JP2007040628A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上下羽根の揺動速度を制御し、これにより騒音や振動の発生を抑制し、送風性能を向上させること。
【解決手段】ファン駆動装置2により駆動するファン6を有し、空気通路の吹出口に羽根駆動装置9により上下に揺動する羽根7を設けた空気調和装置であって、室内ユニット1の吹出口5に取り付けられた上下羽根7の閉時からの回転角度が所定角度以上になる場合に、羽根7の揺動速度を遅くしてファン6の回転数のオーバーシュートを小さくでき、騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】ファン駆動装置2により駆動するファン6を有し、空気通路の吹出口に羽根駆動装置9により上下に揺動する羽根7を設けた空気調和装置であって、室内ユニット1の吹出口5に取り付けられた上下羽根7の閉時からの回転角度が所定角度以上になる場合に、羽根7の揺動速度を遅くしてファン6の回転数のオーバーシュートを小さくでき、騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファンと上下に揺動して空気を上下方向に吹き分ける羽根を有する空気調和装置に関するものである。
従来、この種の空気調和装置は、室内空気を吸い込んで熱交換した後、室内に吹出すための、ファン駆動装置により駆動するファンと、熱交換した空気を上下方向に吹き分けるための、室内空気の吹出口付近に取り付けた羽根駆動装置により上下に揺動する羽根を有している。
従来より上下羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上になった時、上下羽根の抵抗や吹き出し面積の減少により送風抵抗が変わり、ファンの回転数が変動して耳障りな騒音が発生することが判っている。
図3は、従来の羽根角度とファンの回転数変化差分と騒音値とのタイムチャートである。縦軸に羽根角度、ファンの回転数変化差分、騒音値を横軸に時間を表している。図3に示すように、上下羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上になった時、送風抵抗が急激に変わることで、ファンの回転数が急激に変化即ちファンの回転数変化差分が急激に大きくなり、ファンの回転数がオーバーシュートして設定している回転数から大きくずれ、騒音や振動が発生する。
そこで、従来の空気調和装置には、羽根の位置信号により羽根を所定角度に位置させると共に、ファン駆動装置であるファンモータへの回転数信号を補正する補正手段を設けている(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の室内ユニット内の概略構成を表す側面図を示すものである。図4に示すようにこの室内ユニット1内部には、空気をA方向の吸込パネル3から吸い込み、熱交換器4により吸い込んだ空気と熱交換器4中の流体を熱交換し、熱交換された空気を吹出口5からファン6によりB方向に排出される。ファン6はファン駆動装置であるファンモータ2からの回転数信号によって制御されている。そして吹出口5付近には羽根駆動装置9にて揺動する上下羽根7が取り付けられている。
吹出口5に設けた上下羽根7の角度による送風抵抗の違いで羽根角度変更時にファン6の回転数が変動して耳障りな騒音が発生する為、上下羽根7の制御部(図示せず)からの羽根位置信号により上下羽根を羽根駆動装置9にて所定角度に変更すると共に、ファンモータ2への回転数信号を補正している。
特開2001−153427号公報
しかしながら、前記従来の構成では、一旦、上下羽根を所定角度に位置させてから、所定角度への変更とファンの回転数を制御している為、一瞬、騒音や振動が発生する可能性があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、上下羽根の揺動速度を制御し、これにより騒音や振動の発生を抑制し、送風性能を向上させた空気調和装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和装置は室内ユニットに取り付けられた上下羽根が閉時からの回転角度が所定の角度以上に揺動した場合、揺動速度を変化させる制御としたものである。
騒音や振動が発生する条件は、室内ユニットに取り付けられた上下羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上に上方向あるいは下方向に揺動する時、羽根の角度によって送風抵抗が変化して、回転数制御しているファンの回転数がオーバーシュートした時であるので、本解決手段によって、上下羽根が所定角度以上あるいは以下になった時、揺動速度を遅くして上下羽根の抵抗や吹き出し面積の減少により吹き出す風量が変化して生じる送風抵抗の変化を出来るだけなだらかにすることにより、ファンの回転数のオーバーシュートも非常に小さくなり、騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
また、上下羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上あるいは以下になると同時に羽根の揺動速度を遅くすることができるので、送風抵抗の変化が大きくならないように予め制御でき、一瞬であっても騒音や振動が発生してしまうことを防ぐことができる。
本発明の空気調和装置は、簡単な制御で騒音や振動の発生を抑制することができ、ファンの回転数のオーバーシュートを小さくしてファンの回転数を規定レベル内で制御できるので、送風性能を向上させることができる。
第1の発明はファン駆動装置により駆動するファンを有し、空気通路の吹出口に羽根駆動装置により上下に揺動する羽根を設けた空気調和装置であって、室内ユニットの吹出口に取り付けられた上下羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上になる場合に、羽根の揺動速度を遅くしてファンの回転数のオーバーシュートを小さくでき、騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
第2の発明はファン駆動装置により駆動するファンを有し、空気通路の吹出口に羽根駆動装置により上下に揺動する羽根を設けた空気調和装置であって、羽根の閉時からの回転角度が所定角度以下になる場合に羽根が揺動する速度を遅くして、ファンの回転数のオーバーシュートを小さくでき、騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明のファン駆動装置の回転数が所定回転数以下では羽根が揺動する速度を変化させないことによって、騒音や振動の発生が生じない領域、即ちファンの回転数がオーバーシュートしない領域では、上下羽根の揺動速度を変化させないので不必要な制御を行なうことがなく、安価でかつ簡単な制御構造によって騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における室内ユニットの概略構成を表す側面図は図4と同様であるので、これを流用し、付した符号も同じものを使用するものとする。また、室内ユニットでの各部品の動きについての説明も上記と重複するので、ここでは省略する。
本発明の第1の実施の形態における室内ユニットの概略構成を表す側面図は図4と同様であるので、これを流用し、付した符号も同じものを使用するものとする。また、室内ユニットでの各部品の動きについての説明も上記と重複するので、ここでは省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における上下羽根が揺動する角度を示した側面図である。図1において、上下羽根7が揺動する角度を示した側面図である。そして上下羽根7は、HからEまで上下揺動する。F−G間は、通常運転の速度で揺動する。しかしながら、G−H間及びF−E間の角度においては、送風抵抗の変化が発生するため揺動する羽根の速度を遅くする制御を行う。
図2は、本発明の第1の実施の形態における羽根角度とファンの回転数変化差分と騒音値とのタイムチャートである。縦軸に羽根角度、本発明の第1の実施の形態におけるファンの回転数変化差分、騒音値を横軸に時間を表している。図2に示すように、上下羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上になった時、上下羽根の抵抗や吹き出し面積の減少により、吹き出す風量が変化して送風抵抗の変化が発生するが、揺動速度を遅くしているので、送風抵抗の変化は緩やかであり、ファンの回転数変化差分の変化も緩やかでファンの回転数が設定している回転数から大きくずれたり、オーバーシュートすることなく、騒音や振動も発生し難いことを表している。
以上のように、本実施の形態においては、ファン駆動装置により駆動するファンを有し、空気通路の吹出口に羽根駆動装置により上下に揺動する羽根を設けた空気調和装置であって、羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上もしくは以下になる場合に羽根が揺動する速度を遅くすることによって、ファンの回転数のオーバーシュートを小さくでき、騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
また、ファン駆動装置の回転数が所定回転数以下では羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上もしくは以下になっても、送風抵抗の変化は緩やかであり、ファンの回転数も設定している回転数から大きくずれたり、オーバーシュートすることなく、騒音や振動も発生し難いので、羽根が揺動する速度を変化させない制御とする。これにより、不必要な制御を行なうことがなく、安価でかつ簡単な制御構造によって騒音や振動の発生を抑制することができ、送風性能を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和装置は、簡単な制御で騒音や振動の発生の抑制及び送風性能の向上が可能となるので、ファンと上下に揺動する羽根を有する送風機や空気清浄機、除湿機等の用途にも適用できる。
1 室内ユニット
2 ファンモータ
3 前面パネル
4 熱交換器
5 吹出口
6 ファン
7 上下羽根
9 羽根駆動装置
2 ファンモータ
3 前面パネル
4 熱交換器
5 吹出口
6 ファン
7 上下羽根
9 羽根駆動装置
Claims (3)
- ファン駆動装置により駆動するファンを有し、前記ファンによって吹出される空気の通路の吹出口に、羽根駆動装置により上下に揺動して吹出される空気を上下方向に吹き分ける羽根を設けた空気調和装置であって、前記羽根の閉時からの回転角度が所定角度以上になる場合に前記羽根が揺動する速度を遅くすることを特徴とする空気調和装置。
- ファン駆動装置により駆動するファンを有し、前記ファンによって吹出される空気の通路の吹出口に、羽根駆動装置により上下に揺動して吹出される空気を上下方向に吹き分ける羽根を設けた空気調和装置であって、前記羽根の閉時からの回転角度が所定角度以下になる場合に前記羽根が揺動する速度を遅くすることを特徴とする空気調和装置。
- ファン駆動装置の回転数が所定回転数以下では羽根が揺動する速度を変化させないことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005226450A JP2007040628A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005226450A JP2007040628A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007040628A true JP2007040628A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37798779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005226450A Pending JP2007040628A (ja) | 2005-08-04 | 2005-08-04 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007040628A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008246286A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気清浄機 |
US9903608B2 (en) | 2014-01-08 | 2018-02-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for opening and closing discharge port and air conditioner having the same |
-
2005
- 2005-08-04 JP JP2005226450A patent/JP2007040628A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008246286A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気清浄機 |
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