JP2007041069A - 写真処理装置 - Google Patents

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智之 石井
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Abstract

【課題】 面倒な案内ローラ対の処理液搾り取り作業から解放するとともに、現像処理の効率化を図る。
【解決手段】 印画紙シートR2を処理する処理液の装填された処理槽51を備えてなる写真処理装置10において、処理槽51には、印画紙シートR2を挟持して処理槽51内に案内する入口側スポンジローラ72と、処理済みの印画紙シートR2を挟持して処理槽51からの導出を案内する出口側スポンジローラ73とが設けられ、少なくとも出口側スポンジローラ73には、当該出口側スポンジローラ73が吸収した処理液を搾り取る搾取手段80が設けられ、搾取手段80は、出口側スポンジローラ73に外嵌される内径寸法が当該出口側スポンジローラ73の外径寸法より小さい搾取筒体81と、この搾取筒体81を出口側スポンジローラ73の軸心方向に向けて移動させる移動機構82とを備えて構成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ハロゲン化銀を感光主体とした銀塩写真システムに適用される感光材料としての写真フィルム(以下フィルムとのみいう)に現像処理を施したり、あるいは現像処理済みのフィルムを用いて感光材料としての印画紙に現像処理(焼付け処理)を施したりする写真処理装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような印画紙に現像処理を施す写真処理装置が知られている。この写真処理装置は、ロール状に巻回された長尺の印画紙ロールを引き出しながらその露光面に現像処理済みのフィルムの各コマ(一画面)を順次積層していき、フィルムを介して露光面に光を照射することによる露光処理を行った後、現像槽において当該印画紙を所定の現像液中に浸漬して当該印画紙に現像処理を施すようになされている。
そして、現像処理後の印画紙は、搬送ローラ等の搬送手段の駆動で定着槽に導入され、所定の定着液中に浸漬されることによって定着処理が施された後、洗浄槽における水洗処理で定着液が除去されるようになっている。洗浄処理後の印画紙は、乾燥室に導入され所定の熱源からの熱(温風の吹き付けを含む)による乾燥処理が施されたのち外部に排出される。
かかる写真処理装置において現像槽、定着槽および洗浄槽は、縦長に構成されて槽深さが深く設定されているとともに、槽内には印画紙搬送方向と直交する印画紙幅方向に延びるように2列で並設された複数本の搬送ローラと、各列における互いに対向した一対の搬送ローラ間に介設された駆動ローラとが設けられている。
また、各列の搬送ローラの最上位のもののさらに上方位置には、搬送ローラと平行に配設された各一対の案内ローラ対が設けられ、印画紙は、駆動回転している一方の案内ローラ対に挟持された状態で槽内に向けて搬送され、一方の列の搬送ローラと駆動ローラとに挟持されつつ搬送ローラの駆動で一旦下降したのち他方の列の搬送ローラと駆動ローラとに挟持されつつ上昇するようになっている。上昇した印画紙は、駆動回転している他方の案内ローラ対に挟持されつつ次工程へ向けて搬送されるようになっている。
このように、特許文献1に開示される従来技術では、縦長に形成される現像・定着・洗浄の各処理槽を、印画紙が蛇行しながら順に搬送されてゆくことで、処理が施されてゆく。各槽では、各処理に必要とされる時間にわたって、印画紙を処理液に浸漬している必要があり、特に洗浄工程には長い時間を要する。
そこで、特許文献1では明示されていないが、通常、印画紙を排出する側の案内ローラ対はスポンジ体によって形成されている。そして、印画紙が案内ローラ対間を通過する間に付着している処理液が案内ローラ対によって吸収除去され、これによって一つの処理槽から次の処理槽への、印画紙に同伴した処理液の持ち込みが抑制されるようになされている。
特許第3478382号公報
しかしながら、印画紙に対する現像処理が度重なると、スポンジ体からなる案内ローラ対は、吸収した処理液で満たされ、以後、印画紙から処理液を吸収する能力が十分に発揮できなくなるという不都合が生じていた。案内ローラ対は感光材料を挟持する必要から、スポンジ体が幾分変形するほどに互いに押圧されるので、それによって処理液を搾り取る効果がある程度は得られる。しかし、スポンジ体が本来有する吸収能力を十分に発揮するものとはなっていなかった。その結果、上記従来装置は、印画紙に同伴した処理液の持ち込みを抑制する効果が十分ではなく、処理に要する処理時間が長くなり、1枚目のプリントを出力するまでの待ち時間が長くなるという問題点を有していた。このことは、店内に写真処理装置を設置し、店頭に顧客を待たせて写真処理サービスを提供する店舗にとっては、顧客吸引力をも左右する重要な問題点である。
本発明は、かかる従来の問題点を解消するためになされたものであり、1枚目の感光材料を処理して出力するまでの待ち時間を短縮することができる写真処理装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、複数の処理槽を備え、各処理槽に貯留された処理液の中に感光材料を順次通過させることにより、前記感光材料に各処理液による処理を順次施す写真処理装置であって、前記複数の処理槽のうちの少なくとも一つの処理槽から別の処理槽へ、感光材料を挟持して案内するローラ対が設けられ、前記案内ローラ対は、一対の円筒状のスポンジローラによって形成されているとともに、前記一対のスポンジローラの少なくとも一方が吸収した処理液を搾り取る搾取手段が設けられ、前記搾取手段は、前記少なくとも一方のスポンジローラに外嵌される内径寸法が当該少なくとも一方のスポンジローラの外径寸法より小さい搾取筒体と、この搾取筒体を前記少なくとも一方のスポンジローラの軸心方向に向けて移動させる移動機構とを備えて構成されていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明において、感光材料とは、ハロゲン化銀を感光主体とした銀塩写真システムに適用されるフィルムおよび現像処理済みのフィルムを用いて現像処理(焼付け処理)が施される印画紙の双方を含む概念の用語として使用している。
そして、請求項1記載の発明によれば、複数の処理槽に貯留された処理液の中に感光材料が順次浸漬することにより、感光材料に各処理液による処理が順次施される。そして、少なくとも一つの処理槽から次の処理槽へ、感光材料を挟持して案内するローラ対が設けられ、当該ローラ対が、一対の円筒状のスポンジローラによって形成されている。このため、感光材料は、一対のスポンジローラによって挟持されながら当該スポンジローラの駆動で搬送されるに際し、表裏面に付着している処理液がスポンジローラに吸収除去され、これによって表裏面が清浄化処理された状態で次工程、すなわち次の処理槽による処理へ向けて搬送されることになる。
また、一対のスポンジローラのうち少なくとも一方が吸収した処理液を搾り取る搾取手段は、上記少なくとも一方のスポンジローラに外嵌される内径寸法がスポンジローラの外径寸法より小さい搾取筒体と、この搾取筒体をスポンジローラの軸心方向に向けて移動させる移動機構とを備えて構成されているため、度重なる処理液による感光材料の処理でスポンジローラに対し予め設定された量の処理液が吸収された都度、移動機構の駆動で搾取筒体を上記少なくとも一方のスポンジローラの軸心方向に移動させることにより、当該移動に伴って上記少なくとも一方のスポンジローラは順次圧縮弾性変形され、これによって上記少なくとも一方のスポンジローラに吸収されていた処理液は搾取筒体によって搾り取られることになる。上記少なくとも一方のスポンジローラが、一方のみのスポンジローラである場合であっても、当該一方のスポンジローラは他方のスポンジローラの処理液をも吸収することができる。その結果、一対のスポンジローラの双方について、処理液を十分に吸収し得る状態にすることができる。
従って、かかる移動機構による搾取筒体の移動を所定のタイミングで繰り返すことにより、一対のスポンジローラの双方について、処理液を十分に吸収し得る状態に維持することが可能となる。
請求項1記載の発明によれば、移動機構による搾取筒体の移動を所定のタイミングで繰り返すことにより、スポンジローラを、処理液を十分に吸収し得る状態に常に維持することができる。それによって、一つの処理槽から次の処理槽への、感光材料に同伴した処理液の持ち出しが、より効果的に抑制される。その結果、次の処理槽での処理時間を短縮することができるので、1枚目の感光材料を処理して出力するまでの待ち時間が短縮される。
図1は、本発明に係る写真処理装置の一実施形態の全体構成の概要を説明するための説明図である。この実施形態においては、感光材料としての印画紙ロールRから引き出された長尺印画紙R1に焼付け処理を施す写真処理装置10を例として挙げている。図1に示すように、写真処理装置10は、印画紙ロールRから引き出された長尺印画紙R1に対してコマ毎に露光処理を施す露光処理部20と、この露光処理部20で露光処理の施された長尺印画紙R1に対して現像処理を施す現像処理部30と、この現像処理部30で現像処理の施された長尺印画紙R1に対して乾燥処理を施す乾燥処理部40とを備えた基本構成を有している。
露光処理部20は、画像データを記憶するディスク等の記録媒体を着脱可能に装填するとともに装填された記録媒体から所望の画像データを読み込むディスクドライブ21と、フィルムや印画紙上に形成された画像を直接読み込むスキャナ22と、読み込んだ画像データを画像としてモニタ表示するディスプレイ23と、写真処理装置10の状態をテストするためのテストプリント搬入ユニット24と、読み込んだ画像に対して濃度や色等に対する所定の処理の指示およびプリントの指示等の各種指示を行うための図略の操作部と、プリント予定の画像データに所定の処理を行うとともに処理画像を出力する制御部25とを備えた基本構成を有している。
かかる露光処理部20には、ハウジング201の内部適所に巻回された長尺印画紙R1を収納するマガジン26(第1マガジン261および第2マガジン262)が交換可能に搭載されている。第1および第2マガジン261,262の適所には、所定個数の遮光部材が配列されているとともに、第1および第2マガジン261,262が装着される露光処理部20の筐体には、複数のフォトインタラプタからなるセンサ263,264が設けられ、いずれのセンサ263,264が前記遮光部材により遮光されたかを検知することでマガジンの種類すなわちサイズ等を含む印画紙の種別を認識可能にしている。印画紙は、樹脂などで形成される薄層の支持体とその一方面側に乳剤層、さらにコーティング層が形成されているものである。乳剤層は、露光された位置が後述の現像液によって赤、青、緑の各色に発色する染料や顔料が層状に形成されているもので、写真焼付用の印画紙として一般的なものが採用されている。
ハウジング201内には、第1および第2マガジン261,262に装着された印画紙ロールRから選択的に繰り出された長尺印画紙R1を合流位置から下流側へ向けて移送する搬送路が形成されるとともに、この搬送路に沿って、モータ等からなる図略の駆動機構により回転駆動される搬送ローラ対265,266(後述するカッター27より上流側にあるものを第1搬送ローラ対265、同下流側にあるものを第2搬送ローラ対266)が所定ピッチで配設されている。第1および第2マガジン261,262の各搬送路の合流位置から下流側に向かう搬送路上には、当該搬送路に対面する姿勢を有して帯状の長尺印画紙R1から所定サイズの印画紙シートR2を作成する印画紙切断装置としてのカッター27と、露光処理部20から入力された画像データを光学的に、例えばライン露光によって印画紙シートR2面に露光する露光装置28を備えている。
前記カッター27は、本実施形態においては、露光装置28の上流位置に配置されている。このカッター27は帯状の長尺印画紙R1を所定サイズの印画紙シートR2に切断するものであり、例えばスキャナ22からの写真サイズ情報と、印画紙の移送量を検出するセンサ(例えば駆動機構(モータ)への駆動パルス数等)からの出力情報とによって、所定寸法分移送される毎に切断動作を行うように構成されている。
前記露光装置28は、例えばRGB各色のレーザ発生器からのレーザビームを画像濃度情報によって各色毎に光変調するとともに、各変調ビームをポリゴンミラー等を介して印画紙シートR2面上で幅方向にライン走査させるもので、印画紙シートR2の移送によってシート面上に2次元のカラー画像を露光するものである。
前記現像処理部30は、露光処理部20から送り込まれた印画紙シートR2に対して現像処理を施すものであり、印画紙シートR2を連続的に所定の現像液に浸漬することにより露光の強弱に応じたポジ画像を現出させる現像部31と、この現像部31で現像処理が完了した印画紙シートR2に対して所定の定着液に浸漬することにより定着処理を施す定着部32と、この定着部32で定着処理の完了した印画紙シートR2に対し洗浄水中に連続的に浸漬することにより洗浄処理を施す洗浄部33とを備えて構成されている。
前記現像部31、定着部32および洗浄部33には、同一構成の浸漬処理装置50が適用されている。浸漬処理装置50は、現像部31および定着部32において各1槽が、洗浄部33において3槽が採用されている。なお、かかる浸漬処理装置50については後に詳述する。
定着液には、銀画像などの銀をハロゲン化銀などの銀塩に変えるための漂白液が混合されている。また、洗浄水には、色画像を安定化させるための安定液が混合されている。
前記乾燥処理部40は、洗浄部33で洗浄処理が完了した印画紙シートR2に対し乾燥処理を施すものであり、洗浄部33の上方位置に設けられている。かかる乾燥処理部40は、上下方向に直列で設けられた複数の搬送ローラ対41と、これらの搬送ローラ対41と対向配置された乾燥用の熱を印画紙シートR2に供給する通電発熱体42と、この通電発熱体42により乾燥処理の施された印画紙シートR2を次工程に向けて払い出す払出しコンベヤ43とを備えて構成されている。
前記通電発熱体42は、上方に向かって搬送される印画紙シートR2の現像された面(すなわち表面側)と対向するように配設され、これによって印画紙シートR2の表面側に対し優先的に乾燥処理が施されるようになっている。
図2および図3は、浸漬処理装置50の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、オーバーヘッドラックの外された処理ラックが処理槽から引き出された状態、図3は、オーバーヘッドラックの装着された処理ラックが処理槽に装着された状態をそれぞれ示している。また、図4は、図3のA−A線断面図である。なお、図2〜図4において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
まず、図2に示すように、浸漬処理装置50は、内部に処理液が装填される処理槽51と、この処理槽51内に着脱自在に装着される処理ラック60と、この処理ラック60の頂部に着脱自在に冠設されるオーバーヘッドラック70と、このオーバーヘッドラック70に内装された、後述する出口側スポンジローラ73が吸収した処理液を搾り取る搾取手段80(図6)とを備えて構成されている。なお、搾取手段80については、図2〜図5に図示すれば煩雑になって却って判り難くなるため、都合上図示を省略しているが、後に図6〜図9を基に詳細に説明する。また、前記処理液は、浸漬処理装置50が現像部31用のものであるときは現像液であり、浸漬処理装置50が定着部32用のものであるときは定着液であり、浸漬処理装置50が洗浄部33用のものであるときは洗浄水である。
前記処理槽51は、上面に着脱開口511を備えた有底で縦長の直方体状を呈する合成樹脂製の容器によって形成されている。かかる処理槽51は、処理ラック60が当該処理槽51内に装着された状態で、両者間に予め設定された所定量の処理液を充填し得る空間が確保されるように寸法設定されている。
前記処理ラック60は、前記処理槽51内に挿入される挿入部61と、この挿入部61の上端から上方に向かって延設された露出部62とを備えている。挿入部61と露出部62との間には、処理ラック60の全周に亘って環状に形成されたシール機能を有するフランジ601が設けられている。そして、挿入部61を着脱開口511を介して処理槽51内に挿入することにより、フランジ601が処理槽51の上縁部に全周に亘って当止し、これによって処理槽51内が密閉状態になるようになされている。
前記挿入部61は、左右方向一対の側板部材63を有し、これら一対の側板部材63間には、前記フランジ601が設けられた位置に架設された上下を分断する水平仕切壁602が架設されている。この水平仕切壁602より下位における一対の側板部材63間には、前後方向の中央位置に多段で上下方向に向けて等ピッチで配設された複数の大径搬送ローラ64が架設されているとともに、各大径搬送ローラ64を挟持するように2列で小径搬送ローラ65が架設されている。
前記大径搬送ローラ64は、一対の側板部材63間に架設された大径ローラ軸641回りに回転自在に軸支されているとともに、前記小径搬送ローラ65は、一対の側板部材63間に架設された小径ローラ軸650回りに回転自在に軸支されている。そして、露出部62を介して挿入部61へ導入された印画紙シートR2は、先端が最上位に位置した大径搬送ローラ64と前方側の小径搬送ローラ65との間に差し込まれ、これら大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65の各ローラ軸(大径ローラ軸641および小径ローラ軸650)回りの駆動回転によって下降し、順次下段の大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65間に差し通されていくようになっている。
因みに、図2〜図4に示す例では、大径搬送ローラ64は軸心回りに反時計方向に向けて回転される一方、前方の列の小径搬送ローラ65は軸心回りに時計方向に回転され、これによって大径搬送ローラ64より前方位置で大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65間に挟持された印画紙シートR2は下降するようになっている。
そして、印画紙シートR2の先端が最下段の大径搬送ローラ64に到達すると、当該先端は、最下段の大径搬送ローラ64の回転と、最下段の前後の小径搬送ローラ65間に張設された無端ベルト651(図4)の周回とに誘導されて上方へ向かって折り返され、以後は、各大径搬送ローラ64および後方側の各小径搬送ローラ65との間を通過しつつこれらの回転に誘導されて上昇し、露出部62を介して外部へ導出されるようになっている。
因みに、各小径搬送ローラ65は、図略の付勢手段の付勢力によって対向した大径搬送ローラ64に向けて付勢されて各周面が互いに押圧当接した状態とされており、これによって大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65に挟持された印画紙シートR2は、両者の駆動回転によって確実に搬送され得るようになっている。
前記オーバーヘッドラック70は、処理ラック60の頂部に装着された状態で、前方から送り込まれた印画紙シートR2を処理槽51内に案内するためのものであり、処理ラック60の水平仕切壁602より上方位置における一対の側板部材63間に嵌め込まれ得るように寸法設定されている。
かかるオーバーヘッドラック70は、筐体71と、この筐体71の前方側に装着される一対の入口側スポンジローラ(入口側案内ローラ対)72と、同後方側に装着される一対の出口側スポンジローラ(出口側案内ローラ対)73とを備えて構成されている。そして、特に本発明においては、筐体71の後方側に前記一対の出口側スポンジローラ73が印画紙シートR2の表裏面から吸収した処理液を搾り取る搾取手段80(図6)が設けられている。
前記筐体71は、底板711(図4)と、この底板711の前縁部に固定された前面板712と、前記底板711の後縁部に固定された後方板713と、これら前面板712と後方板713との間に架設された左右方向一対の側板714とを備えて構成されている。前記底板711には、前後方向の中央部が上方に向かって膨出されることによって形成された断面視で逆U字状を呈する逆U字壁715(図4参照)が設けられている。この逆U字壁715の下面は開放端になっている。因みに、かかる逆U字壁715は、処理ラック60を処理槽51に対して着脱操作するときの把手としての機能を備えている。
一方、前記処理ラック60の水平仕切壁602には、前後方向の中央位置に左右方向に延びる衝立壁603が設けられている。この衝立壁603は、前記オーバーヘッドラック70の逆U字壁715に内嵌され得るように寸法設定されている。従って、逆U字壁715を衝立壁603に嵌め込むようにしてオーバーヘッドラック70を処理ラック60に装着することにより、当該オーバーヘッドラック70は、位置決め状態でオーバーヘッドラック70の頂部における一対の側板部材63間に装着されるようになっている。
このようなオーバーヘッドラック70において、前面板712には、印画紙シートR2をオーバーヘッドラック70内に受入れるための左右方向に延びた受入開口74が設けられているとともに、後方板713には処理済みの印画紙シートR2を外部に払い出すための払出開口75(図4)が設けられている。前記受入開口74は、前記一対の入口側スポンジローラ72の当接位置と対向する位置に設けられているとともに、前記払出開口75は、前記一対の出口側スポンジローラ73の当接位置と対向する位置に設けられている。
また、処理ラック60の水平仕切壁602には、前方側に入口側スポンジローラ72の駆動でオーバーヘッドラック70内に引き入れられた印画紙シートR2を処理槽51内に導入するための左右方向に延びた導入開口604が設けられているとともに、後方側に処理済みの印画紙シートR2を出口側スポンジローラ73へ向けて導出する導出開口605(図4)が設けられている。
そして、本実施形態においては、処理ラック60に前記大径搬送ローラ64、前記小径搬送ローラ65、前記一対の入口側スポンジローラ72および前記一対の出口側スポンジローラ73を駆動回転させるための駆動力伝達機構66が装着されている。以下、図5を基に必要に応じて図2〜図4を参照しながら駆動力伝達機構66について説明する。図5は、駆動力伝達機構66の一実施形態を示す浸漬処理装置50の上部の正面視の断面図である。なお、図5におけるXによる方向表示は、図2の場合と同様(−X:左方、+X:右方)である。
図5に示すように、前記駆動力伝達機構66は、外部から図略のギヤを介して所定の駆動源からの駆動力が伝達される軸心が左右方向に延びた駆動ギヤ661と、この駆動ギヤ661と同心で一体回転する第1ベベルギヤ662および第1伝達ギヤ663と、下部で前記第1伝達ギヤ663に噛合する第2伝達ギヤ664と、この第2伝達ギヤ664と同心で一体回転する第3伝達ギヤ665と、前記第1ベベルギヤ662に噛合して上下方向に延びた軸心回りに回転する第2ベベルギヤ666と、この第2ベベルギヤ666と同心で一体回転する第3ベベルギヤ667と、この第3ベベルギヤ667に噛合して左右方向に延びた軸心回りに回転する第4ベベルギヤ668とを備えて構成されている。
前記駆動ギヤ661は、処理ラック60の露出部62における右方の側板部材63の前後方向(図5の紙面に直行する方向)中央部外方に設けられ、衝立壁603を貫通して左右の側板部材63間に架設された入力軸671回りに一体回転可能に軸支されている。
前記第1ベベルギヤ662は、右側の側板部材63内のギヤ室631においてギヤ面を左方に向けて同心で入力軸671に外嵌固定され、入力軸671回りに一体回転可能になっている。
前記第1伝達ギヤ663は、右側の側板部材63のギヤ室631内における第1ベベルギヤ662の左側で入力軸671に同心で外嵌固定され、入力軸671回りに一体回転可能になっている。
前記第2伝達ギヤ664は、ギヤ室631内における前記第1伝達ギヤ663の直下位置において第1伝達ギヤ663と噛合した状態でギヤ室631の左側の壁面を貫通した前記入力軸671と平行な中継軸672に同心で外嵌固定され、これによって中継軸672回りに一体回転可能とされている。
前記第3伝達ギヤ665は、前記各一対の入口側スポンジローラ72および出口側スポンジローラ73(図2)を従動回転させるものであり、ギヤ室631の左壁面の左側において中継軸672に同心で一体回転可能に外嵌され、第2伝達ギヤ664と中継軸672を介して一体回転し得るようになっている。
一方、前記一対の入口側スポンジローラ72は、それぞれが同心で軸支されているローラ軸721の右端部に同心で一体回転可能に外嵌され、かつ、互いに噛合したスポンジローラ用ギヤ722を有している。また、前記一対の出口側スポンジローラ73は、それぞれが同心で軸支されているローラ軸731の右端部に同心で一体回転可能に外嵌され、かつ、互いに噛合したスポンジローラ用ギヤ732を有している。そして、各一対のスポンジローラ用ギヤ722,732の上方のものが、図3に示すように、それぞれ第3伝達ギヤ665に噛合されている。
従って、第3伝達ギヤ665が中継軸672回りに図3における時計方向に向けて回転すると、この回転は、各スポンジローラ用ギヤ722,732の上のものに伝達され、これら上の各スポンジローラ用ギヤ722,732に噛合している下の各スポンジローラ用ギヤ722,732が逆回転するため、結局、一対の入口側スポンジローラ72は、印画紙シートR2をオーバーヘッドラック70内に引き入れるように互いに逆回転するとともに、一対の出口側スポンジローラ73は、印画紙シートR2をオーバーヘッドラック70から排出するように互いに逆回転することになる。
前記第2ベベルギヤ666および第3ベベルギヤ667は、前記大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65を従動回転させるべく設けられるものである。そして、第2ベベルギヤ666は、側板部材63のギヤ室631内において入力軸671の直下位置で駆動ギヤ661と噛合している。かかる第2ベベルギヤ666は、ギヤ室631から水平仕切壁602を貫通して下方にむけて延設されたベベルギヤ軸673の頂部に同心で軸心回りに一体回転可能に軸支されている。
これに対し前記第3ベベルギヤ667は、処理ラック60の挿入部61に設けられた大径搬送ローラ64の段数に応じて各大径搬送ローラ64の右端部に対応した位置に複数設けられている。かかる各第3ベベルギヤ667は、ギヤ面を下に向けた状態で前記ベベルギヤ軸673に同心で一体回転可能に軸支されている。
前記第4ベベルギヤ668は、第3ベベルギヤ667の回転を大径搬送ローラ64に伝達するためのものであり、ギヤ面を右方に向けて第3ベベルギヤ667に噛合した状態で大径ローラ軸641の右端部に同心で一体回転可能に軸支されている。
そして、大径搬送ローラ64の回転を小径搬送ローラ65に伝達するために、前記大径ローラ軸641には挿入部61における右側の側板部材63の左壁部直左方位置において大径搬送ローラ64に同心で一体回転可能に外嵌された大径ギヤ642が設けられている一方、大径搬送ローラ64に対向した各一対の小径搬送ローラ65の小径ローラ軸650には、それぞれ大径ギヤ642と噛合する小径ギヤ652が同心で一体回転可能に設けられている。前記大径ギヤ642は、有効径寸法(摩擦円の径寸法)が大径搬送ローラ64の外形寸法と同一に設定されているとともに、小径ギヤ652の有効径寸法は、小径搬送ローラ65の外形寸法と同一に設定され、これによって大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65の各周速度が同一になるようにしている。
このように構成された駆動力伝達機構66によれば、所定の駆動源からの駆動力が駆動ギヤ661に伝達されると、この駆動ギヤ661の駆動回転は入力軸671を介して第1ベベルギヤ662および第1伝達ギヤ663に伝達される。そして、第1伝達ギヤ663が回転すると、この回転は第2伝達ギヤ664および中継軸672を介して第3伝達ギヤ665に伝達されて当該第3伝達ギヤ665が中継軸672回りに回転する。
この第3伝達ギヤ665の回転は、一対の入口側スポンジローラ72(図2)の上方のスポンジローラ用ギヤ722およびこれに噛合している下方のスポンジローラ用ギヤ722に伝達されるとともに、一対の出口側スポンジローラ73の上方のスポンジローラ用ギヤ732およびこれに噛合している下方のスポンジローラ用ギヤ732にも伝達され、これによって一対の入口側スポンジローラ72は互いに反対方向に向けてローラ軸721回りに回転するとともに、一対の出口側スポンジローラ73も互いに反対方向に向けてローラ軸731回りに回転することになる。
一方、第1ベベルギヤ662に噛合している第2ベベルギヤ666の回転は、ベベルギヤ軸673を介して各第3ベベルギヤ667に伝達され、これによって各第3ベベルギヤ667はベベルギヤ軸673回りに一体回転する。この各第3ベベルギヤ667の一体回転は、当該第3ベベルギヤ667に噛合している第4ベベルギヤ668を介して各大径搬送ローラ64の大径ギヤ642に伝達され、これによって各大径搬送ローラ64は大径ローラ軸641回りに回転する。この回転によって大径搬送ローラ64が大径ギヤ642と一体回転することになる。
前記各大径ギヤ642の回転は、これに噛合している各一対の小径ギヤ652に伝達され、これによる小径ギヤ652の回転によって小径搬送ローラ65が大径搬送ローラ64と反対方向に向けて同一周速度で回転する。
従って、駆動力伝達機構66の各ギヤが上記のようにそれぞれ回転することにより、入口側スポンジローラ72、出口側スポンジローラ73、大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65がそれぞれ所定の方向に駆動回転した状態で、露光処理部20から受入開口74(図4)を介して浸漬処理装置50内に受け入れられた印画紙シートR2は、まず、一対の入口側スポンジローラ72によって挟持されつつ下方に向かわされ、導入開口604を通って処理槽51内に導入される。
そして、処理槽51内に導入された印画紙シートR2は、まず同一の周速度で互いに反対方向に回転している最上位の大径搬送ローラ64と、上流側(図4における前方)の最上位の小径搬送ローラ65(図4に示す例では大径搬送ローラ64が反時計方向に向けて回転しているとともに、小径搬送ローラ65が時計方向に回転している)との間に挟持された状態で下方に向けて搬送され、最下位の大径搬送ローラ64に到達したのち上方に向けて折り返され、今度は、大径搬送ローラ64と下流側(図4における後方)の小径搬送ローラ65とによって挟持されつつ上昇する。かかる昇降の間に印画紙シートR2は、処理槽51に装填されている処理液によって所定の処理が施される。
そして、最上位の大径搬送ローラ64と小径搬送ローラ65との間を通過した印画紙シートR2は、一対の出口側スポンジローラ73に挟持されつつこれらの駆動回転に誘導され、払出開口75を通って次工程へ向けて送り出される。
以下前記搾取手段80について図6〜図8を基に必要に応じて図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。図6および図7は、搾取手段80の一実施形態を示す斜視図であり、図6は、一対の出口側スポンジローラ73の下部ローラ73bが印画紙挟持位置S1に位置設定された状態、図7は、下部ローラ73bが印画紙解放位置S2に位置設定された状態をそれぞれ示している。また、図8は、搾取筒体の一実施形態を示す図であり、(イ)は、一部切り掻き斜視図、(ロ)は、(イ)のB−B線断面図である。なお、図6〜図8におけるXおよびYによる方向表示は、図2の場合と同様である(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))。因みに、Xによる方向表示は図6および図7の紙面における方向と逆になっている。
まず、図6および図7に示すように、搾取手段80は、一対の出口側スポンジローラ73(上部ローラ73aおよび下部ローラ73b)に吸収された処理液を搾り取るものであり、上部および下部ローラ73a,73bにそれぞれ外嵌される一対の搾取筒体81と、これら一対の上部および下部ローラ73a,73bを各出口側スポンジローラ73に沿って移動させる移動機構82とを備えて構成されている。
前記搾取筒体81は、図8の(イ)に示すように、端面視が円形で鼓状に形成された筒体本体811と、この筒体本体811の筒心方向両端部の周面から径方向の外方に向かって突設された互いに対向する一対の螺子孔突片812とからなっている。前記筒体本体811は、図8の(ロ)に示すように、各端面の内径寸法dが出口側スポンジローラ73の外径寸法d1より若干大きめに径設定されているとともに、各端部から筒心方向の中央部に向かうに従って断面視で円弧状になるように内径寸法が漸減し、中央部の最小内径寸法d2がローラ軸731の外径寸法d3より若干大きめに径設定されている。
従って、搾取筒体81が出口側スポンジローラ73に外嵌された状態では、当該出口側スポンジローラ73は、筒体本体811の筒心方向中央部に向かって径寸法が漸減するように絞られた状態になっているため、搾取筒体81を出口側スポンジローラ73に沿って移動させることにより、当該出口側スポンジローラ73が吸収していた処理液が搾り取られる。そして、この搾り取られた処理液は、広口になっている筒体本体811の端面開口から外部に排出されることになる。
前記各螺子孔突片812には、互いに対向した位置に後述するスパイラルロッド83が前記出口側スポンジローラ73と平行に螺着される螺子孔813がそれぞれ螺設されている。従って、スパイラルロッド83が一対の螺子孔813に螺着された状態で軸心回りに正逆回転されることにより、搾取筒体81は、出口側スポンジローラ73に沿って正逆移動し、これによって出口側スポンジローラ73が吸収していた処理液が搾り取られる。
かかる搾取筒体81は、図6に示すように、上部ローラ73aに外嵌される上部搾取筒体81aと、下部ローラ73bに外嵌される下部搾取筒体81bとが存在する。上部および下部ローラ73a,73bは、互いに長手方向にずらせて装着され(図6に示す例では上部ローラ73aが下部ローラ73bに対して右方にずらされている)、上部搾取筒体81aは、ホームポジションが下部ローラ73bと干渉しない右端部に設定されている一方、下部搾取筒体81bは、ホームポジションが上部ローラ73aと干渉しない左端部に設定されている。
そして、上下の搾取筒体81a,81bがホームポジションに位置設定された状態で、上部および下部ローラ73a,73bは、周面同士が互いに当接されて現像処理に供される一方、上下の搾取筒体81a,81bの移動で一対の出口側スポンジローラ73から処理液を搾り取るときには上部および下部ローラ73a,73bは互いに離間され、これによって上下の搾取筒体81a,81bが相手方の出口側スポンジローラ73と干渉することがないようになされている。
前記移動機構82は、スパイラルロッド83の軸心回りの回転で搾取筒体81を移動させるものであり、当該スパイラルロッド83の一対(上部ローラ73aに対応した上部スパイラルロッド831および下部ローラ73bに対応した下部スパイラルロッド832)と、これら上下のスパイラルロッド831,832を軸心回りに回転させるべく前記駆動ギヤ661の入力軸671回りの駆動回転を伝達する回転力伝達機構84とを備えて構成されている。
前記スパイラルロッド831は、前記オーバーヘッドラック70の側板714(図2)間における上部ローラ73aより若干上方位置に架設されている(なお、図2にはスパイラルロッド831の図示を省略している)。これに対し下部スパイラルロッド832は、オーバーヘッドラック70内に設けられた後述する一対の揺動アーム86における下部ローラ73bより若干下方位置間に架設されている。なお、本実施形態においては、下部ローラ73bも一対の揺動アーム86間に架設され、これによって下部ローラ73bおよび前記下部スパイラルロッド832は、揺動アーム86の揺動に応じて一体的に揺動するようになっている。
前記回転力伝達機構84は、スパイラルロッド831の右端部に同心でクラッチ装置89を介して装着された上部ギヤ85と、オーバーヘッドラック70内に設けられた左右方向一対の揺動アーム86と、これら一対の揺動アーム86の下端部間に架設された下部スパイラルロッド832の右端部に同心で一体回転可能に外嵌された下部ギヤ87と、前記揺動アーム86を当接姿勢T1(下部ローラ73bを上部ローラ73aに当接させる姿勢)と、離間姿勢T2(下部ローラ73bを上部ローラ73aから離間させる姿勢)との間で姿勢変更させるアクチュエータ88とを備えて構成されている。
前記上部ギヤ85は、オーバーヘッドラック70が処理ラック60に装着された状態で前記第1伝達ギヤ663に噛合するように設置位置が設定されている。従って、オーバーヘッドラック70が処理ラック60に装着されることにより、第1伝達ギヤ663の回転は上部ギヤ85に伝達され、これによってクラッチ装置89がオン状態で当該上部ギヤ85の回転が上部スパイラルロッド831の軸心回りの回転に伝達されるようになっている。
そして、前記クラッチ装置89は、写真処理装置10が現像処理を行っている状態でオフとされ、これによってたとえ上部ギヤ85が回転してもこの回転が上部スパイラルロッド831に伝達されることがないようになされている一方、出口側スポンジローラ73に対し処理液の搾取処理が施されるときには、所定の制御信号が入力されることによりクラッチ装置89がオンされ、これによる上部ギヤ85と上部スパイラルロッド831との接続で上部ギヤ85の回転が上部スパイラルロッド831に伝達されるようになっている。
前記揺動アーム86は、オーバーヘッドラック70が処理ラック60に装着された状態で上端部が入力軸671およびこの入力軸671と同心で対向配置された対向軸671′に揺動可能に軸支されるようになっている。具体的には、各揺動アーム86の上部には、その前方縁部に開口を有する係止溝861が設けられ、オーバーヘッドラック70を処理ラック60に装着することによってこれらの係止溝861がそれぞれ上から入力軸671および対向軸671′に嵌り込み、これによって各揺動アーム86が入力軸671および対向軸671′回りに揺動し得るようになっている。
かかる一対の揺動アーム86の下端部間に前記下部スパイラルロッド832が架設されているとともに、この下部スパイラルロッド832の若干上方位置に下部のローラ軸731を介して下部ローラ73bが架設されている。そして、各揺動アーム86は、当接姿勢T1(図6)に姿勢設定された状態で下部ギヤ87が第2伝達ギヤ664から離間されるとともに下部ローラ73bの周面が上部ローラ73aの周面と当接される一方、離間姿勢T2(図7)に姿勢設定された状態で下部ギヤ87が第2伝達ギヤ664に噛合されるとともに、下部ローラ73bが上部ローラ73aから離間するように寸法設定されている。
前記各アクチュエータ88は、内部にソレノイドが装着されてなる外観視で長尺の直方体状を呈したアクチュエータ本体881と、このアクチュエータ本体881の一方の端面から外方に向かって突設された操作ロッド882とを備えて構成されている。かかるアクチュエータ88は、長手方向に延びる中心線が揺動アーム86の延びる方向と交差するように、かつ、操作ロッド882の先端が揺動アーム86の略中央部に位置するようにオーバーヘッドラック70内の適所に配設されている。
前記操作ロッド882の先端には、揺動アーム86に向かうように突設された連結突片883が設けられている一方、揺動アーム86には前記連結突片883に対応した揺動アーム86の長尺方向に延びる長孔862が穿設されている。そして、前記連結突片883が長孔862に嵌め込まれることにより、操作ロッド882が揺動アーム86にリンクされるようになっている。
かかるアクチュエータ88によれば、アクチュエータ本体881の駆動および停止で操作ロッド882をアクチュエータ本体881から進退させることにより、揺動アーム86は、連結突片883および長孔862を介して当接姿勢T1と離間姿勢T2との間で姿勢変更し、これによって下部ローラ73bが印画紙挟持位置S1(図6)と、印画紙解放位置S2(図7)との間で位置変更することになる。
以下、搾取手段80の作用について図9を基に必要に応じて図1〜図8を参照しながら説明する。図9は、搾取手段80の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、揺動アーム86が当接姿勢T1に姿勢設定されることにより下部ローラ73bが印画紙挟持位置S1に位置設定された状態、(ロ)は、揺動アーム86が離間姿勢T2に姿勢設定されることにより下部ローラ73bが印画紙解放位置S2に位置設定された状態をそれぞれ示している。なお、図9において(イ)および(ロ)に添えられた添え字の「a」は、正面視の図であることを示し、同添え字の「b」は、側面視の図であることを示している。
まず、図9の(イ)に示す下部ローラ73bが印画紙挟持位置S1に位置設定された状態で写真処理装置10(図1)が稼働される。従って、浸漬処理装置50の処理槽51内で所定の処理液により所定の処理が施された印画紙シートR2は、大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65(図2)の駆動回転に誘導されて処理槽51内を上昇し、上部および下部ローラ73a,73b間に挟持された状態でこれらの互いに逆方向に向かう回転により払出開口75(図4)を介して外部に導出される。
なおこのとき、第1伝達ギヤ663に噛合した上部ギヤ85が回転するが、クラッチ装置89がオフに設定されていることにより上部ギヤ85の回転が上部スパイラルロッド831に伝達されることはない。
そして、印画紙シートR2に表裏面に付着していた処理液は、印画紙シートR2が出口側スポンジローラ73の上部ローラ73aおよび下部ローラ73b間を通過する間にスポンジ体からなる上部および下部ローラ73a,73bによって吸収され、これによって印画紙シートR2は、極力処理液が付着していない状態で次工程へ向けて送り出されることになる。
ついで、出口側スポンジローラ73が吸収した処理液で満杯になると、写真処理装置10による印画紙シートR2の現像処理を一時停止させた上で(具体的には露光処理部20(図1)からの印画紙シートR2の現像処理部30へ向けた搬送を一時停止させた上で)、アクチュエータ88の駆動で下部ローラ73bを印画紙挟持位置S1から印画紙解放位置S2へ揺動アーム86を介して位置変更させた上で、搾取筒体81の移動により出口側スポンジローラ73が吸収した処理液を搾り取る操作が行われる。
そして、アクチュエータ88の駆動で揺動アーム86が当接姿勢T1から離間姿勢T2に姿勢変更されることにより、下部ローラ73bが印画紙挟持位置S1から印画紙解放位置S2に位置変更された状態で、まず、クラッチ装置89がオンに切り換えられ、これによって上部ギヤ85の回転が上部スパイラルロッド831に伝達され、これによる上部スパイラルロッド831の軸心回りの回転でホームポジションに位置していた上部搾取筒体81aが移動することになる。
また、揺動アーム86が当接姿勢T1から離間姿勢T2に姿勢変更されることにより、図9の(ロ)に示すように、下部ギヤ87が第2伝達ギヤ664に噛合した状態になっているため、第2伝達ギヤ664の駆動回転は、下部ギヤ87を介して下部スパイラルロッド832に伝達され、これによる下部スパイラルロッド832の軸心回りの回転でホームポジションに位置していた下部搾取筒体81bも移動を開始する。
そして、上下の搾取筒体81a,81bが上部および下部ローラ73a,73bにおけるホームポジションと反対側の端部に到達すると、そのことが図略の位置センサによって検出され、この検出信号に基づき第1伝達ギヤ663が逆方向に駆動回転されるようになっている。この第1伝達ギヤ663の逆方向への駆動回転の変更は、図略の駆動モータを逆駆動させることによって行われる。
従って、出口側スポンジローラ73に対して吸収された処理液を搾り取る操作が行われるに際しては、上下の搾取筒体81a,81bの双方は、必ず上部および下部ローラ73a,73bのホームポジションを始点として往復で移動するため、上部および下部ローラ73a,73bはこの上下の搾取筒体81a,81bの往復移動によって吸収していた処理液が搾り取られることになる。
以上詳述したように、本発明に係る写真処理装置10は、印画紙シートR2を処理する処理液の装填された処理槽51を備えてなるものであり、処理槽51には、印画紙シートR2を挟持して処理槽51内に案内する入口側スポンジローラ72と、処理済みの印画紙シートR2を挟持して処理槽51からの導出を案内する出口側スポンジローラ73とが設けられ、少なくとも出口側スポンジローラ73には、当該出口側スポンジローラ73が吸収した処理液を搾り取る搾取手段80が設けられ、搾取手段80は、出口側スポンジローラ73に外嵌される内径寸法が当該出口側スポンジローラ73の外径寸法より小さい搾取筒体81と、この搾取筒体81を出口側スポンジローラ73の軸心方向に向けて移動させる移動機構82とを備えて構成されている。
かかる構成によれば、入口側スポンジローラ72の駆動で処理槽51内に導入された印画紙は、処理槽51に装填されている処理液に浸漬されることにより所定の処理が施され、出口側スポンジローラ73の駆動で処理槽51外に導出される。
そして、印画紙シートR2は、一対の出口側スポンジローラ73(上部および下部ローラ73a,73b)によって挟持されながら当該出口側スポンジローラ73の駆動回転で搬送されるに際し、表裏面に付着している処理液が出口側スポンジローラ73に吸収除去され、これによって表裏面が清浄化処理された状態で次工程へ向けて搬送されることになる。
また、一対の出口側スポンジローラ73が吸収した処理液を搾り取る搾取手段80は、上部および下部ローラ73a,73bに外嵌される内径寸法d2がこれらの外径寸法d1より小さい搾取筒体81と、この搾取筒体81を上部および下部ローラ73a,73bの軸心方向に向けて移動させる移動機構82とを備えて構成されているため、度重なる処理液による印画紙シートR2の処理でスポンジローラに対し予め設定された量の処理液が吸収された都度、移動機構82の駆動で搾取筒体81を上部および下部ローラ73a,73bの軸心方向に移動させることにより、当該移動に伴って上部および下部ローラ73a,73bは順次圧縮弾性変形され、これによってスポンジローラに吸収されていた処理液は搾取筒体81によって搾り取られることになる。
従って、移動機構82による搾取筒体81の移動を所定のタイミングで繰り返すことにより、出口側スポンジローラ73を常に吸収限界よりも少ない所定量以下の処理液のみしか吸収していない状態にすることができるため、印画紙シートR2に付着している処理液を出口側スポンジローラ73が吸収する能力を高く維持することができる。その結果、次の処理槽での処理時間が効果的に短縮され、それにより1枚目の感光材料を処理して出力するまでの待ち時間が効果的に短縮される。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、現像処理を施すべき感光材料として印画紙(印画紙ロールR、長尺印画紙R1および印画紙シートR2)を例に挙げて説明したが、本発明は、感光材料が印画紙であることに限定されるものではなく、銀塩写真システムにおける写真撮影に供されたフィルムであってもよい。
(2)上記の実施形態においては、出口側スポンジローラ73における上部および下部ローラ73a,73bの双方に対して上下の搾取筒体81a,81bにより処理液の搾取処理を施すようにしているが、本発明は、上部および下部ローラ73a,73bの双方に対して搾取処理を施すことに限定されるものではなく、上部および下部ローラ73a,73bのうちの一方のみ、好ましくは印画紙シートR2の印画面に対応する方のみに対して搾取処理を施すようにしてもよい。
(3)上記の実施形態においては、搾取手段80を出口側スポンジローラ73側にのみ設けているが、本発明は、搾取手段80を出口側スポンジローラ73側にのみ設けることに限定されるものではなく、入口側スポンジローラ72側にも設けてもよい。こうすることで、浸漬処理装置50が例えば定着部32や洗浄部33のものである場合、上流側の浸漬処理装置50から導出された印画紙シートR2に残留している処理液を入口側スポンジローラ72によって取り除くことが可能になり、これによって当該浸漬処理装置50内に上流側の処理液が持ち込まれることをより確実に防止することができる。
(4)上記の実施形態においては、上下のスパイラルロッド831,832を駆動回転させるために駆動力伝達機構66における駆動ギヤ661の駆動力を利用するようにしているが、本発明は、スパイラルロッド83の駆動を駆動力伝達機構66から得るようにすることに限定されるものではなく、駆動力伝達機構66から独立した駆動系から駆動力を得るようにしてもよい。
(5)上記の実施形態においては、スパイラルロッド83の軸心回りの回転によって搾取筒体81を移動させるようにしているが、本発明は、スパイラルロッド83の移動をスパイラルロッド83の回転から取るようにすることに限定されるものではなく、例えば、出口側スポンジローラ73の全長に亘って当該出口側スポンジローラ73に沿うように無端ベルトを配設し、この無端ベルトの周回により搾取筒体81を移動させるようにしてもよい。
(6)上記の実施形態においては、出口側スポンジローラ73から処理液を搾り取るべく搾取手段80を動作させるに際し、露光処理部20に設けられた第1および第2搬送ローラ対265,266、現像処理部30に設けられた入口側スポンジローラ72、出口側スポンジローラ73、大径搬送ローラ64および小径搬送ローラ65並びに乾燥処理部40に設けられた搬送ローラ対41のすべてが1つの駆動源の駆動で空駆動するが、かかる空駆動をなくすために、適所にクラッチ機構を設け、搾取手段80を駆動させるときはこのクラッチ機構をオフに設定することで必要最小限のローラのみが回転するようにしてもよい。また、露光処理部20、現像処理部30および乾燥処理部40のそれぞれに他とは独立した駆動源を設けるようにすれば、搾取手段80を動作させるに際し、露光処理部20および乾燥処理部40の駆動源を停止させることができ、これによってエネルギーコストの低減化に貢献することができる。
(7)上記の実施形態においては、出口側スポンジローラ73として上部ローラ73aおよび下部ローラ73bが採用されているが、本発明は、出口側スポンジローラ73として上部ローラ73aおよび下部ローラ73bを採用することに限定されるものではなく、必要最小限として下部ローラ73bのみを採用してもよい。これについては入口側スポンジローラ72についても当てはまる。
(8)上記の各実施形態では、全ての処理部31、32、33の各処理槽について、スポンジローラから処理液を除去する機構が設けられたが、一部の処理槽にのみ、かかる手段を設けるものであっても、処理時間の短縮効果が相応に得られる。特に、最も長い処理時間を要する洗浄部33の処理槽の一部ないし全て、又は定着部32の処理槽にかかる手段を設けることにより、洗浄部33の処理槽への前工程の処理液の持ち込みを抑制し、処理時間を効果的に短縮することができる。それにより、1枚目の感光材料を処理して出力するまでの待ち時間を効果的に短縮することができる。
本発明に係る写真処理装置の一実施形態の全体構成を示す説明図である。 浸漬処理装置の一実施形態を示す斜視図であり、オーバーヘッドラックの外された処理ラックが処理槽から引き出された状態を示している。 浸漬処理装置の一実施形態を示す斜視図であり、オーバーヘッドラックの装着された処理ラックが処理槽に装着された状態を示している。 図3のA−A線断面図である。 駆動力伝達機構の一実施形態を示す浸漬処理装置の上部の正面視の断面図である。 搾取手段の一実施形態を示す斜視図であり、下部ローラが印画紙挟持位置に位置設定された状態を示している。 搾取手段の一実施形態を示す斜視図であり、下部ローラが印画紙解放位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。 搾取筒体の一実施形態を示す図であり、(イ)は、一部切り掻き斜視図、(ロ)は、(イ)のB−B線断面図である。 搾取手段の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、揺動アームが当接姿勢に姿勢設定されることにより下部ローラが印画紙挟持位置に位置設定された状態、(ロ)は、揺動アームが離間姿勢に姿勢設定されることにより下部ローラが印画紙解放位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 写真処理装置 20 露光処理部
201 ハウジング 21 ディスクドライブ
22 スキャナ 23 ディスプレイ
24 テストプリント搬入ユニット
25 制御部 26 マガジン
261 第1マガジン 262 第2マガジン
263,264 センサ 265 第1搬送ローラ対265
266 第2搬送ローラ対266
27 カッター 28 露光装置
30 現像処理部 31 現像部
32 定着部 33 洗浄部
40 乾燥処理部 41 搬送ローラ対
42 通電発熱体 43 払出しコンベヤ
50 浸漬処理装置 51 処理槽
511 着脱開口 60 処理ラック
601 フランジ 602 水平仕切壁
603 衝立壁 604 導入開口
605 導出開口 61 挿入部
62 露出部 63 側板部材
631 ギヤ室 64 大径搬送ローラ
641 大径ローラ軸 642 大径ギヤ
65 小径搬送ローラ 650 小径ローラ軸
651 無端ベルト 652 小径ギヤ
66 駆動力伝達機構 661 駆動ギヤ
662 第1ベベルギヤ 663 第1伝達ギヤ
664 第2伝達ギヤ 665 第3伝達ギヤ
666 第2ベベルギヤ 667 第3ベベルギヤ
671 入力軸 671′ 対向軸
672 中継軸 673 ベベルギヤ軸
668 第4ベベルギヤ 70 オーバーヘッドラック
71 筐体 711 底板
712 前面板 713 後方板
714 側板 715 字壁
72 入口側スポンジローラ(入口側案内ローラ対)
721 ローラ軸 722 スポンジローラ用ギヤ
73 出口側スポンジローラ(出口側案内ローラ対)
73a 上部ローラ 73b 下部ローラ
731 ローラ軸 732 スポンジローラ用ギヤ
74 受入開口 75 払出開口
80 搾取手段 81 搾取筒体
81a 上部搾取筒体
81b 下部搾取筒体 811 筒体本体
812 螺子孔突片 813 螺子孔
82 移動機構 83 スパイラルロッド
831 上部スパイラルロッド
832 下部スパイラルロッド
84 回転力伝達機構 85 上部ギヤ
86 揺動アーム 861 係止溝
862 長孔 87 下部ギヤ
88 アクチュエータ 881 アクチュエータ本体
882 操作ロッド 883 連結突片
89 クラッチ装置 R 印画紙ロール
R1 長尺印画紙 R2 印画紙シート
S1 印画紙挟持位置 S2 印画紙解放位置
T1 当接姿勢 T2 離間姿勢

Claims (1)

  1. 複数の処理槽を備え、各処理槽に貯留された処理液の中に感光材料を順次通過させることにより、前記感光材料に各処理液による処理を順次施す写真処理装置であって、
    前記複数の処理槽のうちの少なくとも一つの処理槽から別の処理槽へ、感光材料を挟持して案内するローラ対が設けられ、
    前記案内ローラ対は、一対の円筒状のスポンジローラによって形成されているとともに、前記一対のスポンジローラの少なくとも一方が吸収した処理液を搾り取る搾取手段が設けられ、
    前記搾取手段は、前記少なくとも一方のスポンジローラに外嵌される内径寸法が当該少なくとも一方のスポンジローラの外径寸法より小さい搾取筒体と、この搾取筒体を前記少なくとも一方のスポンジローラの軸心方向に向けて移動させる移動機構とを備えて構成されていることを特徴とする写真処理装置。
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