JP2007037969A - 美容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 肌に有害とされる物質を発生させること無い美容装置を提供する。
【解決手段】 高圧電源部17から高電圧を供給する高圧配線3の先端にカーボン繊維を束ねて電極2を構成する。電極部2を、先端2aが軟質チューブ4の先端肌当て部4aより引っ込んで位置するように軟質チューブ4内部に配置する。電極部2は、高圧配線3と軟質チューブ4内部との間に隙間が設けられて配置され、軟質チューブ4の先端肌当て部4aよりエアーを吹出すようにエアー供給手段に連絡する。軟質チューブ4の先端付近周胴部には、硬質筒状体5が被覆するように設ける。開口している軟質チューブ4の先端肌当て部4aに、液体含浸部材6を取り付け、顔や腕等の肌に押し当てながらマイナスイオンを照射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顔や腕等の肌のしみ、しわの改善等を行なう美容装置に関する。
近年、顔や腕等のシミ、アザ、にきび等の肌のトラブルを改善するため、マイナスイオンが効果的であることが実証的に知られている。これは、シミ、アザ等の原因の一つである活性酸素をマイナスイオンにより、中和し、除去することができること、また、マイナスイオを噴射することにより、皮膚の細胞膜のATPアーゼが活性して、細胞膜のATP合成機能が高まり、細胞膜のイオン透過性が高まることで、細胞内に残っている余分なナトリウムイオンとカルシュウムイオンが血液中に移動し、細胞内のイオンバランスが整えられ細胞が活性化するためであると考えられている。
そして、これら美肌効果を目的として、マイナスイオンを肌に照射する装置や美容のための装置が種々提案されている。
このような装置の一例として、たとえば、施術部位の皮膚にイオンを導入させるように、イオン導入器の先端処置具の先端に幅広状の処置当接部を設けて、イオン導入する装置が知られている(特許文献1)。
また、別の例として、肌の所望箇所に押し当てられる肌押し当て部と、前記肌押し当て部が押し当てられる又は押し当てられた前記所望箇所にマイナスイオンを含んだイオン風を吹き当てるイオン風吹き当て部とを備え、前記肌押し当て部が、遠赤外線を発するセラミックスが含まれた部材、ゲルマニウムが含まれた部材、又はトルマリンが含まれた部材から成っている美肌装置がある(特許文献2参照)。
実用新案登録第3096200号公報 特開2004−148107号公報
しかしながら、従来の電極を直接皮膚に押し当てて使用する従来の美容装置では、通電した時に肌にピッリという痛みを与えてしまい、施術をうけるユーザに苦痛を与えてしまうという問題があった。
また、このような電極を押し当てるやり方は、その電極の当て方や、角度、電圧などを微妙に調整する必要があり、操作性が悪いという問題があった。
また、従来、マイナスイオンを発生させるために、高電圧のマイナス電極より高電圧のプラス電極に対して電子を放電させることでマイナスイオンを発生させるコロナ放電方式が用いられている。しかし、この方式の場合、マイナスイオン以外に、プラスイオンやオゾンと共に肌に有害とされる窒素酸化物が発生してしまい、これらが美容効果を低減させるだけでなく、かえって肌のトラブルを引き起こす原因となってしまうという問題があった。
また、コロナ放電や、イオン出力ダイオードとイオン出力針(純度99.999銀)を用いた装置では、発生するマイナスイオンの量が少なく、美容効果が充分得られないなどの問題があった。
さらに、イオン導入をする際、保湿液、コラーゲン、ビタミンなどを含んだ美容液を肌に塗りながら、イオン風を肌に当てることが必要となる場合がある。このような場合、従来の装置では片手でイオン導入装置をもち、もう一方の手で美容液などを含ませたコットンなどをもって施術を行う必要があったため、美容液を塗る場所にムラができたり、充分に美容液を塗れずに美容効果が出なかったり、操作性が悪く作業の効率が落ちるなどの問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、施術を受ける者にとって無痛で、かつ、より美容効果の高い美容装置を提供することも目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の美容装置は、肌に対して美容の施術を行うための美容装置であって、柔軟性を有するカーボンファイバーからなる電極と、上記電極に電圧を印加する電源部と、上記高分子抵抗体により被覆され、上記電極と電源部とを電気的に接続する導電体と、上記電極に向けてエアーを吹き付ける送風装置と、先端部分が肌当部を構成し、上記導電体及び電極を収納し、上記送風装置からのエアーを肌に向けて送出するための軟質中空チューブと、を有し、上記電極は、上記軟質中空チューブに突き刺さらない柔軟性を有しており、上記電極と上記チューブ先端の肌当部には空隙が設けられており、この空隙内に上記電極が収納されると共に、通気性を有し、かつ、非導電性の含浸部材を保持させて、当該含浸部材に美容に使う溶液を含浸させた状態で上記電極に通電して放電させるように構成されていることを特徴とする。
上記高分子抵抗体は、テフロン(登録商標)としてもよい。
また、上記軟質チューブは、シリコン製であってもよい。
また、上記送風装置は、酸素を優先的に透過させる気体分離膜を通してエアーの供給を行うようにしてもよい。
本発明によれば、肌に直接電極を当てることがないので、施術を受ける者に痛みなどの苦痛を与えることがない。しかも、より多くのマイナスイオンを発生させることができる美容効果を高めることができる。さらに、プラスイオンやオゾンは勿論のこと、肌に有害とされる窒素酸化物を発生させることを抑制することができるので美容効果を阻害することを防止できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる美容装置本体10について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るイオンプローブの断面図である。図2は、本実施形態に係る美容装置の構造を説明する平面図である。また、図3は、本実施形態に係る美容装置の配線図である。
まず、図2及び図3を参照して美容装置本体の構成について説明する。
図2及び図3において、本実施形態のプローブ1を具備した美容装置本体10は、電源スイッチSと、バキュームボタンVと、マイナスイオン噴射スタートボタン12と、マイナスイオン噴射時間設定タイマー13と、マイナスイオン噴射時間設定タイマー作動表示ランプ14と、マイナスイオン噴射エアー調整ツマミ15と、マイナスイオン高圧電源17と、マイナスイオン電磁弁18と、エアー吸引口20と、吸引電磁弁21と、噴出し電磁弁22と、オゾンプローブ9を具備するオゾン噴射ノズル91と、オゾン噴射スタートボタン92と、オゾン噴射時間設定タイマー93と、オゾン噴射時間設定タイマー作動表示ランプ94と、オゾン噴射エアー調整ツマミ95と、オゾン量調整ツマミ96と、オゾン電磁弁98とを有している。
電源スイッチSは、美容装置本体10の主電源スイッチであり、この電源スイッチSをオンすると外部交流電源と電気的に接続され、各部へ通電できる状態となる。
バキュームボタン91は、バキューム動作を制御するためのボタンである。このバキュームボタン91により、吸引電磁弁21が通電制御され、オゾンプローブ9から吸引動作を開始及び停止を制御できるようになっている。
オゾンプローブ9は、オゾンを噴射する噴射口であり、その先端部には先端尖形状の耐酸性・体薬品性カプセルが取り付けられている。このように先端尖形状となっていることで、スポット的に肌のしみの部分などにスポット的にオゾンを噴射できるようになっている。
マイナスイオン側の軟性チューブ4は、その先端にマイナスイオンプローブ1が取り付けられており、このプローブ1に対してエアーを送り込むためのチューブである。このチューブ4は、シリコンなどにより構成することができる。なお、この軟性チューブ4の先端は、電極2よりも先端に突出することで、電極部2と軟性チューブ4の先端との間には空隙が設けられており、この空隙に綿などの通気性を有し、かつ、非導電性の含浸部材を保持して、当該綿に美容に使う溶液を含浸させた状態で電極から放電させるようになっている。
動作ボタン12は、マイナスイオン高圧電源17及びマイナスイオン電磁弁18への通電を制御することで、プローブ1からマイナスイオンを噴射、停止の操作を行うためのボタンである。
マイナスイオン噴射時間設定タイマー13は、マイナスイオンを噴射させる時間を設定するためのタイマーである。このマイナスイオン噴射時間設定タイマー13は、設定された時間だけマイナスイオン高圧電源17及びマイナスイオン電磁弁18への通電をおこない、設定時間になるとこれらへの通電を遮断することで、マイナスイオンの噴射を停止するようになっている。
マイナスイオン噴射時間設定タイマー作動表示ランプ14は、LEDにより構成され、動作ボタン12がオンされて噴射状態となると通電されて緑色に点灯し、動作ボタン12がオフ又はタイマーの設定時間になると通電が遮断されて消燈するようになっている。
マイナスイオン調整ツマミ15は、噴射されるマイナスイオンの量を調整するためのツマミである。このマイナスイオン調整ツマミ15は、スライダックを構成し、交流電源からマイナスイオン高圧電源17へ供給される電圧を調整することで、噴射されるマイナスイオンの量を調整することができるようになっている。
マイナスイオン高圧電源17は、電極部2に対して高電圧を供給するものである。本例では、このマイナスイオン高圧電源17により、最大6.2Kvの電圧を供給することができるようになっている。
マイナスイオン電磁弁18は、マイナスイオン噴射スタートボタン12の操作により通電制御されて弁の開閉を行うことにより、ポンプから供給されたエアーを軟性チューブ4に供給を制御する電磁弁である。
エアー吸引口20は、噴射するエアーの吸引口である。このエアー吸引口20には、気体分離膜8が取り付けられている。この気体分離膜8としては、たとえば松下電器社製の酸素富化膜8(PanaO )を用いることができ、これにより吸引されるエアーのゴミや塵などを分離できるだけでなく、エアー中の窒素を約10%程度少なくすることができる。これにより、マイナスイオンを生成する際に窒素酸化物が生成されることを抑えることができる。
吸引電磁弁21は、バキュームボタン91の操作により吸引弁の開閉がされるように構成されていおり、これによりポンプにより吸引動作が制御されるようになっている。
噴出し電磁弁22は、マイナスイオンプローブ1から噴射するエアーを制御するための弁である。
オゾンプローブ9は、オゾンを噴射する噴射口である。このオゾンプローブ9は、シリコンなどの軟性部材により構成されており、オゾンプローブ9の噴射口を自在に操ることができるようになっている。
オゾン噴射スタートボタン92は、オゾン電源及びオゾン電磁弁98への通電を制御することにより、オゾンの噴射を開始させるためのボタンである。
オゾン噴射時間設定タイマー93は、オゾンの噴射している時間を設定するタイマーであり、設定された時間になるとオゾン電源への通電を遮断してオゾンの噴射を停止できるようになっている。
オゾン噴射時間設定タイマー作動表示ランプ94は、LEDにより構成され、オゾン噴射時間設定タイマー93がオンとなることにより、通電され緑色に点灯し、設定された時間になると通電が遮断され消灯するように構成されている。
オゾン噴射エアー調整ツマミ95は、オゾンを噴射する際のエアーの量を調整するためのものである。このオゾン噴射エアー調整ツマミ95は、スライダックにより構成され、電磁弁98に供給する電圧を制御することで、時計方向にツマミを回すと勢いが弱まって噴射されるオゾン量も少なくなり、ツマミをいっぱいに回すと、オゾン噴射は止まるようになっている。
オゾン量調整ツマミ96は、オゾンの生成量(濃度)を調整するためのものである。このオゾン量調整ツマミ96はスライダックを構成し、オゾン電源へ供給する電圧を調整することでオゾンの濃度を調整することができる。この例では、時計方向にオゾン量調整ツマミ96を回すとオゾンの濃度が高くなり、最大で10ppmのオゾン濃度まで噴射できるようになっている。
オゾン電磁弁98は、オゾン噴射スタートボタン92の操作によりオゾン噴射時間設定タイマー93で設定された時間だけ弁を開いてオゾンを供給する電磁弁である。
次に、図1を参照してマイナスイオン噴射用のプローブ1の詳細について説明する。
図1に示すように、本実施形態のプローブ1は、高電圧が印加されることによりマイナスイオンを発生する電極部2と、電極部2とマイナスイオン高圧電源部17(図3に示す)とを電気的に接続する高圧配線3と、電極部2及び高圧配線3を内部に配置する中空のシリコン製の軟質チューブ4を有している。
この高圧配線3は、テフロン(登録商標)などの高分子抵抗体により被覆されており、これにより高圧配線3の途中から放電することを防止している。
また、軟質チューブ4の先端付近周胴部は、アルミニウム製パイプからなる硬質筒状体5に挿通されて保護されており、この硬質筒状体5が操作を行う人のも持ち手を構成する。
電極部2には、高圧配線3が接続されている。この電極部2は負荷抵抗体としてのカーボン繊維を複数本束ねることにより構成されている。
この電極部2は、柔軟性を有しており、軟質チューブ4に当たっても軟質チューブ4に突き刺さらない柔軟性を有している。
この電極部2は、その先端2aが、軟質チューブ4先端の肌当て部4aより引っ込んで構成され、電極部2aの先端部から軟質チューブ4の先端肌当て部4aまでの間に空隙が形成されている。そして、この空隙部分にコラーゲンなどの美容液等を含浸させたコットンなどの液体含浸部材6を保持できるように構成されている。
さらに、電極部2は、高圧配線3と軟質チューブ4内部との間に綿花よりなる通気性を有する隙間部材7が配置され、軟質チューブ4内周部と電極部2の支持部との間に隙間が設けられている。これにより、送風されたエアーがこの隙間部材7を通過しT、電極部2に吹き付けることができるように構成されている。
また、この高圧配線3は、高抵抗の導電体から構成される。この高圧配線3は、デルリン(登録商標)、テフロン(登録商標)等により被覆されており、これにより途中で放電することを防止できるようになっている。
なお、電極部2より高圧配線3の方が抵抗率が高くなるように構成されており、これによって、電極部2に高電圧が印加され放電されるように構成される。
また、軟質チューブ4の基端部は、先端肌当て部4aよりエアーを吹き出すようにポンプに連絡されている(図示せず)。このエアーは、酸素を優先的に透過させる気体分離膜、たとえば松下電器社製の酸素富化膜8(PanaO )を通して供給されるようになっている。
次に、本実施形態にかかる美容装置を使用して、マイナスイオンを肌に照射する場合の操作方法について説明する。
1)まずはじめに、電源スイッチSを押して電源を投入する。これにより内部に設けられたポンプが作動する。
2)次に、マイナスイオン噴射時間設定タイマー13のダイヤルを回すことにより、マイナスイオン噴射時間を設定する。
3)チューブ4の先端4aを顔に当て、マイナスイオン噴射スタートボタン12を押す。これによりマイナスイオン照射機能が作動し、設定時間だけ通電極部2に通電されて動作する。
4)この際、マイナスイオン噴射エアー調整ツマミ15を操作することで、噴出し電磁弁22が開閉操作され、プローブ1のチューブ4の先端4aから噴出す空気量を調整することが出来る。
5)さらに、バキュームボタンVを押すと吸引機能が動作する。この吸引機能は、マイナスイオンの照射や、オゾンの噴射といったそれぞれの機能が停止している場合にのみ使用可能となる。そして、バキューム装置は、オゾン照射装置9のチューブと兼用となっている。
6)なお、オゾンを噴射する場合は、オゾン噴射時間設定タイマー93のダイヤルを回すことにより、当該機能を使用する時間を設定し、オゾン照射装置9のチューブの先端を肌に当て、オゾン噴射スタートボタン92を押す。そうするとオゾンを噴射する機能が作動し、設定された時間になるとその機能が停止する。
マイナスイオン発生器の回路図としては、図6に示すように、発振回路308が出力する信号は、圧電トランス305の共振周波数(長さ方向の寸法で決まる)例えば75KHzの近傍(±5KHz)とし、この信号を電界効果型トランジスタからなるトランス駆動回路309に入力して圧電トランス305を駆動するための交流電圧を出力させる。
圧電トランス305は、高効率のトランスであり、その構造の一例としては、薄い長方板体形状の圧電セラミックスにおける長さ方向の半分の対向面に入力電極を形成し、この入力電極の反対側の端面に出力電極を形成した形状からなる。この入力電極にトランス駆動回路309からの共振周波数近傍の交流電圧が印加されると、圧電逆効果により圧電体全体が機械的に振動し、そしてこの機械的振動が圧電効果により出力電極にさらに高電圧となって出力されるものである。
そして、圧電トランス305の出力電極からの高電圧出力は、整流回路310が整流して−1.0〜−6.0KVの範囲の負極性高電圧とする。この負極性高電圧が、電極に印加されその先端から電子放射することでマイナスイオン
を発生させるものであり、その発生量を1000〜2000000個/ccの範囲内で自在に設定することができる。
このマイナスイオンの発生量を制御するのが、発振周波数調整手段311であり、具体的には発振回路308の発振周波数調整用の端子に設けられた可変抵抗器(例えば105KΩ±5KΩ)である。この抵抗値を変化させることで、発振回路308のタイマーICが出力する信号の周波数は75KHz±5KHzの範囲で変化する。そして、圧電トランス5を駆動する交流電圧を75KHz±5KHzの範囲で変化させることで、圧電トランス305からの高電圧出力をその共振周波数からの変位に応じて大きく変化させ、これによりマイナスイオン
の発生量を1000〜2000000個/ccと大きく可変することができるようになっている。
この放電の様子を図5に模式的に示す。図5に示すように、ポンプからエアーが供給されるとそのエアーの中には大気中に浮遊しているプラスに帯電した水分子が含まれている。これが電極部2のところまで供給されると、電極部2の先端からプラスに帯電している水分子に対して放電され、この水分子はマイナスの電荷を帯びることになる。また、含浸部材6に美容液が含まれていることから、電極部2からこの含浸部材6に対しても放電され、含浸部材6に含まれている美容液がマイナスの電荷を帯びる。
そして、これらのマイナスの電荷を帯びた水や美容液は、ポンプから供給されたエアーにより、含浸部材6を透過して軟性チューブ4の先端から皮膚に向けて放出されることとなる。
そして、一例として、電極部2の先端から放射されたマイナスイオンの量を測定した。その結果、本実施形態のプローブ1の電極部2からは200万個/cc以上のマイナスイオンが計測された。
なお、使用した測定装置は、神戸電波株式会社製のイオンシステム測定器(MODEL KST−900)であり、測定条件は、以下のとおりである。
測定イオン:正負イオン、異動度0.4cm/V・sec以上
空間電荷密度:全イオン数の正イオン数と負イオン数の差
測定環境:一般大気中からイオン発生による高濃度環境
測定範囲:5〜999900(個/cc)
サンプリング流量:60 l/min
このように、高圧配線3を電極部2よりも高抵抗な材料で構成し、これに高電圧を印加するようにしたことから、電極部2から電子が押し出されるようになり、より多くのマイナスイオンを発生させることができる。これにより、大量に発生したマイナスイオンが、皮膚表面の活性酸素や有毒なプラスに帯電した物質を中和したり、取り除くことができるため、皮膚への刺激が現状し、皮膚の炎症を抑えることができる。また、皮膚の細胞を活性化することでき、これによっても美容液の吸収などが促進され、美容効果が増進されることとなる。また、含浸部材6の美容液がイオン化された状態で皮膚に吹き付けられることになり、美容液の皮膚への吸収を促進させることができる。
また、この電極部2に向けてエアーを吹き込むことにより、チューブ4の先端部からイオン化されたエアーを連続して放出することができる。また、電極部2とチューブ4の先端部4aとの間に空隙を設け、この空隙に美容液などの液体を含浸させることができる綿などの含浸部材6を保持できるように構成したことから、肌に美容液などピンポイントで、かつ、効率良く塗りながらイオンエアーを照射することができるし、この含浸部材6が非導電性の物質であるから、直接肌に放電されないため、施術を受けるユーザに痛みや違和感を与えることなく、美容効果を高めることができる。
さらに、上述の放電方式よれば、プラスに帯電した水分子に対して放電することから、コロナ放電によるプラスイオンやオゾンが発生を抑えることができ、不用意にオゾンや窒素酸化物が照射されることがなくなり、マイナスイオンによる美容効果を阻害したり、副作用を発生させることがなくなる。
また、ポンプの吸引口に酸素を優先的に透過させる気体分離膜を通してエアーの供給を行うようにしたことから、エアーの窒素含有量を低減させることができ、窒素酸化物の発生を防止することができるし、塵、埃、細菌、ウィルスなどをカットしたクリーンなエアーを供給することができる。
チューブ4をシリコンにより構成したことから、チューブ4に柔軟性を持たせることができ、イオンエアーの照射部分を自由に替えることができるし、また肌触りもよく施術を受ける者に違和感を与えることがない。
さらに、本発明では、軟質チューブ4先端付近の周胴部に、硬質筒状体5を取り付けたことから、軟質なチューブが途中で折れること無く、扱い易いものとすることができる。
そして、本発明は、上述した何れかのマイナスイオン照射装置だけでなく、当該マイナスイオン照射装置とオゾンを発生させるオゾン発生装置とを組合せた美容装置としたり、当該マイナスイオン照射装置とプラスイオンを発生させるプラスイオン照射装置とを組合せた美容装置としたりしても良い。
これにより、マイナスイオンだけでなく、マイナスイオンとオゾン、またはマイナスイオンとプラスイオンを併用した美肌効果を奏することも出来る。
なお、本実施の形態においては、マイナスイオン照射装置、及び当該マイナスイオン照射装置とオゾン噴射装置を具備する美容装置について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、たとえば当該マイナスイオン照射装置とプラスイオン装置を具備する美容装置とすることも出来るものである。
本実施形態に係るイオンプローブの断面図。 本実施形態に係る美容装置の構造を説明する平面図。 本実施形態に係る美容装置の配線図。 本実施形態に係る美容装置のエアーの流れを説明する概略図。 実施形態に係る電極からの放電の様子を模式的に示した図。 本実施形態に係るマイナスイオン発生装置の回路図。
符号の説明
S・・・電源スイッチ、V・・・バキュームボタン、1・・・マイナスイオン照射装置、2・・・電極部、3・・・高圧配線、4・・・軟質チューブ、4a・・・先端肌当て部、5・・・硬質筒状体、6・・・液体含浸部材、7・・・隙間部材、8・・・気体分離膜(酸素富化膜)、9・・・オゾンプローブ、10・・・美容装置、12・・・マイナスイオン噴射スタートボタン、13・・・マイナスイオン噴射時間設定タイマー、14・・・マイナスイオン噴射時間設定タイマー作動表示ランプ、15・・・マイナスイオン噴射エアー調整ツマミ、20・・・エアー吸引口、92・・・オゾン噴射スタートボタン、93・・・オゾン噴射時間設定タイマー、94・・・オゾン噴射時間設定タイマー作動表示ランプ、95・・・オゾン噴射エアー調整ツマミ、96・・・オゾン量調整ツマミ。

Claims (4)

  1. 肌に対して美容の施術を行うための美容装置であって、
    柔軟性を有するカーボンファイバーからなる電極と、
    上記電極に電圧を印加する電源部と、
    上記高分子抵抗体により被覆され、上記電極と電源部とを電気的に接続する導電体と、
    上記電極に向けてエアーを吹き付ける送風装置と、
    先端部分が肌当部を構成し、上記導電体及び電極を収納し、上記送風装置からのエアーを肌に向けて送出するための軟質中空チューブと、を有し、
    上記電極は、上記軟質中空チューブに突き刺さらない柔軟性を有しており、上記電極と上記チューブ先端の肌当部には空隙が設けられており、この空隙内に上記電極が収納されると共に、通気性を有し、かつ、非導電性の含浸部材を保持させて、当該含浸部材に美容に使う溶液を含浸させた状態で上記電極に通電して放電させるように構成されている、
    ことを特徴とする美容装置。
  2. 上記高分子抵抗体は、テフロン(登録商標)である、
    請求項1記載の美容装置。
  3. 上記軟質チューブは、シリコン製である、
    請求項1記載の美容装置。
  4. 上記送風装置は、酸素を優先的に透過させる気体分離膜を通してエアーの供給を行う、
    請求項1記載の美容装置。
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