JP2007041080A - 撮像レンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化及び薄型化を図りつつも、大きな画角と小さなディストーションという高い光学仕様及び、諸収差が良好に補正された高い光学性能を実現することができる撮像レンズを提供し、またこのような撮像レンズを有する撮像装置を提供する。
【解決手段】 物体側より像側に向けて順に、負の屈折力を有し像側に凹面を向けた第1レンズL1、正の屈折力を有する第2レンズL2、開口絞りS、及び、正の屈折力を有する第3レンズL3が配列されて構成されている。各レンズの少なくとも一方の面は非球面となされ、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、DT1>−0.29が成立している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像素子と組み合わせて使用するのに好適な撮像レンズ及びこの撮像レンズを有する撮像装置に関する。
従来、固体撮像素子(例えば、CCD)などの撮像素子を用いて構成された撮像装置を備えた種々の機器が提案されている。このような機器としては、例えば、いわゆるデジタルカメラ、携帯電話、監視カメラ、バーコードリーダ、あるいは、車載用カメラとして構成されている。このような機器において用いられる撮像装置は、撮像素子と、この撮像素子の撮像面に物体(被写体)の像を結像させる撮像レンズとを有して構成されている。
そして、この撮像装置においては、その用途によっては、広い撮影範囲を小さな歪みで高画質に撮像することが要求される場合があり、それに伴い、撮像レンズには、大きな撮影画角及び小さなディストーションという相反する光学仕様、ならびに、高解像度をはじめとする高い光学性能が要求されるに至っている。
また、小型化が要求される機器、もしくは、内部の設置スペースに余裕がない機器に使用される撮像装置においては、撮像レンズに対して、小型化及び薄型化も要求されることとなる。
このように、高い光学性能を有しながら、小型化及び薄型化が図られた撮像レンズを実現するためには、2枚以下のレンズ構成を採用するよりも、3枚構成のレンズ構成を採用することが有望であることが知られている。また、非球面を有するレンズを適宜採用することにより、高い光学性能を維持することができることが知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、物体側より像側に向けて順に、負−正−絞り−正の屈折力配置を有する3枚構成の撮像レンズが記載されている。
特開2001−337268公報 特開平6−34878公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された撮像レンズにおいては、大きな撮影画角と小さなディストーションとが両立できていない。したがって、これら従来の撮像レンズにおいては、近年において要求されている相反する光学仕様及び高い光学性能を実現することが困難である。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みて提案されるものであって、小型化及び薄型化を図りつつも、大きな撮影画角及び小さなディストーションという相反する光学仕様及び諸収差が良好に補正された高い光学性能を実現することができる撮像レンズ及びこのような撮像レンズを有する撮像装置を提供することを目的とするものである。
前述の課題を解決するため、本発明に係る撮像レンズは、以下の構成を有するものである。
〔構成1〕
物体側より像側に向けて順に、負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第1レンズ、正の屈折力を有し両凸形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第2レンズ、開口絞り、及び、正の屈折力を有し像側に凸面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第3レンズが配列されて構成されており、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、下記条件式(1)が満足されていることを特徴とするものである。
0≧DT1>−0.29 ・・・(1)
なお、屈折力及び面の形状の凸、凹の表現は、近軸の曲率によるものである。
〔構成2〕
物体側より像側に向けて順に、負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第1レンズ、正の屈折力を有し両凸形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第2レンズ、開口絞り、及び、正の屈折力を有し像側に凸面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第3レンズが配列されて構成されており、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1、画角120°の像高の60%の像高の共役点における光学ディストーションをDT2としたとき、下記条件式(2)が満足されていることを特徴とするものである。
0≧(DT1−DT2)/2>−0.08 ・・・(2)
なお、条件式(2)は、対角の画角が120°で、アスペクト比が3:4の画像のテレビディストーションと定義される値に関する条件式である。
〔構成3〕
〔構成1〕、または、〔構成2〕を有する撮像レンズであって、所定の使用波長において、画角120°における像高をIH(mm)としたとき、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とメリディオナル面の交線上において空間周波数150/IH(lp/mm)の画角120°の共役点におけるMTFをMTF1としたとき、下記条件式(3)が満足されていることを特徴とするものである。
MTF1>0.15 ・・・(3)
〔構成4〕
〔構成1〕乃至〔構成3〕のいずれか一にを有する撮像レンズであって、所定の使用波長において、画角120°における像高をIH(mm)としたとき、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とサジタル面の交線上において空間周波数150/IH(lp/mm)の画角120°の共役点におけるMTFをMTF2としたとき、下記条件式(4)が満足されていることを特徴とするものである。
MTF2>0.15 ・・・(4)
〔構成5〕
そして、本発明に係る撮像装置は、〔構成1〕乃至〔構成4〕のいずれか一を有する撮像レンズと、この撮像レンズの像面に撮像面を配置した撮像素子とを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る撮像レンズは、〔構成1〕、または、〔構成2〕を有することにより、撮影画角を大きくしつつ、小型に構成できるとともに、明るく、諸収差が良好に補正された撮像レンズとして構成できる。また、この撮像レンズにおいては、歪の小さい画像を得ることができ、撮像素子と組み合わせて使用することに好適な光学性能を有している。
また、本発明に係る撮像レンズにおいて、〔構成3〕、または、〔構成4〕を備えることにより、画角の大きい共役点においても高い光学性能を有することができる。
そして、本発明に係る撮像装置は、〔構成5〕を有することにより、撮像レンズとして、小型で諸収差が良好に補正され、大きな撮影画角を有しディストーションの小さい撮像レンズを備えており、小型で、かつ、高い光学性能を有する撮像装置を提供することができるものである。
すなわち、本発明は、小型化及び薄型化を図りつつも、大きな撮影画角及び小さなディストーションという相反する光学仕様及び諸収差が良好に補正された高い光学性能を実現することができる撮像レンズ及びこのような撮像レンズを有する撮像装置を提供することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1、図3、図5及び図7は、本発明の各実施例における撮像レンズの構成を示す断面図である。
本発明に係る撮像レンズは、図1、図3、図5及び図7に示すように、物体側より像側に向けて順に、負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状の第1レンズL1、正の屈折力を有し両凸形状の第2レンズL2、開口絞りS、及び、正の屈折力を有し像側に凸面を向けたメニスカス形状の第3レンズL3、が配列されて構成されている。
この撮像レンズの像面には、例えば、撮像素子の撮像面が配置される。このように、この撮像レンズと、この撮像レンズの像面に撮像面を位置させた撮像素子とにより、撮像装置が構成される。
この撮像装置においては、撮像レンズの第3レンズL3と像面との間には、平行平面板からなるフィルタ1が配置される。このフィルタ1は、撮像素子への不要波長帯域の入射を防ぐための波長選択フィルタや、モアレ縞の発生を防ぐためのローパスフィルタ、あるいは、撮像素子のカバーガラス等であって、これらが単独で、もしくは、組み合わせられて配置されたものである。なお、フィルタ1としてこれら種々のフィルタを組み合わせて配置する場合には、各フィルタを互いに空気層を隔てて配置してもよく、また、各フィルタを互いに接合させて配置してもよい。
この撮像レンズにおいては、第1レンズL1は、負の屈折力を有しており、この第1レンズL1の屈折力を適宜に大きくすることにより、撮影画角を大きくすることができる。
また、負の屈折力を有する第1レンズL1を開口絞りSの物体側、特に最も物体側に配置することによって、撮像レンズのレンズ径を小さくすることができる。
また、開口絞りSの像側に正の屈折率を有する第3レンズL3のみを配置することによって、軸外光線の像面への入射角を小さくして、射出瞳位置を像面から遠ざけることができる。
また、第1レンズL1が、像側に凹面を向けたメニスカス形状となっていることにより、軸外収差、特に、コマ収差が更に良好に補正される。
また、第2レンズL2が、正の屈折率を有し両凸形状となっていることにより、物体側の凸面が撮像レンズ全体の正の屈折力の一部を担うとともに、軸外収差の補正に効果的に寄与し、また、像側の凸面が正の屈折力の一部を担うとともに、軸上収差の補正に効果的に寄与している。
また、第3レンズL3が、像側に凸面を向けたメニスカス形状となっていることにより、軸外収差、特に、コマ収差を良好に補正することができる。第3レンズL3は、各像高の像位置を、光軸方向について揃える機能、及び、射出瞳を像面から遠ざける機能も有している。
さらに、諸収差を良好に補正するためには、第1乃至第3レンズL1,L2,L3は、少なくとも一方の面が、好ましくは、両面が、非球面となされていることが望ましい。
さらに、この撮像レンズにおいて、歪の小さい画像を得るためには、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、下記条件式(1)が満足されていることが望ましい。
0≧DT1>−0.29 ・・・(1)
また、別の表記としては、この撮像レンズにおいて、歪の小さい画像を得るためには、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1、画角120°の像高の60%の像高の共役点における光学ディストーションをDT2としたとき、下記条件式(2)が満足されていることが望ましい。
0≧(DT1−DT2)/2>−0.08 ・・・(2)
また、この撮像レンズにおいて、画角の大きい共役点においても高い光学性能を有するためには、所定の使用波長において、画角120°における像高をIH(mm)としたとき、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とメリディオナル面の交線上において、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角120°の共役点におけるMTFをMTF1としたとき、下記条件式(3)が満足されていることが望ましい。
MTF1>0.15 ・・・(3)
さらに、この撮像レンズにおいて、画角の大きい共役点においても高い光学性能を有するためには、所定の使用波長において、画角120°における像高をIH(mm)としたとき、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とサジタル面の交線上において、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角120°の共役点におけるMTFをMTF2としたとき、下記条件式(4)が満足されていることが望ましい。
MTF2>0.15 ・・・(4)
この撮像レンズにおいて、第1乃至第3レンズL1,L2,L3をなす素材としては、合成樹脂材料(プラスチック)、ガラスなど、適切な光学材料を用いることができる。例えば、これら各レンズL1,L2,L3の素材の光学恒数としては、d線(波長587.6nm)における屈折率Ndが1.4乃至2.1、d線におけるアッベ数νdが20乃至85の範囲のものが好ましい。また、これらレンズL1,L2,L3の素材としては、入手の容易性や製造コストの観点からは、屈折率Ndが1.45乃至1.9、アッベ数νdが20乃至70の範囲のものがより好ましい。
なお、第1レンズL1については、例えば、ndが1.8乃至2.1程度の高屈折率ガラスを使用することによって、各面の、特に像側の面の曲率を過度に大きくせずに、必要な屈折力を得ることができる。第1レンズL1に、このような高屈折率のガラス素材を用いることにより、第1レンズL1の各面の曲率を過度に大きくしないようにすれば、成形型加工及びこの成形型を用いたレンズの成形を容易とすることができる。
第2レンズL2及び第3レンズL3については、Ndが1.6乃至2.0程度の高屈折率のガラス素材を用いることにより、各面の曲率を過度に大きくせずに、必要な屈折力を得ることができる。このような高屈折率のガラス素材を用いることにより、L2及びL3の各面の曲率を過度に大きくしないようにすれば、成形型加工及びこの成形型を用いた成形を容易とすることができる。
なお、第1乃至第3レンズL1,L2,L3は、精密モールドプレスにより成形することができる。第1乃至第3レンズL1,L2,L3を精密モールドプレスにより成形すれば、これら各レンズL1,L2,L3の成形に際して、各レンズの第1面と第2面とのシフト量を10μm以下、第1面と第2面との軸の傾き(成形ティルト)を2分以内とすることが可能であり、高い撮像性能を有する撮像レンズを構成することができる。
本発明の実施例1におけるレンズデータを下記の〔表1〕に示す。
なお、この実施例1における撮像レンズの焦点距離(f)は、1.49mm、Fナンバは、2.8、撮像画角(2ω)は、124°である。
図1は、本発明の実施例1における撮像レンズの構成を示す断面図である。
この実施例1における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、下記のように、前述の条件式(1)が満足されている。
DT1=−0.27
また、この実施例1における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1、画角120°の像高の60%の像高の共役点における光学ディストーションをDT2としたとき、下記のように、前述の条件式(2)が満足されている。
(DT1−DT2)/2=−0.075
また、この実施例1における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.90mmとしたとき、空間周波数79(=150/1.90)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とメリディオナル面の交線上において、空間周波数79lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF1としたとき、下記のように、前述の条件式(3)が満足されている。
MTF1=0.63
なお、この実施例1における撮像レンズでは、少なくとも使用波長350nm〜2μmの範囲で、前述の条件式(3)が満足されている。
さらに、この実施例1における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.90mmとしたとき、空間周波数79(=150/1.90)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とサジタル面の交線上において、空間周波数79lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF2としたとき、下記のように、前述の条件式(4)が満足されている。
MTF2=0.67
また、この実施例1における撮像レンズでは、少なくとも使用波長350nm〜2μmの範囲で、前述の条件式(4)が満足されている。
図2は、本発明の実施例1における撮像レンズの収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差(“×”がサジタル、“+”がメリジオナル)、(c)が歪曲収差、(d)がメリディオナルコマ収差(2ω=0°及び2ω=124°)を示す。なお、図2の収差図は、波長904nmにおけるものである。
この実施例1における撮像レンズにおいては、図2に示すように、諸収差が良好に補正されており、撮像素子と組み合わせて撮像装置を構成する撮像レンズとして好適である。
本発明の実施例2におけるレンズデータを下記の〔表2〕に示す。
なお、この実施例2における撮像レンズの焦点距離(f)は、1.35mm、Fナンバは、2.8、撮像画角(2ω)は、125°である。
図3は、本発明の実施例2における撮像レンズの構成を示す断面図である。
この実施例2における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、下記のように、前述の条件式(1)が満足されている。
DT1=−0.19
また、この実施例2における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1、画角120°の像高の60%の像高の共役点における光学ディストーションをDT2としたとき、下記のように、前述の条件式(2)が満足されている。
(DT1−DT2)/2=−0.065
また、この実施例2における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.87mmとしたとき、空間周波数80(=150/1.87)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とメリディオナル面の交線上において、空間周波数80lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF1としたとき、下記のように、前述の条件式(3)が満足されている。
MTF1=0.48
なお、この実施例2における撮像レンズでは、少なくとも使用波長350nm〜1.5μmの範囲で、前述の条件式(3)が満足されている。
さらに、この実施例2における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.87mmとしたとき、空間周波数80(=150/1.87)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とサジタル面の交線上において、空間周波数80lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF2としたとき、下記のように、前述の条件式(4)が満足されている。
MTF2=0.68
また、この実施例2における撮像レンズでは、少なくとも使用波長400nm〜2μmの範囲で、前述の条件式(4)が満足されている。
図4は、本発明の実施例2における撮像レンズの収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差(“×”がサジタル、“+”がメリジオナル)、(c)が歪曲収差、(d)がメリディオナルコマ収差(2ω=0°及び2ω=125°)を示す。なお、図4の収差図は、波長904nmにおけるものである。
この実施例2における撮像レンズにおいては、図4に示すように、諸収差が良好に補正されており、撮像素子と組み合わせて撮像装置を構成する撮像レンズとして好適である。
本発明の実施例3におけるレンズデータを下記の〔表3〕に示す。
なお、この実施例3における撮像レンズの焦点距離(f)は、1.48mm、Fナンバは、2.8、撮像画角(2ω)は、124°である。
図5は、本発明の実施例3における撮像レンズの構成を示す断面図である。
この実施例3における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、下記のように、前述の条件式(1)が満足されている。
DT1=−0.27
この実施例3における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1、画角120°の像高の60%の像高の共役点における光学ディストーションをDT2としたとき、下記のように、前述の条件式(2)が満足されている。
(DT1−DT2)/2=−0.074
また、この実施例3における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.87mmとしたとき、空間周波数80(=150/1.87)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とメリディオナル面の交線上において、空間周波数80lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF1としたとき、下記のように、前述の条件式(3)が満足されている。
MTF1=0.64
なお、この実施例3における撮像レンズでは、少なくとも使用波長350nm〜1.5μmの範囲で、前述の条件式(3)が満足されている。
さらに、この実施例3における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.87mmとしたとき、空間周波数80(=150/1.87)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とサジタル面の交線上において、空間周波数80lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF2としたとき、下記のように、前述の条件式(4)が満足されている。
MTF2=0.69
また、この実施例3における撮像レンズでは、少なくとも使用波長400nm〜2μmの範囲で、前述の条件式(4)が満足されている。
図6は、本発明の実施例3における撮像レンズの収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差(“×”がサジタル、“+”がメリジオナル)、(c)が歪曲収差、(d)がメリディオナルコマ収差(2ω=0°及び2ω=124°)を示す。なお、図6の収差図は、波長904nmにおけるものである。
この実施例3における撮像レンズにおいては、図6に示すように、諸収差が良好に補正されており、撮像素子と組み合わせて撮像装置を構成する撮像レンズとして好適である。
本発明の実施例4におけるレンズデータを下記の〔表4〕に示す。
なお、この実施例4における撮像レンズの焦点距離(f)は、1.35mm、Fナンバは、2.8、撮像画角(2ω)は、125°である。
図7は、本発明の実施例4における撮像レンズの構成を示す断面図である。
この実施例4における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、下記のように、前述の条件式(1)が満足されている。
DT1=−0.20
また、この実施例4における撮像レンズでは、画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1、画角120°の像高の60%の像高の共役点における光学ディストーションをDT2としたとき、下記のように、前述の条件式(2)が満足されている。
(DT1−DT2)/2=−0.066
また、この実施例4における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.87mmとしたとき、空間周波数80(=150/1.87)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とメリディオナル面の交線上において、空間周波数80lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF1としたとき、下記のように、前述の条件式(3)が満足されている。
MTF1=0.53
なお、この実施例4における撮像レンズでは、少なくとも使用波長350nm〜1.5μmの範囲で、前述の条件式(3)が満足されている。
さらに、この実施例4における撮像レンズでは、使用波長904nmにおいて、画角120°における像高を1.87mmとしたとき、空間周波数80(=150/1.87)lp/mmの画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とサジタル面の交線上において、空間周波数80lp/mmの画角120°の共役点におけるMTFをMTF2としたとき、下記のように、前述の条件式(4)が満足されている。
MTF2=0.66
また、この実施例4における撮像レンズでは、少なくとも使用波長400nm〜2μmの範囲で、前述の条件式(4)が満足されている。
図8は、本発明の実施例4における撮像レンズの収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差(“×”がサジタル、“+”がメリジオナル)、(c)が歪曲収差、(d)がメリディオナルコマ収差(2ω=0°及び2ω=125°)を示す。なお、図8の収差図は、波長904nmにおけるものである。
この実施例4における撮像レンズにおいては、図8に示すように、諸収差が良好に補正されており、撮像素子と組み合わせて撮像装置を構成する撮像レンズとして好適である。
本発明の実施例1における撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例1における撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差及びメリディオナルコマ収差)である。 本発明の実施例2における撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例2における撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差及びメリディオナルコマ収差)である。 本発明の実施例3における撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例3における撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差及びメリディオナルコマ収差)である。 本発明の実施例4における撮像レンズの構成を示す断面図である。 本発明の実施例4における撮像レンズの収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差及びメリディオナルコマ収差)である。
符号の説明
1 フィルタ
S 開口絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ

Claims (5)

  1. 物体側より像側に向けて順に、負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第1レンズ、正の屈折力を有し両凸形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第2レンズ、開口絞り、及び、正の屈折力を有し像側に凸面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第3レンズが配列されて構成されており、
    画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1としたとき、下記条件式(1)が満足されている
    ことを特徴とする撮像レンズ。
    0≧DT1>−0.29 ・・・(1)
  2. 物体側より像側に向けて順に、負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第1レンズ、正の屈折力を有し両凸形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第2レンズ、開口絞り、及び、正の屈折力を有し像側に凸面を向けたメニスカス形状を有しいずれか一方の面が非球面となされている第3レンズが配列されて構成されており、
    画角120°の共役点における光学ディストーションをDT1、画角120°の像高の60%の像高の共役点における光学ディストーションをDT2としたとき、下記条件式(2)が満足されている
    ことを特徴とする撮像レンズ。
    0≧(DT1−DT2)/2>−0.08 ・・・(2)
  3. 所定の使用波長において、画角120°における像高をIH(mm)としたとき、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とメリディオナル面の交線上において、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角120°の共役点におけるMTFをMTF1としたとき、下記条件式(3)が満足されている
    ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の撮像レンズ。
    MTF1>0.15 ・・・(3)
  4. 所定の使用波長において、画角120°における像高をIH(mm)としたとき、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角0°の共役点におけるMTFが最大となる像面とサジタル面の交線上において、空間周波数150/IH(lp/mm)の画角120°の共役点におけるMTFをMTF2としたとき、下記条件式(4)が満足されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の撮像レンズ。
    MTF2>0.15 ・・・(4)
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の撮像レンズと、
    前記撮像レンズの像面に撮像面を配置した撮像素子と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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