JP2007036405A - 適応変調制御装置、無線通信装置、および、適応変調制御方法 - Google Patents

適応変調制御装置、無線通信装置、および、適応変調制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 一送信単位の途中で変調パラメータを切り替える適用変調制御装置、適用調制御方法、並びに、適用変調装置を提供すること。
【解決手段】 変調方式または符号化率の少なくとも一方から定められる複数の変調パラメータからいずれか一つの変調パラメータを選択する適応変調制御装置であって、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定し、変調パラメータを切り替えるための切替制御信号を出力するMCS切替制御部203と、一つの変調パラメータを選択し、さらに前記切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択するMCS選択部204と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、伝搬路の品質に応じて複数の変調パラメータからいずれかを選択する変調方式の制御に関する。
従来から知られている適応変調通信では、複数の変調方式、誤り訂正の符号化率またはこれらの組み合わせからなる変調パラメータ(MCS:Modulation and Coding Scheme)を適応的に選択する際の基準とするために、伝搬路の状態の推定を行なう。
一般的に、伝搬路の状態は、無線フレームに挿入された既知信号であるプリアンブルを用いて、その受信状態から信号対雑音電力比(SNR:Signal to Noise Ratio)などといった値として推定を行なう。さらに、マルチキャリア伝送方式におけるサブキャリア適応変調通信では、サブキャリア毎の伝搬路状態を推定し、サブキャリア毎に変調パラメータを選択する。
しかしながら、送信単位内での伝搬路変動を考慮しない適応変調システムにおいて、図19に示すように、変調方式を選択した時刻での伝搬路状態が送信単位内で変動した場合、送信単位の途中で受信レベルが低下し、送信時に選択した変調方式では所要品質を満たさないという状況が生じる。
適応変調を適用するシステムにおいて、フェージング変動による受信品質の劣化を軽減するために、最大ドップラー周波数fdを推定するブロックを設けて、ドップラー周波数が大きいと推定された場合に送信レートの低い変調方式を選択するようにするという方法が提案されている(非特許文献1)。また、ドップラー周波数が小さい場合に外挿による伝搬路推定を行って適応変調を適用し、ドップラー周波数が大きい場合には最小のビットレートを選択するという方法が提案されている(特許文献1)。
以下では、適応変調システムの従来例として特許文献1について説明する。従来例においてTDD(Time Division Duplex)システムを採用した場合の受信機のブロック構成およびfd推定部2009のブロック構成それぞれを図20および図21に示す。受信機はfd推定部2009を有する。受信信号は帯域通過フィルタ(BPF:Band Pass Filter)2001で帯域制限された後、自動利得制御部(AGC:Automatic Gain Controller)2002および自動周波数制御部(AFC:Automatic Frequency Controller)2003においてそれぞれ受信レベルと周波数を調整され、直交復調ブロック2004で局部発振器2005からの入力に基づいて直交復調される。直交復調された信号は、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)2006を通した後、フェージング歪推定・補償ブロック2007とfd推定部2009に送られる。フェージング歪推定・補償ブロック2007でフェージングを補償された信号は、判定ブロック2008において出力データ2011が取り出される。一方、fd推定部2009では直交復調された信号から、図21に示す構成を用いてfdを推定する。fd推定値データ2010は送信時の適応変調に利用される。
また、図21に示すように、fd推定部2009は、パイロットシンボルのデータ抽出部2112において、パイロットシンボルのデータを抽出し、正規化移動距離算出部2113が、このパイロットシンボルのデータ抽出部2112の出力信号に対して正規化移動距離を算出する。また、スライディング平均出力部2114において、正規化移動距離算出部2113の出力信号に基づいて、スライディング平均の出力がなされ、fd推定部出力部2115において、fd推定部2009としての出力がなされる。
次に、fd推定値データを考慮した適応変調について説明する。図22に変調方式選択に用いるテーブルを示す。図22(a)、(b)、(c)における縦軸は、キャリア電力対雑音電力密度比(C/N)であり、横軸は、シンボル周期Tsで規格化した遅延分散σ(σ/Ts)であり、これらのテーブルに基づいてC/Nと遅延分散から変調方式を決定する。fd推定値データ2010が小さいレベルである場合にはテーブル(a)を参照し、QPSK、16QAM、64QAMのいずれかから変調方式を選択するような適応変調を適用して送信レートを向上させる。fd推定値データ2010が中くらいのレベルである場合にはテーブル(b)を参照し、QPSK、16QAMのいずれかから変調方式を選択するような適応変調を適用する。fd推定値データ2010が大きいレベルである場合には、テーブル(c)のようにC/Nと遅延分散に依らず最小レートであるQPSKを用いて誤り率を軽減する。
以上のように、fd推定値データ2010に応じて適応変調における変調方式選択のためのテーブルを変えることにより、フェージング変動が大きい場合に伝送品質の劣化を軽減することができる。
また、特許文献1において、変調方式選択の精度を向上させるために、公知の技術である送信時の伝搬路情報を過去複数回分の受信時の伝搬路情報を外挿するという手法が用いられている。外挿による伝搬路推定の一例として、1次の外挿による伝搬路の推定方法を図23に示す。図23に示すように、k番目の送信時における伝搬路推定値2304は、k-1番目の送信単位における伝搬路値2301とk-2番目の送信単位における伝搬路値2302を結ぶ直線2303から求めることができる。なお、この例では過去の2点の伝搬路値を直線で結ぶという方法を取っているが、過去の複数の点における伝搬路値を多項式近似することによりk番目の送信単位内における伝搬路を推定できることが知られている。
特開2003−198426号公報 近藤,秋庭,寺井,砂田,「業務用移動通信における適応変調方式に関する一検討」,電子情報通信学会,信学技報RCS2001−234,pp.65−72,2002年1月
しかしながら、前記の従来例では送信時の伝搬路推定値とドップラー周波数を基にして、送信単位内すべてのシンボルにおける変調方式を決定するため、伝搬路変動がある場合に送信単位のすべてのシンボルで予め低い伝送レートの変調方式を選択してしまう。そのため、受信レベルが高い送信単位前部のシンボルにおいても低い伝送レートの変調方式を採用するため、伝送効率が低下するという問題があった。すなわち、図24に示すように、実際の伝搬路のSNR2401に対して、送信開始時のSNR推定値2402は、MCS1の所要SNR2403を満たしているが、フレーム2405の終端では伝搬路変動によりMCS1の所要SNR2403を満たさなくなるので、それより伝送レートの低いMCS2を選択しなければならない。フレーム2405の前半では受信レベルが高いにもかかわらず全体として低い伝送レートの変調方式を採用するため、伝送効率が低下してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替える適応変調制御装置、適応変調制御方法、並びに、適応変調制御及び方法を適用した無線通信装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る適応変調制御装置の一態様は、変調方式または符号化率の少なくとも一方から定められる複数の変調パラメータからいずれか一つの変調パラメータを選択する適応変調制御装置であって、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定し、変調パラメータを切り替えるための切替制御信号を出力する切替制御部と、
一つの変調パラメータを選択し、さらに前記切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択する選択部と、を備えることを特徴とする。
このように、この適応変調制御装置によれば、データシンボル列へ使用する変調パラメータをフレームの途中で切り替えることができる。これにより、伝搬路状況の変動に応じた変調パラメータを選択することができる。また、フレーム全体において、所要品質を満たすような変調パラメータを使用してデータシンボル列を変調・符号化して伝送することが可能となり、フレーム内の伝搬路変動に伴うデータ伝送の品質の劣化を抑制することができる。
(2)また、本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替制御部は、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報または送信先通信機の移動速度を示す移動速度情報の少なくとも一方を切替判定情報として入力し、前記切替判定情報に基づいて、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定することを特徴とする。
このように、伝搬路変動状況または移動速度情報とのいずれかに基づいて変調パラメータの切替を判定することができる。これにより、伝搬路の変動を反映して変調パラメータの切替を判断することができる。
(3)さらに、本発明に係る適応変調制御装置において、前記選択部は、伝搬路情報を入力し、前記伝搬路情報に応じて変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、伝搬路情報に基づいて、変調パラメータを選択することができる。
(4)本発明に係る適応変調制御装置において、前記選択部は、変調パラメータ情報を入力し、前記変調パラメータ情報に応じて変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、変調パラメータ情報に基づいて、変調パラメータを選択することができる。これにより、選択する変調パラメータを変調パラメータ情報を選択部へ通知することにより、変調パラメータを指示することができる。
(5)本発明に係る適応変調制御装置において、前記適応変調制御装置は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、前記選択部は、一つあるいは複数のサブキャリア単位で変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、複数のサブキャリア毎に変調パラメータを選択することができる。これにより、変調パラメータの切り替えにかかわる処理量を抑制することができる。
(6)本発明に係る適応変調制御装置において、前記適応変調制御装置は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、前記切替制御部は、一つあるいは複数のサブキャリア単位で、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定することを特徴とする。
このように、複数のサブキャリア毎に変調パラメータの切り替えを判定することができる。これにより、変調パラメータの切り替えにかかわる処理量を抑制することができる。
(7)また、本発明に係る適応変調制御装置において、前記選択部は、前記一つの変調パラメータに比べ、低い伝送レートと同じ伝送レートとのいずれかの変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、伝搬路の品質が低下する場合に、伝送レートを下げる変調パラメータへ切り替えることができる。これにより、伝搬路状況が低下に伴うデータ伝送品質の劣化を抑えることが可能となる。
(8)さらに、本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替制御信号を入力し、前記切替制御信号に示される切替情報を含むシンボルを生成する生成部を、更に備えることを特徴とする。
このように、切替制御信号が示す切替情報を含む制御情報を生成することができる。これにより、通信先へ、切替情報を通知することが可能となり、送信先において、切替情報に基づいた変調・復号が可能となる。
(9)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替情報は、変調パラメータを切り替えるか否かの指示の情報を含むことを特徴とすることを特徴とする。
このように、変調パラメータを切り替えるか否かを制御情報によって通信先へ通知することができる。これにより、通信先では、予め取り決めた切替制御を実施することができる。
(10)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替情報は、変調パラメータを切り替える一つ以上の位置の情報を含むことを特徴とする。
このように、変調パラメータを切り替えるデータシンボル列の位置を通信先へ通知することができる。これにより、通信先では、指定された位置で変調パラメータを着替えることができる。
(11)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替情報は、切り替える変調パラメータを一つ以上指定する情報を含むことを特徴とする。
このように、切り替える一つ以上の変調パラメータを通信先へ通知することができる。これにより、通信先では、通知された一以上の変調パラメータを切り替えて用いることが可能となる。
(12)本発明に係る適応変調制御装置において、前記生成部は、前記切り替える変調パラメータの情報を、一送信単位内の変調パラメータ切り替え開始位置への挿入を指示することを特徴とする。
このように、変調パラメータを切り替える直前に、切り替える変調パラメータを通知することができる。
(13)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替制御部は、変調パラメータを切り替える位置を保持し、前記一送信単位が前記位置に到達することを検出し、前記位置を通知する切替制御信号を出力し、前記選択部は、前記切替制御信号に基づいて、予め定めた選択手順で再度変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、変調パラメータを所定の位置で切り替えることができる。また、切り替える変調パラメータは、予め定められた手法で選択部により特定することが可能となる。
(14)本発明に係る適応変調制御装置において、前記選択部は、前記切替制御信号に基づいて、予め定めた選択手順で再度変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、切替信号を選択部に通知することにより、変調パラメータを切り替えることができる。また、選択部は予め定める選択基準により変調パラメータを切り替えることができるため、制御情報として通知する情報量を抑制することができる。
(15)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替制御部は、変調パラメータを切り替える位置を保持し、前記一送信単位が前記位置に到達することを検出し、前記位置を通知する切替制御信号を出力することを特徴とする。
このように、変調パラメータを切り替えることを通信先に通知することによって、予め定めた位置で変調パラメータを切り替えることができる。
(16)本発明に係る適応変調制御装置において、前記生成部は、前記切り替える変調パラメータを一つ以上指定する情報を、切り替える直前の変調パラメータとの差分情報とすることを特徴とする。
このように、変調パラメータを複数通知することに比べ、少ない情報量で複数の変調パラメータを通信先へ通知することができる。
(17)本発明に係る適応変調制御装置において、前記生成部は、前記差分情報を、切り替える直前の変調パラメータと比べ、変調パラメータの相対的なレベルの度合いを指定することを特徴とする。
このように、切り替える変調パラメータを相対的なレベルを指定することにより特定することができ、制御情報として通知する情報量を抑制することができる。
(18)本発明に係る適応変調制御装置において、前記選択部は、前記再度選択する変調パラメータとして、予め定める変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、システムで予め定める変調パラメータへ切り替えることができる。
(19)本発明に係る適応変調制御装置において、前記選択部は、予め定める変調パラメータとして、最低レートの変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、伝搬路状況が低下する場合に、予め定める最低レートの変調パラメータへ切り替えることができる。また、切り替える変調パラメータを通知することなく最低レートの変調パラメータへ切り替えることが可能となる。
(20)本発明に係る適応変調制御装置において、前記生成部は、変調パラメータを切り替える一つ以上の位置の情報を、それぞれの変調パラメータで伝送するデータ長とすることを特徴とする。
このように、データシンボル列の位置情報を、データ長を用いて特定することができる。
(21)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替制御部は、前記切替判定情報としてドップラー周波数を指標とすることを特徴とする。
このように、ドップラー周波数を用いて変調パラメータを切り替えることを制御することができる。これにより、通信先の移動速度を用いて変調パラメータの切り替えを制御することができる。
(22)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替制御部は、前記ドップラー周波数が、予め設定した閾値より大きい場合に、変調パラメータを切り替えることを特徴とする。
このように、ドップラー周波数が閾値より大きい場合を伝搬路変動が大きいと解釈して変調パラメータを切り替えることを制御することができる。
(23)本発明に係る適応変調制御装置において、前記切替制御部は、さらに、適応変調周期を入力し、前記ドップラー周波数と前記適応変調周期との積が、予め設定した閾値より大きい場合に、変調パラメータを切り替えることを特徴とする。
このように、ドップラー周波数と適応変調周期との積を用いて伝搬路変動の大小を判定することができる。
(24)また、本発明に係る適応変調制御装置の別の一態様は、変調方式または符号化率の少なくとも一方から定められる複数の変調パラメータからいずれか一つの変調パラメータを選択する適応変調制御装置であって、変調パラメータを切り替える一送信単位の途中の位置を保持し、前記一送信単位が前記位置に到達することを検出し、前記位置を通知する切替制御信号を出力する切替制御部と、伝搬路情報を入力し、前記伝搬路情報に応じて、一つの変調パラメータを選択し、前記切替制御部から入力した切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択する選択部と、を備えることを特徴とする。
このように、この適応変調制御装置によれば、データシンボル列へ使用する変調パラメータをフレームの途中で切り替えることができる。これにより、伝搬路状況の品質低下に応じて変調パラメータを切り替えることができる。また、フレーム全体において、所要品質を満たすような変調パラメータを使用してデータシンボル列を変調・符号化して伝送することが可能となり、フレーム内の伝搬路変動に伴うデータ伝送の品質の劣化を抑制することができる。
(25)また、本発明に係る無線通信装置の一態様は、送信側装置から、伝搬路状態の推定結果を示す伝搬路情報と、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報と、変調パラメータを示す変調パラメータ情報との少なくともいずれか一つを受信する受信部と、請求項1から請求項18のいずれかに記載の適応変調制御装置と、前記適応変調制御装置から出力される変調パラメータを用いて変調したデータを送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
このように、この無線通信装置によれば、データシンボル列へ使用する変調パラメータをフレームの途中で切り替えることができる。これにより、伝搬路状況の変動に応じた変調パラメータを切り替えることができる。また、フレーム全体において、所要品質を満たすような変調パラメータを使用してデータシンボル列を変調・符号化して伝送することが可能となり、フレーム内の伝搬路変動に伴うデータ伝送の品質の劣化を抑制することができる。
(26)また、本発明に係る第二無線通信装置の一態様は、請求項25記載の無線通信装置と通信を行う第二無線通信装置であって、伝搬路状態の推定結果を示す伝搬路情報と、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報と、変調パラメータを示す変調パラメータ情報との少なくともいずれか一つを送信する送信部と、前記無線通信装置に備えられた適応変調制御装置から出力される変調パラメータを用いて変調された信号を受信する受信部と、を備えることを特徴とする。
このように、この第二無線通信装置によれば、変調パラメータを切り替え可能な通信先の無線通信装置へ必要な情報を送信することができる。これにより、通信先の無線通信装置から受信するデータの品質を向上させることができる。
(27)また、本発明に係る無線通信装置の別の一態様は、伝搬路状態を推定する伝搬路推定部と、伝搬路変動を推定する伝搬路変動推定部と、請求項1から請求項23のいずれかに記載の適応変調制御装置と、前記適応変調制御装置から出力される変調パラメータを受信側装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
このように、この無線通信装置によれば、この無線通信装置によれば、データシンボル列へ使用する変調パラメータをフレームの途中で切り替えることができる。これにより、伝搬路状況の変動に応じた変調パラメータを切り替えることができる。また、自装置内で伝搬路変動を推定して切り替える変調パラメータを選択することができる。フレーム全体において、所要品質を満たすような変調パラメータを使用してデータシンボル列を変調・符号化して伝送することが可能となり、フレーム内の伝搬路変動に伴うデータ伝送の品質の劣化を抑制することができる。
(28)本発明に係る無線通信方法の一態様は、変調方式または符号化率の少なくとも一方から定められる複数の変調パラメータからいずれか一つの変調パラメータを選択する適応変調制御方法であって、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定し、変調パラメータを切り替えるための切替制御信号を出力する切替ステップと、一つの変調パラメータを選択し、さらに前記切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択する選択ステップと、を備えることを特徴とする。
このように、この適応変調制御方法によれば、データシンボル列へ使用する変調パラメータをフレームの途中で切り替えることができる。これにより、伝搬路状況の変動に応じた変調パラメータを切り替えることができる。また、フレーム全体において、所要品質を満たすような変調パラメータを使用してデータシンボル列を変調・符号化して伝送することが可能となり、フレーム内の伝搬路変動に伴うデータ伝送の品質の劣化を抑制することができる。
(29)本発明に係る無線通信方法の一態様において、前記切替ステップは、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報または送信先通信機の移動速度を示す移動速度情報の少なくとも一方を切替判定情報として入力し、前記切替判定情報に基づいて、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定することを特徴とする。
このように、伝搬路変動状況または移動速度情報とのいずれかに基づいて変調パラメータの切替を判定することができる。これにより、伝搬路の変動を反映して変調パラメータの切替を判断することができる。
(30)本発明に係る無線通信方法の一態様において、前記選択ステップは、伝搬路情報を入力して前記伝搬路情報に応じて変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、伝搬路情報に基づいて、変調パラメータを選択することができる。
(31)本発明に係る無線通信方法の一態様において、前記適応変調制御方法は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、前記選択ステップは、一つあるいは複数のサブキャリア単位で変調パラメータを選択することを特徴とする。
このように、複数のサブキャリア毎に変調パラメータを選択することができる。これにより、変調パラメータの切り替えにかかわる処理量を抑制することができる。
(32)本発明に係る無線通信方法の一態様において、前記適応変調制御方法は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、前記切替ステップは、一つあるいは複数のサブキャリア単位で、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定するステップであることを特徴とする。
このように、複数のサブキャリア毎に変調パラメータの切り替えを判定することができる。これにより、変調パラメータの切り替えにかかわる処理量を抑制することができる。
本発明によれば、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることが可能となる。これにより、伝搬路品質に応じた変調パラメータを選択することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。また、各実施形態では、ダウンリンク送信において、送信データの途中で変調パラメータ(MCS:Modulation and Channel Coding Scheme)を切り替える態様を説明する。変調パラメータ(以下、「MCS」とも記す)は、変調方式または符号化率の少なくとも一方を含む組み合わせであり、変調方式、符号化率、並びに、これらの組み合わせのいずれかによって定義される。例えば、MCS1は、変調方式がQPSKで符号化が1/3である、といった組み合わせを示す。また、MCSは、変調方式のみ、あるいは、符号化率のみによって定められることもある。従って、変調パラメータは、変調方式と符号化率との少なくとも一方を定めることになる。また、無線通信においては、複数のMCSから一つのMCSが選択されて利用される。本明細書では、それぞれ異なるMCSを、MCS1、MCS2、・・・・・、MCSn(nは整数)のように表す。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、予め決められた位置でMCSのレベルを変更するか否かを指示する場合について説明する。第1の実施形態の直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)システムの構成例を図1に示す。また、基地局100内のMCS制御部103の構成例を図2に示し、移動局内のMCS制御部124の構成例を図3に示す。ただし、図1には基地局100と移動局120がそれぞれ1つずつ示されているが、移動局は複数存在しており、その内の1つの移動局120を示したものである。また、下りフレーム構成例と上りフレーム構成例をそれぞれ図4と図5に示す。図4並びに図5に示すフレームは一送信単位を表す。なお、本実施形態では上り下りが独立のリンクを持つ場合について記してあるが、わずかな変更で上り下りを共有するTDD(Time Division Duplex)などにも適用可能である。
図1において、基地局100のデータ送信部は、符号化部101、変調部102、MCS制御部103、IFFT(逆高速フーリエ変換)部104、プリアンブル多重部105、無線送信部106、プリアンブル生成部111から構成されるサブキャリア毎適応変調OFDM送信部を有する。基地局のデータ受信部は無線受信部107、プリアンブル分離部108、復調部109、復号化部110から構成される。また、データは、アンテナ112を介して送受信される。
一方、移動局120のデータ受信部は、無線受信部121、プリアンブル分離部122、伝搬路推定部123、復調および復号化方式を制御するMCS制御部124、FFT(高速フーリエ変換)部125、復調部126、復号化部127から構成されるサブキャリア毎適応変調OFDM受信部に加えて、伝搬路情報から伝搬路変動を推定し、推定した伝搬路推定情報を出力する伝搬路変動推定部129を有する。移動局のデータ送信部は、プリアンブル生成部128、プリアンブル多重部130、変調部131、符号化部132、無線送信部133から構成される。また、データは、アンテナ134を介して送受信される。
また、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)は、逆高速フーリエ変換である。移動局においてOFDMシンボル列からサブキャリア毎のQAM変調シンボル列を生成する。FFT(Fast Fourier Transform)は、高速フーリエ変換である。基地局においてサブキャリア毎のQAM変調シンボル列からOFDMシンボル列を生成する。
ここで、フレーム構成について図4、図5を用いて説明する。下りフレーム401および上りフレーム501の構成は、制御情報部分であるプリアンブル部と、送受信するデータ部分であるデータ部とに大別できる。図4に示す下りフレーム401のプリアンブル部は、伝搬路推定用シンボル(CE:Channel Estimation word)、MCS切替情報用シンボル(COI:MCS Change Over Information)およびMCS情報用シンボル(MLI:MCS Level Information)から構成される。なお、図4に示す下りフレーム401は、データ部の中央でMCSを1回切り替え、すべてのプリアンブル部をデータ部の前方に時間多重する場合の構成例を示したものであるが、この構成に限られるわけではない。例えば、データとは異なるサブキャリアを用いて、これらの制御情報を移動局に通知してもよいし、符号多重してもよい。
また、図5に示す上りフレーム501のプリアンブル部は、伝搬路推定用シンボル(CE)、伝搬路情報通知用シンボル(CQI:Channel Quality Indicator)および伝搬路変動情報通知用シンボル(CFI:Channel Fluctuation Information)から構成される。以下、本明細書では、CE、COI、MLI、CQI、CFIの略語を用いて説明する。
CEは、下りフレーム401および上りフレーム501に多重されるプリアンブルシンボルである。また、CEは、既知のシンボルであり、基地局100並びに移動局120で伝搬路推定に用いられる。下りフレーム401では、伝搬路補償、サブキャリア毎の伝搬路情報推定および伝搬路変動推定に使用され、上りフレーム501では、伝搬路補償に使用される。例えば、CEは、既知の擬似乱数列である。
COIは、下りフレーム401に多重されるプリアンブルシンボルである。COIは、移動局120のMCS切替制御部303に送られ、受信した下りフレーム401の復調および復号化の際にMCSを切り替えるタイミングの制御に用いられる。例えば、COIは、「10番目のデータシンボルからMCSを切り替える」という情報を含む。あるいは、MCS切り替えを行なうか否かの制御に用いる。
MLIは、下りフレーム401に多重されるプリアンブルシンボルである。移動局120のMCS制御部124に送られ、復調および復号化の際のMCSの選択に用いられる。例えば、MLIは、「MCS1(QPSK、符号化率=1/3)」という情報を含む。あるいは、MCSのレベルの相対値(例えば、1、0、−1等の数値)を示し、MCSのレベルの変更を指示する情報を含む場合もある。
CQIは、上りフレーム501に多重されるプリアンブルシンボルである。下りフレームのサブキャリア毎の伝搬路情報を移動局120から基地局100に通知するためのシンボルである。基地局100のMCS制御部103に送られ、符号化および変調の際のMCSの選択に使用される。例えば、CQIは、「i番目のサブキャリアのSNRは5dBである」という情報を含む。
CFIは、上りフレーム501に多重されるプリアンブルシンボルである。下りフレーム内の伝搬路変動情報を基地局100に通知するためのシンボルである。基地局100のMCS切替制御部203に送られ、送信する下りフレームの符号化および変調の際にMCSを切り替えるタイミングの制御に用いられる。例えば、CFIは、「フレーム内の伝搬路の変動は1dBである」あるいは「フレーム内の伝搬路変動は激しい」などの情報を含む。
以下では、図1にしたがって基地局100での送受信の過程を説明する。基地局100のデータ送信部では、各移動局120に対する送信データを符号化部101および変調部102において符号化および変調する。このとき、符号化率および変調方式は、移動局120から通知された伝搬路情報およびシステムで予め定めたフレーム内でのMCS切替位置に基づいてMCS制御部103において適応的に制御される。MCS制御部103で実施されるMCS切替制御の詳細については後述する。変調されたデータシンボル列は、IFFT部104におけるIFFT処理によりOFDMシンボル列にまとめた後、プリアンブル多重部105においてCE、COIおよびMLIを多重し無線送信部106を経て送信される。
無線受信部107で受信した移動局からの信号は、プリアンブル分離部108でプリアンブルシンボル列とデータシンボル列に分離される。図5に上りフレーム構成例501を示す。CEは伝搬路補償に用いられ、CQIおよびCFIはMCS制御部103に送られる。データシンボル列からは復調部109における復調と復号化部110における復号化を経て、受信データが取り出される。
ここで、基地局100のMCS制御部103の詳細を説明する。図2は、基地局100内のMCS制御部103の構成例を示す図である。MCS制御部103は、CFI判定部201、CQI判定部202、MCS切替制御部203、MCS選択部204、および、MCSテーブル205を備える。
CFI判定部201は、CFIから伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報を判定(抽出・特定)する。CQI判定部202は、CQIから伝搬路状況の推定結果を示す伝搬路情報を判定(抽出・特定)する。MCS切替制御部203は、CFI判定部201で判定された伝搬路変動情報を基にMCS切替の制御を行なう。MCS切替制御部203は、伝搬路変動情報の変動の大小に基づいて、MCSの切り替えの有無を判断し、判断結果をMCS切替制御信号として通知する。MCS選択部204は、MCS切替制御部203から通知されたMCS切替制御信号に従ってCQI判定部202で判定された伝搬路情報とMCSテーブル205を比較することによりMCSを選択する。MCSテーブル205は、変調方式と符号化率との組み合わせを複数の段階に分けて、所要品質に対応させて保持する。
MCS切替制御信号(切替制御信号)は、MCS切替の有無を判断した判断結果を通知する信号であり、変調パラメータを切り替えるために用いられる。判断結果(切替情報)としては、一例としてMCS切替の有無、MCS切替の位置、切り替えるMCSの指定、MCS切替の回数などの情報が含まれる。また、MCS切替信号は、パルス信号によって判断結果を通知する場合、継続して出力される信号を用い、ON/OFF(0,1)の値の変化によって判断結果を通知する場合などを含む。また、MCS切替制御信号は、情報(データ)をMCS選択部204へ通知する場合を含む。
また、MCS選択部204は、最初にMCSを選択した後、入力されるMCS切替制御信号に基づいて、MCSを再度選択する。再度選択するMCSは、最初に選択したMCSと異なる場合も同じ場合もあり得る。例えば、品質レベルが最低となるMCSへ切り替えることが指定されている場合、最初から伝搬路の品質が悪いサブキャリアでは、MCSが同じなることがあり得る。
MCS切替制御部203は、伝搬路変動情報が所定の閾値より大きい場合に、MCSの切り替えの実施を決定し、MCSを切り替えることを指示するMCS切替制御信号をMCS選択部204へ通知する。また、MCS切替制御信号をプリアンブル生成部111へ出力する。
MCS選択部204は、テーブル205を用いて、所要品質に基づいてMCSを選択し、選択したMCSを特定するMCS制御信号を符号化部101と変調部102に通知する。MCSは、テーブル205を用いて必要な伝搬路品質に基づきレベルが設定されている。高いレベルであるほど通信速度が大きいが必要な伝搬路品質も高く、低いレベルでは通信速度が低くなるが必要な伝搬路品質も低くなるように設定されている。伝搬路変動情報により変動が少ないと判断されればMCSの値を予め定めたMCS切替位置でMCSを切り替えず、変動が大きいと判断されればMCSを切り替えることにする。
MCS制御部103から符号化部101と変調部102に通知されたMCSの情報は、MCSを切り替える場合は前記選択したMCSから予め定めた切り替え方針に基づいて切り替えられたMCSへ、予め定めたMCS切替位置において変更される。予め定めたMCS切替位置は、MCS切替制御部203へ保持されているものとする。予め定めた切替方針は、例えばMCSレベルを1つあるいは複数レベル下げる、あるいはMCSレベルを予め設定したレベル(例えば最低レートなど)に変更するというものである。
一般的に、伝搬路変動が激しい環境では、フレーム単位で適応変調する場合に所要品質を満たすことができない可能性が高い。一方、本実施形態におけるシステムにおいては、伝搬路の変動が速い場合、フレーム内でMCSレベルを下げることにより、フレーム後半での品質の劣化を防ぐことができる。プリアンブル生成部111では、CEが生成される。また、MCS制御部103から通知されたMCS情報からMLIおよびCQIを生成する。このMLIにはデータ前半部のMCSの値が含まれ、COIにはデータ後半部のMCSを前半部と変更するかしないかの情報が含まれる。
なお、図6に示すようなフレーム構成を用いて、このMCSを前半部と後半部で切り替えるかどうかの情報COIを省略することもできる。その場合はMCS切替位置で必ずMCSが切り替えられることとする事で、伝搬路が変動しても対応することが可能となる。この場合、上りでCFIを通知する必要はない。
この場合、MCS制御部103では、一例として次のように動作する。MCS切替制御部203は、変調パラメータを切り替える一送信単位の途中の切替位置を保持しておき、一送信単位が切替位置に到達することを検出し、切替位置を通知する切替制御信号を出力する。また、MCS選択部204は、伝搬路情報を入力し、伝搬路情報に応じて、一つの変調パラメータを選択し、前記切替制御部から入力した切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択する。
次に、移動局120における送受信の過程について説明する。無線受信部121で受信した基地局からの信号は、まずプリアンブル分離部122においてプリアンブルシンボル列とデータシンボル列に分離される。プリアンブルシンボル列のうち、CEは伝搬路推定部123に送られ、COIおよびMLIは復調・復号化のためのMCS制御部124に送られる。データシンボル列は、FFT部125におけるFFT処理により各サブキャリアに割り当てられたシンボル列に変換した後、復調部126および復号化部127において復調および復号され受信データが得られる。このとき、MCS制御部124は、各データシンボルのMCSを復調部126と復号化部127に通知する。
次に、移動局120のMCS制御部124の詳細を説明する。図3は、移動局120内のMCS制御部124の構成例を示す図である。MCS制御部124は、COI判定部301、MLI判定部302、MCS切替制御部303、および、MCS選択部304を備える。
COI判定部301は、プリアンブル分離部122からCOIを入力し、COIからMCS切替情報を判定(抽出・特定)する。MLI判定部302は、プリアンブル分離部122からMLIを入力し、MLIからMCS情報を判定(抽出・特定)する。MCS切替制御部303は、COI判定部301で判定されたMCS切替情報を基にMCS切替の制御を行なう。MCS選択部304は、MCS切替制御部303から通知されたMCS切替制御信号に従ってMLI判定部302から通知されたMCS情報を基にMCSを選択する。
MCS切替制御部303ではCOIに後半でMCSを切り替える指示がされていた場合は、予め定めたMCS切替位置(すなわち、MCSを切り替えるタイミング)でMCSを切り替えることを指示するMCS切替制御信号をMCS選択部304に通知する。MCS選択部304では予め定めた切り替え方針に従ったMCSが出力される。各データシンボルは、MCS制御部124から通知されたMCS制御信号に基づいて復調および復号される。
具体的には、図4の下りフレーム401を用いる場合、予め次のような方針が決まっているものとする。例えば、COIは、MCSの切替の有無を示し、MLI1は、切り替える前のMCSを示す。COIでMCSを切り替えるMCS切替位置は、予めシステムで決まっており、MCS切替制御部303が保持していることを前提とする。COIで切替有りとなっている場合、MCS切替制御部303は、MCS切替位置でMCS切替信号をMCS選択部304へ出力する。MCS選択部304は、MLI1で示されたMCS1からMCS2へ切り替えて出力する。MCS2は、例えば、MCS1より伝送レートを予め決められたレベル下げる(あるいは上げる)MCSや、最低レベルのMCSの様に予め特定されたMCSとなる。
伝搬路推定部123は、CEを基にサブキャリアごとの伝搬路情報(例えば、信号対雑音電力比)を推定する。推定したサブキャリアごとの伝搬路情報はプリアンブル生成部128および伝搬路変動推定部129に通知される。信号対雑音電力比(SRN:Signal−to−Noise Ratio)は、信号の電力と雑音の電力の比である。
伝搬路変動推定部129は、伝搬路推定部123から通知されたサブキャリアごとの伝搬路情報から、現在のフレーム内の伝搬路の時間変動を推定し、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路の時間変動情報(伝搬路変動情報)をプリアンブル生成部128に送る。伝搬路変動情報としては、例えば、フレーム最前部のシンボルにおけるSNRとフレーム最後部のシンボルにおけるSNRの差分がある。
プリアンブル生成部128は、基地局100での伝搬路推定に用いるCEを生成する。また、プリアンブル生成部128は、伝搬路推定部123から送られたサブキャリアごとの伝搬路情報からCQIを生成し、伝搬路変動推定部129から送られた伝搬路変動情報からCFIを生成する。次いで、プリアンブル生成部128は、CEとともにCQI、CFIをプリアンブル多重部130に送る。プリアンブル多重部130では、符号化部132および変調部131において符号化および変調された送信データシンボル列にCEとCQIおよびCFIが多重され、無線送信部133を経て送信される。
次に、移動局120における伝搬路の変動と受信下りフレームのデータシンボル列部分の関係の一例を図7に示す。図7中、データシンボル列705(図中は、データシンボル列をデータと記している。以下同様)は、MCSを切り替えない場合(従来方式)を示し、データシンボル列706は、フレーム内でMCSを切り替える場合(本実施形態)を示している。図7の実際の伝搬路のSNR1001に示すように、伝搬路の状態(SNRは、伝搬路の状態の一例として示している)はフレーム内においても刻々と変動する。従来方式では、1フレームにおけるデータシンボル列705のMCSは1種類のみを使用し、フレームの途中でMCSを切り替えることはできなかった。このため、従来方式のフレームでは、基地局での下りフレーム送信開始時に移動局における受信SNR推定値702を基に選択したMCS1のみでデータシンボル列705全体を伝送する。従って、図7に示したようなフレーム内での大きな伝搬路変動が実際の伝搬路のSNR701に示すように生じ、フレーム途中からMCS1では所要品質を満たすことができない状態となってしまった場合、誤り率増加等の通信品質の劣化を引き起こしていた。
本実施形態では、伝搬路の状況に応じてフレーム途中におけるMCSの切り替えが可能となる。このため、図7に示したような伝搬路変動707が生じた場合でもフレーム全体において所要品質を満たすようなMCSでの伝送が可能となる。すなわち、データシンボル列706の前半部は、MCS1を使用し、データシンボル列706の後半部は、MCS2を使用する。従って、フレーム内の伝搬路変動による品質の劣化を抑えることができる。
また、伝搬路が大きく劣化する可能性があると推定された場合に、基地局100は、フレームの途中からシンボルを送信しないようにすると送信電力を抑えることができる。あるいは、データシンボル列706の後半部にデータシンボル列706の前半部と同じ情報を送信することにより、ビット誤り率を改善することができる。
このように、本実施形態によれば、データシンボル列へ使用するMCSをフレームの途中で切り替えることが可能になる。これにより、伝搬路状況の変動に応じたMCSを選択することが可能になり、フレーム全体において、所要品質を満たすようなMCSを使用してデータシンボル列を変調・符号化して伝送することが可能になる。従って、フレーム内の伝搬路変動に伴うデータ伝送の品質の劣化を抑制することができる。特に、伝搬路状況が低下に伴うデータ伝送品質の劣化を抑えることが可能となる。また、MCSを切り替える位置や切り替えるMCSを選択する手順を予め定めておくことにより、制御情報によって通知する情報量を削減(抑制)することができる。
なお、本実施形態では、移動局120に伝搬路変動推定部129を設置する構成例を用いて説明したがこれに限られるわけではない。伝搬路変動推定は、上りフレームで通知されるCQIに基づいて行う伝搬路変動推定部129を基地局100に設け、上りフレームにはCFIを含まず、移動局120の伝搬路変動推定部129は不要とする構成としても良い。
また、図2にMCSの構成例は、一例であり、CFI判定部201とMCS切替制御部203とから構成される切替制御部と、CQI判定部202とMCS選択部204とから構成される選択部という構成であってもよい。また、本実施形態では、伝搬路変動情報を用いて切替制御を実施したが、送信先通信機の移動速度を示す移動速度情報を用いてMCSの切替を制御してもよい。伝搬路変動情報または移動速度情報を用いる場合、前記切替制御部は、伝搬路変動情報と移動速度情報との少なくともいずれか一方を切替判定情報として入力し、切替判定情報に基づいて、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定し、変調パラメータを切り替えるタイミングで切替制御信号を出力する。また、前記選択部は、伝搬路情報を入力して伝搬路情報に応じて一の変調パラメータを選択して出力し、切替制御部から切替制御信号を入力したタイミングで、一の変調パラメータと異なる変調パラメータを選択して出力する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、切り替え後のMCSを指定する場合について説明する。本実施形態のシステム全体のブロック構成は図1と同様であるが、移動局内のMCS制御部124の内部構成が第1の実施形態と異なる。第2の実施形態に係るOFDMシステムにおける移動局内のMCS制御部124の内部構成を図8に示す。また、図9に下りフレーム構成例を示す。本実施形態におけるシステムは、伝搬路変動が激しい環境では1フレーム内で1回または複数回MCSレベルを下げることにより、品質の劣化を防ぐ態様である。また、伝搬路変動が改善の方向にあり、フレーム途中から、より高いMCSレベルでも所要品質を満たすことができるようになることが推定される場合、1フレーム内で1回または複数回MCSレベルを上げることにより、伝送速度を向上させる態様である。
以下では、図8に示す移動局120内のMCS制御部124のブロック図および図9に示す上りフレーム901の構成例をもとに本実施形態について説明する。基地局100では、移動局120から通知されたCQIとCFIに基づいて、伝搬路変動推定値に応じて1つまたは複数個のMCSでデータを符号化および変調する。また、選択した1つまたは複数個のMCS情報を含む1つまたは複数個のMLIを図9に示すように多重する。図9に示す下りフレーム901は、MLI1にMCS1を格納し、MLI2にMCS2を格納する。MLI2は、MCS2そのものを特定する情報でなく、MLI1に格納したMCS1との関係(例えばレベルの差)によって、MCS2を特定する情報を格納してもよい。
移動局120では、CQI判定部801およびMLI判定部802でCOIおよびMLIがそれぞれ判定される。MCS切替制御部803では、COI判定部801で判定されたMCS切替情報を基にMCS切替の制御を行なう。MCS選択部804ではMLI判定部から通知された後続のMCS情報をMCS記憶部805に記憶し、MCS切替制御部803から通知されたMCS切替制御信号に従ってMCS記憶部805からMCS情報を取り出して、MCS制御情報を復調部126と復号化部127に通知する。
例えば、COIが切替の有無を示す場合、MCS切替制御部803は、予め決められた切替位置でMCS切替制御信号をMCS選択部804へ出力する。また、COIが切替位置を示す場合、MCS切替制御部803は、COIで示される切替位置でMCS切替制御信号をMCS選択部804へ出力する。MCS選択部804は、まず、MLI2によって特定されるMCS2をMCS記憶部805へ記憶する。MCS選択部804は、MCS1を出力し、次いで、MCS切替制御信号が入力されたときに、MCS記憶部805へ記憶したMCS2を出力する。
本実施形態では、伝搬路変動の推定とそれに基づいたフレーム途中におけるMCSの切り替えが可能となる。このため、図7に示したような伝搬路変動が生じた場合でもフレーム全体において所要品質を満たすようなMCSでの伝送が可能となり、フレーム内の伝搬路変動による品質の劣化を抑えることができる。また、伝搬路が大きく劣化する可能性があると推定された場合に、フレームの途中からシンボルを送信しないようにすると送信電力を抑えることができる。あるいは、フレームの後半部にフレーム前半部と同じ情報を送信することにより、ビット誤り率を改善することができる。
また、移動局における伝搬路の変動と受信下りフレームのデータシンボル列部分の関係の他の例を図10に示す。図10では、実際の伝搬路のSNR1001に示すように伝搬路状況は向上している。図10においては、データシンボル列1005にMCS1を使用する従来の方式でもフレーム全体において所要の品質(MCS1の所要SNR1003)を満たせるため品質の劣化はない。しかし本実施形態ではさらに、複数個のMLIを通知することにより、図10に示したような伝搬路変動1007が生じた場合にフレーム途中で高いMCSレベルへ切り替えることが可能となり、伝送速度を向上させることができる。データシンボル列1006は、前半部分にMCS1を使用し、後半部分にMCS2を使用しており、いずれでも所要品質を満たす上、後半部分では、MCS1より伝送レートの高いMCS2を使用することにより、高速化も実現していることになる。
この場合、送信単位における伝搬路推定値(伝搬路情報)および伝搬路変動推定値(伝搬路変動情報)は、図11に示すように過去の複数の伝搬路情報を外挿することにより求めてもよい。
このように、本実施形態によれば、データシンボル列へ使用するMCSをフレームの途中で所望のMCSへ切り替えることが可能になる。これにより、伝搬路状況の変動に応じたMCSを柔軟に選択することが可能になり、フレーム全体において、所要品質を満たすようなMCSを使用してデータシンボル列を変調・符号化して伝送することが可能になる。従って、フレーム内の伝搬路変動に伴うデータ伝送の品質の劣化を抑制するとともに、伝搬路状況に対応して伝送効率を向上させることもできる。
なお、図9では、二つのMLIを制御情報に含める場合を説明したが、二つのMLIに限られることはない。三つ以上のMLIを制御情報として含めることは可能である。この場合、MCS選択部804は、MCS記憶部805に複数のMCSを記憶することになる。また、COIは、切り替える位置を指定する場合、切り替えるデータシンボル列の長さを指定することにより、COIで指定するデータシンボル列の長さ毎にMCSを切り替えるようにしてもよい。例えば、長さm(mは正の整数)毎にMCSを切り替えるようにできる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、MCS切り替え位置にMLIを挿入する場合について説明する。第2の実施形態では下りフレーム内に複数含まれるMLIがフレーム先頭に配置されていたため、受信時に後続のMCSが変更されるデータ部を正常に復調するためにMCS制御部124は全てのMLIを一度に記憶する必要がある。また、復調した全てのMCS情報を記憶しておく必要がある。このため、第2の実施形態では、図8に示すようにMCS記憶部805を設けた。
しかし、一度に使用するMLIは一つずつであるため、このMLIやMCS情報を蓄積するメモリの利用効率は高いとは言えない。このため、フレーム構成を図12のように変更する。図12は、本実施形態の下りフレーム1201の構成の一例と示す図である。MLIはプリアンブル部と、その後の一定長のデータ部毎に配置されるものとする。受信時は最初のMLI1を使用してデータ部(MCS1)を復調し、その後に配置されているMLI2を受信し、その内容に従ってデータ部(MCS2)を復調するという作業を繰り返す。これによりMLIを記憶するためのメモリは1つで済むようになり、利用効率が向上する。
このように、本実施形態では、フレーム内でMCSを切り替えるデータシンボル列の位置へMLIを配置することにより、メモリの利用効率を向上させることができる。
(第4の実施形態)
第4実施形態では、伝搬路変動情報シンボルCFIの詳細を示す。第1の実施形態においては、全帯域での伝搬路の時間あたりの変動量が必要となる。マルチキャリア通信の場合、パイロットキャリアと呼ばれる送受信間で既知のデータがシンボル毎に挿入されるケースが殆どである。従って、このパイロットキャリアの受信電力を観測すれば、時間あたりの電力の変動量を見積もる事が可能となる。また、パイロットキャリアが使用されないケースも考えられる。この場合は、各シンボルにおいて一定振幅のキャリアをパイロットキャリアと同様に扱う事により、時間あたりの電力の変動量を見積もる事が可能となる。
図13は、本機能を明確に示した移動機1300の受信ブロック図である。図13において1301がキャリア選択部、1302が電力変動観測部である。図1と同じ符号を付した構成要素は、図1と同様の機能を有するため説明を省略する。キャリア選択部1301はシステムにパイロットキャリアが使用されている場合は、パイロットキャリアを選択し、そうでない場合は振幅一定のキャリアを選択する機能を持つブロックである。電力変動観測部1302は、キャリア選択部1301が選択したキャリアを入力し、キャリアの受信電力を測定する。
電力変動観測部1302において、観測された受信電力の時間変動は、プリアンブル生成部128へ渡され、プリアンブル生成部128は、CFIとして制御情報へ組み込む、このようにして制御情報に組み込まれたCFIとして基地局100に通知される。
また、第1の実施形態のMCSの選択方法がMCSレベルを下げるという規則の場合は、伝搬路変動が激しいか否かをCFIで通知すれば十分である。この場合は、移動機の移動速度を検出するブロックを設けて、移動速度が速い場合はMCSを変化させるように要求すればよい。また、移動速度に応じてMCSの変化の回数を決めることも可能となる。基地局は、伝搬路変動情報の替わりに、移動局の移動速度を、伝搬路変動を推定する判定情報として用いてもよい。
第2の実施形態ではCFIとしてサブキャリア毎の伝搬路の時間あたりの変動量が必要となる。このためにはパイロットキャリアを全周波数にわたり配置する必要がある。従ってパイロットの位置をシンボル単位で変更し(いわゆるスキャッタードパイロット方式にする)、パ
イロットキャリアが出現するシンボル単位で各サブキャリアでの伝搬路変動を推定する。
このように、本実施形態によれば、パイロットキャリア若しくはパイロットキャリアに相当するキャリアによって測定可能となる受信電力を用いて伝搬路変動を推定することができる。
(第5の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態のMCSの選択方法がMCSレベルを下げるという規則の場合において、移動局から基地局にCFIを通知することなく、基地局において上り受信信号から移動局の移動速度を推定し、MCSの切替制御を行う場合の実施形態について説明する。
図14は、本実施形態のOFDMシステムの構成例を示す図である。また、図15は、本実施形態に係る基地局1400内のMCS制御部1402の構成例を示す図である。図14に示す基地局1400は、上りフレームのCEあるいはデータシンボル列またはその両方から移動局1410の移動速度を示す移動速度情報(例えばドップラー周波数)を推定するドップラー周波数推定部1401を設けて、移動速度が速い場合はMCSを変化させるような制御を行う。また、MCS制御部1402は、図15に示す構成を採る。また、移動局1410は、伝搬路変動推定部129を備えていない。また、プリアンブル生成部1411は、伝搬路変動情報CFIを用いることなく制御情報を生成する。図16に、本実施形態の下りフレーム構成例を示す。プリアンブル生成部1411は、CEとCQIとを制御情報として生成する。なお、図14中、図1と同じ符号を付した構成要素は、図1と同様の機能を有するため説明を省略する。
図15に示すMCS切替制御部1501は、ドップラー周波数を入力し、ドップラー周波数に基づいて、MCSの切り替えを制御する。MCS切替制御部1501は、CFIの替わりにドップラー周波数を用いる点を除いて、その他の機能は図2に示したMCS切替制御部1501と同様である。また、図2に示したCFI判定部201、MCS切替制御部203を除いた構成要素は同様であるため説明を省略する。
ドップラー周波数推定部1401を設けることにより、MCS切替制御部1501は、移動局1410の移動速度に応じてMCSの変化の回数を決めることも可能となる。
この実施形態においては、図14および図15に示すように移動局1410に伝搬路変動推定ブロック(図1では、伝搬路変動推定部129)を設けなくてもよいため、移動局1410における処理を軽減することができる。また、図16に示すように、上りフレーム1601においてCFIを通知する必要がないため、上りフレーム効率を向上させることができる。
このように、本実施形態では、基地局が移動局の移動速度情報を用いて伝搬路の変動を推定することができる。これにより、移動局側の伝搬路変動の推定をする負荷を削減するとともに、移動局の移動速度に応じて、MCSの切り替え回数を基地局側で制御することができる。
なお、本実施形態では、MCS制御部1402を図15の構成例を用いて説明したが、MCS制御部1402は、図2と同様の構成例を備え、切り替えを制御する基準となる判定情報がCFIと移動速度情報とのいずれであってもMCS切替を制御する機能を有するようにしてもよい。この場合、CFI判定部201は、CFIと移動速度情報とのいずれが判定情報として入力されたかを判定し、MCS切替制御部203へ通知する。MCS切替制御部203は、通知された判定情報の種別に基づいて、CFIに基づく切替制御か、移動速度情報に基づく切替制御かを選択して、MCSを切り替える制御を実施する。
さらに、MCS制御部1402は、CFIと移動速度情報と少なくとも一方、あるいは、両方を用いてMCS切替を制御することも可能である。MCS切替制御部203は、CFIと移動速度情報との両方に基づいて、MCSを切り替えるかを判断することも可能である。例えば、CFIの閾値と移動速度との閾値とを設定し、CFIと移動速度との少なくとも一方が閾値を超えた場合にMCSを切り替えるという制御が可能である。
また、移動速度情報の一例として用いるドップラー周波数を所定の閾値と比較することにより、伝搬路変動の大小を判定することができる。また、ドップラー周波数と適応変調周期との積を所定の閾値と比較して、伝搬路変動の大小を判定することも可能である。適応変調周期は、変調パラメータを選択する周期である。
(第6の実施形態)
本実施形態では、MLIにおけるMCSの指定方法の他の態様、例えば、2個目以降のMCSを差分で指定する場合を示す。
図9あるいは図12に示したように第2の実施形態および第3の実施形態においては、MCSの切替回数に応じて下りフレームに含まれるMLIの個数が増加するため、切替回数が多くなりすぎるとフレーム効率が低下してしまう。例えば、100本のサブキャリアにデータを乗せ、サブキャリア毎に8種類のMCSから選択するようなシステムの場合、1つのMLIで最低300ビット必要である。
本実施形態では、2つ目以降のMLIでは、直前のデータシンボル列におけるMCSに対する差分情報のみを通知するように変更する。この変更により、MLIの個数の増加に伴う下りフレーム効率の低下を抑えることができる。例えば差分情報を「1レベル上げる」「レベルを変えない」「1レベル下げる」の3種類としたとき、前記サブキャリア毎に8種類のMCSから選択するようなシステムにおいて、1つのMLIに必要なビット数を200ビットに縮小することができる。
また、複数のMCSを特定したい場合、MLI2にMCS1との相対的なレベルの違いを指定することも可能であり、MCSを切り替えるたびに、MLI2で指定するレベルを変化させるようにしてもよい。例えば、MLI2に(−1)と指定してある場合、MCSを切り替えるごとに、MCS1より一つずつレベルを下げたMCSを使用し、MCSが最低レベルになった段階で最低レベルのMCSを使用するようにしてもよい。また、MLI2に0(零)を指定することにより、MCS1を変化させないという指定をすることも可能となる。
このように、本実施形態によれば、MLIに使用するビット数を削減することができる。これにより、フレームに含まれるMLIの情報量を抑制することが可能になる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、端末から基地局にMCSを要求する態様を示す。基地局では、図2に示したMCS制御部103に替えて、図17に示すMCS制御部1700を用いる。図17は、本実施形態における基地局内のMCS制御部1700の内部構成を示す。また、移動局では、図1に示した伝搬路変動推定部129並びにプリアンブル生成部128の機能が第1の実施形態とは異なる。本実施形態のOFDMシステムの構成は、図1と同様の構成例を用いる。以下に説明する。
移動局では、伝搬路推定および伝搬路変動推定を行い、MCSおよびMCSを切り替えるかどうか、変更後のMCS、MCSを切り替える位置のうち少なくとも一つを決定し、図18に示すようにMLIおよびCOI、変更後のMLIのうち少なくとも一つを基地局に通知する。移動局の伝搬路変動推定部において、伝搬路状況を推定した伝搬路情報並びに伝搬路変動を推定した伝搬路変動情報を用いて、始めに使用するMCSおよびMCSを切り替えるかどうか、変更後のMCS、MCSを切り替える位置のうち少なくとも一つを決定する。プリアンブル生成部は、伝搬路変動推定部が決定した情報を用いて、COIとMLIとを含む制御情報を作成する。図18の例では、MLIを一つ示しているが、変更後のMCSを決定し、MLI2として基地局に通知する場合は、上りフレーム1801へMLI2を追加する。
基地局では、移動局から要求されたMCSでデータを符号化および変調し、移動局に送信する。MCS制御部1700の具体的な動作は、プリアンブル分離部108からCOIをCOI判定部1701へ入力し、MLIをMLI判定部へ入力する。COI判定部1701は、COIを判定(抽出・特定)し、MCS切替制御部1703へ出力し、MCS切替制御部1703は、判定したCOIに基づいて、MCS切替制御を行なうため、MCSを切り替えるタイミングでMCS切替制御信号をMCS選択部1704へ出力する。MLI判定部1702は、MLIを判定(抽出・特定)し、MCS選択部1704へ出力する。MCS選択部1704は、判定されたMLIに基づいて、MCSを選択し、MCS切替制御信号が入力されたタイミングで、切り替えるMCSを選択し、出力する。
基地局から移動局へ通知する下り制御情報としてMLIあるいはCOIを多重してもよいし、端末で記憶しておいた制御情報を基にして復調および復号化する場合は、制御情報を多重しなくてもよい。下り制御情報を多重する場合は、MLIあるいはCOIの信頼性が向上する。また、基地局において移動局からの要求と異なるMCSあるいはMCS切替位置などを選択することができる。この場合は、下り制御情報として、CE、COI、MLIが含まれる。下り制御情報を多重しない場合は、下り通信効率が向上する。この場合は、下り制御情報として、CEが含まれ、COI、MLIは含まれないことになる。
移動局がMCSおよびMCSを切り替えるかどうか、変更後のMCS、MCSを切り替える位置のうち少なくとも一つを決定した場合、決定していない要素については、基地局において決定する、あるいは、予めシステム内で取り決められている値を用いることになる。
このように、本実施形態によれば、移動局からMCSの切替または切り替えるMCSを通知することができる。これにより、移動局が所望のMCSを基地局へ要求することができる。
なお、本実施形態では、図17に示すMCS制御部1700を図2に示すMCS制御部103に替えて用いる場合を説明した。しかしながら、MCS制御部は、CFIまたはCOI、並びに、CQIまたはMLIの入力を受け付けるようにしてもよい。例えば、MCS切替制御の機能(切替制御部)として、CFIまたはCOIを入力して判定する切替判定部と、判定結果を入力してMCS切替を制御するMCS切替制御部とを有し、MCS選択の機能(選択部)として、CQIまたはMLIを入力して判定する選択判定部と、判定結果を入力してMCSを選択するMCS選択部とを有する構成を備えるMCS制御部であってもよい。
なお、上記各実施形態において、マルチキャリア通信方式を用いる無線通信システムで適応制御変調装置を用いる場合、MCS選択部は、複数のサブキャリア毎(複数のサブキャリアのブロック毎、あるいは、グループ化したサブキャリア毎)に変調パラメータを選択することもできる。これにより、複数のサブキャリア毎に伝搬路情報、伝搬路変動情報、あるいは、移動速度情報を用いてMCSの切替を判断することが可能になる。このため、基地局と移動局とで送受信する制御情報量、あるいは、変調パラメータを切り替える処理にかかわる処理量を抑制することが可能になる。
第1の実施形態に係るOFDMシステムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る基地局内のMCS制御部の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る移動局内のMCS制御部の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る下りフレーム構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る上りフレーム構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る上りフレーム構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る伝搬路変動に応じたMCS切り替えの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る移動局内のMCS制御部の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る下りフレーム構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る伝搬路変動に応じたMCS切り替えの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る伝搬路変動推定方法の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る下りフレーム構成例を示す図である。 第4の実施形態に係る移動局の構成例を示す図である。 第5の実施形態に係るOFDMシステムの構成例を示す図である。 第5の実施形態に係る基地局内のMCS制御部の構成例を示す図である。 第5の実施形態に係る下りフレーム構成例を示す図である。 第7の実施形態に係る基地局内のMCS制御部の構成例を示す図である。 第7の実施形態に係る下りフレーム構成例を示す図である。 一般的な適応変調システムにおけるMCSの選択例を示す図である。 従来の適応変調システムにおけるシステム構成を示す図である。 従来の適応変調システムにおけるfd推定部の構成を示す図である。 従来の変調方式選択に用いるテーブルを示す図である。 外挿による伝搬路推定方法を示す図である。 従来の適応変調システムにおけるMCSの選択例を示す図である。
符号の説明
100 基地局
101 符号化部
102 変調部
103、1402 MCS制御部
104 IFFT(逆高速フーリエ変換)部
105 プリアンブル多重部
106 無線送信部
107 無線受信部
108 プリアンブル分離部
109 復調部
110 復号化部
111 プリアンブル生成部
120 移動局
121 無線受信部
122 プリアンブル分離部
123 伝搬路推定部
124 MCS制御部
125 FFT(高速フーリエ変換)部
126 復調部
127 復号化部
128、1411 プリアンブル生成部
129 伝搬路変動推定部
130 プリアンブル多重部
131 変調部
132 符号化部
133 無線送信部
201 CFI判定部
202 CQI判定部
203、1501 MCS切替制御部
204 MCS選択部
205 MCSテーブル
301、801 COI判定部
302、802MLI判定部
303、803 MCS切替制御部
304、804 MCS選択部
805 MCS記憶部
1301 キャリア選択部
1302 電力変動観測部
1401 ドップラー周波数推定部

Claims (32)

  1. 変調方式または符号化率の少なくとも一方から定められる複数の変調パラメータからいずれか一つの変調パラメータを選択する適応変調制御装置であって、
    一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定し、変調パラメータを切り替えるための切替制御信号を出力する切替制御部と、
    一つの変調パラメータを選択し、さらに前記切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択する選択部と、
    を備えることを特徴とする適応変調制御装置。
  2. 前記切替制御部は、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報または送信先通信機の移動速度を示す移動速度情報の少なくとも一方を切替判定情報として入力し、前記切替判定情報に基づいて、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定することを特徴とする請求項1に記載の適応変調制御装置。
  3. 前記選択部は、伝搬路情報を入力し、前記伝搬路情報に応じて変調パラメータを選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の適応変調制御装置。
  4. 前記選択部は、変調パラメータ情報を入力し、前記変調パラメータ情報に応じて変調パラメータを選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の適応変調制御装置。
  5. 前記適応変調制御装置は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、
    前記選択部は、一つあるいは複数のサブキャリア単位で変調パラメータを選択することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の適応変調制御装置。
  6. 前記適応変調制御装置は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、
    前記切替制御部は、一つあるいは複数のサブキャリア単位で、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の適応変調制御装置。
  7. 前記選択部は、前記一つの変調パラメータに比べ、低い伝送レートと同じ伝送レートとのいずれかの変調パラメータを選択することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の適応変調制御装置。
  8. 前記切替制御信号を入力し、前記切替制御信号に示される切替情報を含むシンボルを生成する生成部を、更に備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の適応変調制御装置。
  9. 前記切替情報は、変調パラメータを切り替えるか否かの指示の情報を含むことを特徴とする請求項8記載の適応変調制御装置。
  10. 前記切替情報は、変調パラメータを切り替える一つ以上の位置の情報を含むことを特徴とする請求項8または請求項9記載の適応変調制御装置。
  11. 前記切替情報は、切り替える変調パラメータを一つ以上指定する情報を含むことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかに記載の適応変調制御装置。
  12. 前記生成部は、前記切り替える変調パラメータの情報を、一送信単位内の変調パラメータ切り替え開始位置への挿入を指示することを特徴とする請求項11記載の適応変調制御装置。
  13. 前記切替制御部は、変調パラメータを切り替える位置を保持し、前記一送信単位が前記位置に到達することを検出し、前記位置を通知する切替制御信号を出力し、
    前記選択部は、前記切替制御信号に基づいて、予め定めた選択手順で再度変調パラメータを選択することを特徴とする請求項9記載の適応変調制御装置。
  14. 前記選択部は、前記切替制御信号に基づいて、予め定めた選択手順で再度変調パラメータを選択することを特徴とする請求項10記載の適応変調制御装置。
  15. 前記切替制御部は、変調パラメータを切り替える位置を保持し、前記一送信単位が前記位置に到達することを検出し、前記位置を通知する切替制御信号を出力することを特徴とする請求項11記載の適応変調制御装置。
  16. 前記生成部は、前記切り替える変調パラメータを一つ以上指定する情報を、切り替える直前の変調パラメータとの差分情報とすることを特徴とする請求項11記載の適応変調制御装置。
  17. 前記生成部は、前記差分情報を、切り替える直前の変調パラメータと比べ、変調パラメータの相対的なレベルの度合いを指定することを特徴とする請求項11記載の適応変調制御装置。
  18. 前記選択部は、前記再度選択する変調パラメータとして、予め定める変調パラメータを選択することを特徴とする請求項1から請求項9、請求項13、請求項14のいずれかに記載の適応変調制御装置。
  19. 前記選択部は、予め定める変調パラメータとして、最低レートの変調パラメータを選択することを特徴とする請求項18記載の適応変調制御装置。
  20. 前記生成部は、変調パラメータを切り替える一つ以上の位置の情報を、それぞれの変調パラメータで伝送するデータ長とすることを特徴とする請求項10記載の適応変調制御装置。
  21. 前記切替制御部は、前記切替判定情報としてドップラー周波数を指標とすることを特徴とする請求項1から請求項20のいずれかに記載の適応変調制御装置。
  22. 前記切替制御部は、前記ドップラー周波数が、予め設定した閾値より大きい場合に、変調パラメータを切り替えることを特徴とする請求項21記載の適応変調制御装置。
  23. 前記切替制御部は、適応変調周期を入力し、前記ドップラー周波数と前記適応変調周期との積が、予め設定した閾値より大きい場合に、変調パラメータを切り替えることを特徴とする請求項21記載の適応変調制御装置。
  24. 変調方式または符号化率の少なくとも一方から定められる複数の変調パラメータからいずれか一つの変調パラメータを選択する適応変調制御装置であって、
    変調パラメータを切り替える一送信単位の途中の位置を保持し、前記一送信単位が前記位置に到達することを検出し、前記位置を通知する切替制御信号を出力する切替制御部と、
    伝搬路情報を入力し、前記伝搬路情報に応じて、一つの変調パラメータを選択し、前記切替制御部から入力した切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択する選択部と、を備えることを特徴とする適応変調制御装置。
  25. 送信側装置から、伝搬路状態の推定結果を示す伝搬路情報と、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報と、変調パラメータを示す変調パラメータ情報との少なくともいずれか一つを受信する受信部と、
    請求項1から請求項23のいずれかに記載の適応変調制御装置と、
    前記適応変調制御装置から出力される変調パラメータを用いて変調したデータを送信する送信部と、を備えることを特徴とする無線通信装置。
  26. 請求項25記載の無線通信装置と通信を行う第二無線通信装置であって、
    伝搬路状態の推定結果を示す伝搬路情報と、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報と、変調パラメータを示す変調パラメータ情報との少なくともいずれか一つを送信する送信部と、
    前記無線通信装置に備えられた適応変調制御装置から出力される変調パラメータを用いて変調された信号を受信する受信部と、を備えることを特徴とする第二無線通信装置。
  27. 伝搬路状態を推定する伝搬路推定部と、
    伝搬路変動を推定する伝搬路変動推定部と、
    請求項1から請求項23のいずれかに記載の適応変調制御装置と、
    前記適応変調制御装置から出力される変調パラメータを受信側装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする無線通信装置。
  28. 変調方式または符号化率の少なくとも一方から定められる複数の変調パラメータからいずれか一つの変調パラメータを選択する適応変調制御方法であって、
    一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定し、変調パラメータを切り替えるための切替制御信号を出力する切替ステップと、
    一つの変調パラメータを選択し、さらに前記切替制御信号に基づいて、再度変調パラメータを選択する選択ステップと、
    を備えることを特徴とする適応変調制御方法。
  29. 前記切替ステップは、伝搬路変動の推定結果を示す伝搬路変動情報または送信先通信機の移動速度を示す移動速度情報の少なくとも一方を切替判定情報として入力し、前記切替判定情報に基づいて、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定することを特徴とする請求項28に記載の適応変調制御方法。
  30. 前記選択ステップは、伝搬路情報を入力して前記伝搬路情報に応じて変調パラメータを選択することを特徴とする請求項28または請求項29に記載の適応変調制御方法。
  31. 前記適応変調制御方法は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、
    前記選択ステップは、一つあるいは複数のサブキャリア単位で変調パラメータを選択することを特徴とする請求項28から請求項30のいずれかに記載の適応変調制御方法。
  32. 前記適応変調制御方法は、マルチキャリア通信方式で無線通信を行なう無線通信装置に用いられ、
    前記切替ステップは、一つあるいは複数のサブキャリア単位で、一送信単位の途中で変調パラメータを切り替えることを判定するステップであることを特徴とする請求項28から請求項31のいずれかに記載の適応変調制御方法。
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