JP2007036960A - 動的にセッションを切り替えるrtp通信用端末、呼接続システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 RTP通信用端末は、1つ以上のコーデックを含むメディア処理手段と、RTPパケットを送受信するRTP処理手段と、RTCPパケットを送受信するRTCP処理手段とを有する。また、RTP通信用端末は、第1のコーデックを用いて通信している際に、RTPに基づく送信可能な最大帯域情報Tを計測する最大帯域情報計測部と、最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける符号化速度変換、送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換、パケット転送優先度変換、又は、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換のいずれかを行うセッション制御部とを有する。
【選択図】 図1
Description
第1のコーデックを用いて通信している際に、RTPに基づく送信可能な最大帯域情報Tを計測する最大帯域情報計測手段と、
最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける符号化速度変換、送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換、パケット転送優先度変換、又は、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換のいずれかを行うセッション制御手段と
を有することを特徴とする。
RTP処理手段が、RTPパケットサイズsを取得し、
RTCP処理手段が、往復遅延時間R及びパケット損失率pを取得し、
最大帯域情報計測手段が、当該端末がTCPを用いた場合に規定される予め決定されたTCP再送タイムアウトTrtoに基づいて、最大帯域情報Tを
RTP処理手段及びRTCP処理手段を用いて、遅延、パケット損失率及び/又はジッタを計測し、ITU−T勧告G.107に基づくR値を算出するQoS情報計測手段を更に有し、
セッション制御手段は、最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が不可と設定されており、R値が所定閾値Y以上であって、QoS情報によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける符号化速度変換をすることも好ましい。
セッション制御手段は、最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が不可と設定されており、QoS情報に基づくR値が所定閾値Y以上であって、QoS情報によるセッション制御が不可と設定されている場合に、
尤度が所定閾値Z以上である場合、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換をし、
尤度が所定閾値Z未満であって、音声認識評価によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける送信パケット長変換又はパケット送信間隔変換をすることも好ましい。
RTP通信用端末は、セッション制御手段が、呼接続前に着呼側RTP通信端末との間でコーデック情報を決定し、呼接続手段が、メディアネゴシエーションメッセージにコーデック情報を含めて呼接続サーバへ送信するように構成されていることを特徴とする。
RTP通信用端末は、呼接続後に第1のコーデックを用いて通信している際に、セッション制御手段が、相手側RTP通信装置との間でコーデック情報を決定し、セッションを切り替えると決定した場合、呼接続手段が、再呼設定メッセージにコーデック情報を含めて呼接続サーバへ送信するように構成されていることを特徴とする。
RTP通信用端末が、IP電話装置であり、
呼接続サーバが、SIPサーバであり、
メディアネゴシエーションメッセージはUPDATEメッセージであり、再呼設定メッセージはre−INVITEメッセージであることも好ましい。
第1のコーデックを用いて通信している際に、RTPに基づく送信可能な最大帯域情報Tを計測する最大帯域情報計測手段と、
最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける符号化速度変換、送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換、パケット転送優先度変換、又は、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換のいずれかを行うセッション制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(S102)端末1Aに対して、判定トリガが発生したとする。判定トリガが発生すると、端末1Aと端末1Bとの間でQoS情報測定用のRTP通信を行う。ここで、第1のコーデックのRTP通信は、一旦停止されるが、セッションは切断せず維持される。更に、端末1Aと端末1Bとの間で、品質パケットであるRTCP(Real Time Control Protocol)パケットを送受信することにより、各種伝送状態パラメータを計測する。
(1)最大帯域情報T
(2)RTPのQoS情報に基づくR値
(3)音声認識評価に基づく尤度
(S104)端末1Aは、S103によって計測された通話状態情報に基づいて、セッション制御の可否を判定する。このとき、通話状態情報毎に、以下のフラグが予め設定されていてもよい。
(1)最大帯域情報によるセッション制御の可否
(2)QoS情報によるセッション制御の可否
(3)音声認識評価情報によるセッション制御の可否
また、セッション制御を実行する前に、その都度、GUI(Graphic User Interface)を用いて、端末Aを操作する利用者の指示を受けるように構成されていてもよい。
(1)同一コーデックにおける符号化速度変換
(2)送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換
(3)パケット転送優先度変換
(4)第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換
(S106)端末1A及び端末1Bは、変換後のコーデックを用いて、通話に基づくRTPパケットを送受信する。
(1)遅延:直近のRTCPパケットの送受信から得られるRTT(Round-trip time)の1/2の値(相加平均遅延、最大遅延)
(2)通話開始からの累積パケット損失数(CNOPL:Cumulative Number Of Packets Lost)(パケット損失率)
(3)ジッタ:パケット到着間隔の揺らぎ(相加平均ジッタ、最大ジッタ)
R=Ro−Is−Id−Ie,eff+A
Tr=RTT
T=Tr/2
Ta=Tr/2+JitterNrm
Ppl=((NPL+JBPL)/Npackets)×100.0
(1)同一コーデックにおける符号化速度変換
(2)送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換
(3)パケット転送優先度変換
(4)第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換
遅延={(TA2−TA1)−(TB2−TB1)}/2
ジッタ=(TB1−TA1)−(TB2−TA2)
尚、他のジッタ定義として、RFC3550に従うことも好ましい。
(S402)最大帯域情報Tが所定閾値X未満であれば、「セッション切替なし」をGUI部110に表示して終了する。
(S403)最大帯域情報Tが所定閾値X以上である場合、最大帯域情報によるセッション制御の可否を表すフラグを判定する。
(S404)そのフラグが、セッション制御「可」であれば、セッション制御部109が、第1のコーデックにおける符号化速度変換、送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換、パケット転送優先度変換、又は、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換のいずれかを行う。
(S405)そのフラグが、セッション制御「不可」であれば、QoS情報に基づくR値が所定閾値Y以上であるか否かを判定する。
(S406)QoS情報に基づくR値が所定閾値Y未満である場合、QoS情報によるセッション制御の可否を表すフラグを判定する。
(S407)そのフラグが、セッション制御「不可」であれば、「セッション切替なし」をGUI部110に表示して終了する。
(S408)そのフラグが、セッション制御「可」であれば、セッション制御部109が、第1のコーデックにおける符号化速度変換を行う。
(S409)そして、「セッション切替あり」をGUI部110に表示して終了する。
(S410)QoS情報に基づくR値が所定閾値Y以上である場合、音声認識評価における尤度が所定閾値Z以上であるか否かを判定する。
(S411)音声認識評価における尤度が所定閾値Z未満である場合、音声認識評価によるセッション制御の可否を表すフラグを判定する。
(S412)そのフラグが、セッション制御「不可」であれば、「セッション切替なし」をGUI部110に表示して終了する。
(S413)そのフラグが、セッション制御「可」であれば、セッション制御部109が、第1のコーデックにおける送信パケット長変換又はパケット送信間隔変換を行う。
(S414)そして、「セッション切替あり」をGUI部110に表示して終了する。
(S415)音声認識評価における尤度が所定閾値Z以上である場合、セッション制御部109が、第1のコーデックから第2のコーデックへ種別変換を行う。
(S416)そして、「セッション切替あり」をGUI部110に表示して終了する。
(S502)セッションが設定されていないので、端末1Aは、端末1BへRTP接続要求を送信し、端末1Bは、端末1AへRTP接続応答を返信する。その後、端末1Aは、端末1Bとの間でRTP/RTCPパケットを送受信し、各種伝送状態パラメータを取得する。このとき、例えば、端末1Bは、セッションを切り替えないと判定したとする。
(S503)端末1Aは、SIPサーバ3へINVITE(呼設定)メッセージを送信し、端末1Bとの間で、所定の発呼シーケンスを行う。
(S504)端末1Aは、この発呼シーケンス中に、UPDATEメッセージにコーデック情報(通常コーデック)を含めて送信する。課金装置は、端末1Aから発呼された呼接続は通常コーデックであることを認識し、端末1Aの利用者に課金する。
(S505)そして、端末1Aは、呼接続を完了する。
(S506)このとき、端末1A及び端末1Bは、通常コーデックを用いてRTP通信を行う。
(S507)通常コーデックを用いたRTP通信におけるセッションを維持ししつつ、端末1Aは、端末1Bとの間でRTP/RTCPパケットを送受信し、各種伝送状態パラメータを取得する。このとき、例えば、高音質コーデックへ変換するべくセッションを切り替えると判定したとする。
(S508)端末1Aは、re−INVITE(再呼設定)メッセージにコーデック情報(高音質コーデック)を含めて送信する。
(S509)そして、端末1Aは、呼接続を完了する。
(S510)これにより、端末1A及び端末1Bは、高音質コーデックを用いてRTP通信を行う。
101 IPインタフェース部
102 トランスポートプロトコル部
103 RTP処理部
104 RTCP処理部
105 最大帯域情報計測部
106 RTP/RTCPベースのQoS情報計測部
107 音声認識評価部
108 メディア処理部
109 セッション制御部
110 GUI部
111 呼制御処理部
21 IPネットワーク
22 アクセスネットワーク
3 SIPサーバ
Claims (9)
- 1つ以上のコーデックを含むメディア処理手段と、RTPパケットを送受信するRTP処理手段と、RTCPパケットを送受信するRTCP処理手段とを有するRTP通信用端末において、
第1のコーデックを用いて通信している際に、RTPに基づく送信可能な最大帯域情報Tを計測する最大帯域情報計測手段と、
前記最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける符号化速度変換、送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換、パケット転送優先度変換、又は、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換のいずれかを行うセッション制御手段と
を有することを特徴とするRTP通信用端末。 - 前記RTP処理手段及び前記RTCP処理手段を用いて、遅延、パケット損失率及び/又はジッタを計測し、ITU−T勧告G.107に基づくR値を算出するQoS情報計測手段を更に有し、
前記セッション制御手段は、前記最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が不可と設定されており、前記R値が所定閾値Y以上であって、QoS情報によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける符号化速度変換をする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のRTP通信用端末。 - 音声認識における客観音質評価値を計測するものであって、送信される発話信号情報と隠れマルコフモデルの相関度を尤度として出力する音声認識評価手段を更に有し、
前記セッション制御手段は、前記最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が不可と設定されており、前記QoS情報に基づくR値が所定閾値Y以上であって、QoS情報によるセッション制御が不可と設定されている場合に、
前記尤度が所定閾値Z以上である場合、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換をし、
前記尤度が所定閾値Z未満であって、音声認識評価によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける送信パケット長変換又はパケット送信間隔変換をする
ことを特徴とする請求項3に記載のRTP通信用端末。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載されたRTP通信用端末と、呼接続サーバとが、IPネットワークを介して接続された呼接続システムであって、
RTP通信用端末は、前記セッション制御手段が、呼接続前に着呼側RTP通信端末との間でコーデック情報を決定し、呼接続手段が、メディアネゴシエーションメッセージに前記コーデック情報を含めて呼接続サーバへ送信するように構成されていることを特徴とする呼接続システム。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載されたRTP通信用端末と、呼接続サーバとが、IPネットワークを介して接続された呼接続システムであって、
前記RTP通信用端末は、呼接続後に第1のコーデックを用いて通信している際に、前記セッション制御手段が、相手側RTP通信装置との間でコーデック情報を決定し、セッションを切り替えると決定した場合、呼接続手段が、再呼設定メッセージに前記コーデック情報を含めて呼接続サーバへ送信するように構成されていることを特徴とする呼接続システム。 - 前記RTP通信用端末が、IP電話装置であり、
前記呼接続サーバが、SIPサーバであり、
前記メディアネゴシエーションメッセージはUPDATEメッセージであり、再呼設定メッセージはre−INVITEメッセージであることを特徴とする請求項5又は6に記載の呼接続システム。 - 前記呼接続サーバに課金装置が接続されており、該課金装置は、前記セッション制御手段によって決定された前記コーデック情報に応じて課金条件を制御することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の呼接続システム。
- RTP通信用端末に搭載されたコンピュータを、1つ以上のコーデックを含むメディア処理手段と、RTPパケットを送受信するRTP処理手段と、RTCPパケットを送受信するRTCP処理手段として機能させるRTP通信用プログラムにおいて、
第1のコーデックを用いて通信している際に、RTPに基づく送信可能な最大帯域情報Tを計測する最大帯域情報計測手段と、
前記最大帯域情報Tが所定閾値X以上であって、最大帯域情報によるセッション制御が可と設定されている場合、第1のコーデックにおける符号化速度変換、送信パケット長変換若しくはパケット送信間隔変換、パケット転送優先度変換、又は、第1のコーデックから第2のコーデックへの種別変換のいずれかを行うセッション制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするRTP通信用プログラム。
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