JP2007041396A - スクリーン及びこれを用いた画像投影装置 - Google Patents

スクリーン及びこれを用いた画像投影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007041396A
JP2007041396A JP2005226857A JP2005226857A JP2007041396A JP 2007041396 A JP2007041396 A JP 2007041396A JP 2005226857 A JP2005226857 A JP 2005226857A JP 2005226857 A JP2005226857 A JP 2005226857A JP 2007041396 A JP2007041396 A JP 2007041396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
light
image
projection
crack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005226857A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kojima
章弘 小嶌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005226857A priority Critical patent/JP2007041396A/ja
Publication of JP2007041396A publication Critical patent/JP2007041396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Abstract

【課題】スペックルの発生を抑制し、かつ高解像度で高品位な投射映像が得られるスクリーン及びこれを用いた画像投影装置を提供する。
【解決手段】投射光で光学像が投影されるスクリーン10であって、このスクリーン10の少なくとも最表面に、亀裂部11が一つ以上形成されて成る構成とする。また、亀裂部11の延長方向の両端部が、保持部11により張力を持って保持されて成る構成とすることによって、パラメトリック励振による振動を発生させスペックルを抑制する。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に投射光により光学像を投影して画像を表示する画像投影装置やマイクロフィルムリーダーなどのスクリーンとして好適なスクリーン及びこれを用いた画像投影装置に関する。
近年、画像をスクリーンに投影するいわゆるプロジェクション型の画像投影装置は、前面投射型、背面投射型を問わず、より小型の光源で、より明るい映像を目指して技術開発されている。
そこで、問題になってきたのは、スクリーンに映し出される画像が、粒子状のノイズを伴いぎらつく、いわゆるスペックルが発生する現象である。
この現象が起こるしくみを図14Aに模式的に示す。スクリーン10の表面に、波長の近い投射光Li1、Li2が同じような位相で照射されると、このスクリーン10の表面が粗く、光の波長程度の凹凸が存在する場合は、表面や界面にてこれらの光が散乱し、その散乱光Lsの間で干渉が起こる。これによって、図14Bに示すように、明暗パターン、いわゆるスペックルが生じる。
この明暗パターンは、1)光の波長が揃っているほど、2)光の位相が揃っているほど、3)光の強度が大きいほど顕著になる。
例えば、近年色再現性の向上を目指して赤、緑及び青色の可視光レーザーを光源とするレーザープロジェクター型の画像投影装置が開発されつつあるが、この画像投影装置においては、レーザーの性質として上記1)、2)が際立っており、このようなレーザーを用いる画像投影装置の実用化にあたっては、上記したスペックル問題を解決することが大きな課題である。
また、通常のライトバルブ(水銀ランプ、ハロゲンランプ等)を用いるプロジェクターにおいても、映像信号変換装置が大面積のCRTプロジェクターから、小型のLCD(液晶)やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)が主流になり、高輝度化することにより問題になってきている。
これに対して、このようなレーザー光源を用いたプロジェクター用のスクリーンに対するスペックル解消法として、スクリーンに振動装置を付加し、スクリーン面を振動させることにより人の眼にスペックルを認識させない方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
スペックル解消法としては、その他拡散板を設けるとか、この拡散板を振動させる方法、また、光路の位相差にばらつきをもたせるように光学系の構成を工夫する方法など、種々の方法が提案されている。しかしながら、これらの方法では、スペックル解消と解像度の確保がトレードオフの関係にあり、解像度を高く保ちながらスペックルを十分解消することが難しい。
これに対して、上述のスクリーンを振動させる方法は、画像の解像度を損なうことなく十分にスペックルを解消できるという大きな利点がある。
特開昭55−65940号公報
上記特許文献1に開示の方法は、スクリーンの一端に圧電素子等を用いた振動装置を設けるものである。したがって、特にスクリーンが大型化した場合は、スクリーン全体を一様に振動させることは難しくなるという問題がある。
また、複数の振動装置を設ける場合には、振動の干渉によって、スクリーンに部分的に不動点が生じてしまい、スクリーンの全面的なスペックル解消が困難となる。
以上の問題に鑑みて、本発明は、前面投射型や背面投射型などの各種の高輝度のプロジェクター、特にレーザーを光源に用いるプロジェクターにおいて問題となるスペックルの発生を抑制し、かつ高解像度で高品位な投射映像が得られるスクリーン及びこれを用いた画像投影装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、投射光で光学像が投影されるスクリーンであって、このスクリーンの少なくとも最表面に、亀裂部が一つ以上形成されて成る構成とする。
そして、本発明は、上述のスクリーンにおいて、このスクリーンの亀裂部の延長方向の両端部が、保持部により張力を持って保持されて成る構成とする。
更に、本発明による画像投影装置は、上述の構成のスクリーンを用いるものである。すなわち、本発明は、光源からの光を空間光変調部によって変調して投影光学部によりスクリーンに投射する画像投影装置であって、このスクリーンは、その少なくとも最表面に、亀裂部が一つ以上形成されて成る構成とする。
上述したように、本発明によるスクリーンは、その少なくとも最表面に亀裂部を1つ以上設ける構成とするものである。このように亀裂部を設けることによって、この部分において振動を誘起することによって、上述したスペックルの発生を効果的に抑制、もしくは回避することができる。
また特に、このスクリーンの亀裂部の延長方向の両端部を、保持部によって張力を持って保持する構成とすることによって、亀裂部により分断されたスクリーンをいわば弦の振動と同じように、固有の振動数をもって振動させることができる。
これにより、スクリーンとは別体の振動装置を何ら用いることなく、すなわち駆動手段を利用することなく、また大面積のスクリーンであっても不動点を生じることなく、効率よくスクリーンを振動させて、スペックルの発生の殆どない画像投影用のスクリーンを提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、スペックルの発生が殆どなく、かつ高解像度で高品位な投射映像が得られるスクリーン及びこれを用いた画像投影装置を提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態の例を説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
先ず、スペックルの発生を振動により抑制する本発明の原理について説明する。
上述したように、スペックルは、光の波長程度、すなわち数百nm程度の凹凸を有する表面性の粗い表面や界面からの干渉光による散乱によって生み出される。しかし、人の眼は、速い動きを捉えることに限界があり、眼で認識するには、10ms程度以上の観測時間が必要である。よって、スペックルがその時間内でランダムに変化すれば、人の眼には、その平均値のみが認識され、スペックルが認識されない。スペックルがランダムに変化するには、光の波長程度、すなわち0.1μm程度変化する表面、境界面があればよいこととなる。
一般に、画像投影用スクリーンに発生するスペックルは、投影される入射光がレーザー光のように完全にコヒーレントな光や、キセノンランプなどのような白色ランプ光のように部分的にコヒーレント性を有する光である場合に、入射光が光拡散層、もしくは光拡散表面を通過する際に、それに含まれる光散乱体により形成される散乱波(コヒーレント成分)が複雑、ランダムに干渉する結果、発生すると考えられている。白色ランプ光のように部分的にコヒーレント性を有する光が入射する場合には、レーザー光ほど顕著なスペックルは発生しないものの、白色光源が点光源に近づくに従って入射光のコヒーレント性が高くなり、スペックルの発生が著しくなってくる。同様に、光源から画像投影用のスクリーンまでの距離を長くしたり、光源からの光を狭い出射範囲内に絞り込んだりした場合にも、入射光のコヒーレント性が高くなりスペックルの発生が著しくなってくる。
そこで、本発明においては、スクリーンの最表面位置に亀裂部を設けることによってこの亀裂部を挟む両端部のスクリーンが部分的に変動し、スクリーンに入射した光による散乱光は、この変動によってその散乱分布や位相が時間的に変化することとなり、スクリーンの解像度の低下を招くことなくスペックルの発生を軽減ないし除去することができる。
本発明において、散乱波の散乱分布や位相を時間的に変化させるとは、例えば、散乱光発生位置を周期的に振動させる場合、その振動させるスクリーンの振動数を10Hz以上、好ましくは50Hz以上、より好ましくは100Hz以上とし、人の目で感知できない程度の速度で時間的に変化させることである。このように、振動するスクリーン面により形成される散乱波の散乱分布や位相を、人の目では感知できない程度の速度で動的に変動させることによって、特異的な静的干渉パターン、すなわちスペックルパターンが形成されず、観察者が投影された画像を観察した場合のぎらつき感を軽減させることができる。
本発明においては、上述したように、1つ以上の亀裂部をスクリーンに設けることによりこの原理を利用してスペックルを効率よく低減するものであり、積極的に加振する場合に限らず、振動を容易に発生させることができるという大きな利点がある。
図1A〜Cを参照して、この原理を詳細に説明する。
前述したように、スペックルを全く見えなくするには、100Hz程度以上でのスクリーン面の変動が必要であり、その変動の振幅は、光の波長程度で良いことから、0.1μm程度振れれば十分である。
このような振動を達成するため、スクリーン10に例えばストライプ状の亀裂部11を設け、スクリーン10をリボン状のスクリーン部10R1〜10R5・・・より成る複数のリボンの集合体として構成し、それらを少なくとも10Hz程度、好ましくは50Hz以上、より好ましくは100Hz以上の固有振動数を持つような矢印t1、t2で示す張力をもって保持部20において保持する。
このような構成のスクリーン10に対し、スクリーン10全体に対して均一でない光強度分布を持つ光を、時間的に変化させるように照射する。通常、動画像をスクリーンに投射するときは、このように、スクリーン全面に渡って均一な強度ではない画像や文字情報など明暗を有する光が照射される。また例えば指向光をスクリーン上に走査して表示する投射型の表示装置では、スクリーン上の特定位置では、周期的に照射量が顕著に変化することとなる。
このとき、全てのリボン状のスクリーン部10R1〜10R5・・・は、その平均の熱膨張による伸びに相当した一定量伸ばされることになり、照射量の各スクリーン部間のバラツキにより、個々のスクリーン部は、そのバラツキに応じた張力変動を受け、このパラメータの変動、特に周期的な変動であればより効果的に、パラメトリック励振が引き起こされる。
すなわち、全てのリボンに均一に光が照射される場合は、図1Bにスクリーン10の概略側面図を示すように、全てのスクリーン部10R1〜10R5・・・の熱膨張量は同じであり、どのスクリーン部にもたわみは生じない。
一方、図1Cの概略側面図に示すように、例えばスクリーン部10R3のみに強い光が照射される場合は、スクリーン部10R3と、それ以外のスクリーン部とでは熱膨張量が異なる。この場合、スクリーン部10R3以外は張力に変化はなく、スクリーン部10R3のみ張力が減少し、たわみを生じる。
この場合、上記図1B及びCに示す過程を繰り返すことによって、スクリーン部10R3の張力の周期的な変動により、このスクリーン10R3は振動を始める。なおこの場合の振動数は、その固有振動数に収斂する。
すなわち、投射光強度が変化することによってスクリーン10の部分的な熱膨張の変動を発生させ、これを利用して、他の付加的な加振装置を用いなくても、スクリーン10を振動させることができることがわかる。
次に、本発明によるスクリーンの各実施形態例について説明する。
以下の各実施形態例においては、スクリーンの画面において観察者が見た状態で垂直方向に亀裂を入れた場合について説明するが、画面横方向、すなわち観察者が見た状態で水平方向に張力を与え、横方向に亀裂を入れた場合も同様にパラメトリック励振により振動を発生させることができる。
〔1〕第1の実施形態例
図2A及びBは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成及び概略側面構成をそれぞれ示す図である。この場合、図2Aに示すように、スクリーン10の垂直方向に延びる亀裂部11が2ヶ所設け、スクリーン部10A〜10Cに3分割した場合を示している。図2Bに示すように、この場合においても、矢印t1、t2で示すように、所定の張力をもってスクリーン10の各部10A〜10Cが保持部20により保持される。この程度のスクリーン10の分割数では、大画面の場合、自らの微振動はあまり期待できないが、例えば偏芯させた物体を回転させ、スクリーン10の各部10A〜10Cに接触させるなどの簡単な機構を設けるのみによって、各部を振動させることができる。この場合、上記特許文献1に記載されているような加振装置を設ける場合に問題となる不動領域の発生の問題を解消することができ、容易にスクリーン10の全面にわたってスペックルの発生を抑えることができる。
〔2〕第2の実施形態例
図3A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、概略断面構成、概略側面構成をそれぞれ示す図である。図3において、図2と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、スクリーン10に設ける亀裂部11の数及び形状を上述の第1の実施形態例と同様とする場合であるが、スクリーン10の各部10A〜10Cを図3Bに示すように、奥行き方向でその端部が重畳するように、すなわちスクリーン部10A及び10Cを観察者側から見た奥側に配置し、スクリーン部10Bを手前に、その両端部がスクリーン部10A及び10Cの一端と重なるように配置した例を示す。このように、奥行き方向にスクリーン10の各部10A〜10Cを重畳させ、亀裂部11において投射光が通過しない構成とする場合は、亀裂部11における光の漏れを回避することができ、例えば背面型の投射型画像投影装置に適用することができる。
この場合においても、上述の第1の実施形態例と同様に、各部を容易に振動させ、スクリーン10の全面的にスペックルの発生を抑制することが可能となる。
〔3〕第3の実施形態例
図4A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、要部の拡大平面構成、概略側面構成をそれぞれ示す図である。図4Bは、図4A中実線Aで囲む領域の拡大平面図である。図4において、図2及び図3と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、スクリーン10に多数の垂直方向に延びる亀裂部11を設け、またこの亀裂部11を周期的に設けることにより、図2及び図3に示す例よりも分割数を増やしてよりスクリーン各部10Rを細くした例を示す。このように、スクリーン10の分割数を増やすに従って、亀裂部11が見え難くなると共に、投射光強度の変動により、スクリーン部10Rが自ら微小振動し易くなる。この場合、別体の加振機構を設けることなく、スペックルの解消を図ることが可能となる。
なお、このような周期的な縦方向の亀裂は、亀裂部の幅が大きいと妨害間を伴うが、眼の解像能力を超える程度、すなわち20CPI程度(CPI:視野角1度あたりの明暗周波数)以上になると、妨害間よりその縦方向ストライプの持つ鮮鋭感が源信号に重ね合わされ、より鮮鋭な画像として人に感知され、本発明の課題であるスペックル解消目的だけでなく、より鮮鋭度が向上した高品位な投射映像が得られるスクリーンを提供することができる。
(参考:SID(Society For Information Display),’98,“A Psycophysical Analysis of the Effects of CRT Mask Structure on Image Quality”)。
また、この実施形態例において、各スクリーン部10Rを、1つ置きに高反射率、低反射率にした構造とすれば、スクリーンにブラックストライプ構造を構成したことになり、よりはっきりした画像を投影することができる。
ここで、スクリーン10のスリット分割をより細かくした場合、振動し易くなる理由を説明する。
スクリーンのストライプを弦として考察すると、弦の固有振動数νは、
ν=n/(2l)√(T/ρ)
(ここで、n:自然数(1,2,3・・・)、l:弦の長さ、T:張力、ρ:単位長さあたりの重さ)
で求まる。
弦が細くなるに従い、単位長さ当たりの重さρは小さくなり、固有振動数νは、√(1/ρ)に比例して、大きくなる。よって、弦の運動を
y=Asin(2πt/ν)
(ここで、A:振幅、t:時間)
で記述すると、弦の運動エネルギーEは、
E=∫〔m・(dy/dt)・dt
であり、結局は、
E∝A/ν
となる。
よって、
A∝Eν∝R/ρ
となる。
つまり、同じエネルギーを投入した場合、弦の単位長さあたりの重さが小さいほど、大きく振れることになる。よって、同じ厚さ、材質のスクリーンであれば、スクリーンをより細かく分割し、例えばリボン形状の幅を細くするほど、振動し易くなることが分かる。
〔4〕第4の実施形態例
図5A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、要部の拡大平面構成、概略側面構成をそれぞれ示す図である。図5Bは、図5A中実線Aで囲む領域の拡大平面図である。図5において、図4と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、図4において示す第3の実施形態例と同様に、スクリーン10の亀裂部11を多数設け、各部をより細かく分割した例であるが、スクリーン10の各部10Ra及び10Rbをそれぞれ図5Bにおいて示すように、スクリーン10の奥行き方向でずらした配置とし、投射光の進行方向において各スクリーン部10Ra、10Rbを重畳させて、投射光がスクリーン10を通過しない構成とした例である。この場合、各スクリーン部10Ra、10Rbの断面形状は矩形状である。
この場合、上述の第3の実施形態例と同様に、加振装置を設けることなく各部10Ra、10Rbを微小振動させることができ、スクリーン10の全面にわたってスペックルの解消を図ることができるとともに、上述の第2の実施形態例と同様、亀裂部11における光の漏れを防ぎ、背面型の投射型画像投影装置に適用することができるという利点を有する。
また、例えば前面側のスクリーン部10Raを相対的に高反射率の材料より構成し、背面側のスクリーン部10Rbを相対的に低反射率の材料より構成することにより、スクリーン10Raにブラックストライプ構造を構成したことになり、よりはっきりした画像を投影することができる。
〔5〕第5の実施形態例
図6A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、要部の拡大平面構成、概略側面構成をそれぞれ示す図である。図6Bは、図6A中実線Aで囲む領域の拡大平面図である。図6において、図4及び図5と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、上述の第4の実施形態例と同様に、スクリーン10の亀裂部11を多数設け、各部をより細かく分割し、スクリーン10の奥行き方向で重畳させると共に、図6Bにおいて示すように、その断面形状を、曲面状とした例を示す。
この場合においても、上述の第4の実施形態例と同様に、スクリーン10の全面においてスペックルの解消を図るとともに、背面型の投射型画像投影装置に適用することが可能となる。
なお、第3及び第4の実施形態例におけるように、スクリーン10の分割した各部の断面形状を矩形状とする場合は、製造が容易であるという長所があるが、このように、エッジ部分を丸めた断面形状とする場合は、亀裂部11を目立たないようにすることができるという利点を有する。なお、図示の例においては、断面が略円形となる例を示すが、エッジ部分のみを曲面状とし、画像を表示する投射光が照射される部分を平坦面として形成してもよい。また、この例においては、スクリーン10の各部10Rを奥行き方向で重畳する例に適用した場合を示すが、奥行き方向に重畳しない場合においても、もちろんこのような断面形状を採用することができる。
また、上述の第4の実施形態例と同様に、前面側のスクリーン部10Raを相対的に高反射率の材料より構成し、背面側のスクリーン部10Rbを相対的に低反射率の材料より構成することにより、スクリーン10Raにブラックストライプ構造を構成したことになり、よりはっきりした画像を投影することができる。
〔6〕第6の実施形態例
図7A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、概略側面構成、要部の拡大平面構成をそれぞれ示す図である。図7Cは、図7B中実線Bで囲む領域の拡大断面図を示す。図7において、図4〜図6と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、画像を投射するエネルギーを利用して、スクリーン10の微小振動をより起こり易いようにする例を示す。亀裂部11により分割されたリボン形状の各スクリーン部10Rを、図7Cに示すように、投射光が当たる表面側に熱膨張率の大きい材料より成る高熱膨張部10S1、裏側に熱膨張率の小さい材料より成る低熱膨張部10S2を張り合わせ、すなわち、厚さ方向に熱膨張率の異なる材質層を複数有する積層構造部を設ける例を示す。
この場合、映像等の情報信号に応じてスクリーン10に照射される投射光の光強度が時間的に変化することから、図8A及びBにおいて模式的にその変化する状態の側面図を示すように、投射光Liが照射して表面側の高熱膨張部10S1が膨張して全体的に撓む状態と、投射光Liが照射しない元の状態との繰り返しにより、各スクリーン部10Rにおいて張力方向と垂直方向に変化する力を受け、強制振動モードでの振動を励起する。投射光を走査して、画像を再生する場合には、投射光がスクリーン部10Rに当たっている時間と当たっていない時間が明確にかつ周期的に分離されるため、より顕著な効果が期待できる。
すなわちこの場合、投影光量の変化による局所的、時間的な熱膨張変動を利用して、自ら振動する構造をもつスクリーンを提供することができることとなる。
したがって、この場合においても、別体の加振装置を設けることなく、スクリーン10の全面にわたってスペックルの解消をはかることができる。図示しないが、このような積層構造とするリボン状のスクリーン部10Rを、前述の第4及び第5の実施形態例と同様に、奥行き方向に重畳させる構成とすることにより、同様に、背面型の投射型画像投影装置に適用することが可能となる。
〔7〕第7の実施形態例
図9A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、要部の拡大平面構成、概略側面構成をそれぞれ示す図である。図9Bは、図9A中実線Aで囲む領域の拡大平面図である。図9において、図5と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、補助的な加振装置として、図9Cに示すように交流電源21を設けることにより、周期的に変化する静電力によって、スクリーン10の各部10Ra、10Rbを強制振動させる例を示す。
すなわちこの場合、スクリーン10の亀裂部11により分割され、奥行き方向に重畳して設けられたスクリーン部10Ra、10Rbのそれぞれに導電性を持たせる構成とするものである。これら各スクリーン部10Ra、10Rbは、奥行き方向に関して空間的に離間して配置され、電気的に絶縁されている。このような構成において、スクリーン部10Ra、10Rbの間に、その固有振動数の整数倍の周波数に近い交流電圧を交流電源21から負荷することにより、スクリーン部10Ra、10Rbの振動を誘起、ないしは助長させる効果を得ることができる。
したがって、この場合は、機械的な振動を生じさせるものではなく、補助的な加振作用をもつ装置を付加するのみで、スクリーン10の全体にわたって振動を生じさせてスペックルの解消を図ることができる。また、この場合においても、背面型の投射型画像投影装置に適用することが可能である。
なお、この場合においても、前面側のスクリーン部10Raを、背面側のスクリーン部10Rbに対して相対的に高い反射率の材料より構成することによって、スクリーン10Raにブラックストライプ構造を構成したことになり、よりはっきりした画像を投影することができる。
〔8〕第8の実施形態例
図10A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、要部の拡大平面構成、概略側面構成をそれぞれ示す図である。図10Bは、図10A中実線Aで囲む領域の拡大平面図である。図10において、図9と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この例においては、補助的な加振装置として、上述の第7の実施形態例と同様に、交流電源21を設ける場合を示す。
この例においては、背面側に透明電極22を設け、前面側にはリボン形状のスクリーン部10Raのみを配置し、これらを電気的に絶縁した例を示す。この場合、前面側の投射型画像投影装置などに適用することができる。
そしてこの例においても、補助的な加振作用をもつ装置を付加するのみで、スクリーン10の全体にわたって振動を生じさせてスペックルの解消を図ることができる。
またこの場合、スクリーン部10Raが、光透過性のスクリーン部10Rbに対して相対的に高い反射率の材料であり、スクリーン10Raにブラックストライプ構造を構成したことになり、よりはっきりした画像を投影することができる。
〔9〕第9の実施形態例
図11A〜Cは、本発明によるスクリーンの一実施形態例の概略平面構成、概略側面構成、要部の拡大平面構成をそれぞれ示す図である。図11Cは、図11B中実線Bで囲む領域の拡大断面図である。図11において、図7と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この例においては、亀裂部11によって分断される各スクリーン部10Rを、投射光が照射される表面側は熱線を吸収する熱吸収部10Sh(例えば、S−LEC SCF:Solar Control Film 積水化学工業株式会社製、商品名)、背面側はこれより熱吸収率の低い材料より成る背面部10Sbより成る積層構造とする構成とする。
このような構成において、後述する画像投影装置において、投射光に、スクリーンの部分的な加熱を誘起する光線を時間周期的に重畳する。すなわち、例えば眼に見えない赤外線を時間的に変化させて投射光に重畳させて照射することによって、熱吸収部10Shにおいて時間周期的に温度変化を生じさせ、前述の図8A及びBにおいて示す膨張を繰り返す状態を誘起して、スクリーン部10Rの振動を誘起、もしくは助長させることができる。
なお、このようなスクリーンの表面側に熱吸収部を形成しない上述の各実施形態例においても、同様に、投射光に、時間周期的に変化する眼に見えない赤外線を重畳させて照射することにより、同様の効果を得ることができる。
また、その他本発明のスクリーンにおいては、亀裂部を設けることによって、特に、多数のスリット状の亀裂部を設け、上述の第3〜第9の実施形態例に示すように、スクリーン部をリボン状(もしくはすだれ状)とする場合は、それ自体で振動し易く、例えばモーター駆動バイブレータ、圧電素子、電磁振動体等で容易に加振することができる。
以上説明したように、本発明のスクリーンによれば、以下の効果が得られる。
(1)スペックルの発生が殆どなく、高解像度で高品位な投射映像が得られる画像投影用のスクリーンを提供できる。
(2)スクリーンを振動させる加振装置を付加しない場合においても、スペックルの発生が殆ど無く、高解像度で高品位な投射映像が得られるスクリーンを提供できる。
(3)スクリーンを振動させる加振装置を付加する場合においても、振動の不均一性が生じることなく、また不動領域が発生しないので、スクリーン全面においてスペックルの発生が殆ど生じない、高解像度で高品位な投射映像が得られるスクリーンを提供できる。
(4)眼に認識できない程度の縦ストライプのリボン状スクリーン部を設ける構造とすることにより、スペックル解消目的だけでなく、より鮮鋭度が向上した高品位な投射映像が得られるスクリーンを提供できる。
次に、このようなスクリーンを用いた画像投影装置の各実施形態例について、以下説明する。
図12に、本発明の画像投影装置150の一実施形態例の概略構成図を示す。この例においては、光源からの光を映像等の情報に対応して変調する光変調部として、透過型の液晶パネルを用いる例を示す。
画像投影装置150の光源151としては、例えば3色の発光ダイオード、3色のレーザーダイオード等より成る複数の固体光源、超高圧水銀ランプ等の高輝度の放電ランプ、若しくはこれらの組み合わせなどの各種光源を用いる場合に、本発明を適用することができる。
光源151の光出射側の光軸上には、コリメートレンズ等の集光レンズ104、第1フライアイレンズ106、第2フライアイレンズ107、偏光ビームスプリッター108、コンデンサーレンズ109、第1のダイクロイックミラー110、第2のダイクロイックミラー112、レンズ115、ミラー113がこの順に配置される。
ダイクロイックミラー110の反射側にミラー111が配置され、ミラー111により例えば90°光路を変換された光軸上にフィールドレンズ117B及び液晶パネル118Bが配置される。第2のダイクロイックミラー112の反射側にも同様にフィールドレンズ117G及び液晶パネル118G、またミラー113の反射側にレンズ116を介してミラー114が配置され、このミラー114により光路を例えば90°変換された光軸上にフィールドレンズ117R、液晶パネル118Rが配置され、光変調部152が構成される。各液晶パネル118R、118G及び118Bの光出射側にクロスプリズム119が配置され、その光出射側に投影レンズ120等より成る投影光学部153が配置される。
図12に示す構成において、光源151から出射された光束は、コリメートレンズ104によりほぼ平行光となり、第1フライアイレンズ106、第2フライアイレンズ107に入射する。第1及び第2フライアイレンズ106及び107は、光源からの入射光に関し、光束の空間分布を均一化する作用を有する。第1及び第2フライアイレンズ106及び107を透過した光束は、偏光ビームスプリッター108に入射し、ここで偏光方向がある特定の方向にそろえられる。偏光ビームスプリッター108を透過した光束は、コンデンサーレンズ109によって集光されて、第1のダイクロイックミラー110に入射する。
第1のダイクロイックミラー110は、例えば青色波長帯域の光束を反射し、緑色、赤色波長帯域の光束を透過する。この透過光の出射側に配置する第2のダイクロイックミラー112では、緑色波長帯域の光束を反射し、赤色波長帯域の光束を透過する。これらの作用によって、光源151から出射された光束は、赤、緑及び青色の光に分割される。分割された光束はそれぞれミラー、レンズを介して光変調部152のそれぞれの色を担当する透過型の光変調部、この例では液晶パネル118R、118G及び118Bに入射される。すなわちこの場合、青色の光束はミラー111に反射され、フィールドレンズ117Bを介して青色光を変調する液晶パネル118Bに入射される。緑色光は、第2のダイクロイックミラー112で反射され、フィールドレンズ117Gを介して緑色光を変調する液晶パネル118Gに入射される。赤色光は、レンズ115、ミラー113、レンズ116を介してミラー114に反射されて、フィールドレンズ117Rを介して赤色光を変調する液晶パネル118Rに入射される。
この透過型の液晶パネルより成る光変調部152によって画像変調された赤色、緑色及び青色波長帯域それぞれの光束は、光を合成するクロスプリズム119によって合成され、投影レンズ120等より成る投影光学部153で、例えば上述の各実施形態例において説明した本発明構成のスクリーン10に投影される。
なお、図示しないが、この画像投影装置150は、地上波や衛星波を受信するアナログチューナー、デジタルチューナーといった受信部、この受信部で受信した映像信号、音声信号をそれぞれ処理する映像信号処理部、音声信号処理部、またこの音声信号処理部で処理された音声信号を出力するスピーカといった音声信号出力部などを備えていてもよい。映像信号処理部からの出力信号を光変調部152に入力する構成として、受信した映像情報を画像投影するいわゆるリアプロジェクションテレビとして構成することができる。
上述したように、このような画像投影装置において、スクリーン10に亀裂部を設ける構成とすることによって、特にレーダイオード、高輝度の放電ランプ等の光源を用いる場合に問題となるスペックルの解消を図ることができて、より優れた画像の表示が可能な画像投影装置を提供することができるものである。
次に、光変調部として、反射型の液晶パネルを用いた例を示す。
図13においては、この場合の画像投影装置の一例の概略構成図を示し、図13において、図12と対応する部分には同一符号を付して示す。
この例においても、光源151としては、各色の半導体レーザーダイオード等より成る固体光源や発光ダイオード、高輝度の放電ランプなどを用いる場合に本発明を適用することができる。光源151の出射側の光軸上には、コリメートレンズ104、第1フライアイレンズ106、第2フライアイレンズ107、偏光ビームスプリッター108、コンデンサーレンズ109を介して、第1のダイクロイックミラー131が配置される。
第1のダイクロイックミラー131の透過側には、赤色光用フィールドレンズ117R、偏光分離素子123Rが配置され、偏光分離素子123Rにより光路を例えば90°変換された光軸上に赤色光に対応する反射型の液晶パネル118Rが配置される。
第1のダイクロイックミラー131の反射側に、ミラー111が配置され、このミラー111により例えば90°光路を変換された位置に例えば緑色光を反射する第2のダイクロイックミラー134が配置される。この第2のダイクロイックミラー134の反射側にはフィールドレンズ117Gを介して偏光分離素子123Gが配置され、偏光分離素子123Gにより光路を例えば90°変換された位置に緑色光に対応する液晶パネル118Gが配置される。
また、第2のダイクロイックミラー134の透過側にフィールドレンズ117Bを介して偏光分離素子123Bが配置され、偏光分離素子123Bにより光路を例えば90°変換された位置に、青色光に対応する反射型の液晶パネル118Bが配置される。これら液晶表示パネル118R、118G及び118Bによって、画像情報に対応して光を変調する光変調部152が構成される。
各液晶パネル118R、118G及び118Bにより反射された光の光軸上の偏光分離素子123R、123G及び123Bを介した位置にクロスプリズム119が配置され、その出射側に投影レンズ120等が配置されて投影光学部153が構成される。
このような構成において、光源151から出射された光束は、コリメートレンズ104によりほぼ平行光となり、第1及び第2フライアイレンズ106及び107により光束の空間分布を均一化され、偏光ビームスプリッター108によって偏光方向を揃えられ、コンデンサーレンズ109により集光されて、第1のダイクロイックミラー131に入射する。
ここで、第1のダイクロイックミラー131は、赤色光を透過し、緑色光及び青色光を反射する構成とする。第1のダイクロイックミラー131を透過した赤色光は、赤色光を変調するフィールドレンズ117R、偏光分離素子123Rを介して液晶パネル117Rによって、画像情報に対応して変調される。
一方、緑色光及び青色光は、第1のダイクロイックミラー131により反射され、ミラー111により反射されて第2のダイクロイックミラー134により各色光が分離されて、それぞれ緑色光、青色光を変調するフィールドレンズ117G及び117B、偏光分離素子123G及び123Bを介して液晶パネル118G、118Bにより画像情報に対応して変調される。変調された各色光がクロスプリズム119において合成され、投影レンズ120等より成る投影光学部153によりスクリーン10に投影される。
図示しないが、この場合においても、地上波や衛星波を受信するアナログチューナー、デジタルチューナーといった受信部、この受信部で受信した映像信号、音声信号をそれぞれ処理する映像信号処理部、音声信号処理部、またこの音声信号処理部で処理された音声信号を出力するスピーカといった音声信号出力部などを備えていてもよい。映像信号処理部からの出力信号を光変調部152に入力する構成として、受信した映像情報を画像投影するいわゆるリアプロジェクションテレビとして構成できることも同様である。
そしてこの例においても、画像投影装置において、そのスクリーン10に亀裂部を設ける構成とすることによって、特にレーダイオード、高輝度の放電ランプ等の光源を用いる場合に問題となるスペックルの解消を図ることができ、より優れた画像の表示が可能な画像投影装置を提供することができる。
なお、上述の第9の実施形態例において説明したように、スクリーン10への投射光に、スクリーン10の部分的な加熱を誘起する光線を時間周期的に重畳する場合、すなわち例えば眼に見えない赤外線を時間的に変化させて投射光に重畳させて照射する場合は、例えば図12及び図13において、投影光学部153に赤外線を発振するレーザー等の光源を配置して、所定の周波数で投射光に重畳させることが可能である。このような構成とすることによって、容易にスクリーン10を振動させることができる。
なお、本発明の画像投影装置は、上述したように、光源として放電ランプのみを用いる場合にも適用可能であり、逆に、固体光源として、赤、緑及び青色のレーザーダイオードを用いる場合や、赤色レーザーダイオードと白色発光ダイオードを用いる場合など、更にこれらを組み合わせる場合などにおいても本発明を適用することができる。
また、光源の他、各光学部品の配置構成等においても種々の変更が可能であり、例えば光変調部としては、透過型及び反射型の液晶パネルに限定されるものではなく、DMDなどの反射型光変調素子など、種々の光変調部を利用することができる。
Aは本発明のスクリーンの振動原理を説明する概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの振動原理を説明する概略側面構成図である。Cは本発明のスクリーンの振動原理を説明する概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略断面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の要部の拡大平面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の要部の拡大断面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の要部の拡大断面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の要部の拡大断面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の振動態様の説明図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の振動態様の説明図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。 Aは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略平面構成図である。Bは本発明のスクリーンの一実施形態例の概略側面構成図である。Cは本発明のスクリーンの一実施形態例の要部の拡大断面構成図である。 本発明の画像投影装置の一実施形態例の概略構成図である。 本発明の画像投影装置の一実施形態例の概略構成図である。 スペックルの発生現象の説明図である。スペックルの一例の拡大平面構成図である。
符号の説明
10.スクリーン、10R.スクリーン部、10S1.高熱膨張部、10S2.低熱膨張部、1011.亀裂部、20.保持部、104.集光レンズ、105.第1のダイクロイックミラー、106.第1フライアイレンズ、107.第2フライアイレンズ、108.偏光ビームスプリッター、109.コンデンサーレンズ、110.ダイクロイックミラー、111.ミラー、112.第2のダイクロイックミラー、113.ミラー、114.ミラー、115.レンズ、116.レンズ、117R.フィールドレンズ、117G.フィールドレンズ、117B.フィールドレンズ、118R.液晶パネル、118G.液晶パネル、118B.液晶パネル、119.クロスプリズム、120.投影レンズ、150.画像投影装置、151.光源、152.光変調部、153.投影光学部

Claims (15)

  1. 投射光で光学像が投影されるスクリーンであって、
    前記スクリーンの少なくとも最表面に、亀裂部が一つ以上形成されて成る
    ことを特徴とするスクリーン。
  2. 前記スクリーンの、前記亀裂部の延長方向の両端部が、保持部により張力を持って保持されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  3. 前記亀裂が、周期的に設けられて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  4. 前記スクリーンの前記最表面に、厚さ方向に熱膨張率の異なる材質層を複数有する積層構造部が設けられて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  5. 前記スクリーンの前記亀裂部の断面の少なくとも端部が曲面状とされて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  6. 前記スクリーンの少なくとも前記亀裂部に、熱吸収層を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  7. 前記スクリーンに、振動装置を備えて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  8. 前記亀裂部が、前記スクリーンの垂直方向に延長する形状とされた
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  9. 前記亀裂を介して隣接するスクリーンが奥行き方向にずらして配置され、投射光が前記スクリーンの亀裂を通過しない構造とされた
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  10. 前記亀裂を有するスクリーンとは、空間的に離れて配置された他のスクリーンが設けられて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
  11. 前記亀裂部を有するスクリーンと、これとは空間的に離れて配置された他のスクリーンが導電性を有し、かつ両スクリーン間は電気的に絶縁されて成り、
    前記空間的に離れて配置されたスクリーンの間に、交流電圧印加部から交流電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項10記載のスクリーン。
  12. 前記空間的に離れて配置されたスクリーンのうち、前面側のスクリーンが相対的に高反射率の材料より構成され、背面側のスクリーンを相対的に低反射率の材料より構成される
    ことを特徴とする請求項10記載のスクリーン。
  13. 光源からの光を空間光変調部によって変調して投影光学部によりスクリーンに投射する画像投影装置であって、
    前記スクリーンは、その少なくとも最表面に、亀裂部が一つ以上形成されて成る
    ことを特徴とする画像投影装置。
  14. 前記光源から投射される投射光に、前記スクリーンの部分的な加熱を誘起する光線が時間周期的に重畳される
    ことを特徴とする請求項13記載の画像投影装置。
  15. 前記投射光に重畳される光線が赤外線とされる
    ことを特徴とする請求項14記載の画像投影装置。

JP2005226857A 2005-08-04 2005-08-04 スクリーン及びこれを用いた画像投影装置 Pending JP2007041396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005226857A JP2007041396A (ja) 2005-08-04 2005-08-04 スクリーン及びこれを用いた画像投影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005226857A JP2007041396A (ja) 2005-08-04 2005-08-04 スクリーン及びこれを用いた画像投影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007041396A true JP2007041396A (ja) 2007-02-15

Family

ID=37799425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005226857A Pending JP2007041396A (ja) 2005-08-04 2005-08-04 スクリーン及びこれを用いた画像投影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007041396A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121692A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 大日本印刷株式会社 反射型スクリーン、映像表示システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121692A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 大日本印刷株式会社 反射型スクリーン、映像表示システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4598676B2 (ja) 2次元走査型画像表示装置
US8016424B2 (en) Rear projector and projection system
US8226247B2 (en) Projection type image display device
JP4332355B2 (ja) レーザ投影ディスプレイシステム
JP4612043B2 (ja) 画像投影装置
JP4898121B2 (ja) 画像投影装置
JP4182032B2 (ja) 表示光学系および画像投射装置
US7399084B2 (en) Laser image display apparatus
US7646518B2 (en) Two dimensional image forming device
US8059340B2 (en) Method and system for reducing speckle by vibrating a line generating element
JP4241776B2 (ja) 画像表示装置
JP2008134269A (ja) 画像投影装置
JP2009162825A (ja) 画像表示装置
JP2009162825A5 (ja)
JP2012194268A (ja) 拡散板、光源装置、及びプロジェクター
JP2008139687A (ja) 光拡散素子、スクリーンおよび画像投写装置
JP2009042373A (ja) プロジェクタ
JP2008102193A (ja) 偏光変換素子、照明装置及び画像表示装置
JP2008151914A (ja) スクリーン、プロジェクタ及び画像表示装置
JP2008151912A (ja) スクリーン、プロジェクタ及び画像表示装置
JP4899542B2 (ja) シンチレーション除去装置及びプロジェクタ
JP2007041396A (ja) スクリーン及びこれを用いた画像投影装置
JP2008009180A (ja) 表示装置
JP5050822B2 (ja) リアプロジェクタおよびプロジェクションシステム
JP2003021806A (ja) 背面投射型ディスプレイ