JP2007040758A - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】
電流経路を流れる電流を測定するにあたり、電流の大小に関係なく広範囲に渡って電流の測定が可能な磁気比例式の電流センサを提供する。
【解決手段】
一部にギャップ14aを有する環状に形成され、測定対象となる電流Iが導通する電流経路12の所定の位置の周囲を取り囲み、電流Iが導通することで、所定の指向を有する第1の磁束B1が生じ、当該第1の磁束B1が形成されるコア14と、コア14に配置され、第1の磁束B1を相殺する指向を有する第2の磁束B2をコア14に形成する磁束発生手段16と、第2の磁束B2が第1の磁束B1を相殺した、第3の磁束B3がコア14に形成され、当該第3の磁束B3の変化に応じた電気信号に変換し、出力する磁気センサ18と、電気信号に基づいて電流Iを算出する演算手段22と、を備え、第3の磁束B3は、第1の磁束B1の指向と同一の指向を有するように、常にコアに形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気比例式の電流センサに関する。
測定対象となる電流が電流経路を流れることにより、この電流経路の周囲に発生する磁束に基づいて測定する電流センサが、例えば、特開2003−149273号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1に開示された電流センサは、ギャップを有するC字型のコアと、コアに巻装されたフィードバックコイルと、コアに発生する磁束を打ち消す逆磁束を発生する平衡電流をフィードバックコイルに与える信号処理回路と、コアのギャップ内に配置され、コアの磁束を測定する感磁素子(磁気センサ)と、を有している。
このように構成された電流センサは、以下のようにして電流を測定する。
先ず、コアの内側を貫通する導体(電流経路)に測定対象となる電流が流れると、その電流経路の周囲には、電流にほぼ比例した磁束がコアに形成される。すると、コアのギャップ内に配置された磁気センサが、コアに生じる磁束の量に応じた電気信号を出力する。磁気センサが出力した電気信号に基づいて、信号処理回路は平衡電流を発生し、この平衡電流をフィードバックコイルに供給する。そして、コアのギャップ内の磁束が常に打ち消された磁気平衡状態となる。すなわち、測定対象となる電流と信号処理回路が発生する平衡電流とは相関して変化する。
したがって、特許文献1で開示された電流センサは、コアのギャップ内の磁束を常に打ち消す平衡電流に基づいて、測定対象となる電流を測定するものである。
特開2003−149273号公報
しかしながら、引用文献1で開示された電流センサは、測定対象となる電流とほぼ同程度の平衡電流を正確に発生する必要がある。すると、精巧な信号処理回路が必要となり、信号処理回路の回路規模が増大することがある。また、この信号処理回路を駆動し、平衡電流を発生させるための電力の消費量が大きい。さらに、電流センサの測定範囲が平衡電流の範囲に依存し、所望の測定範囲が得られないことがある。
そこで、本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的とするところは、電流測定のための周辺回路の規模を増大させることなく、電流経路を流れる測定対象となる電流の大きさに係わらず、電流経路の周囲に配置したコアに形成される磁束がコアにおいて飽和することを防ぐことで、大電流に対応可能な電流センサを提供することにある。併せて、測定対象となる電流が小さく、この電流によってコアに形成される磁束の量がごく僅かであったとしても、この電流の測定が可能な電流センサを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る電流センサは、一部にギャップを有する環状に形成され、測定対象となる電流が導通する電流経路の所定の位置の周囲を取り囲み、電流経路に電流が導通することにより、所定の指向を有する第1の磁束が形成されるコアと、このコアに配置され、第1の磁束を相殺する指向を有する第2の磁束をコアに形成する磁束発生手段と、第2の磁束が第1の磁束を相殺した第3の磁束がコアに形成され、当該第3の磁束に応じた電気信号を出力する磁気センサと、電気信号に基づいて、電流経路を流れる電流を算出する演算手段と、を備え、第3の磁束は、第1の磁束が有する指向と同一の指向を有し、コアに常に形成されていることを特徴とする。
電流経路を流れる測定対象となる電流が増加して所定の値に達すると、この電流により発生する第1の磁束が、コアにおいて飽和した状態となることがある。すると、コアに形成された磁束に基づいて電流を測定する電流センサは、電流を測定することが困難となることがある。
そこで、請求項1に記載の発明によれば、第1の磁束を相殺する指向を有する第2の磁束を磁束発生手段により発生し、コアに形成する。すると、第1の磁束が第2の磁束で相殺された第3の磁束が常にコアに形成され、電流センサは、この第3の磁束に基づいて電流を測定することができるようになる。つまり、第2の磁束の大きさを適宜変動させて、第1の磁束を相殺することにより、測定対象となる電流の大きさに係わらず、電流の測定が可能な電流センサを得ることができる。
請求項2に係る電流センサは、第3の磁束は、第1の磁束を第2の磁束により所定の割合で相殺した磁束であることを特徴とする。このように、第3の磁束が第1の磁束を所定の割合で相殺された磁束であれば、演算手段が第1の磁束を算出する時の演算負荷を減らすことができ、演算に付随する測定誤差が減少する。また、演算手段が実行する演算を単純化することができるので、演算手段の回路規模を大きくする必要がない。
請求項3に係る電流センサは、第3の磁束は、第1の磁束を第2の磁束により所定の値で相殺した磁束であることを特徴とする。このように、第3の磁束が第1の磁束を所定の値で相殺された磁束であれば、演算手段が第1の磁束を算出する時の演算負荷を減らすことができ、演算に付随する測定誤差が減少する。また、演算手段が実行する演算を単純化することができるので、演算手段の回路規模を大きくする必要がない。
請求項4に係る電流センサは、磁気センサはホール素子を用いることを特徴とする。これにより、コアのギャップの近傍にバイアス磁石等の部材を新たに設置する必要がなく、電流センサの小型化が可能となる。
請求項5に係る電流センサは、一部にギャップを有する環状に形成され、測定対象となる電流が導通する電流経路の所定の位置の周囲を取り囲み、電流経路に電流が導通することにより、所定の指向を有する第1の磁束が形成されるコアと、コアに配置され、第1の磁束を増幅する指向を有する第2の磁束をコアに形成する磁束発生手段と、第2の磁束が前記第1の磁束を増幅した第3の磁束がコアに形成され、当該第3の磁束に応じた電気信号を出力する磁気センサと、電気信号に基づいて、電流経路を流れる電流を算出する演算手段と、を備え、第3の磁束は、第1の磁束が有する指向と同一の指向を有し、コアに形成されることを特徴とする。
電流経路を流れる電流が小さいと、この電流にほぼ比例して発生し、コアに形成される第1の磁束は相対的に僅かな量となる。すると、磁気センサはこのコアに形成された第1の磁束を十分に捕捉することができないことがあり、コアに形成された磁束に基づいて電流を測定する電流センサは、電流を測定することが困難となる。
そこで、請求項5に記載の発明によれば、磁束発生手段が、第1の磁束を増幅する指向性を有する第2の磁束を発生し、コアに形成する。すると、第1の磁束が第2の磁束で増幅された第3の磁束がコアに形成され、電流センサは、この第3の磁束に基づいて電流を測定することができるようになる。つまり、第2の磁束の大きさを適宜変動させて、第1の磁束を増幅することにより、測定対象となる電流の大きさに係わらず、電流の測定が可能な電流センサを得ることができる。
請求項6に係る電流センサは、第3の磁束は、第1の磁束を第2の磁束により所定の割合で増幅した磁束であることを特徴とする。このように、第3の磁束が第1の磁束を所定の割合で増幅した磁束であれば、演算手段が第1の磁束を算出する時の演算負荷を減らすことができ、演算に付随する測定誤差が減少する。また、演算手段が実行する演算を単純化することができるので、演算手段の回路規模を大きくする必要がない。
請求項7に係る電流センサは、磁気センサはホール素子を用いることを特徴とする。これにより、コアのギャップの近傍にバイアス磁石等の部材を新たに設置する必要がなく、電流センサの小型化が可能となる。
請求項8に係る電流センサは、一部にギャップを有する環状に形成され、測定対象となる電流が導通する電流経路の所定の位置の周囲を取り囲み、電流経路に電流が導通することにより、所定の指向を有する第1の磁束が形成されるコアと、コアに配置され、第1の磁束に作用する第2の磁束をコアに形成する磁束発生手段と、第2の磁束が第1の磁束に作用して生成された第3の磁束が前記コアに形成され、当該第3の磁束に応じた電気信号を出力する磁気センサと、電気信号に基づいて、電流経路を流れる電流を算出する演算手段と、を備え、第3の磁束は、第1の磁束が有する指向と同一の指向を有し、コアに常に形成されていることを特徴とする。
電流経路を流れる電流が小さいと、コアに形成される第1の磁束は相対的に僅かな量となる。すると、磁気センサはこのコアに形成された第1の磁束を十分に捕捉することができないことがあり、コアに形成された磁束に基づいて電流を測定する電流センサは、電流を測定することが困難となることがある。また、電流経路を流れる電流が増加して所定の値に達すると、この電流により発生する第1の磁束が、コアにおいて飽和した状態となることがある。すると、コアに形成された磁束に基づいて電流を測定する電流センサは、電流を測定することが困難となることがある。
そこで、請求項8に記載の発明によれば、電流経路を流れる電流の大きさに応じて、磁束発生手段が、第1の磁束を相殺、又は増幅する第2の磁束を発生する。これにより、測定対象となる電流の大きさに係わらず、電流の測定が可能な電流センサを得ることができる。
請求項9係る電流センサは、第3の磁束は、第1の磁束の大きさに基づいて、第2の磁束により第1の磁束を所定の割合で増幅した磁束、又は所定の値で相殺した磁束であることを特徴とする。これにより、演算手段が第1の磁束を算出する時の演算負荷を減らすことができ、演算時に発生する測定誤差が減少する。また、演算手段が実行する演算を単純化することができるので、演算手段の回路規模を大きくする必要がない。
請求項10に係る電流センサは、磁気センサはホール素子を用いることを特徴とする。これにより、コアのギャップの近傍にバイアス磁石等の部材を新たに設置する必要がなく、電流センサの小型化が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態における電流センサ10について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態における電流センサ10の構成の概略を示す図である。なお、図1中のコア14に記載された傍線矢印は、内側の右回り方向矢印が第1の磁束B1の向き、外側の左回り方向矢印が第2の磁束B2の向きを示す。
図2は、第1〜第3の磁束B1〜B3と電流経路12を流れる電流Iとの関係を表した図であり、図2(a)は、電流経路12を流れる電流Iとコア14に形成される磁束(第1の磁束B1)との関係を表した図である。コア14に形成される第1の磁束B1は、電流Iに比例して増加する。そして、電流経路12を流れる電流が電流I1に達した時に、第1の磁束B1が磁束Sとなり、コア14で第1の磁束B1が飽和したことを示す。
図2(b)は、第1の磁束B1を相殺する第2の磁束B2の変化、及び、第1の磁束B1を第2の磁束B2で相殺した第3の磁束B3の変化を表した図である。具体的には、電流経路12を流れる電流Iの増加とともに、第1の磁束B1とは逆向きの指向を有する第2の磁束B2が増加することを示す。そして、電流IがI1に達しても、第1の磁束B1を第2の磁束B2で相殺してコア14に形成された第3の磁束(相殺磁束)B3は、コア14において磁束の飽和量である磁束Sに達していないことを示す。
図1に示すように、環状に形成されたコア14が、測定対象となる電流Iが流れる電流経路12の周囲を取り囲むように配置されている。コア14は、例えば、パーマロイ、スーパーマロイ等の初透磁率が比較的大きい磁性体材料をせん断加工して形成される板状の断片が単数枚で構成されている。あるいは、磁束の飽和量を向上させるために、複数枚を積層して構成することもできる。コア14は、その一部にギャップ14aを有しており、コア14に形成される磁束はこのギャップ14aを通過する。
ギャップ14aの内側、又はギャップ14aの近傍には、磁気センサ18が配置されている。磁気センサ18は、ギャップ14aを通過する磁束(コア14に形成された磁束)に応じた電気信号に変換し、この電気信号を後述する磁束発生手段16及び演算手段22に向けて出力する。なお、磁気センサ18として、例えば、ホール素子や磁気抵抗素子を用いることができるが、磁束の変化を電気信号の変化に変換して出力できる素子であれば、これらに限定されない。なお、磁気センサ18としてホール素子を用いることで、磁気抵抗素子に必要なバイアス磁石等の設置が不要となるため、電流センサを小型化することができる。
さて、測定対象となる電流Iが電流経路12を流れると、電流Iの大きさに比例し、電流Iの流れる方向に依存する第1の磁束B1が、電流経路12の周囲に発生する。ところが、電流経路12の周囲には、電流経路12を取り囲むように磁性体材料で形成されたコア14が配置されているので、第1の磁束B1は空気中よりも磁気抵抗の少ないコア14に形成されることになる。
図2(a)に示すように、コア14に形成される第1の磁束B1は、電流経路12を流れる電流Iにほぼ比例して増加する。電流センサ10の測定対象が、比較的小さい電流I、例えば、電流Iが数ミリアンペア〜数アンペア程度の場合、磁気センサ18は、コア14に形成される第1の磁束B1に応じた電気信号の変化に変換し、この電気信号を演算手段22に向けて出力する。演算手段22は磁気センサ18が出力した電気信号に基づいて演算を実行することで、本実施形態の電流センサ10は、電流経路12を流れる電流Iを測定することができる。
しかしながら、図2(a)に示すように、電流経路12を流れる電流Iが増加すると、コア14に形成される磁束も増加する。そして、電流Iがさらに増加すると、コア14に形成される磁束(第1の磁束B1)がコア14の磁束の飽和量である磁束Sに達することがある。なお、この時の電流IをI1とする。すると、電流経路12に電流I1を超える電流I2(I1<I2)が流れたとしても、コア14はすでに飽和しているため、コア14における磁束はほとんど変化(増加)しない。
コア14において磁束の変化が発生しないと、電流センサは電流I1を超える電流I2の測定ができないことがある。そこで、本実施形態における電流センサ10は、コア14において磁束が飽和することを防ぐべく、予め、制御手段28は、直流電源26からコイル24に向けて直流電流24aを流すように直流電源26を制御する。すると、コイル24は、第1の磁束B1を相殺する指向及び磁束を有する第2の磁束B2をコア14に形成する。第2の磁束B2は、例えば、図2(b)に示すように、第1の磁束B1をほぼ1/2に相殺する指向及び磁束を有するものである。
コア14において、第1の磁束B1が第2の磁束B2で相殺されると、コア14には新たに第3の磁束B3のみが形成された状態となる。ここで、図2(b)に示すように、第3の磁束B3は、第1の磁束B1のほぼ1/2の磁束となる。
したがって、電流経路12に電流I1を超える電流I2が流れたとしても、コア14において、電流I2に基づく磁束の変化が発生するため、本実施形態における電流センサ10は電流I1を超える電流I2を測定することができる。なお、第2の磁束B2の大きさ(傾き)を適宜選択することで、第1の磁束B1を相殺できる量が定まるとともに、電流の測定可能範囲が定まる。例えば、数百アンペア以上の電流を測定することも可能である。ただし、電流経路12を電流Iが流れている間、第3の磁束は常にコア14に形成されている。すなわち、第2の磁束が第1の磁束を完全に相殺して、第3の磁束が0となることはない。
ここで、磁束発生手段16は、図1に示すように、コア14に巻装したコイル24と、コイル24に与える直流電流を出力する直流電源26と、この直流電源26が最適な電流を発生するように制御する制御手段28と、で構成されている。なお制御手段28の制御内容は、演算手段22に向けても出力される。
例えば、図1において、磁束発生手段16は、磁気センサ18が出力する電気信号を受けて、制御手段28によりコイル24に向けて直流電源26が出力する直流電流24aを破線矢印の方向に向けて発生させることで、コア14に形成された右回りの第1の磁束B1を相殺する左回りの第2の磁束B2を発生する。
すると、演算手段22は、磁気センサ18が出力する電気信号と制御手段28の制御内容とを受けて、第2の磁束B2による第1の磁束B1を相殺した分を補完する演算を行う。具体的には、演算手段22は、磁気センサ18が検出した第3の磁束B3に、第2の磁束B2による相殺分を加える演算を行う。このような演算を行うことで、電流Iが電流経路12を流れることで発生している磁束が得られる。そして、得られた磁束に基づいて電流経路12を流れる電流Iが導かれる。
以上説明したように、本実施形態の電流センサ10によれば、電流の測定可能範囲が広がり、数ミリアンペアから数百アンペアを超す電流に至るまで精度よく測定することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態における電流センサ20について、図3を用いて説明する。本実施形態における電流センサ20の構成は、図1に示す第1の実施形態における電流センサ10の構成とほぼ同じである。したがって、第1の実施形態の電流センサ10と同一に機能する部分の説明、及び第1の実施形態と共通する部分の説明は省略する。
図3は、第1〜第3の磁束B1〜B3と電流経路12を流れる電流Iとの関係を表した図であり、図3(a)は、電流経路12を流れる電流Iとコア14に形成される磁束(第1の磁束B1)との関係を表した図である。コア14に形成される第1の磁束B1は、電流Iに比例して増加する。そして、電流経路12を流れる電流が電流I3に達した時に、第1の磁束B1が磁束Sとなり、コア14で第1の磁束B1が飽和したことを示す。
図3(b)は、第1の磁束B1を相殺する作用を備えた第2の磁束B2の変化、及び、第1の磁束B1を第2の磁束B2で相殺した第3の磁束B3の変化を示す図である。具体的には、電流経路12を流れる電流Iの増加に伴って、コア14に発生する磁束が、コア14において飽和する度に第2の磁束B2で相殺される例を示す。
図3(a)に示すように、電流経路12を流れる電流Iが増加すると、コア14に形成される磁束も増加することが磁気センサ18によって検出される。そして、電流Iがさらに増加すると、コア14に形成される磁束(第1の磁束B1)がコア14の磁束の飽和量である磁束Sに達することがある。なお、この時の電流IをI3とする。
すると、電流経路12に電流I3を超える電流が流れたとしても、コア14はすでに磁束で飽和しているため、コア14における磁束はほとんど変化(増加)しない。コア14において磁束の変化が発生しないと、電流センサは電流の測定ができないことがある。
そこで、本実施形態における電流センサ20は、コア14において磁束が飽和することを防ぐべく、制御手段28は、直流電源26からコイル24に向けて一定の直流電流24aを流すように直流電源26を制御する。直流電流24aは、例えば、コイル24が−S/2の第2の磁束B2aを発生するために必要な電流である。
図3(b)に示すように、第1の磁束B1は、第2の磁束B2aによりほぼS/2だけ相殺されている。第1の磁束B1が第2の磁束B2aで相殺されると、コア14には新たに第3の磁束(相殺磁束)B3aのみが形成された状態となる。この時、磁気センサ18が検出するコア14に形成される第3の磁束B3aに応じた電気信号、及び制御手段28の制御内容は、演算手段22に向けても出力される。なお、コイル24に流れる電流24aの向きは、図1中の破線矢印の方向である。
演算手段22は、磁気センサ18が出力する電気信号と制御手段28の制御内容とを受けて、第2の磁束B2aによる第1の磁束B1を相殺した分を補完する演算を行う。具体的には、演算手段22は、磁気センサ18が検出した第3の磁束B3aに、第2の磁束B2aによる相殺分を加える演算を行う。このような演算を行うことで、電流Iが電流経路12を流れることで発生している磁束が得られるので、得られた磁束に基づいて電流経路12を流れる電流Iが導かれる。
ところで、電流経路12を流れる電流Iが電流I3からさらに増加すると、コア14に形成される磁束がコア14の磁束の飽和量である磁束Sに達することがある。なお、この時の電流IをI4とする。コア14において飽和した磁束は、すでに、第1の磁束B1が−S/2の磁束を有する第2の磁束B2によって相殺された第3の磁束B3aである。
制御手段28は、コア14における飽和状態を解消すべく、再度、直流電源26からコイル24に向けて一定の直流電流24aを流すように制御する。直流電流24aは、例えば、コイル24が−Sの第2の磁束B2bを発生するために必要な電流である。すると、図3(b)に示すように、第3の磁束B3aは、第2の磁束B2bによりほぼS/2だけ、さらに相殺されている。第3の磁束B3aが第2の磁束B2bで相殺されると、コア14には新たに第3の磁束(相殺磁束)B3bのみが形成された状態となる。
この時、磁気センサ18が検出するコア14に形成される第3の磁束B3bに応じた電気信号、及び制御手段28の制御内容は、演算手段22に向けても出力される。演算手段22は、磁気センサ18が出力する電気信号と制御手段28の制御内容とを受けて、第2の磁束B2bによる第3の磁束B3aを相殺した分を補完する演算を行う。具体的には、演算手段22は、磁気センサ18が検出した第3の磁束B3aに、第2の磁束B2bによる相殺分を加える演算を行う。このような演算を行うことで、電流Iが電流経路12を流れることで発生している磁束が得られるので、得られた磁束に基づいて電流経路12を流れる電流Iを導くことができる。
このように、本実施形態における電流センサ20は、電流経路12を流れる測定対象となる電流Iの増加に伴って、コア14に形成される磁束がコア14において飽和する(磁束Sに達する)度に、一定の磁束を有する第2の磁束B2a、B2b・・・をコア14に形成して、コア14において飽和した磁束を相殺する。
したがって、本実施形態における電流センサ20によれば、電流の測定可能範囲が広がり、数ミリアンペアから数百アンペアを超す電流に至るまで精度よく測定することができる。なお、本実施形態の電流センサ20は、第2の磁束B2a、B2b・・・が有する一定の磁束を、−S/2、−S、・・・とした。
しかしながら、第2の磁束B2の磁束は、第1の磁束B1がコア14において飽和しないように、第1の磁束B1を相殺することができればよい。したがって、第2の磁束B2は、第1の磁束B1を完全に打ち消さないような磁束を任意に選択することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態における電流センサ30について、図4及び図5を用いて説明する。なお、第1及び第2の実施形態と共通する部分の説明は省略する。図4は本実施形態における電流センサ30の構成の概略を示す図である。
本実施形態における電流センサ30の構成は、図1に示す第1及び第2の実施形態における電流センサ10、20の構成とほぼ同じである。しかしながら、本実施形態に係る電流センサ30における、コイル24を流れる直流電流24bは、第1及び第2の実施形態に係る電流センサ10、20における、コイル24を流れる直流電流24aとは逆向き方向に流れるものとする。ただし、コイル24の巻装方向は同じである。すると、本実施形態における電流センサ30において、第1の磁束B1の向きと第2の磁束B2の向きとは同じとなる。したがって、第2の磁束B2は第1の磁束B1を増幅することができる。
図5は、第1〜第3の磁束B1〜B3と電流経路12を流れる電流Iとの関係を表した図である。図5(a)は、電流経路12を流れる電流Iとコア14に形成される磁束(第1の磁束B1)との関係を表した図である。第1の磁束B1は、電流経路12を流れる電流Iに比例して増加することを示すとともに、磁気センサ18がコア14に形成される磁束の変化を十分に捕捉できる磁束をMとすると、電流IがI6の時にコア14に形成される第1の磁束B1がM/3であることを示すとともに、電流IがI7の時に第1の磁束B1がMに達することを示す
図5(b)は、第1の磁束B1を増幅する作用を備えた第2の磁束B2の変化、及び、第1の磁束B1を第2の磁束B2で増幅した第3の磁束B3の変化を示した図である。
電流経路12を流れる電流Iの増加とともに、第1の磁束B1とは同じ向きの指向を有する第2の磁束B2が増加することを示す。
ところで、本実施形態に係る電流センサ30が、比較的大きな電流、例えば、数百アンペア以上の電流の測定に重きを置いた電流センサの場合、例えば、数ミリアンペア〜数アンペア程度の小電流を精度よく測定することができないことがある。これは、電流経路12を流れる電流が数ミリアンペア〜数アンペア程度の小電流であることによって、この電流にほぼ比例して発生する第1の磁束B1の変化が小さくなり、磁気センサ18がこの第1の磁束B1の変化を十分に捕捉することができないことがあるためである。
図5(a)によると、電流経路12を流れる電流IがI6の時、コア14に形成される第1の磁束B1がM/3であり、磁気センサ18がコア14に形成される磁束の変化を十分に捕捉できる磁束Mに達していない。すると、磁気センサ18はコア14に形成される第1の磁束B1の変化を十分に捕捉することができないことがある。
そこで、本実施形態における電流センサ30は、予め、制御手段28は、直流電源26からコイル24に向けて直流電流24bを流すように直流電源26を制御する。すると、コイル24は、第1の磁束B1を増幅する指向及び磁束を有する第2の磁束B2をコア14に形成する。第2の磁束B2は、例えば、図5(b)に示すように、電流IがI6の時にコア14に2M/3の磁束を形成するものである。すると、コア14には、第1の磁束B1を第2の磁束B2で増幅したことによる、第3の磁束(増幅磁束)B3のみが形成された状態となる。
すなわち、図5(b)に示すように、電流IがI6の時、コア14には第3の磁束(増幅磁束)B3による磁束Mが形成された状態となる。すると、磁気センサ18はコア14に形成される磁束の変化を十分に捕捉することができる。
電流IがI7にまで増加すると、第1の磁束B1は磁気センサ18がコア14に形成される磁束の変化を十分に捕捉できる磁束Mに達する。電流IがI7より増加する場合は、磁気センサ18は、第1の磁束B1に応じた電気信号を出力することができるため、電流がI7に達した時点で、第2の磁束B2による第1の磁束B1の増幅を終了してもよい。
コア14における磁束の変化を補足できる磁気センサ18は、第3の磁束B3に応じた電気信号に変換し、この電気信号を演算手段22に向けて出力する。
また、制御手段28がの制御内容も演算手段22に向けても出力される。演算手段22は、磁気センサ18が出力する電気信号と制御手段28の制御内容とを受けて、第1の磁束B1を第2の磁束B2で増幅した分を補完する演算を行う。具体的には、演算手段22は、磁気センサ18が検出した第3の磁束B3に、第2の磁束B2による増幅分を減算する。
このような演算を行うことで、電流Iが電流経路12を流れることで発生している磁束が得られるので、得られた磁束に基づいて電流経路12を流れる電流Iを導くことができる。
(その他の実施形態)
上述した本発明の第1〜第3の実施形態における電流センサは、コア14に巻装したコイル24に直流電流24a、24bを流すことで第2の磁束を発生させていた。そして、第2の磁束B2により、電流経路12を電流Iが流れることに伴って発生する第1の磁束を相殺、または増幅していた。
しかしながら、第1の磁束B1を増幅、及び相殺することができるように構成した電流センサとすることも可能である。すなわち、図6に示すように、電流経路12を流れる電流Iが数ミリアンペア〜数アンペア程度の小電流であっても、数百アンペアを超す大電流であっても測定すること電流センサとすることも可能である。
以下に、本実施形態における電流センサについて説明する。なお、第1〜第3の実施形態と同一となる説明は省略する。
電流経路12を流れる電流Iが数ミリアンペア〜数アンペア程度の小電流の場合、第1の磁束B1の発生量が少なく磁気センサ18で第1の磁束B1を測定できないことがある。そこで、第1の磁束B1に作用する第2の磁束B2を発生させる。第2の磁束B2は、第1の磁束B1を増幅して、第3の磁束B3を形成する。すると、磁気センサ18は、第3の磁束B3を測定することができ、第3の磁束B3に基づいて、電流経路12を流れる電流Iが小電力であっても算出することができる。
次に、電流経路12を流れる電流Iが電流I3まで増加し、例えば、電流Iが数百アンペアを超す大電流の場合、第1の磁束B1はコア14の磁束の飽和量である磁束Sに達する。この時、飽和した第1の磁束B1に作用する第2の磁束B2を発生させる。第2の磁束B2は、第1の磁束B1を相殺して、第3の磁束B3を形成する。すると、磁気センサ18は、第3の磁束B3を測定することができ、第3の磁束B3に基づいて、電流経路12を流れる電流Iを算出することができる。
したがって、電流経路12を電流Iが流れることに伴って発生する第1の磁束に基づいて、第1の磁束B1を第2の磁束B2で相殺、または増幅する本実施形態の電流センサは、数ミリアンペア〜数アンペア程度の小電流から数百アンペアを超える大電流まで測定できる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、数々の変形実施が可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。
本発明の第1、第2の実施形態における電流センサ10、20の構成の概略を示す図である。 本発明の第1の実施形態における電流経路12を流れる電流Iと第1〜第3の磁束B1〜B3との関係を表した図である。(a)は、電流経路12を流れる電流Iとコア14に形成される第1の磁束B1との関係を表した図であり、(b)は、第1の磁束B1を相殺する第2の磁束B2の変化、及び、第1の磁束B1を第2の磁束B2で相殺した第3の磁束B3の変化を表した図である。 本発明の第2の実施形態における電流経路12を流れる電流Iと第1〜第3の磁束B1〜B3との関係を表した図である。(a)は、電流経路12を流れる電流Iとコア14に形成される第1の磁束B1との関係を表した図であり、(b)は、第1の磁束B1を相殺する第2の磁束B2の変化、及び、第1の磁束B1を第2の磁束B2で相殺した第3の磁束B3の変化を表した図である。 本発明の第3の実施形態における電流センサ30の構成の概略を示す図である。 本発明の第3の実施形態における電流経路12を流れる電流Iと第1〜第3の磁束B1〜B3との関係を表した図である。(a)は、電流経路12を流れる電流Iとコア14に形成される第1の磁束B1との関係を表した図であり、(b)は、第1の磁束B1を増幅する第2の磁束B2の変化、及び、第1の磁束B1を第2の磁束B2で増幅した第3の磁束B3の変化を表した図である。 本発明のその他の実施形態における電流経路12を流れる電流Iと第1〜第3の磁束B1〜B3との関係を表した図である。
符号の説明
10,20,30・・・電流センサ、12・・・電流経路、14・・・コア、14a・・・ギャップ、16・・・磁束発生手段、18・・・磁気センサ、22・・・演算手段、24・・・コイル、24a,24b・・・コイルに流れる電流の向き、26・・・直流電源、28・・・制御手段、B1・・・第1の磁束、B2・・・第2の磁束、B3・・・第3の磁束(相殺磁束、増幅磁束)

Claims (10)

  1. 一部にギャップを有する環状に形成され、測定対象となる電流が導通する電流経路の所定の位置の周囲を取り囲み、前記電流経路に電流が導通することにより、所定の指向を有する第1の磁束が形成されるコアと、
    前記コアに配置され、前記第1の磁束を相殺する指向を有する第2の磁束を前記コアに形成する磁束発生手段と、
    前記第2の磁束が前記第1の磁束を相殺した、第3の磁束が前記コアに形成され、当該第3の磁束に応じた電気信号を出力する磁気センサと、
    前記電気信号に基づいて、前記電流経路を流れる電流を算出する演算手段と、を備え、
    前記第3の磁束は、前記第1の磁束が有する指向と同一の指向を有し、前記コアに常に形成されていることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記第3の磁束は、前記第1の磁束を前記第2の磁束により所定の割合で相殺した磁束であることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記第3の磁束は、前記第1の磁束を前記第2の磁束により所定の値で相殺した磁束であることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  4. 前記磁気センサはホール素子を用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電流センサ。
  5. 一部にギャップを有する環状に形成され、測定対象となる電流が導通する電流経路の所定の位置の周囲を取り囲み、前記電流経路に電流が導通することにより、所定の指向を有する第1の磁束が形成されるコアと、
    前記コアに配置され、前記第1の磁束を増幅する指向を有する第2の磁束を前記コアに形成する磁束発生手段と、
    前記第2の磁束が前記第1の磁束を増幅した第3の磁束が前記コアに形成され、当該第3の磁束に応じた電気信号を出力する磁気センサと、
    前記電気信号に基づいて、前記電流経路を流れる電流を算出する演算手段と、を備え、
    前記第3の磁束は、前記第1の磁束が有する指向と同一の指向を有し、前記コアに形成されることを特徴とする電流センサ。
  6. 前記第3の磁束は、前記第1の磁束を前記第2の磁束により所定の割合で増幅した磁束であることを特徴とする請求項5に記載の電流センサ。
  7. 前記磁気センサはホール素子を用いることを特徴とする請求項5又は6に記載の電流センサ。
  8. 一部にギャップを有する環状に形成され、測定対象となる電流が導通する電流経路の所定の位置の周囲を取り囲み、前記電流経路に電流が導通することにより、所定の指向を有する第1の磁束が形成されるコアと、
    前記コアに配置され、前記第1の磁束に作用する第2の磁束を前記コアに形成する磁束発生手段と、
    前記第2の磁束が前記第1の磁束に作用して生成された第3の磁束が前記コアに形成され、当該第3の磁束に応じた電気信号を出力する磁気センサと、
    前記電気信号に基づいて、前記電流経路を流れる電流を算出する演算手段と、を備え、
    前記第3の磁束は、前記第1の磁束が有する指向と同一の指向を有し、前記コアに常に形成されていることを特徴とする電流センサ。
  9. 前記第3の磁束は、前記第1の磁束の大きさに基づいて、前記第2の磁束により前記第1の磁束を所定の割合で増幅した磁束、又は所定の値で相殺した磁束であることを特徴とする請求項8に記載の電流センサ。
  10. 前記磁気センサはホール素子を用いることを特徴とする請求項8又は9に記載の電流センサ。
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