JP2007035469A - 電池ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】合成樹脂製のケース本体の筒壁部に金属板が一体的に固着されてなると共に、かかる金属板の温度変化に起因する剥離が有利に防止され得る電池ケースを提供する。
【解決手段】ケース本体12の底壁部22側に位置する金属板14部分に、そこに設けられた内側曲部34から内側に延びる延出部分36にて、ケース本体12の筒壁部20の熱膨張による底壁部22側への伸長を規制する第一の規制部30を形成する一方、ケース本体12の開口部25側に位置する金属板14部分に、そこに複数設けられた内側曲部から外側曲部に向かって延びる複数の延出部分44a〜44cにて、筒壁部20の熱膨張による開口部25側への伸長を規制する第二の規制部32を形成して、構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、電池ケースに係り、特に、発電要素を内部に収容可能な有底の筒形状を呈し、二次電池の構成部材として好適に使用される電池ケースの改良された構造に関するものである。
従来から、鉛蓄電池やニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池が、様々な装置や機器等における充電式の電源として、広く利用されている。そして、近年では、それらのうち、特に小型二次電池が、携帯用の通信機器や情報機器、音響機器、或いは電動機を走行用の主駆動源や補助駆動源として用いる電気自動車やハイブリッド車等、今後、益々の進化が見込まれる機器等の電源装置として、用いられ、その市場規模が急速に拡大してきている。
ところで、そのような二次電池の多くは、よく知られているように、各種の発電要素が、片側有底の筒形状を呈する電池ケース内に収容され、この電池ケースの開口部が所定の蓋体にて封止されると共に、そこに電極端子が設けられて、構成されている。そして、かかる二次電池にあっては、優れた電池性能を得る上において、重量エネルギー密度の向上を図り得る十分な軽量性と、発電乃至は放電時に生ずる熱を効果的に放出させ得る優れた伝熱性(冷却性能)、更には発電乃至は放電時の内圧上昇による変形を抑え得る高い強度を有していることが、望まれる。
そのため、従来の二次電池は、一般に、電池全体の軽量化が可能な合成樹脂製の電池ケースや、優れた伝熱性と高い強度を発揮し得る鉄やアルミ等の金属製の電池ケース等が用いられて、構成されている。しかしながら、合成樹脂製の電池ケースを使用して構成された二次電池にあっては、電池ケースが、強度不足を補う上で不可避的に厚肉化されており、そのため十分な伝熱性能の確保が困難となるといった欠点があった。一方、金属製の電池ケースを用いてなる二次電池にあっても、重量が大きくなる分だけ、重量エネルギー密度が低くなってしまうことが避けられず、それ故、特に小型軽量で、高エネルギー密度が要求される各種の携帯機器用電源装置には不向きなものとなるといった問題が内在していたのである。
かかる状況下、発電要素が内部に収容可能な有底の筒形状を呈する合成樹脂製のケース本体を備え、このケース本体の少なくとも筒壁部の外面に対して、金属層を、鋳造や金属粉末の塗布又は吹付け等によって一体的に形成した電池ケース(例えば、下記特許文献1参照)や、金属板をインサート成形により一体的に固着せしめて構成した電池ケース等が、近年において提案されており、また、一部で実用に供されている。これらの電池ケースにあっては、合成樹脂製のケース本体が有する十分な軽量性を維持しつつ、かかるケース本体の外面に一体的に設けられた金属層や金属板により、電池ケース全体において優れた伝熱性と高い強度とが効果的に発揮され得るようになり、以て、電池性能の向上に大きく貢献し得るようになる。
ところが、そのような従来における金属と樹脂の二層乃至は二重構造を有する電池ケースを用いて得られた二次電池においては、ケース本体を構成する合成樹脂材料と、ケース本体の筒壁部の外面に一体的に設けられる金属層や金属板との間の線膨張係数の違いにより、使用時と非使用時との間での電池内部の温度変化や周囲の雰囲気温度の変化に伴って、ケース本体と金属層乃至は金属板とが、互いに異なる量で伸縮せしめられ、それが原因で、金属層や金属板がケース本体から剥離してしまう恐れがあった。それ故、上記の如き従来の電池ケースにあっては、優れた電池性能を安定的に維持させる上での信頼性に欠けるといった大きな欠点が存していたのである。
なお、かくの如き欠点を解消するには、例えば、長さ方向の両側端部を板厚方向の一方側にそれぞれ屈曲せしめてなる金属板を用い、この金属板を、合成樹脂製のケース本体の少なくとも筒壁部の外面に対して、屈曲せしめられた両側端部が筒壁部の開口部側と底壁部側にそれぞれ位置するように、インサート成形により固着せしめてなる電池ケースを用いることが、考えられる。即ち、ケース本体の開口部側と底壁部側にそれぞれ位置する金属板部分を内側に屈曲せしめ、それらの屈曲部から筒壁部の高さ方向に交差する方向にそれぞれ延びる延出部分によって、筒壁部の熱膨張による高さ方向の伸長を阻止するように為すのである。
しかしながら、そのような電池ケースにおいては、ケース本体の底壁部側や開口部側にそれぞれ位置する各金属板部分に設けられた延出部分が、発電要素を収容するケース本体の内孔(収容部)内に突入しないように、各延出部分の長さが不可避的に制限されるようになり、そのため、特に、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分に設けられる延出部分において、筒壁部の熱膨張による高さ方向の伸長を十分に阻止し得るだけの長さを確保することが困難であった。
すなわち、ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分に設けられる延出部分は、例えば、底壁部に対して、その外面上や内部に、略平行に延びるように形成されておれば、ケース本体の内孔内に突入することなしに、筒壁部の熱膨張による底壁部側への伸長を阻止するのに十分な長さが確保され得るものの、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分に設けられる延出部分については、その長さが、1mm超程度の薄肉の筒壁部の厚さを越えない程度の極めて短い長さに制限されてしまうのである。
従って、ケース本体の開口部側と底壁部側にそれぞれ位置する部分が、単に内側に屈曲せしめられただけの金属板を、筒壁部の外面に対して、インサート成形により一体的に固着せしめてなる電池ケースでは、結局、筒壁部の熱膨張による高さ方向の伸長を十分に阻止することが出来なかったのである。
特開平2002−329483号公報
ここにおいて、本発明は、上述せる如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、片側有底の筒形状を呈する合成樹脂製のケース本体の少なくとも筒壁部の外面に対して、金属板が一体的に固着せしめられてなることにより、十分な軽量性を確保しつつ、優れた伝熱性と高い強度とが効果的に発揮され得るようにした電池ケースにおいて、温度変化に伴うケース本体と金属板の伸縮に起因するケース本体からの金属板の剥離が、有利に防止され得るように改良された構造を提供することにある。
そして、本発明にあっては、かかる課題の解決のために、その要旨とするところは、片側有底の筒形状を有して、発電要素を収容する収容部が内部に設けられた合成樹脂製のケース本体の少なくとも筒壁部の外面に対して、金属板をインサート成形により一体的に固着せしめて構成した電池ケースにおいて、前記ケース本体の底壁部側に位置する前記金属板部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する内側曲部を設けて、該内側曲部から該ケース本体の筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、該筒壁部の熱膨張による該底壁部側への伸長を規制する第一の規制部を形成する一方、該ケース本体の開口部側に位置する該金属板部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも2個の内側曲部と、該ケース本体の外側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも1個の外側曲部とを、該筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けて、該少なくとも2個の内側曲部のそれぞれから該筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、該筒壁部の熱膨張による該開口部側への伸長を規制する第二の規制部を形成したことを特徴とする電池ケースにある。
すなわち、この本発明に従う電池ケースにあっては、片側有底の筒形状を呈する合成樹脂製のケース本体の少なくとも筒壁部の外面に対して、金属板が一体的に固着せしめられているところから、十分な軽量性を確保しつつ、優れた伝熱性と高い強度とが効果的に発揮され得る。
また、かかる電池ケースでは、ケース本体の筒壁部の熱膨張による底壁部側への伸長を阻止する第一の規制部が、ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分に設けられた内側曲部から、筒壁部の高さ方向に交差して延びる延出部分にて構成されているため、そのような延出部分が、例えば、底壁部に対して、その外面上や内部に、略平行に延びるように形成されておれば、かかる延出部分からなる第一の規制部が、ケース本体の内孔からなる収容部内に突入せしめられることなしに十分に長くされ、以て、筒壁部の熱膨張による底壁部側への伸長が、かかる第一の規制部にて確実に阻止され得るようになる。
そして、特に、本発明に係る電池ケースにおいては、ケース本体の筒壁部の熱膨張による開口部側への伸長を阻止する第二の規制部が、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分に設けられた少なくとも2個の内側曲部のそれぞれから、筒壁部の高さ方向に交差して延びる少なくとも2個の延出部分にて構成されているため、例えば、単に、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分が内側に屈曲せしめられて、筒壁部の高さ方向に交差して延びる1個の延出部分にて、筒壁部の熱膨張による開口部側への伸長を阻止するようにした電池ケースに比して、筒壁部の熱膨張による開口部側への伸長が、より確実に且つ効果的に阻止され得るようになる。
しかも、この電池ケースでは、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分に、少なくとも2個の内側曲部と、少なくとも1個の外側曲部とが、筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられることで、少なくとも2個の延出部分が形成されている。つまり、換言すれば、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分が、筒壁部の内側と外側とに向かってジグザグに延びるように曲げられて、少なくとも2個の延出部分が構成されているところから、それら延出部分のそれぞれの長さが、筒壁部の厚さを越えない限られた範囲内において可及的に長くされており、これによっても、筒壁部の熱膨張による開口部側への伸長の阻止が、少なくとも2個の延出部分からなる第二の規制部にて、有利に図られ得る。
それ故、かくの如き電池ケースにおいては、熱膨張によって生ずるケース本体の筒壁部の高さ方向への伸長が、第一の規制部と第二の規制部との協働作用にて、有利に且つ確実に阻止され得る。
従って、このような本発明に従う電池ケースを用いれば、収容部内に発電要素が収容されて、電池として構成された状態下で、電池内部や周囲の雰囲気の温度変化に伴って、ケース本体の筒壁部が金属板よりも大なる量で伸縮せしめられることに起因して、金属板がケース本体から剥離するようなことが、極めて有利に防止され得る。そして、その結果として、十分な軽量性と高い伝熱性及び強度とを有していることによって実現される優れた電池性能が、安定的に維持され得る、信頼性の高い電池が、より確実に得られることとなるのである。
発明の態様
ところで、本発明は、少なくとも、以下に列挙する如き各種の態様において、好適に実施され得るものである。
(1) 片側有底の筒形状を有して、発電要素を収容する収容部が内部に設けられた合成樹脂製のケース本体の少なくとも筒壁部の外面に対して、金属板をインサート成形により一体的に固着せしめて構成した電池ケースにおいて、前記ケース本体の底壁部側に位置する前記金属板部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する内側曲部を設けて、該内側曲部から該ケース本体の筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、該筒壁部の熱膨張による該底壁部側への伸長を規制する第一の規制部を形成する一方、該ケース本体の開口部側に位置する該金属板部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも2個の内側曲部と、該ケース本体の外側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも1個の外側曲部とを、該筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けて、該少なくとも2個の内側曲部のそれぞれから該筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、該筒壁部の熱膨張による該開口部側への伸長を規制する第二の規制部を形成したことを特徴とする電池ケース。
(2) 上記せる態様(1)において、前記金属板が、弾性変形可能に構成されて、前記ケース本体の開口部側に位置する金属板部分において、前記少なくとも2個の内側曲部と前記少なくとも1個の外側曲部とが該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられた部位が、該筒壁部の高さ方向に伸縮可能な伸縮部とされていること。
この本態様においては、ケース本体の筒壁部が温度変化によって金属板よりも大なる量で伸縮せしめられた際に、かかる筒壁部の伸縮に伴って、金属板の伸縮部も伸縮せしめられるようになる。これにより、第一及び第二の規制部による筒壁部の伸長防止作用に加えて、ケース本体と金属板との間の線膨張係数の差異を吸収する作用も、金属板の伸縮部の伸縮に基づいて有利に発揮せしめられ得る。従って、温度変化に伴うケース本体と金属板との間の伸縮量の違いに起因して、金属板がケース本体から剥離するようなことが、更に一層効果的に防止され得ることとなる。
(3) 上記せる態様(1)又は態様(2)において、前記ケース本体の開口部側に位置する金属板部分のうち、該ケース本体の開口部側の先端面を含む端部部位が、該ケース本体の開口部側の前記筒壁部の端部に埋入せしめられていること。この本態様によれば、例えば、金属板として、表面に絶縁性皮膜やメッキ等が形成されてなる板状金属素材から切り出されたものを用いた場合に、絶縁性被膜やメッキ等が形成されていない切断面からなる金属板の先端面が外部に露呈せしめられることが効果的に防止され得る。そのため、かかる先端面を含む金属板の全体において、短絡や漏電、或いは錆等が発生することが有利に防止され得て、電池性能の安定化が、有利に図られ得る。
(4) 上記せる態様(1)又は態様(2)において、前記ケース本体の開口部側に位置する金属板部分の全体が、該ケース本体の開口部側の前記筒壁部の端部に埋入せしめられていること。このような本態様においては、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分に設けられた各内側曲部から延びる延出部分だけでなく、外側曲部から延びる延出部分によっても、ケース本体の筒壁部の熱膨張による開口部側への伸長が有利に阻止され得る。それによって、温度変化に伴うケース本体と金属板との間の伸縮量の違いに起因して、金属板がケース本体から剥離するようなことが、一層効果的に防止され得ることとなる。
しかも、かかる本態様によれば、例えば、表面に絶縁性皮膜やメッキ等が形成されてなる金属板に対して、内側及び外側曲部がプレス成形等により形成される場合等において、そのような各曲部の成形時に、各曲部の表面から絶縁性皮膜やメッキ等が剥離されることがあっても、各曲部がケース本体の筒壁部に埋入されるようになるため、そのような絶縁性皮膜やメッキ等が剥離された各曲部において、短絡や漏電、或いは錆等が発生することが有利に防止され得て、電池性能の安定化が有利に図られ得るといった利点もある。
(5) 上記せる態様(1)乃至態様(4)のうちの何れか一つにおいて、前記金属板の少なくとも2枚が、前記ケース本体の前記収容部を間に挟んで両側に対向位置せしめられた状態で、該ケース本体の前記筒壁部の外面に固着されていると共に、それら少なくとも2枚の金属板のそれぞれにおける該ケース本体の前記底壁部側に位置する部分に、前記第一の規制部を形成する前記延出部分が、該底壁部に達する延出長さを有し且つ先端面を含む端部部位を該底壁部に埋入せしめた状態で設けられていること。このような本態様によれば、ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分に設けられる延出部分の長さが十分に確保されて、ケース本体の筒壁部の底壁部側への伸長が、かかる延出部分からなる第一の規制部にて確実に阻止され得る。
(6) 上記せる態様(5)において、前記第一の規制部を形成する前記延出部分の先端面を含む端部部位が、前記ケース本体の底壁部に埋入せしめられていること。この本態様によれば、例えば、金属板として、表面に絶縁性皮膜やメッキ等が形成されてなる板状金属素材から切り出されたものを用いた場合に、絶縁性被膜やメッキ等が形成されていない切断面からなる金属板の先端面が外部に露呈せしめられることが効果的に防止され得る。そのため、かかる先端面を含む金属板の全体において、短絡や漏電、或いは錆等が発生することが有利に防止され得て、電池性能の安定化が、有利に図られ得る。
(7) 上記の態様(1)乃至態様(4)のうちの何れか一つにおいて、前記金属板の少なくとも2枚が、前記ケース本体の前記収容部を間に挟んで両側に対向位置せしめられた状態で、該ケース本体の前記筒壁部の外面に固着されていると共に、それら少なくとも2枚の金属板のそれぞれにおける前記ケース本体の底壁部側に位置する部分に、前記内側曲部の少なくとも2個と、該ケース本体の外側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも1個の外側曲部とが、該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられて、該少なくとも2個の内側曲部のそれぞれから該筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、前記第一の規制部が構成されていること。
このような本態様においては、ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分に設けられた少なくとも2個の延出部分からなる第一の規制部が、ケース本体の開口部側に位置する金属板部分に設けられた少なくとも2個の延出部分からなる第二の規制部と同様な機能を発揮して、ケース本体の筒壁部の熱膨張による底壁部側への伸長が、かかる第一の規制部にて確実に阻止され得るようになる。これにより、それら第一の規制部と第二の規制部との協働作用にて、ケース本体の筒壁部の熱膨張による高さ方向への伸長が効果的に防止され、以て、温度変化に伴うケース本体と金属板との間の伸縮量の違いに起因して、金属板がケース本体から剥離するようなことが、有利に防止され得ることとなる。
(8) 上記せる態様(7)において、前記金属板が、弾性変形可能に構成されて、前記ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分において、前記少なくとも2個の内側曲部と前記少なくとも1個の外側曲部とが該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられた部位が、該筒壁部の高さ方向に伸縮可能な伸縮部とされていること。この本態様によれば、温度変化による筒壁部の伸縮に伴って、ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分に設けられた伸縮部も伸縮せしめられ、それによって、ケース本体と金属板との間の線膨張係数の差異を吸収する作用が有利に発揮され得る。そして、その結果として、温度変化に伴うケース本体と金属板との間の伸縮量の違いに起因した金属板のケース本体からの剥離が、更に一層効果的に防止され得ることとなる。
(9) 上記せる態様(1)乃至態様(4)のうちの何れか一つにおいて、前記金属板が、前記ケース本体の収容部を間に挟んで両側に対向位置せしめられた状態で、該ケース本体の前記筒壁部の外面に固着される側部と、該ケース本体の前記底壁部の外面に固着される底部とを一体的に有してなると共に、該底部にて、前記第一の規制部が構成されていること。この本態様によれば、金属板に一体的に設けられて、第一の規制部を構成する底部が、ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分に対して、より十分に長い長さをもって、ケース本体の筒壁部の高さ方向に交差して延びるように形成されることとなり、それによって、ケース本体の筒壁部の底壁部側への伸長が、かかる底部にて、更に確実に阻止され得る。
(10) 上記せる態様(1)乃至態様(9)のうちの何れか一つにおいて、前記金属板のうち、前記第一の規制部が設けられた前記ケース本体の前記底壁部側に位置する部分と、前記第二の規制部が設けられた該ケース本体の前記開口部側に位置する部分との間の部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する内側曲部と、該ケース本体の外側に屈曲乃至は湾曲する外側曲部とが、該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように、更に設けられていること。この本態様においては、内側曲部から延び出して、ケース本体の筒壁部の熱膨張による高さ方向への伸長を規制する延出部分が、金属板に対して、より多数形成され得、それによって、ケース本体の筒壁部の熱膨張による高さ方向への伸長が、更に一層効果的に防止され得ることとなる。
(11) 上記せる態様(10)において、前記金属板が、弾性変形可能に構成されて、該金属板のうち、前記ケース本体の前記底壁部側に位置する部分と該ケース本体の前記開口部側に位置する部分との間の部分において、前記内側曲部と前記外側曲部とが該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられた部位が、該筒壁部の高さ方向に伸縮可能な伸縮部とされていること。この本態様によれば、温度変化による筒壁部の伸縮に伴って、伸縮部も伸縮せしめられることで、ケース本体と金属板との間の線膨張係数の差異を吸収する作用が有利に発揮され得る。それによって、温度変化に伴うケース本体と金属板との間の伸縮量の違いに起因した金属板のケース本体からの剥離が、より一層効果的に防止され得ることとなる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1乃至図3には、本発明に従う電池ケースの一実施形態が、正面形態と平面形態と縦断面形態とにおいて、それぞれ概略的に示されている。それら図1乃至図3から明らかなように、本実施形態の電池ケース10は、合成樹脂製のケース本体12と、このケース本体12の外側面に一体的に固着された2枚の金属板14,14とを有して、構成されている。
より具体的には、ケース本体12は、例えば、ポリプロピレンやABS樹脂等、耐熱性や耐薬品性等に優れた合成樹脂材料からなっている。そして、全体として、比較的に薄肉で、片側有底の矩形筒形状を呈し、ケース本体12の高さ方向に対して直角な方向の長さが十分に長くされた矩形の2個の横壁部16a,16bと、ケース本体12の高さ方向に対して直角な方向の長さが短い矩形の2個の縦壁部18a,18bとからなる筒壁部20と、かかる筒壁部20の下側開口部を閉塞する底壁部22とを、一体的に有している。
また、このケース本体12の底壁部22の内側底面上には、底壁部22の長さ方向(図2中、左右方向)に等間隔を隔てた5個所に、2個の横壁部16a,16bの対向方向に延びる仕切壁24が、かかる対向方向の両側端面において、各横壁部16の内側面(互いの対向面)に一体化せしめられた状態で、それぞれ一体的に立設されている。かくして、ケース本体12の内部が、それら5個の仕切壁24によって、上方に開口する開口部25をそれぞれ備えた6個の空間に仕切られている。そして、それら6個の空間のそれぞれが、図示しない公知の発電要素が各々収容される収容部26とされているのである。なお、図1乃至図3中、28は、補強リブであり、例えば、複数の電池ケース10が横壁部16同士において当接して並べられた際に、それらの電池ケース10間に、冷却のための空気通路を形成することや、ケース本体12の強度(剛性)を向上させること等を目的として設けられるものである。
一方、そのようなケース本体12と共に電池ケース10を構成する2枚の金属板14,14は、それぞれ、ケース本体12の横壁部16に比して、略同一の長さと、所定寸法短い幅と、十分に薄い肉厚とを有する矩形の薄肉平板からなっている。また、この金属板14としては、安価で且つ十分な強度を備え、更にはプレス成形等による優れた成形性と、ケース本体12を与える合成樹脂材料よりも高い融点を有する金属材料からなるものが好適に使用される。そして、ここでは、特に、それらの特性を兼備すると共に、弾性変形可能とされた、例えば、鉄板やアルミニウム板等が、金属板14として、用いられている。
そうして、このような金属板14が、ケース本体12の筒壁部20における2個の横壁部16a,16bのそれぞれの外側面、つまり、各横壁部16の互いの対向面とは反対側の面に対して、後述する如きインサート成形により、厚さ方向の一方の面の大部分を外部に露呈せしめた状態で、一体的に固着されている。
これによって、本実施形態の電池ケース10においては、全体が、合成樹脂材料と金属材料とを用いてなる二層構造とされて、金属材料のみからなる電池ケースに比して、十分な軽量化が図られていると共に、2個の横壁部16a,16bの外側面に固着された2枚の金属板14,14によって、合成樹脂材料のみからなる電池ケースよりも十分に高い剛性が発揮され、更には、それら各金属板14の大部分が外部に露呈せしめられているところから、かかる金属板14を通じての伝熱性が効果的に確保され得るようになっているのである。
ところで、本実施形態においては、特に、金属板14の幅方向の両側端部、換言すれば、金属板14のうち、ケース本体12の底壁部22側に位置する下側端部と、ケース本体12の開口部25側に位置する上側端部とに対して、ケース本体12の筒壁部20の熱膨張による高さ方向への伸長を規制するための構造が付与されており、そこに大きな技術的特徴が存しているのである。
すなわち、金属板14の下側端部には、ケース本体12の内側に向かって略直角に折り曲げられてなる下端内側曲部34が、設けられている。また、ここでは、そのような下端内側曲部34が、金属板14の下側端部のうち、筒壁部20における横壁部16の外側面と同一面とされた底壁部22の外側面に対する固着部位に形成されている。
かくして、金属板14の下側端部のうち、下端内側曲部34よりも先端側(下側)の部位の全体が、ケース本体12の底壁部22の外側面から、底壁部22内に水平に突入せしめられ、底壁部22の幅方向中央部付近まで延出せしめられた下端内側延出部36とされている。換言すれば、この下端内側延出部36が、その全体をケース本体12の底壁部22の内部に埋入せしめた状態で、ケース本体12の筒壁部20の高さ方向に対して直交する方向に、かかる筒壁部20の横壁部16の厚さ寸法を超えた長さをもって、延出せしめられている。そして、それによって、かかる下端内側延出部36が、ケース本体12の筒壁部20、特に横壁部16の熱膨張による底壁部22側(下方側)への伸長を規制する第一の規制部30として、構成されているのである。
一方、図3及び図4に示されるように、金属板14の上側端部には、伸縮部38が設けられている。この伸縮部38は、ケース本体12の内側と外側とに向かってジグザグに屈曲しつつ、上下方向に延びる波形形状、換言すれば、ケース本体12の筒壁部20の厚さ方向の一方向において凹凸となる、三角形形状の山形の凹部と凸部とが連続した波形形態を有している。
すなわち、金属板14の上側端部には、その下側から上側に向かって、第一上端内側曲部40aと、第一上端外側曲部42aと、第二上端内側曲部40bと、第二上端外側曲部42bと、第三上端内側曲部40cと、第三上端外側曲部42cとが、その順番で、上下方向に所定間隔を隔てて形成されている。そして、かかる金属板14の上側端部のうち、第一上端内側曲部40aと第一上端外側曲部42aとの間の部分が、ケース本体12の内側に向かって、所定の傾斜角度をもって上傾して延びる第一内側延出部44aとされている。また、第一上端外側曲部42aと第二上端内側曲部40bとの間の部分が、ケース本体12の外側に向かって、所定の傾斜角度をもって上傾して延びる第一外側延出部46aとされている。そして、それらと同様に、第二上端内側曲部40bと第二上端外側曲部42bとの間の部分が、第二内側延出部44bとされ、また、第二上端外側曲部42bと第三上端内側曲部40cとの間の部分が、第二外側延出部46bとされており、更に、第三上端内側曲部40cと第三上端外側曲部42cとの間の部分が、第三内側延出部44cとされている。そしてまた、第三上端外側曲部42cよりも上部側部分が、上方に真っ直ぐに延びるストレート部48とされている。
かくして、ここでは、金属板14の上側端部に、上下方向に1個ずつ交互に設けられた上端内側曲部40と上端外側曲部42の3個ずつと、それら各曲部40,42の隣り合うもの同士の間に形成された3個の上端内側延出部44及び2個の上端外側延出部46と、それら各曲部40,42や各延出部44,46よりも上部側に設けられたストレート部48とにて、伸縮部38が構成されている。そして、前述せる如く、金属板14が弾性変形可能とされているため、金属板14に対して上下方向に引張力や圧縮力が作用せしめられたときに、かかる伸縮部38が、各曲部40,42の曲げ角度を増減せしめつつ、上下方向に伸縮せしめられ得るようになっているのである。
また、本実施形態においては、そのような伸縮部38における3個の上端内側延出部44が、ケース本体12の内側に向かって、所定の傾斜角度をもって上傾して延びるようにされていることで、ケース本体12における横壁部16の上端部内において、ケース本体12の高さ方向に交差する方向に延出せしめられている。また、それら3個の上端内側延出部44のうち、少なくとも第一及び第二の2個の上端内側延出部44a,44bにおけるケース本体12の内側への延出長さが、ケース本体12の横壁部16の厚さの半分よりも長くされている。これによって、それら各上端内側延出部44が、ケース本体12の筒壁部20、特に横壁部16の熱膨張による開口部25側(上方側)への伸長を規制する第二の規制部32として、構成されているのである。
さらに、かかる伸縮部38にあっては、その全体が、ケース本体12における横壁部16の上端部に埋入されている。これによって、2個の上端外側延出部46が、ケース本体12における横壁部16の上端部内において、ケース本体12の高さ方向に交差する方向に延出せしめられており、以て、3個の上端内側延出部44に加えて、2個の上端外側延出部46によっても、ケース本体12の横壁部16の熱膨張による開口部25側(上方側)への伸長の規制が図られるようになっている。
ところで、かくの如き構造とされた本実施形態の電池ケース10は、例えば、以下のようなインサート成形を実施することによって、容易に作製される。
すなわち、最初に、2枚の金属板14,14が準備される。そして、それには、先ず、例えば表面に電気絶縁性皮膜やメッキが形成されてなる板状金属素材から、2枚の長手矩形の金属素板が、切り出される。その後、これら2枚の金属素板のそれぞれに対して、公知のプレス成形等が施されて、各金属素板の幅方向の一端側に、下端内側曲部34が設けられて、その先端側部位が下端内側延出部36とされる。また、各金属素板の幅方向の他端側に、上端内側曲部40の3個と上端外側曲部42の3個とが、それぞれ交互に1個ずつ位置するように設けられて、それら各曲部40,42の間の部分が、それぞれ内側延出部44や外側延出部46とされると共に、かかる他端側の先端部分がストレート部48とされる。これによって、幅方向一端部に、第一の規制部30が設けられると共に、幅方向他端部に、第二の規制部32と、それを含む伸縮部38とが形成されてなる2枚の金属板14,14が、それぞれ作製されて、準備されるのである。
そして、その後、図5に示されるように、かくして得られた2枚の金属板14,14が、予め準備された射出成形用金型50の成形キャビティ52内にセットされる。
なお、ここで用いられる射出成形用金型50は、例えば、水平方向に互いに対向配置された固定盤54と可動盤56と、それら固定盤54と可動盤56の互いの対向面上に、それぞれ位置固定に配設された固定型58と可動型60とを有して、構成されている。また、固定型58の可動型60との対向面には、キャビティ形成凸部62が一体形成されている一方、可動型60の固定型58との対向面には、キャビティ形成凹所64が設けられている。
そして、かかる射出成形用金型50においては、固定型58と可動型60とが型合せされることで、キャビティ形成凹所64内に、キャビティ形成凸部62が突入位置せしめられて、それらキャビティ形成凹所64の内面とキャビティ形成凸部62の外面との間に、目的とする電池ケース10の外面形状に対応した成形キャビティ52が形成されるようになっているのである。また、そのような固定型58と可動型60との型合せ状態下では、固定盤54に設けられた、図示しない射出成形機のノズルに接触せしめられるスプルーブッシュ66のスプルー68が、固定型58や可動型60に設けられたサブスプルー70とランナー72とゲート74とを通じて、成形キャビティ52内に連通せしめられるようになっている。
また、かかる射出成形用金型50の成形キャビティ52内に、2枚の金属板14,14をセットする際には、それら2枚の金属板14,14が、キャビティ形成凸部62を間に挟んで互いに対向せしめられた状態で、各金属板14の伸縮部38が、キャビティ形成凹所64の開口側に位置せしめられると共に、下端内側延出部36が、キャビティ形成凸部62の先端面に対して所定距離を隔てて、それと平行に位置せしめられ、更に、下端内側曲部34から伸縮部38までの部分が、下端内側延出部36の延出側とは反対側の面の全面において、キャビティ形成凹所64の内面に接触位置せしめられる。
そして、そのようにして、2枚の金属板14,14が成形キャビティ52内にセットされたら、図6に示されるように、所定の溶融樹脂材料76が、図示しない射出成形機のノズルから、スプルー68、サブスプルー70、ランナー72、及びゲート74を通じて、成形キャビティ52内に射出されて、充填される。
その後、成形キャビティ52内で、そこに射出、充填された溶融樹脂材料76が冷却固化せしめられて、ケース本体12が成形されると共に、かかるケース本体12の2個の横壁部16a,16bのそれぞれの外側面に対して、2枚の金属板14が、各々一体的に固着せしめられる。かくして、目的とする電池ケース10が得られることとなるのである。
このように、インサート成形の実施によって容易に得られる本実施形態の電池ケース10にあっては、ケース本体12の筒壁部20、特に横壁部16の熱膨張による底壁部22側(下方側)への伸長が、ケース本体12の筒壁部20における横壁部16の外側面から、横壁部16の厚み分を越えて、底壁部22の幅方向中間部にまで達する十分な長さをもって、筒壁部20の高さ方向に対して直交する方向に延出せしめられた下端内側延出部36からなる第一の規制部30にて、極めて有利に規制され得るようになっている。
また、ケース本体12の筒壁部20、特に横壁部16の熱膨張による開口部25側(上方側)への伸長は、ケース本体12における横壁部16の上端部内において、ケース本体12の高さ方向に交差する方向に延出せしめられるように、金属板14の上端部に設けられた、横壁部16の厚さの半分以上の十分な長さを有する3個の上端内側延出部44からなる第二の規制部32と、それに加えて2個の上端外側延出部46とによって、効果的に規制され得るようになっている。
しかも、本実施形態の電池ケース10では、ケース本体12における横壁部16の上端部内に位置する金属板14の上端部に、第二の規制部32と上端外側延出部46とを含んでなる伸縮部38が設けられて、金属板14に対して上下方向に引張力や圧縮力が作用せしめられたときに、かかる伸縮部38が上下方向に伸縮せしめられ得るようになっているところから、ケース本体12の筒壁部20、特に横壁部16が熱膨張にて開口部25側に大きく伸長せしめられたときには、その際に生ずる応力によって、伸縮部38が伸長せしめられる一方、横壁部16が熱膨張による伸長状態から常温までの冷却により収縮せしめられた際にも、それに伴って、伸縮部38が収縮せしめられるようになる。
それ故、このような電池ケース10においては、熱膨張によって生ずるケース本体12の筒壁部20の高さ方向への伸長が、上記の如き第一の規制部30と第二の規制部32と上端外側延出部46との協働作用にて、有利に阻止され得る。また、より大きな筒壁部20の伸長、更にはかかる伸長状態からの収縮に際しては、伸縮部38が、それに追従して伸縮せしめられ得て、ケース本体12と金属板14との間の線膨張係数の差異が効果的に吸収され得るようになる。そして、それによって、電池ケース10が二次電池等として構成された際に、かかる電池内部や周囲の雰囲気の温度変化に伴って、ケース本体12の筒壁部20が金属板14よりも大なる量で伸縮せしめられることに起因して、金属板14がケース本体12から剥離するようなことが、極めて確実に且つ有利に防止され得る。
従って、かくの如き本実施形態の電池ケース10を用いれば、十分な軽量性と高い伝熱性及び強度とを有していることによって実現される優れた電池性能が、安定的に維持され得る、信頼性の高い電池が、より確実に且つ更に一層有利に作製され得ることとなるのである。
また、かかる電池ケース10においては、金属板14の上端面を含むストレート部48と、プレス成形等によって屈曲形成された上端内側曲部40と上端外側曲部42とを有する伸縮部38の全体が、ケース本体12における横壁部16の上端部内に埋入されていると共に、金属板14の下端面を含む第一の規制部30(下端内側延出部36)の全体も、ケース本体12における横壁部16の下端部内に埋入されている。それ故、例えば、金属板14が表面に電気絶縁性皮膜やメッキ等が施されているにも拘わらず、所定の板状金属素材から切り出された際の切断面となるために、それら電気絶縁性皮膜やメッキが形成されていない金属板14の上下両端面や、かかる電気絶縁性皮膜やメッキがプレス成形等によって剥離されてしまう懸念がある上端内側曲部40及び上端外側曲部42が、外部に露出せしめられるようなことが、有利に回避され得る。
それ故、このような本実施形態においては、電気絶縁性皮膜やメッキが形成されていないか若しくは剥離してしまった金属板14部分の外部への露呈によって、金属板14の一部に錆が生じたり、或いは短絡が生じたりするようなことが未然に解消され得、以て、優れた電池性能の安定化が、更に効果的に図られ得る。
次に、図7乃至図9には、金属板14に付与された、ケース本体12の筒壁部20の熱膨張による高さ方向への伸長を規制するための構造が、前記第一の実施形態とは一部異なる例が、それぞれ示されている。なお、それら図7乃至図9に示された実施形態においては、前記第一の実施形態と同一の構造とされた部材及び部位について、図1乃至図4と同一の符号を付すことにより、詳細な説明は省略した。
すなわち、図7に示された電池ケース10にあっては、金属板14の下端部にも、その上端部に設けられた伸縮部38と同一の構造を有する伸縮部78が、設けられている。この伸縮部78は、上下方向に1個ずつ交互に設けられた下端内側曲部80と下端外側曲部82の3個ずつと、それら各曲部80,82の隣り合うもの同士の間に形成された3個の下端内側延出部84及び2個の下端外側延出部86と、それら各曲部80,82や各延出部84,86よりも下部側に設けられたストレート部88とを有して、構成されている。
そして、この伸縮部78にあっては、3個の下端内側延出部84が、ケース本体12の筒壁部20の高さ方向に交差して延びるように形成されており、以て、それら3個の下端内側延出部84にて、第一の規制部30が、構成されている。また、前述せる如く、金属板14が弾性変形可能とされているため、金属板14に対して上下方向に引張力や圧縮力が作用せしめられたときに、この金属板14の下端部に設けられた伸縮部78も、その上端部に設けられた伸縮部38と同様に、各曲部80,82の曲げ角度を増減せしめつつ、上下方向に伸縮せしめられ得るようになっている。
このように、本実施形態においては、ケース本体12の筒壁部20、特に横壁部16の熱膨張による底壁部22側(下側)と開口部25側(上側)への伸長が、ケース本体12の金属板14の下端部と上端部とにそれぞれ設けられた伸縮部78,38における第一の延出部30と第二の延出部32とにて、各々有利に規制され得るようになっている。また、筒壁部20が、より大きく伸長せしめられた際や、かかる伸長状態からの収縮に際しては、両方の伸縮部78,38が、それぞれ、筒壁部20の伸縮に追従して伸縮せしめられ得る。
従って、本実施形態にあっても、前記第一の実施形態と同様に、温度変化に伴うケース本体12の筒壁部20の伸縮に起因して、金属板14がケース本体12から剥離するようなことが、極めて確実に且つ有利に防止され得、以て、優れた電池性能が安定的に維持され得る、信頼性の高い電池を、より確実に得ることが出来るのである。
また、かかる本実施形態においては、特に、筒壁部20が過大に伸長され、又は収縮せしめられた際に、それに追従して、金属板14の上端部と下端部の両方に設けられた2個の伸縮部38,78が、それぞれ伸縮せしめられるようになり、それによって、ケース本体12と金属板14との間の線膨張係数の差異が、更に効果的に吸収せしめられ、以て、上記の如き効果が、より高いレベルで発揮され得ることとなる。
一方、図8に示された電池ケース10にあっては、ケース本体12の筒壁部20における2個の横壁部16a,16bのそれぞれの外側面に一体的に固着される金属板14が、1枚の板材にて構成されている。
すなわち、本実施形態においては、金属板14が、縦断面コ字形状を呈し、例えば、1枚の矩形の板材を、その幅方向の二個所において、同一方向に直角に屈曲せしめてなる如き形態を有している。換言すれば、金属板14が、互いに対向位置する2個の側部90a,90bと、それら2個の側部90a,90bの下端部同士の間に、それらを連結するように延びる底部92とを一体的に有して、構成されている。更に、かかる金属板14においては、各側部90の上端部に、伸縮部38がそれぞれ設けられており、また、底部92が、ケース本体12の底壁部22の外側底面の全面を覆い得る大きさを有している。
そして、このような金属板14が、2個の側部90a,90bのそれぞれにおける伸縮部38の全体を、ケース本体12における2個の横壁部16a,16bのそれぞれの上端部に埋入せしめた状態で、それら2個の側部90a,90bにおいて、2個の横壁部16a,16bの外側面に対して各々一体的に固着せしめられていると共に、底部92において、ケース本体12の底壁部22の外側底面に対して一体的に固着せしめられている。
かくして、本実施形態では、金属板14における各側部90の伸縮部38に設けられた3個の上端内側延出部44にて、第二の規制部32が、構成されている。また、各側部90と底部92との連結部分となる金属板14の2個の下側角部のそれぞれが、金属板14を内側に曲げる下端内側曲部34,34とされていると共に、底部92が、それら各下端内側曲部34から、ケース本体12の筒壁部20の高さ方向に対して交差する方向に延びる第一の規制部30として構成されている。
これによって、本実施形態においても、第一の規制部30と第二の規制部32の協働作用により、ケース本体12の筒壁部20の熱膨張による高さ方向への伸長が有利に阻止され得る。また、金属板14の各側部90に設けられた伸縮部38が、筒壁部20の伸縮に追従して伸縮せしめられることで、ケース本体12と金属板14との間の線膨張係数の差異を吸収する作用が、有効に発揮され得る。
従って、かくの如き本実施形態の電池ケース10にあっても、前記第一の実施形態と同様な効果が、有効に享受され得ることとなる。
そして、特に、本実施形態では、ケース本体12の底壁部22における外側底面の全面が、金属板14の底部92にて覆われているところから、かかる底部92にて構成される第一の規制部30の長さが、より十分に確保され得て、ケース本体12の筒壁部20の熱膨張による底壁部22側への伸長が、更に効果的に且つ確実に阻止され得る。また、金属板14の外部への露出面積が効果的に増大せしめられ、それによって、かかる金属板14の外部への露出面積に大きく左右される電池ケース10の伝熱性能が効率的に高められ得るといった利点も得られる。
また、図9に示された電池ケース10にあっては、金属板14の下端部を除く部位の全体が、伸縮部94とされている。つまり、金属板14の高さ方向の中間部と上端部との全域に亘って、内側曲部96の多数と外側曲部98の多数とが、それぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられている。そして、それら多数の内側曲部96と外側曲部98との間の部分が、それぞれ内側延出部100や外側延出部102とされており、また、それらのうちの多数の内側延出部100にて、第二の規制部32が、構成されている。なお、この金属板14の下端部には、前記第一の実施形態と同様に、下端内側曲部34と、第一の規制部30を構成する下端内側延出部36とが設けられている。
かくして、本実施形態の電池ケース10にあっても、第一の規制部30と第二の規制部32とによるケース本体12の筒壁部20の伸長防止作用と、伸縮部94によるケース本体12と金属板14との間における線膨張係数の差異の吸収作用とが、何れも、効果的に発揮され得る。しかも、本実施形態では、特に、金属板14の下端部を除く部位の全体が伸縮部94とされていることによって、内側延出部100からなる第二の規制部30の個数が有利に増大せしめられていると共に、伸縮部94の全長が効果的に長くされている。それ故に、ケース本体12の筒壁部20の伸長防止作用とケース本体12と金属板14との間における線膨張係数の差異の吸収作用とが、より高いレベルで、更に一層十分に発揮され得る。
従って、このような本実施形態においては、温度変化に伴うケース本体12の筒壁部20の伸縮に起因して、金属板14がケース本体12から剥離するようなことが、より一層効果的に防止され得、その結果として、優れた電池性能が安定的に維持され得る、信頼性の高い電池を、更に確実に得ることが出来るのである。
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約を受けるものではない。
例えば、前記実施形態では、伸縮部38,78,94が、ケース本体12の筒壁部20の厚さ方向の一方向において凹凸となる、三角形形状の山形の凹部と凸部とが連続した波形形態を有して、構成されていたが、かかる伸縮部38,78,94は、少なくとも2個の内側曲部40,80,96と少なくとも1個の外側曲部42,82,98とが、ケース本体12の筒壁部20の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられてなる形態を有するものであれば、その全体形状が、何等例示のものに限定されるものではない。
従って、例えば、伸縮部38,78,94が、ケース本体12の筒壁部20の厚さ方向の一方向において凹凸となる凹部と凸部とを連続的に有してなり、且つそれら凹部と凸部とが、三角形以外の多角形形状のうちの何れか1種類の形状とされたものや、三角形を含む多角形形状のうちから選択された複数種類の形状のものが組み合わされたもの等が、適宜に採用され得る。
さらに、前記実施形態では、伸縮部38,78,94の全体が、ケース本体12の筒壁部20に埋入せしめられていたが、必ずしもそうである必要はなく、少なくとも、伸縮部38,78,94が、その内面において、筒壁部20に固着されておれば良い。
更にまた、伸縮部38,78,94を構成する内側曲部40,80,96や外側曲部42,82,98の個数も、例示のものに決して限定されるものではなく、前者が2個以上で且つ後者1個以上とされておれば良い。
また、前記実施形態では、金属板14が、ケース本体12の筒壁部20における2個の横壁部16a,16bのみに対して一体的に固着されていたが、金属板14を、筒壁部20における2個の縦壁部18a,18bに対しても一体的に固着せしめるように為すことも、勿論可能である。
さらに、ケース本体12の全体形状は、例示される矩形筒形状の他、矩形筒形状以外の角筒形状や円筒形状とされていていも、何等差し支えない。
また、本発明に従う電池ケースは、二次電池の電池ケースと一次電池の電池ケースの何れに対しても有利に適用可能であることは、勿論である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
本発明に従う電池ケースの一実施形態を示す正面説明図である。 図1に示された電池ケースの平面説明図である。 図2におけるIII−III断面拡大説明図である。 図3における部分拡大説明図である。 図1に示された電池ケースを製造する工程の一例を示す説明図であって、成形キャビティ内に金属板をセットした状態を示している。 図5に引き続いて行われる電池ケースの製造工程の例を示す説明図であって、金属板がセットされた成形キャビティ内に溶融樹脂材料を射出、充填せしめた状態を示している。 本発明に従う電池ケースの別の実施形態を示す、図3に対応する図である。 本発明に従う電池ケースの更に別の実施形態を示す、図3に対応する図である。 本発明に従う電池ケースの他の実施形態を示す、図3に対応する図である。
符号の説明
10 電池ケース 12 ケース本体
14 金属板 20 筒壁部
22 底壁部 25 開口部
30 第一の規制部 32 第二の規制部
34,40,80,96 内側曲部 42,82,98 外側曲部
36,44,84,100 内側延出部 46,86,102 外側延出部
38,78,94 伸縮部

Claims (11)

  1. 片側有底の筒形状を有して、発電要素を収容する収容部が内部に設けられた合成樹脂製のケース本体の少なくとも筒壁部の外面に対して、金属板をインサート成形により一体的に固着せしめて構成した電池ケースにおいて、
    前記ケース本体の底壁部側に位置する前記金属板部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する内側曲部を設けて、該内側曲部から該ケース本体の筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、該筒壁部の熱膨張による該底壁部側への伸長を規制する第一の規制部を形成する一方、該ケース本体の開口部側に位置する該金属板部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも2個の内側曲部と、該ケース本体の外側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも1個の外側曲部とを、該筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けて、該少なくとも2個の内側曲部のそれぞれから該筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、該筒壁部の熱膨張による該開口部側への伸長を規制する第二の規制部を形成したことを特徴とする電池ケース。
  2. 前記金属板が、弾性変形可能に構成されて、前記ケース本体の開口部側に位置する金属板部分において、前記少なくとも2個の内側曲部と前記少なくとも1個の外側曲部とが該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられた部位が、該筒壁部の高さ方向に伸縮可能な伸縮部とされている請求項1に記載の電池ケース。
  3. 前記ケース本体の開口部側に位置する金属板部分のうち、該ケース本体の開口部側の先端面を含む端部部位が、該ケース本体の開口部側の前記筒壁部の端部に埋入せしめられている請求項1又は請求項2に記載の電池ケース。
  4. 前記ケース本体の開口部側に位置する金属板部分の全体が、該ケース本体の開口部側の前記筒壁部の端部に埋入せしめられている請求項1又は請求項2に記載の電池ケース。
  5. 前記金属板の少なくとも2枚が、前記ケース本体の前記収容部を間に挟んで両側に対向位置せしめられた状態で、該ケース本体の前記筒壁部の外面に固着されていると共に、それら少なくとも2枚の金属板のそれぞれにおける該ケース本体の前記底壁部側に位置する部分に、前記第一の規制部を形成する前記延出部分が、該底壁部に達する延出長さを有している請求項1乃至請求項4のうちの何れか1項に記載の電池ケース。
  6. 前記第一の規制部を形成する前記延出部分の先端面を含む端部部位が、前記ケース本体の底壁部に埋入せしめられている請求項5に記載の電池ケース。
  7. 前記金属板の少なくとも2枚が、前記ケース本体の前記収容部を間に挟んで両側に対向位置せしめられた状態で、該ケース本体の前記筒壁部の外面に固着されていると共に、それら少なくとも2枚の金属板のそれぞれにおける前記ケース本体の底壁部側に位置する部分に、前記内側曲部の少なくとも2個と、該ケース本体の外側に屈曲乃至は湾曲する少なくとも1個の外側曲部とが、該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられて、該少なくとも2個の内側曲部のそれぞれから該筒壁部の高さ方向に交差する方向に延出する延出部分により、前記第一の規制部が構成されている請求項1乃至請求項4のうちの何れか1項に記載の電池ケース。
  8. 前記金属板が、弾性変形可能に構成されて、前記ケース本体の底壁部側に位置する金属板部分において、前記少なくとも2個の内側曲部と前記少なくとも1個の外側曲部とが該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられた部位が、該筒壁部の高さ方向に伸縮可能な伸縮部とされている請求項7に記載の電池ケース。
  9. 前記金属板が、前記ケース本体の収容部を間に挟んで両側に対向位置せしめられた状態で、該ケース本体の前記筒壁部の外面に固着される側部と、該ケース本体の前記底壁部の外面に固着される底部とを一体的に有してなると共に、該底部にて、前記第一の規制部が構成されている請求項1乃至請求項4のうちの何れか1項に記載の電池ケース。
  10. 前記金属板のうち、前記第一の規制部が設けられた前記ケース本体の前記底壁部側に位置する部分と、前記第二の規制部が設けられた該ケース本体の前記開口部側に位置する部分との間の部分に、該ケース本体の内側に屈曲乃至は湾曲する内側曲部と、該ケース本体の外側に屈曲乃至は湾曲する外側曲部とが、該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように、更に設けられている請求項1乃至請求項9のうちの何れか1項に記載の電池ケース。
  11. 前記金属板が、弾性変形可能に構成されて、該金属板のうち、前記ケース本体の前記底壁部側に位置する部分と該ケース本体の前記開口部側に位置する部分との間の部分において、前記内側曲部と前記外側曲部とが該ケース本体の前記筒壁部の高さ方向においてそれぞれ1個ずつ交互に位置するように設けられた部位が、該筒壁部の高さ方向に伸縮可能な伸縮部とされている請求項10に記載の電池ケース。
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