JP2007042463A - コネクタ及びこれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンタクトを基板等に固着するための半田によるフラックス等の飛散物がコンタクトの接点部に付着を防止し、電気的接続の確実性の向上を図り、コネクタの品質の向上を図る。
【解決手段】 インシュレータ2に保持され相互に接点部6を有する2つのコンタクト3,4を備え、少なくとも一方のコンタクト3が内部基板5に半田52にて接続されているコネクタ1であって、コンタクト4と内部基板5との半田付け部51,52と接点部6との間に、半田付け部51,52からの飛散物が接点部6に到達しないよう遮る遮蔽部材44を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタにかかり、特に、基板に半田付けされるコンタクトとこれに接触する他のコンタクトとを備えたコネクタに関する。
従来のコネクタの一例を特許文献1及び特許文献2に示す。特許文献1に示すコネクタは、例えば携帯電話に搭載されるコネクタであって、電源コードに接続されて充電用に用いられるコネクタである。その構成例を図5乃至図6に示す。
図5(a)は、携帯電話100の下端面を示しており、かかる下端面にコネクタ101が装備されている。そして、図5(b)には、コネクタ101のみを示す。この図に示すように、コネクタ101の中央には、外部インターフェース101aが装備されており(図5(b)参照)、通常は保護カバー101cにて覆われている(図5(a)参照)。そして、コネクタ101の両端には、外部に露出する外部接触端子部101bが形成されている。この外部接触端子部101bの構成について、さらに図5(c)を参照して説明する。図5(c)は、コネクタ101の外部接触端子部101b付近の拡大構成図を示す。また、図6には、かかる部分の中央断面図を示す。
図5(c)、図6に示すように、外部接触端子部101bは、インシュレータ102に保持された2つのコンタクトを備えて構成されており、外部に露出する第1のコンタクト103と、これに接触し内部基板105と接続された第2のコンタクト104と、を有している。そして、インシュレータ102は、基板105に搭載され、上下方向に貫通する孔であるコンタクト収容部121を形成している。また、このコンタクト収容部121の上記第1のコンタクト103が当接する壁面には、当該第1のコンタクト103を外部に露出して外部接触端子部101bを形成する開口部122が形成されている。
そして、第1のコンタクト103は、略L字状に曲折された板状の導電性部材であって、インシュレータ102に形成されたコンタクト収容部121に収容されて保持される。このとき、第1のコンタクト103の一面131が開口部122に位置するよう収容する。また、第2のコンタクト104は、U字状に折り返されてばね性を有するよう形成された板状の導電性部材であり、インシュレータ102のコンタクト収容部121に収容されて保持される。このとき、第2のコンタクト104は、一方の足部141がインシュレータ102の開口部122に対面する内壁面と当接し、その端部が基板5に接続されている。そして、他方の足部142は開口部122を覆う第1のコンタクト103と当接される。従って、他方の足部142の端部には、第1のコンタクト103に接触しやすいようU字状の外側に向かって突出して曲折された接触部143が形成されている。これにより、インシュレータ102のコンタクト収容部21内で、第1のコンタクト103の一面131と第2のコンタクト104の接触部43とが接触し、接点点106を形成している。
特開平11−339900号公報 特開2005−5097号公報
一方で、コネクタは、近年では小型化の要望や基板の実装スペースの削減の状況下から、特許文献2に示すように、第2のコンタクト104の直下に基板105が配置されている。これに伴い、図6に示すように、第2のコンタクト104を半田付けする箇所となる基板105のスルーホール151及びここに充填される半田152も、当該第2のコンタクト104直下に配置されることとなる。
ここで、第2のコンタクト104を基板105に固定するために用いられる半田152には、フラックスと呼ばれる絶縁物の含有量が高いものがある。そのような半田を使用した場合には、半田付けするためのリフロー炉に投入した際に、半田よりフラックスが溶け出し、周囲に飛散することがある。
そして、上述した図6に示す従来構造のコネクタ101においては、2つのコンタクト103,104の接点部106と半田付け部151,152とを直線にて結ぶ経路に障害物がなく、このため、スルーホール151の半田152から溶け出して飛散するフラックスが、接点部106に付着するおそれがある(点線矢印参照)。すると、接点部106に付着したフラックスにより、2つのコンタクトの電気的接続が阻害されてしまうことがある、という問題が生じる。
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、コンタクトを基板等に固着するための半田によるフラックス等の飛散物がコンタクトの接点部に付着を防止し、電気的接続の確実性の向上を図り、コネクタの品質の向上を図る、ことをその目的とする。
そこで、本発明であるコネクタは、インシュレータに保持され相互に接点部を有する2つのコンタクトを備え、少なくとも一方の前記コンタクトが内部基板に半田にて接続されているコネクタであって、コンタクトと内部基板との半田付け部と接点部との間に、半田付け部からの飛散物が接点部に到達しないよう遮る遮蔽部材を設けた、ことを特徴としている。
上記発明によると、リフロー炉などにて半田付けする際に、半田付け部から半田に含まれるフラックスなどが溶け出して周囲に飛散したとしても、かかる飛散物が遮蔽部材に遮られ、コンタクトの接点部にまで飛散することを防止することができる。これにより、フラックスなどの絶縁物が接点部に付着することを抑制でき、コンタクト間の電気的接続を維持することができ、コネクタの品質の向上を図ることができる。
また、遮蔽部材を、コネクタの構成部品の一部にて形成した、ことを特徴としており、特に、遮蔽部材を、コンタクトの一部にて形成すると望ましい。このとき、遮蔽部材を、コンタクトの接点部よりも先端側にて形成すると望ましく、さらには、遮蔽部材を、コンタクトの接点部よりも先端側の端部を延設して形成するとなお望ましい。そして、具体的には、少なくとも一方のコンタクトは、ばね性を有するよう曲折された折り返し部を備え、この折り返し部の一部が他方のコンタクトに接触する接点部を形成すると共に、コンタクトの折り返し部の先端側にて遮蔽部材を形成するとよい。
このように、コネクタの構成部品で遮蔽部材を形成することで、新たな部品を追加することなく、簡易な構成かつ低コストにて高品質のコネクタを製造することができる。そして、コンタクトの一部で遮蔽部材を形成した場合には、接点部に近い場所でより効果的に遮蔽することができる。さらに、コンタクトの接点部よりも先端側にて遮蔽部材を形成することで、飛散物が遮蔽部材に付着したとしてもコンタクトの電気的接続の妨げとなることを抑制することができる。
また、遮蔽部材を形成するコンタクトの延設部にて他のコンタクトとの新たな接点部を形成した、ことを特徴としている。これにより、コンタクト間の接続の確実性を高めつつ、遮蔽部材として延設した部分を効果的に利用することができる。
また、延設部を形成した一方のコンタクトは内部基板に半田付けされるコンタクトであると共に、他方のコンタクトはインシュレータに対して着脱可能に保持されているコンタクトである、ことを特徴としている。このように、基板に固定されるコンタクトに延設部を形成することで、インシュレータから着脱可能な他方のコンタクトの着脱動作の妨げとなることを抑制でき、容易に交換作業を行うことができる。
そして、他方のコンタクトにて、インシュレータから外部に露出する外部接続用コンタクトを形成することで、かかる構成のコネクタを装備した電子機器、特に、外部接続用コンタクトを充電用端子とする携帯型電子機器に利用することができる。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、リフロー炉などにて半田付けする際に、半田付け部から半田に含まれるフラックスなどが溶け出して周囲に飛散したとしても、かかる飛散物が遮蔽部材に遮られ、コンタクトの接点部にまで飛散することを防止することができ、これにより、フラックスなどの絶縁物が接点部に付着することを抑制でき、コンタクト間の電気的接続を維持することができため、コネクタの品質の向上を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
本発明であるコネクタは、コンタクト間の接点部と半田付け部との間に、半田からの飛散物を遮る遮蔽部材を設けることに特徴を有する。以下、コネクタの構成を各実施例を参照して説明する。
本発明の第1の実施例を、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、コネクタの構成を示す断面図である。図2は、コネクタのコンタクトの交換時の様子を示す説明図である。図3は、コンタクトの変形例を示す断面図である。
[構成]
本実施例におけるコネクタ1は、上記従来例において説明したコネクタ101と同様に、携帯電話の端部などに搭載されるコネクタであって、電源コードに接続されて充電用に用いられる外部接触端子部31aを有するコネクタである。つまり、図示しないが、コネクタ1の中央には、電源コードの端部に設けられたコード側コネクタが嵌合接続される外部インターフェースが装備されており、その両端に、電源コードが接続されたクレードルに形成された接触端子と接触接続される外部接触端子部31aが形成されている。以下では、この外部接触端子部31aを構成するコネクタを、本発明のコネクタ1の一例として説明する。
但し、本発明であるコネクタ1は、必ずしも外部接触端子部31aを形成するコネクタであることに限定されない。後述するように、2つのコンタクトが接触するよう構成されるコネクタであればよい。また、本発明のコネクタ1は、電源接続のために用いられることに限定されず、他の接続に用いられてもよい。さらには、携帯電話に搭載されることに限定されず、他の電子機器に搭載されてもよい。
図1に示すように、本実施例におけるコネクタ1は、相互に接触して接点部6を有する2つのコンタクト3,4と、これらコンタクトを保持するインシュレータ2と、コンタクト4に接続する内部基板5(以下、単に「基板」と言う)と、を備えている。そして、インシュレータ2が基板5に搭載され、当該基板5上に形成されている配線がインシュレータ2に保持されている第2のコンタクト4に接続され、さらに第1のコンタクト3に接続される。これにより、第1のコンタクト3にて、外部接触端子部31aが形成される。以下、さらに詳述する。
インシュレータ2は、従来例のコネクタと同様の構成を採っている。まず、図1に示すように、外部接触端子部31aが形成される一端面付近に、当該端面に沿って(図1では上下方向に)貫通するコンタクト収容部21が形成されている。そして、コンタクト収容部21のインシュレータ2の一端面側の壁面には、当該収容部21から外部に通ずる開口部22が形成されている。また、この開口部22が形成されるコンタクト収容部21の内壁面側には、後述するように第1のコンタクト3を嵌合可能なよう当該コンタクト3の厚みとほぼ同一の幅を有するガイド溝21aが形成されている。そして、上記コンタクト収容部21には、第1のコンタクト3と第2のコンタクト4が接触されて収容される。
第1のコンタクト3は、略L字状に曲折された板状の導電性部材であり、インシュレータ2に形成されたコンタクト収容部21の孔方向に沿って配置される長辺部31と、この長辺部31に対してほぼ直角に曲折された短辺部32と、によって構成されている。そして、長辺部31の開口部22側に位置する面は、当該開口部22から外部に露出されて外部接触端子部31aを形成し、短辺部32は、コンタクト収容部21の上部を塞ぐよう配置される。なお、第1のコンタクト3は、図2に示すように、コンタクト収容部21から挿抜可能であり、長辺部31をガイド溝21aに嵌合させ、短辺部32を把持してコンタクト収容部21の孔方向に沿って上下にスライド移動させることで、容易に着脱することができる。
第2のコンタクト4は、U字状に曲折され、その曲折部分である折り返し部がばね性を有するよう形成された板状の導電性部材である。そして、折り返されていることから、インシュレータ2のコンタクト収容部21の孔方向に沿ってほぼ並列に配置される一方の足部41及び他方の足部42を形成している。一方の足部41の端部は、コンタクト収容部21の下方から突出して配置され、かかる突出部分は基板5に形成されたスルーホール51に挿通され、当該スルーホール51に充填された半田52にて半田付けされる。これにより、第2のコンタクト4が、基板5上の回路と接続されることとなる。なお、本実施例においては、基板5のスルーホール51の位置、つまり、半田付け部が、当該第2のコンタクト4の一方の足部41の直下に配置されることとなる。また、一方の足部41は、コンタクト収容部21の開口部22に対面する内壁面と当接するよう配置される。
そして、第2のコンタクト4の他方の足部42は、コンタクト収容部21内部で折り返されて一方の足部41と同じ方向に延びるよう形成されている。このとき、第2のコンタクト4は、折り返し部分がばね性を有していることから、両足部41,42が相互に離間して開く方向に常時付勢された状態になっているが、このばねを縮めた状態、つまり、ばねによる付勢力に抗して両足部41,42が開ききらないような状態にして、コンタクト収容部21に収容される。すると、一方の足部41はコンタクト収容部21の内壁を、他方の足部42は第1のコンタクト3の長辺部31の内面を、それぞれ常時押圧した状態となる。
また、第2のコンタクト4の他方の足部42の端部付近には、U字形状である第2のコンタクト自身の外側に向かって凸状となるよう曲折された接触部43が形成されている。この接触部43は、第2のコンタクト4の上述した開く力によって第1のコンタクト3の長辺部31に押さえつけられ、これにより、両コンタクト3,4が接点部6にて接触される。すると、第1のコンタクト3が、第2のコンタクト4を介して基板5に接続されることとなる。
さらに、第2のコンタクト4の他方の足部42には、上記接触部43からさらに端部方向に延設された延設部44(遮蔽部材)が形成されている。この延設部44は、特に、基板5のスルーホール51及びここに充填される半田52(以下、「半田付け部」という)と、第1のコンタクト3と第2のコンタクト4との接点部6と、を結ぶ直線上に位置するよう延設されたものである(図1の矢印Y1参照)。従って、他方の足部42の端部は、当該足部42の長手方向に沿って、つまり、一方の足部41と並列に、コンタクト収容部21の下端側に向かって延びて形成されている。なお、図1の例では、延設部44を、さらにコンタクト収容部21の開口部22が形成されている側の壁面に向かって曲折して形成してある。これにより、半田付け部51,52から接点部6に通ずる経路を狭く、あるいは、遮断するよう形成される。
[動作]
次に、上記構成のコネクタ1を製造するときの動作を説明する。まず、図1に示すように、第1のコンタクト3と第2のコンタクト4とをコンタクト収容部21に収容すると共に、基板5のスルーホール51に第2のコンタクト4の一方の足部41の端部を配置し、半田5を充填する。そして、半田付けを行うべく、かかるコネクタ1をリフロー炉に投入する。すると、半田からフラックスが溶け出し、この絶縁物であるフラックスが周囲に飛散することがある。この飛散したフラックスには、図1の矢印Y1に示すように両コンタクト3,4の接点部6に向かうものがあるが、かかるフラックスは延設部44にて遮られ、当該延設部44に付着する。さらには、延設部44にて半田付け部51,52から接点部6へと通じる経路が狭くなっていることから、かかる経路からフラックスなどの飛散物が接点部6に付着することを有効に抑制することができる。従って、製造時にコンタクト間の電気的接続が阻害されることを抑制でき、コネクタ1の品質の向上を図ることができる。
特に、コンタクト4の一部で遮蔽部材を形成しているため、接点部6に近い場所でより効果的に半田付け部51,52からの飛散物を遮ることができる。そして、上述したように、コンタクト1の接点部6よりも先端側において延設部44にて遮蔽部材を形成することで、飛散物がコンタクト4の延設部44に付着したとしても当該コンタクト3,4の電気的接続の妨げとなることを抑制することができる。
なお、コネクタ1をリフロー炉に投入して半田付けする際には、第1のコンタクト3を装着していない状態であってもよい。かかる場合であっても、延設部44にて第2のコンタクト4の接触部43である接点部6となりうる箇所に、半田からの飛散物が付着することを抑制することができる。
ここで、本実施例におけるコネクタ1では、第2のコンタクト4は基板5に半田付けされているために取り外しは容易ではないが、第1のコンタクト3は取り外しが容易である。従って、図2に示すように、第1のコンタクト3を矢印Y2のようにコンタクト収容部21から上下方向に挿抜することで、着脱を容易に行うことができる。なお、第1のコンタクト3を取り外した際には、図2に示すように第2のコンタクト4の他方の足部42が、インシュレータ2の開口部22側に開いた状態になるが、第1のコンタクト3が新たにガイド溝21aに沿って収容されることで、長辺部31にて押圧されて図1に示す状態、つまり、両足部41,42の間隔が狭まり、さらに、接点部6にて両コンタクト3,4が接触された状態となる。従って、本実施例に示すように、第1のコンタクト3が外部に露出される外部接触端子部31aを形成するコネクタ1の場合には、その使用により第1のコンタクト3に汚れ、損傷などが生じたときに、かかる第1のコンタクト3を容易に交換することができる。このとき、上述した半田からの飛散物を遮る延設部44は第2のコンタクト4に形成されていることから、交換時の妨げとはならない。
なお、上述のように、第2のコンタクトの接触部43の先端側に形成した延設部44の形状は、図1に示す円弧状の形状に限定されない。例えば、図3に示すように、接触部43から所定の角度にて角張って折れ曲げられた形状(符号44’に示す延設部)であってもよい。かかる形状であっても、矢印Y3に示すように、第2のコンタクト4と基板5との半田付け部51,52と、両コンタクト3,4の接点部6と、を結ぶ直線状に延設部44’が位置するよう形成する。但し、延設部44’(上記延設部44も同様に)は、必ずしも接点部6と半田付け部51,52とを結ぶ直線状に位置する必要は無く、半田付け部51,52と接点部6とが通ずる経路上に形成されていて、接点部6への半田付け部51,52からの飛散物を遮るよう機能すればよい。
さらに、上記では、半田付け部51,52からの飛散物を遮る遮蔽部材を、コンタクト4の先端部を延設して形成する場合を例示したが、コンタクト4の他の部位を遮蔽部材とし半田付け部51,52と接点部6とが通ずる経路上に配置されるようにコネクタ1を形成してもよい。また、遮蔽部材を第2のコンタクト4にて形成することに限らず、第1のコンタクト3の一部にて形成してもよく、さらには、コネクタ1を構成するさらに他の部品(例えば、インシュレータ2の一部)にて形成してもよい。これにより、新たな部品を追加することなく、簡易な構成かつ低コストにて高品質のコネクタ1を製造することができる。
また、コネクタ1自体の形状は、もちろん上記形状に限定されない。つまり、必ずしも外部接触端子部31bを形成するコネクタ1である必要は無く、さらには、上記形状のコンタクト3,4を有するコネクタ1であることに限定されない。
次に、本発明の第2の実施例について、図4を参照して説明する。図4は、本実施例におけるコネクタ1の構成を示す断面図である。
本実施例におけるコネクタ1の構成は、図4に示すように、上述した第1の実施例にて説明したコネクタとほぼ同様である。但し、本実施例では、第2のコンタクト4の形状が異なる。以下、これについて詳述する。
本実施例における第2のコンタクト4は、上記実施例1と同様に、他方の足部42の接触部43よりも先端側に形成された延設部44のさらに先端側に、別途第1のコンタクト3と接触する第2の接触部45が形成されている。この第2の接触部45の形状は、上記接触部43とほぼ同一で、外側に向かって突出する凸状に曲折された形状である。このため、他方の足部42の先端部付近は、外側に向かって2つの凸部が形成されるよう波状に曲折されて形成されている。
これにより、コンタクト収容部21に収容された第2のコンタクト4は、第1のコンタクト3の長辺部に、2つの凸部が接触するようになる。つまり、上述した接点部6に加え、第2の接触部45が第1のコンタクト3に接触することによって第2の接点部61も形成される。従って、半田付け部51,52からの飛散物を遮るために形成したコンタクト4の延設部分を利用して、さらにコンタクト3,4間の接続の確実性を高めることができる。
そして、特に、他方の足部42の先端部付近は、先端部側に位置するほどその板厚が薄く形成されており、剛性が弱く弾性変形するよう形成されている。また、先端側の位置ほど一方の足部41から離間するよう、つまり、U字形状の開口部分が広がるよう形成されている。これにより、第2のコンタクト4が第1のコンタクト3と当接して押圧されると、2つの接触部43,45付近が第1のコンタクト3の長辺部31に沿って弾性変形し、当該2つの接触部43,45を同時に接触させることができる。
なお、本実施例におけるコネクタ1、特に、第2のコンタクト4は、上述した形状に限定されない。例えば、上述した実施例1のように、延設部44が円弧状に形成されていることに限定されない。
本発明は、携帯電話の電源端子などを形成するコネクタとして利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
実施例1におけるコネクタの構成を示す断面図である。 実施例1におけるコネクタにて、第1のコンタクトを交換するときの様子を示す説明図である。 実施例1におけるコネクタの構成を示す断面図であり、第2のコンタクトの変形例を示す。 実施例2におけるコネクタの構成を示す断面図である。 従来例におけるコネクタの構成を示す図である。図5(a)は携帯電話に装着されているコネクタを示し、図5(b)はコネクタの形状の概略を示す。図5(c)は、コネクタの一部である外部接触端子部の構成を示す。 従来例におけるコネクタの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 インシュレータ
3 第1のコンタクト
4 第2のコンタクト
5 基板(内部基板)
6 接点部
21 コンタクト収容部
22 開口部
31 長辺部
32 短辺部
41 一方の足部
42 他方の足部
43 接触部
44,44’ 延設部(遮蔽部材)
45 第2の延設部
51 スルーホール(半田付け部)
52 半田(半田付け部)
61 第2の接点部
100 携帯電話
21a ガイド溝
31a 外部接触端子部

Claims (11)

  1. インシュレータに保持され相互に接点部を有する2つのコンタクトを備え、少なくとも一方の前記コンタクトが内部基板に半田にて接続されているコネクタであって、
    前記コンタクトと前記内部基板との半田付け部と前記接点部との間に、前記半田付け部からの飛散物が前記接点部に到達しないよう遮る遮蔽部材を設けた、
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記遮蔽部材を、コネクタの構成部品の一部にて形成した、ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記遮蔽部材を、前記コンタクトの一部にて形成した、ことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記遮蔽部材を、前記コンタクトの接点部よりも先端側にて形成した、ことを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記遮蔽部材を、前記コンタクトの接点部よりも先端側の端部を延設して形成した、ことを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 少なくとも一方の前記コンタクトは、ばね性を有するよう曲折された折り返し部を備え、この折り返し部の一部が前記他方のコンタクトに接触する接点部を形成すると共に、
    前記コンタクトの折り返し部の先端側にて前記遮蔽部材を形成した、
    ことを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記遮蔽部材を形成する前記コンタクトの延設部にて他のコンタクトとの新たな接点部を形成した、ことを特徴とする請求項5又は6記載のコネクタ。
  8. 前記延設部を形成した一方のコンタクトは前記内部基板に半田付けされるコンタクトであると共に、他方の前記コンタクトは前記インシュレータに対して着脱可能に保持されているコンタクトである、ことを特徴とする請求項5,6又は7記載のコネクタ。
  9. 前記他方のコンタクトは、前記インシュレータから外部に露出する外部接続用コンタクトである、ことを特徴とする請求項8記載のコネクタ。
  10. 請求項1乃至9記載のコネクタを装備した電子機器。
  11. 前記外部接続用コンタクトを充電用端子とする請求項9記載のコネクタを装備した携帯型電子機器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100952322B1 (ko) 2007-12-17 2010-04-09 케이. 에이. 이 (주) 이동전자장치의 배터리용 리셉터클 커넥터
JP2011037326A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置

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