JP2007036969A - 水晶振動子 - Google Patents

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Yukihiro Masuda
幸博 増田
Yasutomo Suzuki
康友 鈴木
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Abstract

【課題】歪みや応力が水晶素板の発振周波数変化や経年変化などの諸特性にあたえる悪影響を最小限にする。
【解決手段】水晶素板は、円形状の励振部と、励振部と同心のリング状の支持部と、これら励振部と支持部とを一体で繋ぐ2つの橋梁部とから構成されており、それぞれの橋梁部は水晶素板が保持部により保持されている位置から±90°回転した方位で、且つ水晶素板の中心に対して点対称となる位置に形成されており、励振電極からそれぞれ延設した引出電極が橋梁部を通って形成され保持リードと導通している形態の水晶振動子である。
【選択図】図1

Description

この発明は水晶振動子に関し、特に高い振動安定度を必要とする水晶振動子に関する。
近年、無線基地局などで信号発生源としての高安定発振器に使用される水晶振動子には、温度変化に関する安定度のほかに、外部からの様々な物理的要因に起因する振動子の周波数変動や経年変化を最小限にすることが求められている。
図3には、従来の水晶振動子30の一例を示す。図3は円形の励振部32の周囲に、励振部32を上下左右にそれぞれ二等分で直交する線上に位置する4箇所に形成した橋梁部34を介して励振部32と同心円形の支持部33を一体で形成した水晶素板31である。励振部32の両主面上には励振電極36が形成され、その励振電極36から励振部32を上下で二等分する線上に位置に形成されている橋梁部34を通り支持部33の縁まで最短距離で引き出された引出電極37が形成されており、引出電極37はスプリングやインナーリード等の保持体35に導電性接着剤等で固着導通されている。
このような水晶振動子としては、以下の先行技術文献に開示がある。
実願昭57−46385号(実開昭58−149817号) 特開2004−32506号公報
尚、出願人は前記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を本件出願時までに発見するに至らなかった。
前記特許文献1に開示のような圧電振動子(水晶振動子)では、圧電素板の形状を円形とした場合、圧電板自体の保持位置は、円形の圧電板を上下にそれぞれ二等分する線上に設けられが、この二等分する線上には圧電板を構成する励振部と支持部とを繋ぐ橋梁部も形成されており、圧電素板の保持位置と励振部とが最短距離で且つその最短距離の間が連続した構造体として形成されている。このような形態だと、保持リードからの歪みや応力が支持部から橋梁部を介して励振部に直接最短で伝わってしまい、発振周波数変化や周波数の経年変化などの振動特性へ悪影響が生じてしまう。
又、支持部が励振部の周囲を取り囲み且つ橋梁部で繋がっている形状では、支持部及び橋梁部自体が異物として作用してしまい、励振部の振動特性に悪い影響を与えてしまう。高安定度を必要とする水晶振動子では理想的には振動板に何も接触や付属していない状態で使用することが最良であるが、実際には、信号を取り出すために、励振部から信号を外部へ取り出すための構造体や部品を励振部に取り付けなくてはならず、このうち橋梁部については、励振部の振動特性に影響を与えないような形成位置や形成個数が望まれている。
また、前記特許文献2に開示の水晶振動子に使用される水晶素板は、高安定度を作用する外形形状が比較的複雑であり、このような形状の水晶素板を作成するためには、製造工程数及びその工程に係る時間がより多く係ってしまい、製造コストの上昇要因になってしまう可能性がある。
この発明は前記従来技術の課題を鑑みて成されたものであり、任意のカットアングルで切り出し、外形を円形に加工を施された水晶素板の表裏両主面に励振電極、及びこの励振電極から水晶素板の最外周辺縁まで延設した引出電極を形成し、この引出電極の終端部分と保持リード間を導電性接合材で固着導通して構成される水晶振動子において、
上記水晶素板は、円形状の励振部と、この励振部の側面外側に形成された励振部と同心のリング状の支持部と、これら励振部と支持部とを一体で繋ぐ2つの橋梁部とから構成されており、それぞれの橋梁部は水晶素板が保持部により保持されている位置から±90°回転した方向で、且つ水晶素板の中心に対して点対称となる位置に形成されており、励振部の表裏主面に形成されている励振電極からそれぞれ延設した引出電極が、水晶素板の表裏主面によって異なる橋梁部を通って形成され保持リードと導通している形態を特徴とする水晶振動子である。
又は、上記記載のそれぞれの水晶振動子において、水晶素板のカットアングルが、所謂ATカット、又はSCカットであることを特徴とする水晶振動子でもある。
更に、ATカットアングルで切り出し、外形を円形に加工を施された水晶素板の表裏両主面に励振電極、及びこの励振電極から水晶素板の最外周辺縁まで延設した引出電極を形成し、この引出電極の終端部分と保持リード間を導電性接合材で固着導通して構成される水晶振動子において、
上記水晶素板は、円形状の励振部と、この励振部の側面外側に形成された励振部と同心のリング状の支持部と、これら励振部と支持部とを一体で繋ぐ2つの橋梁部とから構成されており、それぞれの橋梁部は、水晶素板の結晶軸の一つである−X軸方向を基準線として、そこからから60°回転した方向で、且つ水晶素板の中心に対して点対称となる位置に形成されており、励振部の表裏主面に形成されている励振電極からそれぞれ延設した引出電極が、水晶素板の表裏主面によって異なる橋梁部を通って形成され該保持リードと導通している形態を特徴とする水晶振動子である。
本願発明のような構造の水晶振動子においては、保持リードを介しての外部からの歪みや応力が、円形帯状の支持部内を橋梁部が形成されている位置まで伝わる間に減衰するため、橋梁部を介して振動部までに達する歪みや応力は、従来の構造の水晶振動子に比べ大幅に減少する。これにより歪みや応力が水晶素板の発振周波数変化や経年変化などの諸特性にあたえる悪影響を最小限にすることができる作用が奏する。
因って、本発明は、振動子自体において諸特性の安定度が非常に高い水晶振動子を提供できる効果を奏する。
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明における水晶振動子において、一実施形態の水晶素板を保持リードに保持した形態を示した構造図であり、(a)は一方の水晶素板主面側(便宜上表側と規定する)から図示したものであり、(b)は他方の水晶素板主面側(便宜上裏側と規定する)から図示したものである。図2は本発明における水晶振動子において、他の実施形態の水晶素板を保持リードに保持した形態を示した構造図であり、(a)は一方の水晶素板主面側(便宜上表側と規定する)から図示したものであり、(b)は他方の水晶素板主面側(便宜上裏側と規定する)から図示したものである。尚、図1及び図2において、説明を明りょうにするため構造体の一部を図示せず、また一部寸法も誇張して図示している。
即ち、人工的に育成された水晶体より所謂SCカットアングルで切り出し、各外形加工を施された水晶素板11を用いた水晶振動子10において、図1各図に開示したように、水晶素板11は、円形板状の励振部12と、励振部12と同心のリング状の支持部13と、励振部12と支持部13とを一体で繋ぐ2つの橋梁部14とから一体成形で構成されている。
橋梁部14の形成位置としては、水晶素板11が保持リード15により保持されている位置を水平の基準線Aとして、そこから±90°回転した方向で、それぞれの橋梁部14が水晶素板11の中心に対して点対称となる位置に形成されている。
更に、励振部12の表裏両主面には、例えばCrの下地金属の上に金を積層蒸着して形成した円形の励振電極16と、この励振電極16から、表裏主面において異なる橋梁部14及び支持部13を1/4周通り保持リード15で保持された支持部13の外周縁部まで引き出された、励振電極16と同一形態の引出電極17が形成されている。尚、励振電極16と引出電極17は同一工程により形成される。この支持部13の外周縁部の引出電極17と、ベース18に具備され引出電極17部分で水晶素板11を保持する保持リード15とは、導電性接着剤(図示せず)で固着導通を成した構造であり、実際の水晶振動子10は、水晶素板11をベース18に搭載後、金属製のカン等を被せ、水晶素板11搭載されている空間を気密封止した形態を成しているが、ここでは省略する。
このような構造の水晶振動子の場合、励振部12を橋梁部14により支持する位置を、保持リード15と支持部13との固着位置から機械的に遠ざけた形態で形成している。又、励振部12を狭小な橋梁部14で支持する支持部13に、水晶素板11全体を保持する箇所が存在することから、導電性接着剤で固着した際に生じる歪みや応力、及び保持リード15を介して伝わる外部からの歪みなどが、励振部12に伝わる前に、支持部13及び橋梁部14部分で大きく減衰することができ、励振部に伝わってしまう歪みや応力を極めて小さくでき、水晶振動子10における歪みや応力によって生じていた振動周波数変化、温度特性変化及び周波数経年変化の変化量を小さくできる。
更に、支持部13自体が一定幅のリング形状構造のため、支持部13における歪みや応力の分布が均一化でき、水晶素板11全体としてバランス良く歪みや応力の減衰が可能となる。
図2には、本発明における水晶振動子の他の実施形態として、それぞれの橋梁部14が、水晶素板11の結晶軸の一つである−X軸方向(水晶素板11の外周のうち−X軸方向の外周を切り欠いている)を基準線Bとして、そこからから60°回転した方向で、且つ水晶素板の中心に対して点対称となる位置に形成されており、励振部12の表裏両主面には、円形の励振電極16と、この励振電極16から、表裏主面において異なる橋梁部14、及び支持部13表面を通り、保持リード15で保持された支持部13の外周縁部まで引き出された、励振電極16と同一形態の引出電極17が形成されている形態の水晶振動子を図示している。これはATカットで人工水晶より切り出し外形加工を施した水晶素板の結晶性により、特定の結晶方位角度(上述した60°)となる部分で励振部を支持した場合、歪みや応力に対する感度が著しく小さくできる。このような水晶素板11の結晶性を用いることにより、実施例1に開示の水晶振動子と同程度の、耐歪み及び耐応力の特性を有することができる。
上記した本発明の実施例1においては、水晶素板11のカットアングルをSCカットとしたが、必ずしもSCカットに限定するものではなく、ATカット等他のカットアングルで形成した水晶素板を使用しても良い。
図1は本発明における水晶振動子において、一実施形態の水晶素板を保持リードに保持した形態を示した構造図であり、(a)は一方の水晶素板主面側から図示したものであり、(b)は他方の水晶素板主面側から図示したものである。 図2は本発明における水晶振動子において、他の実施形態の水晶素板を保持リードに保持した形態を示した構造図であり、(a)は一方の水晶素板主面側から図示したものであり、(b)は他方の水晶素板主面側から図示したものである。 図3は、従来の水晶振動子の構造図である。
符号の説明
10・・・水晶振動子
11・・・水晶素板
12・・・励振部
13・・・支持部
14・・・橋梁部
15・・・保持リード
16・・・励振電極
17・・・引出電極

Claims (3)

  1. 任意のカットアングルで切り出し、外形を円形に加工を施された水晶素板の表裏両主面に励振電極及び該励振電極から該水晶素板の最外周辺縁まで延設した引出電極を形成し、該引出電極の終端部分と保持リード間を導電性接合材で固着導通して構成される水晶振動子において、
    該水晶素板は、円形状の励振部と、該励振部の外側に形成された該励振部と同心のリング状の支持部と、該励振部と該支持部とを一体で繋ぐ2つの橋梁部とから構成されており、それぞれの該橋梁部は該水晶素板が該保持リードにより保持されている位置を水平基準として、そこから±90°回転した方向で、且つ該水晶素板の中心に対して点対称となる位置に形成されており、該励振部の表裏主面に形成されている該励振電極からそれぞれ延設した該引出電極が、該水晶素板の表裏主面によって異なる該橋梁部を通って形成され該保持リードと導通している形態を特徴とする水晶振動子。
  2. 該水晶素板において、該水晶素板のカットアングルが、所謂SCカット、又はATカットであることを特徴とする請求項1記載の水晶振動子。
  3. ATカットアングルで切り出し、外形を円形に加工を施された水晶素板の表裏両主面に励振電極及び該励振電極から該水晶素板の最外周辺縁まで延設した引出電極を形成し、該引出電極の終端部分と保持リード間を導電性接合材で固着導通して構成される水晶振動子において、
    該水晶素板は、円形状の励振部と、該励振部の外側に形成された該励振部と同心のリング状の支持部と、該励振部と該支持部とを一体で繋ぐ2つの橋梁部とから構成されており、それぞれの該橋梁部は、該水晶素板の結晶軸の一つである−X軸方向を基準線として、そこからから60°回転した方向で、且つ該水晶素板の中心に対して点対称となる位置に形成されており、該励振部の表裏主面に形成されている該励振電極からそれぞれ延設した該引出電極が、該水晶素板の表裏主面によって異なる該橋梁部を通って形成され該保持リードと導通している形態を特徴とする水晶振動子。
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