって覆われるようになっている。これにより、塵などが筐体1010内に侵入するのを防止している。
照明系100は、一例として図6に示されるように、光源101、リフレクタ102、カラーホイール103、ホイール駆動装置104、ロッドインテグレータ105、照明光学系106などを有している。
光源101には、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどのランプ光源を用いることができる。なお、LED、LD、半導体レーザなどの固体光源を用いても良い。この光源101は、主制御装置600の指示によって点灯される。
リフレクタ102は、光源101から射出された光束を集光する。
カラーホイール103は、赤、青、緑の各フィルタを有する円盤状部材であり、リフレクタ102からの光束の集光位置近傍に配置されている。
ホイール駆動装置104は、カラーホイール103を回転させるための装置である。ホイール駆動装置104は、主制御装置600からの画像の色情報に応じて、該色情報に対応するフィルタをリフレクタ102からの光束が通過するように、カラーホイール103を回転させる。
ロッドインテグレータ105は、カラーホイール103を通過した光束の光量分布を均一にする。
照明光学系106は、ロッドインテグレータ105を介した光束を効率良く凹面鏡210に導く。すなわち、照明光学系106を通過した光束が、照明系100から射出される光束である。
凹面鏡210は、照明系100から射出された光束の光路上に配置され、該光束を集光する。
画像形成パネル230は、ここでは、マトリックス状に配置された複数のマイクロミラー、及び入射光に対する各マイクロミラーの傾斜角を個別に制御することができるミラー制御部などを有する、いわゆるデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたパネルである。ミラー制御部は、主制御装置600からの画像情報に応じて、各マイクロミラーの傾斜角を制御する。すなわち、複数のマイクロミラーがマトリックス状に配置されているミラー面に画像が形成されるということができる。
凹面鏡210からの光束は、画像形成パネル230を照明する。この照明光は、画像形成パネル230によって、画像情報に対応して変調される。そこで、画像形成パネル230で反射された光束は、画像形成パネル230上の画像から発せられた光束と考えることができる。ここでは、画像形成パネル230には、アスペクト比が4:3の横長画像が形成される。
レンズ系300は、画像形成パネル230で反射された光束の光路上に配置され、画像形成パネル230で形成された画像を拡大する。
レンズ系300は、一例として図7に示されるように、Z軸方向に沿って配置された11枚のレンズ(L1〜L11)を含み、中間像を形成する。そして、レンズL5とレンズL6との間には、絞り部材STが設けられている。11枚のレンズ及び絞り部材STは、所定の位置関係で鏡筒(図示省略)に保持されている。
また、レンズ系300には、歪調整つまみ及びフォーカス調整つまみに連動して、対応する光学素子をZ軸方向に移動させるためのいわゆるカム機構が搭載されている。
凹面鏡410は、レンズ系300の+Z側に配置され、レンズ系300によって形成された中間像をさらに拡大する。
平面鏡430は、凹面鏡410で反射された光束の光路上に配置され、該光束を被投影面に向けて反射する。
次に、主制御装置600によって行われる画像処理について説明する。なお、デジタルズームの倍率設定は、まだ行われていないものとする。
ここでは、一例として、テーブル面は、X軸方向を長手方向、Y軸方向を短手方向とする長方形状である。また、Y軸方向を長手方向とする画像を「横長画像」といい、X軸方向を長手方向とする画像を「縦長画像」という。
CPU610は、外部装置2000から画像信号が入力されると、該画像信号に応じて照明系100及び画像形成パネル230を制御する。ここでは、横長の画像が投影されるものとする。このとき、横長画像に対するデジタルズームの倍率は設定されていないので、CPU610は、画像形成パネル230いっぱいに横長画像が形成されるように画像情報を調整し、画像形成パネル230に出力する。これにより、被投影面に横長画像が投影される。なお、ここで画像形成パネル230で形成された画像を、便宜上「横長基準画像」という。
このとき、一例として図8に示されるように、投影画像が被投影面よりも大きいと、ユーザは、投影画像が被投影面内に収まるように(図9参照)、倍率入力装置730を介して、デジタルズームの倍率を設定する。
CPU610は、倍率入力装置730からデジタルズームの倍率データを受け取ると、該倍率データに応じて、画像形成パネル230に形成される画像が縮小されるように画像情報を調整し、画像形成パネル230に出力する。なお、ここでは、デジタルズームの倍率として、0.55倍が設定されたものとする。
次に、+回転ボタン710あるいは−回転ボタン720が押されると、CPU610は、ユーザによって設定された横長の画像を投影するときのデジタルズームの倍率(ここでは、0.55)を、横長画像に対するデジタルズームの倍率(以下では、便宜上、「横長画像倍率」と略述する)としてフラッシュメモリ620に格納する。
ここでは、縦長画像に対するデジタルズームの倍率は設定されていないので、CPU610は、投影画像が時計回りあるいは反時計回りに90°回転するとともに、画像形成パネル230いっぱいに縦長画像が形成されるように画像情報を調整し、画像形成パネル230に出力する。なお、ここで画像形成パネル230で形成された画像を、便宜上「縦長基準画像」という。
このとき、一例として図10に示されるように、投影画像が被投影面よりも大きいと、ユーザは、投影画像が被投影面内に収まるように(図11参照)、倍率入力装置730を介して、デジタルズームの倍率を設定する。
CPU610は、倍率入力装置730からデジタルズームの倍率データを受け取ると、該倍率データに応じて、画像形成パネル230に形成される画像が縮小されるように画像情報を調整し、画像形成パネル230に出力する。このとき、CPU610は、投影画像における最も−X側の辺(以下では、便宜上、「最近接画像辺」という)の位置が実質的に変動しないように画像を縮小する。なお、「実質的に変動しない」とは、投影画像のX軸方向の長さの1/5程度の位置ずれは許容範囲内であることを意味する。そして、ここでは、デジタルズームの倍率として、0.95倍が設定されたものとする。
次に、+回転ボタン710あるいは−回転ボタン720が押されると、CPU610は、ユーザによって設定された縦長画像を投影するときのデジタルズームの倍率(ここでは、0.95)を、縦長画像に対するデジタルズームの倍率(以下では、便宜上、「縦長画像倍率」と略述する)としてフラッシュメモリ620に格納する。
そして、CPU610は、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率を読み出し、投影画像が時計回りあるいは反時計回りに90°回転するとともに、画像形成パネル230に形成される画像が横長基準画像に対して0.55倍となるように画像情報を調整し、画像形成パネル230に出力する。
次に、+回転ボタン710あるいは−回転ボタン720が押されると、CPU610は、フラッシュメモリ620に格納されている縦長画像倍率を読み出し、投影画像が時計回りあるいは反時計回りに90°回転するとともに、画像形成パネル230に形成される画像が縦長基準画像に対して0.95倍となるように画像情報を調整し、画像形成パネル230に出力する。
以降、CPU610は、+回転ボタン710あるいは−回転ボタン720が押される度に、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率あるいは縦長画像倍率を読み出し、投影画像が時計回りあるいは反時計回りに90°回転するとともに、画像形成パネル230に形成される画像が、横長基準画像に対して0.55倍、あるいは縦長基準画像に対して0.95倍となるように画像情報を調整し、画像形成パネル230に出力する。
なお、ユーザは、倍率入力装置730を用いて横長画像倍率及び縦長画像倍率を変更することができる。そして、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率及び縦長画像倍率は、変更された横長画像倍率及び縦長画像倍率に更新される。
次に、一例として図12に示されるように、上記テーブルのまわりを8人(A〜H)の観察者が囲んで、プロジェクタ装置1000からテーブル面に投影される画像を観察する場合について説明する。
(1)CPU610は、外部装置からの画像信号を受け取ると、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率を読み出し、該横長画像倍率に応じて横長基準画像を縮小する画像処理を行う。そして、その画像処理の結果に基づいて画像形成パネル230を制御する。これにより、一例として図13に示されるように、観察者A及びBに対して見やすい画像が投影される。そして、CPU610は、投影モードとして、横長で+X方向を上側とする画像が投影されていることを意味する「モード1」をRAM630に保存する。
(2)ここで、−回転ボタン720が押されると、CPU610は、現在の投影モードをRAM630から読み出す。ここでは、現在の投影モードが「モード1」であるため、CPU610は、フラッシュメモリ620に格納されている縦長画像倍率を読み出し、該縦長画像倍率に応じて縦長基準画像を縮小するとともに、該縮小された画像が、画像形成パネル230に形成されている画像に対して反時計回りに90°回転するように画像処理を行う。そして、その画像処理の結果に基づいて画像形成パネル230を制御する。これにより、一例として図14に示されるように、観察者C及びDに対して見やすい画像が投影される。そして、CPU610は、投影モードとして、縦長で+Y方向を上側とする画像が投影されていることを意味する「モード2」をRAM630に保存する。なお、このとき、最近接画像辺の位置が実質的に変動しないようにしている。
(3)次に、−回転ボタン720が押されると、CPU610は、現在の投影モードをRAM630から読み出す。ここでは、現在の投影モードが「モード2」であるため、CPU610は、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率を読み出し、該横長画像倍率に応じて横長基準画像を縮小するとともに、該縮小された画像が、画像形成パネル230に形成されている画像に対して反時計回りに90°回転するように画像処理を行う。そして、その画像処理の結果に基づいて画像形成パネル230を制御する。これにより、一例として図15に示されるように、観察者E及びFに対して見やすい画像が投影される。そして、CPU610は、投影モードとして、横長で−X方向を上側とする画像が投影されていることを意味する「モード3」をRAM630に保存する。
(4)さらに、−回転ボタン720が押されると、CPU610は、現在の投影モードをRAM630から読み出す。ここでは、現在の投影モードが「モード3」であるため、CPU610は、フラッシュメモリ620に格納されている縦長画像倍率を読み出し、該縦長画像倍率に応じて縦長基準画像を縮小するとともに、該縮小された画像が、画像形成パネル230に形成されている画像に対して反時計回りに90°回転するように画像処理を行う。そして、その画像処理の結果に基づいて画像形成パネル230を制御する。これにより、一例として図16に示されるように、観察者G及びHに対して見やすい画像が投影される。そして、CPU610は、投影モードとして、縦長で−Y方向を上側とする画像が投影されていることを意味する「モード4」をRAM630に保存する。
(5)続いて、−回転ボタン720が押されると、CPU610は、現在の投影モードをRAM630から読み出す。ここでは、現在の投影モードが「モード4」であるため、CPU610は、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率を読み出し、該横長画像倍率に応じて横長基準画像を縮小するとともに、該縮小された画像が、画像形成パネル230に形成されている画像に対して反時計回りに90°回転するように画像処理を行う。そして、その画像処理の結果に基づいて画像形成パネル230を制御する。これにより、観察者A及びBに対して見やすい画像が投影される(図13参照)。そして、CPU610は、投影モードとして、「モード1」をRAM630に保存する。
(6)ここで、+回転ボタン710が押されると、CPU610は、現在の投影モードをRAM630から読み出す。ここでは、現在の投影モードが「モード1」であるため、CPU610は、フラッシュメモリ620に格納されている縦長画像倍率を読み出し、該縦長画像倍率に応じて縦長基準画像を縮小するとともに、該縮小された画像が、画像形成パネル230に形成されている画像に対して時計回りに90°回転するように画像処理を行う。そして、その画像処理の結果に基づいて画像形成パネル230を制御する。これにより、観察者G及びHに対して見やすい画像が投影される(図16参照)。そして、CPU610は、投影モードとして、「モード4」をRAM630に保存する。
(7)このように、−回転ボタン720あるいは+回転ボタン710が押される度に、投影画像は、横長画像→縦画像長→横長画像→縦長画像→・・・・・・となる。そして、横長画像のときは横長画像倍率に応じて横長基準画像の画像サイズが縮小され、縦長画像のときは縦長画像倍率に応じて縦長基準画像の画像サイズが縮小される。従って、最初に被投影面の大きさに合わせて横長画像倍率と縦長画像倍率を設定しておけば、−回転ボタン720あるいは+回転ボタン710を押すだけで、最適な画像サイズの投影画像を得ることができる。
ところで、CPU610は、上記「モード1」あるいは「モード3」のときに、ユーザが倍率入力装置730を用いてデジタルズームの倍率を変更すると、次に−回転ボタン720あるいは+回転ボタン710が押されたときに、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率を、該変更された倍率に更新する。
また、CPU610は、上記「モード2」あるいは「モード4」のときに、ユーザが倍率入力装置730を用いてデジタルズームの倍率を変更すると、次に−回転ボタン720あるいは+回転ボタン710が押されたときに、フラッシュメモリ620に格納されている縦長画像倍率を、該変更された倍率に更新する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係るプロジェクタ装置1000では、+回転ボタン710と−回転ボタン720とから本発明の選択手段が構成されている。また、主制御装置600によって本発明の処理装置が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係るプロジェクタ装置1000によると、照明系100、画像形成パネル230、レンズ系300、2つの凹面鏡(210、410)、平面鏡430、主制御装置600、+回転ボタン710、−回転ボタン720などを備えている。
そして、主制御装置600は、CPU610、フラッシュメモリ620、RAM630などを有している。
CPU610は、−回転ボタン720が押されると画像形成パネル230に形成されている画像を反時計回りに90°回転させ、+回転ボタン710が押されると画像形成パネル230に形成されている画像を時計回りに90°回転させる。そして、CPU610は、投影画像が横長になるときは、フラッシュメモリ620に格納されている横長画像倍率に応じて画像形成パネル230に形成される画像の画像サイズを縮小し、投影画像が縦長になるときは、フラッシュメモリ620に格納されている縦長画像倍率に応じて画像形成パネル230に形成される画像の画像サイズを縮小する。
この場合、ユーザは、−回転ボタン720あるいは+回転ボタン710を押すだけで、自分にとって最も見やすい投影画像を得ることができる。
そこで、プロジェクタ装置の投影サイズよりも被投影面が小さく、かつ投影画像を縦横切り替える場合であっても、その都度倍率を調整する必要はない。すなわち、操作性良く常に適切な投影画像を得ることができる。
なお、上記実施形態において、プロジェクタ装置1000は、一例として図17に示されるように、被投影面を撮像するカメラ550を有しても良い。この場合、主制御装置600は、図18に示されるように、カメラ550からの撮像データに基づいて、横長画像倍率及び縦長画像倍率を演算する倍率演算装置640を有することにより、前記倍率入力装置730が不要となる。そして、ユーザが横長画像倍率及び縦長画像倍率を設定する手間を省くことができる。
ところで、カメラ550は、被投影面及び投影画像を近距離から撮影しなければならないため、魚眼レンズのような広角レンズを備えたカメラであることが好ましい。なお、被投影面を抽出する際には、室内灯のみで撮影しても良いし、全体が白色の画像を投影して撮影しても良い。
倍率演算装置640での処理について、図19を用いて説明する。図19のフローチャートは、倍率演算装置640によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
最初のステップS401では、カメラ550の撮像データを取得する。
次のステップS403では、撮像データにおける画像のひずみを補正する。
次のステップS405では、被投影面のエッジを抽出する。ここでは、テーブルにおける+X側の辺、+Y側の辺、−Y側の辺が抽出される。
次のステップS407では、抽出されたエッジから、被投影面の形状及び大きさを演算する。
次のステップS409では、被投影面の形状及び大きさから、投影可能領域を演算する。なお、投影可能領域は、X軸方向及びY軸方向を辺とする四角形状の領域であり、被投影面に含まれるとともに、その−X側の辺が最近接画像辺の位置とほぼ一致している。
次のステップS411では、投影可能領域に基づいて、横長画像倍率を算出する。ここで算出された横長画像倍率は、CPU610を介してフラッシュメモリ620に格納される。
次のステップS413では、投影可能領域に基づいて、縦長画像倍率を算出する。ここで算出された縦長画像倍率は、CPU610を介してフラッシュメモリ620に格納される。
なお、上記実施形態では、選択手段として+回転ボタン710と−回転ボタン720が設けられる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、+回転ボタン710及び−回転ボタン720のいずれかが設けられていても良い。
また、上記実施形態において、CPU610によるプログラムに従う処理の少なくとも一部をハードウェアによって構成することとしても良いし、あるいは全てをハードウェアによって構成することとしても良い。
また、上記実施形態では、選択手段によって投影画像が90°毎に回転される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、投影画像が30°毎に回転されても良いし、60°毎に回転されても良いし、120°毎に回転されても良い。
また、上記実施形態において、凹面鏡410で反射された光束が、被投影面に向かっても良い。この場合は、前記平面鏡430は不要である。
以上説明したように、本発明のプロジェクタ装置によれば、操作性を向上させるのに適している。
100…照明系、210…凹面鏡、230…画像形成パネル(画像形成素子)、300…レンズ系(光学系の一部)、410…凹面鏡(光学系の一部)、430…平面鏡(光学系の一部)、550…カメラ(撮像装置)、600…主制御装置、610…CPU(処理装置)、620…フラッシュメモリ(メモリ)、640…倍率演算装置、710…+回転ボタン(第1操作部)、720…−回転ボタン(第2操作部)、730…倍率入力装置(倍率調整手段)、1000…プロジェクタ装置、1010…筐体、2000…外部装置。
特開2008−250281号公報 特開2005−148595号公報

Claims (8)

  1. 画像が形成される領域が第1の方向を長手方向とする長方形状の画像形成素子と;
    前記画像形成素子上の画像の拡大像を被投影面に投影する光学系と;
    前記被投影面に投影される画像として、長手方向が前記第1の方向に平行な第1投影画像、及び長手方向が前記第1の方向と異なる第2の方向に平行な第2投影画像のいずれかを選択するための選択手段と;
    前記選択手段での選択結果に応じて、前記被投影面に前記第1投影画像が投影されるときの倍率である第1倍率、及び前記被投影面に前記第2投影画像が投影されるときの倍率である第2倍率のいずれかに基づいて前記画像形成素子上の画像サイズを変更する処理装置と;を備え
    前記第1倍率は、利用者が設定した倍率であり、
    前記第2倍率は、前記第2投影画像の長手方向が前記画像形成素子の画像が形成される領域の第2の方向いっぱいに表示される倍率であるプロジェクタ装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ装置と、
    前記プロジェクタ装置が投影する投影像が投影される被投影面と、を備えるプロジェクタシステムにおいて、
    前記第1投影画像が投影されている場合、前記被投影面は、前記第1投影画像の投影像の長手方向の長さよりも、前記第1投影画像の投影像の短手方向の長さの方が長いことを特徴とするプロジェクタシステム。
  3. 前記第1投影画像が投影されている場合、前記被投影面の前記第1投影画像の投影像の短手方向の長さは、前記画像形成素子に倍率0.55で形成された前記第1投影画像の投影像の長手方向よりも長いことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタシステム。
  4. 前記第1投影画像が投影されている場合、前記被投影面の前記第1投影画像の投影像の短手方向の長さは、前記画像形成素子に倍率1で形成された前記第1投影画像の投影像の短手方向よりも短いことを特徴とする請求項2又は3に記載のプロジェクタシステム。
  5. 前記第2の方向は、前記第1の方向に直交する方向であることを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ装置。
  6. 前記処理装置は、前記選択手段で前記第2投影画像が選択されると、前記被投影面に投影される前記第2投影画像の4つの辺における最も近い辺の位置が実質的に変動しないように、前記第2倍率に基づいて前記画像形成素子上の画像サイズを変更することを特徴とする請求項に記載のプロジェクタ装置。
  7. 前記選択手段は、前記被投影面に投影されている画像を90°回転させることを指示する操作部を含むことを特徴とする請求項又はに記載のプロジェクタ装置。
  8. 前記選択手段は、前記被投影面に投影されている画像を時計回りに90°回転させることを指示する第1操作部と、前記被投影面に投影されている画像を反時計回りに90°回転させることを指示する第2操作部とを含むことを特徴とする請求項5又は6に記載のプロジェクタ装置。

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