JP2007038944A - タンク用開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タンク用開閉装置は、注入口のシール性を高めることが容易であるとともに給油時における操作性に優れていること。
【解決手段】 インレットパイプ10の開口部には、キャップ機構20が取り付けられている。キャップ機構20は、キャップ本体30がインレットパイプ10に離脱不能でありかつ回転可能に取り付けられている。キャップ本体30は、注入口32bを有し、開閉部材52により開閉される。ハンドル43を回転操作すると、キャップ本体30は回転しつつ上昇する。開閉部材52には、リンク機構60が取り付けられている。リンク機構60は、インレットパイプ10に回転可能であるが、軸方向に移動が規制されているので、キャップ本体30の昇降により開閉部材52を開閉動作させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インレットパイプの燃料通路を通じて、燃料タンクへ給油するためのタンク用開閉装置に関し、詳しくは燃料通路を開閉する機構に関する。
自動車の給油するためのインレットパイプの注入口には、一般に回転操作することにより着脱される燃料キャップで封止されている。こうした燃料キャップは、給油の際に複数回の回転操作を必要とするために操作性がよくないだけでなく、外したとき置き場所や紛失を防止するための手段を講じなければならないという課題があった。こうした課題を解決するために、特許文献1のように、燃料キャップにフラップバルブ機構を設けたものが知られている。フラップバルブ機構は、燃料キャップの中央部に注入口を設け、注入口をフラップバルブで閉じるとともにスプリングで付勢することによりシールしており、給油時に給油ガンでフラップバルブをスプリングの付勢力に抗して押すことで注入口を開く。
しかし、従来の技術では、フラップバルブに加わるスプリングの付勢力を、給油ガンでフラップバルブを押すときに加える操作力とシール力との兼ね合いで定めなければならず、これらを両立させることが難しい。
特開2002−127764号公報
本発明は、上記従来の技術の問題を解決することを踏まえ、シール性を高めることが容易であるとともに給油時における操作性に優れたタンク用開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
タンクに接続される注入口を開閉するタンク用開閉装置において、
上記タンクに接続され開口部を有するタンク開口形成部材と、
上記開口部に離脱不能でありかつ昇降可能に取り付けられ、上記注入口を有するキャップ本体と、
上記キャップ本体に取り付けられ、上記注入口を開閉する開閉部材と、
上記キャップ本体を上記タンク開口形成部材に対して該キャップ本体の軸方向へ昇降させる昇降機構と、
上記タンク開口形成部材と上記開閉部材とを連携し、上記昇降機構により上記キャップ本体が昇降したときに上記開閉部材により上記注入口を開閉させるリンク機構と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、キャップ本体は上記開口部に離脱不能であるが、これは通常の使用状態にて外せない状態を意味し、故障時などにバックアップとして外すことができる構成を適宜加えてもよい。
本発明にかかるタンク用開閉装置では、給油するために、昇降機構によりキャップ本体がタンク開口形成部材に対して昇降させる。このとき、リンク機構は、タンク開口形成部材と上記開閉部材とを連携させて、キャップ本体が上昇したときの力を利用して開閉部材を開閉するように作用する。よって、キャップ本体をタンク開口形成部材から外すことなく、開閉部材が注入口を開くから、給油ガンで開閉部材を押す必要がなく、操作性に優れている。
また、開閉部材は、その開閉動作をするのに、給油ガンで押す必要がないからそれ自体の機械的強度や支持する箇所の耐久性を重視しなくてもよく、シール性を重視する設計をすればよいから、設計が容易となる。
さらに、キャップ本体は、タンク開口形成部材の開口部に離脱不能に装着されているので、燃料キャップをタンク開口形成部材から外す構成と比較して、給油時に取り外した燃料キャップの置き場に困ることがない。
本発明の好適な態様として、上記開閉部材と上記注入口との間に介在するガスケットと、上記ガスケットでシールするように上記開閉部材を閉じ方向に付勢するスプリングとを備える構成をとることができる。この態様により、注入口のシール性を簡単な構成で得ることができる。
また、昇降機構の好適な態様として、上記キャップ本体が回転したときに該キャップ本体を上記タンク開口形成部材に対して昇降させる構成をとることができる。この構成の一例として、上記タンク開口形成部材に形成された雌ネジと、該雌ネジに螺合しかつ上記キャップ本体の外周部に形成された雄ネジとを備える構成をとることができる。
また、リンク機構の好適な態様として、上記タンク開口形成部材に対して回転可能でありかつ上記軸方向へ移動不能に取り付けられた支持体と、上記開閉部材に一端が取り付けられ他端が上記支持体に取り付けられたリンク棒とを備え、上記キャップ本体の進退により上記リンク棒を介して上記開閉部材を開閉するように構成することができる。また、上記キャップ本体は、上記開閉部材を軸支するケーシング本体を備え、上記ケーシング本体と上記支持体とを回り止めする回り止め部を備えた構成をとることができる。
また、上記リンク機構は、上記キャップ本体に回転可能に支持されかつ上記タンク開口形成部材に上記軸方向へ移動不能に取り付けられた支持体と、上記開閉部材と上記回動体とを連携するリンク部材とを備え、上記リンク部材は、上記開閉部材に取り付けられた第1支持部と、上記回動体に取り付けられた第2支持部と、上記第1支持部と上記第2支持部との間に介在するスプリングと、上記第1支持部と上記第2支持部とを所定間隔の範囲内で保持する連結棒とを備え、上記キャップ本体の進退により上記リンク部材を介して上記開閉部材を開閉するように構成することができる。
さらに、上記リンク機構の他の態様として、上記タンク開口形成部材に固定され円弧形状に切り欠かれたガイド部を有する固定部材と、上記開閉部材に一端が取り付けられ他端が上記ガイド部に沿ってガイドされるように係合するリンク棒とを備え、上記キャップ本体の進退により上記リンク棒の他端が上記ガイド部に倣いつつ上記開閉部材を開閉するように構成することができる。
なお、上記連結棒の代わりに、スプリングの付勢力の調整などにより第1支持部と第2支持部とを所定間隔の範囲内で保持する構成をとってもよい。
さらに、他の好適な態様として、 上記キャップ本体は、ケーシング本体と、該ケーシング本体に対して回転可能に支持され上記開閉部材を軸支する開閉部材支持体とを備え、
上記リンク機構は、上記タンク開口形成部材に固定された支持体と、上記開閉部材に一端が取り付けられ他端が上記支持体に取り付けられたリンク棒とを備え、上記ケーシング本体の回転により上記リンク棒を介して上記開閉部材および上記開閉部材支持体の回転を拘束しつつ上記開閉部材の開閉動作を行なわせる構成をとることができる。
本発明にかかる好適な構成として、昇降機構は、キャップ本体をタンク開口形成部材に対して回転しつつ進退させる構成であればよく、また、上記昇降機構の他の態様として、上記キャップ本体の外周部に突設されたキャップ側係合突起と、上記タンク開口形成部材の開口部側から上記タンク側に向かって傾斜して突設され上記キャップ側係合突起に係合する開口側係合突部と、上記開口側係合突部よりも上記タンク側に上記キャップ側係合突起を挿入可能に形成された挿入用切欠きと、を備え、上記キャップ側係合突起を挿入用切欠きを通って挿入した状態にて、上記キャップ本体を所定角度回転したときに、上記キャップ側係合突起を上記開口側係合突部に倣わせて上記キャップ本体を上記軸方向に進退させるように構成することができる。
さらに、昇降機構の他の態様として、上記昇降機構は、上記キャップ本体を該キャップ本体の軸方向へ引き上げる機構と、上記開閉部材の閉じる状態または開く状態にてキャップ本体を位置決めする位置決め機構とを備えた構成をとることができる。また、キャップ本体を回転させるための手段としては、キャップ本体にハンドルを設けて、該ハンドルを手動で回転操作する構成のほかに、上記キャップ本体を電気的に回転駆動する駆動機構を備える構成であってもよい。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
A.第1実施例
(1) タンク用開閉装置の概略構成
図1は本発明の第1実施例にかかる自動車のタンク用開閉装置を示す断面図、図2はタンク用開閉装置の平面図である。図1および図2において、タンク用開閉装置は、インレットパイプ10(タンク開口形成部材)の上部に装着されるキャップ機構20を備えている。キャップ機構20は、インレットパイプ10から外すことなく、給油ガンをインレットパイプ10内に挿入することにより給油するものである。以下、タンク用開閉装置の詳細な構成を説明する。
(2) 各部の構成
図3はタンク用開閉装置の各部品を分解して示す断面図、図4はタンク用開閉装置を分解して示す斜視図である。
(2)−1 インレットパイプ10
図3において、インレットパイプ10は、燃料通路10aを有する管体であり、その上部が開口部となり、内周部に雌ネジ10bを備えている。インレットパイプ10の外周部には、インレットパイプ10を保護するためのプロテクタ12が外装されている。インレットパイプ10内には、キャップ機構20と連携するための固定部材14が固定されている。すなわち、固定部材14は、ほぼ円板形状の固定部材本体14aと、固定部材本体14aの外周部に折曲形成された固定折曲部14bとを備え、固定折曲部14bを介してインレットパイプ10の内壁に固定されている。固定部材本体14aの中央には、貫通孔14cが形成されている。
(2)−2 キャップ機構20
図1において、キャップ機構20は、キャップ本体30と、フラップバルブ機構50と、リンク機構60と、ガスケットGS1とを備えている。図3において、キャップ本体30は、ほぼ円筒形状のケーシング本体32と、蓋体40とを備えている。ケーシング本体32の内側スペースは、連通室32aとなり、その上部が注入口32bとなっている。ケーシング本体32の外周部には、雌ネジ10bに螺合する雄ネジ32cが形成されている。雄ネジ32cは、雌ネジ10bとともにキャップ本体30をキャップ本体30の軸方向へ昇降させる昇降機構を構成している。キャップ本体30の上部外周部には、ガスケットGS1を保持するためのシール保持部32dが形成されている。
蓋体40は、キャップ本体30の上部に固定されており、円板形状の上板41と、上板41の外周部から下方に向けて形成された円筒状の側壁42とを備え、下向きのカップ形状である。上板41の上部には、ハンドル43(図2)が突設され、ハンドル43を回転することによりキャップ本体30を一体的に回転させる。上板41の中央部には、ケーシング本体32の注入口32bに接続される導入口44が貫通形成されている。
フラップバルブ機構50は、開閉部材52と、スプリング56と、リンク機構60とを備えている。
開閉部材52は、キャップ本体30に軸支され、注入口32bを開閉する円板形状の部材であり、上板部52aと、上板部52aと一体形成されかつ上板部52aより大径の下板部52bと、ガスケットGS2とを備えている。ガスケットGS2は、ゴム材料から環状の薄板形状に形成され、上板部52aと下板部52bとの間の凹所であるシール保持部52cに圧入固定されており、注入口32bの周縁部のシール面32fに押圧することで注入口32bをシールした状態で閉じる。開閉部材52の端部には、回動支持端52eが形成されており、キャップ本体30の内壁に形成された回動支持部32eにより回動可能に支持されている。
スプリング56は、弦巻スプリングであり、そのコイル状の支持部56aが回動支持端52eで固定され、開閉部材52を閉じる方向に付勢している。すなわち、スプリング56の押圧端56bが開閉部材52のスプリング押圧部52dに当接し、他端である支持端56cがキャップ本体30の内壁に当接するように支持され、これによりスプリング56が開閉部材52を閉じ方向に付勢している。開閉部材52のスプリング押圧部52dは、中心部が山形状に突出し、その外周が凹所になっており、スプリング56が開閉部材52を均等に上方へ押圧してガスケットGS2によるシール面圧を均一にするように作用する。
リンク機構60は、開閉部材52と固定部材14とを連結するように作用し、リンク棒62と、リンク棒62と固定部材14とを連結する支持体64と、支持体64を固定部材14に係止する係止部材66とを備えている。
上記リンク棒62は、その一端であり開閉部材52の下面の支持部52fに回動可能に連結する連結端62aと、その他端であり支持体64に連結する連結端62bとを備えている。連結端62bには、長穴62cが形成されている。
支持体64は、円筒形状の大径部64aと、大径部64aから縮径した縮径部64bと、縮径部64bの下端と同径の小径部64cとを備え、これらを一体に形成している。支持体64の下部には、燃料通路10aの一部となる貫通穴64dが形成されている。大径部64aの内壁には、回動支持部64eが形成され、リンク棒62の連結端62bを軸支している。すなわち、連結端62bの長穴62cにピン64gを嵌挿して回動およびリンク棒62の長手方向への移動を許容して開閉部材52の開閉をスムーズにしている。小径部64cには、係合穴64fが形成されている。
係止部材66は、円板形状の係止本体66aを備え、その内周部に支持体64の係合穴64fに係合する係合突部66bが形成されている。係止部材66は、固定部材14の下面に当接することで、支持体64を固定部材14に対して軸方向への移動を規制しているが、周方向(時計方向または反時計方向の両方向)への回動を許容している。
ガスケットGS1は、断面C字形でゴム材料から形成され、ケーシング本体32のシール保持部32dに保持され、インレットパイプ10の開口のシール面10cに対してシールしている。
図5は図3の5−5線に沿った断面図である。キャップ本体30のケーシング本体32と、リンク機構60の支持体64とにわたって、回り止め機構が形成されている。すなわち、支持体64の外周部には、円筒の一部を平坦面とした回り止め部64hが形成され、また、ケーシング本体32の内周部には、回り止め部64hに嵌合する回り止め部32hが形成されている。回り止め部64h,32hにより、ケーシング本体32が支持体64と一体に回転し、リンク機構60に回動時に大きな捻れ力が加わらないようにしている。
(3) タンク用開閉装置の開閉動作
(3)−1 開き動作
図1において、ハンドル43を掴んで開き方向(反時計方向)に回転すると、キャップ機構20は、キャップ本体30の雄ネジ32cがインレットパイプ10の雌ネジ10bに倣うことでインレットパイプ10に対して回転しつつ上昇する。リンク機構60は、キャップ本体30および開閉部材52と一体にインレットパイプ10に対して周方向に回転可能であるが、リンク棒62および支持体64を介してインレットパイプ10と一体の固定部材14に上下方向への移動を規制されている。このため、ハンドル43の回転につれてリンク機構60は、開閉部材52に引き下げる力を加える。これにより、図6に示すように開閉部材52は、回動支持端52eを支点に、スプリング56のスプリング力に抗して時計方向へ回動して、注入口32bを開く。注入口32bが開くことにより、図7に示すように給油ガンFGを、導入口44から注入口32b、連通室32a、貫通穴64dを通じて挿入し、燃料通路10aに給油する。
したがって、ハンドル43を回転すれば、開閉部材52が後退して注入口32bが開くから、給油ガンFGにより給油することができる。
(3)−2 閉じ動作
給油を終えて、給油ガンFGを注入口32bから抜き、ハンドル43を閉じ方向(時計方向)に回転すると、キャップ本体30がインレットパイプ10内にねじ込まれる。これにより、開閉部材52は、リンク機構60により開かれる方向への力が釈放され、スプリング56の復元力により、回動支持部32eで軸支されて回動して、注入口32bを閉じる。
(4) タンク用開閉装置の作用・効果
(4)−1 給油するために、ハンドル43を回転操作すると、キャップ機構20をインレットパイプ10から外すことなく、開閉部材52が注入口32bを開くから、注入口32bを開くために給油ガンFGで開閉部材52を押す必要がなく、操作性に優れている。
(4)−2 開閉部材52の開き動作をするために、給油ガンFGで押す必要がないから、開閉部材52は、機械的強度や、開閉部材52を支持する箇所の軸支部などの耐久性を重視しなくても、シール性を重視する設計をすればよく、設計が容易となる。
(4)−3 ハンドル43の亀裂とシール性
ハンドル43が外力を受けて亀裂が入っても、キャップ本体30と開閉部材52とによりシールが維持され、注入口32bにおけるシール性を損なうことがない。
(4)−4 キャップ機構20は、インレットパイプ10に装着されているので、燃料キャップをネジ式で外すタイプと比べて、給油時に取り外した燃料キャップの置き場に困ることがない。
B.第2実施例
図8は第2実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図、図9はキャップ機構におけるリンク機構の周辺を拡大した断面図である。第2実施例のキャップ機構20Bは、リンク機構60Bの構成に特徴を有する。すなわち、リンク機構60Bは、開閉部材52Bと支持体64Bとを伸縮可能に連結するリンク部材61Bを備えている。リンク部材61Bは、第1支持部62Bと、第2支持部63Bとを備え、その間にスプリング56Bを介装することにより構成されている。第1支持部62Bは、開閉部材52Bの支持部52Bfに回動可能に連結される回動部62Baと、回動部62Baの端部に一体形成されスプリング56Bを支持するフランジ62Bbとを備えている。
第2支持部63Bは、支持体64Bの回動支持部64Beに回動可能に連結される回動部63Baと、回動部63Baの端部に一体形成されスプリング56Bを支持するフランジ63Bbと、フランジ63Bbから突設した連結棒63Bcとを備えている。連結棒63Bcの先端部は、第1支持部62Bに形成された摺動孔62Bcに挿入穴に挿入されている。連結棒63Bcの先端部の側面には、スライド溝63Bdが形成されている。このスライド溝63Bdに、第1支持部62Bの側部にねじ込まれたピン61Baが突入している。ピン61Baがスライド溝63Bdをスライドすることによりスプリング56Bを架設した第1支持部62Bと第2支持部63Bとの間を所定距離に規制している。
次に、リンク機構60Bの動作について説明する。図9に示す状態では、第2支持部63Bで支持されているスプリング56Bは、第1支持部62Bにスプリング力を加え、支持部52Bfを介して開閉部材52Bを上方に押し上げる。開閉部材52Bは、その押圧力によりガスケットGS2をシール面10Bcに向けて押すから高いシール性を得ることができる。
キャップ機構20Bの開き動作をするために、図8に示すハンドル43Bを開き方向(反時計方向)へ回転すると、キャップ本体30Bが回転しつつインレットパイプ10Bに対して上昇する。このとき、第2支持部63Bは、支持体64Bおよび固定部材14Bを介して上方への移動が規制されており、一方、第1支持部62Bは、連結棒63Bcが摺動孔62Bcをスライドすることで上方へ僅かに移動するが、ピン61Baがスライド溝63Bdの端部に当たってその移動が規制される。このため、第1支持部62Bが第2支持部63Bと一体になり、支持部52Bfを介して開閉部材52Bを引き下げて、開閉部材52Bが開き動作をする。
一方、キャップ機構20Bの閉じ動作をするために、ハンドル43Bを閉じ方向(時計方向)へ回転して、キャップ本体30Bが回転しつつインレットパイプ10Bに対して下降する。このとき、第1支持部62Bおよび第2支持部63Bが一体になって開閉部材52Bを押し上げて開閉部材52Bが閉じ動作をする。
なお、開閉部材52Bに閉じ方向へ付勢するスプリングとして、上記スプリング56Bに加えて第1実施例の弦巻スプリングを併設して、シール性を高める構成としてもよい。
C.第3実施例
図10は第3実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図である。第3実施例は、リンク機構60Cに特徴を有する。リンク機構60Cのリンク部材62Cは、棒材やワイヤなどから形成され、その一端が開閉部材52Cに連結され、他端が固定部材14Cに対して水平方向に移動可能であるが、上方への移動が規制されている。すなわち、リンク部材62Cの上端は、連結端62Caになり開閉部材52Cの支持部52Cfに回動可能に連結されており、一方、その下端は、球体の抜止部62Cbになっている。図11はタンク用開閉装置を下方から見た説明図である。インレットパイプ10C内には、固定部材14Cが固定されている。固定部材14Cは、中央部に燃料通路10Caの一部となる貫通孔14Ccを備え、さらに、貫通孔14Ccの外周側にほぼ半周にわたって貫通形成されたガイド部14Cdが形成されている。ガイド部14Cdは、リンク部材62Cの下部を貫通させるとともに抜止部62Cbを上方へ抜けない幅に形成されている。
次に、リンク機構60Cの動作について説明する。キャップ機構20Cの開き動作をするために、ハンドル43Cを開き方向(反時計方向)へ回転すると、キャップ本体30Cが回転しつつインレットパイプ10Cに対して上昇する。このとき、リンク部材62Cは、連結端62Caで開閉部材52Cと一体であるから、抜止部62Cbは、ガイド部14Cdに沿って移動する。抜止部62Cbは、固定部材14Cによって上方への移動が規制されているから、リンク部材62Cが開閉部材52Cを引き下げる。これにより、図12に示すように開閉部材52Cが開き動作をする。
一方、キャップ機構20Cの閉じ動作をするために、ハンドル43Cを閉じ方向(時計方向)へ回転して、キャップ本体30Cが回転しつつインレットパイプ10Cに対して下降する。リンク部材62Cは、連結端62Caで開閉部材52Cに固定されているから一体に移動するとともに、抜止部62Cbがガイド部14Cdに沿って時計方向へ回転する。このとき、リンク部材62Cが開閉部材52Cを押し上げて開閉部材52Cが閉じ動作をする。
D.第4実施例
図13は第4実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図である。本実施例のキャップ機構20Dは、フラップバルブ機構50Dがキャップ本体30Dのケーシング本体32Dに対して回動可能に支持されている構成に特徴を有する。すなわち、フラップバルブ機構50Dは、上述の実施例と同様な構成の開閉部材52Dと、開閉部材支持体54Dと、保持筒体55Dとを備えている。開閉部材支持体54Dは、円筒形状であり、回動支持部54Daで開閉部材52Dを軸支しており、ケーシング本体32Dの内周壁に回転可能に支持されるとともに、保持筒体55Dにより下端が支持されている。保持筒体55Dは、円筒形状であり、その外周下部の係合爪55Daがケーシング本体32Dの係合穴32Djに係合することで、ケーシング本体32Dと一体になっているが、その上端で開閉部材支持体54Dの下端を滑らせるように支持している。リンク機構60Dは、リンク棒62Dを備え、開閉部材支持体54Dと支持体64Dとを連結している。支持体64Dは、固定部材14Dを介してインレットパイプ10Dに固定されている。支持体64Dの上部には、係合突部64Djが突出し、開閉部材支持体54Dの下端部に形成された支持凹所54Dbに係合しており、フラップバルブ機構50Dを回り止めするとともに軸方向への移動を許容している。
キャップ機構20Dの開き動作をするためには、図13において、ハンドル43Dを掴んで開き方向(反時計方向)に回転すると、ケーシング本体32Dがインレットパイプ10Dに対して回転しつつ上昇する。フラップバルブ機構50Dは、ケーシング本体32Dに対して相対的に回転可能であるが、リンク棒62Dおよび支持体64Dを介してインレットパイプ10Dと一体の固定部材14Dに連携している。すなわち、開閉部材支持体54Dは、支持体64Dと係合突部64Djと支持凹所54Dbとを介して係合して、回転方向へ拘束されているが、軸方向に移動可能になっている。よって、フラップバルブ機構50Dは、ケーシング本体32Dが回転すると、リンク機構60Dにより回転方向へ拘束されつつケーシング本体32Dとともに軸方向へ上昇する。これにより開閉部材52Dは、リンク機構60Dから開き方向への力を受けて、図14に示すように開き動作をする。
一方、キャップ機構20Dの閉じ動作をするために、ハンドル43Dを閉じ方向(時計方向)へ回転すると、ケーシング本体32Dが回転しつつインレットパイプ10Dに対して下降する。フラップバルブ機構50Dは、開閉部材支持体54Dでケーシング本体32Dに対して滑って相対的に回転しつつ開閉部材52Dが閉じ動作をする。
E.第5実施例
図15は第5実施例にかかるキャップ機構をインレットパイプに取り付ける前の状態を説明する説明図である。第1実施例では、キャップ機構20のキャップ本体30をインレットパイプ10に、雌ネジ10bと雄ネジ32cとによりネジ込む構成としたが、本実施例は、ネジを用いないでキャップ機構20Eをインレットパイプ10Eに対して進退させる構成である。すなわち、インレットパイプ10Eの内壁には、挿入用切欠き10Ecを有する開口側係合突部10Ebが形成されている。開口側係合突部10Ebは、インレットパイプ10Eの奥側へ傾斜している。キャップ機構20Eのキャップ本体30Eの外周部には、周方向に180゜の位置にキャップ側係合突起32Eaが2個(図示では1箇所だけを示す)突設されている。キャップ機構20Eは、キャップ側係合突起32Eaを挿入用切欠き10Ecを通じて挿入することでインレットパイプ10Eに組み付けている。
キャップ機構20Eの開閉部材52Eを開閉するには、ハンドル43Eの回転操作により、キャップ本体30Eを約180゜だけ時計方向または反時計方向へ回転すると、キャップ側係合突起32Eaを開口側係合突部10Ebに倣わせて、キャップ本体30Eを軸方向に進退させることにより行なうことができる。
F.第6実施例
図16は第6実施例にかかるキャップ機構をインレットパイプに取り付けた状態を示す断面図である。本実施例は、キャップ本体30Fをインレットパイプ10Fに対して手動で軸方向に移動させる昇降機構に特徴を有する。すなわち、インレットパイプ10Fには、下方から順に、環状突部10Fd,10Fe,10Ffが形成されている。キャップ本体30Fのケーシング本体32Fの下部には、係合爪32Fkが形成されている。係合爪32Fkは、環状突部10Feを乗り越えるように弾性変形するように形成されている。ケーシング本体32Fの外周部とインレットパイプ10Fの内壁との間であり、かつ環状突部10Fe,10Ffの間には、ガスケットGS3が介在してその間をシールしている。キャップ本体30Fの上部には、蓋体40Fが固定されている。蓋体40Fには、ハンドル43Fがハンドル軸43Faを中心に回動可能に軸支されている。フラップバルブ機構50Fは、第1実施例と同様な構成であり、リンク機構60Fのリンク棒62Fおよび固定部材14Fを介してインレットパイプ10Fに固定されている。
次にタンク用開閉装置の開閉動作について説明する。ハンドル43Fをハンドル軸43Faを中心に回動して、ハンドル43Fを起立させ、ハンドル43Fを掴み、上方へ引き上げる。キャップ本体30Fは、蓋体40Fおよびハンドル43Fと一体に軸方向の上方へ引き上げられる。これにより、図17に示すようにケーシング本体32Fの係合爪32Fkが環状突部10Feに押されて弾性変形して乗り越え、その位置で止まる。この過程において、リンク機構60Fのリンク棒62Fを介してフラップバルブ機構50Fの開閉部材52Fを下方に引き下げて、フラップバルブ機構50Fの開き動作を行なう。一方、キャップ本体30Fを押し下げると、係合爪32Fkが環状突部10Feを乗り越えてキャップ本体30Fが下方へ移動し、開閉部材52Fが閉じ動作を行なう。なお、係合爪32Fkは、上方から下方に向けた片持ち形状としたが、これに限らず、係合手段であれば、他の形状であってもよく、例えば、ケーシング本体32Fの下方から上方へ向けて形成した片持ち形状であってもよい。
このように、キャップ機構は、開閉操作のために回転する代わりに、軸方向へ移動させる構成であってもよい。
G.第7実施例
図18は第7実施例にかかるキャップ機構を説明する説明図である。本実施例は、キャップ機構20Gを回転する機構に特徴を有する。すなわち、タンク用開閉装置は、キャップ機構20Gのキャップ本体30Gおよび蓋体40Gを電気的に回転駆動する駆動機構DMを備えている。駆動機構DMは、蓋体40Gの外周部に形成された歯車45Gと、歯車45Gに噛み合う歯車48Gと、歯車48Gを回転駆動するモータMTと、制御装置CTLと、スイッチSWとを備えている。図19に示すように、歯車48Gは、モータMTの駆動軸MTaにスプラインにより連結したスリーブ49Gを備え、駆動軸MTaに対して軸方向に移動可能になっている。ここで、スイッチSWは、給油蓋の周辺や運転席の給油蓋を開閉するレバーに連動して、トグルにオンオフ動作をする構成とすることができる。
キャップ機構20Gの開き動作または閉じ動作をするには、スイッチSWを押すことにより、制御装置CTLを介してモータMTを正転駆動または逆転駆動し、このモータMTに連動して、歯車45G,48Gを介して蓋体40Gを反時計方向または時計方向に回転する。これにより、図20に示すように、この蓋体40Gによりフラップバルブ機構50Gの開閉動作を行なうことができる。なお、ハンドル43Gは、駆動機構DMの故障の際に手動操作をするためのバックアップとして設けている。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例では、タンクとして自動車の燃料タンクについて説明したが、これに限らず、自動車のラジエータ用のタンクなどの各種のタンクに適用することができる。
本発明の第1実施例にかかる自動車のタンク用開閉装置を示す断面図である。 タンク用開閉装置の平面図である。 タンク用開閉装置の各部品を分解して示す断面図である。 タンク用開閉装置を分解して示す斜視図である。 図3の5−5線に沿った断面図である。 タンク用開閉装置の動作を説明する説明図である。 図6に続く動作を説明する説明図である。 第2実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図である。 キャップ機構におけるリンク機構の周辺を拡大した断面図である。 第3実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図である。 タンク用開閉装置を下方から見た説明図である。 タンク用開閉装置の動作を説明する説明図である。 第4実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図である。 タンク用開閉装置の動作を説明する説明図である。 第5実施例にかかるキャップ機構をインレットパイプに取り付ける前の状態を説明する説明図である。 第6実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図である。 タンク用開閉装置の動作を説明する説明図である。 第7実施例にかかるキャップ機構を説明する説明図である。 タンク用開閉装置を示す断面図である。 タンク用開閉装置の動作を説明する説明図である。
符号の説明
10...インレットパイプ
10a...燃料通路
10b...雌ネジ
10c...シール面
12...プロテクタ
14...固定部材
14a...固定部材本体
14b...固定折曲部
14c...貫通孔
20...キャップ機構
30...キャップ本体
32...ケーシング本体
32a...連通室
32b...注入口
32c...雄ネジ
32d...シール保持部
32e...回動支持部
32f...シール面
32h...回り止め部
40...蓋体
41...上板
42...側壁
43...ハンドル
44...導入口
50...フラップバルブ機構
52...開閉部材
52a...上板部
52b...下板部
52c...シール保持部
52d...スプリング押圧部
52e...回動支持端
52f...支持部
56...スプリング
56a...支持部
56b...押圧端
56c...支持端
60...リンク機構
62...リンク棒
62a...連結端
62b...連結端
62c...長穴
64h...回り止め部
64...支持体
64a...大径部
64b...縮径部
64c...小径部
64d...貫通穴
64e...回動支持部
64f...係合穴
64g...ピン
66...係止部材
66a...係止本体
66b...係合突部
10B...インレットパイプ
10Bc...シール面
14B...固定部材
20B...キャップ機構
30B...キャップ本体
43B...ハンドル
52B...開閉部材
52Bf...支持部
56B...スプリング
60B...リンク機構
61B...リンク部材
61Ba...ピン
62B...第1支持部
62Ba...回動部
62Bb...フランジ
62Bc...摺動孔
63B...第2支持部
63Ba...回動部
63Bb...フランジ
63Bc...連結棒
63Bd...スライド溝
64B...支持体
64Be...回動支持部
10C...インレットパイプ
10Ca...燃料通路
14C...固定部材
14Cc...貫通孔
14Cd...ガイド部
20C...キャップ機構
30C...キャップ本体
43C...ハンドル
52C...開閉部材
52Cf...支持部
60C...リンク機構
62C...リンク部材
62Ca...連結端
62Cb...抜止部
10D...インレットパイプ
14D...固定部材
20D...キャップ機構
30D...キャップ本体
32D...ケーシング本体
32Dj...係合穴
43D...ハンドル
50D...フラップバルブ機構
52D...開閉部材
54D...開閉部材支持体
54Da...回動支持部
54Db...支持凹所
55D...保持筒体
55Da...係合爪
60D...リンク機構
62D...リンク棒
64D...支持体
64Dj...係合突部
10E...インレットパイプ
10Eb...開口側係合突部
10Ec...挿入用切欠き
20E...キャップ機構
30E...キャップ本体
32c...雄ネジ
32Ea...キャップ側係合突起
43E...ハンドル
52E...開閉部材
10F...インレットパイプ
10Fd,10Fe,10Ff...環状突部
14F...固定部材
20F...キャップ機構
30F...キャップ本体
32F...ケーシング本体
32Fk...係合爪
40F...蓋体
43F...ハンドル
43Fa...ハンドル軸
50F...フラップバルブ機構
52F...開閉部材
60F...リンク機構
62F...リンク棒
20G...キャップ機構
30G...キャップ本体
40G...蓋体
43G...ハンドル
45G,48G...歯車
49G...スリーブ
50G...フラップバルブ機構
FG...給油ガン
GS1...ガスケット
GS2...ガスケット
GS3...ガスケット
DM...駆動機構
MT...モータ
MTa...駆動軸
SW...スイッチ
CTL...制御装置

Claims (11)

  1. タンクに接続される注入口(32b)を開閉するタンク用開閉装置において、
    上記タンクに接続され開口部を有するタンク開口形成部材と、
    上記開口部に離脱不能でありかつ昇降可能に取り付けられ、上記注入口(32b)を有するキャップ本体(30,30B〜30G)と、
    上記キャップ本体に取り付けられ、上記注入口(32b)を開閉する開閉部材(52,52B〜52G)と、
    上記キャップ本体を上記タンク開口形成部材に対して該キャップ本体の軸方向へ昇降させる昇降機構と、
    上記タンク開口形成部材と上記開閉部材とを連携し、上記昇降機構により上記キャップ本体が昇降したときに上記開閉部材により上記注入口を開閉させるリンク機構(60,60B〜60F)と、
    を備えたことを特徴とするタンク用開閉装置。
  2. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    さらに、上記開閉部材(52)と上記注入口(32b)との間に介在するガスケット(GS2)と、上記ガスケット(GS2)でシールするように上記開閉部材(52)を閉じ方向に付勢するスプリング(56)とを備えているタンク用開閉装置。
  3. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記昇降機構は、上記キャップ本体(30)が回転したときに該キャップ本体を上記タンク開口形成部材に対して昇降させるタンク用開閉装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のタンク用開閉装置において、
    上記リンク機構(60)は、上記タンク開口形成部材に対して回転可能でありかつ上記軸方向へ移動不能に取り付けられた支持体(64)と、上記開閉部材(52)に一端が取り付けられ他端が上記支持体(64)に取り付けられたリンク棒(62)とを備え、上記キャップ本体(30)の進退により上記リンク棒(62)を介して上記開閉部材(52)を開閉するように構成されているタンク用開閉装置。
  5. 請求項4に記載のタンク用開閉装置において、
    上記キャップ本体(30)は、上記開閉部材を軸支するケーシング本体(32)を備え、上記ケーシング本体(32)と上記支持体(64)とを回り止めする回り止め部(32h,64h)を備えたタンク用開閉装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のタンク用開閉装置において、
    上記リンク機構(60B)は、上記タンク開口形成部材に対して回転可能であり上記軸方向へ移動不能に取り付けられた支持体(64B)と、上記開閉部材(52B)と上記支持体(64B)とを連携するリンク部材(61B)とを備え、
    上記リンク部材(61B)は、上記開閉部材(52)に取り付けられた第1支持部(62B)と、上記支持体(64B)に取り付けられた第2支持部(63B)と、上記第1支持部(62B)と上記第2支持部(63B)との間に介在するスプリング(56B)と、上記第1支持部(62B)と上記第2支持部(63B)とを所定間隔の範囲内で保持する連結棒(63Bc)とを備え、上記キャップ本体(30B)の進退により上記リンク部材(61B)を介して上記開閉部材(52B)を開閉するように構成されているタンク用開閉装置。
  7. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のタンク用開閉装置において、
    上記リンク機構(60C)は、上記タンク開口形成部材に固定され円弧形状に切り欠かれたガイド部(14Cd)を有する固定部材(14C)と、上記開閉部材(52C)に一端が取り付けられ他端が上記ガイド部(14Cd)に沿ってガイドされるように係合するリンク部材(62C)とを備え、
    上記キャップ本体(30C)の進退により上記リンク部材(62C)の他端が上記ガイド部(14Cd)に倣いつつ上記開閉部材(52C)を開閉するように構成されているタンク用開閉装置。
  8. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のタンク用開閉装置において、
    上記キャップ本体(30)は、ケーシング本体(32D)と、該ケーシング本体(32D)に対して回転可能に支持され上記開閉部材(52D)を軸支する開閉部材支持体(54D)とを備え、
    上記リンク機構(60D)は、上記タンク開口形成部材に固定された支持体(64D)と、上記開閉部材(52D)に一端が取り付けられ他端が上記支持体(64D)に取り付けられたリンク棒(62D)とを備え、上記ケーシング本体32Dの回転により上記リンク棒(62D)を介して上記開閉部材(52)および上記開閉部材支持体(54D)の回転を拘束しつつ上記開閉部材(52D)の開閉動作を行なわせるタンク用開閉装置。
  9. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記昇降機構は、上記キャップ本体(30E)の外周部に突設されたキャップ側係合突起(32Ea)と、上記タンク開口形成部材の開口部側から上記タンク側に向かって傾斜して突設され上記キャップ側係合突起(32Ea)に係合する開口側係合突部(10Eb)と、上記開口側係合突部(10Eb)よりも上記タンク側に上記キャップ側係合突起(32Ea)を挿入可能に形成された挿入用切欠き(10Ec)とを備え、
    上記キャップ側係合突起(32Ea)を挿入用切欠き(10Ec)を通って挿入した状態にて、上記キャップ本体(30E)を所定角度回転したときに、上記キャップ側係合突起(32Ea)を上記開口側係合突部(10Eb)に倣わせて上記キャップ本体(30E)を上記軸方向に進退させるように構成したタンク用開閉装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のタンク用開閉装置において、
    上記昇降機構は、上記キャップ本体(30G)を電気的に回転駆動する駆動機構(DM)を備えたタンク用開閉装置。
  11. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記昇降機構は、上記キャップ本体(30F)を該キャップ本体(30F)の軸方向へ引き上げる機構と、上記開閉部材(52F)の閉じる状態または開く状態にてキャップ本体(30F)を位置決めする位置決め機構とを備えたタンク用開閉装置。
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