JP2007035887A - 電子部品およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状の電子部品素体に挿通されるリード線の変形を抑制、防止することが可能な、信頼性の高い電子部品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】筒状の電子部品素体1と、電子部品素子1の貫通孔2に挿通されたリード線5を備えた電子部品において、リード線5を、直線状部分7(7a,7b)と、直線状部分の間に形成された、両側の直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分6とを備えた構成とし、凸状部分および凸状部分の両側の直線状部分を電子部品素体の貫通孔内に位置させて、凸状部分の最も突出した部分6aが電子部品素体の貫通孔の内周面2aに接し、かつ、凸状部分の両側の直線状部分が貫通孔の内周面に平行で、内周面に接するようにして、リード線の、凸状部分(曲げ加工部分)の両側の直線状部分が変形することを抑制、防止する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、電子部品およびその製造方法に関し、詳しくは、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線が挿通された構造を有する電子部品およびその製造方法に関する。
従来の電子部品として、図8に示すようなインダクタンス部品が知られている。
このインダクタンス部品は、フェライトからなる電子部品素体51の貫通孔52に、山53と谷54が繰り返されるようなジグザグ形状に曲げ加工された曲げ加工部分56と、その両側の直線状部分57(57a,57b)とを有するリード線55が、山53と谷54が貫通孔52の内周面52aに接するように圧入された構造を有している。
しかし、従来の電子部品においては、リード線55が圧入され、変形することに起因して、リード線55の曲げ加工部分56の両側の直線状部分57(57a,57b)が、図9に示すように変形してしまう(筒状の電子部品素体51の軸方向に平行でない状態になってしまう)という問題点がある。
このような問題点を解消するために、電子部品素体51の貫通孔52に圧入した後の状態において、図8に示すように、リード線55の曲げ加工部分56の両側の直線状部分57が真っ直ぐに保たれるように、圧入する前の段階では、図10に示すように、リード線55の曲げ加工部分56の両側の直線状部分57(57a,57b)を曲がった状態(筒状の電子部品素体51の軸方向に平行でない状態)にしておくようにした電子部品の製造方法が提案されている(特許文献1)。なお、図10は、リード線55の曲げ加工部分56の両側の直線状部分57のうち、左側の直線状部分57(57a)は電子部品素体51の貫通孔52に圧入されて変形し、筒状の電子部品素体51の軸方向に平行な状態(曲がりのない状態)になっており、右側の直線状部分57(57b)は、電子部品素体51の貫通孔52に圧入されておらず、曲がった状態(筒状の電子部品素体51の軸方向に平行でない状態)のままの電子部品を示している。
しかしながら、この電子部品においては、リード線55の曲げ加工部分56の両側の直線状部分57が電子部品素体51の貫通孔の内周面に接しておらず、宙に浮いた状態で不安定であるため、曲がり(変形)が生じやすいという問題点がある。
また、この電子部品の製造方法の場合、リード線55を電子部品素体の貫通孔52の内周面52aに接着、固定するにあたって、図11に示すように、接着剤58を曲げ加工部分56の先端部(すなわち、山53の最も高いところか、谷54の最も深い(低い)ところに塗布することが必要になり、接着剤58の付着量や付着態様にばらつきが生じ、図12に示すように、リード線55を電子部品素体51の貫通孔52に圧入した場合に、電子部品素体51の貫通孔52の内周面52aとリード線55との接触状態などが変動し、リード線55の曲げ加工部分56の両側の直線状部分57をまっすぐな状態に保つことが困難になり、リード線55の曲げ加工部分56の両側の直線状部分57に曲がりが生じ、筒状の電子部品素体51の軸方向に平行でない状態になるという問題点がある。
特開昭61−188918号公報
本願発明は、上記課題を解決するものであり、筒状の電子部品素体に挿通されるリード線が、曲げ加工部分の両側の直線状部分で変形することを抑制、防止することが可能な、信頼性の高い電子部品およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明(請求項1)の電子部品は、
(a)筒状の電子部品素体と、
(b)前記筒状の電子部品素体の貫通孔に挿通されたリード線であって、直線状部分と、前記直線状部分の間に形成された、両側の前記直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分とを備え、前記凸状部分および前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記電子部品素体の貫通孔内に位置しているとともに、前記凸状部分の最も突出した部分が前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接し、かつ、前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記貫通孔の内周面に平行で、前記内周面に接しているリード線と
を具備することを特徴としている。
また、請求項2の電子部品は、請求項1の発明の構成において、前記リード線が前記電子部品素体の貫通孔内に圧入され、前記凸状部分の最も突出した部分および前記凸状部分の両側の前記直線状部分が弾性力により付勢された状態で前記貫通孔の内周面に接していることを特徴としている。
また、請求項3の電子部品は、請求項1または2の発明において、前記リード線が接着剤により、前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接着、固定されていることを特徴としている。
また、請求項4の電子部品は、請求項3の発明の構成において、前記リード線の、前記直線状部分のうち、前記凸状部分に隣接する部分が接着剤により前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接着、固定されていることを特徴としている。
また、本願発明(請求項5)の電子部品の製造方法は、
筒状の電子部品素体を用意する工程と、
直線状部分と、前記直線状部分の間に形成された、両側の前記直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分とを備えたリード線を用意する工程と、
前記リード線を前記電子部品素体の貫通孔に挿通させて、前記凸状部分および前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記電子部品素体の貫通孔内に位置し、前記凸状部分の最も突出した部分が前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接し、かつ、前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記貫通孔の内周面に平行で、前記内周面に接するようにする工程と
を具備することを特徴としている。
また、請求項6の電子部品の製造方法は、請求項5の発明の構成において、前記リード線を前記電子部品素子の貫通孔に挿通させる前に、前記リード線の前記直線状部分のうち、前記凸状部分に近い領域に接着剤を塗布する工程をさらに具備していることを特徴としている。
本願発明(請求項1)の電子部品は、筒状の電子部品素体と、筒状の電子部品素体の貫通孔に挿通されたリード線とを備えており、リード線は、直線状部分と、直線状部分の間に形成された、両側の直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分とを備え、凸状部分および凸状部分の両側の直線状部分が電子部品素体の貫通孔内に位置しており、凸状部分の最も突出した部分が電子部品素体の貫通孔の内周面に接し、かつ、凸状部分の両側の直線状部分が貫通孔の内周面に平行で、内周面に接するように構成されているので、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線が挿通された構造を有する電子部品において、リード線が、凸状部分(曲げ加工部分)の両側の直線状部分で変形することを抑制、防止することが可能になる。
すなわち、リード線の構造を「直線状部分と、直線状部分の間に形成された、両側の直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分」とを備えた構造としているので、凸状部分の最も突出した部分を電子部品素体の貫通孔の内周面に当接させるとともに、凸状部分の両側の直線状部分を、貫通孔の内周面に平行で、内周面に当接した状態(宙に浮いていない状態)とすることが可能になり、形状安定性(形状拘束性)を向上させて、凸状部分(曲げ加工部分)の両側の直線状部分の変形を抑制、防止することが可能になる。
また、請求項2の電子部品のように、請求項1の発明の構成において、リード線を電子部品素体の貫通孔内に圧入し、凸状部分の最も突出した部分および凸状部分の両側の直線状部分が弾性力により付勢された状態で貫通孔の内周面に接するようにした場合、リード線の凸状部分の最も突出した部分および凸状部分の両側の直線状部分をより確実に電子部品素体の貫通孔内に保持させることが可能になり、直線状部分の変形をより確実に防止することが可能になる。
なお、「凸状部分の最も突出した部分および凸状部分の両側の直線状部分が弾性力により付勢された状態で貫通孔の内周面に接する」ようにするためには、リード線を貫通孔に挿通(圧入)する前の弾性応力がかかる前と、リード線を貫通孔に挿通(圧入)した後とでは、リード線の形状がいくらか変化するように設計することが必要であるが、その具体的な形状に特別の制約はない。
また、請求項3の電子部品のように、請求項1または2の発明において、リード線を接着剤により、電子部品素体の貫通孔の内周面に接着、固定するようにした場合、リード線と電子部品素体の位置関係を確実に固定することが可能になり、信頼性をさらに向上させることが可能になる。
また、請求項4の電子部品のように、請求項3の発明の構成において、リード線の、直線状部分のうち、凸状部分に隣接する部分を接着剤により電子部品素体の貫通孔の内周面に接着、固定するようにした場合、従来の電子部品の製造方法の場合のように、曲げ加工部分に接着剤を塗布して接着する場合に比べて、接着剤のリード線への塗布状態や塗布位置が安定し、凸状部分の両側の直線状部分の無用な変形(曲がり)を効率よく防止することが可能になる。
また、本願発明(請求項5)の電子部品の製造方法は、筒状の電子部品素体を用意する工程と、直線状部分と、直線状部分の間に形成された、両側の直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分とを備えたリード線を用意する工程と、リード線を電子部品素体の貫通孔に挿通させて、凸状部分および凸状部分の両側の直線状部分が電子部品素体の貫通孔内に位置し、凸状部分の最も突出した部分が電子部品素体の貫通孔の内周面に接し、かつ、凸状部分の両側の直線状部分が貫通孔の内周面に平行で、内周面に接するようにする工程とを備えているので、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線が挿通された構造を有する電子部品を製造する場合において、リード線が、凸状部分(曲げ加工部分)の両側の直線状部分で変形することを抑制、防止して、所望の特性を備えた信頼性の高い電子部品を効率よく製造することが可能になる。
また、請求項6の電子部品の製造方法のように、請求項5の発明の構成において、リード線を電子部品素子の貫通孔に挿通させる前に、リード線の直線状部分のうち、凸状部分に近い領域に接着剤を塗布するようにした場合、接着剤のリード線への塗布状態や塗布位置が安定し、リード線の凸状部分(曲げ加工部分)の両側の直線状部分が変形することを防止しつつ、リード線が電子部品素体の内周面に接着剤により接着、固定された、より信頼性の高い電子部品を効率よく製造することが可能になる。
以下に本願発明の実施例を示して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
この実施例では、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線が挿通され、かつ、リード線が接着剤により電子部品素体の貫通孔の内周面に固定された電子部品(インダクタンス部品)を例にとって説明する。
図1は、本願発明の一実施例にかかる電子部品を示す断面図である。
この実施例の電子部品は、図1に示すように、筒状の電子部品素体(フェライトビーズ)1と、筒状の電子部品素体1の貫通孔2に挿通されたリード線5とを備えている。
筒状の電子部品素体1は、磁性体であるフェライトから形成されており、短い円筒状でその貫通孔2にリード線5が挿通されている。なお、この電子部品素体1の寸法は、外径:3.36mm、内径:1.0mm、長さ:6.0mmである。
また、リード線5は、凸状部分(曲げ加工部分)6と、直線状部分7(7a,7b)とを備えており、直線状部分7(7a,7b)の間に形成された凸状部分6は、その両側の直線状部分7(7a,7b)により2分される領域A,Bのうちの、一方の領域(領域A)側にのみ突出している。
なお、この実施例においてはリード線として、銅線からなる直径が0.6mmの線材が用いられている。
そして、リード線5の凸状部分6と、直線状部分7(7a,7b)が電子部品素体1の貫通孔2内に位置しており、凸状部分6の最も突出した部分6aが電子部品素体1の貫通孔2の内周面2aに接し、かつ、直線状部分7(7a,7b)が、凸状部分6の最も突出した部分6aに接している箇所の反対側の内周面2aに沿って接した状態で貫通孔2内に保持されている。
また、この実施例の電子部品においては、リード線5が電子部品素体1の貫通孔2内に圧入され、弾性応力が加わるような状態で、凸状部分6の最も突出した部分6aおよび凸状部分6の両側の直線状部分7(7a,7b)が貫通孔2の内周面2aに接するように構成されている。
そして、リード線5は、一方の直線状部分7(7b)の、凸状部分6に隣接する部分が、接着剤(この実施例ではエポキシ系接着剤)8により、電子部品素体1の貫通孔2の内周面2aに接着、固定されている。
次に、上記の電子部品を製造する方法について説明する。
(1)まず、筒状の電子部品素体(フェライトビーズ)1を用意する。
(2)次に、直線状部分7(7a,7b)と、直線状部分7(7a,7b)の間に形成された、両側の直線状部分7により2分される領域A,Bのうちの一方側にのみ突出した凸状部分6を備えたリード線5を用意する。
なお、リード線5は、例えば、図4に示すように、凸部21を備えた上金型22と、凹部23を備えた下金型24を用い、プレス加工を行うことにより作製することができる。
(3)それから、図2に示すように、ディスペンサー11から接着剤8を供給して、リード線5の、一方の直線状部分7(7b)の、凸状部分6に隣接する領域に接着剤8を付着させる。
(4)そして、図3に示すように、チャック12により把持されたリード線5を、矢印Yで示す方向に引っ張ることにより、リード線5を電子部品素体1の貫通孔2に圧入し、凸状部分6および凸状部分6の両側の直線状部分7(7a,7b)が電子部品素体1の貫通孔2内に位置するとともに、凸状部分6の最も突出した部分6aが電子部品素体1の貫通孔2の内周面2aに接し、かつ、凸状部分6の両側の直線状部分7(7a,7b)が貫通孔2の内周面2aに平行で、内周面2aに接した状態とする。
(5)その後、接着剤8を硬化させ、一方の直線状部分7(7b)の、凸状部分6に隣接する部分において、リード線5を接着剤8により電子部品素体1の貫通孔2の内周面2aに接着、固定することにより、図1に示すような電子部品が得られる。
上述のようにして得られる電子部品は、リード線5を、直線状部分7と、該直線状部分7の間に配設された、直線状部分7により2分される領域のうちの一方側(図1のA側)にのみ突出した凸状部分(曲げ加工部分)6と、直線状部分7(7a,7b)とを備えた構成としているので、凸状部分6の最も突出した部分6aを電子部品素体1の貫通孔2の内周面2aに当接させるとともに、直線状部分7(7a,7b)を凸状部分6の最も突出した部分6aが接している箇所とは反対側の内周面2aに沿って接した状態(宙に浮いていない状態)とすることが可能になり、リード線の無用の変形、例えば、凸状部分6の両側の直線状部分の変形(曲がり)などが発生することを抑制、防止することが可能になる。
また、リード線5を電子部品素体1の貫通孔2に圧入して、凸状部分6の最も突出した部分6aと直線状部分7(7a,7b)を貫通孔2の内周面2aに圧接させるようにしているので、より確実にリード線を所定の形状で安定して保持することが可能になる。
さらに、一方の直線状部分7(7b)の、凸状部分6に隣接する部分を接着剤8により、電子部品素体1の貫通孔2の内周面2aに接着、固定するようにしているので、さらに確実にリード線5の、電子部品素体1の貫通孔2内への保持安定性、形状安定性を向上させることができる。
なお、上記実施例では、リード線5が、略U字状の凸状部分6を備えている場合を例にとって説明したが、本願発明において、リード線の具体的な形状に特別の制約はなく、図5に示すように2つのU字状部分を有する凸状部分6を備えたリード線5、図6に示すようにV字状の凸状部分6を備えたリード線5、図7に示すようにW字状の凸状部分6を備えたリード線5など、「両側の直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した」という要件を備えた種々の態様の凸状部分を備えたリード線を用いることが可能である。
また、上記実施例では、リード線を電子部品素体に挿通する前に、接着剤をリード線の所定の位置に塗布するようにしているが、リード線を電子部品素体に挿通させた後、接着剤を貫通孔に充填して、リード線を電子部品素体の貫通孔の内周面に固定するように構成することも可能である。
本願発明は、さらにその他の点においても上記実施例に限定されるものではなく、電子部品素体の具体的な構成や、材質、リード線の材質、電子部品素体の貫通孔への挿通(圧入)方法、接着剤の種類や塗布方法などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
本願発明は、リード線を、直線状部分と、直線状部分により2分される領域の一方側にのみ突出した凸状部分とを備えた構成とし、凸状部分6の最も突出した部分が電子部品素体の貫通孔の内周面に当接し、かつ、直線状部分が、貫通孔の内周面に平行で、内周面に接するような態様で貫通孔内に保持させるようにしているので、リード線の変形(曲がり)を抑制、防止することができる。また、リード線を電子部品素体の貫通孔に圧入することにより、さらには、接着剤でリード線を電子部品素体の貫通孔の内周面に接着、固定することにより、さらに信頼性を向上させることができる。
したがって、本願発明は、電子部品素体の貫通孔にリード線を挿通させた電子部品、さらにはリード線を電子部品素体の貫通孔に挿通させて、接着剤で固定するタイプの電子部品に広く適用することができる。
本願発明の一実施例にかかる電子部品の構成を模式的に示す断面図である。 本願発明の一実施例にかかる電子部品の製造方法の一工程を示す図であって、リード線を電子部品素体の貫通孔に挿通させる前の状態を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる電子部品の製造方法の一工程を示す図であって、リード線を電子部品素体の貫通孔に挿通させた後の状態を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる電子部品を構成するリード線の加工方法を説明する図である。 本願発明の一実施例にかかる電子部品の変形例を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる電子部品の他の変形例を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる電子部品のさらに他の変形例を示す図である。 従来の電子部品の構成を示す図である。 従来の電子部品の問題点を説明する図である。 従来の他の電子部品の構成を示す図である。 従来の他の電子部品の製造方法の一工程を示す図である。 従来の他の電子部品の製造方法の一工程を示す図である。
符号の説明
1 電子部品素体(フェライトビーズ)
2 貫通孔
2a 貫通孔の内周面
5 リード線
6 凸状部分(曲げ加工部分)
6a 凸状部分の最も突出した部分
7(7a,7b) 直線状部分
8 接着剤
11 ディスペンサー
12 チャック
21 凸部
22 上金型
23 凹部
24 下金型
A、B 直線状部分により2分される領域

Claims (6)

  1. (a)筒状の電子部品素体と、
    (b)前記筒状の電子部品素体の貫通孔に挿通されたリード線であって、直線状部分と、前記直線状部分の間に形成された、両側の前記直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分とを備え、前記凸状部分および前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記電子部品素体の貫通孔内に位置しているとともに、前記凸状部分の最も突出した部分が前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接し、かつ、前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記貫通孔の内周面に平行で、前記内周面に接しているリード線と
    を具備することを特徴とする電子部品。
  2. 前記リード線が前記電子部品素体の貫通孔内に圧入され、前記凸状部分の最も突出した部分および前記凸状部分の両側の前記直線状部分が弾性力により付勢された状態で前記貫通孔の内周面に接していることを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 前記リード線が接着剤により、前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接着、固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子部品。
  4. 前記リード線の、前記直線状部分のうち、前記凸状部分に隣接する部分が接着剤により前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接着、固定されていることを特徴とする請求項3記載の電子部品。
  5. 筒状の電子部品素体を用意する工程と、
    直線状部分と、前記直線状部分の間に形成された、両側の前記直線状部分により2分される領域のうちの一方側にのみ突出した凸状部分とを備えたリード線を用意する工程と、
    前記リード線を前記電子部品素体の貫通孔に挿通させて、前記凸状部分および前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記電子部品素体の貫通孔内に位置し、前記凸状部分の最も突出した部分が前記電子部品素体の貫通孔の内周面に接し、かつ、前記凸状部分の両側の前記直線状部分が前記貫通孔の内周面に平行で、前記内周面に接するようにする工程と
    を具備することを特徴とする電子部品の製造方法。
  6. 前記リード線を前記電子部品素子の貫通孔に挿通させる前に、前記リード線の前記直線状部分のうち、前記凸状部分に近い領域に接着剤を塗布する工程をさらに具備していることを特徴とする請求項5記載の電子部品の製造方法。
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