JP2007037322A - 永久磁石式回転子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転子鉄心の理想位置に永久磁石を配置でき、且つ、永久磁石の位置決め精度を容易に確保することができる永久磁石式回転子を提供する。
【解決手段】 回転子鉄心の外周面に、円周方向に一定間隔で複数個の永久磁石を装着して構成される永久磁石式回転子において、上記回転子鉄心11の外周面に、円周方向に一定間隔で所定角度の角部11aを設け、かつ該角部11aを構成する両壁面を対称な斜面11b,11cに形成し、上記回転子鉄心11の外周面の角部11aに合致する角部12aを設け、かつ上記斜面11b,11cに接する対称な斜面12b,12cを有する永久磁石12を、上記回転子鉄心11の角部11aに上記永久磁石12の角部12aを合致させて上記回転子鉄心11の外周面に装着した永久磁石式回転子。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転子表面に永久磁石を有する永久磁石式回転子に関する。
従来、この種の永久磁石式回転子としては、たとえば、図5に示すようなものがある。
図5で、51は永久磁石式回転子の回転子鉄心、52は永久磁石、53は回転子突起を示す。
従来、回転子鉄心51と永久磁石52は、回転子鉄心51の回転子突起53間に挟まれた平面と永久磁石52平面との接着で結合されている。この構造においては、永久磁石52を1平面の接着で拘束している為、永久磁石52が回転子鉄心51の接線方向に自由度を有している。この自由度を回転子突起53で抑えている。
実開平6−57055
しかしながら、通常、永久磁石の結合の際には、永久磁石は着磁された状態で実施される。その為、回転子鉄心中心軸と永久磁石中心軸が一致し難いという問題が生じる。このような従来の永久磁石式回転子にあっては、永久磁石材料の強度が低いことから回転子鉄心51への圧入は行われない為、回転子鉄心51と永久磁石52との間には結合時に必ず若干の隙間が生じる構造となっていた。その結果、回転子鉄心中心軸と永久磁石中心軸には図6に示すように理想位置からのズレgが生じることによりコギングトルクや回転ムラの要因となっていたという課題があった。
本発明は、上記課題を解決し、回転子鉄心の理想位置に永久磁石を配置でき、且つ、永久磁石の位置決め精度を容易に確保することができる永久磁石式回転子を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、回転子鉄心の外周面に、円周方向に一定間隔で複数個の永久磁石を装着して構成される永久磁石式回転子において、上記回転子鉄心の外周面に、円周方向に一定間隔で所定角度の角部を設け、かつ該角部を構成する両壁面を対称な斜面に形成し、上記回転子鉄心の外周面の角部に合致する角部を設け、かつ上記斜面に接する対称な斜面を有する永久磁石を、上記回転子鉄心の角部に上記永久磁石の角部を合致させて上記回転子鉄心の外周面に装着したことにある。
また、本発明は、上記回転子鉄心の斜面を、斜面の途中から逆向きの斜面に形成するとともに、上記永久磁石の斜面を、上記回転子鉄心の斜面に合致する斜面に形成したことにある。
さらに、本発明は、上記回転子鉄心の角部に軸方向の溝を形成したことにある。
またさらに、本発明は、上記回転子鉄心の斜面に接着剤注入用溝を形成したことにある。
本発明は、回転子鉄心に永久磁石を装着する際、回転子鉄心の外周面の角部に永久磁石の角部を合致させることにより、中心位置が決まり位置精度を容易に得ることができる。また、回転子鉄心に突起部がないので、永久磁石サイズを最大限にすることが出来る。さらに、接着剤塗布溝により回転子鉄心と永久磁石の間の隙間を無くすことが出来る。
以下図示の実施の形態を、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1は永久磁石式回転子を示したもので、回転子1は、ヨークとなる回転子鉄心11と、円周方向に一定間隔で装着された複数個の永久磁石12で構成されている。回転子鉄心11は、ヨークとなる薄板状の鉄板を複数枚積層して形成、或いは塊状鉄で形成されている。この回転子鉄心11は、外周面に、円周方向に一定間隔で所定角度の角部11aを設け、かつ該角部11aを構成する両壁面を対称な斜面11b,11cに形成している。図1の例では、角部11aには、軸方向に沿って溝11dが形成されている。一方、永久磁石12は回転子鉄心11の角部11aに合致する角部12aを設け、かつ回転子鉄心11の斜面11b,11cに接する斜面12b,12cが形成されている。
回転子鉄心11と永久磁石12は、図1に示すようなV字型構造を有する。本構造により永久磁石12は、回転子鉄心11の対称な斜面11b,11cからなる2平面で拘束されている。角部11aの角度θ1は、図2に示すように、鈍角に構成されており、この角度θ1に合わせて永久磁石12の角部12aの角度θ2も形成されている。この場合、角度θ1=角度θ2となる。
上記永久磁石12は、外径側の外面を円弧状に形成され、かつ内径側の面に、角部11aの角度θ1に合わせた角度θ2の角部12aが形成された扇形に形成されている。永久磁石12の角部12aの両側には、回転子鉄心11の斜面11b,11cよりは短い、同一長さで同一角度の対称な斜面12b,12cが形成されている。
上記構成のよる永久磁石式回転子の組付け手順を説明する。
ヨークとなる薄板状の鉄板を複数枚積層して回転子鉄心11を形成する。次に、回転子鉄心11の周面に形成された角部11aに永久磁石12の角部12aを合わせ、永久磁石12を押し込む。
こうして、永久磁石12は回転子鉄心11の斜面11b,11cに沿って押し込まれ、回転子鉄心11の角部11aに、永久磁石12の角部12aが貼り付けられる。
永久磁石12は回転子鉄心11の斜面11b,11cに沿って押し込まれるので、機械的な精度によって容易に位置精度を得ることができる。特殊な治具による永久磁石12の位置決めを実施する必要がない。
通常、永久磁石12の結合の際には、永久磁石12は着磁された状態で実施される。その為、従来形状においては図5のような回転子鉄心11中心軸と永久磁石12中心軸が一致し難いという問題が生じる。そこで、回転子鉄心11と永久磁石12との間に、V字構造を有することにより、結合の際に永久磁石12を回転子鉄心11に貼り付け後、全ての永久磁石12の外周を回転子鉄心11中心方向に押すことで、回転子鉄心11中心軸と永久磁石12中心軸を一致させることができる。
図3A、図3B、図3Cは、回転子鉄心11と永久磁石12の変形例を示したものである。
図3Aは上記実施の形態と同一形状の組み合わせ例を示したもので、角部11aの角度θ1は、鈍角に構成されている。この場合、溝11dは形成されていない。
図3Bは、回転子鉄心11の斜面11b,11cの途中から斜面の途中から逆向きの斜面に形成して角部11eを逆方向に突出させたものである。一方、永久磁石12は、角部11eに合致する三角形状の凹部12eを形成している。
こうして、永久磁石12を回転子鉄心11の斜面11b,11cに沿って押し込むことにより、永久磁石12の凹部12eは、角部11eに合致して位置決めが図られる。
また、図3Cは、回転子鉄心11の斜面11b,11c全体の向きを遠心方向に突出するように、角部11fの角度θ3を180度以上に設定し、永久磁石12の凹部12fを角度θ3に合致するように形成している。
この場合も、永久磁石12を回転子鉄心11の斜面11b,11cに沿って押し込むことにより、永久磁石12の凹部12fは、角部11fに合致して位置決めが図られる。
図3Bおよび図3Cは、図3Aに対して逆V字型構造を有しており、この逆V字型構造においても、図3AのV字型構造と同様に、永久磁石の結合時の位置決めを容易に行うことが可能である。
また、このV字角度θは、回転子外径、永久磁石数、永久磁石厚さ、固定子内径等によって複合的に決定され、0度超え〜360度未満までの範囲で設定が可能である。
図4は、本発明の回転子における他の実施の形態で、基本構成は、図1および図3Aに示したV字構造を有した回転子鉄心の例と同様である。
この場合、上記回転子鉄心21の外周面に形成した角部21aに溝21dを形成し、回転子鉄心21の外周面に形成した角部21aの両側の壁面を構成する斜面21b,21cに接着剤注入用溝21gを形成したものである。一方、永久磁石22の角部22aの両側には、前記実施の形態と同様に、回転子鉄心21の斜面21b,21cに合致する対称な斜面22b,22cが形成されている。
上記溝21d形状により、部品公差によって永久磁石22が回転子鉄心21とV字形状の2平面21b,21cに密着できずに浮くことを防止している。また、接着剤注入用溝21gは回転子鉄心21と永久磁石22を締結する接着剤を注入するスペースであり、この接着剤注入用溝21gを有することで、従来、回転子鉄心と永久磁石との接着剤によって生じてしまうギャップを無くすことが可能となる。
この実施の形態においても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
上記実施の形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
永久磁石式回転子において、回転子鉄心に対する永久磁石の位置精度を容易に確保でき、コギングトルクや回転ムラの改善が可能となる。また、従来、永久磁石拘束用の回転子突起によって制限されていた永久磁石サイズを限界まで大きくすることが可能である。その上、永久磁石下面を図3A、図3Bに示すようなV字形状にすることによりラジアル方向に永久磁石厚さを増すことができる。これらの結果、回転子の高出力化を図ることが可能である。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、例えば、図4に示した接着剤注入用溝21eの数は任意に設定することができる。等、その他、本発明の要旨を変更しない範囲内で、適宜、変更して実施し得ることは言うまでもない。
本発明の実施の形態による永久磁石式回転子を示す概念図である。 図1の部分拡大図である。 回転子及び永久磁石構造の変形例を示す概念図である。 回転子及び永久磁石構造の変形例を示す概念図である。 回転子及び永久磁石構造の変形例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態による永久磁石式回転子を示す概念図である。 従来の永久磁石式回転子を示す概念図である。 図5の部分拡大図である。
符号の説明
1 回転子
11,21 回転子鉄心
11a,11e,11f,21a 角部
11b,11c,21b,21c 回転子鉄心の斜面
12b,12c,22b,22c 永久磁石の斜面
11d,21d 溝
12,22 永久磁石
12a,22a 角部
12e 凹部
21g 接着剤注入用溝

Claims (4)

  1. 回転子鉄心の外周面に、円周方向に一定間隔で複数個の永久磁石を装着して構成される永久磁石式回転子において、上記回転子鉄心の外周面に、円周方向に一定間隔で所定角度の角部を設け、かつ該角部を構成する両壁面を対称な斜面に形成し、上記回転子鉄心の外周面の角部に合致する角部を設け、かつ上記斜面に接する対称な斜面を有する永久磁石を、上記回転子鉄心の角部に上記永久磁石の角部を合致させて上記回転子鉄心の外周面に装着したことを特徴とする永久磁石式回転子。
  2. 上記回転子鉄心の斜面を、斜面の途中から逆向きの斜面に形成するとともに、上記永久磁石の斜面を、上記回転子鉄心の斜面に合致する斜面に形成したことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石式回転子。
  3. 上記回転子鉄心の角部に軸方向の溝を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の永久磁石式回転子。
  4. 上記回転子鉄心の斜面に接着剤注入用溝を形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の永久磁石式回転子。
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