JP2007038823A - グロメット取付構造 - Google Patents

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JP2007038823A
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Kazutaka Fukui
一貴 福井
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Abstract

【課題】
製造工程数を増加させずにグロメットと貫通孔の周縁部との間の隙間を閉塞することができるグロメット取付構造を提供すること。
【解決手段】
車両構成部材(ダッシュインシュレータ)11aに貫通孔(穴部)27aを形成し、この貫通孔27aにグロメット30を嵌入して取り付けるグロメット取付構造であって、グロメット30は、貫通孔27aに挿通される筒状の本体部31と、この本体部31の端部から外方に向かって突出し且つ貫通孔27aの周縁部27bに対向するフランジ部32とを有し、貫通孔27aの周縁部27bとグロメット30のフランジ部32とのいずれか一方に発泡基材101を設け、他方に発泡基材101に接触するとこの発泡基材101を発泡させる反応材102を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用パネル部材に形成された貫通孔にグロメットを嵌入して取り付けるグロメット取付構造に関するものである。
従来から、例えばダッシュパネル等の車両構成部材に貫通孔を形成し、この貫通孔にグロメットを嵌入して取り付けるグロメット取付構造が知られているが、グロメットに嵌入方向と逆に向う応力が作用した場合、グロメットと貫通孔の周縁部との間に隙間が生じることがあった。
そこで、この隙間を塞ぐため、加熱することにより発泡する発泡基材を隙間内に配置する隙間閉塞構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−208067号公報
ところで、上述の隙間閉塞構造では、発泡基材を発泡させるために加熱する必要があるので、加熱工程が生じ、製造工程が増加するという問題があった。
そこで、この発明は、製造工程数を増加させずにグロメットと貫通孔の周縁部との間の隙間を閉塞することができるグロメット取付構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両構成部材に貫通孔を形成し、該貫通孔にグロメットを嵌入して取り付けるグロメット取付構造であって、前記グロメットは、前記貫通孔を貫通する筒状の本体部と、該本体部の端部から外方に向かって突出し且つ前記貫通孔の周縁部に対向するフランジ部とを有し、前記貫通孔の周縁部と前記グロメットのフランジ部とのいずれか一方に発泡基材を設け、他方に前記発泡基材に接触するとこの発泡基材を発泡させる反応材を設けたことを最も主な特徴としている。
このように構成された本発明によると、グロメットを貫通孔内に挿入する際に、グロメットのフランジ部が貫通孔の周縁部に押し付けられ、発泡基材と反応材とが接触することとなる。
これにより、発泡基材が発泡してグロメットと貫通孔の周縁部との間の隙間に充填されるので、製造工程数を増加させずに、グロメットと貫通孔の周縁部との間の隙間を閉塞することができる。
本発明に関わるグロメット取付構造の最良の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図3及び図4に示すように、車両の車室Rとこの車室Rの前方に位置するエンジンルームEとは、車両構成部材であるダッシュパネル11によって仕切られている。
このダッシュパネル11の上部にはカウルパネル12が設けられ、両側部にはそれぞれフロントフェンダー13が設けられ、下部には傾斜部11aが形成されている。このダッシュパネル11の傾斜部11aの下端後部からは、後方に向かってフロアパネル14が延在されている。
そして、ダッシュパネル11の車室R側には、インストルメントパネルモジュール(以下、インパネモジュールという)15が取り付けられている。
このインパネモジュール15は、ステアリングメンバ16に、上部インストルメントパネル17、下部インストルメントパネル18、メータユニット19、ステアリングユニット20、ヒーターユニット21等の各種の構成部品をあらかじめ組み付けて構成されている。
ステアリングメンバ16は、両端部に一対の取付座22が設けられ、これらの取付座22がフロントフェンダー13に形成されたブラケット23に、図示しない複数のネジにより組み付けられるようになっている。
また、ステアリングメンバ16の中間部にはブレース24が設けられ、このブレース24の車両前方側の端部がカウルパネル12に形成されたブラケット25に、図示しないネジにより組み付けられるようになっている。
さらに、図4に示すように、ヒーターユニット21のケース前端面21aには、配管26が突設されている。また、この配管26と対応する位置のダッシュパネル11には、貫通孔27が形成され、この貫通孔27にはグロメット30が嵌入されている。
そして、ダッシュパネル11にヒーターユニット21を取り付ける際に、配管26が貫通孔27に嵌入されたグロメット30の後述する挿通孔31a内に挿通されて、エンジンルームE側へ突出されるようになっている。
なお、ここでは、図1に示すように、ダッシュパネル11の車室R側に遮音用のダッシュインシュレータ11aが取り付けられ、このダッシュインシュレータ11aには貫通孔27に対応した穴部27aが形成されている。この穴部27aの径は、貫通孔27の径よりも僅かに大きくなっている。
これにより、ここでは、車両構成部材としてダッシュインシュレータ11aとなり、貫通孔として穴部27aとなっている。
グロメット30は、ゴムやエラストマ等の弾性材料によって形成されており、図1に示すように、筒状の本体部31と、この本体部31の一方の端部から外方(径方向)に向かって突出したフランジ部32とを有している。
本体部31は、ほぼ中央に挿通孔31aを有し、ダッシュパネル11に形成された貫通孔27及びダッシュインシュレータ11aに形成された穴部27aに挿入されている。そして、本体部31の周面が貫通孔27に嵌合することで保持されている。
フランジ部32は、挿通孔31aと同心の環状形を呈しており、ここでは車室R側に位置している。そして、エンジンルームE側の端面32aが貫通孔27の周縁部、ここではダッシュパネル11に取り付けられたダッシュインシュレータ11aの穴部27aの車室R側の周縁部27bと対向している。
そして、フランジ部32のエンジンルームE側の端面32aには、発泡基材101が設けられている。
一方、この端面32aに対向したダッシュインシュレータ11aの穴部27aの車室R側の周縁部27bには、発泡基材101と接触するとこの発泡基材101を発泡させる反応材102が設けられている。
次に、この発明のグロメット取付構造の作用について説明する。
グロメット30をダッシュパネル11に取り付けるには、まず、図1に示すように、グロメット30の本体部31を、車室R側からダッシュパネル11の貫通孔27及びダッシュインシュレータ11aの穴部27aに挿入する。
このとき、穴部27aの径が貫通孔27の径よりも僅かに大きくなっているので、グロメット30の本体部31の周面と穴部27aの内面との間に摩擦が生じず、円滑に挿入することができる。
そして、グロメット30をさらに挿入し、フランジ部32のエンジンルームE側の端面32aを穴部27aの車室R側の周縁部27bに押し付ける。このとき、グロメット30にはエンジンルームEに向う力F1が作用する(図2(a)参照)。
ここで、端面32aには発泡基材101が設けられ、穴部27aの周縁部27bには反応材102が設けられているので、端面32aを穴部27aの周縁部27bに押し付けることにより、図2(a)に示すように、発泡基材101と反応材102とが接触することとなる。
これにより、発泡基材101が化学反応を起こして発泡し、図2(b)に示すように、端面32aと穴部27aの周縁部27bとの間に発泡剤100が充填される。
このように、発泡基材101と反応材102とが接触することで発泡剤100が生じるので、加熱する必要がなくなって製造工程を増加させることなく端面32aと穴部27aの周縁部27bとの間に発泡剤100を充填し、この端面32aと穴部27aの周縁部27bとの隙間を閉塞することができる。
また、発泡基材101は加熱されることなく発泡するので、グロメット30やダッシュパネル11、ダッシュインシュレータ11a等の発泡剤100の周囲の構成部材に劣化や変質等が生じることを防止できる。
さらに、隙間に発泡剤を注入する場合と比較しても、この発明のグロメット取付構造では、発泡基材101と反応材102とが、それぞれあらかじめグロメット30とダッシュインシュレータ11aとに設けられているので、発泡剤を注入する工程が必要なく、製造工程数の増加を抑制することができる。
また、発泡剤の注入作業が行なえない狭い場所等にグロメット30が配置されても、発泡剤100を充填して隙間を閉塞することが可能となる。
さらに、所定時間が経過した後に発泡するタイプの発泡剤を設けた場合と比較しても、この発明のグロメット取付構造では、グロメット30を取り付けると同時に発泡剤100が充填されるので、部品の保管中に発泡しないように在庫時間を管理する必要がない。
そして、このように取り付けたグロメット30の挿通孔31aにヒーターユニット21の配管26を挿通すると共に、ヒーターユニット21をダッシュパネル11の車室R側に組み付ける。
その後、例えばオーディオユニット等の他のユニットをインパネモジュール15に取り付けると、ダッシュパネル11に対して車室R側にインパネモジュール15が引っ張られる。
これにより、ヒーターユニット21も車室R側に引っ張られ、ヒーターユニット21の配管26が挿通されたグロメット30にも、車室Rに向う力F2(図2(b)参照)が作用する。
このとき、グロメット30のフランジ部32とダッシュインシュレータ11aの穴部27aの周縁部27bとの間に発泡剤100が充填され、フランジ部32と穴部27aの周縁部27bとの間の隙間が閉塞されているので、隙間が広がらず、エンジンルームEからの騒音を確実に抑制することが可能となる。
なお、この遮音効果については図5に示しており、図中実線で示す隙間がない場合(発泡剤あり)の方が図中破線で示す隙間がある場合(発泡剤なし)よりも、音の透過損失が大きく、遮音効果に優れている。特に周波数の大きい音の方がより遮音される。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、図6(a)に示すように、グロメット30のフランジ部32に発泡基材として密閉された封入体111に充填された発泡剤100´が設けられると共に、ダッシュインシュレータ11aに形成された穴部27aの周縁部27bに反応材として複数の突起体112が設けられていてもよい。
ここで、封入体111は、少なくとも穴部27aの周縁部27bに対向した部分が薄膜で形成されており、空気に触れると発泡するタイプの発泡剤100´を閉じ込めている。
また、複数の突起体112は、封入体111に接触するとこの封入体111を開放する開放手段であり、それぞれ車室Rに向かって突出している。なお、各突起体112は、封入体111を突き破る材質によって形成され、先端が先細りになっている。
そして、このような発泡剤100´が充填された封入体111を設けられたグロメット30を、突起体112が設けられたダッシュインシュレータ11aの穴部27aに挿入し、グロメット30をダッシュインシュレータ11aに押し付ける。
これにより、図6(b)に示すように、突起体112の先端が封入体111に接触して、この封入体111を突き破り、発泡剤100´が空気に触れて発泡する。そして、グロメット30とダッシュインシュレータ11aとの間に発泡剤100´が充填される。
このように、発泡基材と反応材とが十分に接触するように、グロメット30をダッシュインシュレータ11aに強い力で押し付けることなく、封入体111に突起体112を接触させることができる。
つまり、フランジ部32と穴部27aの周縁部27bとが完全に接触していなくとも、突起体112によって封入体111を開放し、発泡剤100´を発泡させることが可能となる。
これにより、軽い力でグロメット30取り付けても、確実にフランジ部32と穴部27aの周縁部27bとの間の隙間を閉塞することができる。
また、この場合の発泡剤100´は、空気に触れると発泡するタイプのものであるので、反応材102に接触して発泡するタイプの発泡剤100と異なるものを使用することができる。
さらに、上述の実施の形態では、グロメット30に発泡基材101が設けられ、ダッシュインシュレータ11aに反応材102が設けられているが、逆であってもよい。
また、上述の実施の形態では、グロメット30が取り付けられる車両構成部材がダッシュパネル11に設けられたダッシュインシュレータ27となっているが、これに限らず、ドアパネルやフロアパネル等の他の車体パネル等であってもよい。
本発明にかかるグロメット取付構造を示す拡大断面図である。 (a)は図1においてグロメットを押し付けた状態を示す断面図であり、(b)は図1において発泡剤が発泡した状態を示す断面図である。 車両前部の構造を示す分解斜視図である。 車両前部の組み付け状態を示す要部断面図である。 グロメットとダッシュパネルとの間の隙間を閉塞した場合の効果を示すグラフである。 (a)はグロメット取付構造の他の例を示す拡大断面図であり、(b)は図6(a)において発泡剤が発泡した状態を示す断面図である。
符号の説明
11a ダッシュインシュレータ(車両構成部材)
27a 穴部(貫通孔)
27b 周縁部
30 グロメット
31 本体部
32 フランジ部
101 発泡基材
102 反応材

Claims (2)

  1. 車両構成部材に貫通孔を形成し、該貫通孔にグロメットを嵌入して取り付けるグロメット取付構造であって、
    前記グロメットは、前記貫通孔に挿通される筒状の本体部と、該本体部の端部から外方に向かって突出し且つ前記貫通孔の周縁部と対向するフランジ部とを有し、
    前記貫通孔の周縁部と前記グロメットのフランジ部とのいずれか一方に発泡基材を設け、他方に前記発泡基材に接触するとこの発泡基材を発泡させる反応材を設けたことを特徴とするグロメット取付構造。
  2. 前記発泡基材は密閉された封入体に充填された発泡剤であり、前記反応材は前記封入体に接触するとこの封入体を開放する開放手段であることを特徴とする請求項1に記載のグロメット取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010068787A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Fujiwara:Kk ワイヤー固定具
JP2010242970A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Sika Technology Ag 空洞を封止または補強する要素および貫通要素をこのような要素の中へ導入する方法

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