JP2007322561A - 撮像レンズ - Google Patents

撮像レンズ Download PDF

Info

Publication number
JP2007322561A
JP2007322561A JP2006150771A JP2006150771A JP2007322561A JP 2007322561 A JP2007322561 A JP 2007322561A JP 2006150771 A JP2006150771 A JP 2006150771A JP 2006150771 A JP2006150771 A JP 2006150771A JP 2007322561 A JP2007322561 A JP 2007322561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
imaging
imaging lens
conditional expression
object side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006150771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4164103B2 (ja
Inventor
Kazuya Murakami
和弥 村上
Yoshitomo Onoda
吉伴 小野田
Hodaka Takeuchi
穂高 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2006150771A priority Critical patent/JP4164103B2/ja
Priority to US11/754,445 priority patent/US7508601B2/en
Priority to CN2007101098079A priority patent/CN101082694B/zh
Publication of JP2007322561A publication Critical patent/JP2007322561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4164103B2 publication Critical patent/JP4164103B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/18Optical objectives specially designed for the purposes specified below with lenses having one or more non-spherical faces, e.g. for reducing geometrical aberration
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/12Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having three components only

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】モバイルカメラ等に適用される撮像レンズの小型化、薄型化を図る。
【解決手段】物体側から順に配列された、両凸形状の正の屈折力を有する第1レンズ1、所定の口径を有する開口絞りSD、物体側に凹面を向けると共に少なくとも一方の面が非球面に形成された正の屈折力を有する第2レンズ2、物体側に凹面を向けると共に像面側の面が有効径の範囲内において変曲点をもつ非球面に形成された負の屈折力を有する第3レンズ3を含む。これによれば、諸収差を良好に補正できると共に、レンズ系全長を短くでき、薄型化、小型化を達成しつつも、シャッタの配置を容易に行える撮像レンズを得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCD等の固体撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ等に使用される小型の撮像レンズに関し、特に、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置に使用されるモバイルカメラ等に適した小型の撮像レンズに関する。
携帯電話機の市場においては、モバイルカメラを搭載したモデルすなわちカメラ付き携帯電話機が大半を占め、特に100万画素〜200万画素のCCD等に対応し、画角(全角)60°〜75°の撮像レンズを搭載したモデルが使われている。
しかし、最近では、製品に付加価値を付けるため、より高画素のCCD等に対応する撮像レンズが要望されている。また、CCD等の固体撮像素子については、撮影像を記録する時に光が当たり続けるとノイズが乗るため、特に高画素のCCD等になるにつれて、シャッタで光を遮る必要がある。
そのため、近年のカメラ付き携帯電話機においては、高画素のCCD等を搭載したシャッタ付きのもので、さらに薄型化、小型化されたものが好まれるようになってきた。
しかしながら、この薄型化の要望の中でシャッタを搭載しなければならないため、シャッタスペースを設けた上で光学系を短縮し、さらに収差補正をすることは、従来の撮像レンズでは困難である。
従来の撮像レンズとしては、物体側から順に、開口絞り、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズ、第1レンズに接合されて正の屈折力を有する第2レンズ、物体側に凹面を向けた正の屈折力を有するメニスカス形状の第3レンズ、少なくとも一つの面を非球面に形成し弱い負の屈折力を有する第4レンズを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この撮像レンズにおいて、シャッタを配置しようとすると、開口絞りが第1レンズの前方にあるため、シャッタが入射光を逃れるようにするにはシャッタを大きくする必要があり、小型化が困難である。
また、従来の他の撮像レンズとしては、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズ、開口絞り、物体側に凹面を向けた正の屈折力を有するメニスカス形状の第2レンズ、像面側に凹面を向けた負の屈折力を有する第3レンズを備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この撮像レンズは、第1レンズの像面側が凹面でかつ第2レンズの物体側が凹面であるため、レンズのコバ部同士の(エッジ)間隔が狭くなる。
したがって、この撮像レンズにおいて、シャッタを配置するには、第1レンズと第2レンズの光軸上の間隔を広くする必要があり、その結果、レンズ全長を短縮するのは困難である。
さらに、従来の他の撮像レンズとしては、正の屈折力を有する両凸形状の第1レンズ、開口絞り、物体側の凹面を向けた正の屈折力を有する第2レンズ、光軸近傍が物体側に凸面を向けるようにかつ両面が非球面に形成された負の屈折力を有する第3レンズを備えたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
この撮像レンズにおいては、第1レンズは両凸形状であるものの、第3レンズの物体側の面が凸面であるため、負の屈折力が弱くなり、第1レンズの物体側の面から像面までのレンズ系全長を短縮するのが困難である。
特開2004−184987号公報 特開2003−322792号公報 特開2004−302060号公報
本発明は、上記従来の撮像レンズの問題点に鑑み成されたものであり、その目的とするところは、高画素の撮像素子に対応するべくシャッタの配置を容易に行えると共に、画角60°〜75°程度で、レンズ系全長の短縮化、薄型化、小型化が図れ、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置のモバイルカメラに好適な撮像レンズを提供することにある。
本発明の撮像レンズは、物体側から像面側に向けて順に配列された、両凸形状の正の屈折力を有する第1レンズと、所定の口径を有する開口絞りと、物体側に凹面を向けると共に少なくとも一方の面が非球面に形成された正の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けると共に像面側の面が有効径の範囲内において変曲点をもつ非球面に形成された負の屈折力を有する第3レンズと、を含むことを特徴としている。
この構成によれば、諸収差を良好に補正できると共に、レンズ系全長を短くでき、薄型化、小型化を達成しつつも、シャッタの配置を容易に行える撮像レンズを得ることができる。すなわち、第1レンズ及び第2レンズに正の屈折力、第3レンズに負の屈折力をもたせることで、適切なバックフォーカスを確保しつつ、レンズ系全長を短くでき、第3レンズの像面側に変曲点をもつ非球面を形成することで、レンズ系全長を短くした上で、諸収差、特に非点収差、歪曲収差を良好に補正することができ、第1レンズを両凸レンズにすることにより、第1レンズと第2レンズのコバ部同士の(エッジ)間隔を広くすることができ、中心間隔を詰めた上でシャッタを容易に配置することができ、さらに、第3レンズの物体側の面を凹面とすることにより、第3レンズの負の屈折力を大きくでき、レンズ系全長を短縮することができる。
上記構成において、第1レンズの物体側の面から像面までの距離(第3レンズと像面の間は空気換算)をTL、レンズ系の焦点距離をfとするとき、条件式(1)
(1)0.95<TL/f<1.4
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、TL/fの値が条件式(1)を満たすことにより、60°〜75°の画角を確保しつつ、レンズ系全長を短くすることができる。
上記構成において、第1レンズの物体側の面の曲率半径をR1、レンズ系の焦点距離をfとするとき、条件式(2)
(2)0.25<R1/f<0.65
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、R1/fの値が条件式(2)を満たすことにより、第1レンズの物体側の面を適切な曲率半径とすることができ、レンズ系全長を短くしつつ、諸収差、特に球面収差等を良好に補正することができる。
上記構成において、第2レンズの焦点距離をf2、第3レンズの焦点距離をf3とするとき、条件式(3)
(3)0.8<f2/|f3|<1.2
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、f2/│f3│の値が条件式(3)を満たすことにより、温度変化に影響されることなく所望のバックフォーカスを確保しつつ、レンズ系全長を短くでき、又、パンフォーカスの場合に高温時及び低温時においても所望の合焦が得られる。
上記構成において、無限遠物点に対する結像光学系の結像位置を基準とした近軸射出瞳位置をEXP、レンズ系の焦点距離をfとするとき、条件式(4)
(4)−1.1<EXP/f<−0.6
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、EXP/fの値が条件式(4)を満たすことにより、CCD等の撮像素子によって生じるシェーディング現象を防止しつつ、画像において所定の明るさを確保でき、レンズ系全長を短くすることができる。
上記構成において、第1レンズは、物体側及び像面側の少なくとも一方の面が非球面に形成され、第2レンズ及び第3レンズは、物体側及び像面側の両面が非球面に形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1レンズに非球面を設けることにより、球面収差を良好に補正することができ、又、第2レンズに非球面を設けることにより、コマ収差を良好に補正することができ、さらに、第3レンズに非球面を設けることにより、像面湾曲、歪曲収差(ディストーション)を良好に補正することができる。
上記構成において、第2レンズ及び第3レンズは、プラスチックレンズである、構成を採用することができる。
この構成によれば、ガラス材料で成型された場合に比べて、レンズ系の軽量化、低コスト化を達成でき、変曲点形状をもった難しい形状でも、容易に成型することができる。
上記構成において、第1レンズのアッベ数をν1とするとき、条件式(5)
(5)ν1>50
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1レンズのアッベ数ν1が条件式(5)を満たすことにより、色収差を良好に補正することができる。
上記構成において、第2レンズと第3レンズの光軸上における間隔(空気間隔)をD5とするとき、条件式(6)
(6)D5/f<0.15
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、D5/fの値が条件式(6)を満たすことにより、レンズの外径寸法を小さくできると共に、諸収差、特に非点収差及び歪曲収差を良好に補正することができる。
上記構成をなす撮像レンズによれば、高画素の撮像素子に対応するべくシャッタの配置を容易に行えると共に、画角60°〜75°程度で、レンズ系全長の短縮化、薄型化、小型化等が達成され、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置のモバイルカメラに好適な撮像レンズが得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る撮像レンズの一実施形態を示す構成図であり、図2ないし図5は具体的な数値実施例に基づく収差図である。
この撮像レンズは、図1に示すように、物体側から像面側に向けて順に配列された、両凸形状の正の屈折力を有する第1レンズ1、所定の口径を有する開口絞りSD、物体側に凹面を向けると共に少なくとも一方の面が非球面に形成された正の屈折力を有する第2レンズ2、物体側に凹面を向けると共に像面側の面が有効径の範囲内において変曲点をもつ非球面に形成された負の屈折力を有する第3レンズ3を備えている。
そして、第3レンズ3の後方に、カバーガラスや赤外線カットフィルター等のガラス材料からなるガラスフィルタ4が配置され、その後方に像面Pが配置される。
ここで、第1レンズ1〜第3レンズ3〜ガラスフィルタ4においては、図1に示すように、各々の面をSi(i=1〜9)、各々の面Siの曲率半径をRi(i=1〜9)、第1レンズ1〜第3レンズ3及びガラスフィルタ4のd線に対する屈折率をNi(i=1〜4)及びアッベ数をνi(i=1〜4)で表す。また、第1レンズ1〜像面Pまでの光軸L上における距離(厚さ、空気間隔)をDi(i=1〜9)で表す。
また、レンズ系の焦点距離をf、第2レンズ2の焦点距離をf2、第3レンズ3の焦点距離をf3、第1レンズ1の物体側の面S1から像面Pまで(ガラスフィルタ4は空気換算距離)のレンズ系全長をTL、第2レンズ2と第3レンズ3の光軸上の間隔(距離)をD5、無限遠物点に対する結像光学系の結像位置を基準とした近軸射出瞳位置をEXPで表す。
第1レンズ1は、ガラス材料により形成され、図1に示すように、物体側の面S1が凸面に形成され、像面側の面S2が凸面に形成された正の屈折力を有する両凸形状のレンズである。
ここで、物体側の面S1及び像面側の面S2の少なくとも一方の面は、非球面に形成されるのが好ましい。これにより、球面収差を良好に補正することができる。
第2レンズ2は、好ましくはプラスチック材料により形成され(プラスチックレンズであり)、図1に示すように、物体側の面S4が凹面に形成され、像面側の面S5が凸面に形成された正の屈折力を有するメニスカス形状のレンズである。
第2レンズ2をプラスチックレンズとすることにより、ガラス材料で成型された場合に比べて、成型が容易で、レンズ系の軽量化、低コスト化を達成できる。
ここで、物体側の面S4及び像面側の面S5の少なくとも一方の面は非球面に形成されている。尚、好ましくは、物体側の面S4及び像面側の面S5は、共に非球面に形成される。これにより、コマ収差を良好に補正することができる。
第3レンズ3は、好ましくはプラスチック材料により形成され(プラスチックレンズであり)、図1に示すように、物体側の面S6が凹面に形成され、像面側の面S7が光軸L近傍において凹面及び有効径の範囲内において変曲点をもち凸面に形成された負の屈折力を有するレンズである。
第3レンズ3をプラスチックレンズとすることにより、ガラス材料で成型された場合に比べて、成型が容易で、レンズ系の軽量化、低コスト化を達成でき、特に変曲点形状をもった難しい形状でも容易に成型することができる。
ここで、像面側の面S7は非球面に形成されている。尚、好ましくは、物体側の面S6及び像面側の面S7は、共に非球面に形成される。これにより、像面湾曲、歪曲収差(ディストーション)を良好に補正することができる。
すなわち、第1レンズ1及び第2レンズ2に正の屈折力をもたせ、第3レンズ3に負の屈折力をもたせることで、適切なバックフォーカスを確保しつつ、レンズ系全長TLを短くすることができる。
また、第3レンズ3の像面側の面S7に変曲点をもつ非球面を形成することで、レンズ系全長TLを短くしつつ、諸収差、特に非点収差、歪曲収差を良好に補正することができる。
また、第1レンズ1を両凸レンズにすることにより、第1レンズ1と第2レンズ2のコバ部同士の(エッジ)間隔を広くすることができ、光軸L上の中心間隔を詰めた上でシャッタを容易に配置することができる。
さらに、第3レンズ3の物体側の面S7を(光軸L近傍において)凹面とすることにより、第3レンズ3の負の屈折力を大きくすることができ、レンズ系全長TLを短かくすることができる。
これにより、レンズ系として、球面収差、非点収差、歪曲収差、色収差等の諸収差を良好に補正できると共に、レンズ系全長TLを短くでき、薄型化、小型化を達成しつつも、シャッタの配置を容易に行える撮像レンズを得ることができる。
ここで、第1レンズ1、第2レンズ2、及び第3レンズ3の非球面は、次式により規定される。
Z=Cy/[1+(1−εC1/2]+Dy+Ey+Fy+Gy10+Hy12
ただし、Z:非球面の頂点における接平面から,光軸Lからの高さがyの非球面上の点までの距離、y:光軸からの高さ、C:非球面の頂点における曲率(=1/R)、ε:円錐定数、D,E,F,G,H:非球面係数である。
上記構成の撮像レンズにおいて、第1レンズ1の物体側の面S1から像面Pまでの距離(ガラスフィルタ4は空気換算)TL及びレンズ系の焦点距離fが、好ましくは、条件式(1)
(1)0.95<TL/f<1.4
を満足するように形成される。
条件式(1)は、焦点距離に対するレンズ系全長を規定したものである。TL/fの値が条件式(1)の上限値を上回ると、レンズ系の全長が長くなり過ぎて短縮化及び小型化が困難になり、一方、TL/fの値が条件式(1)の下限値を下回ると、焦点距離が長くなり、画角が狭くなってしまう。すなわち、TL/fの値が条件式(1)を満たすことにより、レンズ系全長を短くしつつ、60°〜75°の画角を確保することができる。
また、上記構成の撮像レンズにおいて、第1レンズ1の物体側の面S1の曲率半径R1及びレンズ系の焦点距離fが、好ましくは、条件式(2)
(2)0.25<R1/f<0.65
を満足するように形成される。
条件式(2)は、焦点距離に対する第1レンズの曲率半径を規定したものである。R1/fの値が条件式(2)の上限値を超えると、第1レンズ1の物体側の面S1の曲率半径R1が大きくなるため、全長を短縮するには他のレンズの屈折力(パワー)を強くする必要があり、その結果、収差の補正が困難になり、一方、R1/fの値が条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズ1の物体側の面S1の曲率半径R1がきつく(曲率が大きく)なり、収差補正、特に球面収差の補正が困難になる。すなわち、R1/fの値が条件式(2)を満たすことにより、第1レンズ1の物体側の面S1を適切な曲率半径R1とすることができ、レンズ系全長TLを短くしつつ、諸収差、特に球面収差等を良好に補正することができる。
また、上記構成の撮像レンズにおいて、第2レンズ2の焦点距離f2及び第3レンズ3の焦点距離f3が、好ましくは、条件式(3)
(3)0.8<f2/|f3|<1.2
を満足するように形成される。
条件式(3)は、第2レンズ2及び第3レンズ3の焦点距離の関係を規定したものである。f2/│f3│の値が条件式(3)から外れると、温度変化時における屈折率の変化でバックフォーカスのズレが大きくなる。そのため、オートフォーカス機構の付いたレンズユニットでは、フォーカス移動量をその分余分にとる必要があり、レンズ系の全長を短縮するのが困難になる。また、パンフォーカスの場合は、高温時及び低温時でピントが合わなくなる。すなわち、f2/│f3│の値が条件式(3)を満たすことにより、温度変化に影響されることなく所望のバックフォーカスを確保しつつ、レンズ系全長TLを短くでき、又、パンフォーカスの場合に高温時及び低温時においても所望の合焦が得られる。
また、上記構成の撮像レンズにおいて、無限遠物点に対する結像光学系の結像位置を基準とした近軸射出瞳位置EXP及びレンズ系の焦点距離fが、好ましくは、条件式(4)
(4)−1.1<EXP/f<−0.6
を満足するように形成される。
条件式(4)は、焦点距離に対する射出瞳位置を規定したものである。EXP/fの値が条件式(4)の上限値を超えると、射出瞳位置が短くなり、CCDへの入射角度が大きくなり、CCDのマイクロレンズで光線がけられるいわゆるシェーディング現象が発生して画像部の周辺が暗くなり、一方、EXP/fの値が条件式(4)の下限値を下回ると、射出瞳位置が長くなりレンズ系全長の短縮が困難になる。すなわち、EXP/fの値が条件式(4)を満たすことにより、CCD等の撮像素子によって生じるシェーディング現象を防止しつつ、画像において所定の明るさを確保でき、レンズ系全長TLを短くすることができる。
また、上記構成の撮像レンズにおいて、第1レンズ1のアッベ数ν1が、好ましくは、条件式(5)
(5)ν1>50
を満足するように形成される。
第1レンズ1のアッベ数ν1が条件式(5)を満たすことにより、色収差を良好に補正することができる。
さらに、上記構成の撮像レンズにおいて、第2レンズ2と第3レンズ3の光軸L上における間隔(空気間隔)D5が、好ましくは、条件式(6)
(6)D5/f<0.15
を満足するように形成される。
D5/fの値が条件式(6)の上限値を超えると、レンズ系の外径寸法を小さくすることが困難になり、又、諸収差、特に非点収差及び歪曲収差を補正するのが困難になる。すなわち、D5/fの値が条件式(6)を満たすことにより、レンズの外径寸法を小さくできると共に、諸収差、特に非点収差及び歪曲収差を良好に補正することができる。
次に、上記撮像レンズの具体的な数値による実施例を、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4として以下に示す。
実施例1における主な仕様諸元、種々の数値データ(設定値)、条件式(1)〜(6)の値は以下の通りである。また、実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差は図2に示す結果となる。尚、図2中の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
<条件式の値>
(1)TL/f=5.12/4.05=1.26
(2)R1/f=2.306/4.05=0.57
(3)f2/|f3|=1.92/1.98=0.97
(4)EXP/f=−3.74/4.05=−0.92
(5)ν1=81.13
(6)D5/f=0.1/4.05=0.02
<仕様諸元>
物体距離=∞(INF)、レンズ系の焦点距離f=4.05mm、第2レンズ2の焦点距離f2=1.92mm、第3レンズ3の焦点距離f3=−1.98mm、Fナンバー(FNo.)=2.87、画角2ω=71.0°、射出瞳位置=−3.74mm、レンズ全長=3.45mm、レンズ系全長TL(空気換算距離)=5.12mm、バックフォーカス(空気換算距離)=1.67mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の曲率半径Ri>
R1=2.306mm(非球面)、R2=−300.000mm(非球面)、R3=∞(開口絞り)、R4=−1.268mm(非球面)、R5=−0.687mm(非球面)、R6=−14.105mm(非球面)、R7=1.156mm(非球面)、R8=∞、R9=∞
<光軸上の面間隔(mm)>
D1=0.520mm、D2=0.120mm、D3=1.224mm、D4=0.779mm、D5=0.100mm、D6=0.711mm、D7=1.219mm、D8=0.300mm、D9=0.250mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の屈折率Ni(d線)>
N1=1.49400、N2=1.52512、N3=1.52512、N4=1.51680
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4のアッベ数νi>
ν1=81.13、ν2=56.29、ν3=56.29、ν4=64.20
非球面は、第1レンズ1の両面S1,S2、第2レンズ2の両面S4,S5、第3レンズ3の両面S6,S7である。
<非球面係数の数値データ>
<S1面>
ε=0.18718600、D=−0.17946834×10−1、E=0.37396167×10−1、F=−0.10644342、G=0.90374798×10−1、H=−0.30399087×10−1
<S2面>
ε=1.00000000、D=−0.17788914×10−1、E=−0.39359458×10−1、F=0.79724310×10−1、G=−0.12201876、H=0.74939030×10−1
<S4面>
ε=1.09765600、D=−0.91447303×10−1、E=0.14293142×10−1、F=0.19047362、G=−0.12385425×10−1、H=−0.26473870×10−1
<S5面>
ε=−1.77478700、D=−0.30825904、E=0.27569485、F=−0.22925956、G=0.16600416、H=−0.41423070×10−1
<S6面>
ε=1.00000000、D=0.18599847×10−1、E=0.27996301×10−2、F=−0.51198499×10−2、G=0.13523473×10−2、H=−0.10962761×10−3
<S7面>
ε=−9.91038000、D=−0.53839587×10−1、E=0.15740733×10−1、F=−0.36035420×10−2、G=0.34877027×10−3、H=−0.11129235×10−4
上記実施例1においては、レンズ系全長TLが5.12mm、画角2ωが71.0°、Fナンバーが2.87で、諸収差が良好に補正されて高い光学性能を確保でき、レンズ系全長の短縮化を達成しつつも、シャッタを容易に配置できる撮像レンズが得られた。
実施例2における主な仕様諸元、種々の数値データ(設定値)、条件式(1)〜(6)の値は以下の通りである。また、実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差は図3に示す結果となる。尚、図3中の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
<条件式の値>
(1)TL/f=5.14/4.08=1.26
(2)R1/f=2.17/4.08=0.53
(3)f2/|f3|=1.79/1.75=1.02
(4)EXP/f=−3.57/4.08=−0.88
(5)ν1=81.13
(6)D5/f=0.1/4.08=0.02
<仕様諸元>
物体距離=∞(INF)、レンズ系の焦点距離f=4.08mm、第2レンズ2の焦点距離f2=1.79mm、第3レンズ3の焦点距離f3=−1.75mm、Fナンバー(FNo.)=2.89、画角2ω=70.9°、射出瞳位置=−3.57mm、レンズ全長=3.56mm、レンズ系全長TL(空気換算距離)=5.14mm、バックフォーカス(空気換算距離)=1.58mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の曲率半径Ri>
R1=2.170mm(非球面)、R2=−300.000mm(非球面)、R3=∞(開口絞り)、R4=−1.222mm(非球面)、R5=−0.676mm(非球面)、R6=−40.902mm(非球面)、R7=0.957mm(非球面)、R8=∞、R9=∞
<光軸上の面間隔(mm)>
D1=0.520mm、D2=0.120mm、D3=1.170mm、D4=0.932mm、D5=0.100mm、D6=0.720mm、D7=1.133mm、D8=0.300mm、D9=0.250mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の屈折率Ni(d線)>
N1=1.49400、N2=1.52512、N3=1.52512、N4=1.51680
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4のアッベ数νi>
ν1=81.13、ν2=56.29、ν3=56.29、ν4=64.20
非球面は、第1レンズ1の両面S1,S2、第2レンズ2の両面S4,S5、第3レンズ3の両面S6,S7である。
<非球面係数の数値データ>
<S1面>
ε=0.53288500、D=−0.15265428×10−1、E=−0.12240403×10−1、F=−0.23733781×10−1、G=0.13792073×10−1、H=−0.12071680×10−1
<S2面>
ε=1.00000000、D=−0.3081454×10−1、E=−0.40106534×10−1、F=0.33054759×10−1、G=−0.33692755×10−1、H=0.56615606×10−2
<S4面>
ε=1.11398000、D=0.23181256×10−1、E=−0.34923950、F=0.66753229、G=−0.39702502、H=0.11535900
<S5面>
ε=−2.02622000、D=−0.31193731、E=0.29738780、F=−0.27700472、G=0.17112800、H=−0.36612265×10−1
<S6面>
ε=1.00000000、D=−0.13180721×10−1、E=0.15736630×10−1、F=−0.55291162×10−2、G=0.88529076×10−3、H=−0.56153739×10−4
<S7面>
ε=−8.05049600、D=−0.56097976×10−1、E=0.17214646×10−1、F=−0.39762493×10−2、G=0.49088459×10−3、H=−0.26073358×10−4
上記実施例2においては、レンズ系全長TLが5.14mm、画角2ωが70.9°、Fナンバーが2.89で、諸収差が良好に補正されて高い光学性能を確保でき、レンズ系全長の短縮化を達成しつつも、シャッタを容易に配置できる撮像レンズが得られた。
実施例3における主な仕様諸元、種々の数値データ(設定値)、条件式(1)〜(6)の値は以下の通りである。また、実施例3における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差は図4に示す結果となる。尚、図4中の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
<条件式の値>
(1)TL/f=5.13/4.08=1.26
(2)R1/f=2.288/4.08=0.56
(3)f2/|f3|=1.81/1.77=1.02
(4)EXP/f=−3.60/4.08=−0.88
(5)ν1=81.13
(6)D5/f=0.1/4.08=0.02
<仕様諸元>
物体距離=∞(INF)、レンズ系の焦点距離=4.08mm、第2レンズ2の焦点距離f2=1.81mm、第3レンズ3の焦点距離f3=−1.77mm、Fナンバー(FNo.)=2.89、画角2ω=70.7°、射出瞳位置=−3.60mm、レンズ全長=3.50mm、レンズ系全長TL(空気換算距離)=5.13mm、バックフォーカス(空気換算距離)=1.62mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の曲率半径Ri>
R1=2.288mm(非球面)、R2=−300.000mm(非球面)、R3=∞(開口絞り)、R4=−1.294mm(非球面)、R5=−0.668mm(非球面)、R6=−10.473mm(非球面)、R7=1.046mm(非球面)、R8=∞、R9=∞
<光軸上の面間隔(mm)>
D1=0.530mm、D2=0.120mm、D3=1.210mm、D4=0.823mm、D5=0.100mm、D6=0.720mm、D7=1.176mm、D8=0.300mm、D9=0.250mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の屈折率Ni(d線)>
N1=1.49400、N2=1.52512、N3=1.52512、N4=1.51680
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4アッベ数νi>
ν1=81.13、ν2=56.29、ν3=56.29、ν4=64.20
非球面は、第1レンズ1の両面S1,S2、第2レンズ2の両面S4,S5、第3レンズ3の両面S6,S7である。
<非球面係数の数値データ>
<S1面>
ε=−0.40000000、D=−0.23822211×10−2、E=−0.59528415×10−2、F=−0.14128411×10−1、G=−0.43605529×10−2、H=0.63906745×10−2
<S2面>
ε=1.00000000、D=−0.21612204×10−1、E=−0.17162733×10−1、F=−0.58107269×10−2、G=−0.26526297×10−2、H=0.21455586×10−1
<S4面>
ε=1.15400000、D=−0.81107660×10−1、E=−0.84671333×10−2、F=0.17623341、G=−0.11766912×10−1、H=−0.16063978×10−1
<S5面>
ε=−1.88400000、D=−0.30479236、E=0.26583755、F=−0.23428207、G=0.16571839、H=−0.39729107×10−1
<S6面>
ε=−217.00000000、D=0.44007161×10−2、E=−0.70798509×10−3、F=−0.13981354×10−3、G=0.60261281×10−5、H=0.39072005×10−5
<S7面>
ε=−9.48200000、D=−0.53696024×10−1、E=0.13972524×10−1、F=−0.32137397×10−2、G=0.38859404×10−3、H=−0.20808805×10−4
上記実施例3においては、レンズ系全長TLが5.13mm、画角2ωが70.7°、Fナンバーが2.89で、諸収差が良好に補正されて高い光学性能を確保でき、レンズ系全長の短縮化を達成しつつも、シャッタを容易に配置できる撮像レンズが得られた。
実施例4における主な仕様諸元、種々の数値データ(設定値)、条件式(1)〜(6)の値は以下の通りである。また、実施例4における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差は図5に示す結果となる。尚、図5中の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
<条件式の値>
(1)TL/f=5.12/4.02=1.27
(2)R1/f=2.059/4.02=0.51
(3)f2/|f3|=1.70/1.68=1.01
(4)EXP/f=−3.44/4.02=−0.85
(5)ν1=81.13
(6)D5/f=0.1/4.02=0.02
<仕様諸元>
物体距離=∞(INF)、レンズ系の焦点距離=4.02mm、第2レンズ2の焦点距離f2=1.70mm、第3レンズ3の焦点距離f3=−1.68mm、Fナンバー(FNo.)=2.86、画角2ω=68.8°、射出瞳位置=−3.44mm、レンズ全長=3.61mm、レンズ系全長TL(空気換算距離)=5.12mm、バックフォーカス(空気換算距離)=1.40mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の曲率半径Ri>
R1=2.059mm(非球面)、R2=−600.000mm(非球面)、R3=∞(開口絞り)、R4=−1.320mm(非球面)、R5=−0.667mm(非球面)、R6=−13.914mm(非球面)、R7=0.959mm(非球面)、R8=∞、R9=∞
<光軸上の面間隔(mm)>
D1=0.520mm、D2=0.120mm、D3=1.224mm、D4=0.779mm、D5=0.100mm、D6=0.711mm、D7=1.220mm、D8=0.300mm、D9=0.250mm
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4の屈折率Ni(d線)>
N1=1.49400、N2=1.52512、N3=1.52512、N4=1.51680
<第1レンズ1〜第3レンズ3、ガラスフィルタ4のアッベ数νi>
ν1=81.13、ν2=56.29、ν3=56.29、ν4=64.20
非球面は、第1レンズ1の両面S1,S2、第2レンズ2の両面S4,S5、第3レンズ3の両面S6,S7である。
<非球面係数の数値データ>
<S1面>
ε=1.75007480、D=−0.12335476×10−1、E=0.16849081×10−1、F=−0.86519682×10−1、G=0.88680146×10−1、H=−0.39629367×10−1
<S2面>
ε=1.00000000、D=−0.39404243×10−1、E=−0.67078316×10−2、F=0.10640729×10−1、G=−0.42275696×10−1、H=0.20003149×10−1
<S4面>
ε=1.25967080、D=−0.75462409×10−1、E=−0.18416226、F=0.42439865、G=−0.28423555、H=0.10413638
<S5面>
ε=−2.14171000、D=−0.34489097、E=0.34650588、F=−0.32591347、G=0.19166926、H=−0.39715336×10−1
<S6面>
ε=16.97320000、D=−0.20748373×10−1、E=15809976×10−1、F=−0.38668533×10−2、G=0.48567350×10−3、H=−0.27242761×10−4
<S7面>
ε=−7.88894100、D=−0.60280040×10−1、E=0.15809976×10−1、F=−0.38412874×10−2、G=0.59199583×10−3、H=−0.36832770×10−4
上記実施例4においては、レンズ系全長TLが5.12mm、画角2ωが68.8°、Fナンバーが2.86で、諸収差が良好に補正されて高い光学性能を確保でき、レンズ系全長の短縮化を達成しつつも、シャッタを容易に配置できる撮像レンズが得られた。
以上述べたように、本発明の撮像レンズは、高画素の撮像素子に対応するべくシャッタの配置を容易に行えると共に、画角60°〜75°程度で、レンズ系全長の短縮化、薄型化、小型化等を達成できるため、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置のモバイルカメラの撮像レンズとして適用できるのは勿論のこと、小型化が特に要求されないその他のデジタルカメラの撮像レンズとしても有用である。
本発明に係る撮像レンズの一実施形態を示す構成図である。 実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図である。 実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図である。 実施例3における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図である。 実施例4における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す収差図である。
符号の説明
L 光軸
P 像面
1 第1レンズ
SD 開口絞り
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 ガラスフィルタ
f レンズ系の焦点距離
f2 第2レンズの焦点距離
f3 第3レンズの焦点距離
TL 第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上における間隔
D5 第2レンズと第3レンズの光軸上における間隔

Claims (9)

  1. 物体側から像面側に向けて順に配列された、
    両凸形状の正の屈折力を有する第1レンズと、
    所定の口径を有する開口絞りと、
    物体側に凹面を向けると共に少なくとも一方の面が非球面に形成された正の屈折力を有する第2レンズと、
    物体側に凹面を向けると共に像面側の面が有効径の範囲内において変曲点をもつ非球面に形成された負の屈折力を有する第3レンズと、
    を含む、ことを特徴とする撮像レンズ。
  2. 前記第1レンズの物体側の面から像面までの距離(前記第3レンズと像面の間は空気換算)をTL、レンズ系の焦点距離をfとするとき、条件式(1)
    (1)0.95<TL/f<1.4
    を満足する、ことを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
  3. 前記第1レンズの物体側の面の曲率半径をR1、レンズ系の焦点距離をfとするとき、条件式(2)
    (2)0.25<R1/f<0.65
    を満足する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第2レンズの焦点距離をf2、前記第3レンズの焦点距離をf3とするとき、条件式(3)
    (3)0.8<f2/|f3|<1.2
    を満足する、ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の撮像レンズ。
  5. 無限遠物点に対する結像光学系の結像位置を基準とした近軸射出瞳位置をEXP、レンズ系の焦点距離をfとするとき、条件式(4)
    (4)−1.1<EXP/f<−0.6
    を満足する、ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の撮像レンズ。
  6. 前記第1レンズは、物体側及び像面側の少なくとも一方の面が非球面に形成され、
    前記第2レンズ及び前記第3レンズは、物体側及び像面側の両面が非球面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の撮像レンズ。
  7. 前記第2レンズ及び前記第3レンズは、プラスチックレンズである、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の撮像レンズ。
  8. 前記第1レンズのアッベ数をν1とするとき、条件式(5)
    (5)ν1>50
    を満足する、ことを特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の撮像レンズ。
  9. 前記第2レンズと前記第3レンズの光軸上における間隔(空気間隔)をD5とするとき、条件式(6)
    (6)D5/f<0.15
    を満足する、ことを特徴とする請求項1ないし8いずれかに記載の撮像レンズ。

JP2006150771A 2006-05-31 2006-05-31 撮像レンズ Expired - Fee Related JP4164103B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150771A JP4164103B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 撮像レンズ
US11/754,445 US7508601B2 (en) 2006-05-31 2007-05-29 Imaging lens
CN2007101098079A CN101082694B (zh) 2006-05-31 2007-05-30 拍摄镜头

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150771A JP4164103B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 撮像レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007322561A true JP2007322561A (ja) 2007-12-13
JP4164103B2 JP4164103B2 (ja) 2008-10-08

Family

ID=38789773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006150771A Expired - Fee Related JP4164103B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 撮像レンズ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7508601B2 (ja)
JP (1) JP4164103B2 (ja)
CN (1) CN101082694B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223251A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Olympus Corp 撮像装置
TWI453456B (zh) * 2011-12-07 2014-09-21 Newmax Technology Co Ltd 三片式成像鏡片組
TWI467220B (zh) * 2012-09-10 2015-01-01 Largan Precision Co Ltd 成像系統鏡頭組

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8094383B2 (en) * 2008-04-10 2012-01-10 E-Pin Optical Industry Co., Ltd. Optical imaging lens
CN101571621B (zh) * 2008-04-28 2011-03-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 成像镜头
JP5426841B2 (ja) * 2008-05-08 2014-02-26 オリンパス株式会社 撮像光学系
CN102122057B (zh) * 2010-01-07 2012-07-04 大立光电股份有限公司 摄像光学镜组
JP5861932B2 (ja) * 2012-02-28 2016-02-16 株式会社オプトロジック 撮像レンズ
CN102928966A (zh) * 2012-10-20 2013-02-13 中山联合光电科技有限公司 一种小型光学镜头
TWI475248B (zh) * 2013-10-18 2015-03-01 Largan Precision Co Ltd 影像系統透鏡組、取像裝置及可攜裝置
TWI546562B (zh) * 2014-12-04 2016-08-21 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統(一)
CN105824107B (zh) * 2015-01-07 2018-05-25 大立光电股份有限公司 光学取像系统、取像装置及电子装置
TWI572888B (zh) * 2015-01-21 2017-03-01 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統(一)
KR102663749B1 (ko) 2016-02-17 2024-05-08 삼성전자주식회사 옵티칼 렌즈 어셈블리, 장치, 및 이미지 형성 방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2830418B2 (ja) * 1990-08-07 1998-12-02 キヤノン株式会社 簡易な構成のズームレンズ
JP3567327B2 (ja) 2002-05-08 2004-09-22 富士写真光機株式会社 撮像レンズ
JP2004184987A (ja) 2002-11-21 2004-07-02 Kyocera Corp 撮像レンズ
JP4156961B2 (ja) 2003-03-31 2008-09-24 フジノン株式会社 単焦点レンズ
JP2004326097A (ja) * 2003-04-09 2004-11-18 Olympus Corp 結像光学系及びそれを用いた電子機器
JP2005091513A (ja) 2003-09-12 2005-04-07 Sony Corp 撮像カメラ用光学レンズ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223251A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Olympus Corp 撮像装置
TWI453456B (zh) * 2011-12-07 2014-09-21 Newmax Technology Co Ltd 三片式成像鏡片組
TWI467220B (zh) * 2012-09-10 2015-01-01 Largan Precision Co Ltd 成像系統鏡頭組

Also Published As

Publication number Publication date
US20070279767A1 (en) 2007-12-06
JP4164103B2 (ja) 2008-10-08
CN101082694B (zh) 2012-05-30
CN101082694A (zh) 2007-12-05
US7508601B2 (en) 2009-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4164103B2 (ja) 撮像レンズ
JP6403711B2 (ja) 撮像レンズ
KR102180476B1 (ko) 촬상 렌즈 시스템 및 이를 채용한 촬상 장치
JP5973240B2 (ja) 撮像レンズ
JP5021565B2 (ja) 5枚構成の撮像レンズおよび撮像装置
JP5052144B2 (ja) 撮像レンズ
JP6005941B2 (ja) 撮像レンズ
JP6710473B2 (ja) 撮像レンズ
JP2016071115A (ja) 7枚の光学素子構成の撮像レンズ
JP2004240063A (ja) 撮像レンズ
KR100759152B1 (ko) 촬영 렌즈 시스템
CN111913274A (zh) 成像光学系统以及摄像装置
JP2008197264A (ja) 撮像レンズ
JP2008158413A (ja) 撮影レンズ及びそれを有する撮像装置
JP2007322844A (ja) 撮像レンズ
JP2005316010A (ja) 撮像レンズ
JP2006301221A (ja) 撮像レンズ
JP2007322839A (ja) 結像レンズおよび携帯情報端末装置
JP2006309043A (ja) 撮像レンズ
JP2008096621A (ja) 撮像レンズ
JP2005338234A (ja) 撮像レンズ
JP5421066B2 (ja) 撮像レンズ
JP2009042333A (ja) 撮影レンズ
JP4722087B2 (ja) 撮影レンズ
JP2006047858A (ja) 撮像レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080725

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees