JP2007043817A - 回転電機の回転子冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転子の冷却効果を向上する。
【解決手段】回転電機の回転軸4の一端から軸方向に先端閉塞の冷却用穴4aを設け、冷却用穴4aに外部から挿入されたパイプ14の先端を冷却用穴4aの先端に固定された軸受16に軸受支持部17を介して支持し、パイプ14内に供給された冷却液をパイプ14の先端からパイプ14の外周と冷却用穴4aとの間に通流させ、冷却用穴4aの開口端から排出部材10及び排出管11を介して排出させる。
【選択図】図1
【解決手段】回転電機の回転軸4の一端から軸方向に先端閉塞の冷却用穴4aを設け、冷却用穴4aに外部から挿入されたパイプ14の先端を冷却用穴4aの先端に固定された軸受16に軸受支持部17を介して支持し、パイプ14内に供給された冷却液をパイプ14の先端からパイプ14の外周と冷却用穴4aとの間に通流させ、冷却用穴4aの開口端から排出部材10及び排出管11を介して排出させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、回転電機の回転子冷却装置に関するものである。
図2及び図3は特許文献1に示された従来の回転電機の縦断正面図及びそのA部拡大図を示し、1は支持板2上に支持台3を介して固定支持されたフレーム、4はフレーム1に軸受5を介して回転自在に支持された回転軸であり、回転軸4の外周には回転子6が取り付けられ、フレーム1の内周には固定子7が取り付けられる。又、回転軸4の軸芯においては一端から他端方向に先端が閉塞された冷却用穴4aが形成され、冷却用穴4a内にはパイプ8が円周方向に等間隔に配置された複数のスペーサ9を介して挿入、固定されている。
又、フレーム1の冷却用穴4aの開口端側の側部には有底円筒状の排出部材10が回転軸4の端部及び軸受5を覆うように取り付けられる。排出部材10には、内径側に突出した突出部10aが形成され、突出部10aと回転軸4の端部外周との間には僅かな隙間が形成され、排出部材10の端部と突出部10aとの間には冷却液を溜めるための貯溜部10bが形成される。また、貯溜部10bの下部には冷却液の排出孔10cが形成され、排出孔10cには排出管11が接続される。又、排出部材10の端部の中心には外部から冷却液を供給する供給管12の端部が密接に挿入され、供給管12の先端はパイプ8の一端に隙間を有して挿入される。
次に、上記した回転電機の動作について説明する。回転子6は回転軸4と一体に回転する。供給管12から冷却液を供給すると、冷却液は回転軸4と共に回転するパイプ8内の一端に流入し、パイプ8の一端から他端へと貫流した後、冷却用穴4aの閉塞端で折り返し、パイプ8の外周と冷却用穴4aとの間を一端から他端へと流れ、冷却用穴4aの開口端から貯溜部10bに流下して溜り、排出管11から排出される。この冷却液の通流により回転子6が冷却される。
この発明に関連するその他の先行技術文献情報としては、特許文献2がある。
特開2004−96865号公報
特開2001−19775号公報
図2及び図3に示された従来の回転電機の回転子冷却装置においては、パイプ8の端部と供給管12の先端との間に隙間があるために、供給管12の先端からパイプ8内に流入した冷却液の一部がこの隙間から矢印13に示すように漏れ出ることになり、このパイプ8の流入端側から漏れ出た冷却液はパイプ8や冷却用穴4aの内部を通流しないので、回転子の冷却に寄与しない。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、回転子の冷却効果を向上することができる回転電機の回転子冷却装置を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係る回転電機の回転子冷却装置は、回転電機の回転軸の一端から軸方向に設けられた先端閉塞の冷却用穴と、冷却液が供給されるとともに、外部から冷却用穴に挿入され、冷却用穴の先端に設けられた軸受に支持されたパイプとを備え、パイプ内に供給された冷却液をパイプの先端部からパイプの外周と回転軸の冷却用穴との間に通流させるようにしたものである。
この発明の請求項2に係る回転電機の回転子冷却装置は、回転電機の回転軸の一端から軸方向に設けられた先端閉塞の冷却用穴と、冷却用穴の先端に固定された軸受支持部と、軸受支持部を介して支持された軸受と、先端が軸受連結部を介して軸受に支持されたパイプと、前記軸受連結部にパイプの先端と回転軸の冷却用穴とを連通する連通孔とを備えたものである。
以上のようにこの発明によれば、回転電機の回転軸の一端から軸方向に先端閉塞の冷却用穴が設けられ、この冷却用穴に外部から挿入されたパイプの先端を冷却用穴の先端に設けられた軸受により支持しており、パイプ内に供給された冷却液はパイプの先端からパイプの外周と回転軸の冷却用穴との間に確実に通流され、冷却液が流入端側から漏れ出ることはなくなり、冷却液による冷却効果が向上する。又、従来、パイプを支持するために設けられていたスペーサが不要となるので、これによっても冷却液の通流が良好となり、冷却効果が向上する。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1(a),(b)はこの発明の実施最良形態による回転電機の縦断正面図及びそのB部拡大図を示し、14は外部から排出部材10に挿通され、回転軸4の冷却用穴4aに開口端側から挿入されたパイプであり、冷却用穴4aの先端には軸受支持部15が嵌合固定され、軸受支持部15には軸受16が取り付けられる。パイプ14の先端には一端が軸受16の外周に取り付けられた有底円筒状の軸受連結部17の他端が取り付けられ、軸受連結部17の他端には連通孔17aが形成される。その他の構成は従来と同様である。
次に、上記構成の動作を説明する。パイプ14の先端は軸受連結部17を介して軸受16により支持されており、回転軸4が回転してもパイプ14は回転しない。冷却液は外部からパイプ14内に供給され、パイプ14の先端から軸受連結部17内に入り、軸受連結部17の連通孔17aを通ってパイプ14の外周と冷却用穴4aとの間に流入し、冷却用穴4aの開口端から排出部材10の貯溜部10bに流下して溜り、排出管11から排出される。この冷却液の通流により、回転子6は冷却される。
なお、冷却液としては水等が用いられる。
上記した実施最良形態においては、冷却液は回転軸4の冷却用穴4a内に挿入されたパイプ14内を通流した後、パイプ14の外周と冷却用穴4aとの間を通流し、冷却液が流入側において漏れ出ることはなくなり、冷却液による回転子6の冷却効果が向上する。又、従来、パイプを支持するために設けられていたスペーサ9が不要となるので、パイプ14の外周と冷却用穴4aとの間の通流抵抗が減少し、冷却液の通流が良好となり、これによっても回転子6の冷却効果が向上する。
1…フレーム
4…回転軸
4a…冷却用穴
5,16…軸受
6…回転子
10…排出部材
11…排出管
14…パイプ
15…軸受支持部
17…軸受連結部
17a…連通孔
4…回転軸
4a…冷却用穴
5,16…軸受
6…回転子
10…排出部材
11…排出管
14…パイプ
15…軸受支持部
17…軸受連結部
17a…連通孔
Claims (2)
- 回転電機の回転軸の一端から軸方向に設けられた先端閉塞の冷却用穴と、冷却液が供給されるとともに、冷却用穴に外部から挿入され、冷却用穴の先端に設けられた軸受に支持されたパイプとを備え、パイプ内に供給された冷却液をパイプの先端部からパイプの外周と回転軸の冷却用穴との間に通流させるようにしたことを特徴とする回転電機の回転子冷却装置。
- 回転電機の回転軸の一端から軸方向に設けられた先端閉塞の冷却用穴と、冷却用穴の先端に固定された軸受支持部と、軸受支持部を介して支持された軸受と、先端が軸受連結部を介して軸受に支持されたパイプと、前記軸受連結部にパイプの先端と回転軸の冷却用穴とを連通する連通孔とを備えたことを特徴とする回転電機の回転子冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224820A JP2007043817A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 回転電機の回転子冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224820A JP2007043817A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 回転電機の回転子冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007043817A true JP2007043817A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37801283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005224820A Pending JP2007043817A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 回転電機の回転子冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007043817A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-08-03 JP JP2005224820A patent/JP2007043817A/ja active Pending
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