JP2007036416A - ノイズ除去回路構造及びノイズ除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コモンモードチョークコイルの反射特性に方向性を持たせることで、ノーマルモードノイズの効率的除去を図ったノイズ除去回路構造及びノイズ除去方法を提供する。
【解決手段】 送信器1と、受信器2と、伝送路3と、受信器2の入力部に実装されたコモンモードチョークコイル4とを備える。そして、高周波の信号に対するコモンモードチョークコイル4の反射特性に方向性を持たせた。具体的には、外部電極41a,42a側から見たコモンモードチョークコイル4の反射係数を小さく設定し、外部電極41b,42b側から見た反射係数を大きく設定した。これにより、受信器2のレシーバIC21側から戻ってきたノーマルモードノイズをコモンモードチョークコイル4で反射するようにしている。
【選択図】図1

Description

この発明は、USB(Universal Serial Bus),DVI(Digital Visual Interface)やHDMI(High Definition Multimedia Interface)等の差動伝送路に生じるノーマルモードノイズを除去可能なノイズ除去回路構造及びノイズ除去方法に関するものである。
コモンモードチョークコイルは、DVI,HDMI,Serial−ATA及びPCI−Express等の差動伝送路上に入り込んだコモンモードノイズを除去するためのコイルであり、差動信号の反射を防止するために、その特性インピーダンスを差動伝送路の特性インピーダンスに整合させている(例えば特許文献1参照)。
これにより、差動信号がトランスミッタICからレシーバIC側に伝送される際に、コモンモードチョークコイルが、差動信号を減衰させることなく通過させ、また、コモンモードノイズを効果的に減衰させて、除去していた。
特開平08−203737号公報
しかし、上記のように、コモンモードチョークコイルの特性インピーダンスを差動伝送路の特性インピーダンスに整合させて、トランスミッタICからの信号に対する反射係数とレシーバICからの信号に対する反射係数とを共に小さく設定すると、トランスミッタICから出力され、コモンモードチョークコイルを通過してレシーバIC側に至った差動信号が、レシーバIC側で反射してコモンモードチョークコイルに再入力する現象が生じる。USB規格の差動伝送路のように低周波の信号を伝送する場合には、レシーバIC側で反射するという事態はほとんど生じないが、DVIやHDMIのように、高周波の差動信号を高速伝送する伝送路では、差動信号がレシーバIC側で反射する確率が非常に高くなる。したがって、上記したコモンモードチョークコイルをこのような差動伝送路に適用すると、レシーバIC側から反射してきた高周波の差動信号即ちノーマルモードノイズを通過させてしまい、このノーマルモードノイズがトランスミッタIC側に流れ込んで、輻射ノイズや回路の誤動作の原因となるおそれがあった。また、伝送する差動信号が高周波でない場合でも、他の回路の高周波ノイズが、ノーマルモードノイズとして、上記差動伝送路を経由して、トランスミッタIC側に流れ込むことがあり、従来の技術ではかかる場合に対応することができない。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、コモンモードチョークコイルの反射特性に方向性を持たせることで、ノーマルモードノイズの効率的除去を図ったノイズ除去回路構造及びノイズ除去方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、差動信号を所定規格の伝送路上に送信する送信器と、この送信器からの差動信号を伝送路を通じて受信する受信器と、伝送路上に実装された第1のコモンモードチョークコイルとを備えて成るノイズ除去回路構造であって、所定周波数帯域の信号に対する第1のコモンモードチョークコイルの反射特性に方向性を持たせ、所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を送信器側に向け、所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を受信器側に向けて、当該第1のコモンモードチョークコイルを伝送路上に実装した構成とする。
かかる構成により、差動信号を送信器から所定規格の伝送路上に送信すると、差動信号が受信器によって受信される。そして、所定周波数帯域の差動信号が送信器から第1のコモンモードチョークコイルに入力すると、当該信号は、ほとんど反射されることなく、第1のコモンモードチョークコイルを透過して、受信器に至る。これに対して、受信器側から反射してきた所定周波数帯域の差動信号(即ちノーマルモードノイズ)が、受信器側から第1のコモンモードチョークコイルに入力すると、第1のコモンモードチョークコイルが当該信号に対する反射係数が大きな側を受信器側に向けて実装されているので、当該ノ信号のほとんどが第1のコモンモードチョークコイルによって反射される。
請求項2の発明は、請求項1に記載のノイズ除去回路構造において、第1のコモンモードチョークコイルを受信器の入力部に設けた構成とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のノイズ除去回路構造において、所定周波数帯域の信号に対する反射特性に方向性を持つ第2のコモンモードチョークコイルを、第1のコモンモードチョークコイルと受信器との間に介在させる共に、所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を受信器側に向け、所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を第1のコモンモードチョークコイル側に向けて、実装した構成とする。
かかる構成により、送信器側からの所定周波数帯域の信号は、第1のコモンモードチョークコイルを透過して、第2のコモンモードチョークコイル側に向かうが、第2のコモンモードチョークコイルが反射係数が大きな側を第1のコモンモードチョークコイル側に向けて実装されているので、当該信号は、第2のコモンモードチョークコイルで反射されて第1のコモンモードチョークコイル側に戻る。すると、この信号は第1のコモンモードチョークコイルで再び反射されて、第2のコモンモードチョークコイル側に向かう。このようにして、所定周波数帯域の信号は、第1及び第2のコモンモードチョークコイル間で反射を繰り返す。また、受信器側からの所定周波数帯域の信号は、第2のコモンモードチョークコイルが反射係数が小さい側を受信器側に向けて実装されているので、第2のコモンモードチョークコイルを透過して、第1のコモンモードチョークコイル側に向かい、第1及び第2のコモンモードチョークコイル間で反射を繰り返す。
請求項4の発明は、請求項3に記載のノイズ除去回路構造において、第1及び第2のコモンモードチョークコイルを内蔵し、これら第1及び第2のコモンモードチョークコイルを所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を対向させた状態で直列に接続して成る複合型コモンモードチョークコイルを伝送路に実装した構成とする。
かかる構成により、所定周波数帯域の信号が、複合型コモンモードチョークコイル内で多重反射を繰り返して、熱消失する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のノイズ除去回路構造において、所定周波数帯域の信号は、約300MHz以上の周波数帯域の信号である構成とした。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のノイズ除去回路構造において、第1及び第2のコモンモードチョークコイルの反射係数が大きな側の特性インピーダンスと伝送路の特性インピーダンスとの差を、30Ω以上に設定した構成とする。
請求項7の発明は、請求項2に記載のノイズ除去回路構造において、伝送路は、DVI,HDMI,Serial−ATA及びPCI−Expressの内のいずれかの規格による伝送路である構成とした。
請求項8の発明は、差動信号を送信する送信器と当該差動信号を受信する受信器との間に接続された所定規格の伝送路に、第1のコモンモードチョークコイルを実装したノイズを除去するノイズ除去方法であって、所定周波数帯域の信号に対する反射特性に方向性を持つ第1のコモンモードチョークコイルを、所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を送信器側に向けると共に所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を受信器側に向けて、伝送路上に実装することにより、当該第1のコモンモードチョークコイルで受信器側から入力される所定周波数帯域のノーマルモードノイズを反射する構成とした。
請求項9の発明は、請求項8に記載のノイズ除去方法において、所定周波数帯域の信号に対する反射特性に方向性を持つ第2のコモンモードチョークコイルを、第1のコモンモードチョークコイルと受信器との間に介在させる共に、所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を受信器側に向け、所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を第1のコモンモードチョークコイル側に向けて、実装することにより、所定周波数のノーマルモードノイズを当該第1及び第2のコモンモードチョークコイル間で多重反射させることで、当該ノーマルモードノイズを熱消失させる構成とした。
請求項10の発明は、請求項9に記載のノイズ除去方法において、第1及び第2のコモンモードチョークコイルを内蔵し、これら第1及び第2のコモンモードチョークコイルを所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を対向させた状態で直列に接続して成る複合型コモンモードチョークコイルを伝送路に実装した構成とする。
以上詳しく説明したように、請求項1,請求項2,請求項5ないし請求項8の発明によれば、所定周波数帯域の信号は、送信器から第1のコモンモードチョークコイルに入力されると、第1のコモンモードチョークコイルを透過して、受信器に至り、一方、受信器側から第1のコモンモードチョークコイルに入力すると、当該信号のほとんどが第1のコモンモードチョークコイルによって反射されるので、送信器からの高周波の差動信号を第1のコモンモードチョークコイルを通じて受信器で受信することができ、また、受信器で反射した高周波の差動信号はノーマルモードノイズとなって、第1のコモンモードチョークコイルに入力するが、第1のコモンモードチョークコイルで反射され、送信器側への逆流が防止される。すなわち、これらの発明によれば、受信器側から反射してきたノーマルモードノイズ等のノイズを第1のコモンモードチョークコイルで反射して、送信器への逆流を防止することができるという優れた効果がある。
請求項3及び請求項9の発明によれば、所定周波数帯域の信号が、第1及び第2のコモンモードチョークコイル間にトラップされ、この間で多重反射を繰り返すので、このノイズは第1及び第2のコモンモードチョークコイル内部で熱的に消失する。したがって、これらの発明によれば、低周波の差動信号の確実な送受信を送信器と受信器で行うことができると共に、高周波のノーマルモードノイズについては、第1及び第2のコモンモードチョークコイル間にトラップして、熱消失させることができるという効果がある。
特に、請求項4及び請求項10の発明によれば、第1及び第2のコモンモードチョークコイルを複合型コモンモードチョークコイルという1つの部品内に納めるので、第1及び第2のコモンモードチョークコイルの間隔を狭くできると共に、所定周波数帯域の信号即ちノーマルモードノイズを部品内部で多重反射させて熱消失させることができるので、2つの第1及び第2のコモンモードチョークコイルを伝送路上に単に並べて実装した場合よりも、ノイズ抑制効果を高めることができるという効果がある。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るノイズ除去回路構造を示す概略ブロック図であり、図2は、コモンモードチョークコイル4の分布定数を示す回路図であり、図3は、コモンモードチョークコイル4の反射特性の方向性を説明するための線図である。
この実施例のノイズ除去回路構造は、図1に示すように、送信器1と受信器2とこれら送信器1及び受信器2の間に接続された伝送路3とコモンモードチョークコイル4(第1のコモンモードチョークコイル)とを備えた構造を成す。
この実施例では、伝送方式の規格として、DVI又はHDMI規格を採用し、送信器1を図示しないパーソナルコンピュータ(以下「PC」と記す。)内に取り付けると共に、受信器2を図示しないモニタ内に取り付け、伝送路3をこれら送信器1及び受信器2間に接続して、映像信号である高周波の差動信号D+,D−(所定周波数帯域の信号)をPC側からモニタ側に送信するようにしている。
送信器1は、基板10上のトランスミッタIC11を主要部とし、トランスミッタIC11の入力配線パターン11a,11bがPCに接続され、出力配線パターン11c,11dがコネクタ12に連結されている。これにより、PCからの映像信号である高周波の差動信号D+,D−をトランスミッタIC11から出力することができる。この実施例では、差動信号D+,D−の周波数を300MHz以上に設定した。
受信器2は、基板20上のレシーバIC21を主要部とし、レシーバIC21の出力配線パターン21a,21bがモニタに接続され、入力配線パターン21c,21dがコモンモードチョークコイル4を介してコネクタ22に連結されている。これにより、コネクタ22からの差動信号D+,D−を映像信号としてレシーバIC21からモニタに入力することができる。
伝送路3は、正確にはトランスミッタIC11とレシーバIC21との間の線路であり、両端部が送信器1のコネクタ12と受信器2のコネクタ22にそれぞれ接続されたケーブル30と、トランスミッタIC11の出力配線パターン11c,11d及びコネクタ12と、レシーバIC21の入力配線パターン21c,21d及びコネクタ22とで構成され、その特性インピーダンスは100Ωに設定されている。
コモンモードチョークコイル4は、1対の対向するコイル体41,42を内包し、磁性体などで被覆された積層型チップコイルであり、伝送路3上に実装されている。具体的には、受信器2の入力部、即ち入力配線パターン21c,21d上に実装されている。詳しくは、コモンモードチョークコイル4の外部電極41a,42aがコネクタ22側の入力配線パターン21c,21dにそれぞれ接続され、外部電極41b,42b(図1において、黒く塗り潰して示す)がレシーバIC21側の入力配線パターン21c,21dにそれぞれ接続されている。
このコモンモードチョークコイル4は、300MHz以上の周波数帯域の信号に対する反射特性に方向性を持っている。
つまり、高周波の帯域では、図2に示すように、コモンモードチョークコイル4のコイル体41,42は、微小インダクタΔLと微小容量ΔCとが分布定数的に存在したものであるとして捉えることができる。したがって、微小インダクタΔLと微小容量ΔCとを場所毎に変化させ、インピーダンスを場所毎に微視的に変化させることで、高周波の信号に対するインピーダンスに方向性を持たせることができる。
すなわち、図3に示すように、コモンモードチョークコイル4のインピーダンスに方向性を持たせることができる。図3において、インピーダンス曲線S1は、コモンモードチョークコイル4の外部電極41a,42a側から見たインピーダンスを示し、インピーダンス曲線S2は、外部電極41b,42b側から見たインピーダンスを示す。インピーダンス曲線S1が示すように、外部電極41a,42a側から見たインピーダンスは周波数300MHz〜2000MHz以内の信号に対してほぼ100Ωであり、伝送路3の特性インピーダンスとマッチングしている。これに対して、インピーダンス曲線S2が示すように、外部電極41b,42b側から見たインピーダンスは、周波数300MHz以上の信号に対して100Ωよりも高くなり、伝送路3の特性インピーダンスとマッチングしていない。
このため、外部電極41a,42a側から見たコモンモードチョークコイル4の反射係数は小さく、外部電極41b,42b側から見た反射係数は大きくなり、この結果、周波数約300MHz〜2000MHz以内では、コモンモードチョークコイル4の反射特性に方向性が生じることとなる。
この実施例では、周波数300MHz以上の差動信号D+,D−に対して、外部電極41b,42b側から見たインピーダンスが130Ω以上になるように設定して、図1に示したように、反射係数の小さな外部電極41a,42a側が、送信器1側に向けられた状態で、コネクタ22側の入力配線パターン21c,21dに接続されている。そして、反射係数の大きな外部電極41b,42b側が、受信器2側に向けられた状態で、レシーバIC21側の入力配線パターン21c,21dに接続されている。
これにより、外部電極41b,42b側のインピーダンスとレシーバIC21側の入力配線パターン21c,21dのインピーダンスとに30Ω以上の差を確保している。
次に、この実施例のノイズ除去回路構造が示す作用及び効果について説明する。
なお、この実施例の作用は請求項8のノイズ除去方法を具体的に実行するものでもある。
図4は、この実施例のノイズ除去回路構造が示す作用及び効果を説明するための概略図である。なお、図4では、理解を容易にするため、伝送路3を単線路で表示し、差動信号「D+,D−」を単に差動信号「S」と表示する。
図4に示すように、PCからの映像信号が、送信器1のトランスミッタIC11から高周波の差動信号Sとしてケーブル30に出力されると、この差動信号Sはケーブル30を通じて受信器2のコネクタ22に至り、入力配線パターン21c,21dを通じてコモンモードチョークコイル4に入力しようとする。
このとき、外部電極41a,42a側から見たコモンモードチョークコイル4のインピーダンスは差動信号Sに対してほぼ100Ωであるので、入力配線パターン21c,21dの特性インピーダンスとマッチングしている。この結果、差動信号Sは、コモンモードチョークコイル4を透過して、レシーバIC21に至る。そして、映像信号である差動信号Sがモニタに入力され、モニタに所定の映像が表示される。
ところで、差動信号Sは、300MHz以上の高周波である。このため、受信器2内の僅かなインピーダンスのアンマッチングにより差動信号Sが反射し、ノーマルモードノイズNとして、コモンモードチョークコイル4側に戻ることがある。
かかる場合において、コモンモードチョークコイル4のインピーダンスは、外部電極41b,42b側から見たインピーダンス130Ωであるので、レシーバIC21側の入力配線パターン21c,21dのインピーダンス100Ωより30Ω以上も高い。このため、外部電極41b,42b側に向かうノーマルモードノイズNに対する反射係数が高くなり、ノーマルモードノイズNがコモンモードチョークコイル4で反射されて、レシーバIC21側に戻される。これにより、レシーバIC21からのノーマルモードノイズNがコモンモードチョークコイル4を透過して送信器1側に逆流するという事態を防止することができる。
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図5は、この発明の第2実施例に係るノイズ除去回路構造を示す概略ブロック図である。
この実施例では、伝送方式の規格として、USB規格を採用し、300MHzよりも低い周波数の差動信号D+,D−を送信器1から受信器2に送信する。この実施例のノイズ除去回路構造は、外部等から伝送路3上に入り込んだノーマルモードノイズを除去するための構造を成している。
図5に示すように、この実施例のノイズ除去回路構造は、コモンモードチョークコイル4にコモンモードチョークコイル5(第2のコモンモードチョークコイル)を直列に接続した構造を成す。
コモンモードチョークコイル5は、コモンモードチョークコイル4と同様に、1対の対向するコイル体51,52を内包し、これらコイル体51,52を磁性体などで被覆してなる積層型チップコイルであり、300MHz以上のノーマルモードノイズに対する反射特性に方向性を持つ。
具体的には、このコモンモードチョークコイル5も、外部電極51b,52b(図5において、黒く塗り潰して示す)側から見たインピーダンスが130Ω以上に設定され、外部電極51a,52a側から見たインピーダンスが100Ωに設定されている。そして、コモンモードチョークコイル4の後段に直列に接続された状態で、コモンモードチョークコイル4とレシーバIC21との間に介設されている。詳しくは、反射係数が大きな外部電極51b,52b側がコモンモードチョークコイル4側の入力配線パターン21c,21dにそれぞれ接続されると共に、反射係数が小さな外部電極51a,52a側がレシーバIC21側の入力配線パターン21c,21dにそれぞれ接続されて、コモンモードチョークコイル4,5の反射係数が大きな電極側同士が対向する。
次に、この実施例のノイズ除去回路構造が示す作用及び効果について説明する。
なお、この実施例の作用は請求項9のノイズ除去方法を具体的に実行するものでもある。
図6は、この実施例のノイズ除去回路構造が示す作用及び効果を説明するための概略図である。なお、図6においても、理解を容易にするため、伝送路3を単線路で表示し、差動信号「D+,D−」を単に差動信号「S」と表示する。
図6に示すように、送信器1のトランスミッタIC11から300MHzより低周波の差動信号Sがケーブル30に出力されると、この差動信号Sは、ケーブル30を通じて受信器2のコネクタ22に至り、入力配線パターン21c,21dを通じてコモンモードチョークコイル4に入力する。そして、差動信号Sは、コモンモードチョークコイル4を透過し、コモンモードチョークコイル4,5間の入力配線パターン21c,21dを通じてコモンモードチョークコイル5側に向かう。このとき、外部電極51b,52b側から見た特性インピーダンスは、図3のインピーダンス曲線S2で示したように、300MHzより低い周波数の信号に対して、100Ωからずれている。しかしながら、低周波の差動信号Sの場合には、特性ピンピーダンスのズレによって反射することほとんどないのでこの低周波の差動信号Sは、コモンモードチョークコイル5を透過して、レシーバIC21に至る。
ところで、何らかの原因で、300MHz以上の高周波のノーマルモードノイズが伝送路3上に乗ることがある。
例えば、図6の一点鎖線矢印で示すように、高周波のノーマルモードノイズN1が受信器2の入力配線パターン21c,21d上に乗り、レシーバIC21側に向かうと、コモンモードチョークコイル4に当たる。このとき、コモンモードチョークコイル4の外部電極41a,42a側の反射係数が小さいので、ノーマルモードノイズN1は、コモンモードチョークコイル4を透過して、コモンモードチョークコイル5側に向かい、コモンモードチョークコイル5に入力しようとする。しかし、ノーマルモードノイズN1は、高周波に対する反射係数が大きな外部電極51b,52b側からコモンモードチョークコイル5に入ろうとするため、コモンモードチョークコイル5で反射されて、コモンモードチョークコイル4側に向かう。すると、ノーマルモードノイズN1は、反射係数が大きなコモンモードチョークコイル4の外部電極41b,42b側で反射されて、コモンモードチョークコイル5側に向かう。これにより、高周波のノーマルモードノイズN1は、コモンモードチョークコイル4,5間にトラップされ、この間で反射を繰り返し、多重反射によって、熱的に消失する。また、レシーバIC21側からのノーマルモードノイズN2も同様に、コモンモードチョークコイル4,5間にトラップされ、多重反射によって熱的に消失する。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第3実施例について説明する。
図7は、この発明の第3実施例に係るノイズ除去回路構造を示す概略ブロック図である。
この実施例では、第2実施例のコモンモードチョークコイル4,5を一体化した複合型コモンモードチョークコイルを用いた点が、上記第2実施例と異なる。
すなわち、上記第2実施例のように、別体のコモンモードチョークコイル4とコモンモードチョークコイル5とを入力配線パターン21c,21dを介して接続する構造の場合には、回路設計上、コモンモードチョークコイル4,5間の間隔が長くなるおそれがある。コモンモードチョークコイル4,5間の間隔が長くなると、この間で共振が生じ、ノイズが輻射されることがある。
そこで、この実施例では、2つのコイルを一体にした部品を用いることで、コイル間距離を短くすることにより、コイル間共振を防止したノイズ除去回路構造を提供する。
具体的には、図7に示すように、上記コモンモードチョークコイル4,5に対応したコモンモードチョークコイル部4′,5′を内蔵し、これらコモンモードチョークコイル部4′,5′を高周波のノーマルモードノイズに対する反射係数が大きな側を対向させた状態で直列に接続した複合型コモンモードチョークコイル6を、受信器2側の入力配線パターン21c,21d上に実装した、
図8は、複合型コモンモードチョークコイル6の外観図であり、図9は、複合型コモンモードチョークコイル6の分解斜視図である。
複合型コモンモードチョークコイル6は、図8に示すように、積層型チップコイルであり、基板61,62に挟まれた磁性体60内にコモンモードチョークコイル部4′,5′が内包され、コモンモードチョークコイル部4′,5′が外部電極61a,61b,62a,62bと電気的に接続された構造を成す。
詳しくは、図9に示すように、磁性体60を構成する磁性体シート63〜66が基板61の上に積層され、基板62が最上位の磁性体シート66上に接着されている。そして、引き出しパターン41a′,42a′,51a′,52a′が磁性体シート63に形成され、コイル体パターン41′,51′が磁性体シート64に形成され、コイル体パターン42′,52′が磁性体シート65に形成されている。コイル体パターン41′,42′は、コモンモードチョークコイル部4′を構成する部分であり、点線で示すように、スルーホールを通じて引き出しパターン41a′,42a′に接続され、引き出しパターン41a′,42a′が外部電極61a,62aに接続されている。また、コイル体パターン51′,52′は、コモンモードチョークコイル部5′を構成する部分であり、点線で示すように、スルーホールを通じて引き出しパターン51a′,52a′に接続され、引き出しパターン51a′,52a′が外部電極61b,62bに接続されている。そして、コイル体パターン41′,51′同士が短い連結パターン21c′で連結され、コイル体パターン42′,52′同士が短い連結パターン21d′で連結されている。
このような複合型コモンモードチョークコイル6においても、上記第2実施例のコモンモードチョークコイル4,5と同様に、連結パターン21c′,21d′側から見たコモンモードチョークコイル部4′,5′の反射係数は大きく設定され、外部から外部電極61a,61b,62a,62b側を見たときのコモンモードチョークコイル部4′,5′の反射係数は小さく設定されている。
かかる構造の複合型コモンモードチョークコイル6を、図7に示すように、受信器2の入力配線パターン21c,21d上に実装することで、送信器1からの低周波の差動信号D+,D−は、複合型コモンモードチョークコイル6を通過してレシーバIC21に至り、高周波のノーマルモードノイズNは、複合型コモンモードチョークコイル6内のコモンモードチョークコイル部4′,5′間にトラップされ、多重反射によって熱消失する。
このように、この実施例のノイズ除去回路構造によれば、コモンモードチョークコイル部4′,5′を1つの複合型コモンモードチョークコイル6内に納めるので、コモンモードチョークコイル部4′,5′の間隔を狭くすることができると共に、高周波のノーマルモードノイズをトラップして熱消失させることができるので、上記第1実施例のように、2つのコモンモードチョークコイル4,,5を入力配線パターン21c,21d上に単に並べて実装した場合よりも、ノイズ抑制効果を高めることができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記第1実施例では、コモンモードチョークコイル4を受信器2の入力部、即ち入力配線パターン21c,21d上に実装したが、コモンモードチョークコイル4の実装個所はこれに限定されるものではなく、送信器1の出力部、即ち出力配線パターン11c,11d上やケーブル30の途中に設けても良い。
また、上記第2実施例では、、1組のコモンモードチョークコイル4,5を受信器2の入力部、即ち入力配線パターン21c,21d上に実装したが、送信器1の出力部、即ち出力配線パターン11c,11d上やケーブル30の途中に設けても良い。また、送信器1及び受信器2の双方に1組づつ実装しても良い。
さらに、上記実施例では、差動信号D+,D−やノーマルモードノイズN等、高周波の信号に対して、伝送路3側から見たコモンモードチョークコイル4,5のインピーダンスが130Ω以上になるように設定した。つまり、コモンモードチョークコイル4,5のインピーダンスを伝送路3の特性インピーダンスよりも30Ω以上高く設定したが、伝送路3に対するコモンモードチョークコイル4,5のインピーダンスのズレ量は、プラス又はマイナスのいずれでも良い。要は、伝送路3に対して30Ω以上のズレ量が有れば良い。
この発明の第1実施例に係るノイズ除去回路構造を示す概略ブロック図である。 コモンモードチョークコイルの分布定数を示す回路図である。 コモンモードチョークコイルの反射特性の方向性を説明するための線図である。 第1実施例のノイズ除去回路構造が示す作用及び効果を説明するための概略図である。 この発明の第2実施例に係るノイズ除去回路構造を示す概略ブロック図である。 第2実施例のノイズ除去回路構造が示す作用及び効果を説明するための概略図である。 この発明の第3実施例に係るノイズ除去回路構造を示す概略ブロック図である。 複合型コモンモードチョークコイルの外観図である。 複合型コモンモードチョークコイルの分解斜視図である。
符号の説明
1…送信器、 2…受信器、 3…伝送路、 4,5…コモンモードチョークコイル、 6…複合型コモンモードチョークコイル、 11…トランスミッタIC、 12,22…コネクタ、 21…レシーバIC、 21c,21d…入力配線パターン、 21c′,21d′…連結パターン、 30…ケーブル、 41,42,51,52…コイル体、 41′,42′,51′,52′…コイル体パターン、 41a,41b,42a,42b,51a,51b,52a,52b,61a,61b,62a,62b…外部電極、 60…磁性体、 61,62…基板、 63〜66…磁性体シート、 D+,D−,S…差動信号、 N,N1,N2…ノーマルモードノイズ。

Claims (10)

  1. 差動信号を所定規格の伝送路上に送信する送信器と、この送信器からの上記差動信号を上記伝送路を通じて受信する受信器と、上記伝送路上に実装された第1のコモンモードチョークコイルとを備えて成るノイズ除去回路構造であって、
    所定周波数帯域の信号に対する上記第1のコモンモードチョークコイルの反射特性に方向性を持たせ、上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を上記送信器側に向け、上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を上記受信器側に向けて、当該第1のコモンモードチョークコイルを上記伝送路上に実装した、
    ことを特徴とするノイズ除去回路構造。
  2. 請求項1に記載のノイズ除去回路構造において、
    上記第1のコモンモードチョークコイルを受信器の入力部に設けた、
    ことを特徴とするノイズ除去回路構造。
  3. 請求項1に記載のノイズ除去回路構造において、
    上記所定周波数帯域の信号に対する反射特性に方向性を持つ第2のコモンモードチョークコイルを、上記第1のコモンモードチョークコイルと上記受信器との間に介在させる共に、上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を上記受信器側に向け、上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を上記第1のコモンモードチョークコイル側に向けて、実装した、
    ことを特徴とするノイズ除去回路構造。
  4. 請求項3に記載のノイズ除去回路構造において、
    上記第1及び第2のコモンモードチョークコイルを内蔵し、これら第1及び第2のコモンモードチョークコイルを上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を対向させた状態で直列に接続して成る複合型コモンモードチョークコイルを上記伝送路に実装した、
    ことを特徴とするノイズ除去回路構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のノイズ除去回路構造において、
    上記所定周波数帯域の信号は、約300MHz以上の周波数帯域の信号である、
    ことを特徴とするノイズ除去回路構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のノイズ除去回路構造において、
    上記第1及び第2のコモンモードチョークコイルの反射係数が大きな側の特性インピーダンスと上記伝送路の特性インピーダンスとの差を、30Ω以上に設定した、
    ことを特徴とするノイズ除去回路構造。
  7. 請求項2に記載のノイズ除去回路構造において、
    上記伝送路は、DVI,HDMI,Serial−ATA及びPCI−Expressの内のいずれかの規格による伝送路である、
    ことを特徴とするノイズ除去回路構造。
  8. 差動信号を送信する送信器と当該差動信号を受信する受信器との間に接続された所定規格の伝送路に、第1のコモンモードチョークコイルを実装したノイズを除去するノイズ除去方法であって、
    所定周波数帯域の信号に対する反射特性に方向性を持つ上記第1のコモンモードチョークコイルを、上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を上記送信器側に向けると共に上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を上記受信器側に向けて、上記伝送路上に実装することにより、当該第1のコモンモードチョークコイルで上記受信器側から入力される上記所定周波数帯域のノーマルモードノイズを反射する、
    ことを特徴とするノイズ除去方法。
  9. 請求項8に記載のノイズ除去方法において、
    上記所定周波数帯域の信号に対する反射特性に方向性を持つ第2のコモンモードチョークコイルを、上記第1のコモンモードチョークコイルと上記受信器との間に介在させる共に、上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が小さい側を上記受信器側に向け、上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を上記第1のコモンモードチョークコイル側に向けて、実装することにより、上記所定周波数のノーマルモードノイズを当該第1及び第2のコモンモードチョークコイル間で多重反射させることで、当該ノーマルモードノイズを熱消失させる、
    ことを特徴とするノイズ除去方法。
  10. 請求項9に記載のノイズ除去方法において、
    上記第1及び第2のコモンモードチョークコイルを内蔵し、これら第1及び第2のコモンモードチョークコイルを上記所定周波数帯域の信号に対する反射係数が大きな側を対向させた状態で直列に接続して成る複合型コモンモードチョークコイルを上記伝送路に実装した、
    ことを特徴とするノイズ除去方法。
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